JP2003083741A - 表面性状測定機 - Google Patents

表面性状測定機

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JP2003083741A
JP2003083741A JP2001275578A JP2001275578A JP2003083741A JP 2003083741 A JP2003083741 A JP 2003083741A JP 2001275578 A JP2001275578 A JP 2001275578A JP 2001275578 A JP2001275578 A JP 2001275578A JP 2003083741 A JP2003083741 A JP 2003083741A
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Japan
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measured
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surface texture
measuring
probe
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JP2001275578A
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English (en)
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Kiyoshi Hino
清 日野
Naoyuki Taketomi
尚之 武富
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Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
Original Assignee
Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 測定子と被測定物との相対姿勢調整が十分で
なくとも、被測定物の表面性状を高精度に測定可能な表
面性状測定機を提供する。 【解決手段】 被測定物に対する測定子41の相対姿勢
調整手段と、駆動装置とを備える表面性状測定機におい
て、測定子に作用する状態量を検出する状態量検出手段
51と、測定子を被測定物に対して接近および離隔する
方向へ微小変位させる微動機構61と、測定子を被測定
物に対して接近および離隔する方向へかつ微動機構より
も大変位させる粗動機構71と、測定子の位置を検出す
る位置検出手段81とを有し、状態量検出手段の出力が
所定値になるように粗動機構および微動機構のうちの少
なくとも一方を作動させ、そのときの位置検出手段の値
から被測定物の表面性状を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被測定物の粗さ、
うねり、二次元や三次元の輪郭あるいは形状、真円度な
どの表面性状を測定する表面性状測定機に関する。
【0002】
【背景技術】被測定物の真円度、平面度、平行度などの
幾何偏差を測定する測定機として、表面性状測定機の一
種である真円度測定機が利用されている。従来の真円度
測定機は、図7に示すように、ベース201と、このベ
ース201の上面一側寄りに配置され被測定物202を
回転させる被測定物回転機構210と、ベース201の
上面他側寄りに配置され被測定物202の外表面位置を
検出する位置検出機構220とを備えている。
【0003】被測定物回転機構210は、ベース201
に図示省略の回転駆動機構を介して回転可能に設けられ
た回転テーブル211と、この回転テーブル211の上
面に配置され被測定物202を載置するXYテーブル2
12とを備えている。回転テーブル211には、XYテ
ーブル212を回転テーブル211の回転中心軸に対し
て直交しかつ互いに直交する方向(XおよびY方向)へ
移動させる調整つまみ213A,213Bが設けられて
いるとともに、XYテーブル212の上面(被測定物載
置面)を傾ける傾斜つまみ(図示省略)が設けられてい
る。なお、回転テーブル211の回転角は、図示しない
エンコーダによって検出されている。
【0004】位置検出機構220は、ベース201に垂
直(Z軸と平行)に立設された支柱221と、この支柱
221に昇降可能に設けられたスライダ222と、この
スライダ222に支柱221に対して直交する方向(Z
軸に対して直交する方向)へ摺動可能に設けられた水平
アーム223と、この水平アーム223に取り付けられ
た測定プローブ225とを有している。測定プローブ2
25は、先端に球状の測定子端226を有するプローブ
軸227と、このプローブ軸227をその軸方向へ変位
可能かつ復帰可能に支持する本体部228とを備えてい
る。
【0005】測定にあたっては、被測定物202をXY
テーブル212上に載置した後、被測定物202の軸心
が回転テーブル211の回転中心軸Zに一致するよう
に、回転テーブル211を回転させながら、調整つまみ
213A,213Bや傾斜つまみを調整する。つまり、
被測定物202の軸心を回転テーブル211の回転中心
軸Zに一致させる芯出し作業と、被測定物202の軸心
を回転テーブル211の回転中心軸Zに対して平行にす
る平行出し作業を行う。
【0006】その後、水平アーム223を前進させてプ
ローブ軸227の測定子端226を被測定物202の外
表面に当接させた後、回転テーブル211を回転させ、
このときのプローブ軸227の位置(つまり、測定子端
226の位置)を図示しない検出器によって検出し、そ
の検出値とエンコーダで検出された回転テーブル211
の回転角データとを基に、被測定物202の真円度を求
める。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の真円度測定機で
は、測定に際して、被測定物202の軸心を回転テーブ
ル211の回転中心軸Zに一致させる芯出し作業と、被
測定物202の軸心を回転テーブル211の回転中心軸
Zに対して平行にする平行出し作業を行わなければなら
ないから、手間と時間がかかる。とくに、被測定物が長
軸と短軸の比が大きい楕円形状などの測定にあたって
は、測定不能になる場合も多々見られた。
【0008】本発明の目的は、測定子と被測定物の相対
姿勢調整を粗調整のみで微細測定でき、さらに例えば真
円度測定において、長軸と短軸の比が大きい楕円形状な
どの測定範囲の大きい被測定物でも微細測定可能な表面
性状測定機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の表面性状測定機は、次の構成を採用してい
る。請求項1に記載の表面性状測定機は、被測定物に関
与する測定子と、前記被測定物と前記測定子との相対姿
勢を調整する姿勢調整装置と、前記被測定物と前記測定
子とを相対変位させる駆動装置とを備える表面性状測定
機において、前記測定子が前記被測定物と関与した際に
変化する状態量を検出する状態量検出手段と、前記測定
子を被測定物に対して接近および離隔する方向へ微小変
位させる微動機構と、この微動機構とともに前記測定子
を被測定物に対して接近および離隔する方向へかつ前記
微動機構よりも大変位させる粗動機構と、前記測定子の
位置を検出する位置検出手段とを有し、前記状態量検出
手段の出力が所定値になるように前記微動機構および粗
動機構のうちの少なくとも一方を作動させ、そのときの
前記位置検出手段の値から被測定物の表面性状を測定す
ることを特徴とする。
【0010】この構成によれば、測定にあたって、被測
定物に測定子を関与させ、この状態において、テーブル
と測定子とを相対変位させる。この相対変位時におい
て、被測定物と測定子との位置関係に応じて、測定子に
関与する状態量が変動するから、そのときの状態量が状
態量検出手段によって検出される。すると、状態量検出
手段の出力が所定値になるように、微動機構および粗動
機構のうちの少なくとも一方が作動される。そして、そ
のときの位置検出手段の値が求められ、その測定結果か
ら被測定物の表面性状が測定される。たとえば、状態量
変動が小さい領域では、微動機構のみが作動され、状態
量変動が大きい領域では、粗動機構のみ、あるいは、微
動機構および粗動機構がともに作動されるから、測定子
と被測定物との相対姿勢を粗調整するだけで、広い測定
範囲に渡って高分解能で微細測定できる。
【0011】請求項2に記載の表面性状測定機は、請求
項1に記載の表面性状測定機において、前記状態量検出
手段として、前記測定子の先端と被測定物の表面とのギ
ャップを検出する検出器を用いたことを特徴とする。
【0012】この構成によれば、例えば、真円度測定機
による真円度測定にあたって、テーブルに被測定物を載
置した後、被測定物に検出器の測定子を接近させ、この
状態において、テーブルと測定子とを相対回転させる。
この相対回転時において、被測定物の外表面形状によっ
て被測定物と測定子とのギャップが変動するから、その
ときのギャップが検出器によって検出される。すると、
検出器の出力が所定値になるように、微動機構および粗
動機構のうちの少なくとも一方が作動される。そして、
そのときの位置検出手段の値が求められ、その測定結果
から被測定物の真円度や形状などが測定される。たとえ
ば、ギャップ変動が小さい領域では、微動機構のみが作
動され、ギャップ変動が大きい領域では、粗動機構の
み、あるいは、微動機構および粗動機構がともに作動さ
れるから、芯出しおよび平行出し作業を精密に行わなく
ても測定でき、しかも、長軸と短軸の比が大きい楕円形
状などの被測定物でも測定できる。
【0013】請求項3に記載の表面性状測定機は、請求
項1に記載の表面性状測定機において、前記状態量検出
手段として、原子間力顕微鏡方式における探針と表面間
で働く力を、その先に付けたカンチレバーのたわみ、あ
るいは、共鳴振動数のずれから読み取る方式を利用した
検出器を用いたことを特徴とする。この構成によれば、
状態量検出手段に、原子間力顕微鏡方式における探針と
表面間で働く力を、その先に付けたカンチレバーのたわ
み、あるいは、共鳴振動数のずれから読み取る方式を利
用した検出器を用いているから、測定子に作用する状態
量を高精度に検出できる。
【0014】請求項4に記載の表面性状測定機は、請求
項2に記載の表面性状測定機において、前記検出器とし
て、前記測定子の先端と被測定物の表面とのギャップを
非接触で検出する非接触式検出器を用いたことを特徴と
する。ここで、非接触式検出器としては、測定子の先端
と被測定物の表面とのギャップを光を用いて検出するギ
ャップセンサ、静電容量を用いて検出するギャップセン
サ、電磁効果を利用して検出するギャップセンサ、流体
を用いて検出するエアマイクロメータ等を用いることが
考えられる。この構成によれば、測定子の先端と被測定
物の表面とのギャップを非接触で検出する非接触式検出
器を用いたので、被測定物の変形や傷などの損傷を防ぐ
ことができる。
【0015】請求項5に記載の表面性状測定機は、請求
項1ないし請求項4のいずれかに記載の表面性状測定機
において、前記位置検出手段として、マイケルソン型レ
ーザ干渉計またはヘテロダイン型レーザ干渉計を用いた
ことを特徴とする。この構成によれば、波長の等しい光
同士は干渉するという性質を利用して、分岐されたレー
ザ光を再び干渉させることで位置測定を行うので、光の
波長よりも小さい単位で精度良く測定子の移動量を測定
することができる。
【0016】請求項6に記載の表面性状測定機は、請求
項1ないし請求項5のいずれかに記載の表面性状測定機
において、前記微動機構は圧電素子または磁歪素子を含
み、かつこの微動機構の圧電素子または磁歪素子の微動
により発生する反力を打ち消す機構を備えたことを特徴
とする。この構成によれば、微動機構には圧電素子また
は磁歪素子が含まれているので、圧電素子または磁歪素
子にそれぞれ電圧または磁界を加えれば、その大きさに
応じて圧電素子または磁歪素子が変位するから、測定子
を被測定物に対して接近および離隔する方向へ迅速かつ
微小に変位させることができる。また、微動機構が作動
されたときの圧電素子または磁歪素子の微動により発生
する反力を打ち消す機構が設けられているので、測定子
に作用する測定力または測定子の先端と被測定物とのギ
ャップが変化し、圧電素子または磁歪素子が微動して
も、粗動機構に加わる応力が打ち消されるから、外乱と
して作用しない。その結果、測定子の動作を微動機構お
よび粗動機構で正確に制御することができ、これによ
り、測定子に作用する測定力または測定子の先端と被測
定物とのギャップなどの状態量の制御を正確に行うこと
ができる。そのため、測定子が被測定物に当接し測定力
がかかる場合でも、測定子に作用する測定力の制御を正
確に行えるから、測定子および被測定物の損傷を低減で
きる。
【0017】請求項7に記載の表面性状測定機は、請求
項1ないし請求項6のいずれかに記載の表面性状測定機
において、前記駆動装置が被測定物を回転駆動させる被
測定物回転機構とされ、前記表面性状測定機が前記被測
定物の真円度または形状を測定する真円度測定機である
ことを特徴とする。この構成によれば、真円度測定機に
よる真円度の測定にあたって、被測定物を被測定物回転
機構、たとえば、回転テーブル上に載置したのち、通常
は測定範囲過大(いわゆるレンジオーバ)に留意しなが
ら精密に行う必要のある芯出し(回転テーブルの回転中
心に対する被測定物の中心のズレを修正する)および平
行出し(回転テーブルの回転中心軸に対する被測定物の
中心軸線の傾きを修正する)作業を必ずしも精密に行わ
なくても測定できるので、測定段取りが短縮できて測定
能率が向上する上、芯出し装置や平行出し装置などの姿
勢調整装置は簡単な構成のもので済むので原価低減にも
効果がある。また、長軸と短軸の比が大きく、広い測定
範囲を必要とするピストンなどの楕円形状などの被測定
物でも高精度で測定することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。 [第1実施形態]図1は、第1実施形態に係る真円度測定
機を示す図である。本真円度測定機は、ベース1と、こ
のベース1の上面一側寄りに配置され被測定物2を回転
駆動させる駆動装置としての被測定物回転機構10と、
ベース1の上面他側寄りに配置され被測定物2の外表面
位置を検出する位置検出機構20とを備えている。
【0019】被測定物回転機構10は、ベース1に図示
省略の回転駆動機構を介して回転可能に設けられた回転
テーブル11と、この回転テーブル11の上面に配置さ
れ被測定物2を載置するXYテーブル12とを備えてい
る。回転テーブル11には、XYテーブル12を回転テ
ーブル11の回転中心軸Zに対して直交しかつ互いに直
交する方向(XおよびY方向)へ移動させる調整つまみ
13A,13Bがぞれぞれ設けられているとともに、X
Yテーブル12の上面(被測定物載置面)を傾ける傾斜
つまみ(図示省略)が設けられている。ここで、XYテ
ーブル12、調整つまみ13A,13B、傾斜つまみに
よって姿勢調整装置が構成されている。なお、回転テー
ブル11の回転角は、図示しないエンコーダによって検
出されている。
【0020】位置検出機構20は、ベース1に垂直(Z
軸と平行)に立設された支柱21と、この支柱21に昇
降可能に設けられたスライダ22と、このスライダ22
に支柱21に対して直交する方向(Z軸に対して直交す
る方向)へ摺動可能に設けられた水平アーム23と、こ
の水平アーム23の先端側にプローブホルダ24を介し
て取り付けられた接触式測定プローブ25とを備えてい
る。
【0021】図2は接触式測定プローブ25の断面図で
ある。接触式測定プローブ25は、前記プローブホルダ
24に保持される筒状の本体ケース31と、被測定物2
に当接する測定子41と、測定子41が被測定物2に当
接しているときの測定力を検出する測定力検出手段51
と、測定子41を被測定物2に対して接近および離隔す
る方向へ微小変位させる微動機構61と、この微動機構
61とともに測定子41を被測定物2に対して接近およ
び離隔する方向へかつ微動機構61よりも大変位させる
粗動機構71と、測定子41の外表面位置を検出するた
めの位置検出手段81とを備えている。
【0022】本体ケース31は、中心に貫通孔32Aを
有する環状の仕切板32と、この仕切板32を中間に挟
んだ一対の筒部33,34と、筒部34の後端開口を塞
ぐ蓋板35とから構成されている。仕切板32には、本
体ケース31内において、その長手方向へ延びる筒体3
6が突設されている。筒体36は、途中に磁石36Aを
有し、かつ、先端径大部分が磁性体36Bによって構成
されている。筒部33,34には、本体ケース31の内
部に空気を噴出する静圧空気軸受を構成する空気噴出孔
37が周面に複数形成されている。筒部33は、長手方
向中間部が磁性体33Bで形成され、かつ、その磁性体
33Bと仕切板32との間に磁石33Aを有する。蓋板
35の中心部分には係止突起38Aを有するキャップ3
8が螺合されている。
【0023】測定子41は、プローブ軸42と、このプ
ローブ軸42の先端に設けられた球状の測定子端43と
を有している。測定力検出手段51は、プローブ軸42
の一端側(測定子端43側)に設けられた圧電素子52
によって構成されている。
【0024】微動機構61は、前記粗動機構71の先端
に支持された支持部材62と、この支持部材62に枠部
材63を介して支持部材62と平行に支持されたダイア
フラム64,65と、一方のダイアフラム64と支持部
材62との間にプローブ軸42の軸方向に積層された積
層式圧電素子66と、他方のダイアフラム65と支持部
材62との間にプローブ軸42の軸方向に積層された積
層式圧電素子67とから構成されている。ここに、積層
式圧電素子67によって、積層式圧電素子66の微動に
より発生する反力を打ち消す反力打ち消し機構が構成さ
れている。なお、ダイアフラム64には、前記プローブ
軸42の基端が取り付けられている。
【0025】粗動機構71は、前記本体ケース31内に
移動可能に収納された可動体72と、この可動体72を
一方向(図2中右方向)へ付勢する付勢手段としてのば
ね79と、このばね79に抗して可動体72を他方向
(図2中左方向)へ移動させる駆動源76とを備えてい
る。可動体72は、前記本体ケース31の各筒部33,
34内に移動可能に収納配置された可動部73,74
と、前記仕切板32の貫通孔32Aに挿通され前記可動
部73,74を互いに連結する連結軸75とから構成さ
れている。可動部73には、端面に凹部73Aが形成さ
れ、その凹部73A内に前記微動機構61の支持部材6
2が取り付けられている。可動部74には、外端面に凹
部74Aが形成され、その凹部74Aの内底面に係止突
起74Bが設けられている。ばね79は、一端が前記キ
ャップ38の係止突起38Aに、他端が前記可動部74
の係止突起74Bにそれぞれ係止されている。駆動源7
6は、前記本体ケース31と筒体36との間に磁界を形
成する磁界形成手段77と、この磁界形成手段77によ
って形成された磁界中に配置されかつ前記可動部73に
固定された可動コイル78とから構成されている。磁界
形成手段77は、前記磁石33A,36Aと、磁性体3
3B,36Bとを含んで構成されている。
【0026】位置検出手段81は、プローブ軸42に連
結部材82を介してプローブ軸42と平行に固定された
位置検出スケール部83と、前記本体ケース31に保持
部材84を介して固定され前記位置検出スケール部83
の位置情報を読み取る位置検出部85とから構成されて
いる。
【0027】図3は、接触式測定プローブ25の制御回
路を示す図である。測定子41が被測定物2に接触する
と、測定子41に力が加わり、プローブ軸42に設けら
れた圧電素子52が押圧される。このとき、圧電素子5
2で発生する電圧の変化が、検出回路101で測定され
たのち、制御回路102に送られる。ここに、圧電素子
52(測定力検出手段51)と検出回路101とにより
状態量検出手段が構成されている。すると、制御回路1
02により、駆動アンプ103を介して、測定子41に
働く測定力が所定の測定力になるように、微動機構61
の圧電素子66が微動変位される。また、制御回路10
2からの信号により、調整回路104および駆動アンプ
105を介して、反力打ち消し機構の圧電素子67が微
動変位される。つまり、調整回路104を用いて、位相
や振幅などが調整され、圧電素子66と同期して圧電素
子67が微動変位される。
【0028】制御電圧監視回路106は、制御回路10
2から微動機構61の圧電素子66への電圧が所定電圧
内であるか否かを監視する。制御電圧監視回路106か
らの信号は、位置補正パルス発生回路107に入力さ
れ、そこで移動させたい変位量に応じた数のパルスが発
生され、そのパルスが第1方向判別回路108を経て、
UP/DOWNカウンタ109の+端子に入力されてい
る。UP/DOWNカウンタ109の−端子には、位置
検出手段81で得られたデータが変位カウンタ110お
よび第2方向判別回路111を介して、入力されてい
る。UP/DOWNカウンタ109は、+端子に入力さ
れるパルス数と、−端子に入力されるパルス数との差が
0になるまで、駆動アンプ112を介して粗動機構71
の駆動源76を駆動させる。
【0029】次に、本実施形態の作用を説明する。ま
ず、XYテーブル12の中心を目安に被測定物2を載置
したのち測定を開始すると、スライダ22が上下方向へ
移動され、また、水平アーム23が水平方向へ移動され
る。やがて、測定子41の先端に設けられた測定子端4
3が被測定物2の外表面に当接され、測定子41に作用
する測定力が所定値になると停止される。ここで、回転
テーブル11を回転させると、被測定物2の外周形状に
関わらず、測定力が一定になるように、微動機構61お
よび粗動機構71の少なくとも一方が作動される。
【0030】たとえば、測定力変動が小さい領域では、
微動機構61のみが作動される。また、制御電圧監視回
路106の所定電圧を超えるような形状の被測定物2、
あるいは、芯出し作業を行っていないような場合、つま
り、測定力変動が大きい領域では、粗動機構71が作動
される。このときの測定子41の位置が位置検出手段8
1によって検出され、その検出値とエンコーダで検出さ
れた回転テーブル11の回転角データとを基に、被測定
物2の真円度が求められる。
【0031】第1実施形態によれば、以下の効果が期待
できる。 (1)測定にあたって、被測定物2をXYテーブル12
に載置した後、被測定物2に測定子41を接触させ、こ
の状態において、回転テーブル11と測定子41とを相
対回転させる。この相対回転時において、被測定物2と
測定子41との位置関係に応じて、測定子41に作用す
る測定力が変動するから、そのときの測定力が測定力検
出手段51によって検出される。すると、測定力検出手
段51の出力が所定値になるように、微動機構61また
は粗動機構71が作動され、そのときの位置検出手段8
1の値が求められ、その測定結果から被測定物2の真円
度または形状が測定される。このとき、測定力変動が小
さい領域では、微動機構61が作動され、測定力変動が
大きい領域では、粗動機構71(具体的には、微動機構
61および粗動機構71)が作動されるから、簡単な芯
出しおよび平行出し作業のみで測定でき、しかも、長軸
と短軸の比が大きい楕円形状等の被測定物2でも測定で
きる。
【0032】(2)測定力検出手段51の出力を低い所
定値に設定しておけば、測定子41および被測定物2の
変形や傷などの損傷を低減することができる。 (3)微動機構61を圧電素子66を含んで構成したの
で、その圧電素子66に電圧を加えるだけで、その大き
さに応じて圧電素子66が変位するから、簡易な構成で
微動機構61を構成することができる。
【0033】(4)微動機構61に、圧電素子66とは
別に圧電素子67を設け、この圧電素子67によって、
圧電素子66の微動により発生する反力を打ち消すよう
に調整回路104で調整することで、測定子41に作用
する測定力が変化し圧電素子66が微動しても粗動機構
71に外乱として作用することがないため、測定子41
の動作を微動機構61および粗動機構71で正確に制御
することができる。これにより、測定子41に作用する
測定力の制御を正確に行うことができるので、測定子4
1および被測定物2への損傷を低減できるとともに測定
精度を高めることもできる。 (5)微動機構61と粗動機構71の連携動作によっ
て、測定子41による測定は広範囲高精度測定が可能に
なるので、測定範囲過大(いわゆるレンジオーバ)に留
意する必要がないことから、被測定物2と測定子41の
相対姿勢は必ずしも精密に行う必要がなくなり、その結
果、測定段取りが短縮できて測定能率が向上する上、芯
出し装置や平行出し装置などの姿勢調整装置は簡単な構
成のもので済むので原価低減にも効果がある。
【0034】[第2実施形態]図4は、第2実施形態に
係る真円度測定機を示す図である。第2実施形態では、
第1実施形態に対して、位置検出手段81が異なる。つ
まり、第1実施形態では、プローブ軸42に連結部材8
2を介して固定された位置検出スケール部83と、位置
検出部85とからなる位置検出手段81を用いたが、第
2実施形態では、マイケルソン干渉計121が設けられ
ている。なお、ばね79が可動体72の可動部74と仕
切板32との間に設けられている点についても、第1実
施形態とは異なる。
【0035】マイケルソン干渉計121は、波長安定化
レーザ発生源122と、このレーザ発生源122から出
射されたレーザ光を2波に分岐しその透過光を可動体7
2の中心および圧電素子67,66の中心に導くための
ビームスプリッタ123と、このビームスプリッタ12
3で反射されたレーザ光を反対方向へ反射させるコーナ
キューブプリズム124と、前記圧電素子66の中心部
(ダイアフラム64)に設けられ前記ビームスプリッタ
123を透過したレーザ光を反対方向へ反射させるコー
ナキューブプリズム125と、各コーナキューブプリズ
ム124,125で反射されたレーザ光が干渉される光
路中に挿入された偏光板126と、この偏光板126を
通過したレーザ光を受光するフォトダイオード127と
から構成されている。
【0036】従って、第2実施形態によれば、(1)〜
(5)に加え、次の作用効果が期待できる。 (6)ビームスプリッタ123で2波に分岐されたレー
ザ光のうち、透過光を測定子41とともに移動するコー
ナキューブプリズム125に照射しかつ反射させ、この
反射したレーザ光と、ビームスプリッタ123およびコ
ーナキューブプリズム124で反射したレーザ光とを干
渉させ、その干渉縞の光量をフォトダイオード127で
測定するようにしたの、測定子41の移動量を、第1実
施形態よりも、高精度に測定することができる。
【0037】[第3実施形態]図5は、第3実施形態に
係る真円度測定機を示す図である。第3実施形態では、
第1実施形態に対して、測定子と状態量検出手段とが異
なる。つまり、第1実施形態では、測定子41が被測定
物2に当接しているときの測定力を状態量検出手段で検
出する接触形検出器を用いたが、第3実施形態では静電
容量式の非接触式検出器151が状態量検出手段として
が用いられ、測定子41としては、非接触式検出器15
1の先端部が用いられる。
【0038】図5は、この非接触式検出器151の断面
構造であり、図6はその分解斜視図である。非接触式検
出器151は、センサ電極152とこれを取り囲むリン
グ状の基準電極153とから構成されている。センサ電
極152は、基端部161と先端部162を有し、これ
らの間には円錐状に形成された部材であるコラム163
を介在させている。基端部161および先端部162は
共に導体であり、コラム163は誘電体である。基準電
極153も同様に、基端部161と同一面位置の基端部
164と、先端部162と同一面位置の先端部165を
有し、これらの間には中空円錐状に形成されたホーン1
66を介在させている。基端部164および先端部16
5は共に導体であり、ホーン166は誘電体である。コ
ラム163及びホーン166の先端部162、165の
先端にはスパッタにより形成された金属膜が蒸着されて
いる。
【0039】センサ電極152の基端部161と基準電
極153の基端部164とは適当な絶縁体167により
電気的に絶縁されて同心的に保持されている。図6に示
すように、基端部161、164での外径がD1に対
し、先端部162、165での外径はより小さく、D2
(<D1)となっている。基準電極153の基端部16
4の後方には、これと連続的に筒状体168が形成され
ており、その筒状体168の内部に例えば、トランジス
タQと、トランスTの一次巻線とキャパシタCからなる
LC発信回路による高周波発信源154が配置されてい
る。トランスTの二次側出力は、整流ダイオードDによ
り半波整流されて、センサ電極152の基端部161に
供給される。
【0040】センサ電極152の基端部161に高周波
駆動信号が供給されると、容量結合により先端部162
に高周波駆動信号が与えられ、非接触式検出器151と
被測定物2の計測面との間の距離(ギャップ)xに応じ
て高周波電流が変化し、先端部162の端子電圧が変化
する。この時距離xの関数となる高周波電流の変化は、
トランスTと基準電極153の基端部164との間に接
続された抵抗Rの端子電圧として検出することができ
る。
【0041】この端子電圧は検出回路101で測定され
る。本実施形態においては、非接触式検出器151と検
出回路101によって状態量検出手段が構成され、ギャ
ップxを状態量として扱う。検出回路101の出力は制
御回路102に送られる。すると、制御回路102によ
り駆動アンプ103を介して非接触式検出器151と被
測定物2とのギャップxが所定の距離となるように、微
動機構61の圧電素子66が微動変位される。このよう
にして、非接触式検出器151と被測定物2とのギャッ
プxが所定値となるように制御される。この第3実施形
態における、その他の構成、作用は第1実施形態と同一
であるので、説明を省略する。
【0042】従って、第3実施形態によれば、(3)、
(4)、(5)に加え、次の作用効果が期待できる。 (7)測定にあたって、被測定物2をXYテーブル12
に載置した後、被測定物2の近傍に非接触式検出器15
1を位置決めし、この状態において、回転テーブル11
と非接触式検出器151を相対回転させる。この相対回
転時において、被測定物2と非接触式検出器151との
位置関係に応じて、両者間のギャップが変動するから、
そのギャップの変動が検出回路101によって検出され
る。すると、ギャップが所定値となるように、微動機構
61または粗動機構71が作動され、その時の位置検出
手段81の値が求められ、その測定結果から被測定物2
の真円度または形状が測定される。このとき、ギャップ
変動が小さい領域では、微動機構61が作動され、ギャ
ップ変動が大きい領域では、粗動機構71(具体的に
は、微動機構61および粗動機構71)が作動されるか
ら、芯出しおよび平行出し作業を精密に行わなくとも測
定でき、しかも、長軸と短軸の比が大きい楕円形状等の
被測定物2でも測定できる。
【0043】(8)非接触で測定できるので、被測定物
2に対して、測定力による変形を防止できるので高精度
な測定が可能になるほか、傷などの損傷を与えることが
ない。 (9)ギャップxを所定値に保つために静電容量式セン
サをギャップ検出器として用いたので、通常、ギャップ
xの一定の変化範囲を測定したときに生じるコサイン誤
差やスケーリング誤差の影響を排除でき、ギャップ検出
を高精度に行うことができる。
【0044】なお、本発明は、上記各実施形態で説明し
た真円度測定機に限定されるものでなく、次のような変
形例も含む。たとえば、微動機構61としては、上記実
施形態の圧電素子66に限らず、磁歪素子でもよい。ま
た、粗動機構71としては、上記実施形態の構成に限ら
ず、超音波モータ、摩擦駆動モータなどの他の駆動機構
を利用してもよい。また、状態量検出手段として、圧電
素子52や非接触式検出器151を用いたが、原子間力
顕微鏡方式における探針と表面間で働く力を、その先に
付けたカンチレバーのたわみ、あるいは、共鳴振動数の
ずれから読み取る方式を利用した検出器を用いてもよ
い。このようにすれば、測定子に作用する状態量を高精
度に検出できる。また、可動体72の往復運動のガイド
として、静圧空気軸受機構を用いたが、リニアボールガ
イドなどの他のガイドを利用してもよい。
【0045】また、第2実施形態では、測定子41の位
置を検出する位置検出手段81として、マイケルソン型
レーザ干渉計の機構を用いたが、周波数の僅かに異なる
2つの光を干渉させ、うなりを発生させることで情報を
取り出すヘテロダイン型レーザ干渉計などの他の検出手
段を用いてもよい。また、第3実施形態では、ギャップ
xの状態量を検出する状態量検出手段として静電容量式
の非接触式検出器151を用いたが、これに代えてレー
ザビームを被測定物表面へ照射してその反射光を受光し
三角測量の原理でギャップを検出する検出器を用いても
よい。また、光ファイバギャップセンサ、電磁ギャップ
センサ、空気マイクロメータを用いてギャップを検出し
てもよい。さらに、被測定物と測定子間に流れるトンネ
ル電流を検出して被測定物と測定子間のギャップを検出
する検出器を用いてもよい。このようにすれば、より高
精度な測定が可能となる。
【0046】また、上記各実施形態では、テーブル回転
式の真円度測定機を示したが、被測定物2を載置するテ
ーブルの中心軸Zを中心に検出器が回転する検出器回転
式の真円度測定機でもよい。
【0047】また、一般的には微動機構61は小形に構
成できるので、狭測定範囲、高分解能、高応答速度のも
のを用いるのが好ましく、これらに比較して粗動機構7
1は大型化するので、広測定範囲、低分解能、低応答速
度のものを用いるのが好ましい。さらに、本実施形態で
は位置検出手段81はプローブ軸42の変位を測定する
構成のみを示したが、微動機構61における微動量と、
粗動機構71における粗動量を個別に検出して両者を加
算してプローブ軸の変位としてもよい。また、上記各実
施形態では、微動機構61における反力打ち消し機構
(積層式圧電素子67)のみを示したが、この反力打ち
消し機構を粗動機構71に設けてもよいし、両者に設け
てもよい。
【0048】さらに、上記各実施形態では、姿勢調整装
置として真円度測定機における芯出し装置と平行出し装
置のみを示したが、これに限らず、主に三次元測定機に
おいて用いられるタッチ信号プローブの姿勢を制御して
プローブ軸を任意方向へ向けることができる、いわゆる
プローブヘッドであってもよい。また、主に表面粗さ測
定装置において被測定物の傾斜を調整するレベリングテ
ーブルを用いてもよい。さらに、駆動装置のスライダに
測定プローブ25を取り付ける際に姿勢を微調整可能に
固定するねじ装置であってもよく、あるいは被測定物の
姿勢を楔を挿抜して調整する被測定物取付装置であって
もよく、その姿勢調整精度は必ずしも高精度である必要
はない。要は、姿勢調整精度に係らず被測定物と測定子
の相対姿勢を調整できるものであればよい。
【0049】また、上記各実施形態では、状態量として
測定力あるいはギャップを一定に保つ真円度測定機を示
したが、これに限らず、表面粗さ測定装置、輪郭形状測
定装置、三次元測定装置などの表面性状測定機において
本発明を実施してもよい。
【0050】
【発明の効果】本発明の表面性状測定機によれば、高範
囲を高精度で被測定物の表面性状を測定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる表面性状測定機の第1実施形態
を示す図である。
【図2】同上実施形態にかかる接触式測定プローブの断
面図である。
【図3】同上実施形態にかかる接触式測定プローブの制
御回路図である。
【図4】本発明にかかる表面性状測定機の第2実施形態
を示す図である。
【図5】本発明にかかる表面性状測定機の第3実施形態
を示す図である。
【図6】同上実施形態にかかる検出器要部の斜視図であ
る。
【図7】従来の真円度測定機を示す図である。
【符号の説明】
2 被測定物 11 回転テーブル 12 XYテーブル 41 測定子 52 圧電素子(測定力検出手段、状態量検出手段) 61 微動機構 66 積層式圧電素子 67 積層式圧電素子(反力打ち消し機構) 71 粗動機構 81 位置検出手段 101 検出回路(状態量検出手段) 121 マイケルソン干渉計 151 非接触式検出器(状態量検出手段))
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F069 AA06 AA56 GG01 GG04 GG06 GG07 GG59 HH09 HH11 HH30 JJ04 JJ11 LL02 MM23 MM34 MM38

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物に関与する測定子と、前記被測
    定物と前記測定子との相対姿勢を調整する姿勢調整装置
    と、前記被測定物と前記測定子とを相対変位させる駆動
    装置とを備える表面性状測定機において、 前記測定子が前記被測定物と関与した際に変化する状態
    量を検出する状態量検出手段と、前記測定子を被測定物
    に対して接近および離隔する方向へ微小変位させる微動
    機構と、この微動機構とともに前記測定子を被測定物に
    対して接近および離隔する方向へかつ前記微動機構より
    も大変位させる粗動機構と、前記測定子の位置を検出す
    る位置検出手段とを有し、前記状態量検出手段の出力が
    所定値になるように前記微動機構および粗動機構のうち
    の少なくとも一方を作動させ、そのときの前記位置検出
    手段の値から被測定物の表面性状を測定することを特徴
    とする表面性状測定機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の表面性状測定機におい
    て、 前記状態量検出手段として、前記測定子の先端と被測定
    物の表面とのギャップを検出する検出器を用いたことを
    特徴とする表面性状測定機。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の表面性状測定機におい
    て、 前記状態量検出手段として、原子間力顕微鏡方式におけ
    る探針と表面間で働く力を、その先に付けたカンチレバ
    ーのたわみ、あるいは、共鳴振動数のずれから読み取る
    方式を利用した検出器を用いたことを特徴とする表面性
    状測定機。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の表面性状測定機におい
    て、 前記検出器として、前記測定子の先端と被測定物の表面
    とのギャップを非接触で検出する非接触式検出器を用い
    たことを特徴とする表面性状測定機。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の表面性状測定機において、 前記位置検出手段として、マイケルソン型レーザ干渉計
    またはヘテロダイン型レーザ干渉計を用いたことを特徴
    とする表面性状測定機。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載の表面性状測定機において、 前記微動機構は圧電素子または磁歪素子を含み、かつ、
    この微動機構の圧電素子または磁歪素子の微動により発
    生する反力を打ち消す機構を備えていることを特徴とす
    る表面性状測定機。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
    載の表面性状測定機において、 前記駆動装置が被測定物を回転駆動させる被測定物回転
    機構とされ、前記表面性状測定機が前記被測定物の真円
    度または形状を測定する真円度測定機であることを特徴
    とする表面性状測定機。
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