JP3392797B2 - 宝石装飾台 - Google Patents

宝石装飾台

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、宝石装飾台に関す
るものであり、詳しくは、ペンダント、イヤリング、カ
ウスボタン、タイタック等の宝石の裏面に光が当たるよ
うな形態の宝石装飾台に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】本出
願人は、平成6年に環状の一部が切断されたような宝石
装飾台に関して、宝石を上記切断した部位に挟み込むこ
とが容易な構成からなる宝石装飾台を発明をし、既に特
許付与されている(特許第2665311号)。
【0003】しかし、上記特許発明は、環状を切断した
対向する二面に隣接して、該切断した面に直交するよう
な穴を形成するものであることから、美的外観を重視す
る宝石装飾台としては、機能的に有用であっても、単に
宝石を挟み込むためにだけに機能する「穴」、つまり機
能のみ起因する穴を具備するものは好ましくなく、実
際、宝飾店では、穴のない宝石装飾台のものが好まれて
いる。
【0004】本発明はこのような現況に鑑み行われたも
ので、切断した対向する二面に宝石を挟み込む宝石装飾
台に有用であって、しかも、宝石を挟み込んだ後は、美
的外観を損なうことなく、さらには、宝石をきらびやか
にすることに寄与するような宝石装飾台を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる宝石装飾
台は、環状になった宝石装飾台の一部が切断され、この
切断部分によって離間された対向する二面に、環状が切
断されて見える方向に宝石表面が向くように該宝石を保
持するべく宝石係止溝が形成された宝石装飾台におい
て、上記二面の、上記宝石係止溝の宝石の裏面側の部位
に、該宝石の裏面側に光を送るべく、該二面の対向する
面側と宝石装飾台の裏面側に開口した凹部を、該宝石係
止溝とは別に、設けたことを特徴とする。
【0006】しかして、このように構成された宝石装飾
台は、対向する二面に形成された宝石係止溝に宝石を挟
み込む場合には、上述した特許発明にかかる宝石装飾台
と同様に、凹部に図10に図示するような工具を使用し
て簡単に宝石を挟み込むことができるとともに、宝石の
裏面から該宝石に光を与えることができることから、宝
石がきらびやかに輝くこととなる。特に、宝石がダイヤ
モンドのように裏面が所謂「ブリリアンカット」され該
裏面に光が当たると「きらびやかさ」を格段に増すよう
な宝石の宝石装飾台としては最適なものとなる。また、
上記凹部が、この宝石装飾台の表面形状の凹凸の一部と
なるようなデザインの場合には、該凹部がデザインを損
なうことはない。また、宝石装飾台が、ペンダント、イ
ヤリング、カウスボタン、タイタック等のように『表
裏』が存在するようなものである場合には、裏面側に上
記凹部を形成することによって、全く目立たなくするこ
とも可能となる。
【0007】上記宝石装飾台の凹部が、宝石装飾台の裏
面側で拡がった断面を有する凹部であると、宝石の裏面
により効果的に光を当てることが可能となる。
【0008】また、上記宝石装飾台の凹部が、宝石装飾
台の裏面側にゆくにしたがって次第に拡がった断面を有
する凹部であり、且つ該凹部の一部に前記対向する二面
と略並行な面が、各凹部の一部として対向して設けられ
ているものである場合には、最も効果的に宝石を輝かせ
ることができる点で、最適な実施形態となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる宝石装飾台
の実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1は本
発明の第1の実施例にかかる宝石装飾台を示す斜め上方
から見た斜視図、図2は図1とは反対側からみた裏面図
である。
【0010】図1に示す宝石装飾台Aは、ペンダント用
の宝石装飾台であって、この宝石装飾台Aは全体の形状
が「環状の一部を切断した」形態を有する。そして、こ
の切断によって離間された対向する二面1A,1Bに
は、それぞれ、「ブリリアンカット」された二点鎖線で
示すダイヤモンドDを係止するための宝石係止溝2(図
3参照)が対向して形成されている。そして、図3に上
記二面1A,1Bのうちの一方の面のみを拡大して図示
するように、上記対向する二面1A,1Bのそれぞれの
上記宝石係止溝2の裏面側の部位には、該対向する面1
A,1B側およびこの宝石装飾台Aの裏面11側に開口
した凹部(溝)3が形成されている。この凹部3は、図
4にさらに拡大して図示するように、本実施例の場合、
宝石装飾台Aの裏面11側、つまり、ダイヤモンドDか
ら裏面11側にゆくにしたがって次第に断面が拡がった
凹部となっている。また、凹部3の裏面11との連結部
分は角が引っ掛かることがないように又美的処理のため
に、ラウンド加工(角取り処理)されている。
【0011】しかして、このように構成された宝石装飾
台Aによると、以下のような作用を奏する。まず、ダイ
ヤモンドD(宝石)を宝石装飾台Aの宝石係止溝2に挟
み込む際には、上記対向する二面1A,1Bのそれぞれ
の凹部3に、図4(b)に二点鎖線で先端部分のみ図示
する、図10に図示する工具20の一方の先端20aを
挿入係止して、宝石装飾台Aの対向する二面1A,1B
が互いに離間するよう拡げて、その間にダイヤモンドD
を挿入する。そして、ダイヤモンドDの縁dを上記二面
1A,1Bの各宝石係止溝2に係止した状態で、工具の
先端をすぼめる。この動作によって、宝石装飾台Aへの
ダイヤモンドD(宝石)の装着は完了する。そして、こ
のように装着されたダイヤモンドDは、ペンダントとし
て、胸に掛けれた状態では、ダイヤモンドDの裏面D1
には上記凹部3によって形成された空間から光が送り込
まれるため、従来の宝石装飾台にはない輝きを生じこと
になる。また、上記凹部3が、仮に、ペンダントして使
用している際に、裏面11が外側を向いたとしても、上
記ラウンド加工等されていることから、デザインの一部
として見え、全体のデザインを殆ど損なうことはない。
さらに、上記凹部3を、図5(a)に図示するように、
宝石装飾台Aのデザインの一部の凹凸形状を構成する一
つの凹部103として、形成すると、ペンダントして使
用している際に、仮に、裏面が外側を向いたとしても、
全くデザインを損なうことはない。さらに、上記凹部3
及び凹部103としては、上記光が宝石の裏面に送り込
まれるのであれば、裏面視において、図5(b)〜
(d)に図示するような任意の形状であってもよい。
【0012】ところで、上記図4(b)に図示するよう
な凹部3に代えて、図4(a)の凹部3の切断面に直交
する方向からみた凹部形状が、図6(a)〜(c)に図
示するような断面を有する形状の凹部203であっても
よい。つまり、図6(a)の断面図に図示するよう、凹
部203が、環状を切断することによって形成された対
向する二面と略並行になった面203aが、各凹部の一
部としてストレートな面が互いに対向するように各凹部
203Aに形成されていてもよく、あるいは図6(b)
に図示するように、凹部203が、環状を切断すること
によって形成された対向する二面に設けられた凹部の面
203aが、裏面11側で拡がった部分台形状の凹部2
03Bであっても、さらには図6(c)のように、凹部
203が、凹部の面203aの表面側の一部に工具の先
端が係止し易いような段部が設けられたような凹部20
3Cであってもよい。
【0013】また、上述のような本願発明は、図7〜図
9に図示するようなペンダントに使用することができる
ことは勿論のこと、図示しないイヤリング、カウスボタ
ン、タイタック等の宝石装飾台にも採用することがで
き、上述した場合と同様の作用効果を奏する。
【0014】
【発明の効果】本発明にかかる宝石装飾台によれば、切
断した対向する二面の間に宝石を挟み込む場合に簡単に
おこなえるようになることは勿論のこと、宝石を挟み込
んだ後は、美的外観を損なうことなく、しかも、宝石と
して最も求められる「きらびやかさ」の向上に寄与す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例にかかる宝石装飾台を
示す斜め上方から見た斜視図である。
【図2】 図1に示す宝石装飾台を図1とは反対側から
みた裏面図である。
【図3】 図1に示す宝石装飾台の要部を拡大して示す
表面側から見た部分拡大斜視図である。
【図4】 本発明の要部を示す図で、(a)は図3のI
−I矢視方向から見た部分拡大図、(b)は(a)のII
−II矢視方向から見た部分拡大図である。
【図5】 (a)〜(d)は、図1とは別の実施例にか
かる凹部とその周囲の外観形状を示す図である。
【図6】 図1〜図5に示す宝石装飾台とは別の実施例
にかかる凹部とその周囲の外観形状を示す図である。
【図7】 本発明にかかる宝石装飾台が適用される別の
デザインからなるペンダントを示す斜視図である。
【図8】 本発明にかかる宝石装飾台が適用されるさら
に別のデザインからなるペンダントを示す斜視図であ
る。
【図9】 本発明にかかる宝石装飾台が適用されるさら
に別のデザインからなるペンダントを示す斜視図であ
る。
【図10】 本発明にかかる宝石装飾台に宝石を挟み込
む際に使用する工具の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
A……宝石装飾台 1A,1B……対向する二面 2……宝石係止溝 3……凹部 D……ダイヤモンド(宝石)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状になった宝石装飾台の一部が切断さ
    れ、この切断部分によって離間された対向する二面に、
    環状が切断されて見える方向に宝石表面が向くように該
    宝石を保持するべく宝石係止溝が形成された宝石装飾台
    において、 上記二面の、上記宝石係止溝の宝石の裏面側の部位に、
    該宝石の裏面側に光を送るべく、該二面の対向する面側
    と宝石装飾台の裏面側に開口した凹部を、該宝石係止溝
    とは別に、設けたことを特徴とする宝石装飾台。
  2. 【請求項2】 前記凹部が、宝石装飾台の裏面側で拡が
    った断面を有する凹部であることを特徴とする請求項1
    記載の宝石装飾台。
  3. 【請求項3】 前記凹部が、宝石装飾台の裏面側にゆく
    にしたがって次第に拡がった断面を有する凹部であり、
    且つ該凹部の一部に前記対向する二面と略並行な面が、
    各凹部の一部として対向して設けられていることを特徴
    とする請求項1又は2記載の宝石装飾台。
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