JP4442608B2 - 固体撮像装置、撮像装置並びに撮像素子 - Google Patents

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Description

この発明は、被写体像の投影面において2次元アレイ配置された複数の光電変換手段を備えた固体撮像装置および撮像装置並びに撮像素子に関する。
近年、撮像装置で常用される固体撮像素子であるCCD撮像素子は、電子カメラ等に用いられている。従来のCCD撮像素子は、例えば、図14に示すように、画像部エリアとしての被写体像の投影面において2次元アレイ配置された多数の光電変換部191と、CCDセル192,193と、出力レジスタ194と、電荷電圧変換部195とを備えている。光電変換部191により光電変換されて検出された1画面分の信号電荷をCCDセル192によって隣接する蓄積エリアのCCDセル193へ全て転送して一旦蓄積する。そして、信号電荷を所定個数ずつ蓄積エリアのCCDセル193によって電荷取り出しエリアに配置された出力レジスタ194へ転送する。その後、出力レジスタ194によって電荷電圧変換部195へ順次に再び転送して電圧信号に変換して撮像信号として出力する(例えば、特許文献1参照)。
(i)そして、近年、CCD撮像素子においては、ノイズの増大を抑えて信号電荷を増倍させることで検出感度を上げる、すなわち高感度化する提案が2つなされている。これら2つの提案は、信号電荷が高電界領域を通過する間に起こす衝突電離現象により信号電荷を増倍する電荷増倍部(図示省略)を配設することで検出感度を向上させるという点で共通している。
最初の提案について、より具体的に説明すれば、蓄積エリアのCCDセル193の一部に電荷増倍用の高電界領域を生成させて、信号電荷を転送する際に電荷増倍用の高電界領域を通過させて信号電荷を増倍させることで高感度化を図っている。つまり先の提案では、蓄積エリアのCCDセル193の中に電荷増倍部を組み込んで感度を上げている(例えば、特許文献2および非特許文献1参照)。
もう1つの提案をより具体的に言えば、出力レジスタ194と電荷電圧変換部195との間に、電荷増倍用の高電界領域を生成させて、信号電荷を転送する際に電荷増倍用の高電界領域を通過させて信号電荷を増倍させる増倍レジスタを増設することで高感度化を図っている。つまり後の提案では、出力レジスタ194と電荷電圧変換部195との間に、電荷増倍部を追加配備して感度を上げている(例えば、特許文献1および非特許文献2参照)。
(ii)図14のCCD撮像素子の場合、(i)でも述べたように、出力レジスタ194と電荷電圧変換部195との間に電荷増倍部(図示省略)をさらに配設している。出力レジスタ194から送り出される信号電荷は電荷増倍部で増倍されてから電圧信号に変換されるので、被写体の光学像に対する検出感度は高いが、1万画面/秒(=1万フレーム/秒)を越える高速度撮影では、信号電荷の取り出しスピードが追いつかない。
一方、1万画面/秒を越える高速度撮影も行うことができる高速撮像素子が既に開発されている。従来の高速撮像素子では、図15(a)ないし図15(b)に示すように、各光電変換部201で光電変換されて検出される信号電荷を1画面分ずつ複数画面分取り込んで取り込み画面ごとに蓄積する信号電荷蓄積部202が各光電変換部201にそれぞれ付設されている。なお、図15(a)や図15(b)では、光電変換部201のうち縦方向に並んでいるものの一部だけを示しており、実際は縦方向にも横方向にも多数の光電変換部201が並んでいる。
各信号電荷蓄積部202は、複数のCCDセル202Aが直列に接続されて構成されている。撮影実行中、画面取り込みの度に各光電変換部201から信号電荷が最初のCCDセル202Aに送り込まれ、先の画面取り込みで既に蓄積されている信号電荷が一斉にCCDセル202Aひとつ分ずつ先へ転送される。したがって、各信号電荷蓄積部202のCCDセル202Aでは信号電荷が1画面分ずつCCDセル202Aの個数と同じ画面枚数分だけ取り込み画面ごとに取り込み順で蓄積される。そして、信号電荷蓄積部202のCCDセル202Aに蓄積された信号電荷は、撮影終了後に読み出され、電圧信号に変換されてから映像信号として出力される(例えば、特許文献3参照)。
このように図15(a)や図15(b)の高速撮像素子の場合、光電変換部201から送り込まれた信号電荷をCCDセル202Aの間で極めて短時間で転送しCCDセル202Aの個数と同じ画面枚数分だけ蓄積する信号電荷蓄積部202が光電変換部201に付設されていて、各信号電荷蓄積部202はCCDセル202Aの個数と同じ画面枚数分の信号電荷をまとめて蓄積する。したがって、1万画面/秒を越える高速度撮影に用いることができる。
なお、図15(a)の高速撮像素子の場合、光電変換部201の2次元アレイ配置は正方マトリックスにならない。縦方向に並んでいる光電変換部201の間では、上段の信号電荷蓄積部202と重ならないように、下段の光電変換部201が上段の光電変換部201の斜め左下寄りに配置されているからである。これに対し、図15(b)の高速撮像素子の場合は、信号電荷蓄積部202のCCDセル202Aの配列方向が斜めに傾いていて、下段の光電変換部201が上段の光電変換部201の真下に配置されているので、光電変換部201の2次元アレイ配置が正方マトリックスになっている。
特開平10−304256号公報 特開平7−176721号公報(第3−7頁、図1−11) 特開2001−345441号公報(第2頁、図11,12) J.Hynecek,"Impactron-A New Solid State Image Intensifier,"IEEE Trans.on Elec.Dev.,vol.48,No.10,2001 (p.2238-2241, Fig1) M.S.Rpbbins,B.J.Hadwen, "The Noise Performance of Electron Multiplying Charge-Coupled Devices,"IEEE Trans.on Elec.Dev.,vol.50,No.5,2003 (p.1227-1229, Fig2-3)
しかしながら、下記のような(i)、(ii)の課題がある。
(i)の課題について
上記従来のCCD撮像素子は、素子温度の変化に起因して生じる撮像信号の信号強度の変動を抑えるのが容易でないという問題がある。
すなわち、上記従来のCCD撮像素子の場合、信号電荷を増倍するために配設した電荷増倍部の電荷増倍利得(電荷増倍ゲイン)は、固体撮像素子の素子温度が変化するのに伴って変化する(非特許文献1のp.2240のFig2(b)、ないし非特許文献2のp.1228のFig4を参照)ので、固体撮像素子の素子温度の変化を放置したままであれば、固体撮像素子の素子温度の変化に因って撮像信号の信号強度が変動してしまう。この撮像信号の信号強度の変動は、撮影画像の再現性やプロファイルの再現性を悪くする。
そこで、上記従来のCCD撮像素子を用いる際には、固体撮像素子の素子温度を一定に保つ温度制御を行って固体撮像素子の素子温度の変化そのものを抑えている。つまり上記従来のCCD撮像素子の場合、電荷増倍部の電荷増倍利得を熱的に制御して安定させている。
しかし、固体撮像素子の素子温度は環境温度によって簡単に変化し、さらに温度変化の時定数は熱の性質上から長くなるので、固体撮像素子の素子温度を温度制御で一定に保つという熱的な制御により電荷増倍部の電荷増倍利得の安定化を実現するのは、実際には困難である。
(ii)の課題について
上記従来の高速撮像素子の場合、被写体の光学像を光電変換する光電変換部201の受光面の面積が広いという問題がある。1万画面/秒を越えるような高速度撮影の場合、光電変換部201の受光面に被写体の光学像が投影される時間は極めて短く、光電変換部201の受光面に入射する光の量は微量なので、光電変換部201の受光面の面積を広くして検出感度を稼がなければならない。その結果、光電変換部201の受光面の面積が広くなる。
このように、光電変換部201の受光面の面積が広い場合には、光電変換部201の高密度化が難しくなるだけでなく、光電変換部201から信号電荷を取り出し難くなる。図16に示すように、光電変換部201の受光面の上に転送電極203A,203Bを設けると、信号電荷は速やかに取り出せる。すなわち、信号電荷蓄積部202側に転送できる。しかし、転送電極203A,203Bの追加形成工程が必要になるうえに、転送電極203A,203Bの光吸収作用によって特定波長の光に対する検出感度が低下するという別の不都合が生じる。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、(i)固体撮像素子の素子温度の変化に起因して生じる撮像信号の信号強度の変動を容易に抑えることができる、(ii)被写体の光学像を光電変換する光電変換手段の受光面の面積縮小を図ることができる固体撮像装置、撮像装置並びに撮像素子を提供することを目的とする。
上記(i)の問題を解決するために創作されたこの発明の固体撮像装置は、撮像を行う固体撮像装置において、固体撮像素子と電荷増倍手段と撮像信号温度変動抑止手段とを備えるとともに、前記固体撮像素子は、被写体像の投影面において2次元アレイ配置された複数の光電変換手段と、各光電変換手段により光電変換されて検出された信号電荷を転送する電荷転送手段と、電荷転送手段から転送された信号電荷を電圧信号に変換し撮像信号として出力する電荷電圧変換手段と、固体撮像素子の素子温度を検出する温度センサとを備え、前記電荷増倍手段は信号電荷が高電界領域を通過する間に起こす衝突電離現象により信号電荷を増倍し、その電荷増倍手段を前記電荷電圧変換手段の前段側に配設し、前記撮像信号温度変動抑止手段は、前記温度センサによって検出された固体撮像素子の素子温度の変化に応じて電荷電圧変換手段の変換利得を電気的に調整して固体撮像素子の素子温度の変化に起因して生じる電荷増倍手段の電荷増倍利得変動を抑えるとともに、抵抗値が変更可能な抵抗値制御型抵抗素子を有し、固体撮像素子の素子温度の結果に基づいて抵抗値制御型抵抗素子の抵抗値を変化させて、撮像信号温度変動抑止手段の増幅機能の増幅率を調整することで電荷電圧変換手段の変換利得を電気的に調整して、固体撮像素子の素子温度の変化に起因して生じる電荷増倍手段の電荷増倍利得の変動を抑え、前記温度センサを、前記抵抗値制御型抵抗素子を備えた撮像信号温度変動抑止手段よりも電荷増倍手段の近くに配設して、前記抵抗値制御型抵抗素子を備えた撮像信号温度変動抑止手段を電荷増倍手段から距離を離して配設し、前記抵抗値制御型抵抗素子を備えた撮像信号温度変動抑止手段、前記温度センサ、電荷増倍手段の順に配設し、前記温度センサの出力が前記抵抗値制御型抵抗素子の抵抗値を制御するように両者を接続し、前記撮像信号温度変動抑止手段と前記電荷増倍手段とを前記電荷電圧変換手段とを介して接続することを特徴とするものである。
この発明の固体撮像装置によれば、この固体撮像装置を用いて撮影が行われる場合、被写体像は、被写体像の投影面において2次元アレイ配置された複数の光電変換手段による光電検出により信号電荷に変換された後、電荷転送手段によって電荷電圧変換手段の側へ転送されて、電荷電圧変換手段の前段側に設けられた電荷増倍手段による信号電荷の増倍が行われる。その後、電荷電圧変換手段で撮像信号としての電圧信号に変換されてから出力される。そして、電荷電圧変換手段の前段側に設けられた電荷増倍手段は、信号電荷が高電界領域を通過する間に起こす衝突電離現象により信号電荷を増倍するので、2次元アレイ配置された複数の光電変換手段で信号電荷に変換された被写体像は、電荷増倍手段の増倍機能によって、ノイズの増大を抑えて増幅されて撮像信号としての電圧信号に変換される。結果、被写体像に対する検出感度が向上する。
さらに、撮像信号温度変動抑止手段が、温度センサによって検出された固体撮像素子の素子温度の変化に応じて電荷電圧変換手段の変換利得を電気的に調整して固体撮像素子の素子温度の変化に起因して生じる電荷増倍手段の電荷増倍利得の変動を抑える場合には、以下のようになる。すなわち、高精度制御の非常に困難な熱的な制御に頼らずとも、固体撮像素子の素子温度の変化に応じて撮像信号温度変動抑止手段が行う高精度制御の非常に容易な電気的な調整で電荷増倍手段の電荷増倍利得をコントロールすることにより、固体撮像素子の素子温度の変化に起因して生じる撮像信号の信号強度の変動を抑えることができる。
さらに、撮像信号温度変動抑止手段は、抵抗値が変更可能な抵抗値制御型抵抗素子を有し、固体撮像素子の素子温度の結果に基づいて抵抗値制御型抵抗素子の抵抗値を変化させて、撮像信号温度変動抑止手段の増幅機能の増幅率を調整することで電荷電圧変換手段の変換利得を電気的に調整する。
また、抵抗値制御型抵抗素子を備えた撮像信号温度変動抑止手段よりも電荷増倍手段の近くに配設されている温度センサにより固体撮像素子の素子温度が的確に検出されるので、固体撮像素子の素子温度の変化に起因して生じる撮像信号の信号強度の変動を的確に抑えることができる。
上記(i)の問題を解決するために創作されたこの発明の一例は、前記電荷増倍手段は、信号電荷を順次に転送する複数段の増倍レジスタからなり、各増倍レジスタは、駆動電圧の印加に伴って増倍レジスタの要素内に電荷増倍用の高電界領域を生成し、信号電荷を転送する際に電荷増倍用の高電界領域を通過させて、印加される駆動電圧の電圧値の変化により電荷増倍用の高電界領域の電界強度が変化するように構成されており、固体撮像素子の素子温度の変化に応じて駆動電圧の電圧値を変化させることで電荷増倍手段の電荷増倍利得を電気的に制御することである。
この発明の一例の場合、撮像信号温度変動抑止手段が固体撮像素子の素子温度の変化に応じて増倍レジスタに印加する駆動電圧の電圧値を変化させることによって電荷増倍手段の電荷増倍利得の電気的な制御が行われるので、撮像信号温度変動抑止手段の電気的な制御による電荷増倍手段の電荷増倍利得のコントロールが非常に容易に行える。
上記(i)の問題を解決するために創作されたこれらの発明の一例は、前記固体撮像素子と前記電荷増倍手段とを別体で配設することである。
この発明の一例の場合、電荷増倍手段が別体で配設されているので、他の部分の構成を変更せずに、電荷増倍手段を配設することができる。
上記(i)の問題を解決するために創作されたこれらの発明の一例は、上述の温度センサを固体撮像素子自体に配設し、この温度センサで検出された固体撮像素子の素子温度にしたがって撮像信号温度変動抑止手段を作動させることである。
この発明の一例の場合、固体撮像素子自体に配設されている温度センサにより固体撮像素子の素子温度が的確に検出されるので、固体撮像素子の素子温度の変化に起因して生じる撮像信号の信号強度の変動を的確に抑えることができる。
上述した温度センサの一例は、サーミスタである。また、温度センサの他の一例は、金属細線を用いた測温体である。
上記(i)の問題を解決するために創作されたこれらの発明の一例は、前記各光電変換手段ごとに、各光電変換手段により光電変換されて検出される信号電荷を蓄積する複数の信号電荷蓄積手段をそれぞれ付設することである。
この発明の一例の場合、光電変換手段で光電変換されて検出される信号電荷を光電変換手段で付設された信号電荷蓄積手段に転送・蓄積する。したがって、高速撮像用の固体撮像素子にも適用することができる。
また、上記(i)の問題を解決するために創作されたこの発明の撮像装置は、上記(i)の問題を解決するために創作されたこの発明の固体撮像装置を備える撮像装置である。
この発明の撮像装置の場合、上記(i)の問題を解決するために創作されたこの発明の固体撮像装置を備えているので、固体撮像素子の素子温度の変化に起因して生じる撮像信号の信号強度の変動を容易に抑えることができる。
上記(ii)の問題を解決するために創作されたこの発明の撮像素子は、被写体像の投影面において2次元アレイ配置された複数の光電変換手段と、各光電変換手段にそれぞれ付設されていて、各光電変換手段により光電変換されて検出される信号電荷を1画面分ずつ複数画面分取り込んで取り込み画面ごとに蓄積する複数の信号電荷蓄積手段と、各信号電荷蓄積手段に蓄積された信号電荷を取り込み画面との対応付けを維持しながら転送して読み出す信号電荷読み出し手段と、信号電荷読み出し手段で読み出された信号電荷を、信号電荷が高電界領域を通過する間に起こす衝突電離現象により増倍する電荷増倍手段とを備えていることを特徴とするものである。
この発明の撮像素子によれば、この発明の撮像素子を用いて撮影が行われる場合、撮影実行中、被写体の光学像の投影面において2次元アレイ配置された複数の光電変換手段により、投影面に映る被写体の光学像が電荷信号に変換されて1画面分ずつ取り込まれて各光電変換手段それぞれに付設されている信号電荷蓄積手段へ続けて送り込まれる。信号電荷蓄積手段では光電変換手段から1画面分ずつ次々と信号電荷が複数回にわたって取り込まれて複数画面分の信号電荷が取り込み画面ごとに蓄積される。そして、撮影終了後、各信号電荷蓄積手段に蓄積された信号電荷は、信号電荷読み出し手段によって取り込み画面との対応付けを維持されながら転送されて読み出される。さらに読み出された信号電荷は、信号電荷が高電界領域を通過する間に起こす衝突電離現象により増倍する電荷増倍手段によって増倍される。
すなわち、この発明の撮像素子の場合、被写体の光学像を光電変換して検出する光電変換手段から送り込まれる被写体の光学像の撮影画面に相応する信号電荷を1画面分ずつ順に取り込んで複数画面にわたってまとめて蓄積する信号電荷蓄積手段が、各光電変換手段にそれぞれ付設されている。したがって、被写体の光学像の撮影画面に対応する信号電荷を複数枚の撮影画面分、高速で検出して蓄積できる。また、信号電荷蓄積手段に蓄積された信号電荷が信号電荷読み出し手段によって取り込み画面との対応付けが維持されながら転送されて読み出されるので、読み出された信号電荷から取り込み画面毎の高速度撮影画像が再生できる。
さらに、この発明の撮像素子の場合、被写体の光学像の撮影画面に相応する信号電荷が、信号電荷読み出し手段によって読み出された後に、信号電荷が高電界領域を通過する間に起こす衝突電離現象により増倍する電荷増倍手段によって信号電荷をノイズの増大を伴わずに増倍するので、光電変換手段の受光面の面積を電荷増倍手段による信号電荷の増倍分に対応して狭くできる。このように光電変換手段の受光面の面積が狭くできれば、光電変換手段が小さくなるので、光電変換手段の高密度化を実現できるし、信号電荷を速やかに取り出せるので、撮影速度の高速化も実現できる。
また、上記(ii)の問題を解決するために創作されたこの発明の一例は、前記電荷増倍手段は、信号電荷を順次に転送する複数段の増倍レジスタからなり、各増倍レジスタは、駆動電圧の印加に伴って増倍レジスタの要素内に電荷増倍用の高電界領域を生成し、信号電荷を転送する際に電荷増倍用の高電界領域を通過させることである。
この発明の一例の場合、電荷増倍手段が、信号電荷を順次に転送する複数段の増倍レジスタからなるので、個々の増倍レジスタの増倍率を合計した増倍率で信号電荷が増倍される。
上記(ii)の問題を解決するために創作されたこれらの発明の一例は、前記光電変換手段が、光電変換された信号電荷を信号電荷蓄積手段側に転送する転送電極を受光面に有さない電極レスタイプであることである。
この発明の一例の場合、光電変換手段が電極レスタイプであるので、光電変換手段の受光面に転送電極を追加形成する工程が不要であり、転送電極の光吸収作用による特定波長の光に対する検出感度の低下を防止することができる。
上記(ii)の問題を解決するために創作されたこれらの発明の一例は、前記電荷増倍手段の後段に、電荷増倍手段から送り出された信号電荷を電圧信号に変換する電荷電圧変換手段を備えていることである。
この発明の一例の場合、被写体の光学像の撮影画面に相応する信号電荷は電荷電圧変換手段により電圧信号に変換されるので、被写体の光学像の撮影画面に相応する撮像信号が電圧信号の状態で出力される。
上記(ii)の問題を解決するために創作されたこれらの発明の一例は、前記各光電変換手段の前面側に、検出対象の光を集めるマイクロレンズを配設することである。
この発明の一例の場合、各光電変換手段の前面側に配設されたマイクロレンズにより、各光電変換手段の受光面に検出対象の光が集められるので、マイクロレンズの設置で光電変換手段の受光面に入射する光の量が増して、その分だけ被写体の光学像に対する検出感度が向上する。
上記(ii)の問題を解決するために創作されたこれらの発明の一例は、前記光電変換手段の2次元アレイ配置が正方マトリックスであり、前記信号電荷蓄積手段は、信号電荷が画面取り込みの度にひとつ先のCCDセルへ転送される複数個のCCDセルを直列に接続した1次元CCDセルアレイであって、1次元CCDセルアレイにおけるCCDセルの配列方向が光電変換手段の配列方向に対し斜め向きである。
この発明の一例の場合、光電変換手段の2次元アレイ配置が正方マトリックスであるので、撮像素子の検出画素も縦と横へ一直線で規則正しく並ぶ正方マトリックスの2次元配置となる。また、信号電荷蓄積手段が1次元CCDセルアレイであるので、信号電荷蓄積手段の構成が簡潔となる。さらに、信号電荷蓄積手段としての1次元CCDセルアレイにおけるCCDセルの配列方向が光電変換手段の配列方向に対し斜め向きであるので、CCDセルの個数を多くして1次元CCDセルアレイを長く延ばしても縦および横に隣接する光電変換手段に突き当たらない。したがって、信号電荷蓄積手段としての1次元CCDセルアレイのCCDセルの個数を多くすることにより、信号電荷蓄積手段で蓄積できる信号電荷の数を増やし、連続撮影できる画像の枚数を多くすることが可能となる。
この発明に係る固体撮像装置では、2次元アレイ配置された光電変換手段で信号電荷に変換された被写体像を撮像信号としての電圧信号に変換する電荷電圧変換手段の前段側に配設された電荷増倍手段により、信号電荷が高電界領域を通過する間に起こす衝突電離現象により信号電荷を増倍する。光電変換手段で信号電荷に変換された被写体像は、電荷増倍手段の増倍機能により、ノイズの増大を抑えて増幅されて撮像信号としての電圧信号に変換されるので、被写体像に対する検出感度が向上する。
さらに、撮像信号温度変動抑止手段が、固体撮像素子の素子温度の変化に応じて電荷増倍手段の電荷増倍利得を電気的に制御して固体撮像素子の素子温度の変化に起因して生じる撮像信号の信号強度の変動を抑える場合、高精度制御の非常に困難な熱的な制御に頼らずとも、固体撮像素子の素子温度の変化に応じて撮像信号温度変動抑止手段が行う高精度制御の非常に容易な電気的な制御で電荷増倍手段の電荷増倍利得をコントロールすることにより、固体撮像素子の素子温度の変化に起因して生じる撮像信号の信号強度の変動を抑えられる。
さらに、撮像信号温度変動抑止手段が、固体撮像素子の素子温度の変化に応じて撮像信号自体の信号強度を電気的に調整して固体撮像素子の素子温度の変化に起因して生じる撮像信号の信号強度の変動を抑える場合、高精度制御の非常に困難な熱的な制御に頼らずとも、固体撮像素子の素子温度の変化に応じて撮像信号温度変動抑止手段が行う高精度制御の非常に容易な電気的な調整で撮像信号自体の信号強度をコントロールすることにより、固体撮像素子の素子温度の変化に起因して生じる撮像信号の信号強度の変動を抑えられる。
よって、この発明の固体撮像装置によれば、固体撮像素子の素子温度の変化に起因して生じる撮像信号の信号強度の変動を容易に抑えることができる。
また、この発明に係る撮像素子の場合、被写体の光学像を光電変換して検出する光電変換手段から送り込まれる被写体の光学像の撮影画面に相応する信号電荷を1画面分ずつ順に取り込んで複数画面にわたってまとめて蓄積する信号電荷蓄積手段が、各光電変換手段にそれぞれ付設されている。したがって、被写体の光学像の撮影画面に対応する信号電荷を複数枚の撮影画面分、高速で検出して蓄積できる。また、信号電荷蓄積手段に蓄積された信号電荷が信号電荷読み出し手段によって取り込み画面との対応付けが維持されながら転送されて読み出されるので、読み出された信号電荷から取り込み画面毎の高速度撮影画像が再生できる。
さらに、この発明の撮像素子の場合、被写体の光学像の撮影画面に相応する信号電荷が、信号電荷読み出し手段によって読み出された後に、信号電荷が高電界領域を通過する間に起こす衝突電離現象により増倍する電荷増倍手段によって信号電荷をノイズの増大を伴わずに増倍するので、光電変換手段の受光面の面積を電荷増倍手段による信号電荷の増倍分に対応して狭くできる。
よって、この発明の撮像素子によれば、被写体の光学像を光電変換する光電変換手段の受光面の面積縮小を図ることができる。このように光電変換手段の受光面の面積が狭くできれば、光電変換手段が小さくなるので、光電変換手段の高密度化を実現できるし、信号電荷を速やかに取り出せるので、撮影速度の高速化も実現できる。
実施例1の撮像装置の要部構成を示すブロック図である。 実施例1の撮像装置が備えている固体撮像装置の構成を中心に示す詳細ブロック図である。 実施例1の撮像装置における電荷増倍部に印加される駆動電圧の経時的変化を示すグラフである。 実施例1の撮像装置における電荷増倍部の各増倍レジスタに対する駆動電圧の印加状況を示す部分ブロック図である。 実施例1の撮像装置の電荷増倍部への駆動電圧の印加に伴う増倍レジスタの要素内のポテンシャル変化を示す模式図である。 実施例1の撮像装置におけるCCD撮像素子の素子温度と駆動電圧の電圧値との対応関係を示すグラフである。 実施例1の撮像装置における温度センサの配置形態の変形例を示す部分ブロック図である。 実施例2の撮像装置が備えている固体撮像装置の構成を中心に示す詳細ブロック図である。 実施例3に係る高速撮像素子の要部構成を示すブロック図である。 実施例3の高速撮像素子が組み込まれている高速撮像装置の要部構成を示すブロック図である。 実施例3の高速撮像素子の光電変換部の前面側に設けるマイクロレンズの配置状況を示す平面図である。 実施例3の高速撮像素子が組み込まれている高速撮像装置の変形態様を示す部分ブロック図である。 (i)の問題を解決するために創作された発明が適用される固体撮像素子の他の一例を示すブロック図である。 従来の撮像装置に用いられるCCD撮像素子の構成を示すブロック図である。 (a)は、従来の高速撮像素子の要部構成例を示すブロック図であり、(b)は、従来の高速撮像素子の他の要部構成例を示すブロック図である。 従来の高速撮像素子の光電変換部の上に設けられた転送電極を示す平面図である。
符号の説明
1,16 … CCD撮像素子
1A … (被写体像の)投影面
8 … 光電変換部
9 … CCDセル
10 … CCDセル
11 … 出力レジスタ
12 … 電荷電圧変換部
13 … 電荷増倍部
13A … 増倍レジスタ
14,17 … 撮像信号温度変動抑止部
15 … 温度センサ
φ3 … 駆動電圧
固体撮像素子の素子温度の変化に応じて電荷増倍手段の電荷増倍利得を電気的に制御して固体撮像素子の素子温度の変化に起因して生じる撮像信号の信号強度の変動を抑える、あるいは固体撮像素子の素子温度の変化に応じて撮像信号自体の信号強度を電気的に調整して固体撮像素子の素子温度の変化に起因して生じる撮像信号の信号強度の変動を抑える撮像信号温度変動抑止手段を備えることで、固体撮像素子の素子温度の変化に起因して生じる撮像信号の信号強度の変動を容易に抑えるという目的を実現した。
この発明の固体撮像装置の一例が組み込まれた実施例1の撮像装置について、図面を参照して説明する。図1は実施例1の撮像装置の要部構成を示すブロック図、図2は実施例1の撮像装置に備えられている固体撮像装置の構成を中心に示すブロック図である。
実施例1の撮像装置は、図1に示すように、被写体像を検出するCCD撮像素子1と、CCD撮像素子1における被写体像の投影面1Aへ被写体像を結像させる光学レンズ2と、CCD撮像素子1を駆動する撮像素子駆動部3と、CCD撮像素子1から出力される撮像信号を処理して撮影画像を取得する撮像信号処理部4と、撮像信号処理部4で取得された撮影画像を記憶する画像メモリ5と、撮像信号処理部4で取得された撮影画像を表示する画像表示部6と、撮影装置の作動に必要な電力を供給する電源部7とを備えている。CCD撮像素子1は、この発明における固体撮像素子に相当する。
実施例1の撮像装置により撮影が行われる場合は、CCD撮像素子1における投影面1Aに光学レンズ2で取り込まれた被写体像が投影され、CCD撮像素子1が撮像素子駆動部3の駆動にしたがって被写体像を検出して撮像信号に変換してから撮像信号処理部4へ出力する。撮像信号処理部4はCCD撮像素子1から出力された撮像信号を処理して撮影画像を取得するとともに、撮像信号処理部4で取得された撮影画像は、画像メモリ5によって記憶され、また画像表示部6によって表示される。
なお、実施例1の撮像装置には、上記の他に撮影条件の設定やシャッタリング等を行うための操作部(図示省略)なども設けられている。また、CCD撮像素子1の取り付けは、CCD撮像素子1を配線基板1Bにハンダ付けすることでなされている。
CCD撮像素子1の場合、図2に示すように、被写体像の投影面1Aには縦横正方マトリックスの2次元アレイ状態で配置された多数の光電変換部8と、各光電変換部8により光電変換されて検出された信号電荷を後段の蓄積領域へ転送する光電変換部8と同様の2次元アレイ配置のCCDセル9と、CCDセル9から転送されてくる信号電荷の一時的蓄積および再転送を行うCCDセル10と、CCDセル10に蓄積されている信号電荷を所定個数ずつ出力するCCDタイプの出力レジスタ11と、CCDセル9から出力レジスタ11経由で転送された信号電荷を電圧信号に変換し撮像信号として出力する電荷電圧変換部12などを備えている。光電変換部8は、この発明における光電変換手段に相当し、CCDセル9,10および出力レジスタ11は、この発明における電荷転送手段に相当し、電荷電圧変換部12は、この発明における電荷電圧変換手段に相当する。
撮影実行中のCCD撮像素子1では、撮像素子駆動部3の読み出し電荷増倍電圧印加機構3Aからシャッタリング動作と同期して駆動電圧がCCD撮像素子1に出力される。最初のシャッタリング時に光電変換部8で光電変換されて検出された被写体像1枚分の信号電荷が、次のシャッタリング時にCCDセル9からCCDセル10へ転送されて一時的に保持される。その後、次のシャッタリング時に出力レジスタ11経由で電荷電圧変換部12に送り込まれて撮像信号に変換される。
さらに、CCD撮像素子1は、図2に示すように、信号電荷が高電界領域を通過する間に起こす衝突電離現象により信号電荷を増倍する電荷増倍部13を配設している。電荷増倍部13は、出力レジスタ11と電荷電圧変換部12の間に介在して信号電荷を順次に転送する複数段の増倍レジスタ13Aからなる。この増倍レジスタ13Aは駆動電圧の印加に伴って増倍レジスタ13Aの要素内に電荷増倍用の高電界領域を生成し、信号電荷を転送する際に電荷増倍用の高電界領域を通過させることで信号電荷を増倍する。図2では増倍レジスタ13Aを便宜上6段分だけ示しているが、電荷増倍部13は、通常、数十個〜数百個の範囲の増倍レジスタ13Aを直列に接続した多段構成とされており、信号電荷は電荷増倍部13によって例えば1000倍に増倍される。電荷増倍部13は、この発明における電荷増倍手段に相当する。
また電荷増倍部13の各増倍レジスタには、撮像素子駆動部3の電荷増倍電圧印加機構3Bから駆動電圧が印加される。電荷増倍電圧印加機構3Bは、図3に示すように、経時的に電圧値がパルス的に変化する駆動電圧φ1〜φ3と経時的に電圧値が変化しない定電圧の駆動電圧φeが出力され、駆動電圧φ1〜φ3,φeは、図4に示すように、各増倍レジスタ13A毎に印加される。そして、増倍レジスタ13Aに印加された駆動電圧φ1〜φ3,φeの変化に伴って、信号電荷が増倍レジスタ13Aの間を電荷電圧変換部12の方へ転送されながら段階的に増倍される。実施例1の場合、主として信号電荷の転送を担う駆動電圧φ1,φ2は、約10ボルトの電圧値であり、主として信号電荷の増倍を担う駆動電圧φ3は、約40ボルトの電圧値である。
より具体的に説明すると、1個の増倍レジスタ13Aについてみれば、図5(a)〜図5(d)に模式的に示すように、駆動電圧φ1〜φ3の変化に伴って、増倍レジスタ13Aの各要素内で変化が起こる。特に、駆動電圧φ3が印加された時に、図5(c)に示すようにレジスタ13Aの要素内に電荷増倍用の高電界領域が生成される。その結果、信号電荷が高電界領域を通過する際に衝突電離現象が起こり、ノイズの増大を抑えて信号電荷が増倍され、被写体像に対する検出感度が向上する。
さらに、実施例1の撮像装置に組み込まれた固体撮像装置は、CCD撮像素子1の素子温度の変化に応じて電荷増倍部13の電荷増倍利得を電気的に制御してCCD撮像素子1の素子温度の変化に起因して生じる撮像信号の信号強度の変動を抑える撮像信号温度変動抑止部14を配設することを構成上の特徴としている。さらに、実施例1の撮像装置の場合、図1に示すように、CCD撮像素子1の素子温度を検出する温度センサ15をCCD撮像素子自体に一体的に取り付け、温度センサ15によって検出されるCCD撮像素子1の素子温度にしたがって撮像信号温度変動抑止部14を作動させる。温度センサ15としては、例えばサーミスタなどが挙げられるが、温度センサ15は特定の種類の温度センサに限られるものではない。撮像信号温度変動抑止部14は、この発明における撮像信号温度変動抑止手段に相当する。
すなわち、電荷増倍部13の増倍レジスタ13Aは、印加される駆動電圧φ3の電圧値が変わると電荷増倍用の高電界領域の電界強度が変わり、信号電荷の増倍利得が変化する。したがって実施例1の場合、この変化を利用しており、撮像信号温度変動抑止部14はCCD撮像素子1の素子温度の変化に応じて増倍レジスタ13Aに印加する駆動電圧φ3の電圧値を変化させることによって電荷増倍部13の電荷増倍利得を電気的に制御する。
より具体的には、撮像信号温度変動抑止部14が、図6に示すCCD撮像素子1の素子温度(K)と駆動電圧φ3の電圧値(ボルト)との対応関係にしたがって、増倍レジスタ13Aに印加する駆動電圧φ3の電圧値を変化させて、CCD撮像素子1の素子温度の変化に伴って電荷増倍部13の電荷増倍利得が変動するのを阻止する。撮像信号温度変動抑止部14による駆動電圧φ3の電圧値の変化はアナログ回路方式でもディジタル回路方式のいずれで行ってもよい。
さらに、CCD撮像素子1の素子温度と電荷増倍部13の電荷増倍利得とは反比例の関係にあるので、CCD撮像素子1の素子温度が高くなると、駆動電圧φ3の電圧値を高くして電荷増倍用の高電界領域を強くして、素子温度の上昇による電荷増倍利得の減少を抑制する。逆に、CCD撮像素子1の素子温度が低くなると、駆動電圧φ3の電圧値を低くして電荷増倍用の高電界領域を弱くして、素子温度の下降による電荷増倍利得の増加を抑制する。
以上に述べたように、実施例1の場合、撮像信号温度変動抑止部14がCCD撮像素子1の素子温度の変化に応じて増倍レジスタ13Aの駆動電圧の電圧値を変化させることにより電荷増倍部13の電荷増倍利得が電気的に制御されてCCD撮像素子1の素子温度の変化に起因して生じる撮像信号の信号強度の変動が抑えられる。その結果、高精度制御が非常に困難な熱的な制御に頼らずとも、CCD撮像素子1の素子温度の変化に応じて撮像信号温度変動抑止部14が行う高精度制御の非常に容易な電気的な制御で電荷増倍部13の電荷増倍利得をコントロールすることにより、CCD撮像素子1の素子温度の変化に起因して生じる撮像信号の信号強度の変動が抑えられる。
よって、実施例1に係る撮像装置および固体撮像装置によれば、CCD撮像素子1の素子温度の変化に起因して生じる撮像信号の信号強度の変動を容易に抑えることができる。
また、実施例1の場合、撮像信号温度変動抑止部14がCCD撮像素子1の素子温度の変化に応じて増倍レジスタ13Aに印加する駆動電圧φ3の電圧値を変化させることによって電荷増倍部13の電荷増倍利得の電気的な制御が行われるので、撮像信号温度変動抑止部14の電気的な制御による電荷増倍部13の電荷増倍利得のコントロールが非常に容易に行える。
さらに、実施例1の場合、電荷増倍部13が別体に配設されているので、他の部分の構成を変更せずに、電荷増倍部13を配設することができる。
さらに、実施例1の場合、CCD撮像素子自体に配設されている温度センサ15によりCCD撮像素子1の素子温度が的確に検出されるので、CCD撮像素子1の素子温度の変化に起因して生じる撮像信号の信号強度の変動が的確に抑えられる。
なお、CCD撮像素子1の素子温度を検出する温度センサ15は、図7に示すように、電荷増倍部13の近傍に設置されていてもよい。図7のように電荷増倍部13の傍に設置される温度センサとしては、例えば銅ないしアルミニウムなどの金属細線を用いた測温体などが用いられる。この場合、温度センサで検出されるCCD撮像素子1の素子温度に電荷増倍部13の近傍の温度が十分に反映されるので、電荷増倍部13の近傍の温度変化に伴う撮像信号の信号強度の変動が十分に抑えられる。
次に、この発明の固体撮像装置の他の一例が組み込まれた実施例2の撮像装置について、図面を参照して説明する。図8は実施例2の撮像装置に備えられている固体撮像装置を中心に示すブロック図である。実施例2の撮像装置の場合、実施例1の撮像信号温度変動抑止部14の代わりに、CCD撮像素子16の素子温度の変化に応じて撮像信号自体の信号強度を電気的に調整してCCD撮像素子16の素子温度の変化に起因して生じる撮像信号の信号強度の変動を抑える撮像信号温度変動抑止部17を備えている他は、実質的に実施例1と同様であるので、共通点の説明は省略し、相違点だけを説明する。CCD撮像素子16は、この発明における固体撮像素子に相当し、撮像信号温度変動抑止部17は、この発明における撮像信号温度変動抑止手段に相当する。
すなわち、実施例2の撮像装置の固体撮像装置の場合、電荷増倍部13の電荷増倍利得を変化させずに、CCD撮像素子16の電荷電圧変換部12の出力側に、増幅率可変タイプの増幅機能を有する撮像信号温度変動抑止部17を直列に接続する。そして、CCD撮像素子16の素子温度の変化に応じて撮像信号温度変動抑止部17の増幅機能の増幅率を調整することで撮像信号自体の信号強度を電気的に増減させてCCD撮像素子16の素子温度の変化に起因して生じる撮像信号の信号強度の変動を抑える。
さらに、CCD撮像素子16の素子温度と電荷電圧変換部12の出力電圧とは反比例の関係にある。したがって、CCD撮像素子16の素子温度が高くなると、電荷電圧変換部12の出力電圧が減少するので、撮像信号温度変動抑止部17の増幅機能の増幅率を上げて電荷電圧変換部12の出力電圧を増大させ、素子温度の上昇による電荷電圧変換部12の出力電圧の減少を抑制する。逆に、CCD撮像素子16の素子温度が低くなると、電荷電圧変換部12の出力電圧が増大するので、撮像信号温度変動抑止部17の増幅機能の増幅率を下げて電荷電圧変換部12の出力電圧を減少させ、素子温度の下降による電荷電圧変換部12の出力電圧の増大を抑制する。
なお、撮像信号温度変動抑止部17は、例えば、外部信号(温度センサ15の温度結果に関する信号)により抵抗値が変更可能な抵抗値制御型抵抗素子(例えばトランジスタ素子)17Aを帰還抵抗として有する。そして、温度センサ15の温度結果に関する信号を抵抗値制御型抵抗素子(例えばトランジスタ素子)17Aに印加することにより抵抗値制御型抵抗素子17Aの抵抗値を変化させて撮像信号温度変動抑止部17の増幅機能の増幅率を変化させる。
以上に述べたように、実施例2の場合、撮像信号温度変動抑止部17がCCD撮像素子16の素子温度の変化に応じて撮像信号を増減させることにより撮像信号自体の信号強度が電気的に調整されてCCD撮像素子16の素子温度の変化に起因して生じる撮像信号の信号強度の変動が抑えられる。その結果、高精度制御が非常に困難な熱的な制御に頼らずとも、CCD撮像素子16の素子温度の変化に応じて撮像信号温度変動抑止部17が行う高精度制御の非常に容易な電気的な調整で撮像信号自体の信号強度をコントロールすることにより、CCD撮像素子16の素子温度の変化に起因して生じる撮像信号の信号強度の変動を抑えられる。
よって、実施例2の撮像装置および固体撮像装置によれば、CCD撮像素子16の素子温度の変化に起因して生じる撮像信号の信号強度の変動を容易に抑えることができる。
この発明の高速撮像素子の実施例3について図面を参照して説明する。図9は、実施例3に係る高速撮像素子の要部構成を示すブロック図、図10は、実施例3の高速撮像素子が組み込まれた高速撮像装置の要部構成を示すブロック図である。
なお、実施例3の高速撮像装置は、高速撮像用の撮像装置として用いられる点を除けば、実施例1の撮像装置(図1を参照)とほぼ同じであるが、実施例1と区別するために、実施例3では高速撮像用の撮像素子(高速撮像素子)の符号を「51」とするとともに、光学レンズ2の符号を「52」とし、撮像素子駆動部3の符号を「53」とし、撮像信号用処理部の符号を「54」とし、画像メモリの符号を「55」とし、画像表示部の符号を「56」とし、電源部の符号を「57」とする。なお、実施例3の撮像素子は、高速撮像素子用として用いられており、実施例1の撮像素子の構造(図2を参照)と相違して、図9に示す構造となる。
図10の高速撮像装置は、1万画面/秒を越える高速度撮影でも被写体の光学像を検出し撮像信号(映像信号)にして出力できる高速撮像素子51と、実施例1と同様の光学レンズ52と撮像素子駆動部53と撮像信号処理部54と画像メモリ55と画像表示部56と電源部57などを備えている。この他に、シャッターSTと撮影制御部CPUなどを備え、撮影対象である被写体を光学像として高速撮像素子51における投影面51AにシャッターSTを間にして光学レンズ52は結像させ、撮影制御部CPUは装置各部の動作を統括的に司ることにより撮影を円滑に進行させる。
図10の高速撮像装置により高速度撮影が行われる場合も、実施例1の図1の撮像装置による撮影と同じ手順で行われるので説明を省略する。なお、撮影実行中は、シャッターSTが開かれる。
なお、図10の高速撮像51と光学レンズ52との間に配置されているシャッターSTは、撮影画像の検出・取り込み期間のみ開かれ、それ以外の期間は検出電荷のオーバーフローが起きないように閉じられる。シャッターSTは、機械式シャッタリング機構でも電子式シャッタリング機構のいずれであってもよく、シャッターSTの開閉は撮影制御部CPUによりコントロールされる。
高速撮像素子51の場合、図9に示すように、被写体の光学像の投影面51Aに2次元アレイ配置された多数のフォトダイオード等の光電変換部58と、多数の信号電荷蓄積部59と、信号電荷読み出し部60と、電荷電圧変換部61等を備えている。信号電荷蓄積部59は、各光電変換部58にそれぞれ付設されていて、各光電変換部58により光電変換されて検出される信号電荷を1画面分ずつ複数画面分取り込んで取り込み画面ごとに各信号電荷蓄積部59(CCDセル59A)に順次に蓄積する。信号電荷読み出し部60は、各信号電荷蓄積部59に蓄積された信号電荷を取り込み画面との対応付けを維持しながら転送して読み出す。信号電荷読み出し部60を経由して送り込まれる信号電荷を、電荷電圧変換部61は電圧信号に変換して撮像信号として出力する。なお、図9には、光電変換部58および信号電荷蓄積部59の一部が示されているだけであるが、実際は縦方向にも横方向にも多数の光電変換部58および信号電荷蓄積部59が配置されている。
実施例3の高速撮像素子51では、図11に示すように、各光電変換部58の前面側に検出対象の光を集めるマイクロレンズ51aが配設されている。その結果、マイクロレンズ51aによって各光電変換部58の受光面に検出対象の光が集められ、マイクロレンズ51aの設置で光電変換部58の受光面に入射する光の量が増して、その分だけ被写体の光学像に対する検出感度が向上する。
光電変換部58の2次元アレイ配置は、図9に示すように、正方マトリックスであるので、高速撮像素子51の検出画素も縦と横に一直線に規則正しく並ぶ正方マトリックスの2次元配置となる。また、光電変換部58は、受光面に転送電極を有しない電極レスタイプであるので、光電変換部58の受光面に転送電極を追加形成する工程が不要であり、転送電極の光吸収作用による特定波長の光に対する検出感度の低下を防止することができる。
信号電荷蓄積部59は、図9に示すように、信号電荷が1画面分ずつ取り込まれる度にひとつ先のCCDセルへ転送される24個のCCDセル59Aを直列に接続した1次元CCDセルアレイであるので、信号電荷蓄積部59の構成が簡潔となる。なお、画面取り込みに伴うCCDセル間の信号電荷の転送は、上方に配置された転送電極(図示省略)と、撮像素子駆動部53から出力される画面取り込み用転送信号(駆動パルス)とによって行われる。
さらに、信号電荷蓄積部59としての1次元CCDセルアレイにおけるCCDセル59Aの配列方向が光電変換部58の配列方向に対し斜め向きとなっているので、CCDセル59Aの個数を多くして1次元CCDセルアレイを長く延ばしても縦および横に隣接する光電変換部58に突き当たらない。したがって、信号電荷蓄積部59としての1次元CCDセルアレイのCCDセル59Aの個数を多くすることにより、信号電荷蓄積部59で蓄積できる信号電荷の数を増やし、連続撮影できる画像の枚数を多くすることができる。
高速撮像素子51の場合、撮影実行中は、1画面分ずつ取り込まれる毎に光電変換部58と信号電荷蓄積部59との間に設けられた電極ゲート(図示省略)が開き、光電変換部58から信号電荷が各信号電荷蓄積部59毎に最初の24番目のCCDセル59Aへ送り込まれて蓄積される。以下、1画面分ずつ取り込まれる度に新たな信号電荷が24番目のCCDセル59Aに送り込まれ、それと同期して先に蓄積されている信号電荷が一斉にひとつ先のCCDセル59Aへ転送されて蓄積される動作が繰り返される。したがって、信号電荷蓄積部59にはCCDセル59Aの個数と同じ24枚という画面枚数分の信号電荷を一度に蓄積することが可能である。
一方、高速撮像素子51は、図9に示すように、各信号電荷蓄積部59の出口側に配設された連続上書き用ドレインゲート62と、連続上書き用ドレイン62から送り出される信号電荷を排出する連続上書き用ドレイン63とを備えている。したがって、連続上書き用ドレインゲート62を開いておけば、信号電荷蓄積部59の1番目のCCDセル59Aへ送り込まれて蓄積されている信号電荷が、次の画面取り込みの際には連続上書き用ドレイン63を経由して外部へ排出されるので、連続上書き用ドレインゲート62を開放しておくことにより、連続上書き動作を行うことができる。
他方、高速撮像素子51の信号電荷読み出し部60は、図9に示すように、信号電荷蓄積部59の1番目〜5番目の5個のCCDセル59Aが縦方向で接続されることで構成されている垂直読み出しCCDセルアレイ60Aと、CCDセルアレイ60Aの末端が接続されている水平読み出しCCDセルアレイ60Bとからなる。
信号電荷読み出し部60により信号電荷の読み出しが行われる場合、シャッターSTおよび連続上書き用ドレインゲート62が閉じられ、先ず最下段の信号電荷蓄積部59に蓄積された信号電荷が垂直読み出しCCDセルアレイ60Aを経て水平読み出しCCDセルアレイ60Bから読み出される。続いて、直ぐ上の段の信号電荷蓄積部59に蓄積された信号電荷が同様に読み出される動作が繰り返されることで、全ての信号電荷蓄積部59に蓄積された信号電荷が読み出される。
信号電荷読み出しに伴う信号電荷読み出し部60のCCDセル間の信号電荷の転送は、上方に配置された転送電極(図示省略)と、撮像素子駆動部53から出力される信号読み出し用転送信号(駆動パルス)とによって行われる。信号電荷読み出し部60による信号電荷の読み出しは、取り込み画面との対応付けを維持しながら行われるが、読み出し信号電荷と取り込み画面との対応付けは、信号読み出し用転送信号を信号電荷蓄積部59のCCDセル59Aの順番と予め1対1に関連付けておくことで行うことができる。
なお、信号電荷蓄積部59に蓄積された24個の信号電荷は全て連続で読み出す必要はない。例えば24個の信号電荷を5個ずつに区切って読み出すようにしてもよい。こうすると水平読み出しCCDセルアレイ60BのCCDセルの個数が少なくてすむ。
このように、高速撮像素子51の場合、被写体の光学像の撮影画面に相応する信号電荷は信号電荷読み出し部60から取り込み画面との対応付けが維持されながら転送されて読み出されるので、後段の撮像信号処理部4は読み出された信号電荷から取り込み画面毎の高速度撮影画像を再生することができる。
さらに、高速撮像素子51は、実施例1の撮像素子1と同様に、図9に示すように、信号電荷が高電界領域を通過する間に起こす衝突電離現象により信号電荷を増倍する電荷増倍部64を、信号電荷読み出し部60と電荷電圧変換部61との間に備えている。電荷増倍部64は、図4に示す実施例1の電荷増倍部13と同様の構成となっているので、その説明を省略する。なお、後述する図12の増倍レジスタ64Aは、図4に示す増倍レジスタ13Aに対応する。
また、電荷増倍部64に印加される駆動電圧φ1〜φ3,φeの経時的変化や、電荷増倍部64における増倍レジスタ64Aへの駆動電圧印加に伴う要素内のポテンシャル変化についても、実施例1の図3、図5と同じなので、その説明を省略する。
続いて、以上に詳述した構成を有する高速撮像装置による撮影動作を具体的に説明する。図10の高速撮像装置は、1万画面/秒を越える高速度撮影と高速度撮影より遅い低速度撮影(例えば30画面/秒)が選択的に行える構成となっている。例えば、普段は連続上書き用ドレインゲート62を開放して低速度で上書き撮影を行い、必要時に連続上書き用ドレインゲート62を閉じて、高速度で非上書き撮影を行うことができる構成となっている。
普段は、光電変換部58から信号電荷が各信号電荷蓄積部59に30画面/秒の低速度で1画面ずつ取り込まれる度に、その信号電荷が各信号電荷蓄積部59の24個のCCDセル59Aの間を30画面/秒の低速度で転送されながら蓄積される。1番目のCCDセル59Aにも信号電荷が蓄積された後は、次の画面取り込みが行われる毎に1番目のCCDセル59Aに蓄積された信号電荷は連続上書き用ドレインゲート62を通り連続上書き用ドレイン63から排出され、低速度の連続上書きが継続される。
そして、高速撮影対象の到来(例えば爆発現象の生起)により高速度撮影に切り換えられると、光電変換部58から信号電荷が信号電荷蓄積部59に1万画面/秒の高速度で1画面ずつ取り込まれる度に、その信号電荷が信号電荷蓄積部59の24個のCCDセル59Aの間を1万画面/秒の高速度で転送されながら蓄積される。連続上書き用ドレインゲート62は、低速度撮影の間に蓄積された信号電荷が信号電荷蓄積部59に残存している間は開放されているが、低速度撮影で蓄積された全信号電荷が連続上書き用ドレインゲート62から排出されたら即時に連続上書き用ドレインゲート62が閉じられて、高速度撮影は停止される。その結果、信号電荷蓄積部59の24個のCCDセル59Aには高速度撮影の間に光電変換部58から送り込まれた信号電荷ばかりが蓄積されている状態となる。換言すれば、高速度撮影に切り換わってから24回の画像取り込みが繰り返されると高速度撮影は終わり、24個のCCDセル59Aに24枚分の高速度撮影画像用の信号電荷が蓄積されている状態になる。
さらに、撮影終了に伴って、シャッターSTは閉じられ、信号電荷蓄積部59に蓄積された信号電荷は、信号電荷読み出し部60によって順次読み出された後、電荷増倍部64で増倍され、電荷電圧変換部61で電圧信号に変換されてから撮像信号として撮像信号処理部54に出力される。撮像信号処理部54では撮像信号を処理して24枚の高速度撮影画像を編集取得し、取得された高速度撮影画像は、必要に応じて画像メモリ55に記憶され、画像表示部56で表示される。
以上に述べたように、実施例3の高速撮像素子51の場合、被写体の光学像を光電変換して検出する光電変換部58から送り込まれる被写体の光学像の撮影画面に相応する信号電荷を1画面分ずつ順に取り込んで複数画面分まとめて蓄積する信号電荷蓄積部59が、各光電変換部58にそれぞれ付設されている。したがって、被写体の光学像の撮影画面に対応する信号電荷を複数枚の撮影画面分、高速で検出して蓄積できる。また信号電荷読み出し部60によって信号電荷蓄積部59に蓄積された信号電荷が取り込み画面との対応付けが維持されながら転送されて読み出されるので、読み出された信号電荷から取り込み画面毎の高速度撮影画像が再生できる。
さらに、実施例3の高速撮像素子51の場合、被写体の光学像の撮影画面に相応する信号電荷が、信号電荷読み出し部60によって読み出された後に、信号電荷が高電界領域を通過する間に起こす衝突電離現象により増倍する電荷増倍部64によって信号電荷をノイズの増大を伴わずに増倍するので、光電変換部8の受光面の面積を電荷増倍部64による信号電荷の増倍分に対応して狭くできる。
よって、実施例3の高速撮像素子51によれば、被写体の光学像を光電変換する光電変換部58の受光面の面積縮小を図ることができる。このように光電変換部58の受光面の面積が狭くできれば、光電変換部58が小さくなるので、光電変換部58の高密度化を実現できるし、信号電荷を速やかに取り出せるので、撮影速度の高速化も実現できる。
なお、図10の高速撮像装置の場合、さらに高速撮像素子51から出力される撮像信号が適当な範囲の電圧値となるように制御を行う構成としてもよい。例えば、図12に示すように、増倍レジスタ64Aに印加する駆動電圧φ3の電圧値を電荷電圧変換部61の出力信号に応じて制御することで、撮像信号を適当な範囲の電圧値とする自動利得制御部65を設ければよい。この場合、自動利得制御部65は高速撮像素子61に内蔵させる構成としてもよい。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上記(i)の問題を解決するために創作された発明は、図13に示す高速撮像用のCCD撮像素子18にも適用することができる。CCD撮像素子18は、光電変換部19毎に24個の転送・蓄積用のCCDセル20Aが直列に接続された蓄積部20を付設している。高速撮影中はシャッタリング毎に光電変換部19で光電変換されて検出される信号電荷を光電変換部19に付設された蓄積部20のCCDセルに転送・蓄積する。撮影後に蓄積部20から蓄積された信号電荷を出力レジスタ21で読み出す。電荷増倍部13は、実施例1の場合と同様に出力レジスタ21と電荷電圧変換部12との間に介在される。
このCCD撮像素子18は、上記(ii)の問題を解決するために創作された発明の実施例3の高速撮像素子51に対応し、光電変換部19は、実施例3の光電変換部58に対応し、蓄積部20は、実施例3の信号電荷蓄積部59に対応し、電荷電圧変換部12は、実施例3の電荷電圧変換部61に対応する。
また、実施例3で述べたように、CCD撮像素子18の場合、蓄積部20のCCDセルが近接する光電変換部19の中心線を結ぶ直線に対して斜め向きに線状に延びるように接続されているので、光電変換部19の配列が正方配列となる利点も有している。
(2)実施例1では、増倍レジスタ13Aに印加する駆動電圧φ3の電圧値を変化させて電荷増倍部13の電荷増倍利得が変動するのを阻止する構成であったが、直列に接続される増倍レジスタ13Aの段数を切り換えて電荷増倍部13全体の電荷増倍利得が変動するのを阻止する構成としてもよい。この場合も電荷増倍部13は蓄積部20を共用してもよい。
(3)実施例1,2では、固体撮像素子がCCDタイプであったが、この発明は固体撮像素子がMOSタイプであっても適用することができる。
(4)実施例1,2では、電荷増倍部13が出力レジスタ11の後段に別体で配設されている構成であったが、電荷増倍部13はCCDセル10を共用してCCDセル10と一体化した状態で配設されている構成であってもよい。
(5)実施例1,2では、温度センサがCCD撮像素子自体に配設される構成であったが、温度センサはCCD撮像素子には配設されずに別体で配設されている構成であってもよい。
(6)実施例1では、撮像信号温度変動抑止部14がCCD撮像素子1とは別体で配設されている構成であったが、撮像信号温度変動抑止部14はCCD撮像素子1に内蔵されて一体化された構成であってもよい。実施例2でも、撮像信号温度変動抑止部17はCCD撮像素子16とは別体であってもよいし、一体化された構成であってもよい。
(7)実施例1の場合、撮像信号温度変動抑止部14が撮像素子駆動部3の外側に配置されている構成であったが、撮像信号温度変動抑止部14は撮像素子駆動部3の内側に組み込まれている構成であってもよい。
(8)実施例2の場合、撮像信号温度変動抑止部17が電荷電圧変換部12の後段に追加されている構成であったが、撮像信号温度変動抑止部17を電荷電圧変換部12に組み込んで電荷電圧変換部12の増幅率を変化させてCCD撮像素子16の素子温度の変化に起因して生じる撮像信号の信号強度の変動を抑える構成としてもよい。
(9)上記(ii)の問題を解決するために創作された発明の実施例3の高速撮像素子51の場合、各信号電荷蓄積部59ではCCDセル59Aの数が24個であったが、CCDセル59Aの数は24個に限られるものではなく、各信号電荷蓄積部59のCCDセル59Aの数は、例えば100個であってもよい。
(10)実施例3の高速撮像素子51の場合、光電変換部58の2次元アレイ配置が正方マトリックスであったが、光電変換部58の2次元アレイ配置は正方マトリックスに限られるものではない。
(11)実施例3の高速撮像素子51において、撮像素子駆動部53が内蔵されている他は実施例3と同じ構成の高速撮像素子が、変形例として挙げられる。
以上のように、この発明は、素子温度が即座に変化する固体撮像素子に適している。

Claims (8)

  1. 撮像を行う固体撮像装置において、固体撮像素子と電荷増倍手段と撮像信号温度変動抑止手段とを備えるとともに、前記固体撮像素子は、被写体像の投影面において2次元アレイ配置された複数の光電変換手段と、各光電変換手段により光電変換されて検出された信号電荷を転送する電荷転送手段と、電荷転送手段から転送された信号電荷を電圧信号に変換し撮像信号として出力する電荷電圧変換手段と、固体撮像素子の素子温度を検出する温度センサとを備え、前記電荷増倍手段は信号電荷が高電界領域を通過する間に起こす衝突電離現象により信号電荷を増倍し、その電荷増倍手段を前記電荷電圧変換手段の前段側に配設し、前記撮像信号温度変動抑止手段は前記温度センサによって検出された固体撮像素子の素子温度の変化に応じて電荷電圧変換手段の変換利得を電気的に調整して固体撮像素子の素子温度の変化に起因して生じる電荷増倍手段の電荷増倍利得の変動を抑えるとともに、抵抗値が変更可能な抵抗値制御型抵抗素子を有し、固体撮像素子の素子温度の結果に基づいて抵抗値制御型抵抗素子の抵抗値を変化させて、撮像信号温度変動抑止手段の増幅機能の増幅率を調整することで電荷電圧変換手段の変換利得を電気的に調整して、固体撮像素子の素子温度の変化に起因して生じる電荷増倍手段の電荷増倍利得の変動を抑え、前記温度センサを、前記抵抗値制御型抵抗素子を備えた撮像信号温度変動抑止手段よりも電荷増倍手段の近くに配設して、前記抵抗値制御型抵抗素子を備えた撮像信号温度変動抑止手段を電荷増倍手段から距離を離して配設し、前記抵抗値制御型抵抗素子を備えた撮像信号温度変動抑止手段、前記温度センサ、電荷増倍手段の順に配設し、前記温度センサの出力が前記抵抗値制御型抵抗素子の抵抗値を制御するように両者を接続し、前記撮像信号温度変動抑止手段と前記電荷増倍手段とを前記電荷電圧変換手段とを介して接続することを特徴とする固体撮像装置。
  2. 請求項1に記載の固体撮像装置において、前記電荷増倍手段は、信号電荷を順次に転送する複数段の増倍レジスタからなり、各増倍レジスタは、駆動電圧の印加に伴って増倍レジスタの要素内に電荷増倍用の高電界領域を生成し、信号電荷を転送する際に電荷増倍用の高電界領域を通過させて、印加される駆動電圧の電圧値の変化により電荷増倍用の高電界領域の電界強度が変化するように構成されており、固体撮像素子の素子温度の変化に応じて駆動電圧の電圧値を変化させることで電荷増倍手段の電荷増倍利得を電気的に制御することを特徴とする固体撮像装置。
  3. 請求項1〜2に記載の固体撮像装置において、前記固体撮像素子と前記電荷増倍手段とを別体で配設することを特徴とする固体撮像装置。
  4. 請求項1〜3に記載の固体撮像装置において、前記温度センサを固体撮像素子自体に配設し、前記温度センサで検出された固体撮像素子の素子温度にしたがって撮像信号温度変動抑止手段を作動させることを特徴とする固体撮像装置。
  5. 請求項1〜4に記載の固体撮像装置において、前記温度センサは、サーミスタであることを特徴とする固体撮像装置。
  6. 請求項1〜4に記載の固体撮像装置において、前記温度センサは、金属細線を用いた測温体であることを特徴とする固体撮像装置。
  7. 請求項1〜6に記載の固体撮像装置において、前記各光電変換手段ごとに、各光電変換手段により光電変換されて検出される信号電荷を蓄積する複数の信号電荷蓄積手段をそれぞれ付設することを特徴とする固体撮像装置。
  8. 請求項1〜7に記載の固体撮像装置を備える撮像装置
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