JP4452194B2 - フローサイトメータ - Google Patents

フローサイトメータ Download PDF

Info

Publication number
JP4452194B2
JP4452194B2 JP2005042839A JP2005042839A JP4452194B2 JP 4452194 B2 JP4452194 B2 JP 4452194B2 JP 2005042839 A JP2005042839 A JP 2005042839A JP 2005042839 A JP2005042839 A JP 2005042839A JP 4452194 B2 JP4452194 B2 JP 4452194B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
flow
solution
sample solution
sample container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005042839A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006226911A (ja
Inventor
一輝 星島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Mitsui E&S Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Mitsui E&S Holdings Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd, Mitsui E&S Holdings Co Ltd filed Critical Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Priority to JP2005042839A priority Critical patent/JP4452194B2/ja
Publication of JP2006226911A publication Critical patent/JP2006226911A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4452194B2 publication Critical patent/JP4452194B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Description

本発明はフローサイトメータに係り、特にサンプル溶液を安定して供給するフローサイトメータに関する。
フローサイトメータは、サンプル溶液およびシース溶液が供給されるフローチャンバと、このフローチャンバの下部に設けられたフローセルと、フローセル中を通過するサンプル溶液に対してレーザ光を照射するレーザ光源と、サンプルによって散乱された散乱光や蛍光を計測する検出器とを備えた構成である。サンプル溶液は溶媒とサンプルとからなり、このサンプルは細胞やビーズ等である。このサンプル溶液は、サンプル容器に入れられており、サンプル容器に挿入された管により吸い上げられてフローチャンバに供給される。
そしてフローサイトメータは、フローチャンバにおいてサンプル溶液をシース溶液で包み込み、これらの溶液を細長い押し出し流にしてフローセルに供給し、フローセルで通過するサンプル溶液に対して垂直にレーザ光を照射し、検出器でそこから得られる散乱光やサンプルに標識した蛍光色素から励起光を計測することにより、サンプルの持つ情報を計測するものである。
このようなフローサイトメータは、フローセル内におけるサンプル溶液の流れ(サンプル流)が遅い方が高精度の計測を行うことが可能である。すなわちサンプル流が遅いと、溶液中のサンプルがゆっくり流れることになるのでデータ分解能が高くなり、高精度に計測を行える。これに対してサンプル流が速いと、溶液中のサンプルも速く流れることになるのでデータ分解能が低くなり、前述した遅いサンプル流の流れに比べて計測精度が悪くなる。
なお液体中の粒子の浮遊を維持する方法について開示されたものとして、特許文献1が挙げられる。この特許文献1には、サンプル溶液が入れられた容器を、この容器の軸のまわりで、第1の時間区間にわたって第1の速度で回転させた後、第2の時間区間にわたって第1の速度と異なる第2の速度で回転させ、当該回転サイクルを繰り返すことによって粒子浮遊を継続的に維持することが開示されている。
特開2004−69700号公報
フローサイトメータは、精度の高い計測を行う場合、上述したようにフローセル内のサンプル流を遅くする必要がある。しかしながらサンプル流を遅くすると計測に時間がかかるので、サンプル容器に入れられたサンプルは、その重さによりサンプル容器の底に沈殿し、管によって安定して吸い上げられなくなってしまう。
本発明は、計測中においても、サンプル溶液のサンプルをフローセルに安定供給するフローサイトメータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るフローサイトメータは、フローセルに供給されるサンプル溶液が入れられたサンプル容器を備えたフローサイトメータであって、前記サンプル容器にはサンプル溶液をフローチャンバに供給するための管の一端が挿入配置し、前記サンプル容器を保持するサポートアームを備え、当該サポートアームの底部には前記サンプル溶液をフローチャンバに供給する管の吸込口に対向する位置で前記サンプル容器の底部に直接接触する超音波振動子を取付け、前記サポートアームに装着した前記サンプル容器に音響流を発生させて、前記サンプル溶液を攪拌可能としたことを特徴としている。
前記サンプル溶液とシース溶液が供給されるフローチャンバを備え、前記サンプル溶液とシース溶液に加える圧力を調整する手段を備えてなることを特徴としている。
超音波発振子を発振させると、超音波はサンプル容器を介してサンプル溶液に伝わる。サンプル溶液には、この超音波によって音響流が発生し、これによって攪拌される。したがってサンプルは、音響流によって攪拌されて浮遊する。そしてフローサイトメータでは、計測中に超音波発振子を発振させ続けるとサンプルが浮遊し続けるので、サンプルをフローセルに安定して供給することができ、安定した計測を行うことができる。
特に、前記サンプル溶液を保持するサポートアームを備え、このサポートアームの底部若しくは側面にサンプル容器に接触する超音波振動子を取付け、前記サポートアームに装着した前記サンプル容器に音響流を発生させて、前記サンプル溶液を攪拌可能とすることで、サンプル溶液の交換が簡単に行える。
更に、前記サンプル溶液とシース溶液が供給されるフローチャンバを備え、前記サンプル溶液とシース溶液に加える圧力を調整することができるので、サンプルがフローセル内を通過する速さを調整することが可能となる。
以下に、本発明に係るフローサイトメータの最良の実施形態について説明する。図1はフローサイトメータの概略構成図である。フローサイトメータ10は、サンプル容器12、シースタンク14、フローセル16を備えたフローチャンバ18、レーザ光源20、検出器22、およびデータ処理器24を備えた概略構成である。
サンプル容器12は、サンプル溶液30を入れるためのものであり、例えば試験管である。サンプル溶液30は、細胞やビーズ等のサンプル32を溶媒34に混ぜたものである。そしてサンプル容器12には、サンプル溶液30をフローチャンバ18に供給するために、管36の一端が入れられており、その他端がフローチャンバ18に接続されている。このサンプル容器12は、図1の矢印Aに示すように、サンプル溶液30に圧力Aが加えられるようになっている。そしてサンプル容器12の外部には、サンプル溶液30に音響流(循環流)を発生させるための超音波発振子38が設けられている。
図2はサンプル容器に超音波発振子を配設した一例を示す説明図である。超音波発振子38を設けた具体的一例としては、図2に示すように、サンプル容器12を保持するサポートアーム40を設けておき、そのサポートアーム40の底部に超音波発振子38を設けておけばよい。この超音波発振子38を発振させることによって、サンプル溶液30に音響流を発生させ、サンプル溶液30を攪拌することが可能になる。なお超音波発振子38は、サポートアーム40の側面に設けてあってもよい。
またシースタンク14は、シース溶液50を入れるためのものであり、シース溶液50をフローチャンバ18に供給するために、管52の一端が入れられており、他端がフローチャンバ18に接続されている。そしてシースタンク14には、図1の矢印Bに示すように、シース溶液50に圧力Bが加えられるようになっている。
フローチャンバ18は、流れ込んだシース溶液50がサンプル溶液30を包むようにして、下部に設けられたフローセル16に向けて細長い押し出し流を形成するものである。このフローセル16は、透明材料で形成されており、その側方から照射されるレーザ光を透過するものである。このレーザ光の照射によって、サンプル32に予め蛍光色素を付与しておくと、サンプル32が蛍光を発する。そしてフローセル16の側方には、前記レーザ光の光源(レーザ光源20)が配設されるとともに、レーザ光をサンプル溶液30に照射することによって発生した散乱光や蛍光を計測する検出器22が配設されている。
データ処理器24は、検出器22に接続されており、検出器22で計測した散乱光や蛍光を解析することによってフローセル16を通過した個々のサンプルの特性を得るものである。
次に、フローサイトメータ10の作用について説明する。まずフローサイトメータ10に、サンプル溶液30が入れられたサンプル容器12がセットされる。この後、超音波発振子38を発振させて、サンプル容器12に超音波を加える。この超音波によって、サンプル容器12内のサンプル溶液30に音響流が発生する。これによりサンプル溶液30が攪拌され、サンプル32がサンプル溶液30中を浮遊する。そしてサンプル溶液30に圧力Aを加えてサンプル溶液30をフローチャンバ18に供給するとともに、シース溶液50に圧力Bを加えてシース溶液50をフローチャンバ18に供給する。
フローチャンバ18からは、シース溶液50に包まれたサンプル溶液30が細長い押し出し流となってフローセル16に供給される。この押し出し流は、層流になっている。なおサンプル溶液30に加える圧力Aまたはシース溶液50に加える圧力Bを調整することにより、サンプル32がフローセル16内を通過する速さを調整することが可能である。
そしてレーザ光源20からは、フローセル16を通過しているサンプル溶液30に対してレーザ光を照射する。すると検出器22は、サンプル32がフローセル16内に照射されているレーザ光を通過することによって散乱された散乱光や、サンプル32に標識した蛍光色素から蛍光を計測する。当該計測結果はデータ処理器24に出力され、データ処理器24で散乱光や蛍光を解析することによってフローセル16を通過した個々のサンプル32の特性を得る。
このようなフローサイトメータ10では、超音波発振子38を発振させてサンプル容器12内のサンプル溶液30に音響流を発生させるので、サンプル容器12が攪拌され、サンプル32を浮遊させることができる。そしてフローサイトメータ10の計測中は、超音波発振子38を発振させ続けると、サンプル32の沈殿を防ぐことができ、サンプル容器12に挿入された管36によりサンプル32を常に安定して吸い上げることができ、フローセル16にサンプル32を安定して供給することができる。また超音波発振子38をサンプル容器12の底部に接触させることによって、サンプル容器12内のサンプル溶液30に音響流を発生させることができる。したがってフローサイトメータ10は、安定した計測を行うことができる。
なお上述した実施形態では、サンプル溶液30に音響流(循環流)を発生させる手段として超音波発振子38を用いた形態について説明したが、この形態に限定されることはない。すなわち音響流は、サンプル溶液30中を強い音波が伝搬すると、この音波によって引き起こされる流れなので、前記手段は、強い音波を発生することができるものであれば如何なるものでもよい。
そして実施形態によっては、サンプル溶液30に発生される循環流は、音響流に限定されることはないので、サンプル容器12内に回転体等を入れてこの回転体を回転させ、サンプル溶液30に循環流を形成してもよい。
また超音波発振子38は、サンプル容器12と直に接触していなくともよい。すなわち超音波発振子38とサンプル容器12との間には、超音波発振子38から発せられた超音波を伝搬可能な媒質も設けておいてもよい。これにより前記媒質を介して超音波発振子38から発せられた超音波をサンプル溶液30に伝えることもできる。
さらに超音振動子38は、1個設ける実施形態ばかりでなく、複数個設けた実施形態であってもよい。
フローサイトメータの概略構成図である。 サンプル容器に超音波発振子を配設した一例を示す説明図である。
符号の説明
10………フローサイトメータ、12………サンプル容器、16………フローセル、18………フローチャンバ、30………サンプル溶液、38………超音波発振子、50………シース溶液。

Claims (2)

  1. フローセルに供給されるサンプル溶液が入れられたサンプル容器を備えたフローサイトメータであって、
    前記サンプル容器にはサンプル溶液をフローチャンバに供給するための管の一端が挿入配置し、
    前記サンプル容器を保持するサポートアームを備え、当該サポートアームの底部には前記サンプル溶液をフローチャンバに供給する管の吸込口に対向する位置で前記サンプル容器の底部に直接接触する超音波振動子を取付け、前記サポートアームに装着した前記サンプル容器に音響流を発生させて、前記サンプル溶液を攪拌可能としたことを特徴とするフローサイトメータ。
  2. 前記サンプル溶液とシース溶液が供給されるフローチャンバを備え、前記サンプル溶液とシース溶液に加える圧力を調整する手段を備えてなることを特徴とする請求項1に記載のフローサイトメータ。
JP2005042839A 2005-02-18 2005-02-18 フローサイトメータ Expired - Fee Related JP4452194B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005042839A JP4452194B2 (ja) 2005-02-18 2005-02-18 フローサイトメータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005042839A JP4452194B2 (ja) 2005-02-18 2005-02-18 フローサイトメータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006226911A JP2006226911A (ja) 2006-08-31
JP4452194B2 true JP4452194B2 (ja) 2010-04-21

Family

ID=36988410

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005042839A Expired - Fee Related JP4452194B2 (ja) 2005-02-18 2005-02-18 フローサイトメータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4452194B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021081380A (ja) * 2019-11-22 2021-05-27 ソニーグループ株式会社 サンプル分散装置、サンプル分散方法、サンプル分取キット及び微小粒子分取装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006226911A (ja) 2006-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2349858T3 (es) Procedimiento y dispositivo de concentración acústiva y procedimiento de reacción.
JP5295149B2 (ja) 生体物質分析方法並びにそれに用いられる生体物質分析セル、チップおよび装置
JP2011508199A (ja) 標的粒子を検出するためのマイクロエレクトロニクスセンサデバイス
JP7085571B2 (ja) フッ素濃度を感知するための装置及び方法
JP2005345464A5 (ja)
JPWO2011002010A1 (ja) 高感度蛍光検出デバイス
WO2020213338A1 (ja) 光分析方法および光分析システム
JP4452194B2 (ja) フローサイトメータ
JP5470186B2 (ja) 被検査物の清浄度検査装置と、清浄度検査方法
JP2019124608A (ja) 化学分析装置、及び、当該化学分析装置に用いる音波攪拌機構
JP4517946B2 (ja) 時間分解分析装置
JPH03252547A (ja) 毛細管を用いた分析方法および分析装置
JPH10300651A (ja) 化学分析装置
JP2007256276A (ja) 非接触型粘度計
JP4606261B2 (ja) 粒子測定方法
JP2000002648A (ja) 微粒子のブレイクダウン閾値測定方法とその測定装置、およびこれを用いた液中微粒子測定装置
JP2004264118A (ja) 薄膜のその場解析方法および装置
SU1244579A1 (ru) Способ определени концентрации взвешенных частиц в суспензи х
JP2019174225A (ja) 反応システム及び反応方法
JP7076792B2 (ja) 半導体素子、検体ユニット及びイオン濃度測定装置
JP2022172633A (ja) 分析装置
JP2003106978A (ja) 光放射圧測定装置
JP4906789B2 (ja) 液滴分光システムと分光法
Hiroi et al. Microscale electrochemiluminescence analysis with an ultrasonic vibration electrode
JP2003083867A (ja) 物性測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070329

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090219

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090908

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091029

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20091214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100125

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130205

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140205

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150205

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees