JP4443600B2 - 固体撮像装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、固体撮像装置およびその製造方法に関する。
撮像用の固体撮像装置には、固体撮像素子(CCD(charge-coupled device)またはCMOS(complementary metal-oxide semiconductor)センサーIC(integrated circuits))が搭載されている。この固体撮像装置は、携帯電話等の通信機器をはじめとする各種携帯用端末にも使用される。最近の携帯用端末は、益々小型および薄型の傾向にあるため、固体撮像装置に対する薄型化および小型化の要求も高まっている。
そこで、特許文献1には、薄型化および小型化を目指した固体撮像装置が開示されている。図8は、特許文献1の固体撮像装置の断面図である。また、図9は、特許文献1の固体撮像装置のおもて面の概略図である。
図8および図9のように、特許文献1の固体撮像装置200は、固体撮像素子202の受光部221を覆うように透光性部材204が装着される。さらに、固体撮像装置200は、配線基板201に形成された開口部210に、透光性部材204が挿入され、透光性部材204の上面が開口部210内に配置された状態で、固体撮像素子202の電極209と、配線基板201とが導電性部材205によって接続される。
特開2002−43451号公報(2002年2月8日公開)
しかしながら、特許文献1の固体撮像装置は、固体撮像素子の周囲への封止樹脂の注入が困難であるという問題がある。
具体的には、特許文献1の固体撮像装置は、配線基板に貫通孔が形成されていない。このため、特許文献1において、固体撮像素子の周囲に封止樹脂を形成しようとすると、固体撮像素子に対して横方向から封止樹脂を注入する必要がある。しかし、固体撮像素子のように極小の部材に対して、横方向から封止樹脂を注入することは、非常に困難である。つまり、特許文献1の構成では、電極および導電性部材を介して配線基板に固体撮像素子を接続した後の補強が困難である。
なお、図8のように、固体撮像装置200は、固体撮像素子202の電極パッド209と配線基板201とが、導電性部材205によって接続される構成である。このため、配線基板201への固体撮像素子202の実装強度が低く、固体撮像素子202が配線基板201から剥がれやすくなる。
そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、固体撮像素子の周囲に封止樹脂を容易に注入できる固体撮像装置を提供することにある。また、本発明の別の目的は、配線基板への固体撮像素子の実装強度が高い固体撮像装置を提供することにある。
本発明の固体撮像装置は、上記の課題を解決するために、
固体撮像素子と、
固体撮像素子と電気的に接続する配線を有し、厚さ方向に貫通した開口が形成された配線基板と、
固体撮像素子上に、固体撮像素子の受光部を覆い、受光部との間に間隔を有して設けられた透光性部材とを備え、
透光性部材の少なくとも一部が、配線基板の開口内に配設され、
固体撮像素子の受光面が配線基板の裏面に接着された固体撮像装置において、
固体撮像素子の周囲に形成された封止樹脂により、固体撮像素子が配線基板に封止されており、
上記配線基板には、配線基板に形成された開口よりも外側に、厚さ方向に貫通した貫通孔が形成されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、配線基板の裏面に接着された固体撮像素子の周囲に、封止樹脂が形成されている。そして、この封止樹脂により、固体撮像素子が配線基板に封止される。つまり、上記の構成によれば、固体撮像素子は、配線基板の裏面に接着されているのに加え、固体撮像素子の外縁部に形成された封止樹脂により、固体撮像素子が配線基板の裏面に固定されている。これにより、固体撮像素子が配線基板の裏面に、強固に固着(固定)される。従って、配線基板への固体撮像素子の実装強度を高めることができる。これに伴い、固体撮像装置の強度も高めることができる。
しかも、上記の構成によれば、配線基板には、透光性部材が配設される開口よりも外側に、貫通孔が形成されている。このため、この貫通孔から封止樹脂を注入することによって、固体撮像素子の周囲に封止樹脂を容易に形成することができる。従って、固体撮像装置の生産性を高めることができるため、固体撮像素子の実装強度の高い高品質の固体撮像装置を、安価に製造することができる。
本発明の固体撮像装置では、上記貫通孔は、固体撮像素子の側面の延長線上に形成されていることが好ましい。
上記の構成によれば、貫通孔が、固体撮像素子の側面の延長線上に形成されている。このため、この貫通孔から固体撮像素子の周囲に確実に封止樹脂を供給することにより、毛細管現象により、固体撮像素子の周囲に樹脂が供給される。従って、固体撮像素子の周囲に封止樹脂を、確実に供給することができる。
本発明の固体撮像装置では、上記封止樹脂は、上記貫通孔によって配線基板の裏面に形成された開口を閉ざしていることが好ましい。
上記の構成によれば、貫通孔によって配線基板の裏面に形成された開口が、封止樹脂により閉ざされている。これにより、貫通孔から固体撮像素子への異物の侵入を防止できる。
本発明の固体撮像装置では、上記封止樹脂は、上記貫通孔に充填されていることが好ましい。
上記の構成によれば、貫通孔には、封止樹脂が充填されている。これにより、貫通孔が形成されることにより低下した配線基板の強度を高めることができる。従って、固体撮像装置の強度も高めることができる。
本発明の固体撮像装置では、上記配線基板のおもて面に、樹脂層が形成されていることが好ましい。
特許文献1の構成では、配線基板に樹脂層が形成されていない。このため、配線基板の配線形状の影響を受け、固体撮像素子の実装時の圧力が分散し、配線基板への固体撮像素子の実装性が不安定になる。
これに対し、上記の構成によれば、配線基板のおもて面(固体撮像素子の実装面とは逆の面)に、樹脂層が形成されている。これにより、この樹脂層が、配線基板の強度を高める補強材として機能する。従って、配線基板へ固体撮像素子を安定して実装することができる。
本発明の固体撮像装置では、上記樹脂層は、遮光性を有する材料からなるものであることが好ましい。
上記の構成によれば、樹脂層が遮光特性を有することになる。これにより、樹脂層を介する固体撮像素子の受光部への光の回り込みを防ぐことができる。
本発明の固体撮像装置では、上記封止樹脂は、遮光性を有する材料からなるものであることが好ましい。
上記の構成によれば、封止樹脂が遮光特性を有する。これにより、封止樹脂を介する固体撮像素子の受光部への光の回り込みを防ぐことができる。
本発明の固体撮像装置の製造方法は、上記の課題を解決するために、
固体撮像素子と、
固体撮像素子と電気的に接続する配線を有し、厚さ方向に貫通した開口が形成された配線基板と、
固体撮像素子上に、固体撮像素子の受光部を覆い、受光部との間に間隔を有して設けられた透光性部材とを備え、
透光性部材の少なくとも一部が、配線基板の開口内に配設され、
固体撮像素子の受光面が配線基板の裏面に接着された固体撮像装置の製造方法において、
上記配線基板に形成された開口よりも外側に、厚さ方向に貫通した貫通孔を形成する工程と、
上記貫通孔から封止樹脂を注入することにより、上記固体撮像素子の周囲に形成された封止樹脂により、固体撮像素子を配線基板に封止する工程とを有することを特徴としている。
上記の方法によれば、配線基板の裏面に接着された固体撮像素子の周囲に、封止樹脂が形成される。そして、この封止樹脂により、固体撮像素子が配線基板に封止される。つまり、上記の方法によれば、固体撮像素子は、配線基板の裏面に接着されているのに加え、固体撮像素子の外縁部に形成された封止樹脂により、固体撮像素子が配線基板の裏面に固定されている。これにより、固体撮像素子が配線基板の裏面に、強固に固着(固定)される。従って、配線基板への固体撮像素子の実装強度を高めることができる。これに伴い、固体撮像装置の強度も高めることができる。
しかも、上記の方法によれば、配線基板には、透光性部材が配設される開口よりも外側に、貫通孔が形成され、この貫通孔から封止樹脂を注入することによって、固体撮像素子の周囲に封止樹脂を容易に供給することができる。従って、固体撮像装置の生産性を高めることができるため、固体撮像素子の実装強度の高い高品質の固体撮像装置を、安価に製造することができる。
本発明の固体撮像装置は、固体撮像素子の周囲に形成された封止樹脂により、固体撮像素子が配線基板に封止された構成である。それゆえ、配線基板への固体撮像素子の実装強度を高めることができ、ひいては、固体撮像装置の強度も高めることができるという効果を奏する。しかも、固体撮像素子の周囲に封止樹脂を容易に供給することができる。従って、固体撮像装置の生産性を高めることができるため、固体撮像素子の実装強度の高い高品質の固体撮像装置を、安価に製造することができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1は、本発明の固体撮像装置の概略構成を示す断面図である。
図1のように、固体撮像装置100は、開口10を有する配線基板1、配線基板1の裏面に接着された固体撮像素子2、固体撮像素子2に外部の光を導くレンズユニット3、および、固体撮像素子2と対向して配置するように固体撮像素子2上に設けられた透光性部材4を主要構成としている。固体撮像装置100では、配線基板1と固体撮像素子2とが、導電性部材5により、互いに電気的に接続されている。
配線基板1は、固体撮像素子2の電気信号を取り出すものであり、図示しないパターニングされた配線を有する基板である。配線基板1は、例えば、プリント基板,またはセラミック基板などである。配線基板1には、厚さ方向に開口した開口10が形成されている。開口10内には透光性部材4の少なくとも一部が配置され、固体撮像素子2は配線基板1の裏面に固着される。このため、開口10のサイズは透光性部材4のサイズよりも大きく、固体撮像素子2のサイズより小さい。なお、配線基板1の裏面には、外部接続用の電極(図示せず)が形成されている。また、後述のように、配線基板1には、この開口10よりも外側に、厚さ方向に貫通した貫通孔が形成されている。
固体撮像素子2は、配線基板1の裏面に接着されており、半導体回路が形成された半導体基板(例えばシリコン単結晶基板)が平面視矩形形状に形成されたものである。固体撮像素子2は、例えば、CCD(charge-coupled device)イメージセンサ、CMOS(complementary metal-oxide semiconductor)イメージセンサ、VMISイメージセンサ(Threshold Voltage Modulation Image Sensor)である。固体撮像素子2には、複数の受光素子(画素)がマトリクス状に配置された受光部(撮像部)21が形成されている。受光部21は、固体撮像素子2の主面(表面)の中央部に、平面視矩形形状に形成されている。また、受光素子は、受光部21に結像された被写体像(透光性部材4を透過した光)を電気信号に変換する。
固体撮像素子2の周囲(外縁)には、封止樹脂6が形成されており、この封止樹脂6により、固体撮像素子2が配線基板1の裏面に封止されている。また、本実施形態では、後述のように、封止樹脂6は、配線基板1に形成された貫通孔にも充填されている。
レンズユニット3は、外部からの光を固体撮像素子2に導くためのものであり、レンズ31と、内部にレンズ31を保持するレンズホルダ(筒体,光路画定器)32とから構成されている。レンズユニット3は、配線基板1のおもて面(固体撮像素子2の実装面と逆の面)に形成された樹脂層7を介して、配線基板1上に接着される。
レンズホルダ32は中空となっており、レンズホルダ32内部には固体撮像素子2と対向するように透光性部材4が設けられている。
透光性部材4は、固体撮像素子2の受光部21を覆うように設けられる。透光性部材4は、固体撮像素子2の周囲に形成された接着部8を介して、固体撮像素子2上に接着される。つまり、透光性部材4と固体撮像素子4との間には、密閉空間(隙間)が形成されることになる。これにより、透光性部材4は、固体撮像素子2(受光部21)と非接触状態で、固体撮像素子2上に配設される。さらに、透光性部材4の側面(端面)および封止樹脂6がダムの役割を果たし、歩留まりの低下の原因となる受光部21への異物の侵入を防ぐことができる。このため、異物の付着しやすい配線基板1に固体撮像素子2を実装する際にも、受光部21への異物の付着を防ぐことができ、歩留まりが低下することもない。
透光性部材4は、例えば、透光性を有するガラスや樹脂から構成されている。透光性部材4の少なくとも一部は、配線基板1の開口10内に配設されている。なお、透光性部材4上(レンズユニット3側の面)には、赤外線カットフィルタ等の光学フィルタが形成されていてもよい。
図2は、図1の固体撮像装置100において、レンズユニット3を除いた構成の断面図である。なお、図2では、封止樹脂6が省略されている。図3は、図2の状態の固体撮像装置100の上面図である。
図2のように、固体撮像素子2の受光面には、受光部21の外側に電極パッド9が形成されている。そして、この電極パッド9上に形成された導電性部材5によって、固体撮像素子2が配線基板1の裏面に接着されている。これにより、配線基板1と固体撮像素子2とが互いに電気的に接続される。
また、本実施形態の固体撮像装置100では、配線基板1の開口10よりも外側に、配線基板1を厚さ方向に貫通した貫通孔11が形成されている。本実施形態では、この貫通孔11は、破線で示す固体撮像素子2の側面(外縁)に沿って、2つ形成されている。この2つの貫通孔11は、固体撮像素子2の異なる辺(互いに対向する辺)上に形成されている。そして、図3では省略されている封止樹脂6が、この貫通孔11に充填されている。なお、本実施形態では、貫通孔11の延長線上には、樹脂層7が形成されておらず、その部分にも封止樹脂6が充填されている。
このような固体撮像装置100は、レンズユニット3を介して取り込まれた外部からの光を、透光性部材4を通して内部に取り込み、固体撮像素子2の受光部21に配置された受光素子によりイメージ画像を受光する。固体撮像装置100は、受光部21および透光性部材4の間が中空となっているため、透光性部材4を透過した外部からの光は、そのまま受光部21へ入射されることになり、光路途中での光損失を生じることがない。
ここで、固体撮像装置100は、固体撮像素子2の周囲に形成された封止樹脂6により、固体撮像素子2が配線基板1に封止されている。つまり、固体撮像素子2は、導電性部材5により配線基板1の裏面に接着されているのに加え、固体撮像素子2の外縁部に形成された封止樹脂6により、固体撮像素子が2配線基板1の裏面に固定されている。これにより、固体撮像素子2が配線基板1の裏面に、強固に固着(固定)される。従って、配線基板1への固体撮像素子2の実装強度を高めることができる。これに伴い、固体撮像装置100自体の強度も高めることができる。なお、この封止樹脂6は、少なくとも、固体撮像素子2の周囲に形成され、固体撮像素子2を配線基板1の裏面に固定するようになっていればよい。
しかも、本実施形態の固体撮像装置100では、配線基板1の開口10よりも外側に、貫通孔11が形成されている。このため、後述のように、この貫通孔11から封止樹脂6を注入することによって、固体撮像素子2の周囲に封止樹脂6を容易に供給することができる。
貫通孔11は、配線基板1の開口10よりも外側に形成されていればよいが、本実施形態のように、固体撮像素子2の側面の延長線上に形成されていることが好ましい。これにより、この貫通孔11から封止樹脂6を注入することによって、毛細管現象により、固体撮像素子2の周囲に確実に供給される。従って、固体撮像素子2の周囲に封止樹脂6による封止部を、確実に形成することができる。なお、貫通孔11は、1つ形成されていれば、十分に固体撮像素子2の周囲に、封止樹脂6を供給することができる。
また、固体撮像装置100では、貫通孔11によって配線基板1の裏面に形成された開口が、封止樹脂6により閉ざされている。これにより、貫通孔11から固体撮像素子2への異物の侵入を防止できる。
また、固体撮像装置100では、貫通孔11には、封止樹脂6が充填されている。これにより、貫通孔11が形成されることにより低下した配線基板1の強度を高めることができる。従って、固体撮像装置100の強度も高めることができる。
なお、封止樹脂6には、熱硬化性樹脂、光(例えば紫外線)硬化性樹脂から構成することができる。封止樹脂6は、配線基板1への固体撮像素子2の実装強度を高める上では、透光性の樹脂から構成されていても、遮光性の樹脂から構成されていてもよい。しかし、封止樹脂6が、着色された樹脂等、遮光性を有する樹脂から構成されていれば、封止樹脂6が遮光特性を有する。これにより、封止樹脂6を介する固体撮像素子2の受光部21への光の回り込みを防ぐことができる。
また、固体撮像装置100では、配線基板1のおもて面(固体撮像素子2の実装面とは逆の面)に、樹脂層7が形成されている。これにより、この樹脂層7が、配線基板1の強度を高める補強材として機能する。従って、配線基板1へ固体撮像素子2を安定して実装することができる。
この樹脂層7も、封止樹脂6と同様に、熱硬化性樹脂、光(例えば紫外線)硬化性樹脂から構成することができる。樹脂層7は、配線基板1の強度を高める上では、透光性の樹脂から構成されていても、遮光性の樹脂から構成されていてもよい。しかし、樹脂層7が、着色された樹脂等、遮光性を有する樹脂から構成されていれば、樹脂層7が遮光特性を有する。これにより、樹脂層7を介する固体撮像素子2の受光部21への光の回り込みを防ぐことができる。なお、樹脂層7は、レンズユニット3を配線基板1上に接着するために、接着剤として機能する接着樹脂であることが好ましい。
このように、封止樹脂6および樹脂層7は、配線基板1を補強(固体撮像素子2の実装強度を高める)ことが第1目的であるため、いずれも遮光性を有する必要はない。ただし、封止樹脂6および樹脂層7が遮光性を有するものであれば、このような補強効果に加えて、受光部21へ入り込む光の遮断効果も有する。
次に、固体撮像装置100の製造例について、図4に基づいて説明する。図4は、固体撮像装置100の製造方法の各工程を示す断面図である。固体撮像装置100の製造方法は、固体撮像素子の周囲に封止樹脂を注入し、固体撮像素子を配線基板に封止する工程を有する。
図4のように、まず、複数の固体撮像素子2を有するウエハ20上の各固体撮像素子2に、透光性部材4を搭載する。そして、ウエハ20を、破線部でダイシングすることにより、各個片に切断された固体撮像素子2を形成する。
次に、固体撮像素子2に搭載された透光性部材4が、配線基板1に形成された開口10に配置された状態で、固体撮像素子2を、導電性部材5を介して、配線基板の裏面に実装する。なお、ここでは、あらかじめ、配線基板1には貫通孔11を形成しておき、この貫通孔11を閉ざさないように樹脂層7も形成しておく。
次に、固体撮像素子2を実装した配線基板1の貫通孔11から、樹脂注入器60を用いて、貫通孔11に封止樹脂6を充填する。ここでは、高粘度の封止樹脂6を用いているため、封止樹脂6は毛管現象により、固体撮像素子2の周囲に確実に供給される。その後、この封止樹脂6を硬化させる。
最後に、配線基板1上に、レンズユニット3を配置する。そして、樹脂層7を硬化させることにより、配線基板1とレンズユニット3とを接着する。これにより、固体撮像装置100を製造することができる。
このように、この製造方法によれば、固体撮像素子2が配線基板1の裏面に、強固に固着(固定)された固体撮像装置100を製造することができる。従って、配線基板1への固体撮像素子2の実装強度を高めることができる。
また、貫通孔11から封止樹脂6を注入することによって、固体撮像素子2の周囲に封止樹脂6を容易に供給することができる。従って、固体撮像装置100の生産性を高めることができるため、固体撮像素子2の実装強度の高い高品質の固体撮像装置100を、安価に製造することができる。
また、固体撮像装置100は、以下の構成とすることもできる。図5〜図7は、本発明の別の固体撮像装置の断面図である。
図5の固体撮像装置101では、貫通孔11に封止樹脂6も樹脂層7も形成されていない。この構成であっても、封止樹脂6が形成されているため、配線基板1への固体撮像素子2の実装強度を高めることができる。
図6の固体撮像装置102では、貫通孔11に、封止樹脂6ではなく、樹脂層7の樹脂が充填されている。この構成であっても、貫通孔11に封止樹脂6が充填された構成(固体撮像装置100)と同様の効果が得られる。なお、この場合、図4の方法とは異なり、配線基板1に固体撮像素子2を実装後に樹脂層7を形成すれば、樹脂層7の形成と貫通孔11への樹脂層7の樹脂の充填とを1工程で行うことができる。
図7の固体撮像装置103では、貫通孔11に封止樹脂6が充填されており、充填された封止樹脂6上にさらに樹脂層7が形成されている。この構成であっても、貫通孔11に封止樹脂6が充填された構成(固体撮像装置100)と同様の効果が得られる。
本発明の固体撮像装置は、カメラ付き携帯電話,ディジタルスチルカメラ,ビデオカメラ,セキュリティカメラなどの撮影可能な電子機器に好適である。
なお、本実施形態では、配線基板1に形成された開口10と貫通孔11とが、それぞれ独立して形成されている。しかし、貫通孔11が開口10につながっていても、本実施形態と同様の効果が得られる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合せて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、益々小型化および薄型化が要求される通信機器をはじめとする携帯用端末に搭載される固体撮像装置に好適に利用することができる。しかも、高品質かつ安価な固体撮像装置を提供することができる。さらに、
本発明の固体撮像装置の概略構成を示す断面図である。 図1の固体撮像装置における固体撮像素子および配線基板を示す部分断面図である。 図2の固体撮像素子および配線基板の上面図である。 図1の固体撮像装置の製造方法の各工程を示す断面図である。 本発明の別の固体撮像装置の概略構成を示す断面図である。 本発明の別の固体撮像装置の概略構成を示す断面図である。 本発明の別の固体撮像装置の概略構成を示す断面図である。 特許文献1の固体撮像装置の断面図である。 図8の固体撮像装置の上面図である。
符号の説明
1 配線基板
2 固体撮像素子
3 レンズユニット
4 透光性部材
5 導電性部材
6 封止部(封止樹脂)
7 樹脂層
10 開口
11 貫通孔
21 受光部
31 レンズ
32 レンズホルダ
60 樹脂注入器
100,101,102,103 固体撮像装置

Claims (8)

  1. 固体撮像素子と、
    固体撮像素子と電気的に接続する配線を有し、厚さ方向に貫通した開口が形成された配線基板と、
    固体撮像素子上に、固体撮像素子の受光部を覆い、受光部との間に間隔を有して設けられた透光性部材とを備え、
    透光性部材の少なくとも一部が、配線基板の開口内に配設され、
    固体撮像素子の受光面が配線基板の裏面に接着された固体撮像装置の製造方法において、
    上記配線基板に形成された開口よりも外側に、厚さ方向に貫通した貫通孔を形成する工程と、
    上記貫通孔から封止樹脂を注入することにより、上記固体撮像素子の周囲に形成された封止樹脂により、固体撮像素子を配線基板に封止する工程とを有することを特徴とする固体撮像装置の製造方法
  2. 上記貫通孔を形成する工程は、上記貫通孔、固体撮像素子の側面の延長線上に形成することを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置の製造方法
  3. 上記固体撮像素子を配線基板に封止する工程は、上記封止樹脂により、上記貫通孔によって配線基板の裏面に形成された開口を閉ざすことを特徴とする請求項1または2に記載の固体撮像装置の製造方法
  4. 上記固体撮像素子を配線基板に封止する工程は、上記封止樹脂、上記貫通孔に充填することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の固体撮像装置の製造方法
  5. 上記固体撮像素子を配線基板に封止する工程の後に、上記配線基板のおもて面に樹脂層を形成すると共に、上記貫通孔に上記樹脂層の樹脂を充填する工程を有することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の固体撮像装置の製造方法
  6. 上記樹脂層は、遮光性を有する材料からなるものであることを特徴とする請求項5に記載の固体撮像装置の製造方法
  7. 上記封止樹脂は、遮光性を有する材料からなるものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の固体撮像装置の製造方法
  8. 固体撮像素子と、
    固体撮像素子と電気的に接続する配線を有し、厚さ方向に貫通した開口が形成された配線基板と、
    固体撮像素子上に、固体撮像素子の受光部を覆い、受光部との間に間隔を有して設けられた透光性部材とを備え、
    透光性部材の少なくとも一部が、配線基板の開口内に配設され、
    固体撮像素子の受光面が配線基板の裏面に接着された固体撮像装置の製造方法において、
    上記配線基板に形成された開口よりも外側に形成された貫通孔から封止樹脂を注入することにより、上記固体撮像素子の周囲に形成された封止樹脂により、固体撮像素子を配線基板に封止する工程を有することを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
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