JP4453277B2 - コンバイン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンバインにおける脱穀部の伝動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンの動力を走行ミッションケース内の変速装置を経由して走行クローラに伝達し、走行ミッションケースから変速後の動力を伝動軸から取り出して脱穀部のフィードチェンに伝達するコンバインは公知である(例えば、特許文献1参照。)
【0003】
【特許文献1】
実開平5−7052号公報(第7〜8頁、第3図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術にあっては、脱穀部の機体前端部よりもフィードチェンの搬送始端部を前方に延長して設け、変速後の動力を走行ミッションケースの伝動軸から取り出して、フィードチェン伝動装置を経由して脱穀部のフィードチェンに伝達しているが、そのフィードチェン伝動装置の大部分はフィードチェンの搬送始端部よりも前側に位置している。従って、刈取搬送部の穀稈搬送装置から脱穀部のフィードチェンに穀稈が引き継がれる際に藁屑類が落下すると、フィードチェン伝動装置に落下し伝動トラブルが発生する不具合がある。そこで、この発明はこのような不具合を解消しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記問題点を解決するために、この発明は次のような技術的手段を講じた。
即ち、左右の走行クローラ(2,2)によって走行する走行車体(1)上に操縦席(3)と脱穀部(4)とグレンタンク(5)と排藁処理装置(6)を搭載し前記脱穀部前方には刈取搬送部(7)を設け、前記操縦席(3)の下方にエンジン(13)を配置し、該エンジン(13)の動力をベルト伝動装置(14)を経て走行ミッションケース(15)の上部に設けた静油圧式無段変速装置(16)に伝達し、該静油圧式無段変速装置(16)で変速された動力を中間伝動ケース(17)内の減速伝動装置(18)を経由して走行ミッションケース(15)上部のミッション入力軸(19)に伝達し、該ミッション入力軸(19)に伝達された動力を副変速装置(23)で変速して左右の走行クローラ(2,2)に伝達する構成とし、前記中間伝動ケース(17)を走行ミッションケース(15)の上部左側面に設け、該中間伝動ケース(17)から中間軸(21)を機体左側に延出させ、該中間軸(21)の左側端部に小径の第1プーリ(30)を取り付け、前記中間軸(21)から第1プーリ(30)と伝動ベルトとワンウェイクラッチ(39)を備えた第2プーリ(35)により構成されるベルト伝動装置(31)を経てフィードチェン駆動軸(32)に動力を伝達し、該フィードチェン駆動軸(32)からギヤボックス(33)内のギヤ(34,34)とフィードチェン駆動軸(36)とスプロケット(37)を経由してフィードチェン(11)に動力を伝達する構成とし、前記フィードチェン(11)を、搬送始端部に位置する前スプロケット(41)と搬送終端部に位置する後スプロケット(42)とフィードチェン(11)の始端部下方に位置する駆動スプロケット(43)及びテンションスプロケット(44)に巻き掛けた構成とし、前記前スプロケット(41)を脱穀部(4)の前端部(4a)よりも所定距離前側に配置し、該前スプロケット(41)よりも側面視において後側下方の部位に前記中間21及びベルト伝動装置(31)からなるフィードチェン伝動装置を配置し、該フィードチェン伝動装置を脱穀部(4)の前端部(4a)よりも前方で且つ走行ミッションケース(15)及び中間伝動ケース(17)の左側に形成される空間部(28)に配置し、該空間部(28)の上方を脱穀部(4)の入口漏斗(45)で覆い、フィードチェン伝動装置の下方には左側の走行クローラ(2)の前側部を配置し、該左側の走行クローラ(2)の上側面を前方へ上り傾斜させ、該左側の走行クローラ(2)の上側面の上方前側に第1プーリ(30)を配置し、該左側の走行クローラ(2)の上側面の上方後側に第2プーリ(35)を配置し、前記ベルト伝動装置(31)における伝動ベルトの中間部下方に上下動自在なテンションプーリ(38)を配置し、該テンションプーリ(38)を上方に移動させるとベルト伝動装置(31)を動力伝達状態とし、テンションプーリ(38)を下動させるとベルト伝動装置(31)を伝動切り状態とする構成としたことを特徴とするコンバインとする
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【発明の効果】
フィードチェン(11)の搬送始端部では、刈取搬送部(7)の穀稈搬送装置(10)から刈取穀稈を引き継ぐ関係から藁屑類が多く落下するが、この発明によると藁屑類は入口漏斗(45)上に落下して下方の空間部(28)への落下を少なくすることができ、仮に、藁屑類が入口漏斗(45)から漏れて下方の空間部(28)に落下しても、フィードチェン11の搬送始端部より後側に中間21)及びベルト伝動装置(31)が配置されているので、フィードチェン伝動装置への藁屑類の落下を少なくすることができ、フィードチェン伝動装置のトラブルを少なくすることができる。
【0014】
また、前方へ上り傾斜した左側の走行クローラ(2)の上側面の上方には、前側部に小径の第1プーリ(30)が配置され、後側部にはフィードチェン駆動軸(32)側の大径の第2プーリ(35)が配置され、これら第1プーリ(30)と第2プーリ(35)に伝動ベルトを巻き掛けてベルト伝動装置(31)を構成しているため、このベルト伝動装置(31)を走行クローラ(2)から上方に離れた位置に配置することができ、走行クローラ(2)が持ち上げた泥土のベルト伝動装置(31)への付着を少なくすることができる。
【0015】
また、前記ベルト伝動装置(31)には、伝動ベルトの中間部下方に上下動するテンションプーリ(38)を配置して、このテンションプーリ(38)を上方に移動させるとベルト伝動装置(31)を緊張して動力伝達状態とし、テンションプーリ(38)を下動させるとベルト伝動装置(31)を弛緩して伝動切り状態とする構成としているので、刈取作業中はベルト伝動装置(31)の伝動ベルトの下側部が上方に退避した状態となり、走行クローラ(2)が持ち上げた泥土の付着をますます少なくすることができ、ベルト伝動装置(31)の損傷を少なくすることができる。
【0016】
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示すこの発明の実施例の形態について説明する。
図1〜図3によりコンバインの全体構成について説明する。コンバインの走行車体1は左右の走行クローラ2,2により走行し、走行車体1上には、操縦席3、脱穀部4、グレンタンク5、排稾処理装置6等を搭載し、脱穀部4の前方には後部の支点回りに上下回動して昇降する刈取搬送部7が設けられている。
【0018】
しかして、植立穀稈は刈取搬送部7の分草杆により分草され、穀稈引起し装置により引き起こされて刈刃装置で刈り取られる。刈り取られた穀稈は穀稈搬送装置10に受け継がれて揚上搬送され、脱穀部4のフィードチェン11に引き継がれ、フィードチェン11により扱室内に送り込まれ、扱胴12の回転により脱穀される。脱穀物のうち受け網を通過した穀粒・藁屑類は揺動選別棚(図示省略)に落下供給され、篩作用により穀粒と藁屑類に分離されて下方の選別風路(図示省略)に移行し風選れる。風選された穀粒は一番揚穀機によりグレンタンク5に揚穀され収納される。また、選別風路の終端側に流れた藁屑類は脱穀部4の後部から機外に排出される。また、フィードチェン11により後方に搬送された脱穀済の排稾は排稾処理装置6により、例えば細断されて機外に排出される。
【0019】
次に、図4に基づきコンバインの伝動構成について説明する。
操縦席3の下方にエンジン13を配置し、エンジン13の動力はベルト伝動装置14を経て、走行ミッションケース15の上部に設けたHST(静油圧式無段変速装置)16に伝達される。次いで、HST16により正逆切替及び変速された動力が、中間伝動ケース17内の減速伝動装置18を経由して走行ミッションケース15上部のミッション入力軸19に伝達される。
【0020】
なお、HST16は、エンジンにより駆動される可変容量型の油圧ポンプ、油圧モータ、循環回路等により構成されている。また、中間伝動ケース17の減速伝動装置18は、HST出力軸20、中間軸21及び走行ミッションケース15のミッション入力軸19の3軸から構成されていて、これらの3軸にギヤ群22,22,…を装着する構成である。しかして、予め用意していた複数組のギヤ群から適宜選択して組替え、種々の減速比を選択することができる。
【0021】
走行ミッションケース15のミッション入力軸19に伝達された動力は、副変速装置23により低速、中速、高速に変速され、センターギヤ24、入/切される左・右サイドクラッチギヤ25,25、左・右走行ギヤ26,26を経て、左・右走行伝動軸27,27に伝達される。走行ミッションケース15の下部から左右に左・右走行伝動軸27,27を突出し、左・右走行伝動軸27,27の端部に取り付けた駆動スプロケットにより走行クローラ2,2を駆動する構成である。
【0022】
次に、脱穀部5のフィードチェン11への伝動構成を説明する。
脱穀部4の機体前端部(前端部)4a前方で走行ミッションケース15及び中間ケース17の左側部位に空間部28を構成し、走行ミッションケース15の上部左側面に設けた中間伝動ケース17から中間軸21を機体の左側端部まで延出し、この中間軸21の大部分を筒体29で被覆し、中間軸21の左側端部に小径のプーリ(第1プーリ)30を取り付けている。
【0023】
そして、中間軸21からプーリ30、伝動ベルト、プーリ(第2プーリ)35により構成されるベルト伝動装置31を経てフィードチェン駆動軸32に動力を伝達し、更に、ギヤボックス33内のギヤ34,34、フィードチェン駆動軸36及びスプロケット37を経由してフィードチェン11に動力を伝達している。しかして、脱穀部4の機体前端部4a前方で且つ走行ミッションケース15及び中間伝動ケース17の左側に形成される空間部28には、フィードチェン伝動装置が配置されて、中間軸21からフィードチェン伝動装置を経由してフィードチェン11へ動力が伝達される。
【0024】
なお、このベルト伝動装置31の伝動ベルトの中間部下方位置にはテンションプーリ38を配置して、テンションアームを回動してテンションプーリ38を上動させると、ベルト伝動装置31を緊張して動力伝達状態とし、また、テンションプーリ38を下動すると、ベルト伝動装置31を弛緩して伝動切り状態とする。また、ベルト伝動装置31を構成するフィードチェン駆動軸32側のプーリ35には、ワンウェイクラッチ39を介装し、前進走行時にだけフィードチェン11に動力を伝達するように構成している。
【0025】
なお、エンジン13の出力軸から脱穀ベルト伝動装置40を経由して扱胴動力が取り出され、処理胴(図示省略)、扱胴12、排稾処理装置7等に伝達される。
フィードチェン11は、搬送始端部に位置する前スプロケット41、搬送終端部に位置する後スプロケット42、フィードチェン11の始端部下方に位置する駆動スプロケット43及びテンションスプロケット44に巻き掛けられている。そして、前スプロケット41を脱穀部4の機体前端部4aよりも所定距離前側に偏位した位置に配置し、前スプロケット41よりも側面視で後側下方部位に、前記中間軸21及びベルト伝動装置31等のフィードチェン伝動装置を配置し、フィードチェン伝動装置の下方には左側の走行クローラ2の前側部が位置し、この走行クローラ2の上側回動面は前方ほど順次上り傾斜に構成している。
【0026】
しかして、この走行クローラ2の後方から前方にかけて順次上り傾斜に構成している上側回動面の上方には、前側部に小径のプーリ30が位置し、後側部にはフィードチェン駆動軸32側の大径のプーリ35が設けられていて、これらのプーリ30及び大径のプーリ35に伝動ベルトを巻き掛けてベルト伝動装置31を構成している。従って、ベルト伝動装置31を走行クローラ2から上方に離れた位置に配置することができて、走行クローラ2の持ち上げ泥土のベルト伝動装置31への付着を少なくすることができる。
【0027】
また、前記ベルト伝動装置31には、伝動ベルトの中間部下方に上下動するテンションプーリ38を配置して、テンションプーリ38を上方に移動させるとベルト伝動装置31を緊張して動力伝達状態とし、テンションプーリ38を下動させるとベルト伝動装置31を弛緩して伝動切り状態としている。従って、刈取作業中はベルト伝動装置31の伝動ベルトの下側部が上方に退避した状態となり、走行クローラ2の持ち上げ泥土の付着をますます少なくすることができ、ベルト伝動装置31の損傷を少なくすることができる。
【0028】
そして、平面視では、走行ミッションケース15及び中間伝動ケース17の左側方で、脱穀部4の機体前端部4aの前方で、且つ、フィードチェン11の前端部内側で囲まれた空間部28に、フィードチェン11への伝動装置を配置し、その空間部28の上方を覆うように入口漏斗45を配置し、刈取搬送部7の穀稈搬送装置10で搬送された穀稈をフィードチェン11の始端部に引き継ぎ入口漏斗45で案内しながら脱穀部4の扱室に供給するように構成している。
【0029】
しかして、フィードチェン11の搬送始端部では刈取搬送部7の穀稈搬送装置10から刈取穀稈を引き継ぐ関係から藁屑類が多く落下するが、藁屑類は入口漏斗45上に落下して下方の空間部28への落下を少なくすることができる。仮に、藁屑類が入口漏斗45から漏れて下方の空間部28に落下しても、フィードチェン11の始端部より後側に中間軸21及びベルト伝動装置31が配置されているので、フィードチェン伝動装置への藁屑類の落下を少なくすることができ、フィードチェン伝動装置のトラブルを少なくすることができる。
【0030】
次に、図5及び図6について説明する。
走行車台1の左側前端部には、刈取搬送部7の刈取フレーム46の後端部を左右方向の軸芯回りに回動自在に支持し、昇降シリンダ47により昇降調節可能に支持している。走行車台1の前側左側端部に着脱自在に支持体48を取り付け、支持体48の端部には前後方向の軸49回りに支持筒50を所定範囲上下回動自在に支持している。支持筒50には支持棒51を挿入して左右方向に移動調節自在に支持し、その支持棒51の先端部に右側のナローガイド52を取り付けている。このナローガイド52は前後に分割してその中間部を枢支連結し、ナローガイド52の先端部を刈取搬送部7の左側の分草杆53に支持し、ナローガイド52の後端部を走行車台1に取り付けたガイド杆54に前後方向に移動自在に支持している。なお、2,2は左右の走行クローラである。
【0031】
しかして、支持体48に対して軸49回りに支持筒50を回動し左側端部を下方に回動することにより、ナローガイド52を地面に接近させることができて、倒伏穀稈を掬い上げて分草性能を向上させることができる。また、支持筒50に沿って支持棒51を内側に移動させることにより、ナローガイド52を機体内側に配置できて機体をコンパクトに構成することができる。
【0032】
次に、図7〜図9に基づき刈取搬送部7のフレーム構成の他の実施例について説明する。
走行車台1の前端部には刈取搬送部7の後端部を上下回動自在に支架している。刈取搬送部7の刈取フレーム46は、縦ケース46aと、縦ケース46aの後端部に取り付けられている後ケース46bと、縦ケース46aの前端に取り付けられている左右方向に沿わせた前ケース46cとにより構成されている。
【0033】
そして、後ケース46bにはエンジン13から動力の伝達される刈取入力軸55を軸架し、縦ケース46a内には縦伝動軸56を軸架し、前ケース46cには前伝動軸57を軸架して、刈取入力軸55に伝達された動力が、ベルトギヤ(図示省略)を介して縦伝動軸56に伝達され、縦伝動軸56からベルトギヤ(図示省略)を介して前伝動軸57に伝達される。そして、走行車台1の前端部には刈取フレーム46の後端部が刈取入力軸55回りに回動自在に支架されている。
【0034】
また、刈取フレーム46の前ケース46cを、前伝動軸57の軸芯線を通る前後方向の面で上下に二分割して、前上ケース部46c1と前下ケース部46c2で構成し、前後の接合面をボルト・ナットで固着している。そして、前上ケース部46c1の左右両側部には上方に突出するように取付筒部65,65を設け、取付筒部65,65に左・右引越し伝動ケース58,58を立ち上げるように取り付けて、内部に設けた伝動軸により刈取搬送部7の左右の穀稈引越装置59,59に動力を伝達している。
【0035】
また、前上ケース部46c1及び前下ケース部46c2の中央部前側には、上下に傍出している取付筒部66,66を構成し、この取付筒部66,66に中央引越し伝動ケース59を前方に突出するように取り付けている。そして、中央引越し伝動ケース59はその中途部から後側上方に向けて屈折して、内部に設けた伝動軸を介して中央穀稈引越装置(図示省略)に動力を伝達するように構成している。なお、中央引越し伝動ケース59を取り付けている取付筒部66,66内には軸受溝(図示省略)を夫れ夫れ構成し、軸受溝(図示省略)に支持した軸受を介して伝動軸あるいは伝動軸に取り付けたベベルギヤ(図示省略)を支架する構成である。
【0036】
また、前上ケース部46c1及び前下ケース部46c2の左右両側部前側には軸受部60,60を上下に傍出するように構成し、軸受部60,60には軸受溝63,63を夫れ夫れ構成し、軸受溝63,63に支持した軸受(図示省略)により刈刃駆動軸61,61あるいは刈刃駆動軸61,61に取り付けたベベルギヤ(図示省略)を支架し、刈刃駆動軸61,61を前方に向けて突出している。前上ケース部46c1及び前下ケース部46c2の左右両端部外側面にはブラケット62,62を介して左右の分草杆53,53を取り付け、前上ケース部46c1及び前下ケース部46c2の中央部前側面にはブラケット62を介して中央の分草杆53を取り付けている。
【0037】
従来装置は、図10に示すように、前ケース46cを左・右ケース部46a3,46c4に分割して構成しているので、左・右ケース部46a3,46c4を鋳物などで成形した後にベアリングの軸受部を機械加工しなければなざず、生産能率が上がらないという不具合があった。
【0038】
しかし、前記のように、前ケース46cを、前伝動軸57の軸芯線を通る水平方向の面で上下に二分割して前上ケース部46c1と前下ケース部46c2に構成したので、ベアリングの軸受溝63,63を前上・下ケース部46c1,46c2の成形時に合わせて成形することができ、2部品と部品点数を少なくしながらコストの低減を図ることができ、上下2分割とし縦方向の接合部がないので強度のアップを図ることができる。
【0039】
また、前上ケース部46c1の上面を従来装置に比較して平滑な面で構成することができて、刈取穀稈の搬送抵抗を少なくして円滑に穀稈を搬送することができ、また、分草杆53,53に前後方向に大きな力が加わった時には、前上・下ケース部46c1,46c2の分割面の前後の接合面が補強となり大きな力にも耐えることができる。
【0040】
前上ケース部46c1の上面には動力の伝動用の縦ケース46aの下端部が連結されているが、この連結部分は左右に分割されていないので強度的に有利であり、また、縦ケース46aの接合面には左右の段差が発生することもなく組立て歪みも生じない。
【0041】
また、前上ケース部46c1及び前下ケース部46c2の合わせ面にはブラケット62,62を介して左右の分草杆53,53、中央の分草杆53を取り付けているので、前上ケース部46c1及び前下ケース部46c2の連結強度をアップすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 コンバインの全体側面図
【図2】 コンバインの一部省略した平面図
【図3】 コンバインの正面図
【図4】 伝動構成を示す展開図
【図5】 要部の平面図
【図6】 要部の正面図
【図7】 要部の側面図
【図8】 要部の斜視図
【図9】 要部の断面図
【図10】 従来装置の要部の斜視図
【符号の説明】
走行車体
2 走行クローラ
操縦席
4 脱穀部
4a 機体前端部(前端部)
グレンタンク
排藁処理装置
刈取搬送部
11 フィードチェン
13 エンジン
14 ベルト伝動装置
15 走行ミッションケース
16 HST(静油圧式無段変速装置)
17 中間伝動ケース
18 減速伝動装置
19 ミッション入力軸
21 中間
23 副変速装置
28 空間部
30 プーリ(第1プーリ)
31 ベルト伝動装置
32 フィードチェン駆動軸
33 ヤボックス
34 ギヤ
35 プーリ(第2プーリ)
36 フィードチェン駆動軸
37 スプロケット
38 テンションプーリ
39 ワンウェイクラッチ
41 前スプロケット
42 後スプロケット
43 駆動スプロケット
44 テンションスプロケット
45 入口漏斗

Claims (1)

  1. 左右の走行クローラ(2,2)によって走行する走行車体(1)上に操縦席(3)と脱穀部(4)とグレンタンク(5)と排藁処理装置(6)を搭載し前記脱穀部前方には刈取搬送部(7)を設け、前記操縦席(3)の下方にエンジン(13)を配置し、該エンジン(13)の動力をベルト伝動装置(14)を経て走行ミッションケース(15)の上部に設けた静油圧式無段変速装置(16)に伝達し、該静油圧式無段変速装置(16)で変速された動力を中間伝動ケース(17)内の減速伝動装置(18)を経由して走行ミッションケース(15)上部のミッション入力軸(19)に伝達し、該ミッション入力軸(19)に伝達された動力を副変速装置(23)で変速して左右の走行クローラ(2,2)に伝達する構成とし、前記中間伝動ケース(17)を走行ミッションケース(15)の上部左側面に設け、該中間伝動ケース(17)から中間軸(21)を機体左側に延出させ、該中間軸(21)の左側端部に小径の第1プーリ(30)を取り付け、前記中間軸(21)から第1プーリ(30)と伝動ベルトとワンウェイクラッチ(39)を備えた第2プーリ(35)により構成されるベルト伝動装置(31)を経てフィードチェン駆動軸(32)に動力を伝達し、該フィードチェン駆動軸(32)からギヤボックス(33)内のギヤ(34,34)とフィードチェン駆動軸(36)とスプロケット(37)を経由してフィードチェン(11)に動力を伝達する構成とし、前記フィードチェン(11)を、搬送始端部に位置する前スプロケット(41)と搬送終端部に位置する後スプロケット(42)とフィードチェン(11)の始端部下方に位置する駆動スプロケット(43)及びテンションスプロケット(44)に巻き掛けた構成とし、前記前スプロケット(41)を脱穀部(4)の前端部(4a)よりも所定距離前側に配置し、該前スプロケット(41)よりも側面視において後側下方の部位に前記中間21及びベルト伝動装置(31)からなるフィードチェン伝動装置を配置し、該フィードチェン伝動装置を脱穀部(4)の前端部(4a)よりも前方で且つ走行ミッションケース(15)及び中間伝動ケース(17)の左側に形成される空間部(28)に配置し、該空間部(28)の上方を脱穀部(4)の入口漏斗(45)で覆い、フィードチェン伝動装置の下方には左側の走行クローラ(2)の前側部を配置し、該左側の走行クローラ(2)の上側面を前方へ上り傾斜させ、該左側の走行クローラ(2)の上側面の上方前側に第1プーリ(30)を配置し、該左側の走行クローラ(2)の上側面の上方後側に第2プーリ(35)を配置し、前記ベルト伝動装置(31)における伝動ベルトの中間部下方に上下動自在なテンションプーリ(38)を配置し、該テンションプーリ(38)を上方に移動させるとベルト伝動装置(31)を動力伝達状態とし、テンションプーリ(38)を下動させるとベルト伝動装置(31)を伝動切り状態とする構成としたことを特徴とするコンバイン。
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