JP4456213B2 - クローラトラクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、走行用油圧式無段変速機の出力を差動装置へ入力して左右のクローラ式走行装置を走行駆動するとともに、旋回用油圧式無段変速機の出力を差動装置に入力することにより左右のクローラ式走行装置の駆動回転数を異ならせて操向を行うクローラトラクタおける操向制御の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、左右のクローラ式走行装置を備えたクローラトラクタにおいては、エンジンの出力を走行用油圧式無段変速機により変速し、該走行用油圧式無段変速機の出力を差動装置に入力して、左右のクローラ式走行装置を走行駆動するとともに、該旋回用油圧式無段変速機からの出力回転を差動装置に入力して、左右のクローラ式走行装置の駆動回転数を異ならせて操向を行う技術が考案されている。このようなクローラトラクタにあっては、走行用油圧式無段変速機は主変速レバーの操作に連動して駆動され、旋回用油圧式無段変速機はステアリング操作に連動して駆動されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述の如く駆動される、走行用油圧式無段変速機及び旋回用油圧式無段変速機は、それぞれ個別的に制御されていたので、例えば、片方のクローラ式走行装置を停止した状態で旋回する所謂ブレーキターンを行う場合、走行速度が異なるとブレーキターンが開始されるステアリング操作角度も変化するため、旋回時のステアリング操作が煩雑であった。また、同じステアリング操作角度に対する旋回半径の大きさが、走行速度によって大きく異なるため、旋回操作のフィーリングや旋回精度が悪かった。また、走行用油圧式無段変速機を操作する主変速レバーと、旋回用油圧式無段変速機を操作するステアリングハンドルとを連動させる構成が、例えば、特開平10−4719号公報に示す如く知られているが、この構成においては、主変速レバーとステアリングハンドルとが機械的に連結されているので、構造が複雑となり多くのスペースを要することとなっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するための手段を説明する。
【0005】
請求項1においては、エンジン(3)の後方に、走行用油圧式無段変速機(110)を配設し、該エンジン(3)の前方に、旋回用油圧式無段変速機(120)を配設し、該エンジン(3)からの駆動出力は、該走行用油圧式無段変速機(110)にて主変速された後に、該走行用油圧式無段変速機(110)の後方に配置されるミッションケース(5)内で副変速され、連結軸(72)を介して、機体前部に配置される差動装置(131)へ入力され、該差動装置(131)へ入力された駆動力は、減速された後に最終減速装置(133)に伝達され、該最終減速装置(133)内でさらに減速されて左右のクローラ式走行装置(1)の駆動スプロケット(11)を駆動するように構成し、該エンジン(3)の前方の旋回用油圧式無段変速機(120)には、ギアケース(80)を介してエンジン(3)からの出力を入力し、該旋回用油圧式無段変速機(120)の出力を差動装置(131)へ入力し、該差動装置(131)により左右のクローラ式走行装置(1)の駆動回転数を異ならせて操向を行うクローラトラクタにおいて、前記走行用油圧式無段変速機(110)及び旋回用油圧式無段変速機(120)にそれぞれ比例電磁弁(61・62)を付設し、ステアリングハンドル(7)の操作角度、及び主変速レバー(77)の操作角度の大きさに連動させて該比例電磁弁(61・62)を制御することにより、該走行用油圧式無段変速機(110)と旋回用油圧式無段変速機(120)との出力回転数を制御するものである。
【0006】
請求項2においては、請求項1記載のクローラトラクタにおいて、前記走行用油圧式無段変速機(110)及び旋回用油圧式無段変速機(120)は、ステアリングハンドル(7)の操作角度が大きくなるにつれて、走行速度が減少するように制御され、ステアリングハンドル(7)の操作角度が小さいときには走行速度の減少度合いが小さく、ステアリングハンドル(7)の操作角度が大きくなるに従って走行速度の減少度合いが大きくなるように制御するものである。
【0007】
請求項3においては、請求項1記載のクローラトラクタにおいて、前記旋回用油圧式無段変速機(120)の出力回転数を、主変速レバー(77)が高速側へ操作されているときよりも、低速側へ操作されているときの方が大きくなるように制御するものである。
【0008】
請求項4においては、請求項1記載のクローラトラクタにおいて、前記走行用油圧式無段変速機(110)及び旋回用油圧式無段変速機(120)を、ブレーキターン又はスピンターンが開始されるステアリングハンドル(7)の操作角度が、該主変速レバー(77)の操作角度にかかわらず一定となるように制御したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の解決すべき課題及び手段は以上の如くであり、次に添付の図面に示した本発明の一実施例を説明する。図1は本発明の一実施例であるクローラトラクタを示す側面図、図2はクローラトラクタの動力伝達系を示すスケルトン図、図3は比例電磁弁が付設された走行用HST及び旋回用HSTを示す油圧回路図、図4は走行用HST及び旋回用HSTを制御するためのHSTコントローラ等の構成を示す図、図5は主変速レバーの操作角度が高速側へ最大となるとともに、副変速切換スイッチが低速側へ切り換えられた状態でのステアリングハンドルの操作角度と機体各部の速度との関係を示す図、図6は図5における機体中心実速度線を構成する機体中心基準速度線と機体中心付加速度線とを示す図、図7は主変速レバーの操作角度が最高速側から半分の位置であるとともに、副変速切換スイッチが低速側へ切り換えられた状態でのステアリングハンドルの操作角度と機体各部の速度との関係を示す図、図8は主変速レバーの操作角度が高速側へ最大となるとともに、副変速切換スイッチが高速側へ切り換えられた状態でのステアリングハンドルの操作角度と機体各部の速度との関係を示す図、図9は主変速レバー操作位置と旋回用HSTの駆動係数との関係を示す図、図10は走行用比例電磁弁及び操向用比例電磁弁の制御フローを示す図、図11はステアリング操作角度の増減に伴い走行速度を変化させる場合の制御フローを示す図、図12は図11での制御に用いられるステアリング操作角度値及びステアリング操作角度補正値を示す図、図13は走行速度に応じた旋回を行うための制御フローを示す図、図14は図13での制御に用いられる主変速レバー角度値及び主変速レバー角度補正値を示す図、図15は旋回内側及び旋回外側のクローラ式走行装置の走行速度を求める制御フローを示す図、図16は図15での制御に用いられるステアリング操作角度値及びステアリング操作角度補正値を示す図である。
【0010】
まず、本発明に係るクローラ式走行装置の一実施例であるクローラトラクタの概略構成について説明する。図1に示すように、左右一対のクローラ式走行装置1の前部上方にはエンジン3が配置され、ボンネット4に覆われている。ボンネット4の後方にはキャビン9が立設されており、該キャビン9内には操向操作を行うステアリングハンドル7を配置し、該ステアリングハンドル7の後方にシート8を配設して、運転部を構成している。また、この運転部には走行操作を行うための主変速レバー77等が設けられている。
【0011】
前記クローラ式走行装置1は、クローラフレーム2に支持されており、前端部の駆動スプロケット11、後端部のアイドラ12、及び、駆動スプロケット11とアイドラ12との間に配置される転輪13・13・・・にクローラベルト14を巻回して構成している。
【0012】
図1、図2に示すように、前記エンジン3の後方には走行用油圧式無段変速機(以降走行用HSTと記す)110が配設されており、エンジン3からの駆動出力は、走行用HST110にて主変速された後に、該走行用HST110の後方に配置されるミッションケース5内で副変速される。走行用HST110及びミッションケース5内で変速された駆動力は、連結軸72を介して、機体前部に配置される差動装置131へ入力される。差動装置131内に入力された駆動力は、減速された後に最終減速装置133に伝達され、該最終減速装置133内でさらに減速されて左右の駆動スプロケット11を駆動するように構成しており、これにより左右のクローラ式走行装置1が駆動されている。
【0013】
走行用HST110は、走行油圧ポンプ111及び走行油圧モータ112により構成されており、該走行油圧ポンプ111は可変容量型に構成されている。走行油圧ポンプ111は、入力されたエンジン3からの駆動力により走行油圧モータ112を駆動し、該走行油圧モータ112からの出力がミッションケース5内へ入力されている。また、走行用HST110は、走行油圧ポンプ111の可動斜板111aの斜板角を調節することで出力回転数及び出力回転方向を変化するように構成している。
【0014】
また、エンジン3の前方には旋回用油圧式無段変速機(以降旋回用HSTと記す)120が配設されており、該旋回用HST120には、ギアケース80を介してエンジン3からの出力が入力されている。該エンジン3により駆動される該旋回用HST120の出力は差動装置131へ入力されている。
【0015】
旋回用HST120は旋回油圧ポンプ121及び旋回油圧モータ122により構成され、該旋回油圧ポンプ121は可変容量式に構成されている。旋回油圧ポンプ121は、入力されたエンジン3からの駆動力により旋回油圧モータ122を駆動し、該旋回油圧モータ122からの出力が差動装置131へ入力されている。
【0016】
また、旋回用HST120は、旋回油圧ポンプ121の可動斜板121aの斜板角を調節することで出力回転数及び出力回転方向を変化するように構成している。そして、差動装置131へ入力される旋回用HST120からの出力回転数及び出力回転方向を変化させることで、前述したミッションケース5から差動装置131へ入力され、左右の駆動スプロケット11へ伝達される走行駆動回転に回転数差を生じさせ、これにより左右のクローラ式走行装置1の走行駆動速度を異ならせて操向操作を行うようにしている。
【0017】
次に、走行用HST110及び旋回用HST120を制御するための構成について説明する。図1、図3、図4に示すように、走行用HST110には走行用比例電磁弁61が付設され、該比例電磁弁61により可動斜板111aの斜板角を制御するように構成されている。同じく、旋回用HST120には旋回用比例電磁弁62が付設され、該旋回用比例電磁弁62により可動斜板121aの斜板角を制御するように構成されている。
【0018】
前記主変速レバー77には、該主変速レバー77の操作位置をレバー操作角度として検出する主変速レバー角度センサ78が付設され、ステアリングハンドル7の軸部には、該ステアリングハンドル7の操作角度を検出するステアリング操作角度センサ79が設けられている。該主変速レバー角度センサ78及びステアリング操作角度センサ79はHSTコントローラ141に接続され、それぞれの検出値が該HSTコントローラ141に入力されている。
【0019】
また、前記走行用比例電磁弁61のソレノイド61a・61b、及び操向用比例電磁弁62のソレノイド62a・62bが、HSTコントローラ141へ接続されている。そして、HSTコントローラ141において、主変速レバー角度センサ78から入力された主変速レバー77の操作角度、及びステアリング操作角度センサ79から入力されたステアリングハンドル7の操作角度に基づいて、走行用比例電磁弁61のソレノイド61a又はソレノイド61bの何れか一方、及び操向用比例電磁弁62のソレノイド62a又はソレノイド62bの何れか一方に電流を流すように構成している。
【0020】
即ち、図10に示すフローの如く、ステアリング操作角度センサ79により検出されたステアリング操作角度値VST、及び主変速レバー角度センサ78により検出された主変速レバー角度値Ve がHSTコントローラ141へ入力され(ステップS11、ステップS12)、これらの入力値に基づいて、走行用比例電磁弁61及び操向用比例電磁弁62を制御するための出力Vc ・Vt がHSTコントローラ141から出力される(ステップS13、ステップS14)ように構成している。このように、主変速レバー77の操作角度及びステアリングハンドル7の操作角度に連動して比例電磁弁61及び比例電磁弁62を制御することにより、走行用HST110の可動斜板111a及び旋回用HST120の可動斜板121aを操作し、該走行用HST110及び旋回用HST120の出力回転数を制御するようにしている。また、本例においては、前記ミッションケース5に内装される副変速機構の変速段を高速側と低速側といった複数段に切り換える副変速切換スイッチ76がHSTコントローラ141に接続されており、該副変速切換スイッチ76の切換状態も加味して、走行用HST110及び旋回用HST120の出力回転数制御を行うようにしている。
【0021】
そして、主変速レバー77の操作角度及びステアリングハンドル7の操作角度に連動する、走行用HST110及び旋回用HST120の出力回転数の制御は、次の如く行っている。
【0022】
図5には、ステアリングハンドル7の操作角度と機体各部の速度との関係を示しており、81は機体中心実速度線を、82aは旋回外側のクローラ走行装置速度線を、82bは旋回内側のクローラ走行装置速度線を、83は旋回用HST120の出力回転速度線を示している。また、図6には、機体中心基準速度線84と、機体中心付加速度線85を示している。尚、図5、図6に示す各速度線81・82a・82b・83・84は、主変速レバー77の操作角度が高速側へ最大となるとともに、前記副変速切換スイッチ76が低速側へ切り換えられた状態での値を示しており、それぞれ、HSTコントローラ141内の記憶装置に予め記憶されている。
【0023】
機体中心基準速度線84は、ステアリング操作角度が角度θ1 よりも小さい間は、速度V1 で一定であり、ステアリング操作角度が角度θ1 より大きくなると、値が直線的に減少するように形成されている。機体中心付加速度線85は、ステアリング操作角度が角度θ1 よりも小さい間は0で一定であり、ステアリング操作角度が角度θ1 より大きくなると角度θa までの間増加し、角度θa を超えると減少する、上に凸の略蒲鉾型の曲線に形成されている。そして、前記機体中心実速度線81は、機体中心基準速度線84の値に機体中心付加速度85の値を加えて構成され、ステアリング操作角度が0で直進状態のときの速度はV1 である。
【0024】
また、HST出力回転速度線83は、左右のクローラ式走行装置1に伝達される走行駆動回転に回転数差を生じさせるものであり、ステアリング操作角度が角度θ1 よりも小さい間は0で一定であり、ステアリング操作角度が角度θ1 より大きくなると、値が直線的に増加するように形成されている。そして、前記旋回外側クローラ走行装置速度線82aは機体中心実速度線81の値にHST出力回転速度線83の値を加えたものであり、旋回内側クローラ走行装置速度線82bは機体中心実速度線81の値からHST出力回転速度線83の値を減じたものである。
【0025】
即ち、走行用HST110の比例電磁弁61及び旋回用HST120の比例電磁弁62を制御して、ステアリング操作角度が大きくなるに従い、機体中心実速度線81に従って機体の走行速度を減少させている。また、左右のクローラ式走行装置1の駆動速度を、機体中心実速度線81の値にHST出力回転速度線83の値をそれぞれ増減した旋回外側クローラ走行装置速度線82aと旋回内側クローラ走行装置速度線82bとに従って変化させ、ステアリング操作角度が大きくなるに従い、左右のクローラ式走行装置1の駆動速度の差が大きくなるようにしている。
【0026】
この場合、ステアリング操作角度の増加に伴う走行速度の減少は、前記機体中心基準速度84の如く直線的に減少させたのでは、ステアリング操作角度が小さい範囲で、ステアリング操作角度に対する旋回度合いが大きく、急に旋回するように感じられて旋回時のフィーリングが良くないため、機体中心付加速度85を加えて、機体中心実速度81の如くステアリング操作角度が小さい範囲では走行速度の減少度合いが小さくなるようにしている。これにより、ステアリング操作角度が小さいときには、ステアリング操作角度に対する旋回度合いを抑えることができ、ステアリング操作角度が小さい場合でもステアリング操作角度に応じた感覚の旋回状態を得ることが可能となり、旋回時のフィーリング及び旋回精度を向上することができる。
【0027】
また、機体中心付加速度85は、機体中心実速度81が、ステアリング操作角度が大きくなるに従って走行速度の減少度合いが大きくなるように形成されているため、ステアリング操作角度が大きいときには低速で旋回が行われ、エンジン3の出力の範囲内で急旋回を行うことが可能となっている。さらに、上述の如くの旋回を行うための、走行用HST110及び旋回用HST120の制御を、該走行用HST110及び旋回用HST120に付設した比例電磁弁61・62を制御することにより行っているため、該走行用HST110及び旋回用HST120を電気的に制御することが可能であり、制御機構を簡単且つコンパクトな構成とすることができ、メンテナンスの容易化を図ることもできる。
【0028】
そして、前述の如く、ステアリング操作角度の増減に伴い走行速度を変化させる場合には、図11、図12に示すように、例えば左最大旋回時から中立位置を経て右最大旋回時に至るまで直線的に増加する、HSTコントローラ141に入力されたステアリング操作角度値VST(ステップS21)を、左右旋回にかかわらずステアリング操作角度が大きくなるに従って増加するステアリング操作角度補正値VST’に補正した後に、走行用比例電磁弁61用の出力Vc から該ステアリング操作角度補正値VST’を減じる(ステップS22)ことにより、走行速度を変化させるようにしている。
【0029】
また、走行速度に応じた旋回を行うためには、図13に示すフローで旋回用HST120を制御している。まず、主変速レバー77の設定値である主変速レバー角度値Ve 、及びステアリング操作角度値VSTがHSTコントローラ141に入力される(ステップ31、ステップ32)。入力された主変速レバー角度値Ve は、例えば図14に示すように、左最大旋回時から中立位置を経て右最大旋回時に至るまで直線的に増加するが、この値が、左右旋回にかかわらずステアリング操作角度が大きくなるに従って増加する主変速レバー角度補正値Ve ’に変換される(ステップS33)とともに、ステアリング操作角度値VSTに応じた操向用比例電磁弁62用の出力Vt が求められる。そして、求められた出力Vt から主変速レバー角度補正値Ve ’を減じた値を、操向用比例電磁弁62用の出力として、HSTコントローラ141から出力するようにしている。
【0030】
また、旋回内側及び旋回外側のクローラ式走行装置1の走行速度を求めるフローは、図15に示す如くである。即ち、ステアリング操作角度値VSTがHSTコントローラ141に入力される(ステップS51)と、図16に示すように、左右への旋回度合いが大きくなるに従って値が減少するステアリング操作角度補正値VST”に変換される(ステップS52)。このステアリング操作角度補正値VST”に基づいて操向用比例電磁弁62用の出力Vt が求められる。そして、図5に機体中心実速度81で表される機体中心実速度値Vctから出力Vt を減じて旋回内側のクローラ式走行装置1の走行速度が求められ(ステップS53)、該機体中心実速度値Vctに出力Vt を加えて旋回外側のクローラ式走行装置1の走行速度が求められる(ステップS54)ようにしている。
【0031】
また、図7には、主変速レバー77の操作角度が高速側への最大操作角度の半分の値であるとともに、前記副変速切換スイッチ76が低速側へ切り換えられた状態での、機体中心実速度91、外側クローラ走行装置速度線92a、旋回内側クローラ走行装置速度線92b、及びHST出力回転速度線93を示している。これらの各速度線91・92a・92b・93は、前述の各速度線81・82a・82b・83に対し、主変速レバー77の操作角度が小さくなった分だけ、全体的に低速側へシフトさせたものであり、ステアリング操作角度に対する増減傾向は同じに形成されている。この場合、ステアリング操作角度が0で直進状態のときの前記機体中心実速度線91の値は速度V2 である。
【0032】
さらに、図8には、主変速レバー77の操作角度が高速側へ高速側へ最大となるとともに、副変速切換スイッチ76が高速側へ切り換えられた状態での、機体中心実速度101、外側クローラ走行装置速度線102a、旋回内側クローラ走行装置速度線102b、及びHST出力回転速度線103を示している。これらの各速度線101・102a・102b・103は、前述の各速度線8・82a・82b・83に対し、副変速機構が高速側へ切り換えられた分だけ、全体的に高速側へシフトさせたものであり、ステアリング操作角度に対する増減傾向は同じに形成されている。この場合、ステアリング操作角度が0で直進状態のときの前記機体中心実速度線101の値は速度V3 である。
【0033】
このように、直進時の速度がそれぞれV1 、V2 、V3 である、前記各速度線81・82a・82b・83、各速度線91・92a・92b・93及び各速度線101・102a・102b・103の如く、主変速レバー77の操作角度及び副変速切換スイッチ76の切換状態に応じた、即ち機体の速度に応じた速度線がそれぞれ設定され、HSTコントローラ141内の記憶装置に記憶されている。
【0034】
また、図5に示すように、副変速切換スイッチ76が低速側へ切り換えられるとともに、主変速レバー77の操作角度が高速側へ最大となるように操作され、直進時速度がV1 である場合には、ステアリング操作角度がθ2 となったときに旋回内側クローラ走行装置速度線82bの値が0となるように、走行用HST110及び旋回用HST120が制御されている。この状態においては、旋回内側のクローラ式走行装置1は停止し、旋回外側のクローラ式走行装置1のみが駆動された状態で旋回を行う、所謂ブレーキターンが行われる。
【0035】
同様に、図7に示すように、副変速切換スイッチ76が低速側へ切り換えられるとともに、主変速レバー77の操作角度が高速側へ最大となる位置に対して半分の位置まで操作され、直進時速度がV2 である場合においても、旋回内側クローラ走行装置速度線92bの値が0となってブレーキターンが行われるのは、ステアリング操作角度がθ2 となったときである。
【0036】
さらに、副変速切換スイッチ76が低速側へ切り換えられている場合には、主変速レバー77が他の何れの操作位置にあるときでも、ステアリング操作角度がθ2 となった際に、旋回内側クローラ走行装置速度線の値が0となってブレーキターンが行われるように制御されている。
【0037】
一方、副変速切換スイッチ76が高速側に切り換えられている場合には、図8に示すように、ステアリング操作角度がθ3 となったときに旋回内側クローラ走行装置速度線102bの値が0となってブレーキターンが行われるように制御しており、この場合においても、主変速レバー77が他の何れの操作位置にあっても、ステアリング操作角度がθ3 となったときにブレーキターンが行われるようにしている。
【0038】
このように、主変速レバー77の操作位置(操作角度)、即ち機体の走行速度にかかわらず、一定のステアリング操作角度θ2 ・θ3 にてブレーキターンが開始されるように、走行用HST110及び旋回用HST120が制御されるように構成している。従って、主変速レバー77の操作位置を気にすることなく、ステアリングハンドル7を一定角度まで操作するだけで常にブレーキターンを行うことができ、また、旋回途中で主変速レバー77を操作して増速・減速を行ったとしてもブレーキターン状態を保持することができ、正確で高精度な旋回動作を容易に行うことが可能となる。
【0039】
尚、このようにブレーキターンを行う場合と同様に、左右のクローラ式走行装置1が反対方向に等速度で駆動されるスピンターンを行う場合においても、主変速レバー77の操作位置にかかわらず、一定のステアリング操作角度にてブレーキターンが開始されるように、走行用HST110及び旋回用HST120を制御することもできる。
【0040】
また、図5にHST出力回転速度線83や図7に示すHST出力回転速度線93等のHST出力回転速度線の値は、前記速度V1 ・V2 等の速度の大きさ、及び図9に示す旋回HST駆動係数に応じて決定されている。この旋回HST駆動係数は主変速レバー77の操作位置によって変化し、図9に示す旋回HST駆動係数線86のように、主変速レバー77が低速側へ操作されているときの方が、高速側へ操作されているときよりも大きな値となるようにしている。本例の場合、主変速レバー77の操作位置が最低速側位置にあるときに旋回HST駆動係数が最大であり、該操作位置が高速側へ移動するに従って除々に低下している。そして、主変速レバー77の操作位置が略中央部から最高速側までの範囲にあるときは、略一定値となっている。
【0041】
このように、主変速レバー77が低速側位置へ操作されているときには、高速側位置へ操作されているときよりも旋回HST駆動係数値を大きくして、速度の大きさに対する旋回用HST120の出力回転数が多くなるように、該旋回用HST120を制御している。即ち、旋回HST駆動係数線を主変速レバー77の操作位置にかかわらず一定とした場合には、低速走行時の旋回度合いが小さくステアリングハンドル7の切れ具合が鈍いと感じるが、前述の如く、主変速レバー77が低速側位置へ操作された低速走行時に、走行速度に対する旋回度合いを増加させることにより、低速時においてもステアリングハンドル7の切れ具合が良く感じられ、良好な旋回感覚を得ることができる。
【0042】
以上の如く、本クローラトラクタにおいては、走行用HST110と旋回用HST120との出力回転数を、ステアリング操作角度及び主変速レバー操作角度の大きさに連動させて制御しているので、ステアリング操作や主変速レバー操作状態に応じて、走行用HST110と旋回用HST120とをきめ細かく制御し、また多様な制御を行うことが可能となり、旋回精度や旋回フィーリングの向上を図ることができる。
【0043】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したことにより、次のような効果が得られる。
請求項1に記載の如く、エンジン(3)の後方に、走行用油圧式無段変速機(110)を配設し、該エンジン(3)の前方に、旋回用油圧式無段変速機(120)を配設し、該エンジン(3)からの駆動出力は、該走行用油圧式無段変速機(110)にて主変速された後に、該走行用油圧式無段変速機(110)の後方に配置されるミッションケース(5)内で副変速され、連結軸(72)を介して、機体前部に配置される差動装置(131)へ入力され、該差動装置(131)へ入力された駆動力は、減速された後に最終減速装置(133)に伝達され、該最終減速装置(133)内でさらに減速されて左右のクローラ式走行装置(1)の駆動スプロケット(11)を駆動するように構成し、該エンジン(3)の前方の旋回用油圧式無段変速機(120)には、ギアケース(80)を介してエンジン(3)からの出力を入力し、該旋回用油圧式無段変速機(120)の出力を差動装置(131)へ入力し、該差動装置(131)により左右のクローラ式走行装置(1)の駆動回転数を異ならせて操向を行うクローラトラクタにおいて、前記走行用油圧式無段変速機(110)及び旋回用油圧式無段変速機(120)にそれぞれ比例電磁弁(61・62)を付設し、ステアリングハンドル(7)の操作角度、及び主変速レバー(77)の操作角度の大きさに連動させて該比例電磁弁(61・62)を制御することにより、該走行用油圧式無段変速機(110)と旋回用油圧式無段変速機(120)との出力回転数を制御するので、ステアリング操作や主変速レバー操作状態に応じて、走行用HSTと旋回用HSTとをきめ細かく制御し、また多様な制御を行うことが可能となり、旋回精度や旋回フィーリングの向上を図ることができる。
【0044】
また、走行用HST及び旋回用HSTの制御を電気的に制御することが可能であり、制御機構を簡単且つコンパクトな構成とすることかでき、メンテナンスの容易化を図ることもできる。
【0045】
請求項2に記載の如く、前記走行用油圧式無段変速機及び旋回用油圧式無段変速機は、ステアリング操作角度が大きくなるにつれて、走行速度が減少するように制御され、ステアリング操作角度が小さいときには走行速度の減少度合いが小さく、ステアリング操作角度が大きくなるに従って走行速度の減少度合いが大きくなるように制御するので、ステアリング操作角度が小さいときには、ステアリング操作角度に対する旋回度合いを抑えることができ、ステアリング操作角度が小さい場合でもステアリング操作角度に応じた感覚の旋回状態を得ることが可能となり、旋回時のフィーリング及び旋回精度を向上することができる。
また、ステアリング操作角度が大きいときには低速で旋回が行われ、エンジンの出力の範囲内で急旋回を行うことが可能となる。
【0046】
請求項3に記載の如く、前記旋回用油圧式無段変速機の出力回転数を、主変速レバーが高速側へ操作されているときよりも、低速側へ操作されているときの方が大きくなるように制御するので、低速時においてもステアリングハンドルの切れ具合が良く感じられ、良好な旋回感覚を得ることができる。
【0047】
請求項4に記載の如く、前記走行用油圧式無段変速機及び旋回用油圧式無段変速機を、ブレーキターン又はスピンターンが開始されるステアリング操作角度が、主変速レバー操作角度にかかわらず一定となるように制御したので、主変速レバーの操作位置を気にすることなく、ステアリングハンドルを一定角度まで操作するだけで常にブレーキターン又はスピンターンを行うことができ、また、旋回途中で主変速レバーを操作して増速・減速を行ったとしてもブレーキターン又はスピンターンの状態を保持することができ、正確で高精度な旋回動作を容易に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるクローラトラクタを示す側面図である。
【図2】 クローラトラクタの動力伝達系を示すスケルトン図である。
【図3】 比例電磁弁が付設された走行用HST及び旋回用HSTを示す油圧回路図である。
【図4】 走行用HST及び旋回用HSTを制御するためのHSTコントローラ等の構成を示す図である。
【図5】 主変速レバーの操作角度が高速側へ最大となるとともに、副変速切換スイッチが低速側へ切り換えられた状態でのステアリングハンドルの操作角度と機体各部の速度との関係を示す図である。
【図6】 図5における機体中心実速度線を構成する機体中心基準速度線と機体中心付加速度線とを示す図である。
【図7】 主変速レバーの操作角度が最高速側から半分の位置であるとともに、副変速切換スイッチが低速側へ切り換えられた状態でのステアリングハンドルの操作角度と機体各部の速度との関係を示す図である。
【図8】 主変速レバーの操作角度が高速側へ最大となるとともに、副変速切換スイッチが高速側へ切り換えられた状態でのステアリングハンドルの操作角度と機体各部の速度との関係を示す図である。
【図9】 主変速レバー操作位置と旋回用HSTの駆動係数との関係を示す図である。
【図10】 走行用比例電磁弁及び操向用比例電磁弁の制御フローを示す図である。
【図11】 ステアリング操作角度の増減に伴い走行速度を変化させる場合の制御フローを示す図である。
【図12】 図11での制御に用いられるステアリング操作角度値及びステアリング操作角度補正値を示す図である。
【図13】 走行速度に応じた旋回を行うための制御フローを示す図である。
【図14】 図13での制御に用いられる主変速レバー角度値及び主変速レバー角度補正値を示す図である。
【図15】 旋回内側及び旋回外側のクローラ式走行装置の走行速度を求める制御フローを示す図である。
【図16】 図15での制御に用いられるステアリング操作角度値及びステアリング操作角度補正値を示す図である。
【符号の説明】
1 クローラ式走行装置
3 エンジン
7 ステアリングハンドル
61・62 比例電磁弁
77 主変速レバー
78 主変速レバー角度センサ
79 ステアリング操作角度センサ
110 走行用HST
120 旋回用HST

Claims (4)

  1. エンジン(3)の後方に、走行用油圧式無段変速機(110)を配設し、該エンジン(3)の前方に、旋回用油圧式無段変速機(120)を配設し、該エンジン(3)からの駆動出力は、該走行用油圧式無段変速機(110)にて主変速された後に、該走行用油圧式無段変速機(110)の後方に配置されるミッションケース(5)内で副変速され、連結軸(72)を介して、機体前部に配置される差動装置(131)へ入力され、該差動装置(131)へ入力された駆動力は、減速された後に最終減速装置(133)に伝達され、該最終減速装置(133)内でさらに減速されて左右のクローラ式走行装置(1)の駆動スプロケット(11)を駆動するように構成し、該エンジン(3)の前方の旋回用油圧式無段変速機(120)には、ギアケース(80)を介してエンジン(3)からの出力を入力し、該旋回用油圧式無段変速機(120)の出力を差動装置(131)へ入力し、該差動装置(131)により左右のクローラ式走行装置(1)の駆動回転数を異ならせて操向を行うクローラトラクタにおいて、前記走行用油圧式無段変速機(110)及び旋回用油圧式無段変速機(120)にそれぞれ比例電磁弁(61・62)を付設し、ステアリングハンドル(7)の操作角度、及び主変速レバー(77)の操作角度の大きさに連動させて該比例電磁弁(61・62)を制御することにより、該走行用油圧式無段変速機(110)と旋回用油圧式無段変速機(120)との出力回転数を制御することを特徴とするクローラトラクタ。
  2. 請求項1記載のクローラトラクタにおいて、前記走行用油圧式無段変速機(110)及び旋回用油圧式無段変速機(120)は、ステアリングハンドル(7)の操作角度が大きくなるにつれて、走行速度が減少するように制御され、ステアリングハンドル(7)の操作角度が小さいときには走行速度の減少度合いが小さく、ステアリングハンドル(7)の操作角度が大きくなるに従って走行速度の減少度合いが大きくなるように制御することを特徴とするクローラトラクタ。
  3. 請求項1記載のクローラトラクタにおいて、前記旋回用油圧式無段変速機(120)の出力回転数を、主変速レバー(77)が高速側へ操作されているときよりも、低速側へ操作されているときの方が大きくなるように制御することを特徴とするクローラトラクタ。
  4. 請求項1記載のクローラトラクタにおいて、前記走行用油圧式無段変速機(110)及び旋回用油圧式無段変速機(120)を、ブレーキターン又はスピンターンが開始されるステアリングハンドル(7)の操作角度が、該主変速レバー(77)の操作角度にかかわらず一定となるように制御したことを特徴とするクローラトラクタ。
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