JP4442602B2 - 車両用シートベルト装置 - Google Patents

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Description

この発明は、シートベルトのリトラクタと、先端タングと中間タングを有する3点式シートベルトと、両タングを非使用時において保持するタングホルダとを備えたような車両用シートベルト装置に関する。
従来、上述例の車両用シートベルト装置としては、特許文献1および特許文献2に開示されたものがある。
特許文献1に開示された構造は、ルーフパネルとルーフトリムとの間に設けたクロスメンバに収納されるようにリトラクタを設ける一方、3点式シートベルトの先端タングと中間タングとを重ね合わせて、ルーフトリムに一体的に形成された蓋部に配置し、蓋部の閉時に磁石にて各タングを吸着保持するものである。
この従来構造によれば、蓋部の閉時に、各タングおよびシートベルトが車室内から目視不可となるので見栄えはよいが、タングの収納毎に上記蓋部を開閉操作する必要があり、タングの収納操作性が劣る問題点があった。
また、特許文献2に開示された構造は、ルーフパネルの車室側にカバー形状のタングホルダを設け、このタングホルダのルーフ側にはリトラクタを配置する一方、該タングホルダにはベルト引き出し孔とタング保持用の差し込み口とを形成して、先端タングを上記差し込み口に差し込んで保持させる一方、中間タングは宙吊り状態にぶら下げて露出させるものである。
この従来構造によれば、先端タングはベルト引き出し孔の方向に向けて上向きに折り返して保持させるので、この先端タングをシートベルトの引き込み力に抗して操作する必要があり、タング収納の操作性が悪いうえ、中間タングは宙吊り状態となって車室側に露出されるので、見栄えが悪いことは勿論、該中間タングを安定して保持することができない問題点があった。
特開2001−239921号公報 特開2002−362310号公報
そこで、この発明は、タングホルダに、車室内外方向に延びる縦壁を形成し、該縦壁には、先端タングを挿入保持できる第1タング保持部と、該第1タング保持部の車室内外方向内側に中間タングを挿入保持できる第2タング保持部とを設け、上記縦壁に設けられ、上記車室に連通する第1タング保持部の開口部における上記先端タングの先端に対する入口の車室内外方向の幅は、上記縦壁に設けられ、上記車室に連通する第2タング保持部の開口部における上記中間タングの先端に対する入口の車室内外方向の幅よりも車室内外方向に大きく形成し、上記第1タング保持部の開口部は、上記先端タングの先端側部分から上記車室側へ向って、車室内外方向の幅が次第に拡大するように形成されることで、車室内から見えにくい奥側のタング保持部の開口部を広く、手前側のタング保持部の開口部を狭くして、見栄えを確保しつつ、タング収納操作を容易に行なうことができ、かつ、各タングに対応してそれぞれタング保持部を設ける構成により、各タングを安定して保持することができる車両用シートベルト装置の提供を目的とする。
この発明による車両用シートベルト装置は、シートベルトのリトラクタと、先端タングと中間タングを有する3点式シートベルトと、車室に面するようルーフ部に設けられ、上記両タングを非使用時に保持するタングホルダとを備えた車両用シートベルト装置であって、上記タングホルダには、車室内外方向に延びる縦壁が形成され、該縦壁には、上記先端タングを挿入保持できる第1タング保持部と、該第1タング保持部の車室内外方向内側に上記中間タングを挿入保持できる第2タング保持部とが設けられ、上記縦壁に設けられ、上記車室に連通する上記第1タング保持部の開口部における上記先端タングの先端に対する入口の車室内外方向の幅は、上記縦壁に設けられ、上記車室に連通する上記第2タング保持部の開口部における上記中間タングの先端に対する入口の車室内外方向の幅よりも車室内外方向に大きく形成され、上記第1タング保持部の開口部は、上記第1タング保持部に保持された状態の上記先端タングの先端側部分から上記車室側へ向って、車室内外方向の幅が次第に拡大するように形成されたものである。
上記構成によれば、車室内から見えにくい奥側の第1タング保持部の開口部を広く、手前側の第2タング保持部の開口部を狭く成して、見栄えを確保しつつ、タング収納操作を容易に行なうことができる。
しかも、各タングに対応してそれぞれタング保持部を設けたので、先端タングおよび中間タングを安定して保持することができる。
この発明の一実施態様においては、上記リトラクタは上記ルーフ部に設けられたものである。
上記構成によれば、ルーフ部に設けたタングホルダにおいて、第1、第2の両タング保持部に先端タング、中間タングを安定して保持することができる。
この発明の一実施態様においては、上記先端タングは把持部を備え、上記第1タング保持部の開口部は上記先端タングの把持部の厚みよりも車室内外方向に幅広に形成されたものである。
上記構成によれば、第1タング保持部に対するタング収納操作性の向上を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記第2タング保持部の開口部は上記中間タング先端部のみ挿通可能な大きさに形成されたものである。
上記構成によれば、第2タング保持部の開口部の大きさを必要最低限にし、見栄えを確保しつつ、コンパクト化を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記第2タング保持部にのみタング係止手段を備えたものである。
上記構成によれば、上記タング係止手段によりタング収納の操作性向上を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記シートベルトには、上記両タング間で折り返されることで反力を発生する折り返し部が設けられ、上記両タングの保持間隔は、上記折り返し部が折り返されて上記両タングの保持を安定させる反力を発生する間隔に設定されたものである。
上記構成によれば、シートベルトのベルト折り返し部の反力を利用して、両タングの保持の安定性向上を図ることができると共に、タング収納操作性も良好となる。
この発明によれば、タングホルダに、車室内外方向に延びる縦壁を形成し、該縦壁には、先端タングを挿入保持できる第1タング保持部と、該第1タング保持部の車室内外方向内側に中間タングを挿入保持できる第2タング保持部とを設け、上記縦壁に設けられ、上記車室に連通する第1タング保持部の開口部における上記中間タングの先端に対する入口の車室内外方向の幅は、上記縦壁に設けられ、上記車室に連通する第2タング保持部の開口部における上記中間タングの先端に対する入口の車室内外方向よりも車室内外方向に大きく形成し、上記第1タング保持部の開口部は、上記先端タングの先端側部分から上記車室側へ向って、車室内外方向の幅が次第に拡大するように形成されているので、車室内から見えにくい奥側のタング保持部の開口部を広く、手前側のタング保持部の開口部を狭くして、見栄えを確保しつつ、タング収納操作を容易に行なうことができ、かつ、各タングに対応してそれぞれタング保持部を設ける構成により、各タングを安定して保持することができる効果がある。
見栄えを確保しつつ、タング収納操作の容易化と、タングの安定保持性との両立を図るという目的を、シートベルトのリトラクタと、先端タングと中間タングを有する3点式シートベルトと、車室に面するようルーフ部に設けられ、上記両タングを非使用時に保持するタングホルダとを備えたものにおいて、上記タングホルダには、車室内外方向に延びる縦壁が形成され、該縦壁には、上記先端タングを挿入保持できる第1タング保持部と、該第1タング保持部の車室内外方向内側に上記中間タングを挿入保持できる第2タング保持部とが設けられ、上記縦壁に設けられ、上記車室に連通する上記第1タング保持部の開口部における上記先端タングの先端に対する入口の車室内外方向の幅は、上記縦壁に設けられ、上記車室に連通する上記第2タング保持部の開口部における上記中間タングの先端に対する入口の車室内外方向の幅よりも車室内外方向に大きく形成し、上記第1タング保持部の開口部は、上記第1タング保持部に保持された状態の上記先端タングの先端側部分から上記車室側へ向って、車室内外方向の幅が次第に拡大するように形成されるという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両用シートベルト装置を示し、図1はシートベルト使用時の概略図、図2は図1の拡大断面図、図3はシートベルト非使用時の断面図である。
この実施例のシートベルト装置は、後席中央(リヤ中央席)に着座した乗員Aを拘束するものである。リヤ中央席1は図1の示すように、シートクッション2とシートバック3とを備える一方、車体側のルーフ部を構成するルーフパネル4の後端部下面には図2に示すように車幅方向に延びるレインフォースメント5を介してリヤヘッダ6を接合し、同方向に延びる閉断面7,8を形成している。
また、上述のルーフパネル4の車幅方向側部には、図4に示す如く車両の前後方向に延びるルーフレールアウタ9およびルーフレールインナ10を接合し、このルーフレールアウタ9とルーフレールインナ10との間には、車両の前後方向に延びる閉断面11が形成されている。
一方、上述の乗員Aを拘束するシートベルト12は、アンカ部(図示せず)と係合する先端タング13(図3参照)と、図1に示すバックル部14と係合する中間タング15とを備えると共に、リトラクタ16により繰出し可能に巻取られるように構成している。なお、各タング13,15は把持部と係止金具とで構成されている。
このリトラクタ16はブラケット17に固定され、該ブラケット17の複数箇所がボルト18,19によりルーフ部としてのルーフレールインナ10およびリヤヘッダ6に取付けられている。
上述のブラケット17は図4〜図7に示すように、リトラクタ16を取付けるための主面17Aと、この主面17Aから車両前後方向の前方に向けて略L字状に延設されて、ボルト18用の挿通孔20を有する取付け片17Bと、上述の主面17Aから後方に向けて延設されて、ボルト19用の挿通孔21,22を有する取付け片17C,17Dとが一体形成されたものである。
ここで、取付け片17Bは図4に示すようにボルト18を用いてルーフレールインナ10に固定され、取付け片17C,17Dはボルト19,19を用いてリヤヘッダ6に固定される。なお、23はルーフレールインナ10の閉断面11側に予め溶接固定されたナットである。
上述のブラケット17の下面には図2、図3に示すように、取付け部材24,25を用いて例えば合成樹脂製のタングホルダ26を固定している。
このタングホルダ26はシートベルト12が通る開口部26aを形成したトップデッキ部26bと、上述の開口部26aの後方に形成され、かつ車室内外方向に延びる縦壁26cと、この縦壁26cの車幅方向両端部からホルダ空間部27を囲繞するようにトップデッキ部26bの外端部に沿って吊設されたスカート部26dと、ブラケット17に対する取付け部26e,26fとが一体形成されたもので、前側の取付け部26eが取付け部材24を用いてブラケット17の下面に取付けられると共に、後側の取付け部26fが取付け部材25を用いてブラケット17の下面に取付けられている。
しかも、図2、図3に示すように上述のタングホルダ26の縦壁26c上方(車室内外方向外側)には開口部26aと反対側のリヤ側に突出して、1つの先端タング13(第1タング)を収容する凹状のタング収容部28(第1タング保持部)が一体形成され、このタング収容部28下方(車室内外方向内側)に並んで縦壁26c下部には他の1つの中間タング15(第2タング)を挿入保持するタング保持部としてのタング挿通孔29(第2タング保持部)が形成されている。上述のタング収容部28およびタング挿通孔29はその開口部28a,29aを介してホルダ空間部27と連通するものである。
ここで、上述の第1タング保持部(タング収容部28)の開口部28aは、第2タング保持部(タング挿通孔29)の開口部29aよりも車室内外方向に広く形成されている。
また、第1タング保持部(タング収容部28)の開口部28aはタング13の把持部の厚みよりも広く形成されると共に、このタング収容部28はタング13の係止金具を保持する部分から開口部26a側へ次第に広く形成されている。さらに、上記第2タング保持部(タング挿通孔29)の開口部29aはタング15の先端部のみ挿通可能な広さに形成されている。
また、上述のタング収容部28の下面には中間タング15の金具15aを保持するタング係止部としてのタング係止爪30,31が一体形成され、一方のタング係止爪30で中間タング15の金具15aにおける開口部の口縁を係止し、他方のタング係止爪31で中間タング15の金具15a先端を係止すべく構成している。
さらに、上述のタング挿通孔29の下部孔縁の後部(リヤ側)には中間タング15の挿入ガイド部32を一体形成している。
ところで、図2に示すように、タングホルダ26の開口部26aと対応してブラケット17側に設けられた開口部33にはシートベルト挿通用の開口を有するガイド部材34が取付けられており、リトラクタ16からのシートベルト12はガイド部材34のシートベルト挿通用の開口、タングホルダ26の開口部26aを介して下方側つまり車室側へ導出されるものである。
さらに詳しくは、上述のタングホルダ26の下方には、複数のピン35およびナット部材36を用いてトップシーリング37に取付けられたベゼル38を配設し、リトラクタ16からのシートベルト12は、ガイド部材34のシートベルト挿通用の開口、タングホルダ26の開口部26a、ホルダ空間部27およびベゼル38の空間部39を介して車室40(図1参照)側へ導出されるものである。
上述のベゼル38の空間部39は、タングホルダ26のホルダ空間部27と対向すると共に、先端タング13および中間タング15を把持した乗員Aの手が入る程度の大きさに設定されている。
シートベルト12の非使用時には、図3に示すように、先端タング13はタングホルダ26のタング収容部28に収容され、中間タング15はタングホルダ26のタング挿通孔29に挿入保持されるが、図3に示すように中間タング15は先端タング13との間のベルト部を折り返してタング挿通孔29に係止され、タング収容部28とタング挿通孔29との間の上下間隔はベルト折り返し部12Aの反力によって中間タング15を保持できる間隔に設定されている。
すなわち、シートベルト12は、中間タング15の把持部開口を通った後に、先端タング13の把持部開口を通り、かつシートベルト12を構成するウエビングは先端タング13の把持部開口の前後において縫合されて2重構造になっており、タング収納時にはこのウエビングの2重構造部が図3に示すように折り返されて、上述のベルト折り返し部12Aが形成され、タング挿通孔29に挿入保持させた中間タング15には、ベルト折り返し部12Aの反力が付勢されて、該中間タング15を保持するものである。
一方、上述のリトラクタ16は、ブラケット17を介してルーフ部としてのルーフレールインナ10およびリヤヘッダ6に取付けられ、タングホルダ26はブラケット17に取付けられるものであって、トップシーリング37およびベゼル38の車体に対する組付け以前に、図3に示すように、各タング13,15がタング収容部28とタング挿通孔29とにそれぞれ保持された状態のシートベルト装置が上述のルーフ部に組付けられた後に、トップシーリング37およびベゼル38が車体に対して組付けられ、シートベルト12の使用に際しては、乗員Aがベゼル38の空間部39からタングホルダ26のホルダ空間部27に手を差し入れて2つのタング13,15を車室40側へ取出すものである。
このように構成した車両用シートベルト装置において、シートベルト12にて乗員Aを拘束するには、タングホルダ26から取出した2つのタング13,15のうち、先端タング13をアンカ部と係合させると共に、中間タング15をバックル部14に係合させると、図1に示すように、シートベルト12はショルダベルト部12Sとラップベルト部12Lとに区分されて、乗員Aを3点式シートベルト構造にて拘束することができる。
一方、シートベルト12の非使用時には、各タング13,15をアンカ部、バックル部14から取外した後に、先端タング13と中間タング15との間にベルト折り返し部12Aが形成されるように両タング13,15を上下に重ね合わせ、これら両タング13,15をベゼル38の空間部39からホルダ空間部27を介して、先端タング13の金具13aをタング収容部28に挿入すると共に、中間タング15の金具15aをタング挿通孔29に挿入すると、図3に示すように、2つのタング13,15を同時に格納保持させることができる。
なお、図中、矢印Fは車両前方を示し、Rは車両後方を示し、INは車両内方を示し、OUTは車両外方を示すものである。
このように上記実施例の車両用シートベルト装置は、シートベルト12のリトラクタ16と、先端タング13と中間タング15を有する3点式シートベルトと、両タング13,15を非使用時に保持するタングホルダ26とを備えた車両用シートベルト装置であって、上記タングホルダ26には、車室内外方向に延びる縦壁26cが形成され、該縦壁26cには、1つのタング13を挿入保持する第1タング保持部(タング収容部28参照)と、該第1タング保持部(タング収容部28)の車室内外方向内側に並んで他の1つのタング15を挿入保持する第2タング保持部(タング挿通孔29参照)とが設けられ、上記第1タング保持部(タング収容部28)の開口部28aの方が上記第2タング保持部(タング挿通孔29)の開口部29aよりも車室内外方向に広く形成されたものである。
この構成によれば、車室内から見えにくい奥側の第1タング保持部(タング収容部28)の開口部28aを広く、手前側の第2タング保持部(タング挿通孔29)の開口部29aを狭く成して、見栄えを確保しつつ、タング13,15の収納操作を容易に行なうことができる。
しかも、各タング13,15に対応してそれぞれタング保持部(タング収容部28、タング挿通孔29参照)を設けたので、先端タング13および中間タング15を安定して保持することができる。
また、上記リトラクタ16とタングホルダ26はルーフ部(ループパネル4参照)に設けられ、上記両タング保持部(タング収容部28、タング挿通孔29参照)は上下に並んで設けられたものである。
この構成によれば、ルーフ部に設けたタングホルダ26において、上下に並ぶ両タング保持部(タング収容部28、タング挿通孔29参照)に先端タング13、中間タング15を安定して保持することができる。
さらに、上記タング13,15は把持部を備え、第1タング保持部(タング収容部28参照)の開口部28aはタング13の把持部の厚みよりも広く形成されたものである。
この構成によれば、第1タング保持部(タング収納部28)に対するタング収納操作性の向上を図ることができる。
加えて、上記第1タング保持部(タング収容部28参照)はタング13の係止金具保持部分から開口部26a側へ次第に広く形成されたものである。
この構成によれば、第1タング保持部(タング収容部28)に対するタング収納をさらに円滑に成すことができる。
また、上記第2タング保持部(タング挿通孔29参照)の開口部29aはタング15の先端部のみ挿通可能な広さに形成されたものである。
この構成によれば、第2タング保持部(タング挿通孔29参照)の開口部29aの広さを必要最低限にし、見栄えを確保しつつ、コンパクト化を図ることができる。
さらに、上記第2タング保持部(タング挿通孔29参照)にのみタング係止手段(タング係止爪30,31参照)を備えたものである。
この構成によれば、上記タング係止手段(タング係止爪30,31)によりタング15収納の操作性向上を図ることができる。
加えて、上記第2タング保持部(タング挿通孔29参照)は中間タング15を保持するもので、上記シートベルト12には、両タング13,15間で折り返されることで反力を発生する折り返し部12Aが設けられ、上記両タング13,15の保持間隔は、折り返し部12Aが折り返されて両タング13,15の保持を安定させる反力を発生する間隔に設定されたものである。
この構成によれば、シートベルト12のベルト折り返し部12Aの反力を利用して、両タング13,15の保持の安定性向上を図ることができると共に、タング13,15の収納操作性も良好となる。
図8は車両用シートベルト装置の他の実施例を示し、この実施例では、ブラケット17の開口部33(図3参照)の部分にその主面17Aから下方にガイド片17E,17Fを一体に折り返し形成して、シートベルト12を挿通案内させるように構成したものである。
このように構成すると、図3で示したガイド部材34を省略して、部品点数の低減を図ることができる。
図8に示すこの実施例においても、その他の構成、作用、効果については先の実施例とほぼ同様であるから、図8において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
図9は車両用シートベルト装置のさらに他の実施例を示し、タングホルダ26におけるタング挿通孔29の手前側にフロント側が広く、リヤ側が狭くなるテーパ部41を一体形成すると共に、縦壁26c背面と挿入ガイド部32下面との間に補強部としてのリブ42を一体形成したものである。
このように構成すると、中間タング15の金具15aがテーパ部41で案内されながらタング挿通孔29に至るので、この中間タング15の収納操作をさらに円滑に行なうことができると共に、リブ42によりタングホルダ26の剛性向上を図ることができる。
図9に示すこの実施例においても、その他の構成、作用、効果については先の実施例とほぼ同様であるから、図9において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の第1タング保持部は、実施例のタング収容部28に対応し、
以下同様に、
第2タング保持部は、タング挿通孔29に対応し、
ルーフ部は、リヤヘッダ6、ルーフレールインナ10に対応し、
タング係止手段は、タング係止爪30,31に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
本発明の車両用シートベルト装置を示す概略側面図。 図1の要部拡大断面図。 両タング収納時の説明図。 図1のB−B線に沿う要部拡大断面図。 図1の要部拡大側面図。 リトラクタおよびブラケットの平面図。 ブラケットおよびタングホルダを斜め下方から見た状態で示す斜視図。 車両用シートベルト装置の他の実施例を示す断面図。 車両用シートベルト装置のさらに他の実施例を示す断面図。
6…リヤヘッダ(ルーフ部)
10…ルーフレールインナ(ルーフ部)
12…シートベルト
12A…ベルト折り返し部
13…先端タング
15…中間タング
16…リトラクタ
26…タングホルダ
26a…開口部
26c…縦壁
28…タング収容部(第1タング保持部)
29…タング挿通孔(第2タング保持部)
28a,29a…開口部
30,31…タング係止爪(タング係止部)

Claims (6)

  1. シートベルトのリトラクタと、先端タングと中間タングを有する3点式シートベルトと、車両に面するようルーフ部に設けられ、上記両タングを非使用時に保持するタングホルダとを備えた車両用シートベルト装置であって、
    上記タングホルダには、車室内外方向に延びる縦壁が形成され、
    該縦壁には、上記先端タングを挿入保持できる第1タング保持部と、該第1タング保持部の車室内外方向内側に上記中間タングを挿入保持できる第2タング保持部とが設けられ、
    上記縦壁に設けられ、上記車室に連通する上記第1タング保持部の開口部における上記先端タングの先端に対する入口の車室内外方向の幅は、上記縦壁に設けられ、上記車室に連通する上記第2タング保持部の開口部における上記中間タングの先端に対する入口の車室内外方向の幅よりも車室内外方向に大きく形成され
    上記第1タング保持部の開口部は、上記第1タング保持部に保持された状態の上記先端タングの先端側部分から
    上記車室側へ向って、車室内外方向の幅が次第に拡大するように形成された
    車両用シートベルト装置。
  2. 上記リトラクタは上記ルーフ部に設けられ
    請求項1記載の車両用シートベルト装置。
  3. 上記先端タングは把持部を備え、上記第1タング保持部の開口部は上記先端タングの把持部の厚みよりも車室内外方向に幅広に形成された
    請求項1または2記載の車両用シートベルト装置。
  4. 上記第2タング保持部の開口部は上記中間タングの先端部のみ挿通可能な大きさに形成された
    請求項1〜3の何れか1に記載の車両用シートベルト装置。
  5. 上記第2タング保持部にのみタング係止手段を備えた
    請求項1〜4の何れか1に記載の車両用シートベルト装置。
  6. 上記シートベルトには、上記両タング間で折り返されることで反力を発生する折り返し部が設けられ、
    上記両タングの保持間隔は、上記折り返し部が折り返されて上記両タングの保持を安定させる反力を発生する間隔に設定された
    請求項1〜5の何れか1に記載の車両用シートベルト装置。
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