JP4442761B2 - 自動車用ヒューズ - Google Patents

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Description

本発明は自動車ヒューズに関し、さらに詳しくは、ヒューズ装着部を小型化しながらヒューズ溶断時の変形防止を可能にし、耐アーク性、耐熱性に優れた自動車用ヒューズに関する。
一般に、自動車内に装備された各種電装品の配線はヒューズボックスに集められ、各種電装品毎に設けたヒューズ素子を介してバッテリーに接続されている。これら各ヒューズ素子は、各種電装品に流れる電流の大きさおよび使用頻度等に応じた定格電流値が設定されている。
一般に、上記ヒューズ素子は、図2に一例を示すように、透明樹脂からなる平板状のハウジング13の端部から一対の導電性材料の端子11a,11bを平行に突出させ、かつハウジング13の内部に、両端子11a,11b間に接続された可溶体12が収納される構造になっている。このヒューズ素子に、何らかの原因で定格以上の異常電流が流れると、可溶体12が溶断することにより端子11a,11b間の導電を遮断して、各種電装品に過電流が流れるのを防止する。また,ハウジングには、耐熱性及び絶縁性に優れたポリサルフォンやポリエーテルサルフォン等の透明樹脂が用いられ、可溶部が溶断しているか否かが外部から容易に視認できるようになっている。
一方、最近では、車両への電装品及びエレクトロニクス制御装置の搭載量が増大及び大型化するに伴って、車両全体の電気使用量が増大の一途を辿っているため、バッテリオルタネータの大型化やワイヤーハーネスの太線化等が生じており、そのため車両電圧の昇圧化(42Vシステム化)が検討され始めている。このように車両電圧が42Vシステムへと昇圧されると、ヒューズ素子内の可溶体が溶断した時には、従来の14Vシステムにおいて可溶体が溶断した時よりも電圧値の大きなアークが長時間発生することになる。
しかし、従来のハウジングに使用しているポリサルフォンやポリエーテルサルフォン等の樹脂では,耐アーク性が42Vシステムに対応できるほどに高くないという問題がある。これは芳香環を主鎖中に有するポリマーの炭化に起因しており、樹脂そのものに原因する本質的な現象である。
すなわち、ハウジングの内面が炭化するため、可溶体が溶断したにもかかわらずリーク電流がハウジング内面を流れて両端子間を導電状態にし、ハウジング及び端子の溶損を発生する恐れがあった。この様な背景から、42Vシステムへ昇圧した場合であってもハウジングに十分な耐アーク性を具備させる対策として、ハウジングを脂肪族ポリアミド樹脂で形成することが検討され、特許文献1及び2には、フッ素雲母系鉱物を含有する強化ポリアミド樹脂組成物が提案されている。
他方、昨今の車両では電装品の装備数が増大し、それらの保護用ヒューズも増加しているため,ヒューズを搭載するためのヒューズボックスを大型化する必要に迫られている。しかし、ヒューズボックスを大型化すると、車両の居住空間を狭めることになるためヒューズボックスの大型化には限界があり、そのためヒューズ自体を小型化せざるを得なくなっている。
しかし、ヒューズを小型化しながら、しかも上記42Vシステムの昇圧化にも対応するためには,上述した特許文献1および2が提案するフッ素雲母系鉱物を含有の強化ポリアミド樹脂組成物では対応することは難しい。すなわち,このフッ素雲母系鉱物の強化ポリアミド樹脂組成物からなるハウジングでは、42Vシステムにおいてヒューズが溶断した際に発生する高温での剛性が十分に得られないため、ヒューズ溶断時においてハウジングの変形を防止することができず、その結果として、電装品に過電流が流れるのを防止できなくなることがある。
特開2002−150919号公報 特開2003−123617号公報
本発明の目的は,42Vシステムなどの高圧システムが適用され、かつヒューズ素子が小型化した場合であっても、ハウジングが可溶部の視認性を保つ優れた耐アーク性と、ヒューズ溶断時に発生する高温にも変形しない優れた耐熱性とを有する自動車用ヒューズを提供することにある。
上記目的を達成する本発明の自動車用ヒューズは、一対の導電性の端子間を可溶部で連結したヒューズエレメントを絶縁性のハウジングで覆う構成にした自動車用ヒューズにおいて、前記ハウジングをポリアミド樹脂(a)と繊維状強化材(b)との合計量100重量部に対してポリアミド樹脂(a)50〜95重量部と平均アスペクト比が10〜60の繊維状強化材(b)50〜5重量部とからなるポリアミド樹脂組成物で形成したことを特徴とするものである。
本発明によれば、ヒューズエレメントを覆うハウジングを、ポリアミド樹脂(a)50〜95重量部と平均アスペクト比が10〜60の繊維状強化材(b)50〜5重量部とからなるポリアミド樹脂組成物で形成したことにより、例えば、従来の14Vから42Vに昇圧化されたシステムに使用し、かつヒューズ素子が小型化した場合であっても、耐アーク性に優れるためハウジングの透明性を維持して可溶部の視認性を確保し、かつ耐熱性に優れるためヒューズ溶断時の高温においても変形することなく絶縁性を確保することができる。
図1は、本発明において小型化された実施形態の自動車用ヒューズを部品毎に分解して示す斜視図である。
1a,1bは左右一対の端子であり,それぞれ導電性材料で平板状に形成されている。一対の端子1a,1bは、それらの内側縁同士が可溶部2により互いに接続されて、ヒューズエレメント10を形成している。3a,3bは前後一対のハウジング部材であり、後述する透明なポリアミド樹脂組成物により略T形の板状に成形されている。これらハウジング部材3a,3bは前後一体に結合されることでハウジング3を構成し,その結合時にヒューズエレメント10を板厚方向に挟み付けるようにする。
上記一対のハウジング部材3a,3bは、一体に結合するときの手段として、それらハウジング部材3a、3bの内壁面に、それぞれ大小一対のピン4a,4bを突設し、これらピン4a,4bに対応させて、平板状の各端子1a、1b及び反対側に対峙するハウジング部材3a、3bに、それぞれ貫通孔5a,5b及び嵌合孔6a,6bを設けている。一対のハウジング部材3a,3bは、これらの手段を利用して,ピン4aを貫通孔5aに貫通させて嵌合孔6aに嵌め込み、またピン4bを貫通孔5bに貫通させて嵌合孔6bに嵌め込むようにして一体化される。このようにして得られたヒューズは端子1a,1bがハウジング3から大きく突出せず、全高が低く小型化されたものになる。
上述した自動車用ヒューズにおいて、ハウジング3を構成するハウジング部材3a、3bは、それぞれポリアミド樹脂(a)と繊維状強化材(b)との合計量100重量部に対して、ポリアミド樹脂(a)50〜95重量部と平均アスペクト比が10〜60の繊維状強化材(b)50〜5重量部とを配合したポリアミド樹脂組成物により成形されている。この小型化した自動車用ヒューズは、42Vに昇圧化されたシステムに使用し場合でも、耐アーク性に優れるためハウジング3が透明性を維持して可溶部2の視認性を確保し、かつ耐熱性に優れるためヒューズ溶断時に発生する高温にも変形することなく絶縁性を確保することができる。
本発明において、ポリアミド樹脂(a)とは、アミノ酸、ラクタムあるいはジアミンとカルボン酸を主たる原料として用いられるアミド結合を有する重合体をいう。本発明において使用するポリアミド樹脂としては特に制限はなく、任意のアミノ酸、ラクタムあるいはジアミンとジカルボン酸を原料とするポリアミドを用いることができる。
上記ポリアミド樹脂の原料の代表例としては、6−アミノカプロン酸、11−アミノウンデカン酸、12−アミノドデカン酸、パラアミノメチル安息香酸などのアミノ酸、ε−カプロラクタム、ω−ラウロラクタムなどのラクタム、テトラメチレンジアミン、ヘキサメレンジアミン、2−メチルペンタメチレンジアミン、ウンデカメチレンジアミン、ドデカメチレンジアミン、(2,2,4−または2,4,4−)トリメチルヘキサメチレンジアミン、5−メチルノナメチレンジアミン、メタキシリレンジアミン、パラキシリレンジアミン、ノナメチレンジアミン、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、1,4−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、1−アミノ−3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキサン、ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン、ビス(3−メチル−4−アミノシクロヘキシル)メタン、2,2−ビス(4−アミノシクロヘキシル)プロパン、ビス(アミノプロピル)ピペラジン、アミノエチルピペラジンなどの脂肪族、脂環族、芳香族のジアミン、およびアジピン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン二酸、テレフタル酸、イソフタル酸、2−クロロテレフタル酸、2−メチルテレフタル酸、5−メチルイソフタル酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸などの脂肪族、脂環族、芳香族のジカルボン酸が挙げられる。本発明においては、これらの原料から誘導されるポリアミドホモポリマーもしくはコポリマーを各々単独または混合物の形で用いることができる。
本発明において、特に好適に用いられるポリアミド樹脂としては、200℃以上の融点を有するポリアミド樹脂がよい。かかるポリアミド樹脂を用いることにより、得られる成形体としても優れた耐熱性や強度を持つことができる。
ポリアミド樹脂の具体的な例としては、ポリカプロアミド(ナイロン6)、ポリヘキサメチレンアジパミド(ナイロン66)、ポリカプロアミド/ポリヘキサメチレンアジパミドコポリマー(ナイロン6/66)、ポリテトラメチレンアジパミド(ナイロン46)、ポリヘキサメチレンセバカミド(ナイロン610)、ポリヘキサメチレンドデカミド(ナイロン612)、ポリヘキサメチレンテレフタルアミド/ポリドデカンアミドコポリマー(ナイロン6T/12)、ポリヘキサメチレンアジパミド/ポリヘキサメチレンテレフタルアミドコポリマー(ナイロン66/6T)、ポリノナメチレンテレフタルアミド(ナイロン9T)、及びこれらの混合物乃至共重合体などが挙げられる。
上記ポリアミド樹脂のうちでも,とりわけ好ましい樹脂としては、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン6/66コポリマー及びこれらの混合物が挙げられる。
本発明で用いるポリアミド樹脂の重合度は、通常の成形加工が施せる程度であれば、特に制限はないが、ポリアミド樹脂1重量%の98%濃硫酸溶液中、25℃で測定した相対粘度として、2.0〜4.0の範囲のものが好ましい。
ポリアミド樹脂組成物中の繊維状強化材(b)は、平均アスペクト比が10〜60であることが必要である。ここで、本発明にいう繊維状強化材のアスペクト比とは、ポリアミド樹脂組成物の成形体から1cm×1cmのサンプルを無作為に10箇所採取し、各サンプルを蟻酸中でポリアミドを溶解して繊維強化材を沈殿させ、得られた沈殿物を光学顕微鏡下で観察し、無作為に選んだ300本の繊維状強化材について繊維長及び径を測定して平均値を求め、これら平均値を上記10箇所のサンプルの平均値として求めた平均繊維長Lを平均繊維径Dで徐した値(L/D)として定義される。
平均アスペクト比が10未満であると、繊維状強化材の配合量に応じて期待される剛性が不十分となり、ヒューズ溶断時にハウジングが変形してしまう。また、平均アスペクト比が60を越えると、ヒューズ溶断時の変形は改善されるものの、ヒューズ視認のための透明性が不十分となる。
本発明で用いるポリアミド樹脂と繊維状強化材の配合割合は、ポリアミド樹脂(a)と繊維状強化材(b)との合計量100重量部に対して、ポリアミド樹脂50〜95重量部と繊維状強化材50〜5重量部の範囲にする。特に好まくは、ポリアミド樹脂70〜90重量部とガラス繊維30〜10重量部にすることである。ガラス繊維の配合量が5重量部未満であると、繊維状強化材の配合量に応じて期待される剛性が不十分となり、ヒューズ溶断時にハウジングが変形してしまう。また、繊維状強化材の配合量が50重量部を越えると、繊維状強化材が成形品表面に露出して外観を著しく損ねると共に、ヒューズ視認のための透明性が不十分となる。
本発明で用いる繊維状強化材(b)としては、ガラス繊維、ウォラストテナイトや窒化珪素、チタン酸カリウム、塩基性硫酸マグネシウム、セピオライト、ゾノライト、ホウ酸アルミニウムなどのセラミックウィスカーを挙げることができる。これらの中でも、ガラス繊維、チタン酸カリウムウィスカーが好ましく、ガラス繊維が特に好ましい。
ガラス繊維は、通常強化材として使用されるガラス繊維であれば特に制限はない。例えば、0.5〜6mmの長さに予めカットされたチョップドストランドや、予め粉砕して規定の繊維長分布を持ったミドルファイバー、カットファイバーなどを用いることができる。また、必要により、収束剤やカップリング剤で表面処理されたガラス繊維を用いることができる。
本発明で用いるポリアミド樹脂組成物には、さらに下記する一般式で表されるヒンダードフェノール(c)の少なくとも一種、ならびにリン酸化合物(d)の少なくとも1種を配合することが好ましい。この配合によって、ヒューズとして重要な特性である耐熱性、耐熱変色性をさらに向上することができる。
Figure 0004442761
(式中、Rは−CH3 またはC(CH3)3 、Xは2価の有機残基、Yはn価の有機残基、nは1〜4の整数を表す。)
本発明で用いるヒンダードフェノール(c)としては、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、1,6−ヘキサンジオール−ビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、ペンタエリスリチル−テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、オクタジル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、N,N'−ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナマミド)、N,N'−ビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニル]ヒドラジンの少なくとも1種が好ましく用いられる。
これらの中でも、とりわけトリエチレングリコール−ビス[3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、1,6−ヘキサンジオール−ビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、ペンタエリスリチル−テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、N,N'−ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナマミド)が好ましく用いられる。
ポリアミド樹脂組成物に、上記ヒンダードフェノール(c)を配合することにより耐熱性を向上させることができる。ヒンダードフェノール(c)の含有量としては、ポリアミド樹脂(a)と繊維状強化材(b)との合計量100重量部に対して0.01〜5重量部とすることが好ましく、より好ましくは0.05〜3重量部がよい。ヒンダードフェノールの添加量を0.01〜5重量部とすることにより優れた耐熱性を得ることができ、また、高温下で長期使用した場合でも変色を抑え、透明性の低下を抑制することができる。特に、0.05〜3重量部とする場合に、さらにその効果が大きい。
本発明で用いるポリアミド樹脂組成物には、リン酸化合物(d)を配合することにより変色を防止することができる。リン酸化合物(d)は、無機化合物であっても有機化合物であってもよく、特に制限はない。
好ましいリン酸化合物としては、トリスノニルフェネルフォスファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト、ビス(ノニルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールホスファイト、ビス(2,6、ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールホスファイト、2,2−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)オクチルホスファイト、テトラキス(2,4−ジ−ブチルフェニル)−4,4’−ビフェニレン−ジ−ホスホナイトなどを挙げることができる。
本発明に用いるポリアミド樹脂組成物中、リン酸化合物(d)の含有量は、ポリアミド樹脂(a)と繊維状強化材(b)との合計量100重量部に対して0.01〜5重量部であることが好ましく、より好ましくは0.05〜3重量部である。リン酸化合物の添加量が0.01〜5重量部であることにより優れた耐熱性を得ることができ、また、高温化で長期使用した場合でも変色を抑えることができ、透明性の低下を小さくすることができる。0.05〜3重量部である場合にはさらにその効果が大きい。
本発明で用いるポリアミド樹脂組成物には、結晶性を調整する目的で結晶核剤(e)を添加することもできる。結晶核剤としては特に制限はなく、その具体例としては、タルク、シリカ、グラファイトなどの無機微粒子、酸化マグネシウム、酸化アルミニウムなどの金属酸化物、カプロラクタム二量体などのポリアミドオリゴマー、ナイロン6T、ナイロン66/6Tなど高融点ポリアミドなどが挙げられる。これらのなかでも、タルクやシリカなどの無機微粒子が好ましく、特にタルクが好ましい。
結晶核剤を添加する場合の好ましい添加量は、ポリアミド樹脂(a)と繊維状強化材(b)との合計量100重量部に対して0.01〜10重量部であり、より好ましくは0.03〜5重量部、さらに好ましくは0.05〜3重量部である。
本発明で用いるポリアミド樹脂組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で他の成分、例えば耐候剤(レゾルシノール系、サリシレート系、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系、ヒンダードアミン系等)、離型剤及び滑剤(モンタン酸及びその金属塩、そのエステル、そのハーフエステル、ステアリルアルコール、ステアラミド、各種ビスアミド、ビス尿素及びポリエチレンワックス等)、顔料(硫化カドミウム、フタロシアニン、カーボンブラック、メタリック顔料等)、染料(ニグロシン等)、可塑剤(p−オキシ安息香酸オクチル、N−ブチルベンゼンスルホンアミド等)、帯電防止剤(アルキルサルフェート型アニオン系帯電防止剤、4級アンモニウム塩型カチオン系帯電防止剤、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレートのような非イオン系帯電防止剤、ベタイン系両性帯電防止剤等)、難燃剤(例えば、赤燐、メラミンシアヌレート、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム等の水酸化物、ポリリン酸アンモニウム、臭素化ポリスチレン、臭素化PPO、臭素化PC、臭素化エポキシ樹脂あるいはこれらの臭素系難燃剤と三酸化アンチモンとの組み合わせ等)、他の重合体(ポリエステル、ポリカーボネート、ポリフェニレンエーテル、ポリフェニレンスルフィド、ポリエーテルスルフォン、ABS樹脂、SAN樹脂、ポリスチレン、アクリル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、SBS、SEBS、各種エラストマー等)を添加することができる。
本発明で用いるポリアミド樹脂組成物を得る方法については、特に制限はなく、ポリアミド樹脂と繊維状強化材(ガラス繊維など)を溶融混練して得る方法が好適である。この際、ポリアミド樹脂と繊維状強化材を溶融混練する方法には特に制限はなく、ポリアミド樹脂の溶融状態下で機械的剪断を行うことができればよい。その処理方法もバッチ式または連続式のいずれでも良いが、連続的に製造できる連続式の方が作業効率の面から好ましい。
具体的な混練装置は特に制限はないが、押出機、特に二軸押出機が生産性の面で好ましい。また、溶融混練時に発生する水分や、低分子量の揮発成分を除去する目的で、ベント口を設けることも好んで用いられる。二軸押出機を用いる場合には、ポリアミド樹脂(a)と繊維強化材(b)とヒンダードフェノール(c)とリン酸化合物(d)を予めブレンダー等で混合しておき、それを押出機のフィード口から供給する方法や、ポリアミド樹脂(a)とヒンダードフェノール(c)、リン酸化合物(d)を押出機の上流側のフィード口から供給し、繊維強化材(b)および結晶核剤(e)を下流側のフィード口から供給する方法などでもよい。
ガラス繊維など繊維強化材のアスペクト比を本発明に規定する範囲に制御する方法としては、溶融混練時の吐出量、スクリュー回転数を適切に設定する方法が挙げられる。吐出量としては50〜300kg/hrが好ましく、より好ましくは70〜250kg/hrである。吐出量が50kg/hr未満の場合は、ガラス繊維の破損が激しいため繊維長が短くなってしまう。逆に、300kg/hrより大きいと、ガラス繊維の繊維長が保持されて長くなってしまい、適切なアスペクト比が得ることができない。
また、回転数としては、100rpm〜400rpmが好ましく、より好ましくは150rpm〜350rpmである。回転数が100rpm未満の場合は、ガラス繊維の破損が激しいため、繊維長が短くなってしまう。逆に、400rpmより大きいと、ガラス繊維の繊維長が保持されて長くなってしまうため、適切なアスペクト比が得ることができない。
本発明で用いられるヒューズハウジングの成形は公知の方法で賦形できる。その成形方法に関しても制限はなく、射出成形、押出成形、吹込成形、プレス成形等を利用することができる。中でも射出成形を採用することが、生産性に優れ工業的に実施する上で好ましい。成形温度については、通常、ポリアミド樹脂の融点より5〜50℃高い温度範囲から選択され、一般的には単層であるが、2色成形法により多層にしてもかまわない。
本発明の自動車用ヒューズは、ヒューズハウジングが上記特定の組成のポリアミド樹脂組成物により形成されることから、耐熱性に優れるとともに透明性を有し、ヒューズ溶断時の変形を防止することができ、また、遮断後の絶縁性を十分確保できるものである。これにより、従来の小型ヒューズでは達成することのできなかった42Vシステムにも容易に対応することができる。
以下、実施例を説明するが、本発明の骨子は以下の実施例のみに限定されるものではない。
[評価項目および測定方法]
耐アーク性:
ASTM D495に準じて測定した。
荷重たわみ温度:
ASTM D648に準じて荷重0.46MPaで測定した。
透明性:
金型温度80℃で80mm×80mm×1mmtの角板を射出成形し、この角板の全光線透過率を東洋精機株式会社製直読ヘイズメーターを用いて測定した。全光線透過率の値が高い方が透明性に優れ、以下の式で表される。
全光線透過率(Tt)=全透過光量(T2)/全入射光量(T1)×100(%)
耐熱性:
金型温度40℃でASTM 4号ダンベル片を成形し、熱処理前と130℃のギアオーブンで300時間熱処理した4号ダンベル片の引張強度をASTM D638に準拠して測定した。
耐熱変色性:
金型温度80℃で80mm×80mm×1mmtの角板を射出成形し、熱処理前と130℃のギアオーブンで300時間熱処理した角板の色調変化ΔEのスガ試験機械株式会社製SMカラーコンピューターを用いて測定した。この値が小さいほど変色量が少ない。
ヒューズ使用可否:
実施例1〜9、比較例1〜6の材料を射出成形機を用いてシリンダー温度270℃、金型温度80℃の条件で射出成形することにより図1に示す形状の一対のハウジング部材を得た。得られた一対のハウジング部材を用いて図1に示す平板端子部および可溶部からなるヒューズエレメントを板厚方向から挟み結合、溶着固定することにより一体にし42Vバッテリーシステム用のヒューズを得、各種性能評価を行った。評価結果を表1,2に示す。
可溶体視認性:
ヒューズを所定距離(本実施形態では30cm)だけ離して見たときのハウジング内の可溶部の見え具合により、「○:良好」、「△:使用可」、「×:使用不可」の3段階で評価した。
表1,2に示したように、実施例1〜9、比較例1〜3,5は可溶部が確認可能であった。比較例4,6については可溶部14が確認不可能であった。
遮断後の漏洩電流:
遮断後の端子間の絶縁性の点でヒューズのハウジングとして適しているか否かは、遮断後の漏洩電流が0.5mA以下であるかないかで判断する。表1,2に示したように実施例1〜9、比較例1〜6の遮断後の漏洩電流はいずれも0.5mA以下であった。
遮断時のハウジングの形態:
遮断後のヒューズのハウジングを目視で確認し、「○:変形なし」、「△:変形小」、「×:変形大」の3段階で評価した。実施例1〜9、比較例4,6はハウジングの変形が小さく使用可能なものであった。比較例1〜3、5は絶縁ハウジングの変形が大きく使用不可能なものであった。

実施例1
ポリアミド(a)(濃硫酸中、25℃、濃度1%で測定した相対溶液粘度が2.70のナイロン6)85重量部を日本製鋼所製TEX−30型二軸押出機(シリンダ温度:270℃、スクリュー回転数:250rpm、吐出量:80c)にフィードホッパーより供給し、更にサイドフィード口よりガラス繊維(b)としてT249(日本電気硝子(株)社製)15重量部を供給し、紡口より押出しされた溶融混合物をストランド状で冷却し、ペレタイズして、樹脂組成物を得た。得られたペレットを乾燥後射出成形機を用いて、シリンダー温度270℃、金型温度80℃の条件で射出成形することにより試験片を調整した。得られた試験片の特性評価結果を表1に示した。
実施例2
実施例1において、ガラス繊維(b)としてT275−H(日本電気ガラス(株)社製)を用いた以外は実施例1と同様にして樹脂組成物を得、特性評価を行った。その結果を表1に示した。
実施例3
実施例1において、ポリアミド(a)(濃硫酸中、25℃、濃度1%で測定した相対溶液粘度が2.7のナイロン6と相対溶液粘度が2.78のナイロン66とを60:40の重量比率でブレンド)を用いた以外は実施例1と同様にして樹脂組成物を得、特性評価を行った。その結果を表1に示した。
実施例4
実施例1において、ポリアミド(a)(濃硫酸中、25℃、濃度1%で測定した相対溶液粘度が2.7のナイロン6/66コポリマー、ナイロン6含有量は95重量%)を用いた以外は実施例1と同様にして樹脂組成物を得、特性評価を行った。その結果を表1に示した。
実施例5
実施例1において、さらにポリアミド(a)と繊維状強化材(b)との合計量100重量部に対して、ヒンダードフェノール(c)としてTTAD(東レファインケミカル製:N,N'−ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナマミド)を0.3重量部配合した以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を得、特性評価を行った。その結果を表1に示した。
実施例6
実施例5において、さらにポリアミド(a)と繊維状強化材(b)との合計量100重量部に対して、リン酸化合物(d)としてPEP36(旭電化工業社製:ビス(2,6、ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールホスファイト)を0.3重量部配合した以外は、実施例5と同様にして樹脂組成物を得、特性評価を行った。その結果を表1に示した。
実施例7
実施例5において、さらに、リン酸化合物(d)として次亜リン酸ナトリウム0.3重量部を配合した以外は、実施例5と同様にして樹脂組成物を得、特性評価を行った。その結果を表1に示した。
実施例8
実施例7において、ガラス繊維(b)の配合量を45重量部に変更した以外は実施例7と同様にして樹脂組成物を得、特性評価を行った。その結果を表1に示した。
実施例9
実施例7において、ガラス繊維(b)の配合量を8重量部に変更した以外は実施例7と同様にして樹脂組成物を得、特性評価を行った。その結果を表1に示した。
比較例1
実施例1において、ガラス繊維(b)の代わりにフッ素雲母系鉱物(f)を5重量部配合した以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を得、特性評価を行った。その結果を表2に示す。
比較例2
実施例1において、ガラス繊維(b)を配合しない以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を得、特性評価を行った。その結果を表2に示す。
比較例3
ポリアミド(a)(濃硫酸中、25℃、濃度1%で測定した相対溶液粘度が2.70のナイロン6)85重量部を日本製鋼所製TEX−30型二軸押出機(シリンダ温度:270℃、スクリュー回転数:450rpm、吐出量:50kg/hr)にフィードホッパーより供給し、更にサイドフィード口よりガラス繊維(b)としてT249(日本電気硝子(株)社製)15重量部を供給し、紡口より押出しされた溶融混合物をストランド状で冷却し、ペレタイズして、樹脂組成物を得た。
得られた組成物の特性評価結果を表1に示した。
比較例4
ポリアミド(a)(濃硫酸中、25℃、濃度1%で測定した相対溶液粘度が2.70のナイロン6)85重量部を日本製鋼所製TEX−30型二軸押出機(シリンダ温度:270℃、スクリュー回転数:100rpm、吐出量:100kg/hr)にフィードホッパーより供給し、更にサイドフィード口よりガラス繊維(b)としてT275−H(日本電気ガラス(株)社製)15重量部を供給し、紡口より押出しされた溶融混合物をストランド状で冷却し、ペレタイズして、樹脂組成物を得た。
得られた組成物の特性評価結果を表2に示した。
比較例5
実施例1において、ガラス繊維(b)の配合量を2重量部に変更した以外は実施例1と同様にして樹脂組成物を得、特性評価を行った。その結果を表2に示した。
比較例6
実施例1において、ガラス繊維(b)の配合量を55重量部に変更した以外は実施例1と同様にして樹脂組成物を得、特性評価を行った。その結果を表2に示した。
Figure 0004442761
Figure 0004442761
本発明の実施形態からなる自動車用ヒューズを分解して示す斜視図である。 従来の自動車用ヒューズを示す正面図である。
符号の説明
1a,1b 端子
2 可溶部
3a,3b ハウジング部材
3 ハウジング
4a,4b ピン
5a,5b 貫通孔
6a,6b 嵌合孔
10 ヒューズエレメント

Claims (7)

  1. 一対の導電性の端子間を可溶部で連結したヒューズエレメントを絶縁性のハウジングで覆う構成にした自動車用ヒューズにおいて、前記ハウジングをポリアミド樹脂(a)と繊維状強化材(b)との合計量100重量部に対してポリアミド樹脂(a)50〜95重量部と平均アスペクト比が10〜60の繊維状強化材(b)50〜5重量部とからなるポリアミド樹脂組成物で形成した自動車用ヒューズ。
  2. 前記ポリアミド樹脂(a)が、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン6/66コポリマー及びこれらの混合物から選ばれた少なくとも一種である請求項1に記載の自動車用ヒューズ。
  3. 前記繊維状強化材(b)がガラス繊維である請求項1または2に記載の自動車用ヒューズ。
  4. 前記ポリアミド樹脂組成物が、下記一般式で表されるヒンダードフェノール(c)の少なくとも一種を含有する請求項1〜3のいずれかに記載の自動車用ヒューズ。
    Figure 0004442761
    (式中、Rは−CH3 またはC(CH3)3 、Xは2価の有機残基、Yはn価の有機残基、nは1〜4の整数を表す。)
  5. 前記ヒンダードフェノール(c)が、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、1,6−ヘキサンジオール−ビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、ペンタエリスリチル−テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、オクタジル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、N,N'−ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナマミド)、及びN,N'−ビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニル]ヒドラジンから選ばれた少なくとも一種の化合物である請求項4に記載の自動車用ヒューズ。
  6. 前記ポリアミド樹脂組成物が、リン酸化合物(d)を含有する請求項1〜5のいずれかに記載の自動車用ヒューズ。
  7. 前記ポリアミド樹脂組成物が、結晶核剤(e)を含有する請求項1〜6のいずれかに記載の自動車用ヒューズ。
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