JP2001213350A - クローラ式走行車両 - Google Patents

クローラ式走行車両

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    • B62D11/02Steering non-deflectable wheels; Steering endless tracks or the like by differentially driving ground-engaging elements on opposite vehicle sides
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    • B62D11/18Steering non-deflectable wheels; Steering endless tracks or the like by differentially driving ground-engaging elements on opposite vehicle sides by means of a single main power source using gearings with differential power outputs on opposite sides, e.g. twin-differential or epicyclic gears differential power outputs being effected by additional power supply to one side, e.g. power originating from secondary power source the additional power supply being supplied hydraulically
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K17/00Arrangement or mounting of transmissions in vehicles
    • B60K17/04Arrangement or mounting of transmissions in vehicles characterised by arrangement, location, or kind of gearing
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  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の走行用油圧式無段変速機及び旋回用油
圧式無段変速機を備えたクローラ式走行車両において
は、走行用油圧式無段変速機及び旋回用油圧式無段変速
機がそれぞれ個別的に制御されていたので、旋回時のス
テアリング操作が煩雑であり、旋回操作のフィーリング
や旋回精度が悪かった。 【解決手段】 走行用HST110と旋回用HST12
0とに、それぞれ比例電磁弁61・62を付設し、ステ
アリング操作角度及び主変速レバー操作角度の大きさに
連動させて、該走行用HST110と旋回用HST12
0との出力回転数を制御した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行用油圧式無段
変速機の出力を差動装置へ入力して左右のクローラ式走
行装置を走行駆動するとともに、旋回用油圧式無段変速
機の出力を差動装置に入力することにより左右のクロー
ラ式走行装置の駆動回転数を異ならせて操向を行うクロ
ーラ式走行車両における操向制御の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、左右のクローラ式走行装置を備え
たクローラ式走行車両においては、エンジンの出力を走
行用油圧式無段変速機により変速し、該走行用油圧式無
段変速機の出力を差動装置に入力して、左右のクローラ
式走行装置を走行駆動するとともに、該旋回用油圧式無
段変速機からの出力回転を差動装置に入力して、左右の
クローラ式走行装置の駆動回転数を異ならせて操向を行
う技術が考案されている。このようなクローラ式走行車
両にあっては、走行用油圧式無段変速機は主変速レバー
の操作に連動して駆動され、旋回用油圧式無段変速機は
ステアリング操作に連動して駆動されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の如く駆動され
る、走行用油圧式無段変速機及び旋回用油圧式無段変速
機は、それぞれ個別的に制御されていたので、例えば、
片方のクローラ式走行装置を停止した状態で旋回する所
謂ブレーキターンを行う場合、走行速度が異なるとブレ
ーキターンが開始されるステアリング操作角度も変化す
るため、旋回時のステアリング操作が煩雑であった。ま
た、同じステアリング操作角度に対する旋回半径の大き
さが、走行速度によって大きく異なるため、旋回操作の
フィーリングや旋回精度が悪かった。また、走行用油圧
式無段変速機を操作する主変速レバーと、旋回用油圧式
無段変速機を操作するステアリングハンドルとを連動さ
せる構成が、例えば、特開平10−4719号公報に示
す如く知られているが、この構成においては、主変速レ
バーとステアリングハンドルとが機械的に連結されてい
るので、構造が複雑となり多くのスペースを要すること
となっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、請求項1においては、左右の
クローラ式走行装置、走行用油圧式無段変速機、及び旋
回用油圧式無段変速機を備え、走行用油圧式無段変速機
の出力を差動装置へ入力して左右のクローラ式走行装置
を走行駆動するとともに、旋回用油圧式無段変速機の出
力を差動装置に入力することにより左右のクローラ式走
行装置の駆動回転数を異ならせて操向を行うクローラ式
走行車両において、ステアリング操作角度及び主変速レ
バー操作角度の大きさに連動させて、走行用油圧式無段
変速機と旋回用油圧式無段変速機との出力回転数を制御
した。
【0005】また、請求項2においては、前記走行用油
圧式無段変速機及び旋回用油圧式無段変速機にそれぞれ
比例電磁弁を付設し、ステアリング操作角度及び主変速
レバー操作角度の大きさに連動させて該比例電磁弁を制
御することにより、走行用油圧式無段変速機と旋回用油
圧式無段変速機との出力回転数を制御する。
【0006】また、請求項3においては、前記走行用油
圧式無段変速機及び旋回用油圧式無段変速機は、ステア
リング操作角度が大きくなるにつれて、走行速度が減少
するように制御され、ステアリング操作角度が小さいと
きには走行速度の減少度合いが小さく、ステアリング操
作角度が大きくなるに従って走行速度の減少度合いが大
きくなるように制御する。
【0007】また、請求項4においては、前記旋回用油
圧式無段変速機の出力回転数を、主変速レバーが高速側
へ操作されているときよりも、低速側へ操作されている
ときの方が大きくなるように制御する。
【0008】また、請求項5においては、前記走行用油
圧式無段変速機及び旋回用油圧式無段変速機を、ブレー
キターン又はスピンターンが開始されるステアリング操
作角度が主変速レバー操作角度にかかわらず一定となる
ように制御した。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の解決すべき課題及び手段
は以上の如くであり、次に添付の図面に示した本発明の
一実施例を説明する。図1は本発明の一実施例であるク
ローラトラクタを示す側面図、図2はクローラトラクタ
の動力伝達系を示すスケルトン図、図3は比例電磁弁が
付設された走行用HST及び旋回用HSTを示す油圧回
路図、図4は走行用HST及び旋回用HSTを制御する
ためのHSTコントローラ等の構成を示す図、図5は主
変速レバーの操作角度が高速側へ最大となるとともに、
副変速切換スイッチが低速側へ切り換えられた状態での
ステアリングハンドルの操作角度と機体各部の速度との
関係を示す図、図6は図5における機体中心実速度線を
構成する機体中心基準速度線と機体中心付加速度線とを
示す図、図7は主変速レバーの操作角度が最高速側から
半分の位置であるとともに、副変速切換スイッチが低速
側へ切り換えられた状態でのステアリングハンドルの操
作角度と機体各部の速度との関係を示す図、図8は主変
速レバーの操作角度が高速側へ最大となるとともに、副
変速切換スイッチが高速側へ切り換えられた状態でのス
テアリングハンドルの操作角度と機体各部の速度との関
係を示す図、図9は主変速レバー操作位置と旋回用HS
Tの駆動係数との関係を示す図、図10は走行用比例電
磁弁及び操向用比例電磁弁の制御フローを示す図、図1
1はステアリング操作角度の増減に伴い走行速度を変化
させる場合の制御フローを示す図、図12は図11での
制御に用いられるステアリング操作角度値及びステアリ
ング操作角度補正値を示す図、図13は走行速度に応じ
た旋回を行うための制御フローを示す図、図14は図1
3での制御に用いられる主変速レバー角度値及び主変速
レバー角度補正値を示す図、図15は旋回内側及び旋回
外側のクローラ式走行装置の走行速度を求める制御フロ
ーを示す図、図16は図15での制御に用いられるステ
アリング操作角度値及びステアリング操作角度補正値を
示す図である。
【0010】まず、本発明に係るクローラ式走行装置の
一実施例であるクローラトラクタの概略構成について説
明する。図1に示すように、左右一対のクローラ式走行
装置1の前部上方にはエンジン3が配置され、ボンネッ
ト4に覆われている。ボンネット4の後方にはキャビン
9が立設されており、該キャビン9内には操向操作を行
うステアリングハンドル7を配置し、該ステアリングハ
ンドル7の後方にシート8を配設して、運転部を構成し
ている。また、この運転部には走行操作を行うための主
変速レバー77等が設けられている。
【0011】前記クローラ式走行装置1は、クローラフ
レーム2に支持されており、前端部の駆動スプロケット
11、後端部のアイドラ12、及び、駆動スプロケット
11とアイドラ12との間に配置される転輪13・13
・・・にクローラベルト14を巻回して構成している。
【0012】図1、図2に示すように、前記エンジン3
の後方には走行用油圧式無段変速機(以降走行用HST
と記す)110が配設されており、エンジン3からの駆
動出力は、走行用HST110にて主変速された後に、
該走行用HST110の後方に配置されるミッションケ
ース5内で副変速される。走行用HST110及びミッ
ションケース5内で変速された駆動力は、連結軸72を
介して、機体前部に配置される差動装置131へ入力さ
れる。差動装置131内に入力された駆動力は、減速さ
れた後に最終減速装置133に伝達され、該最終減速装
置133内でさらに減速されて左右の駆動スプロケット
11を駆動するように構成しており、これにより左右の
クローラ式走行装置1が駆動されている。
【0013】走行用HST110は、走行油圧ポンプ1
11及び走行油圧モータ112により構成されており、
該走行油圧ポンプ111は可変容量型に構成されてい
る。走行油圧ポンプ111は、入力されたエンジン3か
らの駆動力により走行油圧モータ112を駆動し、該走
行油圧モータ112からの出力がミッションケース5内
へ入力されている。また、走行用HST110は、走行
油圧ポンプ111の可動斜板111aの斜板角を調節す
ることで出力回転数及び出力回転方向を変化するように
構成している。
【0014】また、エンジン3の前方には旋回用油圧式
無段変速機(以降旋回用HSTと記す)120が配設さ
れており、該旋回用HST120には、ギアケース80
を介してエンジン3からの出力が入力されている。該エ
ンジン3により駆動される該旋回用HST120の出力
は差動装置131へ入力されている。
【0015】旋回用HST120は旋回油圧ポンプ12
1及び旋回油圧モータ122により構成され、該旋回油
圧ポンプ121は可変容量式に構成されている。旋回油
圧ポンプ121は、入力されたエンジン3からの駆動力
により旋回油圧モータ122を駆動し、該旋回油圧モー
タ122からの出力が差動装置131へ入力されてい
る。
【0016】また、旋回用HST120は、旋回油圧ポ
ンプ121の可動斜板121aの斜板角を調節すること
で出力回転数及び出力回転方向を変化するように構成し
ている。そして、差動装置131へ入力される旋回用H
ST120からの出力回転数及び出力回転方向を変化さ
せることで、前述したミッションケース5から差動装置
131へ入力され、左右の駆動スプロケット11へ伝達
される走行駆動回転に回転数差を生じさせ、これにより
左右のクローラ式走行装置1の走行駆動速度を異ならせ
て操向操作を行うようにしている。
【0017】次に、走行用HST110及び旋回用HS
T120を制御するための構成について説明する。図
1、図3、図4に示すように、走行用HST110には
走行用比例電磁弁61が付設され、該比例電磁弁61に
より可動斜板111aの斜板角を制御するように構成さ
れている。同じく、旋回用HST120には旋回用比例
電磁弁62が付設され、該旋回用比例電磁弁62により
可動斜板121aの斜板角を制御するように構成されて
いる。
【0018】前記主変速レバー77には、該主変速レバ
ー77の操作位置をレバー操作角度として検出する主変
速レバー角度センサ78が付設され、ステアリングハン
ドル7の軸部には、該ステアリングハンドル7の操作角
度を検出するステアリング操作角度センサ79が設けら
れている。該主変速レバー角度センサ78及びステアリ
ング操作角度センサ79はHSTコントローラ141に
接続され、それぞれの検出値が該HSTコントローラ1
41に入力されている。
【0019】また、前記走行用比例電磁弁61のソレノ
イド61a・61b、及び操向用比例電磁弁62のソレ
ノイド62a・62bがHSTコントローラ141へ接
続されている。そして、HSTコントローラ141にお
いて、主変速レバー角度センサ78から入力された主変
速レバー77の操作角度、及びステアリング操作角度セ
ンサ79から入力されたステアリングハンドル7の操作
角度に基づいて、走行用比例電磁弁61のソレノイド6
1a又はソレノイド61bの何れか一方、及び操向用比
例電磁弁62のソレノイド62a又はソレノイド62b
の何れか一方に電流を流すように構成している。
【0020】即ち、図10に示すフローの如く、ステア
リング操作角度センサ79により検出されたステアリン
グ操作角度値VST、及び主変速レバー角度センサ78に
より検出された主変速レバー角度値Ve がHSTコント
ローラ141へ入力され(ステップS11、ステップS
12)、これらの入力値に基づいて、走行用比例電磁弁
61及び操向用比例電磁弁62を制御するための出力V
C ・Vt がHSTコントローラ141から出力される
(ステップS13、ステップS14)ように構成してい
る。このように、主変速レバー77の操作角度及びステ
アリングハンドル7の操作角度に連動して比例電磁弁6
1及び比例電磁弁62を制御することにより、走行用H
ST110の可動斜板111a及び旋回用HST120
の可動斜板121aを操作し、該走行用HST110及
び旋回用HST120の出力回転数を制御するようにし
ている。また、本例においては、前記ミッションケース
5に内装される副変速機構の変速段を高速側と低速側と
いった複数段に切り換える副変速切換スイッチ76がH
STコントローラ141に接続されており、該副変速切
換スイッチ76の切換状態も加味して、走行用HST1
10及び旋回用HST120の出力回転数制御を行うよ
うにしている。
【0021】そして、主変速レバー77の操作角度及び
ステアリングハンドル7の操作角度に連動する、走行用
HST110及び旋回用HST120の出力回転数の制
御は、次の如く行っている。
【0022】図5には、ステアリングハンドル7の操作
角度と機体各部の速度との関係を示しており、81は機
体中心実速度線を、82aは旋回外側のクローラ走行装
置速度線を、82bは旋回内側のクローラ走行装置速度
線を、83は旋回用HST120の出力回転速度線を示
している。また、図6には、機体中心基準速度線84
と、機体中心付加速度線85を示している。尚、図5、
図6に示す各速度線81・82a・82b・83・84
は、主変速レバー77の操作角度が高速側へ最大となる
とともに、前記副変速切換スイッチ76が低速側へ切り
換えられた状態での値を示しており、それぞれ、HST
コントローラ141内の記憶装置に予め記憶されてい
る。
【0023】機体中心基準速度線84は、ステアリング
操作角度が角度θ1 よりも小さい間は、速度V1 で一定
であり、ステアリング操作角度が角度θ1 より大きくな
ると、値が直線的に減少するように形成されている。機
体中心付加速度線85は、ステアリング操作角度が角度
θ1 よりも小さい間は0で一定であり、ステアリング操
作角度が角度θ1 より大きくなると角度θaまでの間増
加し、角度θa を超えると減少する、上に凸の略蒲鉾型
の曲線に形成されている。そして、前記機体中心実速度
線81は、機体中心基準速度線84の値に機体中心付加
速度85の値を加えて構成され、ステアリング操作角度
が0で直進状態のときの速度はV1 である。
【0024】また、HST出力回転速度線83は、左右
のクローラ式走行装置1に伝達される走行駆動回転に回
転数差を生じさせるものであり、ステアリング操作角度
が角度θ1 よりも小さい間は0で一定であり、ステアリ
ング操作角度が角度θ1 より大きくなると、値が直線的
に増加するように形成されている。そして、前記旋回外
側クローラ走行装置速度線82aは機体中心実速度線8
1の値にHST出力回転速度線83の値を加えたもので
あり、旋回内側クローラ走行装置速度線82bは機体中
心実速度線81の値からHST出力回転速度線83の値
を減じたものである。
【0025】即ち、走行用HST110の比例電磁弁6
1及び旋回用HST120の比例電磁弁62を制御し
て、ステアリング操作角度が大きくなるに従い、機体中
心実速度線81に従って機体の走行速度を減少させてい
る。また、左右のクローラ式走行装置1の駆動速度を、
機体中心実速度線81の値にHST出力回転速度線83
の値をそれぞれ増減した旋回外側クローラ走行装置速度
線82aと旋回内側クローラ走行装置速度線82bとに
従って変化させ、ステアリング操作角度が大きくなるに
従い、左右のクローラ式走行装置1の駆動速度の差が大
きくなるようにしている。
【0026】この場合、ステアリング操作角度の増加に
伴う走行速度の減少は、前記機体中心基準速度84の如
く直線的に減少させたのでは、ステアリング操作角度が
小さい範囲で、ステアリング操作角度に対する旋回度合
いが大きく、急に旋回するように感じられて旋回時のフ
ィーリングが良くないため、機体中心付加速度85を加
えて、機体中心実速度81の如くステアリング操作角度
が小さい範囲では走行速度の減少度合いが小さくなるよ
うにしている。これにより、ステアリング操作角度が小
さいときには、ステアリング操作角度に対する旋回度合
いを抑えることができ、ステアリング操作角度が小さい
場合でもステアリング操作角度に応じた感覚の旋回状態
を得ることが可能となり、旋回時のフィーリング及び旋
回精度を向上することができる。
【0027】また、機体中心付加速度85は、機体中心
実速度81が、ステアリング操作角度が大きくなるに従
って走行速度の減少度合いが大きくなるように形成され
ているため、ステアリング操作角度が大きいときには低
速で旋回が行われ、エンジン3の出力の範囲内で急旋回
を行うことが可能となっている。さらに、上述の如くの
旋回を行うための、走行用HST110及び旋回用HS
T120の制御を、該走行用HST110及び旋回用H
ST120に付設した比例電磁弁61・62を制御する
ことにより行っているため、該走行用HST110及び
旋回用HST120を電気的に制御することが可能であ
り、制御機構を簡単且つコンパクトな構成とすることか
でき、メンテナンスの容易化を図ることもできる。
【0028】そして、前述の如く、ステアリング操作角
度の増減に伴い走行速度を変化させる場合には、図1
1、図12に示すように、例えば左最大旋回時から中立
位置を経て右最大旋回時に至るまで直線的に増加する、
HSTコントローラ141に入力されたステアリング操
作角度値VST(ステップS21)を、左右旋回にかかわ
らずステアリング操作角度が大きくなるに従って増加す
るステアリング操作角度補正値VST’に補正した後に、
走行用比例電磁弁61用の出力VC から該ステアリング
操作角度補正値VST’を減じる(ステップS22)こと
により、走行速度を変化させるようにしている。
【0029】また、走行速度に応じた旋回を行うために
は、図13に示すフローで旋回用HST120を制御し
ている。まず、主変速レバー77の設定値である主変速
レバー角度値Ve 、及びステアリング操作角度値VST
HSTコントローラ141に入力される(ステップ3
1、ステップ32)。入力された主変速レバー角度値V
e は、例えば図14に示すように、左最大旋回時から中
立位置を経て右最大旋回時に至るまで直線的に増加する
が、この値が、左右旋回にかかわらずステアリング操作
角度が大きくなるに従って増加する主変速レバー角度補
正値Ve ’に変換される(ステップS33)とともに、
ステアリング操作角度値VSTに応じた操向用比例電磁弁
62用の出力Vt が求められる。そして、求められた出
力Vt から主変速レバー角度補正値Ve ’を減じた値
を、操向用比例電磁弁62用の出力として、HSTコン
トローラ141から出力するようにしている。
【0030】また、旋回内側及び旋回外側のクローラ式
走行装置1の走行速度を求めるフローは、図15に示す
如くである。即ち、ステアリング操作角度値VSTがHS
Tコントローラ141に入力される(ステップS51)
と、図16に示すように、左右への旋回度合いが大きく
なるに従って値が減少するステアリング操作角度補正値
ST”に変換される(ステップS52)。このステアリ
ング操作角度補正値VST”に基づいて操向用比例電磁弁
62用の出力Vt が求められる。そして、図5に機体中
心実速度81で表される機体中心実速度値Vctから出力
t を減じて旋回内側のクローラ式走行装置1の走行速
度が求められ(ステップS53)、該機体中心実速度値
ctに出力Vt を加えて旋回外側のクローラ式走行装置
1の走行速度が求められる(ステップS54)ようにし
ている。
【0031】また、図7には、主変速レバー77の操作
角度が高速側への最大操作角度の半分の値であるととも
に、前記副変速切換スイッチ76が低速側へ切り換えら
れた状態での、機体中心実速度91、外側クローラ走行
装置速度線92a、旋回内側クローラ走行装置速度線9
2b、及びHST出力回転速度線93を示している。こ
れらの各速度線91・92a・92b・93は、前述の
各速度線81・82a・82b・83に対し、主変速レ
バー77の操作角度が小さくなった分だけ、全体的に低
速側へシフトさせたものであり、ステアリング操作角度
に対する増減傾向は同じに形成されている。この場合、
ステアリング操作角度が0で直進状態のときの前記機体
中心実速度線91の値は速度V2 である。
【0032】さらに、図8には、主変速レバー77の操
作角度が高速側へ高速側へ最大となるとともに、副変速
切換スイッチ76が高速側へ切り換えられた状態での、
機体中心実速度101、外側クローラ走行装置速度線1
02a、旋回内側クローラ走行装置速度線102b、及
びHST出力回転速度線103を示している。これらの
各速度線101・102a・102b・103は、前述
の各速度線8・82a・82b・83に対し、副変速機
構が高速側へ切り換えられた分だけ、全体的に高速側へ
シフトさせたものであり、ステアリング操作角度に対す
る増減傾向は同じに形成されている。この場合、ステア
リング操作角度が0で直進状態のときの前記機体中心実
速度線101の値は速度V3 である。
【0033】このように、直進時の速度がそれぞれV
1 、V2 、V3 である、前記各速度線81・82a・8
2b・83、各速度線91・92a・92b・93及び
各速度線101・102a・102b・103の如く、
主変速レバー77の操作角度及び副変速切換スイッチ7
6の切換状態に応じた、即ち機体の速度に応じた速度線
がそれぞれ設定され、HSTコントローラ141内の記
憶装置に記憶されている。
【0034】また、図5に示すように、副変速切換スイ
ッチ76が低速側へ切り換えられるとともに、主変速レ
バー77の操作角度が高速側へ最大となるように操作さ
れ、直進時速度がV1 である場合には、ステアリング操
作角度がθ2 となったときに旋回内側クローラ走行装置
速度線82bの値が0となるように、走行用HST11
0及び旋回用HST120が制御されている。この状態
においては、旋回内側のクローラ式走行装置1は停止
し、旋回外側のクローラ式走行装置1のみが駆動された
状態で旋回を行う、所謂ブレーキターンが行われる。
【0035】同様に、図7に示すように、副変速切換ス
イッチ76が低速側へ切り換えられるとともに、主変速
レバー77の操作角度が高速側へ最大となる位置に対し
て半分の位置まで操作され、直進時速度がV2 である場
合においても、旋回内側クローラ走行装置速度線92b
の値が0となってブレーキターンが行われるのは、ステ
アリング操作角度がθ2 となったときである。
【0036】さらに、副変速切換スイッチ76が低速側
へ切り換えられている場合には、主変速レバー77が他
の何れの操作位置にあるときでも、ステアリング操作角
度がθ2 となった際に、旋回内側クローラ走行装置速度
線の値が0となってブレーキターンが行われるように制
御されている。
【0037】一方、副変速切換スイッチ76が高速側に
切り換えられている場合には、図8に示すように、ステ
アリング操作角度がθ3 となったときに旋回内側クロー
ラ走行装置速度線102bの値が0となってブレーキタ
ーンが行われるように制御しており、この場合において
も、主変速レバー77が他の何れの操作位置にあって
も、ステアリング操作角度がθ3 となったときにブレー
キターンが行われるようにしている。
【0038】このように、主変速レバー77の操作位置
(操作角度)、即ち機体の走行速度にかかわらず、一定
のステアリング操作角度θ2 ・θ3 にてブレーキターン
が開始されるように、走行用HST110及び旋回用H
ST120が制御されるように構成している。従って、
主変速レバー77の操作位置を気にすることなく、ステ
アリングハンドル7を一定角度まで操作するだけで常に
ブレーキターンを行うことができ、また、旋回途中で主
変速レバー77を操作して増速・減速を行ったとしても
ブレーキターン状態を保持することができ、正確で高精
度な旋回動作を容易に行うことが可能となる。
【0039】尚、このようにブレーキターンを行う場合
と同様に、左右のクローラ式走行装置1が反対方向に等
速度で駆動されるスピンターンを行う場合においても、
主変速レバー77の操作位置にかかわらず、一定のステ
アリング操作角度にてブレーキターンが開始されるよう
に、走行用HST110及び旋回用HST120を制御
することもできる。
【0040】また、図5にHST出力回転速度線83や
図7に示すHST出力回転速度線93等のHST出力回
転速度線の値は、前記速度V1 ・V2 等の速度の大き
さ、及び図9に示す旋回HST駆動係数に応じて決定さ
れている。この旋回HST駆動係数は主変速レバー77
の操作位置によって変化し、図9に示す旋回HST駆動
係数線86のように、主変速レバー77が低速側へ操作
されているときの方が、高速側へ操作されているときよ
りも大きな値となるようにしている。本例の場合、主変
速レバー77の操作位置が最低速側位置にあるときに旋
回HST駆動係数が最大であり、該操作位置が高速側へ
移動するに従って除々に低下している。そして、主変速
レバー77の操作位置が略中央部から最高速側までの範
囲にあるときは、略一定値となっている。
【0041】このように、主変速レバー77が低速側位
置へ操作されているときには、高速側位置へ操作されて
いるときよりも旋回HST駆動係数値を大きくして、速
度の大きさに対する旋回用HST120の出力回転数が
多くなるように、該旋回用HST120を制御してい
る。即ち、旋回HST駆動係数線を主変速レバー77の
操作位置にかかわらず一定とした場合には、低速走行時
の旋回度合いが小さくステアリングハンドル7の切れ具
合が鈍いと感じるが、前述の如く、主変速レバー77が
低速側位置へ操作された低速走行時に、走行速度に対す
る旋回度合いを増加させることにより、低速時において
もステアリングハンドル7の切れ具合が良く感じられ、
良好な旋回感覚を得ることができる。
【0042】以上の如く、本クローラトラクタにおいて
は、走行用HST110と旋回用HST120との出力
回転数を、ステアリング操作角度及び主変速レバー操作
角度の大きさに連動させて制御しているので、ステアリ
ング操作や主変速レバー操作状態に応じて、走行用HS
T110と旋回用HST120とをきめ細かく制御し、
また多様な制御を行うことが可能となり、旋回精度や旋
回フィーリングの向上を図ることができる。
【0043】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したことに
より、次のような効果が得られる。即ち、請求項1に記
載の如く、ステアリング操作角度及び主変速レバー操作
角度の大きさに連動させて、走行用油圧式無段変速機と
旋回用油圧式無段変速機との出力回転数を制御したの
で、ステアリング操作や主変速レバー操作状態に応じ
て、走行用HSTと旋回用HSTとをきめ細かく制御
し、また多様な制御を行うことが可能となり、旋回精度
や旋回フィーリングの向上を図ることができる。
【0044】また、請求項2に記載の如く、前記走行用
油圧式無段変速機及び旋回用油圧式無段変速機にそれぞ
れ比例電磁弁を付設し、ステアリング操作角度及び主変
速レバー操作角度の大きさに連動させて該比例電磁弁を
制御することにより、走行用油圧式無段変速機と旋回用
油圧式無段変速機との出力回転数を制御するので、走行
用HST及び旋回用HSTの制御を電気的に制御するこ
とが可能であり、制御機構を簡単且つコンパクトな構成
とすることかでき、メンテナンスの容易化を図ることも
できる。
【0045】また、請求項3に記載の如く、前記走行用
油圧式無段変速機及び旋回用油圧式無段変速機は、ステ
アリング操作角度が大きくなるにつれて、走行速度が減
少するように制御され、ステアリング操作角度が小さい
ときには走行速度の減少度合いが小さく、ステアリング
操作角度が大きくなるに従って走行速度の減少度合いが
大きくなるように制御するので、ステアリング操作角度
が小さいときには、ステアリング操作角度に対する旋回
度合いを抑えることができ、ステアリング操作角度が小
さい場合でもステアリング操作角度に応じた感覚の旋回
状態を得ることが可能となり、旋回時のフィーリング及
び旋回精度を向上することができる。また、ステアリン
グ操作角度が大きいときには低速で旋回が行われ、エン
ジンの出力の範囲内で急旋回を行うことが可能となる。
【0046】また、請求項4に記載の如く、前記旋回用
油圧式無段変速機の出力回転数を、主変速レバーが高速
側へ操作されているときよりも、低速側へ操作されてい
るときの方が大きくなるように制御するので、低速時に
おいてもステアリングハンドルの切れ具合が良く感じら
れ、良好な旋回感覚を得ることができる。
【0047】また、請求項5に記載の如く、前記走行用
油圧式無段変速機及び旋回用油圧式無段変速機を、ブレ
ーキターン又はスピンターンが開始されるステアリング
操作角度が主変速レバー操作角度にかかわらず一定とな
るように制御したので、主変速レバーの操作位置を気に
することなく、ステアリングハンドルを一定角度まで操
作するだけで常にブレーキターン又はスピンターンを行
うことができ、また、旋回途中で主変速レバーを操作し
て増速・減速を行ったとしてもブレーキターン又はスピ
ンターンの状態を保持することができ、正確で高精度な
旋回動作を容易に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるクローラトラクタを示
す側面図である。
【図2】クローラトラクタの動力伝達系を示すスケルト
ン図である。
【図3】比例電磁弁が付設された走行用HST及び旋回
用HSTを示す油圧回路図である。
【図4】走行用HST及び旋回用HSTを制御するため
のHSTコントローラ等の構成を示す図である。
【図5】主変速レバーの操作角度が高速側へ最大となる
とともに、副変速切換スイッチが低速側へ切り換えられ
た状態でのステアリングハンドルの操作角度と機体各部
の速度との関係を示す図である。
【図6】図5における機体中心実速度線を構成する機体
中心基準速度線と機体中心付加速度線とを示す図であ
る。
【図7】主変速レバーの操作角度が最高速側から半分の
位置であるとともに、副変速切換スイッチが低速側へ切
り換えられた状態でのステアリングハンドルの操作角度
と機体各部の速度との関係を示す図である。
【図8】主変速レバーの操作角度が高速側へ最大となる
とともに、副変速切換スイッチが高速側へ切り換えられ
た状態でのステアリングハンドルの操作角度と機体各部
の速度との関係を示す図である。
【図9】主変速レバー操作位置と旋回用HSTの駆動係
数との関係を示す図である。
【図10】走行用比例電磁弁及び操向用比例電磁弁の制
御フローを示す図である。
【図11】ステアリング操作角度の増減に伴い走行速度
を変化させる場合の制御フローを示す図である。
【図12】図11での制御に用いられるステアリング操
作角度値及びステアリング操作角度補正値を示す図であ
る。
【図13】走行速度に応じた旋回を行うための制御フロ
ーを示す図である。
【図14】図13での制御に用いられる主変速レバー角
度値及び主変速レバー角度補正値を示す図である。
【図15】旋回内側及び旋回外側のクローラ式走行装置
の走行速度を求める制御フローを示す図である。
【図16】図15での制御に用いられるステアリング操
作角度値及びステアリング操作角度補正値を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 クローラ式走行装置 3 エンジン 7 ステアリングハンドル 61・62 比例電磁弁 77 主変速レバー 78 主変速レバー角度センサ 79 ステアリング操作角度センサ 110 走行用HST 120 旋回用HST
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 59:58 F16H 59:58 (72)発明者 加藤 勝則 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ーディーゼル株式会社内 (72)発明者 三輪 敏之 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ーディーゼル株式会社内 Fターム(参考) 2B043 AA04 AB08 AB13 BA02 BA05 BB01 DA04 DB04 DB18 DB20 DB22 DC01 EA02 EB10 EB12 EB13 EB14 EB22 EC02 EC12 EC13 EC14 EC16 ED03 ED15 ED23 3D052 AA06 AA18 BB01 BB08 DD03 EE01 FF01 FF02 GG03 GG05 HH01 HH02 JJ06 JJ08 JJ37 3J053 AA01 AB02 AB03 AB32 DA22 EA01 FA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右のクローラ式走行装置、走行用油圧
    式無段変速機、及び旋回用油圧式無段変速機を備え、走
    行用油圧式無段変速機の出力を差動装置へ入力して左右
    のクローラ式走行装置を走行駆動するとともに、旋回用
    油圧式無段変速機の出力を差動装置に入力することによ
    り左右のクローラ式走行装置の駆動回転数を異ならせて
    操向を行うクローラ式走行車両において、ステアリング
    操作角度及び主変速レバー操作角度の大きさに連動させ
    て、走行用油圧式無段変速機と旋回用油圧式無段変速機
    との出力回転数を制御したことを特徴とするクローラ式
    走行車両。
  2. 【請求項2】 前記走行用油圧式無段変速機及び旋回用
    油圧式無段変速機にそれぞれ比例電磁弁を付設し、ステ
    アリング操作角度及び主変速レバー操作角度の大きさに
    連動させて該比例電磁弁を制御することにより、走行用
    油圧式無段変速機と旋回用油圧式無段変速機との出力回
    転数を制御することを特徴とする請求項1に記載のクロ
    ーラ式走行車両。
  3. 【請求項3】 前記走行用油圧式無段変速機及び旋回用
    油圧式無段変速機は、ステアリング操作角度が大きくな
    るにつれて、走行速度が減少するように制御され、ステ
    アリング操作角度が小さいときには走行速度の減少度合
    いが小さく、ステアリング操作角度が大きくなるに従っ
    て走行速度の減少度合いが大きくなるように制御するこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のクローラ
    式走行車両。
  4. 【請求項4】 前記旋回用油圧式無段変速機の出力回転
    数を、主変速レバーが高速側へ操作されているときより
    も、低速側へ操作されているときの方が大きくなるよう
    に制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載のクローラ式走行車両。
  5. 【請求項5】 前記走行用油圧式無段変速機及び旋回用
    油圧式無段変速機を、ブレーキターン又はスピンターン
    が開始されるステアリング操作角度が主変速レバー操作
    角度にかかわらず一定となるように制御したことを特徴
    とする請求項1又は請求項2に記載のクローラ式走行車
    両。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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