JP3237685U - 装身具 - Google Patents

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Abstract

【課題】チェーン等の吊下部の上に真珠や宝石等の装飾部を固定した場合において、当該装飾部が吊下部の下に位置してしまうことを防止する装身具を提供する。【解決手段】本考案は、吊下部1と、吊下部の上に固定される装飾部2とを備え、装飾部2は、吊下部1の第1の接続端1aと第2の接続端1bの間に固定され、第1の接続端1aと第2の接続端1bを結ぶ線分は、装飾部2の重心2dよりも上方であることを特徴とする装身具である。【選択図】図1

Description

本考案は、ペンダント、ネックレス、イヤリング、又はピアス等の装身具に関する。
従来、ペンダントやネックレス等の装身具では、真珠や宝石等の装飾片を、いかに見栄え良く位置固定するかが重要視されている。
ここで、例えば、特許文献1では、装飾片を揺動可能に取り付ける吊下部に規制部が形成され、これにより装飾片の前後の動きが大きくなりすぎることを防止した装身具用ペンダントが開示されている。
特開2007-202721号公報
しかしながら、特許文献1では、吊下部の上に装飾片を固定した場合において、当該装飾片が吊下部上を回転してしまい、当該吊下部の下に位置してしまうことを防止する手段は何ら開示も示唆もされていない。
本考案は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、チェーン等の吊下部の上に真珠や宝石等の装飾部を固定した場合において、当該装飾部が吊下部の下に位置してしまうことを防止することにある。
上記課題を解決するため、本考案の一態様に係る装身具は、吊下部と、前記吊下部の上に固定される装飾部と、を備え、前記装飾部は、前記吊下部の第1の接続端と第2の接続端の間に固定され、前記第1の接続端と前記第2の接続端を結ぶ線分は、前記装飾部の重心よりも上方であることを特徴とする。
また、本考案の他の態様に係る装身具は、吊下部と、前記吊下部の上に固定される装飾部と、を備え、前記吊下部の一部は形状が略固定された硬質部分となっており、前記装飾部は、前記吊下部の前記硬質部分の上に固定され、前記硬質部分の左右の開始端を結ぶ線分は、前記装飾部の重心よりも上方であることを特徴とする。
本考案によれば、チェーン等の吊下部の上に真珠や宝石等の装飾部を固定した場合において、当該装飾部が吊下部の下に位置してしまうことを防止する装身具を提供することができる。
図1は、本考案の第1実施形態に係る装身具の構成図である。 図2(a)乃至図2(c)は、本考案の第2実施形態に係る装身具の構成図である。 実際の製品の外観を示す図である。 実際の製品の外観を示す図である。
以下、図面を参照しつつ本考案の実施形態について説明する。
図1には、本考案の第1実施形態に係る装身具の構成を示し説明する。ここでは、装身具として、宝石により装飾したネックレスを例示する。
同図に示されるように、装身具は、吊下部1と、吊下部1の上に固定される装飾部2とを備えている。この例では、装飾部2は、第1装飾部2a、第2装飾部2b、及び第3装飾部2cからなる。装飾部2は、吊下部1の第1の接続端1aと第2の接続端1bの間に固定される。そして、第1の接続端1aと第2の接続端1bを結ぶ線分は、装飾部2の重心2dよりも上方となっている。
吊下部1としては、例えば、紐状部材やチェーン等を採用することができる。装飾部2としては、ルビー、ダイヤモンド、サファイヤ等、各種の宝石等の一つ又は複数を採用することが可能である。宝石のイミテーション部材やプラスチック樹脂等の成型品を採用することもできる。
このような構成によれば、第1の接続端1aと第2の接続端1bを結ぶ線分が、装飾部2の重心2dよりも上方となっているので、装着時において、装飾部2が、吊下部1の上に位置した状態が維持され、回転して、装飾部2が吊下部1の下方に位置してしまうことを防止することが可能となる。
次に、図2(a)乃至図2(c)には、本考案の第2実施形態に係る装身具の構成を示し説明する。ここでは、装身具として、真珠により装飾したネックレスを例示する。
図2(a)に示される装身具は、吊下部11と、吊下部11の上に固定される装飾部12とを備えている。この例では、吊下部11としてはチェーンを採用しているが紐状部材であってもよい。装飾部12としては、一つの真珠を採用しているが、宝石や各種成型品等であってもよい。吊下部11の一部は、形状が略固定された硬質部分11aとなっており、装飾部12は、吊下部11の硬質部分11aの上に固定される。硬質部分11aの左右の開始端A1,B1を結ぶ線分は、装飾部12の重心12aよりも上方となっている。
このような構成によれば、硬質部分11aの第1の接続端A1と第2の接続端B1を結ぶ線分が、装飾部12の重心12aよりも上方となっているので、装着時において、装飾部12が、吊下部11の上に位置した状態が維持され、回転して、装飾部12が吊下部11の下方に位置してしまうことを防止することが可能となる。硬質部分11aは、例えばV字状又はU字状等であって、力を加えることで、傾斜角や曲率等を変形することも可能であることは勿論である。
図2(b)に示される装身具は、吊下部21と、吊下部21の上に固定される装飾部22とを備えている。この例では、吊下部21としてはチェーンを採用しているが紐状部材であってもよい。装飾部22としては、3つの真珠を採用しているが、宝石や各種成型品等であってもよい。吊下部21の一部は、形状が略固定された硬質部分21aとなっており、装飾部22は、吊下部21の硬質部分21aの上に固定される。硬質部分21aの左右の開始端A2,B2を結ぶ線分は、3つの真珠の組み合わせからなる装飾部22全体の重心22aよりも上方となっている。
このような構成によれば、硬質部分21aの第1の接続端A2と第2の接続端B2を結ぶ線分が、装飾部22全体の重心22aよりも上方となっているので、装着時において装飾部22が、吊下部21の上に位置した状態が維持され、回転して、装飾部22が吊下部21の下方に位置してしまうことを防止することが可能となる。硬質部分21aは、例えばV字状又はU字状等であって、力を加えることで、傾斜角や曲率等を変形することも可能であることは勿論である。
図2(c)に示される装身具は、吊下部31と、吊下部31の上に固定される装飾部32とを備えている。この例では、吊下部31としてはチェーンを採用しているが紐状部材であってもよい。装飾部32としては、5つの真珠を採用しているが、宝石や各種成型品等であってもよい。吊下部31の一部は、形状が略固定された硬質部分31aとなっており、装飾部32は、吊下部31の硬質部分31aの上に固定される。硬質部分31aの左右の開始端A3,B3を結ぶ線分は、5つの真珠からなる装飾部32全体の重心32aよりも上方となっている。
このような構成によれば、硬質部分31aの第1の接続端A3と第2の接続端B3を結ぶ線分が、装飾部32全体の重心32aよりも上方となっているので、装着時において装飾部32が、吊下部31の上に位置した状態が維持され、回転して、装飾部32が吊下部31の下方に位置してしまうことを防止することが可能となる。硬質部分31aは、例えばV字状又はU字状等であって、力を加えることで、傾斜角や曲率等を変形することも可能であることは勿論である。
最後に、図3,4には、実際の製品の写真を示す。即ち、図3は、図1の構成に対応しており、図4は、図2(a)乃至図2(c)の構成に対応している。
以上説明したように、本考案の実施形態によれば、装着時において真珠や宝石等からなる装飾部が、紐状部材やチェーンなどからなる吊下部の上に位置した状態が維持され、回転して装飾部が吊下部の下方に位置してしまうことを防止することが可能となる。
以上、本考案の実施形態について説明したが、本考案はこれに限定されることなくその趣旨を逸脱しない範囲で種々の改良・変更が可能であることは勿論である。
例えば、本考案は、上記ペンダントやネックレス以外に、チェーン等の吊下部の上に装飾片を配置するイヤリングやピアスにも適用可能であることは勿論である。
1…吊下部、1a…第1の接続端、1b…第2の接続端、2…装飾部、2a…第1装飾部、2b…第2装飾部、2c…第3装飾部、2d…重心、11…吊下部、12…装飾部、12a…重心、21…吊下部、22…装飾部、22a…重心、31…吊下部、32…装飾部、32a…重心、A1~A3…左の開始端、B1~B3…右の開始端。

Claims (5)

  1. 吊下部と、
    前記吊下部の上に固定される装飾部と、を備え、
    前記装飾部は、前記吊下部の第1の接続端と第2の接続端の間に固定され、
    前記第1の接続端と前記第2の接続端を結ぶ線分は、前記装飾部の重心よりも上方であることを特徴とする
    装身具。
  2. 吊下部と、
    前記吊下部の上に固定される装飾部と、を備え、
    前記吊下部の一部は形状が略固定された硬質部分となっており、
    前記装飾部は、前記吊下部の前記硬質部分の上に固定され、
    前記硬質部分の左右の開始端を結ぶ線分は、前記装飾部の重心よりも上方であることを特徴とする
    装身具。
  3. 前記吊下部は、紐状部材、又はチェーンで構成されている
    請求項1又は請求項2のいずれかに記載の装身具。
  4. 前記装飾部は、真珠、又は宝石で構成されている
    請求項1又は請求項2のいずれかに記載の装身具。
  5. 前記硬質部分は、U字形状又はV字形状である
    請求項2に記載の装身具。
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