JP3115682U - 連結具機構を有する指輪 - Google Patents
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Abstract
【課題】装飾性を有して美感を損なうことはなく、指輪本体に下げ飾り等を着脱可能とする機構を設けた指輪を提供する。
【解決手段】リング部と、コイルバネの付勢にて開閉可能な第二装飾部を有する第一装飾部とからなり、該第一装飾部は、中抜き部及び一部上面に低み部を有して該低み部に切り欠き部を設け、該低み部上面にコイルバネを受ける凹部と該凹部内に前記コイルバネの一端を挿入する挿入孔及び前記第二装飾部の枢軸ピンを貫通させる貫通孔とを設けて形成、前記第二装飾部は、前記低み部と接触する背面にコイルバネを配する収納部を設け、該収納部内にコイルバネを挿通して保持する当該背面に対して直立した枢軸ピンと、コイルバネの他端を挿入して保持する孔を有した前記切り欠き部に嵌り込む当該背面に対して直立した閉塞部と、第二装飾部がコイルバネの付勢による回転を阻止する当該背面に対して直立するストッパーと、からなるものである。
【選択図】図1
【解決手段】リング部と、コイルバネの付勢にて開閉可能な第二装飾部を有する第一装飾部とからなり、該第一装飾部は、中抜き部及び一部上面に低み部を有して該低み部に切り欠き部を設け、該低み部上面にコイルバネを受ける凹部と該凹部内に前記コイルバネの一端を挿入する挿入孔及び前記第二装飾部の枢軸ピンを貫通させる貫通孔とを設けて形成、前記第二装飾部は、前記低み部と接触する背面にコイルバネを配する収納部を設け、該収納部内にコイルバネを挿通して保持する当該背面に対して直立した枢軸ピンと、コイルバネの他端を挿入して保持する孔を有した前記切り欠き部に嵌り込む当該背面に対して直立した閉塞部と、第二装飾部がコイルバネの付勢による回転を阻止する当該背面に対して直立するストッパーと、からなるものである。
【選択図】図1
Description
本考案は、装身用下げ飾り等を指輪より着脱可能とした機構を有する指輪に関するものである。
従来、指輪の構成として、輪状の腕部とデザイン部を有してデザイン部に模様を施したもの及び宝石を石留めした指輪がある。また、輪状の腕部のみにてカット模様等を施したもの及び宝石を石留めしたシンプル形状の指輪、シンプル形状の指輪を複数本組み合わせた連リング、さらに、指輪に下げ飾る装飾体(チャーム)を連結したチャーム・リングがあり、上記指輪の構成は多く用いられ公知となっている。(例えば非特許文献1参照。)。
しかしながら、上記のいずれの指輪も一体不可分の構成で形成されていのものが多く、その中で、指輪等の身飾品に装飾体(チャーム)を連結して下げ飾るチャーム付き身飾品の改善策として、「付随的な身飾品としてのチャームを着脱可能に連結させる取り付け部を有する身飾品、主たる身飾品に対して着脱可能に連結される連結部を有する付随的な身飾品としてのチャーム 、さらには、主たる身飾品とそれに連結された付随的な身飾品としてのチャームとを備え、かつ、主たる身飾品とチャームとの少なくとも一方に両者を着脱可能に連結する連結部が形成されているチャーム付身飾品」がある(例えば特許文献1参照。)。
しかし、上記のチャーム付身飾品を指輪として用いた場合、「付随的な身飾品としてのチャームを着脱可能に連結させる取り付け部を有す」とあるが、例えばシンプル形状の指輪の形状自体が環状であるため「着脱可能に連結させる取り付け部を有す」となり、また、指輪本体に環を取り付けても「着脱可能に連結させる取り付け部を有す」となるために当該指輪は市場に流通している指輪となる。
また、「身飾品とチャームとの少なくとも一方に、両者を着脱可能に連結する連結部が形成されている」とあるが、身飾品と下げ飾るチャーム等を連結させるためには、連結部となる部材を介して連結させる構成であり、従来の装身具の構成として特開平09−299116号公報の特許文献に記載されている。
また、身飾品とチャームとの連結は、連結部となる部材を介して連結させる構成であるために全体のデザインが途切れた状態となり、装飾性を損なう一つの要因となっている。
砂川一郎,「ジュエリーコーディネーター検定3級」,2002年9月,p.182−193
特開2000−279220号公報
前記事項を鑑み解決しようとする問題点は、装飾性を有して美感を何ら損なうことなく、指輪本体に装身用下げ飾り等を着脱可能とする機構を設けた指輪を提供しようとするものである。
上記課題を解決するために本考案は、リング部と、コイルバネの付勢にて開閉可能な第二装飾部を有する第一装飾部とからなり、該第一装飾部は、中抜き部及び一部上面に低み部を有して該低み部に切り欠き部を設けるとともに、該低み部上面にコイルバネを受ける凹部と該凹部内に前記コイルバネの一端を挿入する挿入孔及び前記第二装飾部の枢軸ピンを貫通させる貫通孔とを設けて形成、前記第二装飾部は、前記低み部と接触する背面にコイルバネを配する収納部を設けるとともに該収納部内にコイルバネを挿通して保持する当該背面に対して直立した枢軸ピンと、コイルバネの他端を挿入して保持する孔を有した前記切り欠き部に嵌り込む当該背面に対して直立した閉塞部と、第二装飾部がコイルバネの付勢による回転を阻止する当該背面に対して直立するストッパーと、からなる構成にてなることを要旨とするものである。
以上述べたように、コイルバネの付勢にて第二装飾部を回転させて第一装飾部の切り欠き部を開閉する機構を設けたことにより、容易、且つ、確実にその場で下げ飾りを着脱できる。また、下げ飾りを当該指輪より外した場合でも装飾性を有して美感を損なうことなく使用できる指輪を提供することができた。
以下、本考案の目的である装飾性を有して美感を損なうことなく実現した実施形態は図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本考案の連結具機構を有する指輪30の実施例を示す斜視図であり、指輪30は、リング部1と、中抜き部3及び一部上面に低み部4を有して低み部4に切り欠き部5を設けたハート形の第一装飾部2と、切り欠き部に嵌り込む閉塞部14と閉時の回転を適宜位置で阻止するストッパー15とを設けて低み部4の上で回転の動きをさせるハート形の一部分を用いた第二装飾部10とを有して形成した。
図2は、連結具機構を有する指輪30を構成する各部品を示し、図2(A)は、指に挿入するリング部1に中抜き部3及び一部上面に低み部4を有して低み部4に切り欠き部5を設けたハート形の第一装飾部2を設け、低み部4上面にコイルバネ11を受ける凹部6と該凹部6内にコイルバネの一端11aを挿入する挿入孔7及び第二装飾部10の枢軸ピン13を貫通させる貫通孔8とを設けた。
図2(B)は、第二装飾部10を(a)正面図、(B)背面図で示し、(B)の背面図に符号を記して説明する。
装飾部の形状を一部用いた第二装飾部10は、低み部4と接触する背面18にコイルバネ11を配する収納部12を設けるとともに収納部12内にコイルバネ11を挿通して保持する背面18に対して直立した枢軸ピン13と、コイルバネの他端11bを挿入して保持する孔16を有した切り欠き部5に嵌り込む背面18に対して直立した閉塞部14と、コイルバネ11の付勢による回転を適宜位置で阻止する背面18に対して直立するストッパー15とを設けて形成した。
装飾部の形状を一部用いた第二装飾部10は、低み部4と接触する背面18にコイルバネ11を配する収納部12を設けるとともに収納部12内にコイルバネ11を挿通して保持する背面18に対して直立した枢軸ピン13と、コイルバネの他端11bを挿入して保持する孔16を有した切り欠き部5に嵌り込む背面18に対して直立した閉塞部14と、コイルバネ11の付勢による回転を適宜位置で阻止する背面18に対して直立するストッパー15とを設けて形成した。
図2(C)は、第二装飾部10を低み部4に対して並行向きに回転させる動きを得るためにコイルバネ11を用いた。
コイルバネ11の形状は、コイルバネの一端11aをコイルバネ11本体に対して直立した状態に折り曲げるとともにコイルバネの他端11bをコイルバネ11本体に対して並行に伸びた直線となるようにして形成した。
コイルバネ11の形状は、コイルバネの一端11aをコイルバネ11本体に対して直立した状態に折り曲げるとともにコイルバネの他端11bをコイルバネ11本体に対して並行に伸びた直線となるようにして形成した。
図3は、前記図2の(A)(B)(C)の部品を用いて構成した指輪30の正面図を示し、組み立て手順は、第二装飾部10の背面18の閉塞部14に設けた孔16にコイルバネの他端11bを挿入するとともに枢軸ピン13にコイルバネ11本体を挿入して収納部12に配置する。
そして、コイルバネ11を有した前記第二装飾部10の背面18と、第一装飾部2の低み部4の面とが向き合うように、第二装飾部10に設けた枢軸ピン13を第一装飾部2に設けた貫通孔8に挿通するとともにコイルバネの一端11aを挿入孔7に挿入して配置することにより、第一装飾部2の切り欠き部5は第二装飾部10にて塞ぎ、そいして、コイルバネ11の付勢にて第二装飾部10を低み部4に対して並行向きに回転させる動きを得ることができる。
前記第二装飾部10を回転可能とした指輪30はこの状態では第二装飾部10を上方に持ち上げれば第一装飾部2より外れるため、枢軸ピン13の先端を膨突して抜け止め17を設けることにより第二装飾部10は外れることなく回転できることを図4は、右側面図、図5は、平面図にて示す。
図6は、本考案の指輪30の第一装飾部2を開口状態とした実施例を示し、コイルバネ11、枢軸ピン13、閉塞部14、ストッパー15は断面にて図示し、図3に示した状態から第二装飾部10の側面側より親指の爪部分等で押すことにより枢軸ピン13を枢軸として第二装飾部10は低み部4に対して並行向きに回転移動して切り欠き部5は開口状態となる。
そして、中抜き部3に連結環20を介して下げ飾り21を配することができる。
本考案の機構としては、そのまま押し続けると切り欠き部5は大きく開口するとともに閉塞部14が低み部4の内側側壁に当たり回転移動を阻止させることができる。
本考案の機構としては、そのまま押し続けると切り欠き部5は大きく開口するとともに閉塞部14が低み部4の内側側壁に当たり回転移動を阻止させることができる。
そして、押している親指を第二装飾部10の側面側より離すことにより、コイルバネ11の付勢にて、第二装飾部10は、後戻りの回転移動にてストッパー15が低み部4の外側側壁に当たり回転を阻止するとともに切り欠き部5に閉塞部14が嵌り込んで切り欠き部5を閉塞させて下げ飾り21を指輪30と連結状態として下げ飾ることができる。
1 リング部
2 第一装飾部
3 中抜き部
4 低み部
5 切り欠き部
6 凹部
7 挿入孔
8 貫通孔
10 第二装飾部
11 コイルバネ
12 収納部
13 枢軸ピン
14 閉塞部
15 ストッパー
16 孔
17 抜け止め
18 背面
20 連結環
21 下げ飾り
30 指輪
2 第一装飾部
3 中抜き部
4 低み部
5 切り欠き部
6 凹部
7 挿入孔
8 貫通孔
10 第二装飾部
11 コイルバネ
12 収納部
13 枢軸ピン
14 閉塞部
15 ストッパー
16 孔
17 抜け止め
18 背面
20 連結環
21 下げ飾り
30 指輪
Claims (1)
- リング部と、コイルバネの付勢にて開閉可能な第二装飾部を有する第一装飾部とからなり、該第一装飾部は、中抜き部及び一部上面に低み部を有して該低み部に切り欠き部を設けるとともに、該低み部上面にコイルバネを受ける凹部と該凹部内に前記コイルバネの一端を挿入する挿入孔及び前記第二装飾部の枢軸ピンを貫通させる貫通孔とを設けて形成、
前記第二装飾部は、前記低み部と接触する背面にコイルバネを配する収納部を設けるとともに該収納部内にコイルバネを挿通して保持する当該背面に対して直立した枢軸ピンと、コイルバネの他端を挿入して保持する孔を有した前記切り欠き部に嵌り込む当該背面に対して直立した閉塞部と、第二装飾部がコイルバネの付勢による回転を阻止する当該背面に対して直立するストッパーと、からなる構成にてコイルバネの付勢によって当該第二装飾部を開閉可能としたことを特徴とする連結具機構を有する指輪。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005006546U JP3115682U (ja) | 2005-08-11 | 2005-08-11 | 連結具機構を有する指輪 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005006546U JP3115682U (ja) | 2005-08-11 | 2005-08-11 | 連結具機構を有する指輪 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP3115682U true JP3115682U (ja) | 2005-11-10 |
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JP (1) | JP3115682U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5481741B1 (ja) * | 2013-03-15 | 2014-04-23 | 保歩 大和田 | 装身具と装身具を用いたヘアセット方法 |
-
2005
- 2005-08-11 JP JP2005006546U patent/JP3115682U/ja not_active Expired - Fee Related
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