JP4447844B2 - 天井ボード開口装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、天井ボードに照明器具等を埋め込んで取り付ける際における円形開口部を形成するための天井ボードの開口装置及び天井ボード開口用アダプタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、天井ボードに開口部を設ける際には、まず作業足場を設け、作業者が足場上にて作業を行っていた。この作業は不安定な姿勢を余儀なくされ、作業能率が悪く、また落下等の危険も伴っていた。そこで、かかる作業を自動化するため、搬送可能な台車上に昇降可能な切削部を立設させた構造の開口装置が提案されていた(特許文献1、2参照)。
【0003】
また、既存の円形開口部を拡大する場合には、開口すべき円形状を天井ボードに書き印す作業を要した。更に、切削屑の飛散については特に配慮がなされていなかった。
【0004】
【特許文献1】
特開平5-104412号公報
【特許文献2】
特開平7-185924号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術のものは、作業を行うための足場を設置する必要があり、作業効率が悪いものであった。また高所での作業は不安定であり、危険を伴うとともに加工精度にも問題を有していた。また、かかる問題を解決するための従来の開口装置(特許文献1,2参照)は、構造が大掛かりであり、狭隘な場所や装置の搬入が困難な場所での作業には適していなかった。また、既存の円形開口部を拡大する場合には、中心出しが困難なため、開口すべき円形状を天井ボードに書き印す等の煩雑な作業を伴うため、作業効率が悪く、加工精度も良くなかった。更に、切削屑の飛散への対策をしていなかったため、開口作業後の清掃が必要となる等の問題も生じていた。
【0006】
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであって、作業効率の向上、加工精度の向上、作業の安全性の確保等が図られる天井ボード開口装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成するため、
第1に、先端にドリルを有する回転軸と、該回転軸に取着された切削刃ホルダーと、上記回転軸より等間隔となる位置で上記ホルダーに保持された複数の切削刃と、上記回転軸における上記切削刃ホルダーの取着位置の下方から上方に向けて設けられ、上端開口部が上記切削刃の回転軌跡の外側に位置する籠状の防塵具とよりなり、該防塵具は、上記上端開口部を形成する環状フレームと、該環状フレームを保持する弾性支持フレームと、該弾性支持フレームの下端を上記回転軸に支持する支持部材と、上記弾性支持フレーム間に張設された防塵膜とから構成され、かつ操作棒の内部にドライブシャフトを挿通し、該操作棒先端部において該ドライブシャフトと上記回転軸とを連結可能に構成し、上記操作棒下部から上記シャフトの駆動動力を加えるように構成し、さらに、中心孔を有する基盤と、既設の天井開口円に係着させ、上記中心孔が該開口円の中心に位置するように上記基盤を上記開口円に保持する基盤支持具とからアダプタを構成し、上記既設の天井開口円に上記基盤支持具を以って上記アダプタを係着させた状態において、上記ドリルを上記アダプタの中心孔に挿通し得るように構成したものであることを特徴とする天井ボード開口装置により構成されるものである。
【0008】
上記回転軸は、例えばドリル(9)、スリーブ(6)、ドリル軸(10)等により構成することができる。上記切削刃ホルダー(1)は、例えば上記回転軸に直交する板状の本体により構成し、切削刃(3,3)は当該ホルダー(1)の両端部に上向きに固定することが好ましい。上記弾性支持フレームは、例えば環状フレーム(18,19)の周縁を縦方向に連結する弾性支持フレーム(20)により構成することが好ましく、上記支持部材は、上記回転軸に遊嵌された固定板(21)により構成することが好ましい。また、上記防塵膜は、例えば上記弾性支持フレーム(20)間に隙間なく張設される防塵フィルム(22)により構成することが好ましい。このように構成すると、弾性支持フレームの弾性力により、切削作業中において環状フレームを天井ボードに密着させることができ、切削屑を飛散させることなく確実に受け止めることができる。
【0011】
従って、操作棒(11)を以って、該操作棒を鉛直方向に持ち上げることにより、脚立等の作業用足場を使用することなく天井ボードを開口することができる。
上記基盤支持具は、例えば基盤(28,28’)に放射状に配置された係合片支持ホルダー(26)、係合片(30)等により構成することができる。このように構成すると、上記中心孔にドリルを挿通することで、既設開口円の拡大開口時の中心出しを行うことができる。
【0012】
第2に、上記防塵具の一部に開口部を形成し、該開口部にホースの一端を接続し、該ホースの他端に吸引装置を接続したものであることを特徴とする上記第1に記載の天井ボード開口装置により構成されるものである。
【0013】
従って、上記吸引装置を作動させることにより、防塵具内に捕捉された切削屑がホースを介して吸引され、防塵具内の切削屑を除去することができる。
【0017】
第3に、上記アダプタの上記基盤支持具は、中心孔を有する基盤上に該中心孔を中心として放射状に設けられた複数の係合片支持ホルダーと、これらの係合片支持ホルダーの片端部に設けられ既存天井開口円の周縁に係着可能な係合片とにより構成されており、
かつ上記係合片支持ホルダーは放射方向に摺動可能に構成され、所定の位置にて固定された状態で上記係合片を既存開口円の周縁に係着することにより、上記中心孔が上記既設の天井開口円の中心に位置するように構成されたものであることを特徴とする上記第1又は2記載の天井ボード開口装置により構成されるものである。
【0018】
かかるアダプタ(25)を既設天井開口円に係着した状態で、中心孔内に天井ボード開口装置のドリル(9)を挿通することにより、既設開口円の拡大開口時の中心出しを容易に行うことができる。
【0019】
本欄において本発明の構成部材に対応して実施形態中の符号を括弧書きで表したが、これは対応関係を明確にするために便宜上付したものであり、これにより本発明の構成が限定されるものではない。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0021】
図1に本発明の第1の実施形態の天井ボード開口装置を示す。1は板状の本体により形成された切削刃ホルダーであり、その中心部に設けられた中心孔5の回転中心軸aより等間隔の位置に一対の上向L字型の切削刃3,3が設けられている。このホルダー1の長手方向の両側縁には上向きガイドリブ1a,1bが形成されると共に(図4参照)、板面両端部には長手方向に沿うガイド孔2,2が開設されており、上記切削刃3,3は各々上記ガイドリブ1a,1bに沿って摺動可能に載置され、所望の開口円の半径位置にて上記ガイド孔2,2を介して締付具4,4(例えばボルト・ナット)により上記ホルダー1に固定可能に構成されている。
【0022】
6は上記切削刃ホルダー1を保持するスリーブであり、その上端部に雄螺子部6’が形成されている。上記切削刃ホルダー1は、その中心孔5内に該スリーブ6の上端雄螺子部6’を挿通することで、該スリーブ6の上端部に固定されたスペーサ7上に直交状態で載置され、上記切削刃ホルダー1の上面から締付具8(たとえばナット)を上記雄螺子部6’に螺着することでスリーブ6上端部に固着されている。
【0023】
上記スリーブ6には上下端面から軸方向に挿通孔6a、6bが設けられており、上面の挿通孔6aにはセンタードリル9が、下面の挿通孔6bには角断面形状を有するドリル軸10が各々挿嵌固定されている。そして、上記ドリル軸10に回転駆動力を加えることで、スリーブ6に駆動力が伝わり、上記切削刃ホルダー1及びセンタードリル9が回転中心軸aを以って回転し得るように構成されている。
【0024】
11は操作棒であり、内部にドライブシャフト12が挿通支持されている。このドライブシャフト12は操作棒11内の上下端部に各々設けられた軸受け13,13により回転中心軸aを中心に回転可能に支持されている。上記ドライブシャフト12の上端部は上記操作棒11上端から突出しており、該ドライブシャフト12の上端には、上記ドリル軸10と嵌合し得る角断面形状の挿通孔14aを有するジョイント14が装着されている。そして、該ジョイント14の挿通孔14aにドリル軸10を挿着して、上記ドリル軸10と上記ドライブシャフト12を着脱自在に連結することで、該ドライブシャフト12の回転動作がジョイント14を介してドリル軸10に伝達し得るように構成されている。
【0025】
また、上記ドライブシャフト12の下端部も操作棒11下端から突出しており、該ドライブシャフト12の下端には挿通孔15aを有するジョイント15が装着されている。該挿通孔15aは駆動モータ16の駆動軸16aと嵌合し得る形状に形成され、挿通孔15aに駆動モータ16の駆動軸16aを挿着して、上記駆動モータ16の駆動軸16aと上記ドライブシャフト12を着脱自在に連結することで、駆動モータ16の回転駆動力が上記ジョイント15を介して上記ドライブシャフト12に伝達し得るように構成されている。
【0026】
なお、上記操作棒11は作業条件等に応じて適宜長さを調節して使用されるものであるが、作業者が操作棒11を手で支えた状態で上記センタードリル9及び上記切削刃3が天井ボードに容易に届く程度の長さ(例えば1.5m)に形成される。
【0027】
17は防塵具であり(図1、図2参照)、上記切削刃3の回転仮想円の外側に位置する環状フレーム18及びその下部に設けられた補助環状フレーム19の各々の外周を4本の棒状の弾性支持フレーム20で縦方向に連結することによりに成形されている。そして、各該弾性支持フレーム20の下部は前記環状フレーム18の中心軸上に位置する固定板21方向に湾曲し、それらの端部を該固定板21に各々溶着することで、全体として籠型(籠状)に構成されている。なお、上記弾性支持フレーム20の材質は本発明において特に限定されないが、強度及び入手の容易さを考慮すると、適当な太さ(例えば直径1.5mm)のピアノ線であることが望ましい。
【0028】
更に、上記各弾性支持フレーム20間には防塵フィルム22を張設し、該フィルム22の下端縁を上記固定板21の外周部に接着するとともに上端縁を上記環状フレーム18の外周部に接着して、各弾性支持フレーム20間、固定板21外周及び環状フレーム18外周をフィルム22で隙間なく塞ぎ、切削屑を遺漏なく受け止めるように構成されている。上記フィルム22は天井ボードの切削屑を捕捉できるものであれば材質は特に限定されないが、切削状況や切削屑の量を確認しながら作業を行う点を考慮すると、透光性を有する透明なフィルムであることが望ましい。
【0029】
また、上記固定板21の中心には中心孔23が設けられており、該中心孔23内に上面側から上記スリーブ6をその下端部から挿入し、その後該スリーブ6の下端側から該スリーブ6にストッパー24を環装することで、上記固定板21は上記スペーサ7と該ストッパー24との間に遊嵌される。この状態において、上記防塵フィルム22は、上記切削刃ホルダー1の下方側及び切削刃3の仮想回転円の外側全体を囲うように下方から上方に向けて位置し、かつ上記環状フレーム18がセンタードリル9先端と切削刃3先端の間に位置するように構成されている。
【0030】
なお、切削作業の際に上記スリーブ6の回転と連動して防塵具17が回転しないように、上記中心孔23はスリーブ6が緩挿し得る程度にスリーブより僅かに大きく形成されている。
【0031】
次に、天井ボード開口装置の第2の実施形態を図7に基づいて説明する。ここでは、開口装置は、センタードリル9を有する切削刃ホルダー1と、支持筒41(支持部材)に支持された防塵具47と、操作棒44とから構成されている。上記防塵具47は、上端の環状フレーム40と、該環状フレーム40の外周に各一端を溶着された8本の縦方向の棒状弾性支持フレーム39から成形され、これら弾性支持フレーム39を中心軸a方向にL字に屈曲することで全体として桶型(桶状)或いは籠型(籠状)に形成されている。上記弾性支持フレーム39の各々の他端の下向き屈曲部は支持筒41の上端外周に締付バンド42にて締着されている。そして、上記各弾性支持フレーム39間には上記防塵フィルム22と同様のフィルム45を張設し、該フィルム45の下端縁を上記支持筒41の外周部に接着するとともに上端縁を上記環状フレーム40の外周部に接着して、各弾性支持フレーム39間、支持筒41外周及び環状フレーム40外周を該フィルム45で隙間なく塞ぎ、切削屑を遺漏なく受け止めるように構成されている。
【0032】
また、回転軸は中間部に雌螺子の形成されたセンタードリル9により構成され、該ドリル9を切削刃ホルダー1の中心孔5に挿通し、上記切削刃ホルダー1の上下面から締付具8、8’(たとえばナット)を上記雌螺子部にねじ込むことで、上記ホルダー1に固定されている。上記操作棒44内には上記第1の実施形態と同様の軸受13により支持されたドライブシャフト12が設けられ、該操作棒44の先端部内部には上記センタードリル9を着脱自在に連結する上記第1の実施形態と同様のジョイント46が設けられている。
【0033】
このように構成される天井ボード開口装置は、操作棒44上端部に上記防塵具47の上記支持筒41を挿嵌し該支持筒41の側面から締付具43(例えばボルト)を上記操作棒44に螺着することで、上記防塵具47を操作棒44上端部に固定する。そして、上記ジョイント46の挿通孔46aに上記ホルダー1を具備したドリル9下端を挿着することで構成されるものである。
【0034】
また、上記ドライブシャフト12の下端部は操作棒44下端から突出しており、該ドライブシャフト12の下端には挿通孔15aを有するジョイント15が装着されている。該挿通孔15aは駆動モータ16の駆動軸16aと嵌合し得る形状に形成され、挿通孔15aに駆動モータ16の駆動軸16aを挿着して、上記駆動モータ16の駆動軸16aと上記ドライブシャフト12を着脱自在に連結させることで、上記第1の実施形態のものと同様に駆動モータ16の回転駆動力が上記ジョイント15を介して上記ドライブシャフト12に伝達し得るように構成している。
【0035】
次に、図8に本発明の天井ボード開口装置の第3の実施形態を示す。この第3の実施形態の開口装置は、防塵具35をアクリル板等の硬質部材により構成し、該防塵具35下部にバネ37からなる弾性部材を設けた点が上記第1及び第2の実施形態と異なっている。上記防塵具35及びバネ37以外の構成、即ちセンタードリル9、切削刃ホルダー1、スリーブ6、及び操作棒11等の構成は上記第1の実施形態と同様であるため第1の実施形態と同一符号を付してこれらの部材についての詳細な説明は便宜上省略する。
【0036】
同図において35は防塵具であり、切削刃ホルダー1の回転半径より大きな径を有する円形底板35bとその底板の周縁部から上方に起立した筒状壁板35cから構成され、全体として上方に開口部を有する桶型(桶状)或いは籠型(籠状)に形成されている。上記防塵具35の材質は剛性を有するものであれば本発明において特に限定されないが、切削状況や切削屑の量を確認しながら作業を行う点を考慮すると、透光性を有する透明アクリル板等である事が望ましい。尚、上記防塵具の形状は上記樽型(樽状)に限らず椀型(椀状)に形成しても良い。
【0037】
上記防塵具35の底板35bには中心孔35aが設けられており、上述の、切削刃ホルダー1とドリル9が装着されたスリーブ6が挿通されている。また、切削作業の際に上記スリーブ6の回転と連動して防塵具35が回転しないように、上記中心孔35aはスリーブ6が緩挿し得る程度にスリーブ径より僅かに大きく形成されている。
【0038】
また、上記スリーブ6の下端にはバネ受け36を有する下部ストッパー38が環装固定され、該バネ受け36と上記防塵具35の底板35bとの間には、上記防塵具35を常時上方に附勢してその底板35b上面を上記スペーサ7に当接させるバネ37が設けられている。そして、この防塵具35は、上記バネ37による附勢状態において、その壁板35c上端部が上記ドリル9先端と切削刃3先端の間に位置するように構成されている。かかる構成により、上記防塵具35は上記バネ37の弾性により上記スリーブ6に沿って上下方向に摺動可能となっている。
【0039】
また、天井ボード開口装置には集塵除去装置を付加することも可能であり、上記防塵具35の底板35bに開口部48を設け、該開口部48にホース49の一端を接続し、該ホース49の他端を吸引装置50に接続することで、上記防塵具35内に捕捉された切削屑を上記ホース49により集塵除去するように構成することができる。
【0040】
また、第1の実施形態に記載した防塵具17、又は第2の実施形態に記載した防塵具47においても同様の集塵除去装置を付加することができる。この場合、たとえば図7(a)に示すように、隣接する弾性支持フレーム39,39間にホース接続金具51を固定し、該金具に上記ホース49の一端部を接続するように構成することができる。
【0041】
また、吸引装置50は小型軽量のものであれば、操作棒11又は操作棒44に直接装着することが可能であり、重量物である場合は、上記ホース49の延長を適宜調整することで、吸引装置50を床面等に載置したまま作業を行うことができる。
【0042】
次に、上記第1乃至第3の実施形態の天井ボード開口装置に共通に使用可能な天井ボード開口アダプタについて図3に基づいて説明する。25は天井ボード開口用アダプタ(図3参照)であり、3枚の板状の係合片支持ホルダー26,26,26と、これらの係合片支持ホルダー26を挟持する2枚の円形支持基盤28、28’により構成されている。これらの係合片支持ホルダー26の各一端には上向係合片30,30,30が立設固定されており、該各係合片30が上記支持基盤28、28’の中心孔27、27’に対して120度の角度をなし、かつ上記各係合片30が上記中心孔27、27’から同一距離となる位置で、上記各係合片支持ホルダー26は支持基盤28、28’間に放射状に挟着されるものである。なお、各係合片30の上端部には天井既設開口円52(図6)の周縁に係着し得る「く」字状の折曲部30aが各々屈曲形成されている。
【0043】
上記各係合片支持ホルダー26の板面には長手方向に沿ってガイド孔29が開設されており、一方、上記支持基盤28、28’盤面には、6つの締付用透孔28a、28a’が周方向に等間隔に設けられている。そして、上記各係合片支持ホルダー26を上記支持基盤28、28’により挟持した状態で、一方の支持基盤28側から各々のホルダーのガイド孔29内に上記各透孔28a、28a’を介してボルト31aを挿入し、他方の支持基盤28’側から蝶螺子31bで締付けることにより、各係合片支持ホルダー26を上記120度の角度を保った状態で当該支持基盤28、28’間に位置決め固定するものである。
【0044】
このような構成を有する天井ボード開口アダプタ25は、上記ボルト31a及び上記蝶螺子31bにより構成される締付具31を緩め、上記各係合片支持ホルダー26を各々120度の角度を保持したまま上記支持基盤28、28’の半径方向(放射方向)に摺動調整し、3つの係合片30により形成される円の直径が既設の天井開口円の直径に合致する位置で、上記締付具31により各係合片支持ホルダー26を当該摺動位置に締付け固定し、かかる状態で既設の天井開口円に上記係合片30を以って係着し得るものである。
【0045】
また、上記中心孔27,27’には、センタードリル9を挿通するための透孔32aを有するドリルガイド32が挿嵌されており、上記アダプタ25を既設の天井開口円に係着させると、その中心に位置する上記ドリルガイド32の透孔32aが既設の天井開口円の中心に位置することになり、これにより既設開口円の中心出しがなされるものである。
【0046】
本発明は以上のように構成されているので、天井ボード34を開口する際には、まず、上記切削刃3,3を上記ガイドリブ1a,1bに沿って所望の開口円の半径位置まで摺動し、上記ガイド孔2,2を介して締付具4,4により固定する。また、上記ドリル軸10(又はドリル9)を操作棒11(又は操作棒44)のジョイント14(46)に挿着し、駆動モータ16の駆動軸をジョイント15に挿着する。
【0047】
次に、駆動モータ16を作動させ、天井ボード34の開口予定円の中心位置を上記センタードリル9で穿孔し、そのまま上記操作棒11を鉛直方向に持ち上げることで回転中心軸aを中心に回転する一対の切削刃3,3が上記天井ボード34を所望の大きさの円形に切削する(図5参照)。この際、上記環状フレーム18(環状フレーム40)は該切削刃3,3の刃先より上方に取り付けられているので、該切削刃3,3の刃先が上記天井ボード34に接するより先に該環状フレーム18(環状フレーム40)が該天井ボード34に当接することになり、上記操作棒11の持ち上げに応じて弾性支持フレーム20(弾性支持フレーム39の水平部)が湾曲し、該弾性支持フレーム20(弾性支持フレーム39)の弾性力により上記環状フレーム18(環状フレーム40)が常に天井面に密接した状態を維持することができる。これにより切削屑が飛散することなく全て防塵具17(防塵具47)に捕捉され、また、円形に切断された天井ボードも該防塵具17又は防塵具47により補足され、天井ボードの落下による事故を防止し得る。また、防塵具を弾性支持フレーム20(39)による籠型に形成しているので、硬質部材による防塵具と比較して環状フレーム18(40)と天井面との密着性が高く、切削屑を確実に受けとめることができる。また、このように防塵具をフレームと防塵膜(フィルム)により構成することにより、硬質部材(例えばアクリル)による防塵具を備えた開口装置と比較して、開口装置を大幅に軽量化することができる。
【0048】
また、第3の実施形態の開口装置においては、上記防塵具35の壁板35c上端部は該切削刃3,3の刃先より上方に位置するように構成されているので、該切削刃3,3の刃先が上記天井ボード34に接するより先に該壁板35c上端部が該天井ボード34に当接することになり、上記操作棒44の持ち上げに応じてバネ37が収縮し、該バネ37の弾性力により上記壁板35c上端部周縁が常に天井面に密接した状態を維持することができる。これにより切削屑が飛散することなく全て防塵具35に捕捉され、また、円形に切断された天井ボードも防塵具35により補足され、天井ボードの落下による事故を防止し得る。
【0049】
一方、天井ボード34の既設の開口円52を拡大開口する場合は、天井ボード開口用アダプタ25の各係合片30,30,30により形成される円直径が既設開口円52の直径に合致するように各係合片支持ホルダー26,26,26を摺動調節し、また、上記センタードリル9に上記アダプタ25の中心孔27より大径な筒状スペーサ33を挿着し(図1(b)参照)、上記アダプタ25のドリルガイド32にセンタードリル9先端部を挿通し、該アダプタ25を上記筒状スペーサ33の上部にセンタードリル9と直行する状態で載置する。なお、この状態においてセンタードリル9先端部は上記ドリルガイド32から上方に突出する(図1(b)参照)。ついで、上記操作棒11の持ち上げ操作により上記アダプタ25を既設天井開口円52に係着させる(図6参照)。即ち、上記アダプタ25の各係合片30の折曲部30aが上記既設天井開口円内に入り込み、各折曲部30aが該開口円周縁に係合した状態で、該開口円に当該アダプタ25が係着される。このとき、上記ドリルガイド32の挿通孔32aは既設開口円の中心に位置することになる。上記第2及び第3の実施形態の開口装置においても同様の動作によりアダプタ25を既設開口円に装着することができる。
【0050】
その後、一旦センタードリル9を上記ドリルガイド32から引き抜き、上記スペーサ33を抜脱する。そして、切削刃3,3を既設開口円52より大径の所望の開口円直径となるように調整した後、再度、上記センタードリル9を上記既設開口円52に係着させた状態のアダプタ25のドリルガイド32に挿通し、上記操作棒11を鉛直方向に持ち上げることにより、回転中心軸aを中心に回転する一対の切削刃3,3が天井ボードを切削する(図6参照)。このとき、上述のように、上記ドリルガイド32は既設開口円52の中心に位置しているので、ドリルガイド32にセンタードリル9を挿入した時点で既設開口円に対する芯出しが行われていることになり、既設開口円に対して同心円の開口部の切削、即ち既設開口円の径の拡大を容易になすことができる。
【0051】
上述のように本発明によれば、天井ボード開口時に発生する切削屑の飛散を防塵具17(47,35)により防止することができ、切削作業後の清掃等の必要がなくなり、省力化が図られるとともに切削屑が作業者の目に入る等の事故を防止し得るので、作業者は上記切削刃3による切削状況を目視で確認しながら安全かつ正確に作業を行うことができる。
【0052】
また、天井ボード開口時に防塵具17(47、35)の上端部が天井ボードに弾性的に密着した状態を維持し得るため、該防塵具により切削屑を確実に受け止めることができる。
【0053】
また、切断された天井ボードも上記防塵具17(47,35)に補足されるので、落下した天井ボードが作業者にぶつかる等の事故をも防止し、作業の安全性を確保し得る。
【0054】
また、天井ボード開口装置のドリル軸10(ドリル9)と駆動モータ16とを、ドライブシャフト12を介して着脱自在に連結し得るように構成したので、開口装置の先端部(切削部)を軽量化することができ、正確な中心位置決め作業及び切削作業を行い得る。
【0055】
また、操作棒11を用いることにより、作業時に脚立等の作業用足場を使用する必要がなくなり作業性が向上し得るとともに、安定した状態で開口作業を行うことができるため、作業用足場からの落下等の従来懸念されていた危険もない。
【0056】
また、既設天井開口円を拡大開口する場合は、上記アダプタ25を既設天井開口円に係着させることにより、既設天井開口円の中心出しを容易に行うことができ、従来のような天井ボードへの切削位置の墨出し作業等の煩雑な作業を必要としない。
【0057】
また、上記アダプタ25は、天井ボード開口装置の先端部に着脱可能に構成されているため、操作棒11によりアダプタ25を既設天井開口円に容易に係着させることができる。
【0058】
また、構造が簡単であり、開口装置が軽量であるため、狭隘な場所等の作業条件の悪い場所での作業を可能としている。
【0059】
また、防塵具17(47、35)に集塵用の吸引装置50を付加することで、切削屑の清掃が極めて容易になり、かつ切削屑の堆積による視界の悪化を防止することができ、正確な切削作業を行うことができる。
【0060】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成されているものであるから、防塵具により切削屑の飛散が防止され、切削作業後の清掃の必要がなくなり省力化を図ることができる。
【0061】
また、天井ボード開口時に、防塵具の上端開口部が天井ボードに弾性的に密着した状態となるため、該防塵具により切削屑を確実に受け止めることができる。
【0062】
また、操作棒の下部から駆動動力を加えることができるようにしたことで、先端部を軽量化することが可能となり、これにより脚立等を使用することなく、延長された操作棒により床面から天井ボードを開口することができるようになり、作業性の向上が図られる。
【0063】
また、アダプタを既設の天井開口円に係着させることで、正確な中心出しが容易になされ、精度の高い切削加工を簡易迅速に行うことが可能となり、作業性を向上させることができる。
【0064】
また、切削屑を吸引除去することで、視界が確保され正確な切削作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係る天井ボード開口装置の第1の実施形態を示す平面図、(b)は同上装置の正面断面図である。
【図2】同上装置の防塵具の一実施形態を示す外観斜視図である。
【図3】(a)は本発明に係る天上ボード開口用アダプタの一実施形態を示す平面図、(b)は同上アダプタの正面図、(c)は同上アダプタの分解斜視図である。
【図4】(a)は本発明に係る切削刃ホルダーの一実施形態を示す平面図、(b)は同上ホルダーの正面図である。
【図5】同上装置で天井ボードを切削する状態を示す正面図である。
【図6】同上装置で既設の天井ボード開口円を拡大開口する状態を示す正面図である。
【図7】(a)は本発明に係る天井ボード開口装置の第2の実施形態を示す平面図、(b)は同上装置の正面断面図である。
【図8】(a)は本発明に係る天井ボード開口装置の第3の実施形態を示す平面図、(b)は同上装置の正面断面図である。
【符号の説明】
1 切削刃ホルダー
3 切削刃
9 センタードリル
11、44 操作棒
17、35、47 防塵具
18、40 環状フレーム
20、39 弾性支持フレーム
25 天井ボード開口用アダプタ
26 係合片支持ホルダー
28、28’ 支持基盤
30 係合片
34 天井ボード
48 開口部
49 ホース
50 吸引装置
52 既設開口円
Claims (3)
- 先端にドリルを有する回転軸と、
該回転軸に取着された切削刃ホルダーと、
上記回転軸より等間隔となる位置で上記ホルダーに保持された複数の切削刃と、
上記回転軸における上記切削刃ホルダーの取着位置の下方から上方に向けて設けられ、上端開口部が上記切削刃の回転軌跡の外側に位置する籠状の防塵具とよりなり、
該防塵具は、
上記上端開口部を形成する環状フレームと、該環状フレームを保持する弾性支持フレームと、該弾性支持フレームの下端を上記回転軸に支持する支持部材と、上記弾性支持フレーム間に張設された防塵膜とから構成され、
かつ操作棒の内部にドライブシャフトを挿通し、該操作棒先端部において該ドライブシャフトと上記回転軸とを連結可能に構成し、上記操作棒下部から上記シャフトの駆動動力を加えるように構成し、
さらに、中心孔を有する基盤と、既設の天井開口円に係着させ、上記中心孔が該開口円の中心に位置するように上記基盤を上記開口円に保持する基盤支持具とからアダプタを構成し、
上記既設の天井開口円に上記基盤支持具を以って上記アダプタを係着させた状態において、上記ドリルを上記アダプタの中心孔に挿通し得るように構成したものであることを特徴とする天井ボード開口装置。 - 上記防塵具の一部に開口部を形成し、該開口部にホースの一端を接続し、該ホースの他端に吸引装置を接続したものであることを特徴とする請求項1に記載の天井ボード開口装置。
- 上記アダプタの上記基盤支持具は、中心孔を有する基盤上に該中心孔を中心として放射状に設けられた複数の係合片支持ホルダーと、これらの係合片支持ホルダーの片端部に設けられ既存天井開口円の周縁に係着可能な係合片とにより構成されており、
かつ上記係合片支持ホルダーは放射方向に摺動可能に構成され、所定の位置にて固定された状態で上記係合片を既存開口円の周縁に係着することにより、上記中心孔が上記既設の天井開口円の中心に位置するように構成されたものであることを特徴とする請求項1又は2記載の天井ボード開口装置。
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