JP4455692B2 - 波形表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力信号をデータ化した信号波形データに基づく信号波形を表示する波形表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の波形表示装置として、図9に示す波形記録装置51が従来から知られている。この波形記録装置51は、入力信号Sをデータ化した波形データDW の記録や、波形データDW に基づく信号波形の表示などを実行可能に構成されている。具体的には、波形記録装置51は、入力信号Sの信号波形に対応する波形データDW を生成する測定部2と、波形データDW に基づく信号波形などを表示する表示部3と、キー31a〜31eからなるファンクションキー部31(図11参照)などが配列された操作部4と、波形データDW のフロッピーディスク(以下、「FD」という)への記録やFDからの読み出しを実行するフロッピーディスクドライブ(以下、「FDD」という)5と、測定部2の測定制御および表示部3の表示制御などを実行する制御部56と、波形データDW を一時的に記憶するRAM57と、制御部56の動作プログラムなどを記憶するROM58とを備えている。
【0003】
この波形記録装置51は、いわゆるトリガ機能を有しており、このトリガ機能実行時には、波形データDW の記録・表示は、測定部2に入力される入力信号Sのレベルが所定の電圧範囲を外れた時点や、所定の設定値を上向き(+方向)または下向き(−方向)で横切った時点で開始される。例えば図10に示す入力信号S1が例えば±0.1Vの電圧範囲を外れたときにトリガ機能によって記録・表示を行う際には、まず、操作部4の所定のキーを操作することにより、図12に示す波形表示画面71を表示部3に表示させる。この状態では、制御部56は、入力信号S1の電圧値が±0.1Vの電圧範囲を外れた時間t1の時点で、測定部2から出力される波形データDW のRAM57への記憶を開始する共に、その波形データDW に基づく信号波形W1を表示部3の波形表示画面71に逐次表示させる。
【0004】
また、波形記録装置51では、波形データDW の記録が完了した後に、RAM57に記憶されている波形データDW に基づく信号波形の任意の波形部位を範囲指定して拡大表示することもできる。具体的には、まず、波形データDW に基づく信号波形W1を波形表示画面71に表示した状態でファンクションキー部31のキー31eを操作して、図11に示す表示範囲指定用画面61を表示部3に表示させる。この場合、表示範囲指定用画面61は2分割表示され、上側の分割表示画面には、波形データDW に基づく信号波形の任意の波形部位を範囲指定可能に信号波形全体を表示する全体表示画面62が表示され、下側の表示画面には、全体表示画面62上で範囲指定された波形部位を時間軸方向に拡大して表示する拡大表示画面63が表示される。また、表示範囲指定用画面61には、拡大表示すべき波形部位を全体表示画面62上で範囲指定するためのカーソル表示64a,64bが表示される。
【0005】
この際に、制御部56は、RAM57から波形データDW を読み込むと共に、読み込んだ波形データDW に基づいて、図11に示すように、全体表示画面62に信号波形W1全体を表示させる。同時に、制御部56は、この際に全体表示画面62上でカーソル表示64a,64bによって範囲指定されている信号波形W1の波形部位を時間軸方向に拡大して拡大表示画面63に表示させる。次に、ファンクションキー部31のキー31aを操作する。この状態では、カーソル表示64aによって範囲指定の始点が設定可能となり、キー31c,31dを操作することによりカーソル表示64aを任意の部位に移動させる。同様にして、キー31bを操作し、キー31c,31dを操作することによりカーソル表示64bを範囲指定の終点に移動させる。これにより、拡大表示画面63には、カーソル表示64a,64bによって範囲指定された信号波形W1の所定波形部位が時間軸方向に拡大して表示される。この後、キー31eを操作すると、図12に示すように、波形表示画面71が表示部3に表示され、表示範囲指定用画面61上で範囲指定した信号波形W1が波形表示画面71に表示される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の波形記録装置51には、以下の問題点がある。すなわち、従来の波形記録装置51では、新たに入力された入力信号Sに基づく信号波形W1を波形表示画面71に表示させたり、記録完了した波形データDW に基づく信号波形W1の任意の波形部位を表示範囲指定用画面61上で範囲指定して波形表示画面71に拡大表示させたりすることができる。しかし、波形データDW に基づく信号波形W1における任意かつ複数の波形部位を表示部3に同時に表示することができない。このため、信号波形W1における任意の波形部位同士の比較が困難となる結果、例えば、近似する過渡応答波形が複数含まれる信号波形W1において、複数の過渡応答波形同士を比較することにより、異常な過渡応答波形が含まれていないかを発見するのが困難であるという問題点がある。
【0007】
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、入力信号の任意かつ複数の波形部位同士を容易に比較することが可能な波形表示装置を提供することを主目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく請求項1記載の波形表示装置は、入力信号をデータ化した信号波形データを記憶する波形メモリと、入力信号の信号波形を表示する表示部とを備え、表示部の表示画面を分割してなる複数の分割表示画面が表示される波形表示画面を表示部に表示し、入力信号の任意かつ複数の波形部位にそれぞれ対応する信号波形データを波形メモリから読み出して複数の波形部位を複数の分割表示画面にそれぞれ表示可能に構成されている波形表示装置において、信号波形データに基づく入力信号の信号波形の全体または一部を表示する全体表示画面と全体表示画面上でカーソル表示によって範囲指定された信号波形の波形部位を時間軸方向に拡大して表示する選択範囲確認用画面とが表示される表示範囲指定用画面を表示すると共に、全体表示画面上でカーソル表示によって複数の波形部位が範囲指定された際には、表示範囲指定用画面に代えて波形表示画面を表示して範囲指定された複数の波形部位を複数の分割表示画面にそれぞれ表示させることを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の波形表示装置は、請求項1記載の波形表示装置において、複数の分割表示画面にそれぞれ表示した複数の波形部位を各々の任意の波形部位に同期させて表示することを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の波形表示装置は、請求項1または2記載の波形表示装置において、複数の分割表示画面にそれぞれ表示した複数の波形部位のうち任意の2つ以上を複数の分割表示画面のいずれか1つに重ね合わせて表示することを特徴とする。
【0011】
請求項4記載の波形表示装置は、請求項1から3のいずれかに記載の波形表示装置において、複数の波形部位を互いに同期してスクロール表示することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明に係る波形表示装置を波形記録装置に適用した好適な発明の実施の形態について説明する。なお、従来の波形記録装置51と同一の構成要素については同一の符号を付して重複した説明を省略する。
【0014】
最初に、図9のブロック図を参照して、本発明の実施の形態に係る波形記録装置1の電気的な構成について説明する。
【0015】
同図に示すように、波形記録装置1は、測定部2、表示部3、操作部4、FDD5、制御部6、RAM7およびROM8を備えて構成されている。測定部2は、入力信号Sをアナログ−ディジタル変換して波形データDW を生成すると共に、その波形データDW を制御部6に出力する。表示部3は、LCDパネルまたはブラウン管(CRT)で構成され、制御部6の制御下で波形データDW に基づく信号波形などを表示する。操作部4には、使用状況に応じて各種機能が割り当てられると共に割り当てられた機能を示す機能表示が表示部3に表示されるキー31a〜31eからなるファンクションキー部31や、表示部3に表示された信号波形を左右方向にスクロールさせるためのジョグダイヤルやシャトルダイヤルなどの各種キーが配列されている。FDD5は、波形データDW のFDへの記録、およびFDに記録された波形データDW の読込みを実行する。制御部6は、入力した波形データDW のRAM7への記憶制御、その波形データDW に基づく信号波形の表示部3への表示制御、並びに、FDD5に対するFDへの波形データDW の記録制御および波形データDW の読出し制御などを実行する。RAM7は、本発明における波形メモリに相当し、複数の信号波形にそれぞれ対応する波形データDW を独立して記憶可能に構成されている。ROM8は、制御部6の動作プログラムなどを記憶する。
【0016】
次に、波形記録装置1の全体的な動作について説明する。なお、以下の説明において、図10に示す入力信号S1についての波形データDW の記録が完了し、その波形データDW がRAM7に既に記憶されているものとし、かつ、トリガ測定によって入力信号S1の記録が開始された時間を便宜上同図に示す時間t1とする。また、波形記録装置51の有する機能と同一の機能については重複した説明を省略し、以下、図10に示す入力信号S1における時間t1,t4の波形部位をそれぞれ先頭波形部位とする過渡応答波形同士を比較する場合の表示方法について、各図を参照して説明する。
【0017】
まず、操作部4の所定キーを操作することにより、図1に示す波形表示画面11を表示部3に表示させる。この場合、波形表示画面11には、本発明における分割表示画面にそれぞれ相当し上下方向に並べられた第1表示画面12および第2表示画面13が表示される。また、波形表示画面11には、第1表示画面12または第2表示画面13に表示される信号波形の所定部位を指定するためのカーソル表示14と、カーソル表示14で指定された波形部位についての記録開始時からの経過時間およびその振幅値を表示するカーソル読取表示15と、そのカーソル読取表示機能が選択割付けされた表示画面を示す選択画面表示16とが表示される。この場合、カーソル表示14は、選択画面表示16が表示されている両表示画面12,13のいずれか一方にのみ表示され、ファンクションキー部31のキー31d,31eの操作に応じて左右に移動する。
【0018】
次いで、操作部4の所定キーを操作して、両表示画面12,13における時間軸レンジを設定する。この場合、時間軸フルスケールを例えば5秒に設定する。次に、図11に示すように、所定キー操作によって入力信号S1の信号波形W1を両表示画面12,13に表示させる。この際には、制御部6は、RAM7から波形データDW を読み出すと共に、両表示画面12,13の左端に、その波形データDW に基づく信号波形W1における先頭波形部位(図10における時間t1の時点で記録開始された波形部位)をそれぞれ表示し、かつ5秒の記録時間に相当する波形部位を表示させる。次に、ファンクションキー部31のキー31cを操作することにより、図2に示すように、選択画面表示16を第2表示画面13側に移動する。この状態では、操作部4のジョグダイヤルまたはシャトルダイヤルを操作することによって第2表示画面13の信号波形W1を画面左右方向にスクロールすることができる。次いで、例えばシャトルダイヤルを右回転することにより、図3に示すように、第2表示画面13の信号波形W1を画面左側に向けてスクロールする。
【0019】
次に、図4に示すように、第1表示画面12の信号波形W1における時間t1の時点の波形部位と、第2表示画面13の信号波形W1における時間t4の時点の波形部位とが波形表示画面11の上下方向に並んだときに、キー31aを操作する。この状態では、第1表示画面12の信号波形W1と第2表示画面13の信号波形W1とが同期して表示され、以後、ジョグダイヤルまたはシャトルダイヤルを操作した際には、両信号波形W1,W1が連動して同一方向にスクロールする。次いで、シャトルダイヤルをさらに右回転することにより、図5に示すように、信号波形W1における時間t2〜t3に相当する波形部位が第1表示画面12に表示され、信号波形W1における時間t5〜t6に相当する波形部位が第2表示画面13に表示される。
【0020】
この場合、オペレータは、第1表示画面12および第2表示画面13にそれぞれ表示された信号波形W1,W1を比較することによって、その相違点を容易に識別することができる。例えば、信号波形W1における時間t4の波形部位を先頭波形部位とする過渡応答波形の0Vに収束するまでの時間が、時間t1の波形部位を先頭波形部位とする過渡応答波形と比較して数秒遅れていることを容易に判別することができる。このように、この波形記録装置1によれば、波形データDW に基づく信号波形W1の任意の2箇所の波形部位を、波形表示画面11の上下に分割表示した第1表示画面12および第2表示画面13にそれぞれ表示することにより、信号波形W1の任意の2箇所の波形部位同士を容易に比較することができる。また、第1表示画面12の信号波形W1と第2表示画面13の信号波形W1とを同期してスクロール表示することにより、減衰振動が長時間に亘る過渡応答波形などを比較する際にも、オペレータに対して、その相違点を極めて容易に識別させることができる。
【0021】
また、波形記録装置1では、信号波形W1全体を表示部3に表示させた状態で、両表示画面12,13にそれぞれ表示すべき波形部位を範囲指定することもできる。この際には、まず、図6に示すように、表示範囲指定用画面21を表示部3に表示させる。この場合、表示範囲指定用画面21には、時間軸レンジの設定値に応じて信号波形W1の全体または一部を表示する全体表示画面22と、全体表示画面22上で範囲指定された信号波形W1の所定波形部位を表示する選択範囲確認用画面23とが表示される。また、全体表示画面22には、波形表示画面11における第1表示画面12に表示させる信号波形W1の所定波形部位を範囲指定するためのカーソル表示24a,24bが表示される。
【0022】
次いで、所定キー操作によって入力信号S1の信号波形W1を全体表示画面22に表示させる。この際には、制御部6は、RAM7から波形データDW を読み出すと共に、読み出した波形データDW に基づく信号波形W1を全体表示画面22に表示する。同時に、制御部6は、この際に全体表示画面22上でカーソル表示24a,24bによって範囲指定されている信号波形W1の所定波形部位を時間軸方向に拡大して選択範囲確認用画面23に表示する。次に、ファンクションキー部31のキー31aを操作する。この状態では、カーソル表示24aによって範囲指定の始点が設定可能となり、キー31c,31dを操作することによりカーソル表示24aを任意の部位に移動させる。同様にして、キー31bを操作し、キー31c,31dを操作することによりカーソル表示24bを範囲指定の終点に移動させる。これにより、選択範囲確認用画面23には、カーソル表示24a,24bによって範囲指定された信号波形W1が時間軸方向に拡大して表示される。
【0023】
次いで、キー31eを操作すると、波形表示画面11における第1表示画面12に表示すべき信号波形W1の表示範囲が確定すると共に、図7に示すように、全体表示画面22にカーソル表示25が表示される。この場合、カーソル表示25は、波形表示画面11における第2表示画面13に表示させる信号波形W1の範囲を指定するためのものであって、カーソル表示24a,24bによって既に範囲指定された記録時間と等しい記録時間に相当する波形部位を範囲指定可能に表示される。次に、キー31c,31dを操作することにより、時間t4〜t6に相当する波形部位をカーソル表示25で範囲指定する。この際に、制御部6は、カーソル表示25によって範囲指定された波形部位の信号波形W1を時間軸方向に拡大して選択範囲確認用画面23に表示する。
【0024】
次いで、キー31eを操作することにより、カーソル表示24a,24b,25による範囲指定が確定する。この際には、図8に示すように、制御部6は、カーソル表示24a,24bによって範囲指定された時間t1〜t3に相当する波形部位と、カーソル表示25によって範囲指定された時間t4〜t6に相当する波形部位とを両表示画面12,13にそれぞれ表示する。この状態では、スクロール表示についても、前述した表示処理と同様にして行われる。このように、波形記録装置1によれば、全体表示画面22に表示した信号波形W1の任意の波形部位を範囲指定できるため、対比すべき波形部位を容易に範囲指定することができる。
【0025】
また、図8に示す状態で所定キーを操作することにより、範囲指定した時間t1〜t3に相当する波形部位と、範囲指定した時間t4〜t6に相当する波形部位とが、例えば、第1表示画面12に重ね合わせて表示される。この場合には、両波形部位における相違点の識別が極めて容易となる。なお、この場合にも、両波形部位を同期させてスクロール表示することもでき、相対比する両波形部位の記録時間が長時間に亘る場合であっても、オペレータに対して、両波形部位の相違点を確実かつ極めて容易に識別させることができる。
【0026】
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されない。例えば、本発明の実施の形態では、波形表示画面11を上下に分割した第1表示画面12および第2表示画面13に信号波形W1,W1をそれぞれ表示する例について説明したが、本発明における分割表示画面は、これに限定されず、波形表示画面を左右方向に分割したり、3つ以上に分割して各々の分割表示画面に異なる信号波形をそれぞれ表示させてもよい。また、別々に記録した複数の信号波形の各々の任意の波形部位を独立して範囲指定できるように構成することもできる。
【0027】
【発明の効果】
以上のように、請求項1記載の波形表示装置によれば、1の分割表示画面としての全体表示画面上で複数の波形部位を範囲指定可能に構成したことにより、比較対象の波形部位を容易に範囲指定することができる。また、入力信号の任意かつ複数の波形部位にそれぞれ対応する信号波形データを波形メモリから読み出してその複数の波形部位を複数の分割表示画面にそれぞれ表示することにより、信号波形の任意かつ複数の波形部位同士を容易に比較することができる。
【0028】
また、請求項2記載の波形表示装置によれば、複数の分割表示画面にそれぞれ表示した複数の波形部位を各々の任意の波形部位に同期させて表示することにより、信号波形の任意かつ複数の波形部位同士をより容易に比較することができる。
【0029】
さらに、請求項3記載の波形表示装置によれば、複数の分割表示画面にそれぞれ表示した複数の波形部位のうち任意の2つ以上を複数の分割表示画面のいずれか1つに重ね合わせて表示することにより、両波形部位における相違点の識別を極めて容易に行うことができる。
【0030】
また、請求項4記載の波形表示装置によれば、複数の波形部位を互いに同期してスクロール表示することにより、減衰振動が長時間に亘る過渡応答波形などを比較する際にも、オペレータに対して、その相違点を確実かつ極めて容易に識別させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】波形表示画面11の第1表示画面12および第2表示画面13に波形データDW に基づく信号波形W1をそれぞれ表示させたときの表示部3の表示画面図である。
【図2】選択画面表示16を第2表示画面13側に移動させたときの表示部3の表示画面図である。
【図3】第2表示画面13の信号波形W1をスクロール表示しているときの表示部3の表示画面図である。
【図4】第1表示画面12の信号波形W1における時間t1に相当する波形部位と第2表示画面13の信号波形W1における時間t4に相当する波形部位とが上下方向に並んだときの表示部3の表示画面図である。
【図5】両表示画面12,13の信号波形W1,W1を同期してスクロール表示したときの表示部3の表示画面図である。
【図6】第1表示画面12に表示すべき信号波形W1の波形部位を表示範囲指定用画面21上で範囲指定したときの表示部3の表示画面図である。
【図7】第2表示画面13に表示すべき信号波形W1の波形部位を表示範囲指定用画面21上で範囲指定したときの表示部3の表示画面図である。
【図8】範囲指定された信号波形W1の所定波形部位を両表示画面12,13にそれぞれ表示したときの表示画面図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る波形記録装置1および従来の波形記録装置51の電気的構成を示すブロック図である。
【図10】波形データDW の基となる入力信号S1の一例を示す信号波形図である。
【図11】波形表示画面71に表示すべき信号波形W1の波形部位を表示範囲指定用画面61上で範囲指定しているときの表示部3の表示画面図である。
【図12】範囲指定された信号波形W1を波形表示画面71に表示したときの表示部3の表示画面図である。
【符号の説明】
1 波形記録装置
3 表示部
6 制御部
7 RAM
11 波形表示画面
12 第1表示画面
13 第2表示画面
21 表示範囲指定用画面
22 全体表示画面
23 選択範囲確認用画面
24a,24b カーソル表示
25 カーソル表示
DW 波形データ
S,S1 入力信号
W1 信号波形
Claims (4)
- 入力信号をデータ化した信号波形データを記憶する波形メモリと、前記入力信号の信号波形を表示する表示部とを備え、前記表示部の表示画面を分割してなる複数の分割表示画面が表示される波形表示画面を当該表示部に表示し、前記入力信号の任意かつ複数の波形部位にそれぞれ対応する前記信号波形データを前記波形メモリから読み出して当該複数の波形部位を前記複数の分割表示画面にそれぞれ表示可能に構成されている波形表示装置において、
前記信号波形データに基づく前記入力信号の前記信号波形の全体または一部を表示する全体表示画面と当該全体表示画面上でカーソル表示によって範囲指定された前記信号波形の波形部位を時間軸方向に拡大して表示する選択範囲確認用画面とが表示される表示範囲指定用画面を表示すると共に、当該全体表示画面上でカーソル表示によって前記複数の波形部位が範囲指定された際には、当該表示範囲指定用画面に代えて前記波形表示画面を表示して前記範囲指定された前記複数の波形部位を前記複数の分割表示画面にそれぞれ表示させることを特徴とする波形表示装置。 - 前記複数の分割表示画面にそれぞれ表示した前記複数の波形部位を各々の任意の波形部位に同期させて表示することを特徴とする請求項1記載の波形表示装置。
- 前記複数の分割表示画面にそれぞれ表示した前記複数の波形部位のうち任意の2つ以上を当該複数の分割表示画面のいずれか1つに重ね合わせて表示することを特徴とする請求項1または2記載の波形表示装置。
- 前記複数の波形部位を互いに同期してスクロール表示することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の波形表示装置。
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