JP4451997B2 - コンバインドサイクル発電プラントの速度制御装置 - Google Patents

コンバインドサイクル発電プラントの速度制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンバインドサイクル発電プラントの速度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
発電システムとして、コンバインドサイクル発電プラントが知られている。コンバインドサイクル発電プラントは、ガスタービン制御システムによりその制御が実行されている。そのガスタービン制御システムは、ガスタービン負荷指令を出力する制御ロジックが組み込まれている。そのような制御ロジックが、図9に示されている。図9に示される制御ロジックは、ロードリミット制御回路101と、速度ガバナ制御回路102と、温度リミット制御回路103と、燃料リミット制御回路104とから構成されている。ロードリミット制御回路101は、ロードリミット制御信号(LDCSO)105を出力する。速度ガバナ制御回路102は、速度ガバナ制御信号(GVCSO)106を出力する。温度リミット制御回路103は、温度リミット制御信号(TCSO)107を出力する。燃料リミット制御回路104は、燃料リミット制御信号(FLCSO)108を出力する。図中の信号線のうち、破線はデジタル信号を示し、実線はアナログ信号を示す。
【0003】
ロードリミット制御信号105、速度ガバナ制御信号106、温度リミット制御信号107、燃料リミット制御信号108とは、最低値選択器(ミニマムセレクタ)109に入力する。最低値選択器109は、既述の4つの制御信号105,106,107,108のうちから最小値L<を選択して、最終燃料制御出力信号110として出力する。最終燃料制御出力信号110は、ガスタービン111に供給する燃料供給量を制御するための制御信号である。
【0004】
ロードリミット制御回路101には、所内単独信号112と、過速度防止制御装置(OPC,Overspeed Protection Controller:後述)から送られてくる過速度防止制御信号(OPC信号)113とが入力する。所内単独信号112と、過速度防止制御信号113とは、論理和器(OR器)114に入力する。論理和器114から出力する信号に基づいて、ワンショットタイマ115は、一定時間信号116を出力する。ロードリミット制御回路101には、制御出力信号(CSO)117が更に入力する。制御出力信号117は、関数設定器118と加算器119に入力する。加算器119で加算された信号は、スイッチングと同時に変化レートが切替るレート付切替器120に一定時間信号116とともに入力する。レート付切替器120は、定数設定器121により設定される設定値と、一定時間信号116と、加算器119で加算された加算値とに基づいて、ロードリミット制御信号105を出力する。
【0005】
速度ガバナ制御回路102には、所内単独信号112’と、負荷設定値と実負荷の偏差から求まる増減信号増減値(SPSET)122と、軸回転数123とが入力する。所内単独信号112’と増減信号増減値122とは、比例積分器124に入力される。比例積分器124は、所内単独信号112’と定値設定器125に設定される一定値とに基づいて増減信号増減値122を比例積分する。比例積分器124により積分された積分値出力126は、減算器127で軸回転数123が減算される。その減算結果値128は、ゲイン129を通されて既述の速度ガバナ制御信号106として出力される。
【0006】
図10は、過速度防止制御装置(OPC)の制御ロジックを示している。回転数131、中圧タービン入り口圧力132、発電機電流133、発電機出力134のそれぞれの物理量をパーセント値に変換する関数設定器137,138,139,140に入力する。発電機遮断機入135は、否定(NOT)器130に入力する。所内単独の各入力信号136は、ワンショットタイマ152に入力する。中圧タービン入り口圧力132と発電機電流133は、関数設定器138,139を介して減算器142に入力する。減算器142で減算された減算値(負荷偏差信号)143は、他の関数設定器144を介して加算器145に入力する。回転数131は、関数設定器137を介して、加算器145に入力する。加算器145により加算された加算値146は、任意の設定範囲によりデジタル信号を発信するモニタ器147に入力する。発電機出力134は、関数設定器140、モニタ141、オフディレータイマ148とを介して論理積(AND)器149に入力する。発電機遮断機入135は、否定器130を介して論理積器149に入力する。モニタ器147が出力するモニタ信号150−1と、論理積器149が出力するモニタ信号150−2と、モニタ器152が出力するモニタ信号150−3とは、論理和器151に入力する。論理和器151が出力する出力信号が、OPC動作のための図9に示される既述の過速度防止制御信号(OPC信号)113に一致している。
【0007】
図10に示される制御ロジックを持つ過速度防止制御装置(OPC)は、負荷遮断等による負荷急減時にタービンが急加速して発生する過速トリップ防止装置であり、速度上昇率(関数設定器137の出力)と負荷偏差(減算値143)を監視しておき、タービン回転速度上昇率に負荷偏差によるバイアス(先行)信号を加算した値がある閾値より大きくなれば、OPCが動作し、蒸気タービンガバナを急速に閉じる。
【0008】
このような公知装置では、その系統単独運転に移行して系統負荷喪失が小さくてOPCが動作しない場合には、ガスタービン保護の観点から決定される変化レートに従うロードリミット制御信号105又は温度リミット制御信号107等の制御信号により最終燃料制御出力信号110が制限され、速度ガバナ制御信号106による軸回転数制御が不能になる時間帯が生じるため、回転数が定格回転数より大きく低下しトリップする事象が発生する。また、系統単独運転移行後も増減信号増減値122を負荷設定値と実負荷の偏差から求めた場合、増減信号増減値122とその比例積分操作量である積分値出力126は負荷が明確でないまま誤った負荷設定値に基づき動作することになり、積分値出力126は一定値を保持できず外乱として作用する恐れがある。このため、速度ガバナ制御回路出力である速度ガバナ制御信号106による回転数制御が困難になる。更に、系統単独運転に移行し系統負荷喪失が大きくOPCが動作する場合においても、系統単独移行からOPC動作までの時間差が大きい場合、この時間内に回転数は上昇し回転軸慣性が大きくなるため、回転数を低下させていく過程でトリップする事象が発生する。
【0009】
系統運転移行に際してトリップ現象が起こさせるような不適正制御を回避して適正制御を行うことができることが求められる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、系統運転移行に際してより適正に速度制御を行うことができるコンバインドサイクル発電プラントの速度制御装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
その課題を解決するための手段が、下記のように表現される。その表現中に現れる技術的事項には、括弧()つきで、番号、記号等が添記されている。その番号、記号等は、本発明の実施の複数・形態又は複数の実施例のうちの少なくとも1つの実施の形態又は複数の実施例を構成する技術的事項、特に、その実施の形態又は実施例に対応する図面に表現されている技術的事項に付せられている参照番号、参照記号等に一致している。このような参照番号、参照記号は、請求項記載の技術的事項と実施の形態又は実施例の技術的事項との対応・橋渡しを明確にしている。このような対応・橋渡しは、請求項記載の技術的事項が実施の形態又は実施例の技術的事項に限定されて解釈されることを意味しない。
【0012】
本発明によるコンバインドサイクル発電プラントの速度制御装置は、ガスタービン(11)と、ガスタービン(11)の速度を制御する第1速度制御信号(5)を出力するロードリミット制御回路(1)と、ガスタービン(11)の速度を制御する第2速度制御信号(6)を出力する速度ガバナ制御回路(2)と、第1速度制御信号と前記第2速度制御信号のうち最低値の速度制御信号を選択する最低値選択器(9)とをから構成されている。ロードリミット制御回路(1)は、系統単独運転の移行に対応する系統単独信号(61)に基づいて、第1速度制御信号(5)に替えて第2速度制御信号(6)よりも大きい値を持つ速度制御信号を一定時間帯で出力する第1切替器(20)を備えている。系統単独運転に移行した後には、ある時間、タービンの物理的性質により、第2速度制御信号(C1)が上昇することがあるが、運転最低値選択器(9)は、第1切替器のトラッキングにより一定時間第2速度制御信号(6)を採択するので、第2速度制御信号(6)に基づいて速度制御が適正に実行され得る。
【0013】
OPC動作信号を出力するOPC動作制御ロジック回路(82)が更に追加される。OPC動作制御ロジック回路は、負荷偏差信号(43)と所内単独移行信号(36)の否定値とに基づく論理積(84)として負荷喪失信号(81)を出力する。負荷喪失信号(81)と系統単独信号(61)との関係は論理和である。回路83内に設置されたモニタ器(83)はある一定値以上の負荷アンバランスに対し瞬時に信号を発信するので、従来例よりも早くOPCを動作させることが可能である。
【0014】
本発明によるコンバインドサイクル発電プラントの速度制御装置は、ガスタービン(11)と、ガスタービン(11)の速度を制御する第1速度制御信号(5)を出力するロードリミット制御回路(1)と、ガスタービン(11)の速度を制御する第2速度制御信号(6)を出力する速度ガバナ制御回路(2)と、第1速度制御信号(5)と第2速度制御信号のうち最低値の速度制御信号を選択する最低値選択器(9)とから構成されている。第2速度制御信号(6)は、負荷設定値と実負荷の偏差により求められる増減値(22)に対応する値(26)から回転数(23)が減算された減算値(28)に対応する値を持つ信号である。速度ガバナ制御回路(2)は、系統単独運転の移行に対応する系統単独信号(62)に基づいて、増減値信号(22)によらずに系統単独移行以前の値に第2速度制御信号(6)を保持する第2切替器(64)を備えている。系統単独運転に移行した後には、ある時間、タービンの物理的性質により、第2速度制御信号(6)が上昇することがあるが、系統単独運転に移行する以前の第2速度制御信号(6)の値に現在時点の第2速度制御信号(6)を保持することにより、運転最低値選択器(9)は、第2切替器のトラッキングにより一定時間第2速度制御信号(6)を採択するので、第2速度制御信号(6)に基づいて速度制御が適正に実行され得る。
【0015】
本発明によるコンバインドサイクル発電プラントの速度制御装置は、ガスタービン(11)と、ガスタービン(11)の速度を制御する第1速度制御信号(5)を出力するロードリミット制御回路(1)と、ガスタービン(11)の速度を制御する第2速度制御信号(6)を出力する速度ガバナ制御回路(2)と、第1速度制御信号(5)と第2速度制御信号(6)のうち最低値の速度制御信号を選択する最低値選択器(9)とから構成されている。ロードリミット制御回路(1)は、系統単独運転の移行に対応する系統単独信号(61)に基づいて、第1速度制御信号(5)に替えて第2速度制御信号よりも大きい値を持つ速度制御信号を一定時間帯で出力する第1切替器(20)を備えている。第2速度制御信号(6)は、負荷設定値と実負荷の偏差により求められる増減値(22)に対応する値(26)から回転数(23)が減算された減算値(28)に対応する値を持つ信号である。速度ガバナ制御回路(2)は、系統単独運転の移行に対応する系統単独信号(62)に基づいて、増減値信号(22)によらずに系統単独移行以前の値に第2速度制御信号(6)を保持する第2切替器(64)を備えている。既述した速度制御信号の両変更により、第2速度制御信号(6)に基づいて速度制御がより確実に適正に実行され得る。
【0016】
ガスタービン(11)の速度を制御する第3速度制御信号(7)を出力する温度リミット制御回路(3)が更に追加されている。温度リミット制御回路(3)は、系統単独運転の移行に対応する系統単独信号(65)に基づいて、第3速度制御信号(7)に替えて第2速度制御信号(6)よりも十分に大きい値を持つ速度制御信号を一定時間帯で出力する第3切替器(71)を備えている。温度リミット制御回路(3)が出力する信号の値の変動に係わらず、第2速度制御信号(6)に基づいて適正に速度制御が行われる。十分に大きいその値は一定値であることが好ましい。
【0017】
ガスタービン(11)の速度を制御する第4速度制御信号(8)を出力する燃料リミット制御回路(4)が更に追加されている。燃料リミット制御回路(4)は、系統単独運転の移行に対応する系統単独信号(66)に基づいて、第4速度制御信号(8)に替えて第2速度制御信号(6)よりも十分に大きい値を持つ速度制御信号を一定時間帯で出力する第4切替器(74)を備えている。燃料リミット制御回路(4)が出力する信号の値の変動に係わらず、第2速度制御信号(6)に基づいて適正に速度制御が行われる。十分に大きいその値は一定値であることが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】
図に対応して、本発明によるコンバインドサイクル発電プラントの速度制御装置の実施の形態は、ロードリミット制御回路1の論理和器14に入力される信号として系統単独信号61が新たに追加されている。図1に示されるように、ロードリミット制御回路1と、速度ガバナ制御回路2と、温度リミット制御回路3と、燃料リミット制御回路4とが設けられている。ロードリミット制御回路1は、ロードリミット制御信号(LDCSO)5を出力する。速度ガバナ制御回路2は、速度ガバナ制御信号(GVCSO)6を出力する。温度リミット制御回路3は、温度リミット制御信号(TCSO)7を出力する。燃料リミット制御回路4は、燃料リミット制御信号(FLCSO)8を出力する。図中の信号線のうち、破線はデジタル信号を示し、実線はアナログ信号を示す。
【0019】
ロードリミット制御信号5、速度ガバナ制御信号6、温度リミット制御信号7、燃料リミット制御信号8とは、最低値選択器(ミニマムセレクタ)9にそれぞれに入力する。最低値選択器9は、既述の4つの制御信号5,6,7,8のうちから最小値L<を選択して、最終燃料制御出力信号10として出力する。最終燃料制御出力信号10は、ガスタービン11に供給する燃料供給量を制御するための制御信号である。
【0020】
ロードリミット制御回路1には、所内単独信号12と、過速度防止制御装置(OPC)から送られてくる過速度防止制御信号(OPC動作信号)13とが入力し、更に、系統単独信号61が入力する。系統単独信号61は、所内単独信号12と、過速度防止制御信号13とともに論理和器(OR器)14に入力する。論理和器14から出力する信号に基づいて、ワンショットタイマ15は、一定時間信号16を出力する。ロードリミット制御回路1には、制御出力信号(CSO)17が更に入力する。制御出力信号17は、関数設定器18と加算器19に入力する。加算器19で加算された信号は、スイッチングと同時に変化レートが切替るレート付切替器20に一定時間信号16とともに入力する。レート付切替器20は、一定値信号16に基づいて、定数設定器21により設定される設定値と、加算器19で加算された加算値のうちの一方を選択して、ロードリミット制御信号5として出力する。
【0021】
速度ガバナ制御回路2には、所内単独信号12’と、負荷設定値と実負荷の偏差から求まる増減値信号(SPSET)22と、軸回転数23とが入力する。所内単独信号12’と増減値信号22とは、比例積分器24に入力される。比例積分器24は、所内単独信号12’の入力に従って、定値設定器25に設定される一定値又は増減値信号の積分値22を出力する。比例積分器24により積分された積分値出力26は、減算器27で軸回転数23が減算される。その減算結果値28は、ゲイン29を通されて既述の速度ガバナ制御信号6として出力される。
【0022】
通常の負運転時には、ロードリミット制御信号5は、レート付切替器20を介して、制御信号17に関数設定器18で決定されるバイアス値が加算器19で加えられた値に追従している。所内単独運転時には、ロードリミット制御信号5は、所内単独信号12によりワンショットタイマ15で設定される一定時間、レート付切替器20により定数設定器21に設定されているトラッキング値に変更される。同様に系統単独運転時には、ロードリミット制御信号5は、過速度防止制御信号13又は系統単独信号61によりワンショットタイマで設定される一定時間、レート付切替器20により定数設定器21のトラッキング値に変更される。
【0023】
図2は、OPC動作しない場合の系統単独運転形態時の軸回転数と各CSO応答を示している。時刻T0で系統単独運転に移行すれば系統負荷が急激に低下するので、回転数は初期定格回転数r0から急激に上昇し、時刻T1でその回転数は最大値になる。このように上昇した回転数を低下させるために、減算器27が出力する減算結果28が急激に減少して、速度ガバナ制御信号6は急降下する。速度ガバナ制御信号6の急降下に伴って、最終燃料制御出力信号(CSO)10は低下し、制御出力信号17に基づいてロードリミット制御信号5も同時に低下する。急激に低下した速度ガバナ制御信号6は、その回転数上昇に従って、時刻T1以降に再び上昇を始める。
【0024】
図3に示されるように、回転数が最大値になる時刻T1以降、急激に低下した速度ガバナ制御信号6−C1は、その回転数上昇に伴って回復する。ここで、従来装置ではロードリミット制御信号5−C2が機器保護の観点で定められたレートに従い上昇するので、LDCSO(C2)<GVCSO(C1)になる時間帯が発生し、ミニマムセレクタで最終燃料制御出力信号10としてロードリミット制御信号5(=LDCSO)が選択されることになる。
【0025】
この間、速度ガバナ制御信号6(=GVCSO)は、最終的な出力信号である最終燃料制御出力信号10ではなくなるので回転数制御不能になり、回転数は図2に示されるように、r1で示される低下を続け、時刻Tt1で遂にトリップに至る。本発明によるコンバインドサイクル発電プラントの速度制御装置では、時刻Ti1に発信する系統単独信号61に基づいて、ロードリミット制御信号5(=LDCSO)は、速度ガバナ制御信号6(=GVCSO)より十分大きく定数設定器21により設定されている一定値が、ワンショットタイマ15で設定される時間Ti1〜Ti2の間、トラッキングされ高い値C2’に維持されていて、最終燃料制御出力信号10は制御出力信号17に関係なく速度ガバナ制御信号6(=GVCSO)により決定され、このようなトラッキングにより、速度ガバナ制御信号6が優先的に選択され速度ガバナ制御信号6に基づく回転数制御が可能になっている。系統単独運転に移行した際、OPC動作しない場合においても、ロードリミット制御信号5がある一定時間、ロードリミット制御信号5を制御信号17よりも低い一定値にトラッキングすることにより、速度ガバナ制御信号6に基づく速度ガバナ制御を可能にし、図2に回転数r3で示されるように、トリップを回避することができる。
【0026】
図4は、本発明によるコンバインドサイクル発電プラントの速度制御装置の実施の他の形態を示している。実施の本形態では、ロードリミット制御回路1は、図9に示される公知のロードリミット制御回路101に全く同じであるが、速度ガバナ制御回路2に系統単独信号62が追加入力される点で、公知の速度ガバナ制御回路102と異なっている。系統単独信号62の追加に伴って、比例積分器24の入口側に系統単独信号62により動作する切替器64と定値設定器63が公知の図9の速度ガバナ制御回路102に追加されている。
【0027】
通常の負荷運転時には、速度ガバナ制御回路2は、負荷設定値と実負荷の偏差とにより求まるSPSET増減値22の比例積分制御量であるガバナ設定値(SPSET)26と回転数23の偏差28をゲイン29により比例制御した値を速度ガバナ制御信号6(GVCSO)として出力している。所内単独運転時には、所内単独信号12’により比例積分器24の出口が定値設定器25の定数0値に変更され、積分値出力26は一定値に保持され、速度ガバナ制御回路2は、このような積分値出力26と回転数23の偏差をゲイン29により比例制御した値を速度ガバナ制御信号6として出力する。
【0028】
系統単独運転時には、系統単独信号62により比例積分器24の入口側のスイッチである切替器64で増減値信号22が定値設定器63の定数0値に変更され、出力26は一定値に保持される。速度ガバナ制御回路2は、このような積分値出力26と回転数23の偏差をゲイン29のゲインにより比例制御した値を速度ガバナ制御信号6として出力する。
【0029】
系統単独運転に移行した際、従来装置では、系統単独後も系統単独前の積分値出力26を保持することにより、負荷設定値と実負荷の偏差から求まる増減値信号22は、負荷変化により変動するので、積分値出力26は一定値を保持できず外乱として作用する恐れがあり、速度ガバナ制御回路2の出力である速度ガバナ制御信号6による回転数制御が困難になる。しかし、系統単独信号により増減値号22を0値に設定変更し、系統単独移行以前の値に保持させ、ガバナ設定値26を系統単独運転以前の値に保持することにより、速度ガバナ制御信号6は、回転数23と一定値に基づく出力28による比例制御になるので、速度ガバナ制御をより安定に且つより有効に回転数を制御することができる。系統単独運転に移行した際、積分値出力26を系統単独移行以前の値に保持させることにより、速度ガバナ制御をより安定した回転数制御にすることができる。
【0030】
図5は、本発明によるコンバインドサイクル発電プラントの速度制御装置の実施の更に他の形態を示している。実施の本形態は、系統単独信号61が既に付加されている図1に示される実施の既述の形態に対して、他の系統単独信号65と更に他の系統単独信号66とが温度リミット制御回路3と燃料リミット制御回路4とにそれぞれに新たに付加的に入力されている点で異なっている。他の系統単独信号65と更に他の系統単独信号66の追加に伴って、温度リミット制御回路3と燃料リミット制御回路4のそれぞれの出口側に、他の系統単独信号65と他の系統単独信号66とによりそれぞれに動作する他のレート切替器71と更に他のレート切替器74とが介設されている。
【0031】
他の系統単独信号65は、追加される他のワンショットタイマ69を介して他のレート切替器71に入力する。他の系統単独信号66は、追加される更に他のワンショットタイマ73を介して他のレート切替器74に入力する。他のレート切替器71は、最低値選択器9と温度リミット制御回路3との間に介設されている。他のレート切替器74は、最低値選択器9と燃料リミット制御回路4との間に介設されている。更に、定値設定器72,75が付加されている。定値設定器72は、他のレート切替器71に定値を設定する。定値設定器75は、他のレート切替器74に定値を設定する。
【0032】
通常の負荷運転時又は所内単独運転時には、温度リミット制御回路3と燃料リミット制御回路4から出力される制御信号67,68が、それぞれにレート付切替器71,74を介して温度リミット制御信号7と燃料リミット制御信号8にそれぞれになっている。系統単独運転時には、温度リミット制御信号7と燃料リミット制御信号8とは、系統単独信号65,66によりワンショットタイマ69,73で設定される一定時間、他のレート切替器71と他のレート切替器74とにより、定値設定器72と定値設定器75とによりそれぞれに設定される定数値に切り替わる。
【0033】
OPC動作しない場合の系統単独時の軸回転数と各CSOの応答は、既述の実施の形態に同じく図3に示される通りである。図2,3に示されるように、回転数が最大値をとる時刻T1以降、急激に低下したGVCSO−C1は、回転数の上昇により再上昇をはじめるが、従来装置ではGVCSOは系統単独前の値以上になると、出力の過上昇を押さえるためにTCSO−C3が安全側に働いて低下を始める。このような低下の結果により、TCSO(=C3)<GVCSO(C1)になる時間帯が発生し、ミニマムセレクタ9ではCSOとしてTCSOが選択されることになる。この間、GVCSOは最終的な出力信号であるCSOではなくなるので、回転数制御不能になり回転数は、図2に示されるように、r2で示されるように低下を続けて、時刻Tt2でトリップに至る。
【0034】
本発明によるコンバインドサイクル発電プラントの速度制御装置では、時刻Ti1に発信する系統単独信号65により、TCSOはGVCSOより十分に大きい一定値に時間帯Ti1〜Ti2の間トラッキングされ、最終燃料制御出力信号10は、TCSO(=C3’)に関係なくGVCSOにより決定されるので、回転数制御が可能になっている。FLCSOについても、TCSOに関する記述の通りであり、他のレート切替器74のトラッキングにより、そのFCSOに関係なくGVCSOにより決定されるので、回転数制御が可能になっている。LDCSOについては、図1に対応して記述された通りである。
【0035】
系統単独運転に移行した際、OPC動作しない場合においても、ロードリミット制御信号(=LDCSO)5、温度リミット制御信号(TCSO)7、燃料制御出力信号(FLCSO)8をある一定時間一定値にトラッキングすることにより、速度ガバナ制御を可能にし、公知装置に見られるトリップを回避することができる。
【0036】
図6は、本発明によるコンバインドサイクル発電プラントの速度制御装置の実施の更に他の形態を示している。実施の本形態では、ロードリミット制御回路1に系統単独信号61が付加され、速度ガバナ制御回路2に系統単独信号62が付加され、その付加に伴って図4に示される切替器64と定値設定器63とが付加されている点で、公知装置と異なっている。このような付加によるトリップ回避の制御は、既述の通りである。系統単独信号61又は系統単独信号62のいずれかに基づくロードリミット制御信号5又は速度ガバナ制御信号6により、公知装置では発生していたトリップが回避される。系統単独信号61が単独に付加される場合、又は、系統単独信号62が単独に付加される場合に比べて、系統単独信号61と系統単独信号62の両方が付加される実施の本形態では、トリップの発生をより安定的に抑制することができる。
【0037】
図7は、本発明によるコンバインドサイクル発電プラントの速度制御装置の実施の更に他の形態を示している。実施の本形態では、図1に示される系統単独信号61、図4に示される系統単独信号62、図5に示される他の系統単独信号65、図5に示される他の系統単独信号66の全てが公知装置に対して付加されている。そのような付加に伴う既述の全ての付加機器が付加されている。実施の本形態は、既述のトリップ回避の形態の全てが採用され、トリップの発生を更により安定的に抑制することができる。
【0038】
LDCSO5、GVCSO6、TCSO7、FLCSO8から選択される1又は1以上の信号に基づくトラッキングにより、最終燃料制御出力信号10としてGVCSOが採択され、多様なガスタービンの機種に適正に対応した回転数制御が可能である。
【0039】
図8は、本発明によるコンバインドサイクル発電プラントの速度制御装置の実施の更に他の形態を示している。図8は、過速度防止制御装置OPCの制御ロジックを示し、図10に示される公知装置の改良を示している。実施の本形態では、従来の公知のOPC回路に、追加回路82が追加されている。OPCは負荷遮断等による負荷急減時にタービンが急加速して発生する過速トリップ防止装置であることは既述の通りである。タービン回転数の過速度は、タービン出力と発電機出力の偏差から求まる負荷アンバランス量が主原因である。追加回路82として、他の追加論理積器84が追加されている。他の追加論理積器84に、所内単独移行36の信号線に分岐する追加分岐線86を介して所内単独移行36が入力し、且つ、減算器42の出力である減算値43が追加モニタ83を介して入力する。
【0040】
タービン出力は中圧タービン入口圧力32から求められ、発電機出力は発電機電流33から導出されていて、負荷アンバランス量は両者の偏差量であり、既述した通り、負荷偏差(減算値)43である。負荷偏差43である負荷アンバランス量は、関数設定器44により速度バイアスに換算され回転数31を入力とする関数発生器37の出力値に加えられる。このような加算値が、モニタ器47の閾値以上であれば、論理和器51を介して過速度防止制御信号13として発信される。
【0041】
更に、追加回路82により負荷アンバランス量43がモニタ器83の閾値以上であり、且つ、否定器85により所内単独運転移行36でないと論理積器84で判断された場合、系統側の負荷喪失大として負荷喪失(大)信号81が発信され、論理和器51を介して過速度防止制御信号13が発信される。更に、電機出力34を入力とする関数発生器40の出力値がモニタ器41の閾値以上であると論理積器49により判断され、且つ、発電機遮断器入35の状態、又は、所内単独移行36の運転時においてもOPCは動作する。急激な負荷設定変動時に発生するランバック信号が設定されているプラントでは、論理積器84にランバック信号なしという信号を加えることは可能である。
【0042】
従来例のOPC回路では、系統単独時のOPC動作は関数設定器144の設定によるところが大きく、OPC動作信号発信時刻が遅れるという事象が発生する。しかし、回路82内に設置されたモニタ器83はある一定値以上の負荷アンバランスに対し瞬時に信号を発信するので、従来例よりも早くOPCを動作させることが可能である。ある設定値以上の負荷アンバランス量に対し、系統単独後即座にOPCを動作させることによりトリップを回避することができる。
【0043】
【発明の効果】
本発明によるコンバインドサイクル発電プラントの速度制御装置は、系統運転移行に際してより適正に速度制御を行うことができる。更に、その速度制御が多様に変化する物理的事象に即応して正確に実行される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による名称の実施の形態を示す回路ブロック図である。
【図2】図2は、時間−回転数関係を示すグラフである。
【図3】図3は、時間−制御信号関係を示すグラフである。
【図4】図4は、本発明による名称の実施の他の形態を示す回路ブロック図である。
【図5】図5は、本発明による名称の実施の更に他の形態を示す回路ブロック図である。
【図6】図6は、本発明による名称の実施の更に他の形態を示す回路ブロック図である。
【図7】図7は、本発明による名称の実施の更に他の形態を示す回路ブロック図である。
【図8】図8は、本発明による名称の実施の別の形態を示す回路ブロック図である。
【図9】図9は、公知装置を示す回路ブロック図である。
【図10】図10は、公知のOPC動作装置を示す回路ブロック図である。
【符号の説明】
1…ロードリミット制御回路
2…速度ガバナ制御回路
3…温度リミット制御回路
4…燃料リミット制御回路
5…第1速度制御信号
6…第2速度制御信号
7…第3速度制御信号
8…第4速度制御信号
9…最低値選択器
11…ガスタービン
20…第1切替器
22…増減値
23…回転数
26…値
28…減算値
36…所内単独移行信号
43…負荷偏差信号
61…系統単独信号
62…系統単独信号
64…第2切替器
65…系統単独信号
66…系統単独信号
71…第3切替器
74…第4切替器
81…負荷喪失信号
82…OPC動作制御ロジック回路
84…論理積(論理積器)
83…モニタ器

Claims (7)

  1. ガスタービンと、
    前記ガスタービンの速度を制御する第1速度制御信号を出力するロードリミット制御回路と、
    前記ガスタービンの速度を制御する第2速度制御信号を出力する速度ガバナ制御回路と、
    前記第1速度制御信号と前記第2速度制御信号のうち最低値の速度制御信号を選択する最低値選択器と
    OPC動作信号を出力するOPC動作制御ロジック回路とを含み、
    前記ロードリミット制御回路は、前記系統単独運転の移行に対応する系統単独信号に基づいて、前記第1速度制御信号に替えて前記第2速度制御信号よりも大きい値を持つ速度制御信号を一定時間帯で出力する第1切替器を備え
    前記OPC動作制御ロジック回路は、負荷偏差信号と所内単独移行の否定値とに基づく論理積として負荷喪失信号を出力し、
    前記負荷喪失信号と前記系統単独信号との関係は論理和であるコンバインドサイクル発電プラントの速度制御装置。
  2. ガスタービンと、
    前記ガスタービンの速度を制御する第1速度制御信号を出力するロードリミット制御回路と、
    前記ガスタービンの速度を制御する第2速度制御信号を出力する速度ガバナ制御回路と、
    前記第1速度制御信号と前記第2速度制御信号のうち最低値の速度制御信号を選択する最低値選択器と
    OPC動作信号を出力するOPC動作制御ロジック回路とを含み、
    前記第2速度制御信号は、負荷設定値と実負荷の偏差により求められる増減値に対応するガバナ設定値から回転数が減算された減算値に対応する値を持つ信号であり、
    前記速度ガバナ制御回路は、系統単独運転の移行に対応する系統単独信号に基づいて、前記増減値によらずに系統単独移行以前の値に前記ガバナ設定値を保持する第2切替器を備え
    前記OPC動作制御ロジック回路は、負荷偏差信号と所内単独移行の否定値とに基づく論理積として負荷喪失信号を出力し、
    前記負荷喪失信号と前記系統単独信号との関係は論理和であるコンバインドサイクル発電プラントの速度制御装置。
  3. ガスタービンと、
    前記ガスタービンの速度を制御する第1速度制御信号を出力するロードリミット制御回路と、
    前記ガスタービンの速度を制御する第2速度制御信号を出力する速度ガバナ制御回路と、
    前記第1速度制御信号と前記第2速度制御信号のうち最低値の速度制御信号を選択する最低値選択器と
    OPC動作信号を出力するOPC動作制御ロジック回路とを含み、
    前記ロードリミット制御回路は、前記系統単独運転の移行に対応する系統単独信号に基づいて、前記第1速度制御信号に替えて前記第2速度制御信号よりも大きい値を持つ速度制御信号を一定時間帯で出力する第1切替器を備え、
    前記第2速度制御信号は、負荷設定値と実負荷の偏差により求められる増減値に対応するガバナ設定値から回転数が減算された減算値に対応する値を持つ信号であり、
    前記速度ガバナ制御回路は、系統単独運転の移行に対応する系統単独信号に基づいて、前記増減値によらずに系統単独移行以前の値に前記ガバナ設定値を保持する第2切替器を備え
    前記OPC動作制御ロジック回路は、負荷偏差信号と所内単独移行の否定値とに基づく論理積として負荷喪失信号を出力し、
    前記負荷喪失信号と前記系統単独信号との関係は論理和であるコンバインドサイクル発電プラントの速度制御装置。
  4. 前記ガスタービンの速度を制御する第3速度制御信号を出力する温度リミット制御回路を更に含み、
    前記温度リミット制御回路は、前記系統単独運転の移行に対応する系統単独信号に基づいて、前記第3速度制御信号に替えて前記第2速度制御信号よりも十分に大きい値を持つ速度制御信号を一定時間帯で出力する第3切替器を備える請求項1〜3から選択される1請求項のコンバインドサイクル発電プラントの速度制御装置。
  5. 前記十分に大きい値は、一定値である請求項4のコンバインドサイクル発電プラントの速度制御装置。
  6. 前記ガスタービンの速度を制御する第4速度制御信号を出力する燃料リミット制御回路を更に含み、
    前記燃料リミット制御回路は、前記系統単独運転の移行に対応する系統単独信号に基づいて、前記第4速度制御信号に替えて前記第2速度制御信号よりも十分に大きい値を持つ速度制御信号を一定時間帯で出力する第4切替器を備える請求項1〜5から選択される1請求項のコンバインドサイクル発電プラントの速度制御装置。
  7. 前記十分に大きい値は、一定値である請求項6のコンバインドサイクル発電プラントの速度制御装置。
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