JP4451364B2 - 歌い出し時期に前奏を繰り返すカラオケ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、歌い出し時期に前奏を繰り返すカラオケ装置に関し、具体的には、歌唱者が歌唱する準備が整うまで前奏を繰り返すカラオケ装置に関する。
カラオケ装置は、複数の楽曲がリクエスト入力されると、その楽曲のカラオケ伴奏音楽をリクエスト順に順次演奏処理する。多数の楽曲がリクエストされている場合には、利用者は、自分がリクエストした楽曲の伴奏音楽がカラオケ装置から流れてくるまで長時間待ち続けることになる。この場合には、いざ自分がリクエストした楽曲の伴奏音楽がカラオケ装置から流れてきても、他の事に夢中になっていたりしてそのことに気付かなかったり、流れてきた楽曲を聴いても直ちにマイクを手に取って歌唱態勢に入れなかったりして歌唱に間に合わないことがある。このようなときのために従来からカラオケ装置には、楽曲の演奏を途中で中止して最初から簡単にやり直せるスイッチが装置本体の操作パネルやリモコン送信器に用意されている。
また、特開平11−282474号公報には、マイクロホンに手持センサを搭載し、歌唱者がマイクロホンを手にしていないと自動的に前奏を繰り返すカラオケ装置が開示されている。しかも、歌唱者が歌い出しに失敗したときは、曲の始めから前奏部分を全て繰り返すのではなく、前奏を全て繰り返すことによる時間の浪費を回避するために、歌い出し時点より曲の冒頭側にある適当な時点、例えば、前奏を聴いている歌唱者が歌い出しタイミングを掴み易い時点から繰り返すようになっている。
しかしながら、上述した特開平11−282474号公報に記載のカラオケ装置では、通常のマイクには搭載されていない手持ちセンサが必要であり、手持ちセンサを備えたマイクは当然高価なものとなる。本発明は、マイクロホンには何ら特殊な機能を付加せずに、カラオケ装置にわずかの改良を加えるだけで、前奏を聴いている歌唱者に歌い出しタイミングを掴み易くさせるとともに、前奏を全て繰り返すことによる時間の浪費をも回避できる、歌い出し時期にワイヤレスマイク信号受信していないと前奏を繰り返すカラオケ装置を提供することを目的としている。
この発明に係るカラオケ装置は、分説すると、つぎの事項(1)〜(7)により特定されるものである。
(1)カラオケ演奏手段と、ワイヤレスマイク受信手段と、制御手段を備えたカラオケ装置であること
(2)カラオケ演奏手段は、制御手段の制御に従って楽曲データに基づく伴奏音楽を演奏すること
(3)楽曲データには、伴奏音楽の時系列における歌い出し時期に関連した歌い出し識別情報が付属していること
(4)ワイヤレスマイク受信手段は、カラオケ会場に配設された複数のアンテナと、各アンテナによるワイヤレスマイク無線信号の受信強度をそれぞれ検出する複数の受信レベル検出手段を含むこと
(5)制御手段は、カラオケ演奏手段に楽曲の演奏を行わせるのに伴い、歌い出し識別情報に基づく第1時間位置まで演奏進行した際、マイク確認処理を行うこと
(6)マイク確認処理は、各受信レベル検出手段により検出された各アンテナによる受信強度の比に基づいて、ワイヤレスマイクがカラオケ会場の所定ゾーン内に存在しているか否かを判断すること
(7)制御手段は、マイク確認処理にて存在していないと判断した場合、第1時間位置より曲冒頭に近い第2時間位置に戻って楽曲を演奏させること
本発明のカラオケ装置によれば、歌い出し時期にワイヤレスマイク信号を受信していないと前奏を繰り返す機能を安価に実現することができる。
===カラオケ装置の構成と基本機能===
図1は本発明の実施例におけるカラオケ装置の機能ブロック構成であり、ワイヤレスマイクを付属している。この構成において、ハードディスク装置12は、多数のカラオケ楽曲について、伴奏音楽の起源となるMIDI形式の楽曲データと、歌詞画像の生成シーケンス(歌詞文字列とその表示順番、歌詞文字の色変わりタイミングなど)を記述した歌詞描出データ、所定形式の長時間分の動画データ、動画データの処理シーケンス(処理すべき動画データの格納場所と処理順番など)を規定した台本データを蓄積し、コンピュータ本体としてこのカラオケ装置を統括制御する中央制御部11は、楽曲データと歌詞字幕生成データとにより構成されるデータセットをカラオケデータとし、カラオケデータと別途用意されている台本データとを固有の楽曲番号に対応付けして管理している。
利用者がリモコン送信器22にてリクエスト曲の楽曲番号を入力して予約指示を行うと、その楽曲番号を含む演奏予約コマンドがリモコン送信器22より送信される。操作制御部13は、受光部15を介して受け取った演奏予約コマンドに含まれる楽曲番号、あるいは操作パネル14にて入力された楽曲番号を中央制御部11に転送する。中央制御部11は、その楽曲番号を内部のRAMに格納して演奏処理の待ち行列で管理する。そして、待ち行列から楽曲番号を順次取り出し、該当のカラオケデータをハードディスク装置12より読み出してRAMのワークエリアに展開し、楽曲の演奏処理を開始する。
中央制御部11は、楽曲データをシンセサイザ19に転送して伴奏音楽を生成させるとともに、歌詞描出データを処理して歌唱すべき箇所が色変わりする歌詞画像をビデオRAM16に順次ビットマップ展開していく。また、台本データに基づいて所定の動画データを所定の順番で映像制御部17に順次転送して歌詞画像の背景動画を復号させる。
ワイヤレスマイク30は、電源が投入されている状態で音声が入力されると、その音声を音響電気変換して歌声信号に変換し、その歌声信号をFM変調する。そして、その変調信号を所定の周波数の搬送波により無線送信する。ワイヤレスマイク受信部22は、ワイヤレスマイク30からの無線信号の搬送波周波数に同調し、変調信号を抽出・復調し、歌声信号を出力する。ミキシングアンプ20はシンセサイザ19からの伴奏音楽の音声信号と、ワイヤレスマイク受信部22からの歌声信号とを混合・増幅してスピーカ21より音響出力する。映像制御部17は、復号した動画映像に歌詞画像をスーパーインポーズ処理してディスプレイ18に表示出力する。
===前奏リピート機能===
本実施例のカラオケ装置1は、上述した基本機能に加え、伴奏音楽の演奏を開始しているのに、利用者が歌う準備をしていないと、その楽曲の歌い出し部分を自動的に再演奏する前奏リピート機能を備えている。そして、楽曲データとワイヤレスマイク受信部22は、この前奏リピート機能を実現するための構造・構成を備えている。
<楽曲データ>
周知の通り、MIDI形式の楽曲データには、伴奏音楽の演奏時系列上に前奏パート、歌唱パート、間奏パート、後奏パートなどを規定したり、時系列上に標識となる符号を記述したりすることができる。本実施例における楽曲データには、前奏パートに該当する期間の所定位置2カ所に標識符号が付されている。なお、この標識符号が付された2カ所について、前奏パートの終了時点に近い箇所を第1時間位置、この第1時間位置よりも曲の冒頭に近い箇所を第2時間位置とする。
図2に第1、第2時間位置の概念図を示した。伴奏音楽の演奏時間軸上に演奏の進行過程における各パートや前記時間位置が規定されている。第1時間位置は、利用者がマイクを持って歌う準備をしているか否かを判断するための位置であり、第2時間位置は、歌う準備ができていないと判断したときに前奏の再演奏を開始する位置である。なお、第2時間位置については、その時点から前奏メロディーを聞くことで歌唱者が歌い出しポイントが了解できること、およびその時点から前奏終了時点までの演奏時間が必要以上に長すぎないことなど、カラオケ会場におけるカラオケ歌唱の現状を考慮して設定する必要がある。本実施例では、前奏パート終了時点より1小節分だけ曲の冒頭に近い時点に第1時間位置が設定され、前奏パート終了時点より1楽節分だけ曲の冒頭に近い時点に第2時間位置が設定されている。もちろん、歌いやすさ、曲調、旋律の流れなどを考慮し、各曲毎に第1、第2時間位置を設定しておいてもよい。
<ワイヤレスマイク受信部>
図3にワイヤレスマイク受信部22の概略構成を例示した。ワイヤレスマイク受信部22は、マイコンやDSPなどにより構成されて当該マイク受信部22を統括制御するマイク受信制御部23と、ワイヤレスマイク30からの無線信号を受信するアンテナ24と、アンテナ24にて受信された無線信号の搬送波周波数に同調する同調回路25と、同調した搬送波の受信強度を検出する信号レベル検出部26と、同調した搬送波を検波/復調して音声信号を出力する受信回路27とを含んでいる。マイク受信制御部23は、同調回路25および受信回路27を制御してワイヤレスマイク30からの無線信号から歌唱者の歌声信号をミキシングアンプ20に向けて出力させるとともに、信号レベル検出部26が検出した搬送波の受信強度に基づいて搬送波を受信しているか否かを示す受信有無信号を生成して中央制御部11へ転送する。
<前奏リピート処理>
中央制御部11は、楽曲データの処理を開始すると、演奏の進行状況と、ワイヤレスマイク受信部22からの受信有無信号の出力状態を監視し、第1時間位置を演奏する時点において「有」信号を検出したならば、そのまま歌い出し時期を超えて歌唱パートの演奏を行う。第1時間位置において「無」信号を検出したならば、前奏パートの終了時点まで演奏したら、楽曲データ中の第2時間位置に相当するデータ位置へ戻り、そこから処理を再開する。それによって、前奏パートの最後の1楽節が繰り返し演奏される。図4に、前奏リピート機能に関わる処理の流れを示した。
===カラオケ会場における歌唱位置について===
カラオケ会場には歌唱者が登壇して歌唱するためのステージが設けられている場合がある。このようなカラオケ会場では、そのステージに上がった時点が歌唱の準備が整った時点となる。上記実施例ではワイヤレスマイク30の電源を入れると搬送波が送出され、歌唱者が登壇する前であっても、前奏パートがリピートされずにそのまま歌唱パートの演奏に移行してしまい、歌唱者が歌い出しに失敗してしまう可能性がある。
そこで、マイク受信制御部23は、自身の内部メモリに搬送波強度の基準値に関わる情報を記憶し、受信レベル検出部26からの受信信号強度が基準値以上であれば、「有」信号を生成し、基準値より小さければ「無」信号を生成し、この受信有無信号を中央制御部11に随時転送するように構成する。そして、アンテナ24を含むワイヤレスマイク受信部22を内蔵したカラオケ装置本体、あるいはカラオケ装置本体とは別の場所に設置されたアンテナ24をステージ近傍に配置しておく。それによって、歌唱者がワイヤレスマイク30を持って登壇すれば、ステージ近傍にあるアンテナ24は、大きな搬送波を受信することになり、受信レベル検出部26は大きな搬送波強度値を出力する。それによって、マイク受信制御部23は「有」信号を出力する。あるいは、アンテナをステージから遠いところに設置しておけば、ステージ上にワイヤレスマイク30があるとき、すなわち歌唱準備が整っているときに搬送波の受信強度が弱くなる。この場合は、受信強度が所定以下であるときに「有」信号を出力すればよい。そして中央制御部11は、ワイヤレスマイク受信部22からの「有」信号に基づいて演奏時系列に従って歌唱パートの演奏に移行する。
さらに、ステージの中央など、正しい歌唱位置近傍にアンテナを設置できない場合、あるいは、歌唱者が座席から歌唱位置に移動するまでの順路によって搬送波の受信強度が変化するような場合、単純に搬送波の受信強度に応じて受信有無信号を出力する構成では、歌唱者が正しい歌唱位置にいるかどうかを確実に判断することができない。そこで例えば、カラオケ会場内の2カ所にアンテナ24を設置し、受信レベル検出部26は、各アンテナ24毎の無線信号強度を出力する。マイク受信制御部23は、受信レベル検出部26からの各アンテナ24に対応するそれぞれの受信強度を比較し、受信強度値が所定の比であれば「有」信号を出力する。もちろん、3つ以上の受信強度値出力部をカラオケ会場に設置してもよい、いずれにしても、正しい歌唱位置に電源が投入された状態のワイヤレスマイク30があれば、複数のアンテナ24が受信した無線信号の強度が所定の比率となるはずある。そして、その適正な位置における信号強度比となったときに「有」信号が出力されればよい。
なお上述した本発明の各種実施形態では、ワイヤレスマイク受信部22内で受信有無信号を生成出力していたが、ワイヤレスマイク受信部22は独立した一つの構成要素ではなく、中央制御部11との連係動作によって発現される構成要素であってもよい。すなわち、図1に示した機能ブロック構成において、ワイヤレスマイク受信部22は、搬送波の受信強度値を出力し、中央制御部11は、その強度に応じて「有」または「無」信号に相当するフラグを立て、そのフラグに応じて前奏パートをリピートするか否かを決定する。
===デュエット曲における前奏リピート機能===
演奏するカラオケ楽曲がデュエット曲である場合、2本のマイクが使用される。そのため、デュエットを歌う2人がともに、歌唱できる体勢になるまでは前奏パートを繰り返す必要がある。そのための構成としては、例えば、2つのワイヤレスマイク30にて電源が投入されていれば、アンテナにて受信される搬送波の強度は2倍となることを利用し、ワイヤレスマイク受信部22を歌唱者の位置を判断する際に用いた構成と同様にして、受信強度に応じて受信有無信号を出力する構成にしておく。デュエット曲の楽曲データにはデュエット曲である旨の情報を付帯させておく。
あるいは、カラオケ会場に備え付けられている複数のワイヤレスマイク30のそれぞれに異なる送信チャンネルを設定しておき、ワイヤレスマイク受信部22は、受信チャンネル毎に受信有無信号を出力すればよい。そして中央制御部11は、デュエット曲を演奏処理する際に、2つの受信チャンネルで「有」の受信有無信号が検出されれば歌唱パートを演奏するようにする。
===第1時間位置について===
上記実施例において、第1時間位置は歌い出し時期より曲の冒頭側に設定されていたが、第2時間位置より曲の終わり側で、かつ歌い出し時期以前であれば、どの位置でもよい。もちろん、第1時間位置と歌い出し時期とが一致していてもよい。中央制御部11は、RAMのワークエリアに楽曲データを展開した段階で第1時間位置や第2時間位置を取得すれば、楽曲の演奏処理時には演奏開始からの時間経過を計測したり、あるいは演奏開始からの拍数を数えたりするだけでこれらの時間位置を特定できる。そして、第1時間位置に相当する時間が経過した時点、あるいは拍数をカウントした時点で「有」信号を検出していれば、そのまま歌唱パートを演奏する。楽曲データのヘッダなどに、第1、第2時間位置を記述しておいてもよい。あるいは、各楽曲についての第1、第2時間位置を指定したテーブルを別途用意してもよい。
もちろん、中央制御部11が楽曲演奏に先立って第1、第2時間位置を取得せず、楽曲データの処理過程で第1、第2時間位置の符号の有無をリアルタイムで監視してもよい。楽曲データにおける第1時間位置を処理した時点で受信有無信号の出力状態に応じて前奏を繰り返すかどうかを決定したとしても、その決定に要する時間は極めて短く、MIDI形式で記述された歌唱パートの最初の楽音が音響出力される以前に決定処理が遂行されている可能性が高い。したがって、事前に第1時間位置を取得していなくても、歌唱者にとっては大きな問題とはならない。なお第2時間位置は、前奏パートをリピートするか否かを決定する前であればいつ取得してもよい。
===ワイヤードマイクについて===
上記前奏リピート機能は、ワイヤレスマイクに限らず、ワイヤードマイクにも適用可能である。ワイヤードマイクに対応した前奏リピート機能を備えたカラオケ装置は、ワイヤレスマイク受信部に代えて、ワイヤードマイクからのケーブルを接続して、ワイヤードマイクからの音声信号をミキシングアンプに入力するためのマイクインタフェースを備えている。
図4にワイヤードマイクの内部回路と、マイクインタフェースの機能ブロック構成を示した。ワイヤードマイク30bは一般的なダイナミックマイクであり、周知の通り、ケーブル31の先端にプラグ32を備え、そのプラグ32の電極をムービングコイル33と終端抵抗34とに切り換えて接続するためのスイッチ35がある。
一方、マイクインタフェース40は、ワイヤードマイク30bのケーブル31の先端にあるプラグ32と接続するコネクタ41を備え、ワイヤードマイク30bのスイッチ35をオン側36にすると、コネクタ41にはマイク入力された音声に相当する信号がムービングコイル33から入力される。そして、ワイヤードマイク30bからの音声信号は、プリアンプ42にてレベル調整されたのち外部出力されてミキシングアンプ20に入力される。
また、ワイヤードマイク30bのスイッチ35をオフ側37にするとプラグ32の電極間に終端抵抗34が接続されることになる。終端接続検出部43は、コネクタ41に接続されたプラグ32の電極間の抵抗値を計測することで、スイッチ35がオン側36にあるかオフ側37かを検出する。プラグ32の電極間が終端抵抗値に相当する所定の抵抗値であれば、スイッチ35がオフ側37であることを検出する。そして、スイッチ35のオンあるいはオフに応じた信号を中央制御部11へ転送する。中央制御部11は、カラオケ楽曲の演奏に際し、マイクインタフェース40からスイッチ35がオンである旨の信号が出力されている場合には楽曲演奏を開始し、オフである旨の信号が出力されている場合には前奏を繰り返す。
なお、上記実施例ではマイクケーブルの終端に直接マイクスイッチを接続しているが、マイクスイッチを間接的に関与させることもできる。例えば、エレクトレットコンデンサ型マイクのように受動素子を用いたワイヤードマイクの場合、マイクアンプ回路を介在させなければならず、そうなれば、マイクスイッチはマイクアンプの電源をオン・オフすることで未使用時の電池消費を抑えるようにする。そして、マイクケーブルの終端はマイクアンプの出力に接続される。このような形態であっても、マイクケーブルの終端抵抗値を計測することで、マイクスイッチによりマイクの電源がオンにされているか、オフにされているかが検出できる。つまり、周知の通り、アンプ回路の出力抵抗は、電源が入っているときは極めて低く、電源が切れているときは極めて高くなるからである。したがって、終端接続検出部43は、プラグ32の電極間の抵抗値を計測することにより、マイクスイッチがオンである旨あるいはオフである旨、つまりマイクが有効であるか無効であるかを示す信号を中央制御部11へ転送できる。
なお、上記ダイナミックマイクの場合の終端抵抗34を高抵抗値にしておけば、計測される抵抗値からマイクのオンあるいはオフを判断する基準を上記エレクトレットコンデンサ型マイクの場合と共通化できる。すなわち、所定の抵抗値よりも低いときはマイクはオン、高いときはオフである。
そうすると、ワイヤードマイクのプラグ32が外れていてマイクが使えない状態でも計測される抵抗値は極めて高抵抗になりマイクがオフされ無効である旨の信号が出力され前奏を繰り返すことになり好都合である。ワイヤードマイクのプラグ32が差し込まれマイクスイッチがオンされれば楽曲演奏が開始される。
以上説明したように、本発明のカラオケ装置は、ある程度、消耗品として頻繁に交換する機会が多いマイクロホンとして、安価の市販のワイヤレスマイクやワイヤードマイクをそのまま使用しながら前奏リピート機能を実現することができる。
本発明の実施例におけるカラオケ装置の機能ブロック図である。 上記カラオケ装置が処理する楽曲データにおける第1、第2時間位置の概念図である。 上記カラオケ装置を構成するワイヤレスマイク受信部の機能ブロック図である。 上記カラオケ装置における前奏リピート機能に関わる処理の流れ図である。 本発明のその他の実施例におけるカラオケ装置が備えるワイヤードマイクとマイクインタフェースの機能ブロック図である。
符号の説明
1 カラオケ装置
11 中央制御部
12 ハードディスク装置
19 シンセサイザ
20 ミキシングアンプ
22 ワイヤレスマイク受信部
30 ワイヤレスマイク

Claims (1)

  1. つぎの事項(1)〜(7)により特定されるカラオケ装置。
    (1)カラオケ演奏手段と、ワイヤレスマイク受信手段と、制御手段を備えたカラオケ装置であること
    (2)カラオケ演奏手段は、制御手段の制御に従って楽曲データに基づく伴奏音楽を演奏すること
    (3)楽曲データには、伴奏音楽の時系列における歌い出し時期に関連した歌い出し識別情報が付属していること
    (4)ワイヤレスマイク受信手段は、カラオケ会場に配設された複数のアンテナと、各アンテナによるワイヤレスマイク無線信号の受信強度をそれぞれ検出する複数の受信レベル検出手段を含むこと
    (5)制御手段は、カラオケ演奏手段に楽曲の演奏を行わせるのに伴い、歌い出し識別情報に基づく第1時間位置まで演奏進行した際、マイク確認処理を行うこと
    (6)マイク確認処理は、各受信レベル検出手段により検出された各アンテナによる受信強度の比に基づいて、ワイヤレスマイクがカラオケ会場の所定ゾーン内に存在しているか否かを判断すること
    (7)制御手段は、マイク確認処理にて存在していないと判断した場合、第1時間位置より曲冒頭に近い第2時間位置に戻って楽曲を演奏させること
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