JP4455240B2 - ミシン - Google Patents
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Description
また、サイドガイドには、係止部材102若しくは被係止部材106の先端面に当接するストッパが設けられており、このストッパがサイドガイドにより位置決めされた係止部材102若しくは被係止部材106の先端面に当接することで、係止部材102若しくは被係止部材106の先方へのズレを規制している。
針を上下動する駆動モータと、
ブラジャーのベルトの端部及び前記ベルトの端部に縫着される係止具支持部材を重ねて保持する係止具保持装置と、
前記係止具保持装置を前記針の上下動経路に交差する方向に移動させる移動手段とを備え、
前記係止具保持装置は、前記係止具支持部材の両側縁に接する間隔で待機して少なくとも前記係止具支持部材を縫製位置に案内する作動位置と、前記係止具支持部材の両側縁から側方に隔離する不作動位置とに電気的な駆動手段により水平移動される一対のサイドガイドと、昇降動作して前記作動位置に位置する前記一対のサイドガイドの間に載置された前記係止具支持部材を押圧保持する部材押さえと、前記係止具支持部材に重ねて載置された前記ベルトの端部に昇降動作して前記ベルトの端部を押圧保持する補助押さえとを有し、
前記一対のサイドガイドの前記不作動位置への移動後に、前記係止具支持部材と前記ベルトの端部とが重なる部分の両側縁を含む周縁部に縫い目を形成して、前記係止具支持部材と前記ベルトの端部との縫着が行われるように、前記駆動手段、前記駆動モータ及び前記移動手段を制御する制御手段を備えたミシンであって、
前記制御手段は、
前記一対のサイドガイドの前記不作動位置への移動タイミングを、前記部材押さえによる前記係止具支持部材の押圧保持後とするか、前記補助押さえによる前記ベルトの端部の押圧保持後とするかを設定する設定手段を備え、
前記設定手段により設定された移動タイミングで前記一対のサイドガイドが不作動位置に移動されるように前記駆動手段を制御することを特徴としている。
下板2の前端部21には、図示しないミシン1の針板を臨む開口部22が設けられている。これにより、ブラジャーのベルトの両端部103,107や、係止部材102、被係止部材106を、開口部22を介して針板上に載置できるようになっている。また、開口部22よりも前方にあたる上端面23及び後方にあたる上端面24には、位置決めの基準となる目盛り25,26が設けられている。これらの目盛り25,26は互いの目盛り線がそれぞれ対応するように平行に配置されている。
水平部51,61には、垂直部52,62が延出する長板状の基板511,611と、基板511,611の後端から内側に向けて延出する第1延出板512,612と、第1延出板512,612に平行になるように基板511,611の前端から内側に向けて延出する第2延出板513,613とが設けられている。第1延出板512,612の内側面514,614と第2延出板513,613の内側面515,615とは前後方向に沿ってそれぞれ面一となるように形成されている。この第1延出板512,612の内側面514,614及び第2延出板513,613の内側面515,615が、係止部材102若しくは被係止部材106の両側縁に当接することで、係止部材102若しくは被係止部材106の幅方向の位置決めを行うようになっている。
ネジ止め部71,81の前半部分は、その内側面712,812が第1延出板512,612の内側面514,614と面一になっているが、ネジ止め部71,81の後半部分は前半部分よりも内側に張り出している。この張り出し部713,813の前端部には、垂直になるように下方に向けて延出するストッパ714,814と、ストッパ714,814の内側で斜め上方に傾くように前方に延出する第1防止部715,815とが設けられている。
そして、針板に沿いながら一対のサイドガイド5,6の間に係止部材102若しくは被係止部材106が進入してくると、先ず係止部材102若しくは被係止部材106の先端は、第2防止部718,818の下面(当接面)718a,818aに当接してから、第1防止部715,815の下面(当接面)715a,815aに当接し、その後ストッパ714,814に当接するようになっている。つまり、第1防止部715,815の下面715a,815a及び第2防止部718,818の下面718a,818aは、進入後における係止部材102若しくは被係止部材106の先端側に位置する部分が、基端側に位置する部分よりも低くなるように傾いている。
第1移動タイミングは、係止具支持部材が部材押さえ13によって押圧保持された後に、係止具支持部材から一対のサイドガイド5,6を不作動位置まで離間させて、ベルトの端部103,107が補助押さえ91で押圧保持されるように設定されている。つまり、一対のサイドガイド5,6への不作動位置への移動タイミングが部材押さえ13による係止具支持部材の押圧保持後となっている。
作業者は図2に示すように、部材押さえ13における押さえ部132の係止部材用押さえ部133を前方に位置させる。また、作業者は第2規制部材716,816をサイドガイド5,6から取り外しておき、さらに補助押さえ91の補助押さえ部96をベルトの一端部103の押さえが可能な位置まで移動させておく。次に下板2へ下板補助板98を取り付ける。その後、作業者はこれから縫い付けられる係止部材102を基に、一対のサイドガイド5,6の間隔及びストッパ714,814の位置を調整する。
一方、ストッパ714,814の位置調整時においては、作業者は縫製時の係止部材102の先端にストッパ714,814が位置するように第1規制部材7,8を前後方向に移動させる。
この場合、作業者は図7に示すように、部材押さえ13における押さえ部132の被係止部材用押さえ部134を前方に位置させる。また、作業者は第2規制部材716,816をサイドガイド5,6に取り付けておき、さらに補助押さえ91の補助押さえ部96をベルトの他端部107の押さえが可能な位置まで移動させておく。下板補助板98を下板2から外しておく。その後、作業者はこれから縫い付けられる被係止部材106を基に、係止部材102の場合と同様の手順で、一対のサイドガイド5,6の間隔及びストッパ714,814の位置を調整する。
例えば、本実施形態では、第2移動タイミングが指定された場合に、作業者は係止部材102若しくは被係止部材106の位置合わせをして(ステップS22)、部材押さえ13を下降させ(ステップS23)、部材押さえ13により係止部材102又は被係止部材106が保持されてから(ステップS24)、係止部材102若しくは被係止部材106とベルトの一端部103若しくは他端部107を重ね合わせているが(ステップS26)、部材押さえ13を下降させる前のステップS22のタイミングで、係止部材102若しくは被係止部材106の位置合わせと、係止部材102若しくは被係止部材106とベルトの一端部103若しくは他端部107との位置合わせを両方行って、その後、部材押さえ13を下降させるようにしてもよい。
3,4 サイドガイド用シリンダ(駆動源)
5,6 サイドガイド
12 制御部(制御手段)
13 部材押さえ
19 メモリスイッチ(設定手段)
91 補助押さえ
102 係止部材(係止具支持部材)
103 ベルトの一端部
106 被係止部材(係止具支持部材)
107 ベルトの他端部
Claims (1)
- 針を上下動する駆動モータと、
ブラジャーのベルトの端部及び前記ベルトの端部に縫着される係止具支持部材を重ねて保持する係止具保持装置と、
前記係止具保持装置を前記針の上下動経路に交差する方向に移動させる移動手段とを備え、
前記係止具保持装置は、前記係止具支持部材の両側縁に接する間隔で待機して少なくとも前記係止具支持部材を縫製位置に案内する作動位置と、前記係止具支持部材の両側縁から側方に隔離する不作動位置とに電気的な駆動手段により水平移動される一対のサイドガイドと、昇降動作して前記作動位置に位置する前記一対のサイドガイドの間に載置された前記係止具支持部材を押圧保持する部材押さえと、前記係止具支持部材に重ねて載置された前記ベルトの端部に昇降動作して前記ベルトの端部を押圧保持する補助押さえとを有し、
前記一対のサイドガイドの前記不作動位置への移動後に、前記係止具支持部材と前記ベルトの端部とが重なる部分の両側縁を含む周縁部に縫い目を形成して、前記係止具支持部材と前記ベルトの端部との縫着が行われるように、前記駆動手段、前記駆動モータ及び前記移動手段を制御する制御手段を備えたミシンであって、
前記制御手段は、
前記一対のサイドガイドの前記不作動位置への移動タイミングを、前記部材押さえによる前記係止具支持部材の押圧保持後とするか、前記補助押さえによる前記ベルトの端部の押圧保持後とするかを設定する設定手段を備え、
前記設定手段により設定された移動タイミングで前記一対のサイドガイドが不作動位置に移動されるように前記駆動手段を制御することを特徴とするミシン。
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