JP4442222B2 - トラクタ - Google Patents

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この発明は、多目的トラクタに関する
従来、フロント作業方式の作業車両においては、左右後輪のみの操舵であり、前輪の操舵は行われていないのが一般的であった。そのため、後輪が旋回時に内輪差によって本体軌跡幅から外部に大きく張り出し、幅の限られた場所での作業が容易ではなかった。
特開平6−8843号公報
本発明の課題とするところは、従来の欠陥を解消すべく、後輪の操舵に加えて前輪をも操舵できるようにして、旋回時における後輪の外側方への張り出しを防止し、幅の限られた場所での作業を容易にして、フロント作業性能の向上を図ることにある。
この発明は、上記課題を解決すべく次のような技術的手段を講じた。
すなわち、請求項1記載の本発明は、エンジン(E)の回転動力をミッションケース(2)内の変速装置で減速し、前輪駆動軸(3)及び後輪駆動軸(4)を介して前輪(5)及び後輪(6)とに伝える構成とし、機体の前側にはフロント第1PTO軸とフロント作業機(13)とを設け、左右前輪を操舵するアクチュエ−タと、左右後輪を操舵するアクチュエ−タを備え、前記左右前後輪を四輪操舵と前輪操舵のいずれかの操舵形態適宜切替可能に構成してあるトラクタにおいて、前記フロント作業機(13)で作業時には四輪操舵となるように制御し、路上走行時には前輪操舵となるように制御する構成とし、前記四輪操舵時の後輪に対する前輪切れ角度を変更自在に構成し、該後輪に対する前輪切れ角度を操舵モードで複数設定し、各操舵モードをモード切替スイッチで行なうこと特徴とする。
本発明によると、例えば、小回り重視の圃場作業に適した操舵モードにしたり、後輪に対する前輪の切れ角を30%〜70%の範囲内に設定して、沿道走行時の除雪作業などに適し、前輪切れ角を小さく抑えることで、フロント作業機の横移動を避けることができ、しかも、小さな軌跡で走行する操舵モードにすることが可能となる。更に、フロントモ−アによる作業に適する操舵モードにすることができる。
以上要するに、本発明によれば、前後輪が操舵できる構成であるから旋回時における後輪の外側方への張り出しを防止でき、幅の限られた場所での作業が容易であり、前輪の切れ角度の設定変更次第では道路上での沿道作業場所にも容易に対応でき、また、圃場での小回りの効く作業形態にも十分に適応し、フロント作業性能の向上を図ることができる。
この発明の実施例を図面に基づき説明する。
図1は、作業車両として沿道作業用のトラクタ−を示すものであり、このトラクタ−1の後部にエンジンEを搭載し、このエンジンEの回転動力をミッションケ−ス2内の変速装置に伝え、この変速装置で減速された回転動力を前輪駆動軸3及び後輪駆動軸4を介して前輪5と後輪6とに伝えるようにしている。左右の前輪5,5及び後輪6,6は上下方向の縦軸芯P回りに操向できる構成としている。すなわち、周知のトラクターの操舵装置のように駆動軸を覆う固定ケースに対して車輪を支える回動側のケースを縦軸芯P廻りに回動できるように支持し、ステアリングハンドル9操作によって回動側のケースが回動できるようにしている。図1に示すようにトラクタ1の後部上方に荷台7を設置し、その前方にはキャビン8を配備している。キャビン8内には、前側にステアリングハンドル9を、後側に運転席10を配置している。
なお、11はフロント第1PTO軸、12はフロント第2PTO軸、13はフロント作業機を示す。
左右前輪5,5及び左右後輪6,6を操舵するアクチュエ−タとして前輪操舵シリンダ20及び後輪操舵シリンダ21を設けている。これら前後輪操舵シリンダ20,21は、油圧ポンプ23からの油圧により電磁バルブ24,25を介して伸縮制御し前輪5,5及び後輪6,6を操舵する構成としている。
左右の前輪5,5及び後輪6,6は、前記上下方向の縦軸芯P回りに操向(操舵)するが、前記前後輪操舵シリンダ20,21の伸縮作動により操舵ア−ム26、操舵ロッド27を介して操舵できる構成としている。
そして、機体旋回時の操作は、ステアリングハンドル9の左旋回又は右旋回操作で電磁バルブ24,25を切り替えて前後輪操舵シリンダ20,21を伸縮制御する。例えば、機体を左旋回する時には、ステアリングハンドル9を左向きに旋回操作すると、前輪操舵シリンダ20の縮小作動により前輪5,5が旋回方向内側(左向き)に、後輪操舵シリンダ21の伸長作動により後輪6,6が旋回方向外側(右向き)に操向するよう制御する構成としている。
また、前記左右の前輪5,5の切れ角度は、後輪に対して任意の角度に設定変更できるように構成している。つまり、例えば、後輪の切れ角20°に対して前輪の切れ角20°(後輪に対する前輪100%舵角)に設定(以下操舵モ−ド(イ)と云う)、後輪の切れ角25°に対して前輪の切れ角12°(後輪に対する前輪50%舵角)に設定(以下操舵モ−ド(ロ)と云う)、後輪の切れ角27°に対して前輪の切れ角9°(後輪に対する前輪33%舵角)に設定(以下操舵モ−ド(ハ)と云う)、後輪の切れ角32°に対して前輪の切れ角0°(後輪に対する前輪0%舵角)に設定(以下操舵モ−ド(ニ)と云う)変更することができる。
前記操舵モ−ド(イ)に設定した場合には、小回り重視の圃場作業に適し、また、操舵モ−ド(ロ)(ハ)のように、後輪に対する前輪の切れ角を30%〜70%の範囲内に設定した場合には、沿道走行時の除雪作業などに適し、前輪切れ角を小さく抑えることで、フロント作業機の横移動を避けることができ、しかも、小さな軌跡で走行することが可能となる。更に、操舵モ−ド(ニ)に設定した場合には、フロントモ−ア等による作業に適する。
圃場内でのフロント作業の場合には小回りの効く操舵モ−ド(イ)に設定し、沿道走行でのフロント作業の場合には、道路幅に応じて操舵モ−ド(ロ)又は操舵モ−ド(ハ)に切替設定するようにすればよい。
なお、これら各モ−ドの切り替えはキャビン8内に設けたモ−ド切替スイッチの切り替えによって行なう。
前記四輪操舵構成におけるトラクタにおいて、高速安全装置として、副変速レバ−部にセンサを設け、副変速を高速に変速した時は、前輪操舵となるよう自動制御構成としておけば、安全に高速運転することができる。
また、四輪操舵構成において、走行伝動系に車速センサを装備し、車速が一定速度になると、コントロ−ラが作動し、左右前輪又は左右後輪の二輪操舵となるよう制御する構成にしても作業の安全化を図ることができる。
更に、前記四輪操舵構成において、PTOに変速操作スイッチを装備して、PTO変速が「ON」時のみ、四輪操舵となるよう制御する構成とすることもでき、単なる圃場間移動、路上走行時には前輪操舵となるので上記同様に作業の安全化を図ることができる。
前述のような作業車両における四輪操舵制御において、この作業車両には前輪操舵用及び後輪操舵用のシリンダ20,21と、これらを制御する電磁バルブ24,25を設けているが、一方、操作パネル部30には操舵モ−ド設定器31を設けている。この操舵モ−ド設定器31は、操舵モ−ドを前輪を操舵する前輪操舵スイッチ32と、後輪を操舵する後輪操舵スイッチ33と、前後輪共に操舵する前後輪操舵スイッチ34で切り替えできる構成としてある。これら各スイッチ32,33,34は、図6の制御ブロック図に示すように、コントロ−ラ35の入力側に設けている。なお、コントロ−ラ35の出力側には前輪操舵シリンダ20、後輪操舵シリンダ21を制御する電磁バルブ24,25を接続している。そして、更に、前記コントロ−ラ35の入力側には、副変速装置の「高速」域を検出する副変速高検出スイッチ36を設けている。そして、副変速を高速に切り替えた際の高速走行時には、どのようなモ−ドが設定されていても自動的に前輪操舵を優先する制御に切り替わるように構成している。従って、かかる構成によれば、高速走行時は大きく舵が切られることがないので安全である。
また、前後輪操舵モ−ド設定時において、副変速を「高速」に切り替えると、後輪側の切れ角が小さくなるように(なお、この時の前輪の切れ角はそれまでと同じとする)制御する構成であっても、上記同様に高速走行時は大きく舵が切られることがないので安全である。
更に、前後輪の操舵モ−ドを自由に設定できる作業車両において、機体の左右傾斜を検出する傾斜センサ37を設け、機体の傾斜角度が危険角度に達すると安全な前輪操舵モ−ドに移行させる構成とする。
機体が左右方向に大きく傾いたときに後輪まで舵が効くと危険である。普段から慣れている自動車の運転と同じように前輪操舵にすると危険性を回避できる。
なお、機体の前後傾斜を検出する傾斜センサを設けておき、前後の傾斜角度が危険角度に達すると安全な前輪操舵モ−ドに移行させるように構成することもできる。これによれば、機体の左右傾斜と同じように自動車の運転と同じ前輪操舵によって危険性を回避することができる。
また、前述と同じように、前後輪の操舵モ−ドを自由に設定できる作業車両であって、ステアリングハンドルの操作量に対する前輪と後輪の切れ角を任意に設定するダイヤル設定器を設けてあるものにおいて、高速走行時には設定された補正値よりも安全として予め許容された許容値を使用する構成とする。
作業者の熟練度に応じて、或は作業の内容・形態に応じてハンドル操作量に対する前輪及び後輪の切れ角を変更できるので、作業性、操作性並びに安全性が向上することになる。
トラクタの側面図 トラクタ要部の切断背面図 同上要部の切断背面図 油圧制御回路図 フロント作業と四輪操舵角の関係を示す平面図 制御ブロック図 フロ−チャ−ト
1 トラクタ 2 ミッションケ−ス
5 前輪 6 後輪
9 ステアリングハンドル 11 フロントPTO軸
13 フロント作業機
20 前輪操舵アクチュエ−タ(シリンダ)
21 後輪操舵アクチュエ−タ(シリンダ)
24 電磁バルブ 25 電磁バルブ
26 操舵ア−ム 27 操舵ロッド

Claims (1)

  1. エンジン(E)の回転動力をミッションケース(2)内の変速装置で減速し、前輪駆動軸(3)及び後輪駆動軸(4)を介して前輪(5)及び後輪(6)とに伝える構成とし、機体の前側にはフロント第1PTO軸とフロント作業機(13)とを設け、左右前輪を操舵するアクチュエ−タと、左右後輪を操舵するアクチュエ−タを備え、前記左右前後輪を四輪操舵と前輪操舵のいずれかの操舵形態適宜切替可能に構成してあるトラクタにおいて、
    前記フロント作業機(13)で作業時には四輪操舵となるように制御し、路上走行時には前輪操舵となるように制御する構成とし、前記四輪操舵時の後輪に対する前輪切れ角度を変更自在に構成し、該後輪に対する前輪切れ角度を操舵モードで複数設定し、各操舵モードをモード切替スイッチで行なうことを特徴とするトラクタ。
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