JP3064814B2 - テープカセット - Google Patents

テープカセット

Info

Publication number
JP3064814B2
JP3064814B2 JP6176472A JP17647294A JP3064814B2 JP 3064814 B2 JP3064814 B2 JP 3064814B2 JP 6176472 A JP6176472 A JP 6176472A JP 17647294 A JP17647294 A JP 17647294A JP 3064814 B2 JP3064814 B2 JP 3064814B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
cassette
feed roller
lid
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6176472A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0839907A (ja
Inventor
貴光 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP6176472A priority Critical patent/JP3064814B2/ja
Priority to EP19950111620 priority patent/EP0694415B1/en
Priority to DE1995601064 priority patent/DE69501064T2/de
Publication of JPH0839907A publication Critical patent/JPH0839907A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3064814B2 publication Critical patent/JP3064814B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J32/00Ink-ribbon cartridges

Landscapes

  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テープを交換可能なテ
ープカセットに関し、更に詳細には、テープ装着時やテ
ープ交換時などにテープカセット内に配備されている構
成部品の脱落を防止可能なテープカセットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ラベル印字装置等に使用されるテ
ープカセットは、ラベルを作成するためのテープと、こ
のテープを搬送するためのローラ等の各種構成部品と、
このテープや各種構成部品を内蔵するカセットケースと
から構成されている。この従来のテープカセットはカセ
ットケースを開閉可能には構成されていないので、カセ
ットケースに内蔵されているテープが終了すると、古い
テープカセットはラベル印字装置から取り外されて廃棄
される。そして未使用のテープを内蔵している別のテー
プカセットがラベル印字装置に装着される。しかし従来
のテープカセットでは、上述したように、内蔵されてい
るテープが終了すると、カセットケースごと廃棄される
ので、経済的にも、環境衛生的にも悪影響を及ぼすとい
う問題点があった。そこで、本願の発明者等は、カセッ
トケースに内蔵されているテープのみを交換可能なテー
プカセットを案出したのである。このテープカセット
は、ラベルを作成するためのテープと、このテープを搬
送するためのローラ等の構成部品と、このテープや構成
部品を内蔵するとともに、蓋を開閉可能なカセットケー
スとから構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の構成部品のうち、例えばローラはただカセットケース
内の所定位置に回転可能に配置されているのみであるの
で、蓋を開いて使いきったテープを新たなテープに交換
する時などにローラはカセットケースから脱落して紛失
する虞があるという問題点があった。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、テープの交換時などに、カセッ
トケースの蓋を開いた状態にしても、ローラ等の構成部
品がカセットケースから脱落して紛失することのないテ
ープカセットを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
請求項1のテープカセットは、蓋を開閉可能なカセッ
トケースと、このカセットケース内に着脱可能に配置さ
れるテープと、カセットケース内に配備され、前記テー
プを送る略円柱形上のテープ送りローラとを有し、この
テープ送りローラは、その直径よりも大きな直径を有す
る円形のフランジ部を備えるとともに、そのフランジ部
に係合することにより、前記テープ送りローラを着脱可
且つ回転可能に保持する爪部を備えている。
【0006】また、請求項2のテープカセットは、蓋を
開閉可能なカセットケースと、このカセットケース内に
配置されるテープと、前記カセットケース内に配備さ
れ、前記テープを送る略円柱形上のテープ送りローラ
と、そのテープ送りローラの肩部に係合することによ
り、そのテープ送りローラを前記蓋若しくは前記カセッ
トケースの何れか一方に着脱可能且つ回転可能に保持す
る爪部を備えている。
【0007】また、請求項3のテープカセットは、蓋を
開閉可能なカセットケースと、このカセットケース内に
配置されるテープと、前記カセットケース内に配備さ
れ、前記テープを送る略円柱形上のテープ送りローラと
を有し、前記テープ送りローラには溝部を備えるととも
に、その溝部に係合することにより、前記テープ送りロ
ーラを前記蓋若しくは前記カセットケースの何れか一方
に着脱可能且つ回転可能に保持する爪部を備えている。
【0008】また、請求項4のテープカセットは、蓋を
開閉可能なカセットケースと、このカセットケース内に
配置されるテープと、前記カセットケース内に配備さ
れ、前記テープを送る略円柱形上のテープ送りローラ
と、そのテープ送りローラを前記蓋若しくは前記カセッ
トケースの何れか一方に着脱可能に保持する保持手段を
備え、その保持手段はローラに形成されている係合爪部
材であり、この係合爪部材は蓋又はカセットケースの何
れか一方に設けられた開口部に係合する。
【0009】
【作用】上記の構成を有する本発明のテープカセットに
よれば、カセットケースの蓋を開いた状態であっても、
カセットケース内に配備されているテープ送りローラは
着脱可能で且つ回転可能に保持されるので、脱落して紛
失する虞はない。
【0010】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0011】まず、本実施例のテープカセットの構成を
図1乃至図3を参照して説明する。ここにおいて、図1
は内蔵のテープだけを交換して何度も使用できるテープ
カセットの斜視図である。また、図2はカセット蓋を一
部破断したテープカセットの平面図である。図3は、テ
ープ送りローラ近傍を拡大した正面図である。
【0012】本実施例のテープカセット1は、大別し
て、交換用テープユニット10と、カセットケース11
と、カセット蓋12と、テープ送りローラ21とから構
成されている。
【0013】交換用テープユニット10は、カセットケ
ース11内に着脱可能であり、テープスプール2と、テ
ープスプール2の周囲に巻回された感熱紙からなる印字
テープ3と、印字テープ3の上端面及び下端面に貼付さ
れたフィルムシート4(図1中には上側のフィルムシー
ト4のみを示す)とから構成される。
【0014】カセットケース11は、上側が開放された
矩形状のケースからなり、このカセットケース11の後
壁11Aの両側位置には一対の係止孔13が穿設されて
いる。この各係止孔13には、後述するカセット蓋12
の各係止突起30が係止される。
【0015】また、カセットケース11における前壁1
1Bの右側位置には、一対の突起部14が形成されてお
り、これらの各突起部14はその間にて係止溝15を形
成する。この係止溝15には、後述するカセット蓋12
に設けられた弾性係止部材34が係止される。
【0016】更に、前壁11Bの左側に連続してテープ
案内片16がカセットケース11に一体に設けられてお
り、テープ案内片16の後方にはサーマルヘッド案内部
材17が設けられている。サーマルヘッド案内部材17
は平面視「コ」字状に形成されている。テープカセット
1が図示しないラベル印字装置に装着されたときには、
ラベル印字装置の図示しないカセット収納部に配置され
ているサーマルヘッドは、サーマルヘッド案内部材17
の「コ」字状の凹部18に配設されるよう構成されてい
る。また、凹部18の後壁には係止長孔19が貫通形成
され、かかる係止長孔19には後述するカセット蓋12
に形成された係止片35がその後壁の後方側から係止さ
れる。
【0017】更に、サーマルヘッド案内部材17とカセ
ットケース11の左側壁との間には、テープ送りローラ
21が回転可能に配置されている。このテープ送りロー
ラ21はその中心にローラ駆動軸20を有している。そ
してテープカセット1がラベル印字装置に装着されたと
きには、ラベル印字装置のカセット収納部の底壁から立
設されている図示しないテープ送りモータの駆動軸がロ
ーラ駆動軸20に係合する。従って、ローラ駆動軸20
は図示しないテープ送りモータにより回転駆動される構
成となっている。尚、かかるラベル印字装置におけるカ
セット収納部の構成については公知であるので、ここで
はその詳細な説明を省略する。
【0018】また、このテープ送りローラ21は、図2
及び図3に示すように、略円柱形状を有しており、その
最下部にはテープ送りローラ21の直径よりも大きな直
径を有する円形のフランジ部21Aを備えている。一
方、カセットケース11の、テープ送りローラ21が配
置される部位には、保持手段たる2つの爪部5,6が固
定配置されている。2つの爪部のうち1つの爪部5は、
図3においてテープ送りローラ21の右に配置されてお
り、もう一方の爪部6は、図3においてテープ送りロー
ラ21の向こう側に配置されている。
【0019】更にテープ送りローラ21と対向する爪部
5,6の対向面5A,6Aは、図2に示すように、テー
プ送りローラ21の周面の曲率と略同一の曲率を有する
曲面となっている。この2つの爪部5,6はカセットケ
ース11の底面に合成樹脂により一体成形されており、
テープ送りローラ21をカセットケース11に装着した
際、テープ送りローラ21のフランジ部21Aがこの2
つの爪部5,6に係合する。また更に爪部5,6の対向
面5A,6Aはテープ送りローラ21の周面と対向す
る。その結果、テープ送りローラ21はカセットケース
11に対して回転可能に、且つ着脱可能に保持されるこ
とになる。
【0020】また、カセットケース11において、その
左後方位置には前記のように構成された交換用テープユ
ニット10を収納するためのテープスプール収納部42
が設けられており、交換用テープユニット10は、かか
るテープスプール収納部42内に回転可能に収納され
る。このようにテープスプール収納部42に収納された
交換用テープユニット10のテープスプール2に巻回さ
れた印字テープ3をサーマルヘッド案内部材17まで案
内すべく、カセットケース11の底壁からは4個のテー
プガイド22,23,24,25が設けられている。こ
れにより、交換用テープユニット10のテープスプール
2から引き出された印字テープ3は、各テープガイド2
2,23,24,25を介して凹部18に配設されるサ
ーマルヘッドまで滑らかに搬送されるのである。
【0021】尚、テープガイド23の近傍位置におい
て、ラベル印字装置におけるカセット収納部の底壁から
立設された駆動軸26は、他のタイプのテープカセット
に収納されているサーマルインクリボンの巻取り軸とし
て使用されるものである。しかし、駆動軸26は本実施
例に係るテープカセット1においては感熱紙である印字
テープ3の送り動作には関与せず、駆動軸26の回動に
伴って発生する駆動音を低減させるべく音消しスプール
27が嵌合されている。また、カセットケース11にお
いて、テープ送りローラ21の近傍にはテープ排出部2
8が設けられており、このテープ排出部28は、カセッ
トケース11の左側壁前端部とカセットケース11の左
側壁から延設された案内片29との間に形成される間隙
より構成される。これにより、テープスプール2から引
き出された印字テープ3は、各テープガイド22,2
3,24,25によりサーマルヘッドまで案内され、サ
ーマルヘッドを介して印字テープ3上に文字等が発色印
字される。そしてその後印字された印字テープ3はテー
プ排出部28からテープカセット1の外方に排出される
のである。
【0022】次に、カセットケース11に着脱可能なカ
セット蓋12について説明する。カセット蓋12は、カ
セットケース11の開放面を上側から被覆するものであ
り、その後端部にはカセットケース11に穿設された各
係止孔13内に挿嵌される一対の係止突起30が形成さ
れている。また、カセット蓋12の前部における右側位
置には凹所31が形成され、かかる凹所31には、カセ
ット蓋12の底面から下方に延設された屈曲部32と屈
曲部32から水平方向に連設された摘み部33とからな
る弾性係止部材34が設けられている。この弾性係止部
材34は、各突起部14間に形成されている係止溝15
に弾性的に係止される。更に、カセット蓋12の前部に
おける左側位置にはカセット蓋12底面から係止片35
が垂設され、この係止片35はサーマルヘッド案内部材
17の後壁に形成された係止長孔19内に弾性的に係止
される。
【0023】尚、カセット蓋12の前端左位置に垂設さ
れたテープ案内片36は、カセット蓋12をカセットケ
ース11に取り付けた際に、カセットケース11のテー
プ案内片16と協働して印字テープ3の送り案内を行な
うものである。また、カセット蓋12の左隅に垂設され
た案内片37は、同様にカセット蓋12をカセットケー
ス11に取り付けた際に、カセットケース11に形成さ
れた案内片29と協働してテープ排出部28を構成する
ものである。
【0024】次に、図1乃至図3を参照して、このテー
プカセット1内の印字テープ3を使い切った際に、交換
用テープユニット10を交換する方法を説明する。
【0025】まず使用者は、図示しないラベル印字装置
のカセット収納部からテープカセット1を取り外す。そ
してテープカセット1からカセット蓋12を取り外すた
めに、使用者はカセット蓋12の弾性係止部材34にお
ける摘み部33を指にて摘み、上方に引き上げる。かか
る引き上げ動作により、屈曲部32と係止溝15との嵌
合及び係止片35と係止長孔19との嵌合が解除され、
カセット蓋12はカセットケース11に対して各係止孔
13の回りに回動可能な状態になる。
【0026】この後、使用者が摘み部33を更に上方に
引き上げると、カセット蓋12は各係止孔13の回りに
上方に回動される。更に使用者は適当な位置で各係止突
起30を各係止孔13から離脱させれば、カセット蓋1
2はカセットケース11から取り外される。
【0027】そして使用者は次に使い切られた交換用テ
ープユニット10全体をカセットケース11のテープス
プール収納部42から取り外す。更に使用者は、新しい
交換用テープユニット10をテープスプール収納部42
に収納するとともに、印字テープ3の先端を指で挟み、
印字テープ3を各テープガイド22,23,24,2
5、テープ案内片16及びテープ送りローラ21を介し
てテープ排出部28からカセットケース11の外方にわ
ずかに突出させておく。このとき、テープ送りローラ2
1は、上述したように、カセットケース11の底面に一
体成形されている2つの爪部5,6により、カセットケ
ース11に対して回転可能に、且つ着脱可能に保持され
ているので、カセット蓋12がカセットケース11から
取り外されている状態であっても、テープ送りローラ2
1は脱落することなく、従って紛失する虞がない。
【0028】次に使用者は、カセット蓋12の各係止突
起30をカセットケース11の各係止孔13内に挿嵌す
る。この後、使用者はカセット蓋12を各係止孔13の
回りに下方へ回動し、弾性係止部材34の屈曲部32を
係止溝15に弾性的に嵌合するとともに、係止片35を
係止長孔19内に弾性的に係止する。これにより、カセ
ット蓋12はカセットケース11に対してクリック感を
伴って嵌合され、テープカセット1が組み立てられる。
これにより印字テープ交換動作は終了するのである。
【0029】最後に、使用者は新しいテープユニットを
装着したテープカセット1を図示しないラベル印字装置
のカセット収納部に装着するのである。
【0030】次に、本発明の他の実施例を図4乃至図8
を参照して以下に説明する。
【0031】図4は、第2の実施例のテープカセット5
0の部分拡大図である。この場合、テープ送りローラ5
3は第1の実施例のようなフランジ部を備えていない。
カセットケース51と一体に設けられている爪部55,
56はカセット蓋52近傍まで延びている。そして爪部
55,56は、テープ送りローラ53の肩部53Aに係
合している。この構成でも、第1の実施例と同様な効果
が得られる。
【0032】図5は、第3の実施例のテープカセット6
0の部分拡大図である。この場合、テープ送りローラ6
3はその略中央に溝部63Aを備えており、またカセッ
トケース61と一体に設けられている爪部65,66は
テープ送りローラ63の溝部63Aまで延びている。そ
して爪部65,66は、テープ送りローラ63の溝部6
3Aに係合するように構成されている。この場合、溝部
63Aがテープ送りローラ63の略中央でなく、カセッ
ト蓋62近傍の上方部や、下方部に設けられていても差
し支えない。この構成でも、第1の実施例と同様な効果
が得られる。
【0033】6は、第4の実施例のテープカセット7
0の部分拡大図である。この場合、テープ送りローラ7
3、カセットケース71及びカセット蓋72の構成は第
1の実施例のテープカセット1とよく似ている。しか
し、フランジ部73Aの外周面73Bには雄ネジが切っ
てあり、爪部75,76の内周面75A,76Aには雌
ネジが切ってある。更にフランジ部73Aの外周面73
Bの直径と、爪部75,76の内周面75A,76Aの
直径とは略同一に構成されている。そしてテープ送りロ
ーラ73を爪部75,76に係合させるには、テープ送
りローラ73のフランジ部73Aの外周面73Bの雄ネ
ジ部を爪部75,76の内周面75A,76Aの雌ネジ
部に係合させ、テープ送りローラ73を回転させる。す
ると、そのうちに雄ネジ部と雌ネジ部との係合がはず
れ、第1の実施例の如くテープ送りローラ73は爪部7
5,76に回転可能に保持されることになる。この場
合、爪部75,76は互いに対向するように配置されて
いる。
【0034】図7は、第5の実施例のテープカセット8
0の部分拡大図である。この場合、テープ送りローラ8
3はその下方部に2つのフランジ部83A,83Bを備
え、その2つのフランジ部83A,83Bにより溝部8
3Cが形成されている。またカセットケース81と一体
に形成されている爪部85,86は、テープ送りローラ
83の溝部83Cに係合している。この構成でも、第1
の実施例と同様な効果が得られる。この場合、溝部83
Cがテープ送りローラ83の下方部でなく、カセット蓋
82近傍の上方部や、略中央部に設けられていても差し
支えない。この場合、爪部85,86は互いに対向する
ように配置されている。
【0035】図8は、第6の実施例のテープカセット9
0の部分拡大図である。この場合、テープ送りローラ9
3はその上方部に係合爪部材95,96を備えている。
また、テープ送りローラ93が配置される部分に、カセ
ット蓋92は上開口部97を有し、カセットケース91
は下開口部98を有している。テープ送りローラ93を
カセット蓋92に係合させるには以下のようにする。
【0036】使用者はテープ送りローラを指で挟んで、
その係合爪部材95,96が上開口部97に係合するよ
うに係合爪部材95,96を上開口部97に強く挿入す
る。すると、係合爪部材95,96は撓んで上開口部9
7に挿入される。また、テープ送りローラ93はその下
方部にフランジ部93A及び最下部93Bを備えてい
る。そしてカセット蓋92をカセットケース91に装着
したときには、テープ送りローラ93の最下部93Bは
下開口部98に嵌装されるとともに、フランジ部93A
は下開口部98の周端にて係止される。
【0037】本実施例は上記他の実施例と異なり、テー
プ送りローラ93はカセット蓋92に回転可能に保持さ
れる。更にテープ送りローラ93がカセット蓋92に回
転可能に保持される構成として、上記他の実施例のよう
に、爪部とフランジ部、爪部と溝部等のように構成して
もよいことは言うまでもない。更に、係合爪部材95,
96をテープ送りローラの下部に設け、下開口部98に
係合させるように構成してもよい。
【0038】以上述べたことから明らかなように、テー
プ送りローラは、上述したように、カセットケース若し
くはカセット蓋の何れか一方に回転可能に、且つ着脱可
能に保持されるので、カセット蓋がカセットケースから
取り外されている状態であっても、テープ送りローラは
脱落することなく、従って紛失する虞がない。
【0039】尚、本発明は上述した実施例に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々
の改良、変形が可能であることは勿論である。
【0040】例えば、本実施例では印字テープが感熱紙
であるために、テープ排出部28近傍のテープ送りロー
ラについてのみ述べたが、複数種類のテープがテープカ
セット内に配置される場合には、他の位置に配置する送
りローラや他の構成部品が必要となることがあるので、
それらの構成部品についても同様に保持可能な構成にし
てもよい。
【0041】また、本実施例ではラベル印字装置に使用
されるテープカセットについて述べたが、テープを交換
可能な構成となっているテープカセットであれば本発明
を実施することができることは言うまでもない。
【0042】また、テープカセットでなくともテープを
交換可能な構成の装置であれば本発明を実施することが
できる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明のテープカセットは、蓋がカセット本体から取り外
されている状態であっても、構成部品が紛失する虞がな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】カセット蓋を取り外した状態のテープカセット
の斜視図である。
【図2】カセット蓋を一部破断したテープカセットの平
面図である。
【図3】第1の実施例のローラ部の拡大正面図である。
【図4】第2の実施例のローラ部の拡大正面図である。
【図5】第3の実施例のローラ部の拡大正面図である。
【図6】第4の実施例のローラ部の拡大正面図である。
【図7】第5の実施例のローラ部の拡大正面図である。
【図8】第6の実施例のローラ部の拡大正面図である。
【符号の説明】
1 テープカセット 3 印字テープ 5 爪部 6 爪部 10 交換用テープユニット 11 カセットケース 12 カセット蓋 21 テープ送りローラ 21A フランジ部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 3/36 B41J 15/04 B41J 32/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋を開閉可能なカセットケースと、該カ
    セットケース内に配置されるテープと、前記カセットケ
    ース内に配備され、前記テープを送る略円柱形上のテー
    プ送りローラとを有するテープカセットにおいて、前記テープ送りローラは、その直径よりも大きな直径を
    有する円形のフランジ部を備え、 そのフランジ部に係合することにより、前記テープ送り
    ローラ を前記蓋若しくは前記カセットケースの何れか一
    方に着脱可能且つ回転可能に保持する爪部を備えたこと
    を特徴とするテープカセット。
  2. 【請求項2】 蓋を開閉可能なカセットケースと、該カ
    セットケース内に配置されるテープと、前記カセットケ
    ース内に配備され、前記テープを送る略円柱形上のテー
    プ送りローラとを有するテープカセットにおいて、 前記テープ送りローラの肩部に係合することにより、そ
    のテープ送りローラを前記蓋若しくは前記カセットケー
    スの何れか一方に着脱可能且つ回転可能に保持する爪部
    を備えたことを特徴とするテープカセット。
  3. 【請求項3】 蓋を開閉可能なカセットケースと、該カ
    セットケース内に配置されるテープと、前記カセットケ
    ース内に配備され、前記テープを送る略円柱形上のテー
    プ送りローラとを有するテープカセットにおいて、 前記テープ送りローラには溝部を備え、 その溝部に係合することにより、前記テープ送りローラ
    を前記蓋若しくは前記カセットケースの何れか一方に着
    脱可能且つ回転可能に保持する爪部を備えたことを特徴
    とするテープカセット。
  4. 【請求項4】 蓋を開閉可能なカセットケースと、該カ
    セットケース内に配置されるテープと、前記カセットケ
    ース内に配備され、前記テープを送る略円柱形上のテー
    プ送りローラとを有するテープカセットにおいて、 前記テープ送りローラを前記蓋若しくは前記カセットケ
    ースの何れか一方に着脱可能に保持する保持手段を備
    え、 前記保持手段は前記ローラに形成されている係合爪部材
    であり、該係合爪部材は前記蓋又は前記カセットケース
    の何れか一方に設けられた開口部に係合することを特徴
    とするテープカセット。
JP6176472A 1994-07-28 1994-07-28 テープカセット Expired - Fee Related JP3064814B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6176472A JP3064814B2 (ja) 1994-07-28 1994-07-28 テープカセット
EP19950111620 EP0694415B1 (en) 1994-07-28 1995-07-24 Tape cassette
DE1995601064 DE69501064T2 (de) 1994-07-28 1995-07-24 Bandkassette

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6176472A JP3064814B2 (ja) 1994-07-28 1994-07-28 テープカセット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0839907A JPH0839907A (ja) 1996-02-13
JP3064814B2 true JP3064814B2 (ja) 2000-07-12

Family

ID=16014280

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6176472A Expired - Fee Related JP3064814B2 (ja) 1994-07-28 1994-07-28 テープカセット

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0694415B1 (ja)
JP (1) JP3064814B2 (ja)
DE (1) DE69501064T2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5625632B2 (ja) * 2010-08-31 2014-11-19 ブラザー工業株式会社 リボンカセット
JP5724591B2 (ja) * 2011-04-28 2015-05-27 ブラザー工業株式会社 テープカセット
JP7056211B2 (ja) * 2018-02-19 2022-04-19 カシオ計算機株式会社 媒体アダプタ

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE399668B (sv) * 1974-03-07 1978-02-27 Qume Corp Kassett for tillforsel av fergband till en skriv- eller tryckstation hos en skrivanordning
EP0036308B1 (en) * 1980-03-13 1984-07-18 Nec Corporation A cartridge for an inked ribbon for an impact printer
JPS59162079A (ja) * 1983-03-04 1984-09-12 Seiko Epson Corp インクリボンカセツト
US4927278A (en) * 1987-12-29 1990-05-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette and tape printer for use therewith
US5350243A (en) * 1992-01-08 1994-09-27 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
JP3335433B2 (ja) * 1993-07-07 2002-10-15 ブラザー工業株式会社 テープカセット

Also Published As

Publication number Publication date
DE69501064D1 (de) 1998-01-02
DE69501064T2 (de) 1998-04-09
EP0694415B1 (en) 1997-11-19
EP0694415A1 (en) 1996-01-31
JPH0839907A (ja) 1996-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0734878B1 (en) A composite cassette including a tape cassette and a ribbon cassette
JP3814976B2 (ja) テープカセット
US6224276B1 (en) Ink ribbon cartridge including ink ribbon damaging means and rotation direction restricting means
JPH06286280A (ja) インクリボン交換用アタッチメントおよびインクリボンカセット
JP3064814B2 (ja) テープカセット
JP3426983B2 (ja) テープカセット
JPH07108730A (ja) リボン・カセット
JP2885004B2 (ja) 交換用テープユニット
JP2010274659A (ja) ポータブルプリンタにおけるバッテリ交換装置
JP3846164B2 (ja) テープカートリッジ
JPH09216444A (ja) テープカートリッジ
JPH058483A (ja) ロール状記録シート用収納ケースおよびパツク
JP2002127682A (ja) 修正テープや粘着テープ等の転写具
JP3334516B2 (ja) インクフィルムカセットおよびインクフィルムカセットに用いられるリール
JPH077172Y2 (ja) 印刷装置
JP3596044B2 (ja) 被印字媒体の切断装置
JPH05193239A (ja) プリンタ用リボンカセット
JP2556416Y2 (ja) テープ印字装置
KR200378146Y1 (ko) 프린터 카트리지용 리본 안내구
KR200370780Y1 (ko) 리본 카트리지
JP2591997Y2 (ja) プリンタ
JP2557763Y2 (ja) テープカセット
JPH06115234A (ja) テープカートリッジ
JPH10285U (ja) 印刷装置
JP4023847B2 (ja) テープカセット

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080512

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090512

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090512

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100512

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110512

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120512

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120512

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130512

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130512

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140512

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees