JP4438017B2 - 装身具用ペンダント - Google Patents

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Description

本発明は、宝石等を取り付けた装飾片を吊下げて形成する装身具用ペンダントに関する。
従来より装身具用ペンダントには、多種多様のものがあり、その形も様々であるが、通常、首に介装するためのネックレス用チェーンと、ダイヤモンド等の宝石を取り付けた装飾片からなり、輪環を介して装飾片をチェーンに吊下げるか、あるいはチェーンの両端を装飾片に直接固定するタイプが存在する。
例えば、図21は、装飾片112をネックレス用チェーン70に吊下げた装飾用ペンダント110の使用例を横から見た状態を示したものである。図21に示すように装飾片112は、装飾片が概ね垂直の状態で吊下げられたときにこれに取り付けられたダイヤモンド等の宝石が正面に向いている限りにおいては、美しく輝いて見えるものである。
一方、新しいタイプの装身具として、本願出願人は特願2001−086471に記載した装身具用ペンダントを出願している。図25および図26は特願2001−086471に記載した装身具用ペンダント120である。このようなペンダント120は、上方にペンダントチェーンが取り付けられるチェーン連結部123を備えた台座125の背面にテーパー状の定着部124を形成し、前面には先端に吊下孔128と後方に湾曲部130を設けた吊下部132が形成されている。吊下孔128は、係止環142により宝石144を取り付けた装飾片146を揺動可能に吊り下げるための孔である。
このような構造により、微振動でも装飾片146が前後左右に揺れることができるとともに、前だけではなく後方からも宝石144に光が入射されるので、宝石144が理想的な光の反射を行うことができ、宝石144を美しく輝かせてみせることができる。
しかしながら、従来の装身具用ペンダントでは使用しているときにその装飾片112が反り上がったりそり下がったりしてしまうことがあり、ペンダントそのものの美しさが損なわれるだけでなく使用感も悪くなるという問題があった。
図24は従来のペンダントの使用中におけるこのような状態を示した概略図である。図24(A)はネックレス用チェーン70に吊下げられたペンダント112の好ましい装着状態を示したものであり、装飾片の台座の背面全体が、例えば、使用者の胸元に面接触している。ところが、夏等の暑い日に汗をかくとペンダント112が首の特定の位置で肌に引っ付いてしまいスムーズに上方に移動しなくなることがある。このような状態で体を動かしネックレス用チェーン70が更に上方向に引っ張られたときに、図24(B)に示すように上端の角113が係止され、ペンダント112が反り上がってしまうことがあった。
反対に、ペンダント112が首の特定の位置で肌に引っ付いてしまいスムーズに下方に移動しなくなり、図24(C)に示すように下端の角114が引っかかった状態でさらにネックレス用チェーン70が垂れると、ペンダント112が反り下がってしまうことがあった。
本発明はこのような従来技術の課題を解決し、ペンダントの装着状態において、ペンダントがスムーズに上方あるいは下方に移動することで、ペンダントが反り上がったり反り下がったりせず、きわめて見栄えの良い装身具用ペンダントを提供することを目的とする。
本発明において上記課題を解決するための手段として、請求項1に記載された発明は、装飾片が取り付けられる装飾片取付け部と、チェーンが取り付けられるチェーン取付け孔が貫通、開口された台座と、該台座の両側にはドーナツ形の車輪からなる回転部材を備えた装身具用ペンダントにおいて、前記装飾片取付け部が前記台座の時計の針で概ね8時の位置に形成される吊下輪であり、かつ前記チェーン取付け孔が前記台座の上端に形成されていることで、前記台座のチェーン取付け孔に前記チェーンが挿通されて装身具用ペンダントがぶら下げられると、前記回転部材が上下方向に回転し、前記装飾片が定位置になる装身具用ペンダントであることを特徴とする。
請求項2に記載された発明は、チェーンが取り付けられるチェーン取付け孔と、装飾片が取り付けられる装飾片取付け部とを備えたカバー状の台座と、その空間部内のほぼ中心にはドーナツ形の車輪からなる回転部材が上下方向に回転可能に取り付けられた装身具用ペンダントにおいて、前記チェーン取付け孔に前記チェーンが挿通されて装身具用ペンダントがぶら下げられると、前記回転部材が上下方向に回転し、前記装飾片が定位置になる装身具用ペンダントであることを特徴とする。
本発明による装身具用ペンダントによれば、ペンダントが反り上がったり、反り下がったりすることが無い。このため、ペンダントそのものの美しさが損なわれることが無いとともに、使用感が悪くなくこともない。
以下、本発明による装身具用ペンダントの実施の形態を図面を用いて説明する。図5から図7には、図24に記載したペンダントの反り上がりまたは反り下がりを防止する具体例が示されている。
図5および図6は、図24(B)に示したペンダントが反り上がるという従来の問題点の解決例を示している。すなわち、図5では、ペンダント32の上端の両側に車輪34を備えることで、ネックレス用チェーン30が上に引っ張られても、車輪34の回転によってペンダント32が反り上がることを防止している。また、図6では、ペンダント36の上端内側に車輪38を備えた場合を示しており、図6(A)には動作例が、図6(B)には側面図が示されている。図6の場合も図5と同様に、ネックレス用チェーン30が上に引っ張られても、車輪38が回転するのでペンダント36が反り上がることが無い。
図7は、図24(C)に示したペンダントが反り下がるという従来の問題点の解決例を示している。すなわち、図7では、ペンダント40の下端内側に車輪42を備えることで、ネックレスチェーン30が垂れ下がった場合には車輪42が回転してペンダント40の反り下がりを防止している。このように、ペンダントの上端または下端、あるいは上端から下端全体をカバーする、車輪のような接触面との摩擦係数を少なくする回転部材を取り付けることで、反り上がりや反り下がりを防止することができる。
図1〜図4は、本発明による装身具用ペンダントの第1の実施の形態を示すもので、図1(A)は、正面図を、図1(B)は、その側面図を示している。装身具用ペンダント10は、例えば、金、銀、プラチナ等の貴金属や真鍮等の金属を原料として形成された台座12と、例えば、ダイヤモンド、エメラルド、ルビー等の宝石26を取り付けた装飾片20と、この装飾片20を胸元に吊るすために、前記同様の貴金属などを原材料として形成したネックレス用チェーン70(図8参照)とから構成されている。
装身具用ペンダントの台座12は、その形状には特に限定はないが、例えば、図1(A)に示すように正面から見て略縦長の長方形であり、その上部の角が丸く形成されている。また、例えば、図1(B)に示すように、台座12は側面から見て略円形であり、その上部にはネックレス用チェーン70を挿通するチェーン連結部18が幅方向に貫通、開口されている。このチェーン連結部18の開口を大きくすることにより、より太径のネックレス用チェーンや、複数本の細径のネックレス用チェーンを編んだもの、真珠ネックレス等を挿通することもできる。
また、台座12の前部には装飾片20を取り付ける吊下部15が形成されている。吊下部15は、正面から見ると略逆三角形の形状であり(図1(A))、その先端部15aが最高
位の高さになるように隆起状に形成されている。先端部15aには、装飾片20を取り付
ける吊下孔13が形成されている。ただし、吊下部15の形状には、前記のような限定が特にあるわけではなく、装飾片20を吊り下げることができれば良いものである。
装飾片20は、宝石26とこれを巻装する係止環24および輪環22により構成されている。宝石26は係止環24に形成された複数本の爪部25で挟持され固定されている。係止環24の上部には輪環22が取り付けられ、これが台座12の吊下孔13に挿通されている。装飾片20は、これを身に装着したときでも、図4に示すように、その後ろに十分な隙間ができるので、左右だけでなく前後にも自由に揺動可能である。したがって、前後左右に宝石26が微細に揺動することにより、静止状態では得られない反射光を宝石26が放つことが可能となり、宝石26を美しく輝かせることができる。
台座12には、その内部にドーナツ形の車輪16が取り付けられている。車輪16は、例えば、台座12と同等の金属材料で形成されており、時計方向または反時計方向に回動するので、その接触面である人肌との摩擦係数を小さくすることができる。すなわち、装飾用ペンダント10が身に装着された状態では、車輪16が直接肌に接触し、装飾用ペンダント10の反り上がりや反り下がりが生じそうになると回転してこれを防止する。
図2は、図1(A)の一点鎖線G−Gで切断したときの台座12の断面図である。図2に示すように、断面が円形の車輪16で囲まれた基部14は、その表面19が車輪16の回転輪用軸表面となっている。表面19には、車輪16がスムースな回転運動が行えるように、必要に応じ、例えば、複数の小さなベアリング等が取り付けられる。
基部14には、また、空洞の抜き部17が形成されている。抜き部17は、チェーン連結部18の中心を通る点線X−Yを境とし、装飾用ペンダント10の前部と後部の重さが等しくなるようにするバランサである。これにより、ネックレス用チェーンがチェーン連結部18に挿通され、装身具用ペンダント10が吊下げられると、点線X−Yを境にその前後の重さが等しいので、装飾片20は、図2に示すような正面位置で安定して吊り下がることができる。ただし、装身具用ペンダント10の前後の重さが他の方法により調整できるならば、抜き部17は必要とされないことはいうまでもない。
図3は、図1(B)の一点鎖線H−Hで切断したときの台座12の断面図である。図3に示すように、車輪16はその断面が蒲鉾状の形状になっており、装身具用ペンダント10を着けたときの接触面が丸みを帯び、軸表面19側が平らになっている。もちろん、車輪16を他の形状、例えば、断面平打ち状にすることができるのはいうまでもない。なお、車輪16を台座12の内部に把持する手段は色々あるが、例えば、台座12が図3の点線J−J間で嵌め込むような構造になっており、車輪16を基部14の軸表面19に嵌入した後、これら部材が分離しないように嵌め込めば良い。
図8は、本発明による装身具用ペンダントの第2の実施の形態を示した正面図(A)と側面図(B)である。台座62は、第1の実施の形態である台座12と同様の材質により形成され、例えば、正面から見ると長方形で側面から見ると円形の円板形状とされている。台座62は、その上端にネックレス用チェーン70を挿通するチェーン連結部63が形成されている。台座62には、また、時計の針で概ね8時の位置に、装飾片20の輪環22が取り付けられる吊下輪66が形成されている。側面図(B)に示すように装身具用ペンダント60の場合も、装飾片20の後ろに十分な空間があるので、装飾片20は前後左右に揺動することが可能となり、宝石26がより反射光を放って美しく輝くことができる。
台座62の外側には、時計方向、反時計方向に回動自在の車輪68が取り付けられている。この車輪68は、第1の実施の形態で説明した車輪16と同様の機能の車輪であり、これによりペンダントが反り上がったり、反り下がったりすることは無くなる。
図9は、装身具用ペンダント60の分解図を示したものであり、(A)は台座62の正面図、(B)は台座62の側面図、(C)は車輪68の正面図である。台座62の中心には車輪68の軸64を回動自在に挿通する車軸取付孔65が形成されている。車輪68は片側が軸64から外れる構造になっており、片側が外れた状態で軸64を車軸取付孔65に取り付けた後、車輪68の片側を軸64に嵌合する。
図10は、装身具用ペンダント60の使用例を示したものであり、(A),(B),(C)にしたがって車輪68が接触する斜面が急になっている。図10で明らかなように斜面の傾斜に関係なく装飾片20は垂直に垂れ下がるが、最も使用状態に近い(C)では装飾片20の後ろに十分の隙間ができるので、装飾片20が前後左右に揺動可能とり、宝石26を美しく輝かせることができる。
図11は、本発明による装身具用ペンダントの第3の実施の形態を示した正面図(A)と側面図(B)である。第3の実施の形態では、装飾片80に車輪を付けるのではなく、側面図(B)に示すように台座81が常に同じ状態でバランスを保つことを特徴としている。
装身具用ペンダント80の台座81は、正面から見て略長方形、側面から見て円形の円板状の形状であり、第1の実施の形態である台座12と同様の材質により形成されている。台座81の中心には、チェーン用ネックレス70を挿通するためチェーン連結部82が幅方向に穿設され、時計の針で概ね8時の位置に装飾片20の輪環22が取り付けられる吊下輪84が形成されている。
図12は、台座80の正面図(A)と、これに図示した一点鎖線K−Kで切断したときの断面図(B)である。また、図13は台座80の側面図(A)と、これに図示した一点鎖線L−Lで切断したときの断面図(B)である。図12および図13の断面図(B)に示すように、台座81の内部83には軸部82が取り付けられている。この軸部82は、本体81を時計方向または反時計方向に回動可能にする軸部であり、その中心にはチェーン用ネックレス70(図14参照)を挿通して取り付ける挿通孔82aが穿設されている。本体81は
また、内部83の上部に空洞の抜き部86が形成されている。この抜き部86により吊下輪84が時計の針で9時の位置でバランスが保たれるため、反り上がりや反り下がりが起こりそうになっても、軸部82を軸に本体81が回動してこれらを防止することができる。
図10と同様に、図14は装身具用ペンダント80の使用例を示したものであり、(A),(B),(C)にしたがって車輪80が接触する斜面が急になっている。図14で明らかなように斜面の傾斜に関係なく装飾片20は垂直に垂れ下がるが、最も使用状態に近い(C)では装飾片20の後ろに十分の隙間ができるので、装飾片20が前後左右に揺動可能とり、宝石26を美しく輝かせることができる。
図15および図16は、本発明による装身具用ペンダントの第4の実施の形態を示したものである。図15には装身具用ペンダント85の斜視図が、また図16にはその正面図が示されている。この実施の形態の装身具用ペンダント85は、装飾片87と、ドーナツ形の車輪88a,88bおよびネックレス用チェーン70により構成され、それぞれが各パー
ツとして独立している。
装飾片87は、例えば、金、銀、プラチナ等の貴金属を原料とした細長い四角柱に形成され、その正面には、例えば、3個のダイヤモンド等からなる宝石89が縦方向に並べて取り付けられている。装飾片87はまた、その上部にネックレス用チェーン70を挿通する挿通孔87aが穿設されている。
挿通孔87aの両側にはドーナツ形の車輪88a,88bが台座87を挟んだ状態で配置され、車輪88a,
挿通孔87a,車輪88bをネックレス用チェーン70が挿通することでこれらが連結されている。ドーナツ形の車輪88a,88bは、第1の実施の形態で示した台座12と同様の
材質で形成され、その直径が装飾片87の厚みよりも長く、ネックレス用チェーン70を軸に回動自在になっている。車輪88a,88bの回転により、装飾片87の反り上がりを
防止することができる。また、この実施の形態の場合には装飾片87が板状で細長いので、そのまま垂れ下がることで反り下がりが生じ難い。ただし、装飾片87の形状や取り付けられる宝石等には、特に前記限定が存在しないことはもちろんである。
図17は、本発明による装身具用ペンダントの第5の実施の形態を示した斜視図である。第5の実施の形態である装身具用ペンダント91は、装飾片20が取り付けられたリング状の台座95と、この台座95に回動自在に取り付けられたうす鉢状のコマ97と、ネックレス用チェーン70により構成されている。
装身具用ペンダント91は、うす鉢状のコマ97が回転することにより、台座95の反り上がりや反り下がりを防止している。なお、この実施の形態に示した装身具用ペンダント91の台座95およびコマ97の材質も第1の実施の形態で示した台座12と同様の材質により形成されている。
図18は、本発明による装身具用ペンダントの第6の実施の形態(A)と、第7の実施の形態(B)を示したものである。これら第6の実施の形態(A)および第7の実施の形態(B)はそれぞれ、台座の上端と下端に車輪を付けることにより、台座の反り上がりや反り下がりを防止している。
第6の実施の形態(A)に示した装飾片90は、台座92の上端に車輪98が内側に取り付けられているとともに、下端内側に車輪99が取り付けられている。車輪98は、ドーナツ形の車輪であり、ネックレス用チェーンを挿通するためのチェーン連結部93の外周に回動可能なように取り付けられている。
第7の実施の形態(B)に示した装飾片100は、台座102の上端内側に車輪107が取り付けられているとともに、下端内側に車輪108が取り付けられている。装飾片100では、ネックレス用チェーンを挿通するためのチェーン連結部103は上端の車輪107と離れた位置に取り付けられている。
図19〜図21は、本発明による装身具用ペンダントの第7の実施の形態を示したもので、図19はその正面図を、図20はその側面図を、図21は図20の一点鎖線M−Mで切断したときの断面図である。装身具用ペンダント150は、第1の実施の形態と同様な材質で形成されているカバー状の台座152と、装飾片20とネックレス用チェーン70とから構成されている。
カバー状の台座152には、概観が円板状の本体上端にネックレス用チェーン70を挿通するリング状のチェーン連結部154と、側面からみて時計の針で概ね8時の位置に装飾片20を取り付けるための吊下輪158とが一体的に成形されている。チェーン連結部154にはチェーン70が挿通される孔156が形成されており、この開口を大きくすることで、より太径のネックレス用チェーンや、複数本の細径のネックレス用チェーンを編んだもの、真珠のネックレス等を挿通することもできる。
吊下輪158の孔159に取り付けられた装飾片20は、第1の実施の形態の場合と同様に、これを身に装着したときでも、図20に示すように、その後ろに十分な隙間ができるので、左右だけでなく前後にも自由に揺動可能である。したがって、前後左右に宝石26が微細に揺動することにより、静止状態では得られない反射光を宝石26が放つことが可能となり、宝石26を美しく輝かせることができる。
カバー状の台座152は中空体であり、図21に示すように、その内部に回転軸153が形成され、これにドーナツ形の車輪160が取り付けられている。車輪160は、例えば、台座152と同等の金属材料で形成されており、上下方向に回動するので、その接触面である人肌との摩擦係数を小さくすることができる。すなわち、装飾用ペンダント150が身に装着された状態では、車輪160が直接肌または衣服に接触し、装飾用ペンダント150の反り上がりや反り下がりが生じそうになると回転してこれを防止する。なお、車輪160がスムースな回転運動が行うためには、必要に応じ、例えば複数の小さなベアリング等を回転軸153に取り付けることができる。
この実施の形態の場合、装身具用ペンダント150を身に着けるとチェーン70によってぶら下げられ、チェーンを取り付ける孔159の位置と車輪160の作用と接触面より、装飾片20が時計の針の8時の定位置になる。したがって、第1の実施の形態では必要であったバランサとなる抜き部17が不要となり、台座152の構造が複雑にならないのでその分生産コストを抑えることができる。
以上の如く、本発明の実施の形態を図面を用いて説明したが、本発明は特にこれら実施の形態に限定されるものではなく、本発明の精神を逸脱しない種々の変形は本発明の範疇に含まれる。すなわち、本発明は、装身具用ペンダントの反り上がりや反り下がりを防止するため、台座に車輪を付けたり、台座内部にバランサを設けたり、またはバランサを必要としないようその形状に工夫を凝らしたことにある。
例えば、図22は反り上がりや反り下がりを防止する車輪を装飾片に取り付けた代表的な組み合わせの一例をまとめたものである。なお、図22では台座が人肌や衣服に接触する車輪が取り付けられた背面から見た図である。
(A)は装飾片52の上端と下端の内側にそれぞれ車輪52aと52bを取り付けた場合を示しており、第4の実施の形態と第5の実施の形態がこれに該当する。(B)は装飾片54の上端と下端にそれぞれ2個づつ車輪54a〜54dを、装飾片54の側面からこれら車輪が飛び出さないように取り付けた場合を示している。(C)は装飾片56の上端と下端にそれぞれ2個づつ車輪56a〜56dを、装飾片54の側面の外側に取り付けた場合を示している。(D)は装飾片58の上端外側に2個の車輪58aと58bを、下端内側に車輪58cを
取り付けた場合を示している。このように、車輪の取り付けに関しては様々なバリエーションがあり、これらに基づいた他の組み合わせを含め本発明の範疇に含まれる。なお、装飾片に取り付ける宝石は、ダイヤモンドやルビーまたはエメラレル等の色石の他に、コイン、真珠、カメオまたは琥珀等であってもよい。
図23は台座へ車輪を取り付ける車輪取付構造を示したものである。図23(A)と(B)は図22(A)の場合の車輪取付け例を示したものである。台座52の背面にはその上端部と下端部に車輪52aおよび52bを取り付ける切り欠き部が形成され、これら車輪を取り付けた状態でリベットのような取付け部材53a、53bで横から軸支する。
また、図23(C)と(D)は図22の(B)と(D)を組み合わせたときの車輪取付け例を示したものである。台座の上端に取り付けられる車輪58aおよび58bは、取付け部材59a
により軸支され、これの先端に止め具59bを装着することにより、これら車輪を回動自
在に台座58にとりつける。車輪58cは図23(A)と(B)と同様に取付け部材59cにより取り付けられる。
本発明による装身具用ペンダントの第1の実施の形態を示す正面図(A)と側 面図(B)である。 図1の正面図(A)の一点鎖線G−Gで切断したときの部分断面図である。 図1の側面図(B)の一点鎖線H−Hで切断したときの断面図である。 図1に示した装身具用ペンダントの装飾片の動作を示す側面図である。 ペンダントの上端外側に車輪を付けたときの側面図である。 ペンダントの上端内部に車輪を付けたときの側面図である。 ペンダントの下端内部に車輪を付けたときの側面図である。 本発明による装身具用ペンダントの第2の実施の形態を示す正面図(A)と側 面図(B)である。 図8に示した装身具用ペンダントの分解図である。 図8に示した装身具用ペンダントにおいて、傾斜を変えたときの使用例を 示した側面図である。 本発明による装身具用ペンダントの第3の実施の形態を示す正面図(A)と 側面図(B)である。 図11に示したペンダントにおける台座の正面図と一点鎖線K−Kで切断 したときの断面図である。 図11に示したペンダントにおける台座の側面図と一点鎖線L−Lで切断 したときの断面図である。 図11に示した装身具用ペンダントにおいて、傾斜を変えたときの使用例 を示した側面図である。 本発明による装身具用ペンダントの第4の実施の形態を示す正面図である 。 図16に示した第4の実施の形態の分解図である。 本発明による装身具用ペンダントの第5の実施の形態を示す斜視図である 。 本発明による装身具用ペンダントの第6の実施の形態(A)と、第7の実施 の形態(B)の側面図である。 本発明による装身具用ペンダントの第7の実施の形態を示した正面図であ る。 図19に示した装身具用ペンダントの側面図である。 図20の一点鎖線M−Mで切断したときの断面図である。 本発明による装身具用ペンダントの台座に取り付ける車輪のバリエーショ ンを示した説明図である。 図19に示した車輪の取付け例を示した図である。 従来技術における装身具用ペンダントの使用例を示した図である。 従来技術における装身具用ペンダントの正面図である。 従来技術における装身具用ペンダントの側面図である。 従来技術における装身具用ペンダントの反り上がりおよび反り下がりの例 を示した図である。
10,60,80,85,90,91,100,150 装身具用ペンダント
12,62,81,87,92,95,102,152 台座
13,159 吊下孔
14 基部
15 吊下部
15A 先端部
16,68,98,99,107,108,160 車輪
17 抜き部
18,63,154 チェーン連結部
19 軸表面
20 装飾片
22 輪環
24 係止環
25 爪部
26 宝石
66,84 吊下輪
70 ネックレス用チェーン



Claims (2)

  1. 装飾片が取り付けられる装飾片取付け部と、チェーンが取り付けられるチェーン取付け孔が貫通、開口された台座と、該台座の両側にはドーナツ形の車輪からなる回転部材を備えた装身具用ペンダントにおいて、前記装飾片取付け部が前記台座の時計の針で概ね8時の位置に形成される吊下輪であり、かつ前記チェーン取付け孔が前記台座の上端に形成されていることで、前記台座のチェーン取付け孔に前記チェーンが挿通されて装身具用ペンダントがぶら下げられると、前記回転部材が上下方向に回転し、前記装飾片が定位置になることを特徴とする装身具用ペンダント。
  2. チェーンが取り付けられるチェーン取付け孔と、装飾片が取り付けられる装飾片取付け部とを備えたカバー状の台座と、その空間部内のほぼ中心にはドーナツ形の車輪からなる回転部材が上下方向に回転可能に取り付けられた装身具用ペンダントにおいて、前記チェーン取付け孔に前記チェーンが挿通されて装身具用ペンダントがぶら下げられると、前記回転部材が上下方向に回転し、前記装飾片が定位置になることを特徴とする装身具用ペンダント。
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