JP4439124B2 - データ依存駆動強度制御ロジックを備えたバス・ドライバ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、システム要素が通信バスを介して通信するシステムに関する。より詳しくは、本発明はコンピュータ・システムのバス・インターフェース・モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】
(背景技術)
代表的な通信システムは、中央処理システム(CPU)、および、内部通信バスを介して連絡するコンピュータ内の外部機能モジュールとを含んでいる。他の例は、外部通信バスを介して連絡される少なくとも二つのコンピュータからなる通信システムである。各コンピュータは、一つまたはそれ以上の周辺デバイスで、個々の通信システムが形成されている。そこで通信が通信バスを介して発生される。周辺デバイスは、例えば、外部または内部ディスク・ドライブ、プリンタ、スキャナまたはデータ通信デバイスを含めることができる。
【0003】
コンピュータおよび周辺デバイスは、通信バスを介して通信している。通信バスは、コンピュータ内の種々の機能ユニットを接続し、また周辺デバイスをコンピュータに接続する一連の導電体である。その導電体は、普通、ケーブル内を、あるいは基板を横切って互いに並列に延長している。例えば、基板は半導体またはプリント回路板(PCB)である。導電体は互いに絶縁され、また誘電体材料によって電気的導電性基板から絶縁されている。誘電体材料の厚みが、導電体と支持部材間の容量を構成し、さらに二つの隣接する導電体間の容量を構成している。これらの容量は、寄生容量と呼ばれ、一般的に、バスの通信特性に対して負の影響を与える。この寄生容量がバスに沿って進行する信号の伝搬遅延を誘起し、また導電体間のクロストークを誘起する。
【0004】
通信バスの一例は、スカジー(SCSI)規格に基づく通信バスである。SCSI−II は米国規格協会(ANSI STD)として規格化されている。SCSI規格はコンピュータと、ハード・ディスク、フロッピ・ディスク、CD−ROM、プリンタ、スキャナおよび多数のデバイスを含むインテリジェント・デバイス間のシステム−レベル・インターフェースのためのプロセッサ独立規格である。SCSI規格により、15のデバイスまでがコンピュータのバス上の単一コントローラ(又は、「ホスト・アダプタ」)に接続することができる。SCSI規格は16ビットを並列(8ビット・バス)に変換することが可能であり、また非同期または同期モードのいずれかで動作可能である。同期変換率は60Mbit/sまでである。SCSI接続は一般的に「単端(シングル・エンド)ドライバを差動ドライバと対抗して使用する。単端SCSI接続は6メートル長のケーブルまでをサポートすることができる。差動SCSI接続は25メートル長のケーブルまでをサポートすることができる。SCSIバスのさらなる詳細は、ニュージャージー州07632、イングルウッド・クリフス、PTRプレンティス・ホール、「スモール・コンピュータ・システム・インターフェースを理解するSCSI」と題する本、ISBN 0−13−796855−8に開示されている。
【0005】
各コンピュータおよび周辺デバイスは、とりわけ、コンピュータ間およびコンピュータと規定された通信プロトコルに基づいたその周辺デバイス間の通信を組織化するインターフェース・モジュールからなる。
【0006】
インターフェース・モジュールは、二方向データ伝送のできる受信機と送信機(バス・ドライバ)を有するトランジーバを含んでいる。差動伝送のために、「非反転」および「反転」ないし、「正」および「負」と呼ばれる2本のラインがノイズから実際の信号を区別するのに使用される。トランジーバのバス・ドライバには、デジタル信号を増幅する送信増幅器が含まれ、また受信機は受信されたデジタル信号を増幅する受信増幅器が含まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
多数のアプリケーションにおいて、デジタル信号はバス・ドライバに供給される前に、ランレングス(RUN−length)にエンコードされ、連続するロジックの「ハイ」または「ロウ」の最大数が制限されるようになされる。しかし、SCSIを使用するアプリケーションはデジタル信号のこのようなエンコーディングを許容しない。これらのアプリケーションにおいて、絶対的(無条件の)データがバスに供給される。従って、SCSIバス上のデータ・ラインは拡張持続時間のために変更できない。通常の条件下で、寄生容量と、デジタル信号がエンコードされない制限との組み合わせが受信機を飽和させることになる。この飽和が受信機の応答を遅らせ、出力応答のタイミングが予測できなくする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(発明の要約)
従って、受信機の飽和が回避されるようにSCSIに基づいて通信バスを介するデータ伝送を改良する必要がある。
【0009】
本発明の一つの観点は、所定ビット・レートで通信バスによるデータ信号を送信するトランシーバ回路である。データ信号は第1および第2ロジック・レベルを有するデジタル信号である。トランシーバはデータ信号を受信し、修正するとともに修正データ信号を通信バスに供給する送信機を含んでいる。この送信機は駆動回路と出力回路を含んでいる。駆動回路はデータ信号とクロック(時間基準)信号を受信し、データ信号のロジック・レベルに依存する制御信号を発生する。制御信号は、データ信号が同じロジック・レベルの連続ビットを有しているとき、一定順序(シリアルに)で発生される。出力回路は制御信号とデータ信号を受信し、データ信号と対応するが、制御信号によって決定された変動駆動強度を有する出力信号を発生する。
【0010】
本発明のさらなる観点は、所定ビット・レートで通信バスによる第1および第2ロジック・レベルを有するデータ信号を送信するためのバス・ドライバ・インターフェース・モジュールを含んでいる。バス・ドライバ・インターフェース・モジュールはデータ信号を受信し修正するように形成された送信機を含み、修正データ信号を通信バスに供給する。送信機は駆動回路と出力回路を含んでいる。駆動回路はデータ信号とクロック信号を受信し、データ信号のロジック・レベルに依存する制御信号を発生する。制御信号は、データ信号が同じロジック・レベルの連続ビットを有しているときに、シーケンス的に発生される。出力回路は制御信号とデータ信号を受信し、データ信号に対応するが、制御信号によって決定された可変駆動強度を有する出力信号を発生する。
【0011】
本発明の付加的な観点は、データ信号を送信するための回路を含んでいる。この回路は駆動回路と出力回路を含んでいる。駆動回路は第1および第2ロジック・レベルを有するデータ信号を受信し、データ信号のロジック・レベルに依存する制御信号を発生する。制御信号は、データ信号が同じロジック・レベルの連続ビットを有するときにシーケンス的に発生される。出力回路は制御信号とデータ信号を受信し、データ信号に対応するが、制御信号によって決定された可変駆動強度を有している出力信号を発生する。
【0012】
本発明の他の観点は、データ信号に依存する駆動強度で通信バスを駆動する方法を含んでいる。データ信号は第1および第2ロジック・レベルを有している。データ信号は駆動回路に供給され、また制御信号は、データ信号が同じロジック・レベルの連続するビットを有しているとき、シーケンス的に発生される。データ信号と、シーケンス的に発生された制御信号が出力回路に供給され、この出力回路は、データ信号に対応する出力信号を発生し、またシーケンス的に発生された制御信号によって決定された駆動強度を有している。
【0013】
一実施例において、第1制御信号は、データ信号が同じロジック・レベルの二つの連続ビットを有しているときに、発生され、また第2制御信号は、データ信号が同じロジック・レベルの三つの連続ビットを有しているときに、発生される。第3制御信号は、データ信号が同じロジック・レベルの四つの連続ビットを有しているときに、発生される。データ信号のロジック・レベルの変化に追従して、通信バスが最高駆動強度で駆動される。駆動強度は、データ信号が同じロジック・レベルの連続ビットを有しているとき、制御信号によってシーケンス的に低減される。
【0014】
本発明のこれまでに説明した特徴および他の特徴を、バス・ドライバの好適な実施例の図面を参照して次に説明する。図中、同じ要素には同じ参照番号を付す。図示した実施例は説明を意図したものであって、本発明を限定するのもではない。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は通信バス10を介して相互接続された二つのシステム要素1、2からなる代表的な通信システムの簡略化ブロック図である。以後、通信バス10は概してバス10と呼ぶ。システム要素1は、コンピュータとして考えることができ、これにシステム要素2としての周辺デバイスが、バス10を介して接続されている。図1に示したように、数個のシステム要素1と数個の周辺デバイス2がバス10に接続することができる。周辺デバイス2は外部ディスク・ドライブ、プリンタ、スキャナ、データ通信デバイスまたはコンピュータ1に接続される多くの他のデバイスである。図1に示していないが、一つを超える周辺デバイスをバス10を介してコンピュータ1に接続することが考えられる。
【0016】
別の実施例において、システム要素2はコンピュータであり、システム要素1が周辺デバイスである。さらに、システム要素1(または2)がメモリおよびハード・ディスクのような内部機能モジュールに接続された中央処理装置(CPU)である。CPUおよびハード・ディスクは内部バスを介して通信する。内部バスはケーブル・バスまたはプリント回路板(PCB)上のバスとして配備することができる。
【0017】
以後、本発明の代表的実施例を、コンピュータ1と、バス10を介して接続された単一周辺デバイス2からなる通信システムを参照して説明する。コンピュータ1と周辺デバイス2は、バス10、例えば、スモール・コンピュータ・システム・インターフェース(SCSI)規格に基づいたバスを介して通信している。当業者であれば、バス10はシステム要素1、2間の通信を可能にする他の仕様または規格に基づいて形成することができることを理解できる。
【0018】
SCSI仕様は、54までのラインで形成され、二つの電気的仕様、単一端(single−ended)、低電圧差動で両方向データ通信を支持するバスを規定している。単一端のバージョンは、各信号に対して共通接地と呼ばれる単一ラインを使用する。差動バージョン(differential version)は一対のラインを使用し、ときには「非反転」および「反転」と呼ばれ、またときには、「正」および「負」と呼ばれ、さらにそれぞれ「+」および「−」が付され、実際の信号がノイズから識別される。差動バージョンにおいて、各信号ドライバは二つの出力を有し、また各信号受信機は二つの入力を有している。
【0019】
コンピュータ1と周辺デバイス2は(バス・ドライバー)インターフェース・モジュールからなり、とりわけ、モニターおよびコンピュータ1と周辺デバイス2間の制御通信を通信プロトコルに基づいて組織化する。通信プロトコルは、データ送信のタイミング、制御、フォーマットおよび代表データに関する機能を包含している。インターフェース・モジュールは各々、コンピュータ1と周辺デバイス2内でバス10を終結しているトランシーバを含んでいる。
【0020】
コンピュータ1のトランシーバと周辺デバイス1、2は実質的に同じであるから、以後コンピュータ1の単一トランシーバのみを説明する。トランシーバは受信機3と送信機4を含んでいる。送信機4は以後バス・ドライバと呼ぶ。バス・ドライバ4は増幅器6と駆動強度回路7を含んでいる。従って、周辺デバイス2内のトランシーバの要素はダッシュを付した番号3' 、4' 、6' 、7' で示す。
【0021】
一実施例において、バス・ドライバ4は差動モードでデジタル信号を伝送するように形成されている。このデジタル信号は所定のビット・レートを有しており、そのデジタル信号の各ビットは、ロジック・レベル「ハイ」またはロジック・レベル「ロウ」によって表わされる。ロジック・レベル「ハイ」と「ロウ」は異なる電圧、例えば、0.6と1.9ボルト(V)間の範囲の電圧がロジック・レベル「ハイ」に割り当てられ、また−0.6と−1.9ボルト(V)間の範囲の電圧がロジック・レベル「ロウ」に割り当てられる。レベル「ハイ」からレベル「ロウ」の過渡期が生じたとき、正信号と負信号が理想的には0ボルトで交差する。
【0022】
SCSI規格を適用するシステム以外の通信システムにおいて、デジタル信号がしばしば、バス・ドライバ4に入力される前に、規定(conditioned)(すなわち、コード化)され、これによってロジック「ハイ」がロジック「ロウ」のようになる。しかし、SCSI規格を適用するシステムは、デジタル信号のこのような規定を認めない。これらの(SCSI)システムにおいて、無規定(unconditioned)データがバス10に供給される。従って、デジタル信号は数個の連続するロジック「ハイ」またはロジック「ロウ」からなるという傾向がよりある。数個の連続するロジック「ハイ」または「ロウ」が生じたときに、同じ電圧がいかなる遷移(transition)もなしに、数ビットの周期に渡って維持される。
【0023】
図2は時間tの関数としての代表的デジタル信号の一部分を示す。この部分は、三つの遷移T1、T2、T3が発生している間のほぼ4ビットの周期を含む。デジタル信号は、正(非反転)信号+S1と負(反転)信号−S1信号を有する差動信号である。最初の遷移T1において、信号+S1がロジック「ハイ」からロジック「ロウ」に変化し、また信号−S1がロジック「ロウ」からロジック「ハイ」に変化する。両信号がゼロ交差と呼ばれる0ボルトで互いに交差する。ビットの持続中、信号+S1、−S1は理想的にはそれぞれ固定電圧、例えば、+1.2ボルトと−1.2ボルトに維持される。しかし、バス10の寄生容量のために、前記のようにバス10は帯電される。デジタル信号の図示部分において、バス10が正方向に帯電される。バス10が負方向に等価に帯電されることが予期される。方向はバス10のその時点の帯電状態に依存する。
【0024】
正方向にあるバス10の帯電のために、第1ビットのエンドにおいて、ロジック「ハイ」の電圧が僅かに高い(より正)値に増加され、またロジック「ロウ」の電圧がわずかに低い(より小さな負)値に減少される。第2遷移T2が発生したときに、信号+S1がロジック「ハイ」に戻り、また信号−S1がロジック「ロウ」に戻る。しかし、信号+S1、−S1 のための電圧がドリフトされるので、信号+S1、S2の交差が0ボルトで生じず、僅かに高い電圧で発生する。この電圧はゼロ交差オフセットと呼ばれる。一般的に、小さいゼロ交差オフセットは、遷移が規則的に発生するときは、平均化される。図2に示すように、遷移T1、T2、T3は規則正しく発生しない。遷移T2の後、同じロジック・レベルの三つの連続ビットが発生する。三つのビットのこの周期中、バス10が三つのビットの周期に渡って充電され、またロジック「ハイ」と「ロウ」の電圧が「上方向に」ドリフトする。この場合において、ゼロ交差はただ一つのビット後よりも実質的に高い。前記のように、信号+S1、−S1がバス10に沿って周辺デバイス2の受信機3' に伝送される。受信機3' は入力段階として差動増幅器を含んでいる。差動増幅器は、上方および下方レール電圧(rail voltage)を決定する供給電圧に接続されている。差動増幅器に入力される信号+S1、−S1が上方および下方レール電圧によって決定される範囲内にある限り、差動増幅器はリニア範囲で作動する。すなわち、差動増幅器からの信号出力はその入力信号に比例する。
【0025】
図2において、三つのビットの周期中、バス10の帯電は、信号−S1を上方向にドリフトさせ、またゼロ交差のオフセットが増大する。これら三つのビット中、例えば、最終ビット中、信号−S1の電圧が差動入力増幅器の上方レール電圧を超えることが生じる。信号−S1が上方レール電圧を超えたとき、差動入力増幅器が飽和する。飽和状態において、差動入力増幅器が到来信号にゆっくり応答して、有効データを出力せず、データは消失する。しかし、可能性のある転送速度に制限があり、再度、転送されるべきデータが必要であるので、データの喪失は望ましくない。
【0026】
図3は図2に対応し、4ビットと信号+S1、−S1の三つの遷移T1、T2、T3を示す。しかし、図3は本発明によるバス・ドライバー4によって発生された信号+S1、−S1を示す。バス・ドライバー4は、次に示すように信号+S1、−S1のいかなるドリフトも減殺するように形成されている。遷移T1、T2の後、バス・ドライバー4は駆動電流(ドライブ強度)を増大させ、また信号+S1、−S1が遷移T1、T2の後、電圧を増大させる。例えば、遷移T2の後、ドライブ強度が増大するが、約2−3ビットの周期内で、電圧がその一定の安定値に復帰する。
【0027】
一実施例において、バス・ドライバー4は、データ信号が同じロジック・レベルの二つの連続ビットを有しているとき、第1制御信号を発生し、またデータ信号が同じロジック・レベルの三つの連続ビットを有しているとき、第2制御信号を発生する。バス・ドライバー4は、データ信号が同じロジック・レベルの四つの連続ビットを有しているとき、第3制御信号を発生する。データ信号のロジック・レベルの変化に追従して(T1、T2)、バス10が最大ドライブ強度で駆動される。このドライブ強度は、データ信号が同じロジック・レベルの連続ビットを有しているとき、制御信号によってシーケンス的に低減される。
【0028】
バス・ドライバー4は、三つの制御信号を超えた制御信号を発生するように形成することができる。これはデータ信号が同じロジック・レベルの四つを超える連続するビットを有していときに望まれる。
【0029】
図4はバス・ドライバー4の実施例を示す。このバス・ドライバー4は駆動強度回路7と差動増幅器6を含んでいる。駆動強度回路7は、データ信号Dと、クロック信号CLKと制御信号CTRLを受信するように形成されている。駆動強度回路7はデータ信号Dを差動信号+SIG、−SIGに変換し、これが差動増幅器6に入力される。差動増幅器6がこれらの信号+SIG、−SIGを増幅し、信号+S1、−S1を出力して、これがバス10に供給される。
【0030】
図5は駆動強度回路7の概略実施例を示す。駆動強度回路7は駆動回路12と、信号+SIGを出力するトランジスタ回路14と、信号−SIGを出力するトランジスタ回路16とを含んでいる。トランジスタ回路14、16は駆動強度回路7の出力回路を形成している。トランジスタ回路14、16は、インバータ20と、ORゲートおよびANDゲートのようなロジック・ゲートとを含むネットワークを介して相互接続されている。図6、7はそれぞれトランジスタ回路14、16と駆動回路12の詳細を示す。
【0031】
駆動回路12はクロック信号CLKと、データ信号Dを受信し、三つの信号RED_1、RED_2、RED_3(「RED」はreduce「低減」を短くしたのもである)を出力する。三つのORゲート22、24、26が駆動回路12とトランジスタ回路14間に相互接続されている。ORゲート22は信号RED_1とデータ信号Dを受信し、信号Aを出力し、これがトランジスタ回路14に入力される。ROゲート24が信号RED_2とデータ信号Dを受信し、信号Bを出力し、信号Bを出力し、これがトランジスタ回路14に入力される。ORゲート26が信号RED_3とデータ信号Dを受信し、信号Cを出力し、これがトランジスタ14に入力される。付加的に、トランジスタ14がデータ信号Dを受信する。
【0032】
さらに、ANDゲート28、30、32が、トランジスタ回路14に接続されている。図示した実施例において、各ANDゲート28、30、32は一つの反転入力を有している。ANDゲート28が非反転入力でデータ信号Dを受信し、また反転入力で信号RED_1を受信する。ANDゲート28が信号A' を出力する。ANDゲート30が非反転入力でデータ信号Dを受信し、反転入力で信号RED_2を受信する。ANDゲート30が信号B' を出力する。ANDゲート32が非反転入力でデータ信号D' を受信し、また反転入力で信号RED_3を受信する。ANDゲート32が信号C' を出力する。
【0033】
トランジスタ回路16が同様に接続されている。インバータ20が反転データ信号D' をトランジスタ回路16に提供するように接続されている。三つのORゲート34、36、38が駆動回路12とトランジスタ回路16間に相互接続されている。ORゲート34が信号RED_1と反転データ信号D' を受信する。ORゲート34が、トランジスタ回路16に入力される信号Eを出力する。ORゲート36が信号RED_2と反転データ信号D' を受信する。ORゲート36が、トランジスタ回路16に入力される信号Fを出力する。ORゲート38が信号RED_3と反転データ信号D' を受信する。ORゲート38がトランジスタ回路16に入力される信号Gを出力する。ORゲート38が、トランジスタ回路16をに入力される信号Gを出力する。付加的に、トランジスタ回路16が反転データ信号D' を受信する。
【0034】
さらに、三つのANDゲート40、42、44が、各々一つの反転入力を有しているトランジスタ回路16に接続されている。ANDゲート40が非反転入力でデータ信号D' を受信し、反転入力で信号RED_1を受信する。ANDゲート40が信号E' を出力する。ANDゲート42が、非反転入力でデータ信号D' を受信し、反転入力で信号RED_2を受信する。ANDゲート42が信号F' を出力する。ANDゲート44が非反転入力でデータ信号D' を受信し、反転入力で信号RED_3を受信する。ANDゲート44が信号G' を出力する。
【0035】
トランジスタ回路14、16が、入力信号として、それぞれデータ信号D、D' を受信する。制御信号RED_1、RED_2、RED_3とデータ信号D、D' は、同じロジック・レベルの連続ビットが伝送されるべきときにのみ、それぞれトランジスタ14、16を作動可能にする。例えば、データ信号Dと制御信号RED_1が「ロウ」のとき、信号Aは「ロウ」のみとなる。すべての他の場合において、信号Aは「ハイ」である。同様に、反転データ信号D' が「ハイ」で、制御信号RED_1が「ロウ」のとき、信号A' は「ハイ」のみとなる。すべての他の場合において、信号A' は「ロウ」である。
【0036】
駆動強度回路7の図示した実施例において、駆動回路12は制御信号RED_1、RED_2、RED_3をシーケンス的に作動(「ハイ」に切り替え)するが、図9に示したように、同時に制御信号RED_1、RED_2、RED_3を非作動(「ロウ」に切り替え)する。従って、信号A、B、Cがシーケンス的に作動され、また同時に非作動にされる。残りの信号A' −C' 、E−G、E' −G' が同様に発生される。
【0037】
図6は図5に示す駆動強度ロジック内に含まれるトランジスタ回路14の代表的な実施例を示す。トランジスタ回路14は、トランジスタ回路16の構造と等しい構造をしていることが熟考される。従って、図6において、トランジスタ回路16から入力され、また出力される信号はカッコに入れて示されている。トランジスタ回路14はp−チャネル・トランジスタT1、T2、T3、T4と、四つの並列岐路に配列されたn−チャネル・トランジスタT5、T6、T7、T8とを含んでいる。特定n−チャネルとp−チャネル・トランジスタが図示した実施例に使用されているが、トランジスタ回路14は構造を完全に反転することによって、あるいは他のトランジスタを使用することによって実行できることが考えられる。
【0038】
トランジスタ回路14の各岐路は、p−チャネル・トランジスタT1−T4(以後、「トランジスタ」という)とn−チャネル・トランジスタT5−T8(以後、「トランジスタ」という)を含み、また供給電圧VDDとアース間に接続されている。各トランジスタT1−T8は、ゲートG、ドレインDおよびソースSからなる三つの端子を有している。p−チャネル・トランジスタT1−T4は、それぞれのゲートGに印加される電圧がロウ(「アクティブ・ロウ」)のとき、作動し、またn−チャネル・トランジスタT5−T8は、ゲートGに印加される電圧がハイ(「アクティブ・ハイ」)であるときに、作動する。トランジスタT1−T4のソースSとトランジスタT5−T8のドレインDが、相互接続され、信号+SIGのための出力CPを形成している。トランジスタT1−T4のドレインDが供給電圧VDDに接続され、またトランジスタT5−T8のソースSがアースに接続されている。
【0039】
トランジスタT1,T5のゲートGが、供給電圧VDDとアース間に直列接続されている。トランジスタT1、T5のゲートGがデータ信号Dを受信するように接続されている。トランジスタT2、T6からなる岐路内で、トランジスタT2のゲートGが信号Aを受信し、トランジスタT6のゲートGが信号A' を受信する。トランジスタT3、T7からなる岐路内に、トランジスタT3のゲートGが信号Bを受信し、トランジスタT7のゲートGが信号B' を受信する。トランジスタT4、T8からなる岐路内で、トランジスタT4のゲートGが信号Cを受信し、トランジスタT8のゲートGが信号C' を受信する。
【0040】
トランジスタT1、T5は信号+SIGを制御して、信号RED_1、RED_2、RED_3から独立した少なくともバイアス値を有するようにする。信号RED_1、RED_2、RED_3がそれぞれ「ロウ」であり、データ・ラインDがロウのとき、(アクティブ・ロウ)トランジスタT2−T4が導通する。信号RED_1、RED_2、RED_3がそれぞれ「ロウ」であり、データ・ラインDがハイのとき、(アクティブ・ハイ)トランジスタT6−T8が導通する。
【0041】
データ信号Dの第1ビットが「ハイ」の場合に、トランジスタT1は導通せず、またトランジスタT5が、ドレインDとソースS間で、従って、出力CPとアース間で予め規定された導電度を有する。これと同時に、データ信号D(「ハイ」)がこれらの状況下でORゲート22、24、26の出力を決定するので、信号RED_1、RED_2、RED_3が「ロウ」で、信号A、BおよびCが「ハイ」となる。(アクティブ・ロウ)トランジスタT2−T4は導通しない。(負性)データ信号D' がこれらの状況下でANDゲート28、30、32の出力を決定するので、信号A' 、B' 、C' が「ハイ」になる。(アクティブ・ハイ)トランジスタT6−T8が導通する。
【0042】
トランジスタT5−T8、従って、それらそれぞれの導通経路が出力CPとアースに対して並列になる。抵抗器の並列接続において、その合成抵抗値はそれぞれの抵抗器の最も小さい値未満であることは周知である。これらの条件下で、出力CPとアース間の合成抵抗値が最も小さい可能な値となる。このように、合成導電率が最大となり、結果的に、出力CPからアースまでのシンク(sink)電流が最大値となる。シンク電流の最大値を、制御信号RED_1、RED_2、RED_3によって変化させることができる。例えば、制御信号RED_1が「ハイ」になると、直ちに、ANDゲート28の入力が「ハイ」になり、また信号A' が「ロウ」になる。ロウ信号A' が(アクティブ・ハイ)トランジスタT6 を不作動にし、これによって出力CPとアース間の合成抵抗値が増大し、従って、導電率が小さくなる。これにより、シンク電流が減少する。同様にして、制御信号RED_2、RED_3が連続して「ハイ」になったときに、合成抵抗値がさらに増大し、またシンク電流がさらに減少する。
【0043】
データ信号Dが「ロウ」のとき、トランジスタT5は導通せず、またトランジスタT1がドレインDとソースS間で、従って、供給電圧と出力CP間で所定導電率を示す。これと同時に、データ信号D(「ロウ」)がORゲート22、24、26の出力を決定するので、信号RED_1、RED_2、RED_3が「ロウ」で、信号A、B、Cが「ロウ」になる。(アクティブ・ロウ)トランジスタT2−T4が導通する。前記のように、トランジスタT1−T4 の合成抵抗値は、信号RED_1、RED_2、RED_3が「ロウ」である限り、最も小さい。小さい抵抗値が信号+SIGのために比較的高い駆動電流を提供する。例えば、信号RED_1が「ハイ」になると直ちに、トランジスタT2が不作動にされ、またインピーダンスが増大し、駆動電流が減少する。駆動電流は、信号RED_2、RED_3がシーケンス的に「ハイ」になるにつれて、シーケンス的に減少する。
【0044】
図示した駆動強度回路7は、同時に複数の駆動トランジスタを作動させることによって信号+SIGを最初に所望の電圧または電流レベルに駆動させ、所望のレベルが短時間で得られることを保証する。その後、データ信号Dが延長期間(例えば、数ビット)の間、同じロジック・レベルを維持すれば、駆動トランジスタが次々と不作動にされ、デバイスの駆動能力が減少され(例えば、導電度の減少)、これによって信号+SIGが、受信機増幅器の飽和を回避する所定境界内に維持される。
【0045】
図7は図5に示した駆動強度ロジックに含まれた駆動回路12の代表的実施例を示す。駆動回路12はクロック信号CLKとデータ信号Dを受信し、信号RED_1、RED_2、RED_3を発生し、これらが駆動回路12から出力される。駆動回路12は、信号RED_1、RED_2、RED_3を出力する副回路52、54、56を含み、また副回路52、54、56によって使用される信号を発生する副回路50、58、60、62を含んでいる。回路50−62の代表的実施例を図8に示す。
【0046】
副回路50がクロック信号CLKとデータ信号Dを受信する。副回路50が副回路52、58のために信号Din_1を発生し、副回路58、60、62のために信号ENBLを作動可能にする。副回路58が信号Din_1と、データ信号Dとを受信し、信号ENBLを作動可能にする。副回路58が副回路52のために信号Din_2を発生する。
【0047】
副回路52がクロック信号CLKと、信号Din_1、Din_2を受信する。副回路52が、副回路54、60のための信号RED_1と信号Do_2とデータ信号Dを発生する。副回路60が信号Do_2とデータ信号Dを受信し、信号ENBLを作動可能にする。副回路60が副回路54のための信号Din_3を発生する。
【0048】
副回路54がクロック信号CLKと、信号Do_2、Din_3を受信する。副回路54が、副回路56、62のための信号RED_2と信号Do_3を発生する。副回路62が信号Do_3とデータ信号Dを受信し、信号ENBLを作動可能にする。副回路62が副回路56のための信号Din_4を発生する。副回路56がクロック信号CLKと信号Do_3,Din_4を受信する。副回路56が信号RED_3を発生する。
【0049】
駆動回路12の一実施例において、副回路52、54、56に入力されるクロック信号CLKが、副回路50へ入力されるクロック信号CLKに関して遅延させることができる。この遅延は、例えば、図8に示した二つの直列接続インバータによって達成することができる。
【0050】
図8は駆動回路50−62の代表的な実施例を備えた駆動回路12を示す。副回路50はフリップ−フロップ70(例えば、テキサス・インスツルメンツなどから入手できるD−フリップ−フロップ74LS74等)、排他的OR(XOR)ゲート72とインバータ74を含んでいる。フリップ−フロップ70のデータ(D)入力がデータ信号Dを受信する。フリップ−フロップ70がクロック信号CLKによってクロックされる。フリップ−フロップ70の出力Qが、データ信号Dから導出された信号Din_1を提供する。データ信号Dと信号Din_1が入力としてXORゲート72に提供される。XORゲート72の出力が、作動許可信号ENBLを出力するインバータ74に接続されている。
【0051】
副回路54、56が副回路50の構造と実質的に同様の構造をなし、それぞれのフリップ−フロップ76、82、XORゲート78、84およびインバータ80、86を含んでいる。副回路54内のフリップ−フロップ76は、信号Din_3と、クロック信号CLKに関して僅かに遅延しているクロック信号CLK1を受信する。遅延は直列接続された二つのインバータ122、124によって達成される。フリップ−フロップ76が信号Do_3を出力し、インバータ80がRED_2を出力する。同様に、フリップ−フロップ82が信号Din_4とクロック信号CLK1を受信し、信号Do_4を出力する。インバータ86が信号RED_3を出力する。
【0052】
副回路58がインバータ94、96およびNANDゲート98、100、102を含んでいる。インバータ94がデータ信号Dを受信し、反転出力をNANDゲート98の第1入力に提供する。インバータ96が副回路50から作動許可信号ENBLを受信し、反転出力をNANDゲート98の第2入力に提供する。NANDゲート98の出力がNANDゲート102の第1入力に接続されている。NANDゲート102の第2入力がANDゲート100の出力に接続されている。ANDゲート100が信号Din_1と、その入力として作動許可信号ENBLを受信する。
【0053】
副回路62は副回路58の構造と実質的に同じ構図を有しているが、インバータ112、114およびNANDゲート116、118、120を含んでいる。副回路62がデータ信号Dと、作動許可信号ENBLと信号Do_3を受信する。副回路62が信号Din_4を出力する。
【0054】
副回路52はフリップ−フロップ88、例えばD−フリップ−フロップ74LS74と、XORゲート90とインバータ92を含んでいる。フリップ−フロップ88が信号Din_2を受信し、また、クロック信号CLK1によってクロックされる。フリップ−フロップ88の出力Qが信号Do_2を提供し、これがXORゲート90の第1入力に入力され、副回路54、60に供給される。XORゲート90の第2入力が信号Din_1を受信する。XORゲート90の出力がインバータ92の入力に接続されている。インバータ92の出力が信号RED_1となる。
【0055】
副回路60がインバータ104とANDゲート106、108、110を含んでいる。インバータ104の入力が許可信号ENBLを受信する。インバータ104の出力がNANDゲート106の第1入力に接続されている。NANDゲート106の第2入力がデータ信号Dを受信する。NANDゲート108が許可信号ENBLと信号Do_2を受信する。NANDゲート108の出力がANDゲート110に接続されている。ANDゲート110がさらにNANDゲート106からの出力を受信する。NANDゲート106が信号Din_3 を出力し、これが副回路54に供給される。
【0056】
ここに含まれる駆動強度回路7と駆動回路12の動作を、時間の関数として、駆動回路12のためのタイミング・ダイアグラムを示す図9(図9A−9Nからなる)を参照してよりよく理解されるであろう。このタイミング・ダイアグラムは、前述した信号のための個々のタイミング・ダイアグラムを含んでいる。信号はデジタル信号である。各信号の二つのレベル間の遷移は、立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジで発生する。図9Aと9Bはクロック信号CLK、CLK1を示す。図9C−9Fは信号Din_1−Din_4を示す。図9Gは許可信号ENBLを示す。図9H−9Jは信号Do_2,Do_3,Do_4を示す。図9K−9Mは信号RED_1、RED_2、RED_3を示す。図9Nはデジタル信号Dを示す。
【0057】
信号内に発生する種々の遷移の例は、以後説明するが、遷移期間の関係は図9に示したように矢印によって指示する。データ信号Dとクロック信号CLKは、駆動回路12内の信号を決定する外部信号である。一実施例において、クロック信号CLK、CLK1は約40Mbit/sのビット・レートを有しており、クロック信号CLK1はクロック信号CLKに関して数10ナノ秒遅延している。
【0058】
図9Nに示したように、データ信号Dはロジック「ハイ」(t=T1)にセットされ、ロジック「ロウ」(t=T5)にリセットされ、また再度ロジック「ハイ」(t=T10)にセットされる。信号Dがフリップ−フロップ70に入力される。クロック信号CLKの次の立ち上がりエッジにおいて(図9B)、フリップ−フロップ70の出力が、ロジック「ハイ」に設定され、信号Din_1(図9C)と許可信号ENBL(図9G)を発生する。信号Din_1がロジック「ハイ」に設定されることで、信号Din_2がロジック「ハイ」(図9)に変化し、また1クロック・サイクル後の信号Din_3がクロック信号CLKの立ち上がりエッジでロジック「ハイ」に設定される(図9E)。信号Din_3がロジック「ハイ」に設定された1クロック・サイクルの後に、信号Din_4がクロック信号CLKの立ち上がりエッジでロジック「ハイ」に設定される(図9F)。データ信号Dがロジック「ロウ」(t=T5)に戻ったときに、クロック信号CLKの続く立ち上がりエッジで、信号Din_1、Din_2、Din_4がロジック「ロウ」に戻る。しかし、信号Din_3は、許可信号ENBLがロジック「ロウ」に復帰したときに、ロジック「ロウ」に復帰する。
【0059】
信号Din_2がロジック「ハイ」に設定された1クロック・サイクルの後(t=T2)に、信号Do_2がロジック「ハイ」に設定される(図9H)。従って、t=T2において、信号Do_2の立ち上がりエッジが信号RED_1をロジック「ハイ」(図9K)に設定する。信号Din_3がロジック「ハイ」に設定された1クロック・サイクル後(t=T3)に、信号Do_3がロジック「ハイ」に設定される(図9I)。従って、t=T3において、信号Do_3の立ち上がりエッジが信号RED_2をロジック「ハイ」(図9L)に設定する。同様にして、信号Din_4がロジック「ハイ」に設定された1クロック・サイクル後(t=T4)に、信号Do_4がロジック「ハイ」に設定される(図9J)。従って、t=T4において、信号Do_4の立ち上がりエッジが信号RED_3をロジック「ハイ」(図9M)に設定する。従って、t=T4において、全ての信号RED_1、RED_2、RED_3がロジック「ハイ」に設定される。
【0060】
図示した実施例において、データ信号Dがt=T5でロジック「ロウ」に復帰する。データ信号Dの立ち下がりエッジが、許可信号ENBLと信号Din_1をロジック「ロウ」に復帰せしめる。ロジック「ロウ」における許可信号ENBLが信号RED_1、RED_2、RED_3をロジック「ロウ」に戻す。従って、t=T6において、全ての信号RED_1、RED_2、RED_3がロジック「ロウ」にリセットされる。データ信号が付加的なクロック・サイクル中、ハイに維持されれば、許可信号ENBLは、データ信号Dがロウになるまでロジック「ロウ」に戻らず、従って、RED_1、RED_2およびRED_3信号のリセット操作を遅らせるということを理解しなければならない。
【0061】
データ信号Dがここで「ロウ」になる。しかし、クロック信号CLKの次の立ち上がりエッジにおいて、許可信号ENBLがロジック「ハイ」に復帰し、これによって駆動回路12が再び作動可能になる。その後、前記のように、信号RED_1、RED_2、RED_3は、シーケンス的にロジック「ハイ」(t=T7、T8、T9)に設定され、また同時にデータ信号Dがロジック「ハイ」に復帰したときに(t=T10)、リセット(t=T11)される。従って、駆動強度回路7は、データ信号Dが1クロック・サイクルを超える間ロジック「ハイ」か、またはロジック「ロウ」状態のいずれかを保持するとき、駆動強度を減少するように駆動する。
【0062】
本発明はある好適な実施例につき説明したが、当業者にとって明白な他の実施例も本発明の範囲内にある。従って、本発明の範囲は請求の範囲によって規定されることを意図するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 代表的な通信システムの概略ブロック図
【図2】 バス・ドライバの概略ブロック図
【図3】 ゼロ交差オフセットを有するデジタル信号を示す図
【図4】 ゼロ交差オフセットのないデジタル信号を示す図
【図5】 駆動強度ロジックの概略実施例を示す図
【図6】 図5に示した駆動強度ロジックを含むトランジスタ回路の実施例を示す図
【図7】 図5に示した駆動強度ロジックを含む駆動回路の実施例を示す図
【図8】 副回路の代表的な実施例を有する駆動回路を示す図
【図9】 駆動強度回路のタイミング・ダイヤグラムを示す図
Claims (23)
- 所定ビット・レートで通信バスを介して、第1および第2ロジック・レベルを有するデータ信号を送信するトランシーバ回路であって、
データ信号を受信し修正するとともに、修正データ信号を通信バスに供給するように形成された送信機からなり、この送信機が、
データ信号とクロック信号を受信し、データ信号のロジック・レベルに依存する少なくとも第1および第2の制御信号を発生するように形成された駆動回路であって、データ信号が同じロジック・レベルの連続ビットを有しているとき、第1および第2制御信号がシーケンス的に発生される駆動回路と、
少なくとも第1および第2制御信号とデータ信号を受信し、データ信号に応答するロジック・レベルを有する出力信号を発生する出力回路であって、前記第1制御信号に応答して駆動強度を低下させ、さらに前記出力信号の前記ロジック・レベルを維持しながら、第2駆動信号に応答して駆動強度を低下させる出力回路とを具備する、データ信号を送信するトランシーバ回路。 - 駆動回路が三つの制御信号を発生する請求項1に記載のトランシーバ回路。
- 出力信号が非反転および反転信号部分を有する差動信号であり、出力回路が非反転信号部分を出力する第1トランジスタ回路と反転信号部分を出力する第2トランジスタ回路を含む請求項2に記載のトランシーバ回路。
- 駆動回路と第1および第2トランジスタ回路間に相互接続されたロジック・ゲートをさらに含み、このロジック・ゲートがデータ信号と制御信号の関数としてトランジスタ回路を作動する請求項3に記載のトランシーバ回路。
- 所定ビット・レートで通信バスを介して、第1および第2ロジック・レベルを有するデータ信号を送信するトランシーバ回路であって、
データ信号を受信し修正するとともに、修正データ信号を通信バスに供給するように形成された送信機からなり、この送信機が、
データ信号とクロック信号を受信し、データ信号のロジック・レベルに依存する三つの制御信号を発生するように形成された駆動回路であって、データ信号が同じロジック・レベルの連続ビットを有しているとき、三つの制御信号がシーケンス的に発生される駆動回路と、
三つの制御信号とデータ信号を受信し、データ信号に応答する出力信号を発生し、前記三つの制御信号によって決定された可変駆動強度を有する出力回路であって、出力信号が非反転および反転信号部分を有している差動信号であり、また、非反転信号部分を出力する第1トランジスタ回路と、反転信号部分を出力する第2トランジスタ回路とを含んでいる出力回路と、を具備し、
第1トランジスタ回路が、データ信号のための第1入力と、第1状態信号のための第2入力と、反転第1状態信号のための第3入力とを有し、第1状態信号が制御信号とデータ信号に依存し、反転第1状態信号が制御信号と反転データ信号に依存し、
第2トランジスタ回路が、反転データ信号のための第4入力と、第2状態信号のための第5入力と、反転第2状態信号のための第6入力とを有し、第2状態信号が制御信号と反転データ信号に依存し、反転第2状態信号が制御信号とデータ信号に依存し、
ロジック・ゲートが駆動回路と第1および第2トランジスタ回路間に相互接続され、このロジックゲートが第1および第2トランジスタ回路をデータ信号と制御信号の関数として作動する、
データ信号を送信するトランシーバ回路。 - 出力回路が対をなす相補トランジスタからなり、その対が接地と供給電圧に対して並列に配置され、出力回路の出力に接続された各対の第1および第2トランジスタ間に接続されており、
第1対の第1および第2トランジスタがデータ信号を受信する、
請求項1に記載のトランシーバ回路。 - 所定ビット・レートで通信バスを介して、第1および第2ロジック・レベルを有するデータ信号を送信するバス・ドライバ・インターフェース・モジュールであって、
データ信号を受信し修正するとともに、修正データ信号を通信バスに供給するように形成された送信機からなり、この送信機が、
データ信号とクロック信号を受信し、クロック信号がビット・レートに関連している駆動回路であって、さらにデータ信号のロジック・レベルに依存する少なくとも一つの制御信号を発生するように形成されており、データ信号が同じロジック・レベルの連続するビットを有しているとき、少なくとも一つの制御信号が発生される駆動回路と、
少なくとも一つの制御信号とデータ信号を受信し、さらにデータ信号に応答するロジック・レベルを有する出力信号を発生するように形成された出力回路であって、前記出力信号の前記ロジック・レベルを維持しつつ、前記少なくとも一つの制御信号に応答する駆動強度を低下させる出力回路とを具備する、データ信号を送信するバス・ドライバ・インターフェース・モジュール。 - 駆動回路が三つの制御信号を発生する請求項7に記載のバス・ドライバ。
- 出力信号が非反転および反転信号部分を有する差動信号であり、出力回路が非反転信号部分を出力する第1トランジスタ回路と反転信号部分を出力する第2トランジスタ回路を含む請求項8に記載のバス・ドライバ。
- 駆動回路と第1および第2トランジスタ回路間に相互接続されたロジック・ゲートをさらに含み、このロジック・ゲートがデータ信号と制御信号の関数としてトランジスタ回路を作動する請求項9に記載のバス・ドライバ。
- 所定ビット・レートで通信バスを介して、第1および第2ロジック・レベルを有するデータ信号を送信するバス・ドライバ・インターフェース・モジュールであって、
データ信号を受信し修正するとともに、修正データ信号を通信バスに供給するように形成された送信機からなり、この送信機が、
データ信号とクロック信号を受信し、データ信号のロジック・レベルに依存する三つの制御信号を発生するように形成された駆動回路であって、データ信号が同じロジック・レベルの連続ビットを有しているとき、三つの制御信号がシーケンス的に発生される駆動回路と、
三つの制御信号とデータ信号を受信し、データ信号に応答する出力信号を発生し、前記三つの制御信号によって決定された可変駆動強度を有する出力回路であって、出力信号が非反転および反転信号部分を有している差動信号であり、また、非反転信号部分を出力する第1トランジスタ回路と、反転信号部分を出力する第2トランジスタ回路とを含んでいる出力回路と、を具備し、
第1トランジスタ回路が、データ信号のための第1入力と、第1状態信号のための第2入力と、反転第1状態信号のための第3入力とを有し、第1状態信号が制御信号とデータ信号に依存し、反転第1状態信号が制御信号と反転データ信号に依存し、
第2トランジスタ回路が、反転データ信号のための第4入力と、第2状態信号のための第5入力と、反転第2状態信号のための第6入力とを有し、第2状態信号が制御信号と反転データ信号に依存し、反転第2状態信号が制御信号とデータ信号に依存し、
ロジック・ゲートが駆動回路と第1および第2トランジスタ回路間に相互接続され、このロジックゲートが第1および第2トランジスタ回路をデータ信号と制御信号の関数として作動させ、
データ信号を送信するバス・ドライバ・インターフェース・モジュール。 - トランジスタ回路が対をなす相補トランジスタからなり、その対が接地と供給電圧に対して並列に配置され、トランジスタ回路の出力に接続された各対の第1および第2トランジスタ間に接続されており、
第1対の第1および第2トランジスタがデータ信号を受信する、
請求項7に記載のバス・ドライバ。 - 第1および第2ロジック・レベルを有するデータ信号を受信し、データ信号のロジック・レベルに依存する多数の制御信号を発生するように形成されており、データ信号が同じロジック・レベルの連続ビットを有しているとき、制御信号がシーケンス的に発生される駆動回路と、
制御信号とデータ信号を受信し、データ信号に応答するロジック・レベルを有する出力信号を発生するように形成された出力回路であって、初期の大きさを有する駆動強度を伴う前記出力信号を発生し、前記出力信号を前記ロジック・レベルに維持しつつ、前記複数のシーケンス的に発生された制御信号に応答して前記駆動強度を低下する出力回路と;
を具備するデータ信号を送信する回路。 - 駆動回路がクロック信号を受信するようにさらに形成されている請求項13に記載の回路。
- 駆動回路が三つの制御信号を発生する請求項13に記載の回路。
- 出力信号が非反転および反転信号部分を有する差動信号であり、出力回路が非反転信号部分を出力する第1トランジスタ回路と反転信号部分を出力する第2トランジスタ回路を含む請求項15に記載の回路。
- 駆動回路と第1および第2トランジスタ回路間に相互接続されたロジック・ゲートをさらに含み、このロジック・ゲートがデータ信号と制御信号の関数としてトランジスタ回路を作動する請求項16に記載の回路。
- 第1および第2ロジック・レベルを有するデータ信号を受信し、データ信号のロジック・レベルに依存する三つの制御信号を発生するように形成されており、データ信号が同じロジック・レベルの連続ビットを有しているとき、三つの制御信号がシーケンス的に発生される駆動回路と、
三つの制御信号とデータ信号を受信し、データ信号に対応する出力信号を発生する出力回路であって、出力信号が三つの制御信号によって決定された可変駆動強度を有しており、出力信号が非反転および反転信号部分を有している差動信号であり、また、非反転信号部分を出力する第1トランジスタ回路と、反転信号部分を出力する第2トランジスタ回路とを含んでいる出力回路と、を具備し、
第1トランジスタ回路が、データ信号のための第1入力と、第1状態信号のための第2入力と、反転第1状態信号のための第3入力とを有し、第1状態信号が制御信号とデータ信号に依存し、反転第1状態信号が制御信号と反転データ信号に依存し、
第2トランジスタ回路が、反転データ信号のための第4入力と、第2状態信号のための第5入力と、反転第2状態信号のための第6入力とを有し、第2状態信号が制御信号と反転データ信号に依存し、反転第2状態信号が制御信号とデータ信号に依存し、
ロジック・ゲートが駆動回路と第1および第2トランジスタ回路間に相互接続され、第1および第2トランジスタ回路をデータ信号と制御信号の関数として作動させるロジック・ゲートとを具備する、
データ信号を送信する回路。 - トランジスタ回路が対をなす相補トランジスタからなり、その対が接地と供給電圧に対して並列に配置され、トランジスタ回路の出力に接続された各対の第1および第2トランジスタ間に接続されており、
第1対の第1および第2トランジスタがデータ信号を受信する、
請求項13に記載の回路。 - 第1および第2ロジック・レベルを有するデータ信号によって決定される駆動強度で通信バスを駆動する方法であって、
データ信号を駆動回路に印加し、データ信号が同じロジック・レベルの連続ビットを有しているとき、複数の制御信号をシーケンス的に発生する工程と、
データ信号と複数のシーケンス的に発生された制御信号を出力回路に印加する工程と、
データ信号に応答するロジック・レベルを有する出力信号を発生する工程であって、出力信号がデータ信号に応答するロジック・レベルに維持されつつ、前記出力信号が可変駆動強度で駆動され、出力信号を駆動する可変駆動強度が、複数のシーケンス的に発生された制御信号の少なくとも一つに応答して低下される工程と、
を含む通信バスを駆動する方法。 - シーケンス的に発生される制御信号が、
データ信号が同じロジック・レベルの二つの連続するビットを有しているとき、第1制御信号を発生する工程と、
データ信号が同じロジック・レベルの三つの連続するビットを有しているとき、第2制御信号を発生する工程と、
データ信号が同じロジック・レベルの四つの連続するビットを有しているとき、第3制御信号を発生する工程と、を含む請求項20に記載の方法。 - データ信号がロジック・レベルを変化させるとき、制御信号をリセットする工程をさらに含む請求項21に記載の方法。
- 出力信号を発生させる工程が、データ信号のロジック・レベルの変化に追従する最高駆動強度で通信バスを駆動する工程と、データ信号が同じロジック・レベルの連続ビットを有しているとき、駆動強度をシーケンス的に低下させる工程を含んでいる請求項21に記載の方法。
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