JP4436665B2 - 測定用プローブ及び形状測定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、被測定面の位置情報を得るための光学式の測定用プローブ及び形状測定方法に関する。
光学式測定装置は、被測定面に対して測定光を照射し、被測定面で反射された測定光を受光することにより、測定光に含まれる被測定面の変位や形状に関する情報を得るものである。測定光を被測定面に直接的に照射すると、被測定面の反射特性や傾斜の影響により、高精度の測定が困難である。そのため、従来、被測定面に追随する機能と測定光を反射する機能とを備えた種々の測定用プローブが提案されている。
例えば、特許文献1には、2枚の平行な板ばねを備えた測定用プローブが記載されている。板ばねはその基端が光学測定装置の本体側に固定され、その先端には、被測定面に接触する接触子が取り付けられている。接触子の背面には、測定光を反射する反射面が設けられている。接触子は板ばねにより被測定面に弾性的に押圧され、被測定面の凹凸や形状変化に追随して変位する。
また、特許文献2に記載の測定用プローブは、鉛直方向に移動可能なエアスライドを備えている。エアスライドの下端に接触子が取り付けられ、その上端が反射面を構成している。エアスライドの重量はばねにより支持されている。
特開2000−283747号公報 特開平6−265340号公報
しかし、これら従来の測定用プローブには以下の問題がある。
第1に、特許文献1に記載のものでは、正確な測定のためには接触子の反射面が測定光に対して垂直であることが不可欠であるが、被測定物の凹凸によって測定用プローブの反射面の角度が微妙に変化するため、測定光が反射面に常に垂直に照射するようにすることが困難である。また、測定用プローブを交換した際に、反射面を測定光に対して垂直に設定することが困難である。
第2に、特許文献2に記載のものでは、前述のエアスライドとその重量を支持するばねとを使用した測定用プローブは、水平方向に配置することができない。
第3に、特許文献1、2に記載されたものでは、ともに、測定用プローブは、被測定面に対して接触子を微少距離だけ移動させる機構を備えていない。そのため、測定開始時には被測定物のエッジに接触子を乗り上げさせることにより被測定面上に接触子を配置させる必要がある。そのため、被測定面が損傷したり、測定方向と垂直方向の力が作用することによって測定用プローブのばねや接触子が破損したりすることがある。
このような従来の測定用プローブにおける問題点を解決するために、本出願人は、まったく新しい発想の測定用プローブを、特願2002−251244号で提案している。その代表例を図8を用いて説明する。
図8に示す測定用プローブ10は、円筒状の固定部材20の内部に、棒状の可動部材21が収容されている。可動部材21の先端には、先尖状の接触子25が取り付けられている。可動部材21の基端には、測定光L1を反射するための反射面27が形成されている。可動部材21は、空気軸受22によって、固定部材20に支持されている。可動部材21の基端部の外周には磁性体23が設けられ、固定部材20の内部には、磁性体23に磁力を作用させることで可動部材21をその軸線28の方向に移動させるための磁力発生部24が収容されている。
可動部材21の先端の接触子25は、この可動部材21が軸線28の方向に移動することで、測定対象の被測定面としてのウェハ6の表面6aに接触されるように構成されている。可動部材21は、反射面27への測定光L1の入射方向と、その軸線28の方向とが一致するように、固定部材20の内部に配置されている。
空気軸受22は円筒状であり、その外周部が固定部材20の内周部に固定されている。空気軸受22には軸方向に貫通する断面円形の挿通孔22aが設けられ、この挿通孔22aに可動部材21が挿通されている。挿通孔22aの孔壁と可動部材21の外周面との間には、隙間29が形成されている。空気軸受22には、挿通孔22aの孔壁で開口する複数の吸気口22b及び複数の排気口22cが形成されている。空気供給源30から所定圧力の空気が吸気口22bを介して隙間29に供給されるとともに、排気口22cを介して隙間29から空気が排出される。この空気流により隙間29は可動部材21を支持する空気軸受として機能する。空気軸受22は可動部材21を非接触の状態で支持するので、可動部材21は、上述のようにその軸線28の方向に移動可能であるが、その他の方向には正常時には移動しない。
磁力発生部24は、固定部材20の内周に固定されるとともに、可動部材21の軸線28の方向に並ぶように配置された2個のコイル32A、32Bを備えている。コイル32A、32Bは、可動部材21に固定された磁性体23の周囲を取り囲んでいる。各コイル32A、32Bには、マイクロコンピュータ34とD/Aコンバータ35とアンプ36とを備えた電流供給装置37から、電流が供給される。コイル32A、32Bに通電すると、磁性体23に、可動部材21をその軸線28の方向に移動させる力が発生する。コイル32A、32Bは磁気回路を構成するためのヨーク38の内部に収容されている。このため、コイル32A、32Bで生じる磁力を効率よく磁性体23に作用させることができる。
本発明は、この新しい発想の測定用プローブを具現化し、被測定面に対する追随性を向上するとともに、被測定面の凹凸に対する反射面の傾きを無くして測定精度を向上させることと、測定用プローブの水平配置を可能とすることを課題とする。また、本発明は、被測定物や接触子に損傷を与えることなく被測定物を交換できるようにすることを課題とする。
上記課題を解決するために第1の本発明は、被測定面の位置情報を得る測定用プローブが、
磁性材料からなる円筒状の固定部材と、
前記固定部材に挿入され、被測定面に接触する接触子を先端に備え、測定光を反射する反射面が基端に形成された非磁性材料からなる棒状の可動部材と、
前記可動部材の基端側外ばめ固定された円筒状の磁性体と、
前記固定部材の先端部に設けられて内径が前記磁性体の外径より小さく、前記可動部材を軸線方向に移動可能に支持する軸受と、
前記固定部材の前記磁性体と対向する位置に内ばめ固定され前記磁性体に作用して前記接触子を被測定面に接触させる方向に前記可動部材を移動させる力を発生させる第1のコイルと、
前記固定部材に前記第1のコイルと隣接させて内ばめ固定され前記磁性体に作用して前記接触子を被測定面から引離す方向に前記可動部材を移動させる力を発生させる第2のコイルと、
前記磁性体の先端側延長線上の前記軸受の基端側端面に配置された非磁性材料からなる円環状の第1のスペーサと、
前記磁性体の基端側延長線上の前記固定部材の基端側内壁に配置された非磁性材料からなる円環状の第2のスペーサとを有し、前記第1のコイルは、前記可動部材の先端側での巻き数が前記可動部材の基端側での巻き数より少なくなっているものである。
このような構成であると、軸受と固定部材を磁気回路の一部としているので、磁力発生部で発生した磁力は効率の良い最短の磁気回路で磁性体に作用することができ、このため、磁力発生部のたとえばコイルの巻き数を少なくかつ電流量も小さくできる。また、固定部材は放熱部材となり、磁力発生部で発生した熱を広い面積で放散できるので、温度上昇を低く抑えることができ、熱収縮の少ない安定した測定ができる。また、固定部材の内部に熱がこもることが少ないので、温度が一定になるまでの時間が短くなり、電源を入れてから測定するまでの時間が短くなる。さらに、固定部材を磁性材料で構成したために、この固定部材に設けられる磁力発生部において磁気回路を構成する外側のヨーク部を無くすることができ、この点においても測定用プローブの形状を小型化できるとともに部品点数を少なくできて経済的である。
また、軸受及び固定部材の存在にもとづき磁化による吸着や残留磁気による吸引を起こすことを、第1及び第2の非磁性体にて防止できるため、すなわち軸受及び固定部材からの力を遮断できるため、第1及び第2の磁力発生部で発生した磁力のみを磁性体に作用させて可動部材を移動させることができ、したがって安定した制御を行うことができる。
しかも、第1及び第2の非磁性体によって磁性体の可動範囲を規制することができるため、磁性体に作用する力を安定した動作範囲内に収めることができる。
このような構成であると、第1の磁力発生部が可動部材の先端側で磁界強度が弱くなるように構成されているため、後述のように接触子の可動範囲を大きくできるとともに、可動範囲のどの位置においても略均一な測定圧を得ることができ、このため被測定物を傷つけることが無く、急激な凹凸があっても接触子が自由に追随することができる。その結果、接触子の走行速度を早くして測定時間を短くしても、精度の良い測定結果を得ることができる。
の本発明は、被測定面の形状を測定するに際し、
磁性材料からなる円筒状の固定部材と、
前記固定部材に挿入され、被測定面に接触する接触子を先端に備え、測定光を反射する反射面が基端に形成された非磁性材料からなる棒状の可動部材と、
前記可動部材の基端側に外ばめ固定された円筒状の磁性体と、
前記固定部材の先端部に設けられて内径が前記磁性体の外径より小さく、前記可動部材を軸線方向に移動可能に支持する軸受と、
前記固定部材の前記磁性体と対向する位置に内ばめ固定され前記磁性体に作用して前記接触子を被測定面に接触させる方向に前記可動部材を移動させる力を発生させる第1のコイルと、
前記固定部材に前記第1のコイルと隣接させて内ばめ固定され前記磁性体に作用して前記接触子を被測定面から引離す方向に前記可動部材を移動させる力を発生させる第2のコイルと、
前記磁性体の先端側延長線上の前記軸受の基端側端面に配置された非磁性材料からなる円環状の第1のスペーサと、
前記磁性体の基端側延長線上の前記固定部材の基端側内壁に配置された非磁性材料からなる円環状の第2のスペーサとを有し、前記第1のコイルは、前記可動部材の先端側での巻き数が前記可動部材の基端側での巻き数より少なくなっている測定用プローブを用い、
前記測定用プローブにおける前記第2のコイルにより前記接触子を被測定面から所定距離だけ引離したときの前記反射面の位置を測定し、
前記測定した反射面の位置が予め設定された位置であることを確認した後に、前記第1のコイルにより前記接触子を被測定面に接触させて被測定面の測定を行うものである。
このようにすると、被測定面の平坦度の測定時などにおいては、被測定面が無い退避位置で反射面の位置を測定してその情報をメモリ部に記憶し、反射面がメモリ部に記憶された位置に存在することを確認した後に、可動部材を測定位置まで移動させて測定を開始することができる。
第1の本発明によれば、可動部材を非磁性材料で構成し、軸受と固定部材を磁性材料で構成しているので、磁性体に作用して可動部材を移動させるために磁力発生部で発生した磁力を、効率の良い磁気回路で磁性体に作用させることができる。また、固定部材が放熱部材となり、磁力発生部で発生した熱を放散しやすくできる。
また、磁性体と軸受との間、及び、磁性体と固定部材との間に、第1及び第2の非磁性体を介在させたので、軸受及び固定部材からの力を遮断し第1及び第2の磁力発生部で発生した磁力のみを磁性体に作用させて可動部材を移動させることができる。
また、第1及び第2の非磁性体によって磁性体の可動範囲を規制することができるため、磁性体に作用する磁力を安定した動作範囲内に収めることができる。
第2の本発明によれば、第1の本発明において、第1の磁力発生部が、可動部材の先端側で磁界強度が弱くなるように構成されているようにしたため、後述のように接触子の可動範囲を大きくできるとともに、どの位置においても略均一な測定圧を得ることができる。
第3の本発明によれば、測定用プローブにおける第2の磁力発生部により接触子を被測定面から所定距離だけ引離したときの反射面の位置を測定し、前記測定した反射面の位置が予め設定された位置であることを確認した後に、第1の磁力発生部により前記接触子を被測定面に接触させて被測定面の測定を行うため、被測定面の平坦度の測定時などにおいては、被測定面が無い退避位置で反射面の位置を測定し、測定した反射面の位置が予め設定された位置であることを確認した後に、可動部材を測定位置まで移動させて測定を開始することができる。したがって、測定をスムーズに進行できるとともに、測定用プロープの接触子や可動部材の側面に測定対象が当たったり、それにより破損が生じたりするというようなことがなくなる。
したがって本発明によると、本発明が具現化しようとしている新しい発想の測定用プローブを具体的に実現することができる。このような測定用プローブは、従来の2枚の平行な板ばねを備えた測定用プローブと比較すると、被測定面に対する追随性が格段に向上するとともにヒステリシスもなく、測定精度を向上することができる。また、被測定面の凹凸に対する反射面の傾きを無くして測定精度を向上させることができる。さらに、水平方向の配置も可能となる。
次に、本発明の実施の形態の測定用プローブを、図面を参照しながら、図8に示したものと同一の部材には同一の参照番号を付して、詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る測定用プローブ10の接触子25をウェハ6に接触させて測定している状態を示し、図2は同じ測定用プローブ10の接触子25をウェハ6から引離した状態すなわち測定装置へのウェハ6の着脱時の状態を示している。図3は図1及び図2に示す測定用プローブの主要部品の構成図、図4は図1〜図3の測定用プローブ10を備えた光学式測定装置の一例である厚み変動測定装置の斜視図、図5は図4の厚み変動測定装置における参照光と測定光の光路を示す図である。
図4に示すように、厚み変動測定装置1は、架台2の上に、ウェハ保持ステージ3とセンサ移動ステージ4とを備えている。ウェハ保持ステージ3は、ダイレクトドライブモータ5と、環状のスピンドル7とを備える。スピンドル7は、ダイレクトドライブモータ5によって図中のXY軸面内で回転駆動されるとともに、その内周に厚み変動の測定対象としての円盤状のウェハ6を保持する。センサ移動ステージ4は、モータ8によって回転するボールねじ9によりガイドに沿ってX軸方向に移動可能であるとともに、ウェハ6の両側に光学式変位計11、11をそれぞれ備えている。
図5は、ウェハ6の両側の光学式変位計11、11のうちの一方の構造を示している。他方の光学式変位計11も同様の構造である。
それぞれの光学式変位計11は、本発明にもとづく測定用プローブ10と、光発生部12と、測定光学系13と、受光部14と、演算部15とを備えている。光発生部12は、周波数安定化He−Neレーザを出力するレーザ出力装置を備えることで、参照光L0と測定光L1とが混合された出力光L0+L1を測定光学系13に供給する。
測定光学系13では、出力光L0+L1は、収束レンズ13aで絞り込まれた後、分岐混合部となる偏光ビームスプリッタ13bに供給される。収束レンズ13aは、出力光L0+L1を絞り込むことで、ウェハ6の表面6aに接する測定用プローブ10の反射面27に測定光L1を正確に収束させる。偏光ビームスプリッタ13bでは、測定光L1はそのまま直進するが参照光L0は直交方向に反射し、両者が分岐される。この分岐は測定光L1と参照光L0の偏光方向の違いによる。
測定光L1は、λ/4板13cを通過した後、ウェハ6の表面6aの近傍に位置する測定用プローブ10に向かう。そして測定光L1は、測定用プローブ10の反射面27で反射されて、再びビームスプリッタ13bへと戻される。一方、偏光ビームスプリッタ13bを出た参照光L0は、λ/4板13dを通過した後、参照ミラー13eで反射されて再び偏光ビームスプリッタ13bに戻る。偏光ビームスプリッタ13bから参照ミラー13eまでの距離は、偏光ビームスプリッタ13bから測定用プローブ10までの距離と同じに設定されている。
参照ミラー13eで反射された参照光L0は偏光ビームスプリッタ13bを直進し、測定用プローブ10の反射面27で反射された測定光L1は偏光ビームスプリッタ13bで反射されて参照光L0と同方向に進む。その結果、偏光ビームスプリッタ13bからは、参照光L0と測定光L1の混合光L0+L1が出力される。測定光L1の行程が変位構造の測定用プローブ10の反射面27までの距離によって変化するのに対して、参照光L0の行程は一定であるので、偏光ビームスプリッタ13bから出力された混合光L0+L1においては、両方の光の行程差あるいは位相差が生じている。
偏光ビームスプリッタ13bから出力された混合光L0+L1は、複数のミラー13f、コリメートレンズ13g、フォーカスレンズ13hを経て、受光部14に入射する。受光部14は、光信号を電気信号に変換する。演算部15は、参照光L0と測定光L1の波長や位相を電気的に分析し、そのデータを演算処理することで、ウェハ6の表面6aの位置またはその変化を数値情報として得る。メモリ部16は、演算部15で演算処理された数値情報の一部を記憶する。
ウェハ6の表面6aに沿って場所を変えて、上記のような測定を行うことで、ウェハ6の表面位置の変動すなわち変位が求められる。ウェハ6の両面に配置された光学式変位計11、11でウェハ6の表面変位をそれぞれ測定する。そしてウェハ6の両面の表面変位を合計したものが、ウェハ6の厚み変動を表す。なお、厚み変動の測定ではウェハ6の厚みそのものを測定する必要はなく、面方向における厚みの違いやバラツキを厚み変動として測定すればよい。なお、左右の光学式変位計11、11の間隔が分かっていれば、両方の光学式変位計11、11に対するウェハ6の位置情報からウェハ6の厚みを知ることができる。
図5に示すように、測定用プローブ10は、光学式変位計11の測定光L1の照射方向で被測定面であるウェハ6の表面6aに近接した位置に設置される。ここでは、測定用プローブ10は水平方向に配置されている。
図1〜図3を参照して、測定用プローブ10の構成を説明する。測定用プローブ10は、光学式変位計11に固定される固定部材20と、被測定物としてのウェハ6の表面6aの凹凸に対応して自由に移動できる棒状の可動部材21とを有する。固定部材20は、空気軸受22と磁力発生部24とを収納する円筒状のハウジング40と、蓋41とを備えて、測定用プローブ10を光学式変位計11にビス39で固定している。
可動部材21における固定部材20のハウジング40から突出した部分の先端には、ウェハ6の表面6aに接するダイヤモンド等からなる接触子25が、接着剤などで固着されている。可動部材21における反対側の基端部の端面には、測定光L1を反射するために鏡面に磨かれた反射面27が形成されている。可動部材21の基端側には、鉄等で作られた円筒形の磁性体23が外ばめ状態で固定されている。
固定部材20を構成するハウジング40において、可動部材21の先端部に対応する部分には空気軸受22が内ばめ状態で固定され、可動部材21の磁性体23に対応する部分には環状の磁力発生部24が内ばめ状態で固定されている。さらに磁力発生部24の内側にはスペーサ42Aが圧入されている。
また、ハウジング40内の空気軸受22に可動部材21の先端部が挿入されかつ磁力発生部24に可動部材21が挿入された状態で、中心部に磁性体23の外径よりも小さい穴43が形成されるとともにこの孔43に隣接して形成された切欠部45にスペーサ42Bが圧入された蓋41が被せられ、この蓋41がビス44でハウジング40に固定されている。この構成によって、製造時の組立が容易であるだけでなく、接触子25の磨耗時の交換などの維持管理が極めて容易となる。
磁力発生部24は、非磁性材料で作られた円筒状のケーシング46と、このケーシング46の中央部に設けられたヨーク47によって隔てられた2つのコイル32A、32Bとを備える。コイル32Aは被測定面であるウェハ6の表面6aに接触子25を加圧する方向に磁性体23に磁力を作用させるコイルであり、コイル32Bは被測定面であるウェハ6の表面6aから接触子25を引離す方向に磁性体23に磁力を作用させるコイルである。
37は電流供給装置で、マイクロコンピュータ34と、コイル32Aに電流を供給する第1の電流供給回路33Aと、コイル32Bに電流を供給する第2の電流供給回路33Bとを有する。第1の電流供給回路33Aには、D/Aコンバータ35Aとアンプ36Aaと、アンプ36Aaよりも弱い電流をコイル32Aに供給することができるアンプ36Abと、これらアンプ36Aa、36Abを切り換えるための切り換えスイッチ31とが設けられている。第2の電流供給回路33Bには、D/Aコンバータ35Bと、アンプ36Bとが設けられている。
したがって、電流供給装置37からコイル32Aに電流が供給されると、図1に示すように接触子25がウェハ6の表面6aに加圧される。逆にコイル32Aの電流が止められ、コイル32Bに電流が供給されると、図2に示すように接触子25がウェハ6の表面6aから引離され、厚み変動測定装置1(図4)に対しウェハ6を自由に着脱できる。
上記構成の測定用プローブ10において、可動部材21はアルミニュウム等の非磁性材料で構成され、空気軸受22と固定部材20を構成するハウジング40及び蓋41とは磁性材料であるステンレスSUS430などの材料で作られているので、コイル32Aで発生する磁力はハウジング40と空気軸受22及びヨーク47とを通る磁気回路で磁性体23に作用し、コイル32Bで発生する磁界はハウジング40と蓋41及びヨーク47とを通る磁気回路で磁性体23に作用する。
したがって、磁力発生部24で発生した磁力は、効率の良い磁気回路で磁性体23に作用する。また、ハウジング40と蓋41は放熱部材となり、コイル32A、32Bで発生した熱を広い面積で放散するので、温度上昇を低く抑えることができ、熱安定性の良いプローブ10が得られる。また熱が内部にこもりにくいので、温度が一定になるまでの時間が短くなり、電源を入れてから測定するまでの要待機時間が短くなる。更に部品点数も少なくなり、経済的で小型のプローブ10とすることができる。
スペーサ42Aは軸線28の方向に沿った磁性体23と空気軸受22との間に設けられるものであり、またスペーサ42Bは軸線28の方向に沿った磁性体23と蓋41との間に設けられるものであるが、これらスペーサ42A、42Bは、樹脂などの非磁性材料で作られている。したがって、磁性体23と空気軸受22との2つの磁性材料や、磁性体23と蓋41との2つの磁性材料が近接している場合において、磁界が加わったときに生じる磁化による吸着や、残留磁気による吸引を起こすことが無く、磁力発生部24で発生した磁力のみが磁性体23に作用し可動部材21を軸線方向に移動させるので、安定した制御を行うことができる。その結果、コイル32Aに電流が供給されている測定状態から、コイル32Bに電流が供給されウェハ6を自由に着脱する状態に急に切り替わったとしても、あるいはその逆の場合でも、可動部材21がスムーズに移動することができる。
図6は、磁性体23と磁力発生部24との関係を示す図であって、図6(A)(B)はこれら磁性体23と磁力発生部24との関係を示す部分断面図、図6(C)は磁性体23の位置と可動部材21に作用する力との関係を示す曲線の図である。詳細には、図6(A)は本発明の実施の形態の構成を示すもので、磁性体23と磁力発生部24における軸線28よりも上部だけを見た部分断面図である。図6(B)は従来の構成のコイルを用いたものの部分断面図である。
本発明の実施の形態においては、図6(A)に示すように、被測定面6aに接する接触子25を加圧するコイル32Aは、可動部材21の基端側よりも先端側で巻き数を少なくし、コイル32Aの磁界強度を可動部材21の先端側で弱くしている。また、コイル32Aの導線に電流が流れると、磁界強度は電流に比例し導線からの距離の3乗に反比例するので、コイル32Aの内側で巻き数を少なくしている。すなわち、巻き数を少なくした部分では、他の部分と比べ、コイル32Aの外径は同じであるが、その内径が大きくなるように構成されている。
被測定面から接触子25を引離すコイル32Bに電流が供給されると、磁性体23すなわち可動部材21は、発生した磁界により吸引され、可動部材21の基端側に位置され非磁性材料で作られたスペーサ42Bに当たって停止する。このときの磁性体23における可動部材21の先端側の位置をaとする。次にコイル32Bの電流が止められ、コイル32Aに電流が供給されると、被測定物がない場合には、可動部材21は先端側へ移動し、その先端側に設けられ非磁性材料で作られたスペーサ42Aに磁性体23が当たって停止する。このときの磁性体23の先端側の位置をbとすると、この測定用プローブ10における可動部材21の可動範囲はaからbまでとなる。なお、スペーサ42A、42Bによって、磁性体23の可動範囲を、可動部材21が安定して移動できる範囲に規制している。
ここで、スペーサ42Aが無い場合を考えると、可動部材21は、コイル32Aでできる磁力で磁性体23を最も強く吸引する位置で停止する。このときの磁性体23の先端側の位置をcとする。このcの位置で可動部材21が停止しているときには、磁性体23に作用して可動部材21を軸線28の方向に移動させる力が0となる。図6(C)の曲線70は、このときの磁性体23の位置と可動部材21に作用する力との関係を示している。
図6(B)は、従来の考え方にもとづきコイル32Aにおいて導線を均一に巻いたときの構成を示す部分断面図である。この構成において、コイル32Aに電流が供給されると、スペーサ42Aが無い場合には、可動部材21は、コイル32Aでできる磁力で磁性体23を最も強く吸引する位置で停止する。このときの磁性体23の先端側の位置をdする。図6(C)の曲線80は、このときの磁性体23の位置と可動部材21に作用する力との関係を示している。
曲線70と曲線80とを比較すると、スペーサ42Bに接しているときの磁性体23の先端部の位置から、可動部材21に作用する力が0となるときの磁性体23の先端部の位置までの距離は、曲線70の方が長くなる。また曲線80では動き始めると可動部材21に作用する力が急激に上昇するが、曲線70では緩やかに上昇している。したがって、コイル32Aにおける可動部材21の基端側よりも先端側で巻き数を少なくし、コイル32Aの磁界強度を可動部材21の先端側で弱くすることにより、可動部材21の可動範囲すなわち測定可能範囲を大きくすることが出来るとともに、磁性体23の可動範囲であるaからcまでのどの範囲においても略均一な測定圧で測定することが出来る。なお、実際の測定では測定圧は完全に均一にする必要は無く、許容範囲内に収まれば十分である。
また、本発明の光学式測定装置においては、コイル32Aとコイル32Bのうち、どちらか一方のコイルを常時通電する構成としている。その理由は、以下の通りである。すなわち、測定用プローブ10は水平に装着されているので、コイル32Bに電流を供給してウェハ6の表面6aから接触子25を引離した状態で通電を停止しても、操作上なんら問題はない。しかしながら、通電中にコイル32A、32Bに流れていた電流により発生していた熱が無くなるので、測定用プローブ10の温度は低下し、各部材が収縮する。この状態で、次の測定に移行しコイル32Aに電流を流すと、この熱により測定用プローブ10の各部材が膨張する。特にコイル32Aの近傍にある可動部材21の温度が上昇すると、測定中にその長さが伸びるので、伸びた分が測定誤差となる。これに対し、本発明のものでは、上記のようにどちらか一方のコイルを常時通電することで常にほぼ一定の熱が発生しているので、測定中の伸び縮みによる測定誤差が無くなり、精度の良い測定結果が得られる。なお、コイル32Aとコイル32Bで発熱する熱は、磁性体23に作用する関係で略同一となる。
また、本発明の光学式測定装置においては、接触子25が被測定表面6aに接触し測定をしている時には、図1の如く切換スイッチ31はアンプ36Aaに接続されその電流がコイル32Aに供給される。これに対し、接触子25を表面6aに接触させるために、図2の如くコイル32Bに通電している状態から、コイル32Aに通電する状態へ切り換えるときには、図2の如く切換スイッチ31はアンプ36Abに切り換わり、アンプ36Aaから供給されていた場合よりも弱い電流がコイル32Aに通電される。
その理由は、次の通りである。測定時の接触子25の測定圧は、被測定物としてのウェハ6の表面6aに急激な凹凸があっても常に接触子25が表面6aに接触して行くだけの強さであることが必要である。接触子25の走行速度を早くして測定時間を短くしようとすると、それだけ測定圧を強くする必要がある。一方、接触子25を表面6aに接触させる時の加速度が大きいと、接触子25が表面6aに接触する時の衝撃により可動部材21に生じる振動や、コイル32Aにより作られた磁力線が可動部材21の軸線方向に対して必ずしも一様でないために可動部材21に生じる振動が、空気軸受22の隙間29の範囲内ではあるが大きくなり、反射面27が傾いて、測定光L1と反射光の光軸がずれ、参照光L0との干渉強度が瞬間的に消えたり小さくなったりして測定値がリセットされることが起る。測定値がリセットされると、後述のメモリ部16に記憶された、コイル32Bに通電した時の反射面27の位置Aと違った値となって出てくるので、測定ができなくなる。また、加速度が大きいとウェハ6の表面6aを傷つけることもある。したがって一般的には接触子25を表面6aに接触させる時の加速度が小さい方が望ましい。本発明では、コイル32Aに電流を供給する電流供給装置37に電流値の切替スイッチ31を設け、接触子25が被測定表面6aから離されてから再度接触するまでの間の電流値を、測定を行っている間の電流値よりも低くして、それぞれの状況に応じた最適状態に設定して測定できるので、測定値がリセットされることや被測定表面6aに傷がつくことが無くなる。
さらに、本発明の光学式測定装置においては、コイル32Aに通電したときの反射面27の位置と、コイル32Bに通電したときの反射面27の位置A(図2)とを測定し記憶するメモリ部16(図5)を備えている。そして、反射面27の位置がAであることを確認した後、被測定表面6aの測定に移行する構成としている。このため、ウェハ6の平坦度の測定時などでは、ウェハ6の存在しない待避位置で反射面27の位置を測定し、反射面27の位置がAであることを確認した後に、測定用プロープとしての接触子25を測定位置まで移動させて測定を開始することができる。したがって、測定がスムーズに進行できるとともに、接触子25の側面にウェハ6が当たって破損するというようなことが無くなる。
本発明の光学式測定装置では、測定の前にまずしなければならないことは、接触子25の位置がどこにあるかを検出することであるが、その方法としてa)カメラなどのセンサを装着する方法、b)コイル32A・32Bに電流を流して推定する方法などが考えられる。a)では非常に狭い場所で装着が困難であること、b)では位置の推定ができるが電流を流して確実に可動しているのかわからないなどの欠点がある。これに対し、本発明では測定装置の機能をそのまま使用して反射面27の位置から接触子の位置を確認するので、安心して次のステップに移行することができる。
図7は、本発明にもとづく測定用プローブ10を備えた三次元形状測定装置51を示す。この三次元形状測定装置51は、下部定石盤52上にXテーブル53及びYテーブル54を介して配置された保持台55を備えている。被測定物であるレンズ57は下部定石盤52上に配置されている。保持台55にはZ軸移動部58が取り付けられており、このZ軸移動部58に本発明にもとづく測定用プローブ10が取り付けられている。ここでは測定用プローブ10は鉛直方向に配置されており、可動部材21の姿勢は鉛直方向下向きである。光発生部59で発生したレーザ光は、レンズ等により構成された光学系60により、参照光として、下部定石盤52上のX参照ミラー61及びY参照ミラー62と、保持台55に固定されたZ参照ミラー63とに照射される。また、前記レーザ光は、測定光として、測定用プローブ10の反射面に照射される。
本発明の測定用プローブは、磁性体に作用して可動部材を移動させるために磁力発生部で発生した磁力を、効率の良い磁気回路で磁性体に作用させることができ、このため被測定面の位置情報を得るための光学式の測定用プローブとして有用である。
本発明の実施の形態の測定用プローブの測定時の状態を示す断面図 図1の測定用プローブの非測定時状態を示す断面図 図1及び図2の測定用プローブの主要部の分解斜視図 図1〜図3の測定用プローブを備えた厚み変動測定装置を示す斜視図 図4の厚み変動測定装置における参照光と測定光の光路を示す図 図1〜図3の測定用プローブにおける磁性体と磁力発生部との関係を示す図 図1〜図3の測定用プローブを備えた三次元形状測定装置を示す斜視図 本発明が具現化しようとしている新しい発想の測定用プローブを示す断面図
符号の説明
6 ウェハ
6a 表面
16 メモリ部
20 固定部材
21 可動部材
22 空気軸受
23 磁性体
24 磁力発生部
25 接触子
27 反射面
28 軸線
31 切換スイッチ
32A コイル
32B コイル
37 電流供給装置
40 ハウジング
41 蓋
42A スペーサ
42B スペーサ
L1 測定光

Claims (2)

  1. 磁性材料からなる円筒状の固定部材と、
    前記固定部材に挿入され、被測定面に接触する接触子を先端に備え、測定光を反射する反射面が基端に形成された非磁性材料からなる棒状の可動部材と、
    前記可動部材の基端側外ばめ固定された円筒状の磁性体と、
    前記固定部材の先端部に設けられて内径が前記磁性体の外径より小さく、前記可動部材を軸線方向に移動可能に支持する軸受と、
    前記固定部材の前記磁性体と対向する位置に内ばめ固定され前記磁性体に作用して前記接触子を被測定面に接触させる方向に前記可動部材を移動させる力を発生させる第1のコイルと、
    前記固定部材に前記第1のコイルと隣接させて内ばめ固定され前記磁性体に作用して前記接触子を被測定面から引離す方向に前記可動部材を移動させる力を発生させる第2のコイルと、
    前記磁性体の先端側延長線上の前記軸受の基端側端面に配置された非磁性材料からなる円環状の第1のスペーサと、
    前記磁性体の基端側延長線上の前記固定部材の基端側内壁に配置された非磁性材料からなる円環状の第2のスペーサとを有し、前記第1のコイルは、前記可動部材の先端側での巻き数が前記可動部材の基端側での巻き数より少なくなっている測定用プローブ。
  2. 磁性材料からなる円筒状の固定部材と、
    前記固定部材に挿入され、被測定面に接触する接触子を先端に備え、測定光を反射する反射面が基端に形成された非磁性材料からなる棒状の可動部材と、
    前記可動部材の基端側に外ばめ固定された円筒状の磁性体と、
    前記固定部材の先端部に設けられて内径が前記磁性体の外径より小さく、前記可動部材を軸線方向に移動可能に支持する軸受と、
    前記固定部材の前記磁性体と対向する位置に内ばめ固定され前記磁性体に作用して前記接触子を被測定面に接触させる方向に前記可動部材を移動させる力を発生させる第1のコイルと、
    前記固定部材に前記第1のコイルと隣接させて内ばめ固定され前記磁性体に作用して前記接触子を被測定面から引離す方向に前記可動部材を移動させる力を発生させる第2のコイルと、
    前記磁性体の先端側延長線上の前記軸受の基端側端面に配置された非磁性材料からなる円環状の第1のスペーサと、
    前記磁性体の基端側延長線上の前記固定部材の基端側内壁に配置された非磁性材料からなる円環状の第2のスペーサとを有し、前記第1のコイルは、前記可動部材の先端側での巻き数が前記可動部材の基端側での巻き数より少なくなっている測定用プローブを用い、
    前記測定用プローブにおける前記第2のコイルにより前記接触子を被測定面から所定距離だけ引離したときの前記反射面の位置を測定し、
    前記測定した反射面の位置が予め設定された位置であることを確認した後に、前記第1のコイルにより前記接触子を被測定面に接触させて被測定面の測定を行う形状測定方法
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