JP2006226911A - フローサイトメータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 計測中においても、サンプル溶液のサンプルをフローセルに安定供給するフローサイトメータを提供する。
【解決手段】 フローサイトメータ10は、フローセル16に供給されるサンプル溶液30が入れられたサンプル容器12を備えたフローサイトメータ10であって、前記サンプル容器12の外側に、前記サンプル溶液30に音響流を発生させて、前記サンプル溶液30を攪拌する超音波発振子38を設けた構成である。この場合、前記超音波発振子38を前記サンプル容器12の底部に接触させた構成にできる。
【選択図】 図1

Description

本発明はフローサイトメータに係り、特にサンプル溶液を安定して供給するフローサイトメータに関する。
フローサイトメータは、サンプル溶液およびシース溶液が供給されるフローチャンバと、このフローチャンバの下部に設けられたフローセルと、フローセル中を通過するサンプル溶液に対してレーザ光を照射するレーザ光源と、サンプルによって散乱された散乱光や蛍光を計測する検出器とを備えた構成である。サンプル溶液は溶媒とサンプルとからなり、このサンプルは細胞やビーズ等である。このサンプル溶液は、サンプル容器に入れられており、サンプル容器に挿入された管により吸い上げられてフローチャンバに供給される。
そしてフローサイトメータは、フローチャンバにおいてサンプル溶液をシース溶液で包み込み、これらの溶液を細長い押し出し流にしてフローセルに供給し、フローセルで通過するサンプル溶液に対して垂直にレーザ光を照射し、検出器でそこから得られる散乱光やサンプルに標識した蛍光色素から励起光を計測することにより、サンプルの持つ情報を計測するものである。
このようなフローサイトメータは、フローセル内におけるサンプル溶液の流れ(サンプル流)が遅い方が高精度の計測を行うことが可能である。すなわちサンプル流が遅いと、溶液中のサンプルがゆっくり流れることになるのでデータ分解能が高くなり、高精度に計測を行える。これに対してサンプル流が速いと、溶液中のサンプルも速く流れることになるのでデータ分解能が低くなり、前述した遅いサンプル流の流れに比べて計測精度が悪くなる。
なお液体中の粒子の浮遊を維持する方法について開示されたものとして、特許文献1が挙げられる。この特許文献1には、サンプル溶液が入れられた容器を、この容器の軸のまわりで、第1の時間区間にわたって第1の速度で回転させた後、第2の時間区間にわたって第1の速度と異なる第2の速度で回転させ、当該回転サイクルを繰り返すことによって粒子浮遊を継続的に維持することが開示されている。
特開2004−69700号公報
フローサイトメータは、精度の高い計測を行う場合、上述したようにフローセル内のサンプル流を遅くする必要がある。しかしながらサンプル流を遅くすると計測に時間がかかるので、サンプル容器に入れられたサンプルは、その重さによりサンプル容器の底に沈殿し、管によって安定して吸い上げられなくなってしまう。
本発明は、計測中においても、サンプル溶液のサンプルをフローセルに安定供給するフローサイトメータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るフローサイトメータは、フローセルに供給されるサンプル溶液が入れられたサンプル容器を備えたフローサイトメータであって、前記サンプル溶液に循環流を発生させて、前記サンプル溶液内のサンプルを浮遊させる手段を前記サンプル容器に設けたことを特徴としている。
また前記手段は、前記サンプル溶液に向けて音波を発生する手段であることを特徴としている。
フローセルに供給されるサンプル溶液が入れられたサンプル容器を備えたフローサイトメータであって、前記サンプル容器の外側に、前記サンプル溶液に音響流を発生させて、前記サンプル溶液を攪拌する超音波発振子を設けたことを特徴としている。
また前記超音波発振子は、前記サンプル容器の底部に接触することを特徴としている。
超音波発振子を発振させると、超音波はサンプル容器を介してサンプル溶液に伝わる。サンプル溶液には、この超音波によって音響流が発生し、これによって攪拌される。したがってサンプルは、音響流によって攪拌されて浮遊する。そしてフローサイトメータでは、計測中に超音波発振子を発振させ続けるとサンプルが浮遊し続けるので、サンプルをフローセルに安定して供給することができ、安定した計測を行うことができる。
また超音波発振子をサンプル容器の底部に接触させることによって、サンプル容器内のサンプル溶液に音響流を発生させることができる。
以下に、本発明に係るフローサイトメータの最良の実施形態について説明する。図1はフローサイトメータの概略構成図である。フローサイトメータ10は、サンプル容器12、シースタンク14、フローセル16を備えたフローチャンバ18、レーザ光源20、検出器22、およびデータ処理器24を備えた概略構成である。
サンプル容器12は、サンプル溶液30を入れるためのものであり、例えば試験管である。サンプル溶液30は、細胞やビーズ等のサンプル32を溶媒34に混ぜたものである。そしてサンプル容器12には、サンプル溶液30をフローチャンバ18に供給するために、管36の一端が入れられており、その他端がフローチャンバ18に接続されている。このサンプル容器12は、図1の矢印Aに示すように、サンプル溶液30に圧力Aが加えられるようになっている。そしてサンプル容器12の外部には、サンプル溶液30に音響流(循環流)を発生させるための超音波発振子38が設けられている。
図2はサンプル容器に超音波発振子を配設した一例を示す説明図である。超音波発振子38を設けた具体的一例としては、図2に示すように、サンプル容器12を保持するサポートアーム40を設けておき、そのサポートアーム40の底部に超音波発振子38を設けておけばよい。この超音波発振子38を発振させることによって、サンプル溶液30に音響流を発生させ、サンプル溶液30を攪拌することが可能になる。なお超音波発振子38は、サポートアーム40の側面に設けてあってもよい。
またシースタンク14は、シース溶液50を入れるためのものであり、シース溶液50をフローチャンバ18に供給するために、管52の一端が入れられており、他端がフローチャンバ18に接続されている。そしてシースタンク14には、図1の矢印Bに示すように、シース溶液50に圧力Bが加えられるようになっている。
フローチャンバ18は、流れ込んだシース溶液50がサンプル溶液30を包むようにして、下部に設けられたフローセル16に向けて細長い押し出し流を形成するものである。このフローセル16は、透明材料で形成されており、その側方から照射されるレーザ光を透過するものである。このレーザ光の照射によって、サンプル32に予め蛍光色素を付与しておくと、サンプル32が蛍光を発する。そしてフローセル16の側方には、前記レーザ光の光源(レーザ光源20)が配設されるとともに、レーザ光をサンプル溶液30に照射することによって発生した散乱光や蛍光を計測する検出器22が配設されている。
データ処理器24は、検出器22に接続されており、検出器22で計測した散乱光や蛍光を解析することによってフローセル16を通過した個々のサンプルの特性を得るものである。
次に、フローサイトメータ10の作用について説明する。まずフローサイトメータ10に、サンプル溶液30が入れられたサンプル容器12がセットされる。この後、超音波発振子38を発振させて、サンプル容器12に超音波を加える。この超音波によって、サンプル容器12内のサンプル溶液30に音響流が発生する。これによりサンプル溶液30が攪拌され、サンプル32がサンプル溶液30中を浮遊する。そしてサンプル溶液30に圧力Aを加えてサンプル溶液30をフローチャンバ18に供給するとともに、シース溶液50に圧力Bを加えてシース溶液50をフローチャンバ18に供給する。
フローチャンバ18からは、シース溶液50に包まれたサンプル溶液30が細長い押し出し流となってフローセル16に供給される。この押し出し流は、層流になっている。なおサンプル溶液30に加える圧力Aまたはシース溶液50に加える圧力Bを調整することにより、サンプル32がフローセル16内を通過する速さを調整することが可能である。
そしてレーザ光源20からは、フローセル16を通過しているサンプル溶液30に対してレーザ光を照射する。すると検出器22は、サンプル32がフローセル16内に照射されているレーザ光を通過することによって散乱された散乱光や、サンプル32に標識した蛍光色素から蛍光を計測する。当該計測結果はデータ処理器24に出力され、データ処理器24で散乱光や蛍光を解析することによってフローセル16を通過した個々のサンプル32の特性を得る。
このようなフローサイトメータ10では、超音波発振子38を発振させてサンプル容器12内のサンプル溶液30に音響流を発生させるので、サンプル容器12が攪拌され、サンプル32を浮遊させることができる。そしてフローサイトメータ10の計測中は、超音波発振子38を発振させ続けると、サンプル32の沈殿を防ぐことができ、サンプル容器12に挿入された管36によりサンプル32を常に安定して吸い上げることができ、フローセル16にサンプル32を安定して供給することができる。また超音波発振子38をサンプル容器12の底部に接触させることによって、サンプル容器12内のサンプル溶液30に音響流を発生させることができる。したがってフローサイトメータ10は、安定した計測を行うことができる。
なお上述した実施形態では、サンプル溶液30に音響流(循環流)を発生させる手段として超音波発振子38を用いた形態について説明したが、この形態に限定されることはない。すなわち音響流は、サンプル溶液30中を強い音波が伝搬すると、この音波によって引き起こされる流れなので、前記手段は、強い音波を発生することができるものであれば如何なるものでもよい。
そして実施形態によっては、サンプル溶液30に発生される循環流は、音響流に限定されることはないので、サンプル容器12内に回転体等を入れてこの回転体を回転させ、サンプル溶液30に循環流を形成してもよい。
また超音波発振子38は、サンプル容器12と直に接触していなくともよい。すなわち超音波発振子38とサンプル容器12との間には、超音波発振子38から発せられた超音波を伝搬可能な媒質も設けておいてもよい。これにより前記媒質を介して超音波発振子38から発せられた超音波をサンプル溶液30に伝えることもできる。
さらに超音振動子38は、1個設ける実施形態ばかりでなく、複数個設けた実施形態であってもよい。
フローサイトメータの概略構成図である。 サンプル容器に超音波発振子を配設した一例を示す説明図である。
符号の説明
10………フローサイトメータ、12………サンプル容器、16………フローセル、18………フローチャンバ、30………サンプル溶液、38………超音波発振子、50………シース溶液。

Claims (4)

  1. フローセルに供給されるサンプル溶液が入れられたサンプル容器を備えたフローサイトメータであって、
    前記サンプル溶液に循環流を発生させて、前記サンプル溶液内のサンプルを浮遊させる手段を前記サンプル容器に設けたことを特徴とするフローサイトメータ。
  2. 前記手段は、前記サンプル溶液に向けて音波を発生する手段であることを特徴とする請求項1に記載のフローサイトメータ。
  3. フローセルに供給されるサンプル溶液が入れられたサンプル容器を備えたフローサイトメータであって、
    前記サンプル容器の外側に、前記サンプル溶液に音響流を発生させて、前記サンプル溶液を攪拌する超音波発振子を設けたことを特徴とするフローサイトメータ。
  4. 前記超音波発振子は、前記サンプル容器の底部に接触することを特徴とする請求項3に記載のフローサイトメータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021100619A1 (ja) * 2019-11-22 2021-05-27 ソニーグループ株式会社 サンプル分散装置、サンプル分散方法、サンプル分取キット及び微小粒子分取装置

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