JP4447398B2 - インストルメントパネルの表皮部材合わせ部処理構造 - Google Patents

インストルメントパネルの表皮部材合わせ部処理構造 Download PDF

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本発明は、インストルメントパネルに電装機器を取り付けたときの、インストルメントパネルの表皮部材と電装機器との合わせ部の処理構造に関するものである。
一般に車室内前部に設置されたインストルメントパネルには、オーディオやヒータコントローラ等の電装機器が取り付けられている。このような電装機器は、インストルメントパネル本体に形成された開口部に車室内側から挿入され、開口部内に固定されている(例えば、特許文献1参照)。
インストルメントパネル本体は、通常、インサート成形によって成形されているが、このインサート成形では、電装機器が取り付けられるための上記開口部を成形加工することはできない。
そこで、従来では、図5に示すように、インサート成形後のインストルメントパネル本体1に凹部2を設けるとともに、この凹部2の底壁2Aの周囲を矢印Aのように打ち抜いて、底壁2Aに図6に示すように開口部3を形成するようにしている。この場合、底壁2Aの角部2Bを打ち抜いてもよいが、製造上のバラツキから角部2Bの位置がずれている可能性があり、この点を考慮して底壁2Aの周囲が打ち抜かれる。このため、開口部3の内側縁部には底壁2Aの一部2A’が残っている。なお、ここでは、インストルメントパネル1は、基材1Aと、基材1Aの上面を覆う表皮1Bから構成されている。
開口部3には、図7に示すように、電装機器4が挿入される。このとき、開口部3の内側縁部に底壁2Aの一部2A’が残っていると、凹部2の側壁2Cと電装機器4との間に大きな隙間Gが形成されてしまい、見栄えが悪くなる。
そこで、従来では、図8に示すように、電装機器4の周囲に装飾的な役割を果たすフィニッシャ5を設け、同時にフィニッシャ5で隙間Gを埋めるようにし、これにより、見栄えの向上を図っている。
特開2003−335150号公報
しかしながら、上記従来技術では、電装機器4の周囲にフィニッシャ5を設けなければならないので、その分、部品点数が増加するとともに、フィニッシャ5を組み付けるための作業工程も増加して、コストアップの原因となるという問題がある。
本発明の課題は、フィニッシャ等の別部品を要することなく、インストルメントパネルに電装機器を簡単に取付可能なインストルメントパネルの表皮部材合わせ部処理構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
インストルメントパネル本体に凹部を設けるとともに該凹部の内側を打ち抜いて開口部を形成し、前記開口部に電装機器を取り付けたときの、前記インストルメントパネル本体の表皮部材と前記電装機器との合わせ部の処理構造であって、前記凹部は側壁が該凹部の開口端側から該凹部の底壁外側に向けて底壁の角部を残さず斜めに打ち抜かれ、かつ前記電装機器の周囲には車室内側に開口した溝部が設けられて、斜めに打ち抜かれた前記側壁の先端部分が、前記溝部内に嵌合し固定されることを特徴としている。
電装機器を開口部に取り付けたときに、凹部の側壁と電装機器との間に隙間が形成されないようにするには、凹部の側壁を該側壁に対して垂直方向に打ち抜いてもよいが、凹部の深さは10mm程度しかないため、垂直方向に打ち抜くことはできない。
そこで、上記構成のように、凹部の側壁を該凹部の開口端側から該凹部の底壁外側に向けて底壁の角部を残さず斜めに打ち抜くようにしている。このようにすれば、底壁の一部が残ることなく打ち抜くことが可能となり、開口部に電装機器を取り付けたときに、側壁と電装機器との間の隙間を小さくすることができる。さらに、斜めに打ち抜かれた側壁の先端部分を、電装機器の周囲に形成した溝部内に嵌合させると、側壁と電装機器との間には隙間が殆ど形成されず、電装機器周囲にフィニッシャ等を設ける必要がない。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、斜めに打ち抜かれた前記側壁の先端部分には、前記溝部に接触する箇所に補強部材が設けられていることを特徴としている。
上記構成によれば、側壁の先端部分が溝部から抜けにくくなる。また、側壁の先端部分のうち溝部に接触する箇所は車両の振動で摩耗しやすいが、補強部材が設けられていれば、当該箇所の摩耗を抑えることもできる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2において、前記電装機器は、オーディオまたはヒーターコントローラであることを特徴としている。
上記構成によれば、オーディオやヒーターコントローラを低コストでインストルメントパネルに取り付けることが可能となる。
本発明によれば、フィニッシャ等の別部品を要することなく、オーディオやヒーターコントローラ等の電装機器をインストルメントパネルに簡単に取り付けることができる。
以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。
図1は、車室内前部に設置されるインストルメントパネル10の斜視図である。このインストルメントパネル10の左右(車幅方向)中央部には、温度や湿度が調和された空気を車室内に吹き出すための左右一対のセンタ吹出し口12L,12Rが、また左右両端部には同様のサイド吹出し口13L,13Rがそれぞれ取り付けられている。
インストルメントパネル10には、車室内から見て正面右側に、各種のメータが取り付けられたコンビネーションメータ14が設けられ、このコンビネーションメータ14の下側には、ステアリングシャフト(図示せず)が配置されるステアリングシャフト収容部15が設けられている。また、インストルメントパネル10には、車室内から見て正面左側下部にグローブボックス16が設けられている。
さらに、インストルメントパネル10には、センタ吹出し口12L,12Rの下側に、オーディオまたはヒーターコントローラ等の電装機器17が取り付けられている。なお、電装機器17は正面から見ると略矩形状をなしている。
本実施例では、電装機器17を取り付けるに際して、図2に示すように、インサート成形後のインストルメントパネル本体11に凹部18を設けるとともに、この凹部18の側壁18Aを矢印Bのように打ち抜く。このときの打ち抜き方向は、凹部18の開口端18B側から凹部18の底壁18C外側に向けられた斜め方向である。側壁18Aが矢印Bのように斜め方向に打ち抜かれると、図3に示すように、側壁18Aの先端部分18A’が残り、凹部18には開口部19が形成される。なお、ここでは、インストルメントパネル本体11は、基材11Aと、基材11Aの上面を覆う表皮11Bから構成されている。
また、本実施例では、図4に示すように、電装機器17の側面に断面L字状の溝部材20が設けられ、電装部材17の側面と溝部材20とにより溝部21が形成されている。溝部材20は電装機器17の左右の側面と前後の側面(図の垂直方向にある側面)に設けられており、つまり溝部21は電装機器17の外周に亘って形成されている。
そして、電装機器17をインストルメントパネル10に取り付ける際には、凹部18の底部に形成された開口部19に電装機器17を挿入し、インストルメントパネル10の本体に設けられた固定金具(図示省略)に電装機器17をビス等で固定するとともに、斜めに打ち抜かれた側壁18Aの先端部分18A’を、電装機器17外周の溝部21内に嵌合させ固定する。
なお、本実施例では、斜めに打ち抜かれた側壁18Aの先端部分18A’のうち、基材11A側に補強部材22が設けられている。このため、側壁18Aの先端部分18A’を溝部21内に嵌合させたときは、補強部材22が溝部材20に接触する。
このように構成すれば、側壁18Aの先端部分18A’を溝部21内に強固に固定することができるとともに、側壁18Aの先端部分18A’が車両の振動で溝部材20と擦れあって摩耗するのを未然に抑えることができる。
本実施例によれば、凹部18の側壁18Aを斜め方向に打ち抜き、その打ち抜いた側壁18Aの先端部分18A’を電装機器17の外周に設けられた溝部21に嵌合させたので、側壁18Aと電装機器17との間には隙間が殆ど形成されず、フィニッシャ等を別個設けることなく、外観の見栄え向上を図ることができる。
また、フィニッシャ等を設ける必要がないので、部品点数が少なくなり、コストを低減することが可能となる。
車室内前部に設置されるインストルメントパネルの斜視図である。 側壁が斜め方向に打ち抜かれる凹部の断面図である。 側壁が斜め方向に打ち抜かれ底部に開口部が形成された凹部の断面図である。 インストルメントパネル本体に電装機器を取り付けたときの様子を示す図である。 底壁が底面に対して垂直方向に打ち抜かれる凹部の断面図である。 底面に対して垂直方向に打ち抜かれ底壁に開口部が形成された凹部の断面図である。 底壁に形成された開口部に電装機器を取り付けたときの様子を示す図である。 インストルメントパネル本体に電装機器を取り付けたときの様子を示す図である。
符号の説明
10 インストルメントパネル
11 インストルメントパネル本体
11A 基材
11B 表皮
17 電装機器
18 凹部
18A 側壁
18B 開口端
18C 底壁
19 開口部
20 溝部材
21 溝部
22 補強部材

Claims (3)

  1. インストルメントパネル本体に凹部を設けるとともに該凹部の内側を打ち抜いて開口部を形成し、前記開口部に電装機器を取り付けたときの、前記インストルメントパネル本体の表皮部材と前記電装機器との合わせ部の処理構造であって、
    前記凹部は側壁が該凹部の開口端側から該凹部の底壁外側に向けて底壁の角部を残さず斜めに打ち抜かれ、かつ前記電装機器の周囲には車室内側に開口した溝部が設けられて、
    斜めに打ち抜かれた前記側壁の先端部分が、前記溝部内に嵌合し固定されることを特徴とするインストルメントパネルの表皮部材合わせ部処理構造。
  2. 斜めに打ち抜かれた前記側壁の先端部分には、前記溝部に接触する箇所に補強部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のインストルメントパネルの表皮部材合わせ部処理構造。
  3. 前記電装機器は、オーディオまたはヒーターコントローラであることを特徴とする請求項1又は2に記載のインストルメントパネルの表皮部材合わせ部処理構造。
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