JP2008096295A - 三次元センサおよび接触プローブ - Google Patents

三次元センサおよび接触プローブ Download PDF

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和彦 日高
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Abstract

【課題】測定の不確かさを軽減し、測定対象物の姿勢及び変位量についての測定精度を向上させ、かつ、高速応答が可能な三次元センサを提供する。
【解決手段】光源2からの光を2分割し一方を参照光c1として参照ミラー10に照射し、他方を測定光c2として測定対象物9に照射する第1のPBS3と、参照ミラー10で反射した参照光c1と測定対象物9で反射した測定光c2とを2分割してそれぞれ干渉させる第2のPBS4と、一方の干渉光c5を所定の測定直線14上に導く第1の光学系5と、他方の干渉光c6を光軸を法線とする平面にて90度回転させて前記測定直線14上に導く第2の光学系6と、測定直線14上にて干渉光c5,c6を受光するラインイメージセンサ8とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、三次元センサおよび接触プローブに関する。例えば、測定対象物の姿勢および変位を測定する三次元センサおよびこれを備えた接触プローブに関する。
被測定物表面を走査して被測定物の表面性状や立体的形状を測定する測定装置が知られている。例えば、三次元測定機、粗さ測定機、輪郭形状測定機、真円度測定機などが知られている。これらの測定機では、被測定物表面に接触する接触部を有する接触プローブが使用される(特許文献1)。
図15に、三次元測定機で使用する接触プローブ300の構成を示す。接触プローブ300は、三次元測定機の駆動機構(図示省略)により、被測定物表面Sに沿って三次元的に移動される。接触プローブ300は、先端に接触部312を有するスタイラス311と、スタイラス311の基端を支持するセンサ本体部313とを備えている。センサ本体部313は、スタイラス311をxp,yp,zp方向の一定の範囲内で変位可能に支持するとともに、接触部312の変位量を検出する。
接触プローブ300によって被測定物表面Sの形状などを測定するにあたっては、タッチ測定が例として挙げられる。
タッチ測定では、まず、駆動機構によって接触プローブ300を移動させ、接触部312を被測定物表面Sの測定ポイントに当接させる。更に、接触部312を被測定物表面Sに押し込む方向に接触プローブ300を移動させていき、接触部312の変位として所定の押込量(基準押込量)が検出されたところで、接触部312と被測定物表面Sとの接触を検出する。接触部312と被測定物表面Sとの接触を検出した時点で、接触部312の座標をサンプリングし、その後、タッチバック動作により接触プローブ300を被測定物表面Sから離間させ、改めて接触部312を次の測定ポイントに当接させる。このようなタッチ測定を繰り返し実行して、被測定物表面Sの形状や寸法を測定する。
三次元測定機では、接触部312を基準押込量分押し込むことにより接触を検出し、この押し込みによって接触部312が所定量変位されたときの接触部312の座標をサンプリングしていくため、接触プローブ300での接触部312の変位量を正確に測定する必要がある。特に、接触プローブ300での接触部312の変位量の測定精度が、三次元測定機の測定値の精密さを決定する。
上記特許文献1に開示した手法では、先端に接触部を有するスタイラスをxp方向に移動可能に保持するxスライダと、yp方向に移動可能に保持するyスライダと、z方向に移動可能に保持するzスライダとを組み合わせ、これらスライダの移動量から、スタイラスの変位量を検出している。
また、このようなスライダを用いた機械的構成のほかに、PSD(Position Sensitive Light Detector,位置検出素子)や、QPD(quadratic photo diode,4分割フォトダイオード)を用いて、スタイラスの姿勢や変位量を測定する測定装置も提案さている(特許文献2参照)。
更に、干渉計の原理を利用して、測定対象物の姿勢や変位を測定する測定装置も提案されている(特許文献3参照)。これは、光源からの光を測定光と反射光とに分割し、反射ミラーで反射した反射光と、測定対象物表面で反射した測定光とを干渉させることで、反射ミラーまでの光路長と、測定対象物表面までの光路長との差で干渉縞を生じさせ、この干渉縞を撮像するもので、2つのラインイメージセンサを光軸を法線とする平面にて直交する方向に配置して干渉縞を撮像し、その干渉縞の移動から測定対象物の姿勢を測定するものである。
特開2000-39302号公報 特願2006-27716号 特公平2-6002号公報
上述した手法では、次のような課題がある。
第1に、上述した手法では、近時の高速測定へのニーズに対応することが困難である。第2に、PSDやQPDでは、測定対象となるスタイラスなどの姿勢情報が少なく、このために測定の不確かさを軽減することができない、という問題がある。第3に、従来の干渉計を利用した手法では、校正および調整の作業負荷が高く、三次元計測機等で利用するには実際上の困難がある。
本発明の目的は、測定の不確かさを軽減し、測定対象物の姿勢および変位量についての測定精度を向上させ、かつ、高速応答が可能な三次元センサおよびこれを備えた接触プローブを提供することにある。
本発明による三次元センサは、可干渉の光を出射する光源と、この光源からの光を2分割し一方を参照光として参照ミラーに照射し、他方を測定光として測定対象物に照射する第1のビームスプリッタと、前記参照ミラーで反射した参照光と前記測定対象物で反射した測定光とを2分割してそれぞれ干渉させる第2のビームスプリッタと、第2のビームスプリッタの一方の干渉光を所定の測定直線上に導く第1の光学系と、他方の干渉光を回転させて前記測定直線上に導く第2の光学系と、前記測定直線上にて前記一方の干渉光と前記他方の干渉光とをそれぞれ受光するラインイメージセンサと、を備えたことを特徴とする。
ここで、前記光源は、レーザーやLEDが例として挙げられる。また、測定直線は、ラインイメージセンサの受光位置であり、数学上の直線ではなく、実際には長方形である。ビームスプリッタは、例えば、直角プリズム2つを重ね合わせ両者の斜面間に半透明膜を施したものや、半透鏡とプリズムとを別の位置で組み合わせた光学系を挙げることができる。また、参照光と測定光との干渉は、ここでは、参照光と測定光との光路長の差による干渉である。
このような構成によれば、第2の光学系が、他方の干渉光を回転させて測定直線上に導くため、測定直線上では、一方の干渉光と、一方の干渉光から回転した他方の干渉光とが入射する。ラインイメージセンサは、測定直線に入射する一方および他方の干渉光をそれぞれ受光する。つまり、第2の光学系が、他方の干渉光を回転させて測定直線上に入射させ、一方の干渉光と他方の干渉光とを同一のラインイメージセンサで測定することにより、上記目的を達することができる。
本発明による三次元センサは、上記のように構成され、機能・作用するため、単一のラインイメージセンサを用いて、干渉光の光軸を法線とする平面上のx軸の干渉縞数と、y軸の干渉縞数とを光電変換により測定することができる。このため、参照光と測定光との光路長差である測定対象物の姿勢および変位量を光源の波長単位にて高精度に測定することができる。
また、エリアCCDではなく、ラインイメージセンサ(例えば、ラインCCD)を使用することができるため、単位時間当たりの測定回数が多く、このため、高速応答を実現することができる。さらに、ラインイメージセンサ1つで測定できるため、安価であり、そして、素子の個体差や装着に応じた補正等にて、2つの素子間を同等するための校正および調整が不要であり、このため、直接に測定対象物の姿勢および変位を測定する外界センサとしてのみならず、接触プローブ等に組み込む内界センサとしても実用上安定して使用することができる。
なお、接触プローブとしては、スタイラスを使用するものや、カンチレバーを使用するものを例として挙げることができる。このようなスタイラスやカンチレバーを有する接触プローブの用途としては、三次元測定機や、走査型プローブ顕微鏡を挙げることができる。
また、本発明による三次元センサにおいて、前記第2の光学系は、前記第2のビームスプリッタからの他方の干渉光を前記測定直線と平行な軸にて略180度回転させつつ、前記測定直線および前記一方の干渉光が前記ラインイメージセンサへ入射する光路を含む平面にて略90度回転させる光路を備えることが好ましい。
測定直線と平行な軸での略180度の回転は、光軸に直交するすべての直線のいずれかを軸として180度回転させることを含む。第2の光学系が、干渉光を略180度の回転により裏返しながら略90度回転させる構成とすると、プリズム等の光学系の要素数を最小限とし、また、光路長を短くすることができる。これにより、三次元センサ全体をコンパクトとし、外界センサとしても微小な測定対象物の測定が可能となり、内界センサとしても接触プローブ自体をコンパクトとすることができる。
また、本発明による三次元センサにおいて、前記参照ミラーの反射面を、当該参照光の光軸に対して傾斜させる駆動手段を備える構成を採ることが好ましい。
駆動手段としては、例えば、駆動量に応じてピエゾ素子を積層したアクチュエータや、ねじ式の機械的調整によるものが挙げられる。このようにすれば、駆動手段による傾斜角度(ティルト)により分解能を調整することができ、また、参照ミラーの傾斜角度によって、一方の干渉光の干渉縞と他方の干渉光の干渉縞の幅を同一とする調整を行うことができる。
また、本発明による三次元センサにおいて、前記測定対象物に装着され前記測定光を反射させる反射ミラーを備え、この反射ミラーは、前記測定光の光束を予め定められた特性に変化させる光学変化面を備えることが好ましい。
光学変化面とは、例えば、反射ミラーを凹面鏡または凸面鏡とする際の凹凸面や、反射面に放射形状等のパターンを蒸着させる際には、そのパターンを指す。これらの構成では、一方および他方の干渉光の中心位置(基準点)を干渉縞上にのせることができ、従って、干渉縞からの姿勢等の計算が単純化され、また、測定対象物の測定平面内での移動(ドリフト)も測定することができる。この反射ミラーは、三次元センサを外界センサとする際には測定対象物に装着する。
この光学変化面による基準点と、参照ミラーの傾斜とを組み合わせ、ラインイメージセンサの単位長さあたりの分解能にあわせて、測定の用途に応じた干渉縞を得ることもできる。
また、本発明による三次元センサにおいて、前記光源は、白色を出射する第1の光源と、特定波長を出射する第2の光源とを備える構成が好ましい。
このようにすれば、参照ミラーを微小移動させつつ白色光にて基準となる姿勢を測定しておき、その後、単色光で測定することで、姿勢および変位量について絶対値を得ることができる。
本発明による接触プローブは、上述したいずれかの三次元センサと、前記測定光を反射させる反射ミラーと、この反射ミラーと一体に動作するスタイラスと、このスタイラスの先端に装着され被測定物表面に近接または当接する接触部と、前記反射ミラーおよび前記スタイラスを三次元的に動作可能に支持する支持部と、を備えたことを特徴とする。
この接触プローブは、上述した効果を奏する他、接触部の位置をスタイラスの姿勢および変位量として測定することができ、これを干渉計による光源波長程度の長さを基準として測定することができ、また、高速応答が可能であることから、接触プローブとしての性能を向上させることができる。これにより、三次元測定機の動作速度を向上させつつ、測定値のサンプリング周波数を高めることで、測定精度を向上させることができる。
また、本発明による他の接触プローブは、前記測定光を反射させる反射ミラーと、この反射ミラーと一体に動作するカンチレバーと、このカンチレバーの先端に装着され被測定物表面に近接または当接する探針と、前記反射ミラーおよび前記カンチレバーを動作可能に支持する支持部と、を備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、上述した効果を奏する他、カンチレバーの探針を測定対象物に当接させて、相対移動させることで変位量を測定し、また、走査型プローブ顕微鏡にて、カンチレバーの変位量を高速かつ高精度に測定することができる。とくに、走査型プローブ顕微鏡の接触プローブとする際には、測定対象物が微小であることから、接触プローブのコンパクト化が求められているところ、単一のラインセンサの使用により、接触プローブの物理的構成を小さくすることができる。
また、本発明の接触プローブにおいて、さらに、前記スタイラスを前記被測定物表面から離間させるスタイラス変位手段、あるいは、前記カンチレバーを前記被測定物表面から離間させるカンチレバー変位手段が備えられていることが好ましい。
例えば、スタイラス変位手段としては、ピエゾ素子を積層した圧電素子によるアクチュエーターを例として挙げることができる。三次元センサは、接触部の変位量を測定することができるため、三次元測定でのタッチ測定や倣い測定に際して、この接触部を例えば測定対象物表面の平面の法線方向に離脱させる機能を得ることができる。これにより、高精度で、高応答で、かつ自律的な動作が可能な接触プローブを提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態において、同一構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
<第1実施形態>
(基本構成)
図1〜図3に、本発明の第1実施形態による三次元センサの構成例を示す。図1を参照して基本構成を、図2を参照してアイソレーターを含む光学特性を、図3を参照して解析結果を説明する。
図1に示すように、三次元センサ1は、可干渉の光を出射する光源2と、この光源2からの光(光束)を2分割し一方を参照光c1として参照ミラー10に照射し、他方を測定光c2として測定対象物9に照射する第1のビームスプリッタ3と、参照ミラー10で反射した参照光c1と測定対象物9で反射した測定光c2とを2分割してそれぞれ干渉させる第2のビームスプリッタ4と、第2のビームスプリッタ4の一方の干渉光c5を所定の測定直線14上に導く第1の光学系5と、他方の干渉光c6を光軸を法線とする平面にて90度回転させて測定直線14上に導く第2の光学系6と、測定直線14上にて一方の干渉光c5と他方の干渉光c6とをそれぞれ受光するラインイメージセンサ8と、を備えている。
光源2は、コヒーレント(可干渉)の光を照射する。光源2には、発光ダイオード(LED),レーザー,スーパールミネッセント・ダイオード(SLD)などが用いられている。
第1のビームスプリッタ3および第2のビームスプリッタ4は、直角プリズムを斜面で接合し、この斜面に半透明膜を付したものが用いられている。また、光源2と第1のビームスプリッタ3との間に、光源2からの光を平行光とするビームエクスパンダを配置してもよい。
第1のビームスプリッタ3の半透明膜31で反射した一方の光は参照光c1となり参照ミラー10で反射する。参照ミラー10は、参照光c1の光路を法線とする面から任意の角度で傾けられている。参照ミラー10で反射した反射光は、第1のビームスプリッタ3を透過したのち、第2のビームスプリッタ4に入射する。第1のビームスプリッタ3の半透明膜31を透過した他方の光は測定光c2となり、測定対象物9にて反射し、この反射光はビームスプリッタ3の半透明膜31を反射し、第2のビームスプリッタ4に入射する。つまり、本実施形態の三次元センサ1は、マイケルソン干渉計の構成を基礎としている。
参照光c1と測定光c2とは、第2のビームスプリッタ4に入射し、第2のビームスプリッタ4の半透明膜41にて透過および反射しつつ、干渉する。第2のビームスプリッタの半透明膜41を透過する一方の干渉光c5は、第1の光学系5にて測定直線14に導かれる。他方の干渉光c6は、第2の光学系6にて回転されて測定直線14に導かれる。
第1の光学系5および第2の光学系6は、次のように構成されている。ここで、参照ミラー10から第1のビームスプリッタ3および第2のビームスプリッタ4に至る方向をy軸、光源2から第1のビームスプリッタ3および測定対象物9に至る方向をz軸、y軸とz軸とに直交する方向をx軸とする。この座標系では、測定直線14は、x軸と平行である。なお、この座標系は、図15に示すxp軸、yp軸及びzp軸と同一である。
第1の光学系5は、例えば、第2のビームスプリッタ4の半透明膜41を透過した入射光を入射面(yz面)に平行な面内でx軸を軸として2回90度曲げる。この第1の光学系5は、入射面(yz面)に垂直な面(xy面)をx軸を軸として45度傾けた反射面51,52を平行に2面有する第1のプリズムによって構成されている。
第2の光学系6は、第2のビームスプリッタ4からの他方の干渉光c6を測定直線14と平行なx軸を軸として180度回転させつつ、xy平面にて略90度回転させる光路を備える。この180度の回転は、説明としては、干渉光c6を裏返すものである。具体的には、第2の光学系6は、第2のビームスプリッタ4の半透明膜41で反射した入射光を2回90度曲げる。第2の光学系6は、1回目の90度の反射のために、入射面(yz面)をy軸を軸として45度傾けた反射面61を有する第2のプリズム6Aと、2回目の90度の反射のために入射面(yz面)をz軸を軸として45度傾けた反射面71を有する第3のプリズムとによって構成されている。
ラインイメージセンサ8は、受光位置である測定直線14上に配置され、一方および他方の干渉光c5,c6を別の場所にてそれぞれ受光し、これらによる干渉縞を光電変換する。ラインイメージセンサ8のデータ読取周波数(ラインレート)は、エリアCCDのデータ読取周波数(エリアレート)と比較すると数10 [kHz] と約三桁速いため、QPD等と比較して、大幅に高速な測定が可能である。
ここで、第1のビームスプリッタ3で分光された光は、参照ミラー10と測定対象物9とに照射されるが、その光路長は同一となるように設定されている。すなわち、参照ミラー10からラインイメージセンサ8までの光路長と、測定対象物9の反射面からラインイメージセンサ8までの光路長とが同じになるように設定されている。第1のビームスプリッタ3の半透明膜31からの光路パスを同一とすることで、光源の不安定性や、光学系周辺の環境変化や、振動等に対してロバストとなっている。一般にマイケルソンタイプの干渉計を用いる場合、デッドパス間で生じる光の特性変化は相殺されるため、光源の波長安定性は問わない。よって、光源2としては、上述のように、例えばフォトダイオード(LED)であってもよい。
(アイソレーター)
三次元センサ1の光学的雑音(ゴースト)を除去するために、アイソレーターが用いられている。例えば、干渉計の光学素子の裏面などからの不要な反射光があると、干渉縞に混入し雑音(ゴースト)となる。これを避けるために、光源2と測定対象物9の反射面との間に、アイソレーターが挿入されている。アイソレーターは、通常、直線偏光子とλ/4板とを組み合わせる。直線偏光子は、電磁波である光の横波の振動方向を直線とし、振動方向が不規則な光を直線偏光とするものである。直線偏光子は、特定の方向の直線偏光を透過し、他を反射する。
ビームスプリッタの半透明膜に直線偏光子の機能を加えたものを偏光ビームスプリッタ(PBS)という。図1に示す例では、第1のビームスプリッタ3および第2のビームスプリッタ4として、PBSを用いている。PBSは、半透明膜に垂直な面を入射面と考えたときの入射面に平行なp偏光をほぼ100%透過し、一方、入射面に垂直なs偏光をほぼ100%反射させる。
λ/4板は、偏光の振動面に対して45度の方位角をもつ。λ/4板は、直線偏光が入射されると、その振幅方向を45度回転させて円偏光とし、この円偏光が入射されると、振幅方向さらに45度回転させて直線偏光とする。また、λ/2板は、直線偏光の方位角をλ/2板の回転角の2倍だけ回転させる。
図2に示すように、本実施形態の三次元センサ1は、第1のビームスプリッタ3と参照ミラー10との間の光軸上に配置された第1のλ/4板11と、第1のビームスプリッタ3と測定対象物9との間の光軸上に配置された第2のλ/4板12とを有する。また、三次元センサ1は、第1のビームスプリッタ3と第2のビームスプリッタ4との間に、例えば回転角を22.5度とするλ/2板13を有する。このλ/2板は、偏光方向を45度回転させる。
この構成によると、三次元センサ1は、偏光を用いて、光学ノイズ(ゴースト)低減効果を得ることができる。
まず、光源2から偏光方向が不規則な光が第1のビームスプリッタ3に入射すると、第1のビームスプリッタ3の半透明膜31にて、p偏光が透過し直線偏光(測定光c2)となり、この直線偏光(測定光c2)はλ/4板12にて円偏光(測定光c2)となる。測定対象物9で反射した円偏光(測定光c2)は、再度λ/4板12を透過する際にs偏光(測定光c2)となり、第1のビームスプリッタ3で反射し、λ/2板13に入射する。
光源2から入射する光は、第1のビームスプリッタ3の半透明膜31にて、s偏光が反射し直線偏光(参照光c1)となり、この直線偏光(参照光c1)はλ/4板11にて円偏光(参照光c1)となる。参照ミラー10で反射した円偏光(参照光c1)は、再度λ/4板11を透過する際に、p偏光(参照光c1)となり、第1のビームスプリッタ3を透過し、λ/2板13に入射する。
第1のλ/4板11および第2のλ/4板12により、参照光c1と測定光c2とは直交した偏光ビームc3となり、さらに、それらが22.5度回転させられたλ/2板13により45度傾けられ、偏光ビームc4となる。第2のビームスプリッタ4では参照ミラー10からの反射光(参照光c1)、測定対象物9からの反射光(測定光c2)の各々の垂直成分(p偏光)のみが通過し、各々の水平成分(s偏光)は反射する。ここでの光のロスは原理的にない。
この第2のビームスプリッタ4で始めて、垂直成分による干渉と、水平成分による干渉が生じる。すなわち、直交した偏光ビームc3をλ/2板13で45度回転させつつ、それを再度p偏光とs偏光とに分離して透過及び反射させることで、参照光と測定光とを干渉させる。
第2のビームスプリッタ4の半透明膜41を透過した干渉光c5は第1の光学系5に入射し、第2のビームスプリッタ4で反射した干渉光c6は第2の光学系6に入射する。第1の光学系5ではそのままの位置関係で干渉光c5を測定直線14に導き、第2の光学系6は光軸を軸として90度回転させた位置関係で干渉光c6を測定直線に導く。
すなわち、第2の光学系6では、第2のビームスプリッタ4の半透明膜41での反射光はx軸を軸として90度曲がり、プリズム6Aの反射面61にてy軸を軸として90度曲がる。さらに、プリズム6Bの反射面71にてz軸を軸として90度曲がる。この過程で、説明の為の光束の位置関係(アドレス)の変化として示すように、第1の干渉光c6の位置関係を時計回りに90度回転させた状態ではなく、第1の干渉光c6をx軸で180度回転させ、それを時計回りに90度回転させた状態となる。
これは、z軸で180度回転させ、反時計回りに90度回転させると表記してもよい。このような「裏返し」を含む光路とすると、2回の反射で測定直線14に導くことができる。この点、第1の光学系5でも同一回数の反射をさせつつ測定直線14に導くことができる。
このような光学系により、1つの測定直線14に2つの干渉光c5,c6を導きつつ、他方の干渉光c6の光束となる円を一方の円から90度回転させることができる。これにより、1つのラインイメージセンサ8で、干渉光の円の直交する直径近傍の干渉縞を光電変換することができる。そして、測定対象物9のxy平面でのドリフトを拘束する際には、この干渉光の円の中心位置は変化せず、ラインイメージセンサ8は常に円の直径位置の干渉縞を受光する。
なお、偏光させる光学素子として、λ/4板と偏光ビームスプリッタとの組み合わせを用いたが、これに限定されず、例えば、ワイヤグリットポラライザを使った方法としても良いし、直線偏光素子を用いてもよい。
(干渉縞と信号処理)
第2のビームスプリッタ4にて分光された一方の干渉光c5および他方の干渉光c6はラインイメージセンサ8上に照射される。これを参照ミラー10側からみると、図3(A)に示すような相対関係となる。説明のための1から4のアドレスを示すように、図3(A)の図中左側の干渉縞c6がx軸に関する測定対象物9の姿勢の情報を示し、図中右側の干渉縞c5がy軸に関する姿勢情報となる。
予め参照ミラー10を光軸を法線とする平面から任意の角度θで傾斜させると、図3(A)に示す干渉縞が作られる。この干渉縞の数により、xy平面での姿勢を計算することができる。また、図3(B)に示すように、z軸方向の変位量については、測定対象物の基準位置で測定しておき、ラインイメージセンサ8での基準となる干渉縞の位置と、計測空間での位相情報(干渉縞の次数)とを記憶し、個々の測定ではこの基準となる干渉縞の位置と測定した干渉縞の位置(縞の座標値)との差εと、計測空間の位相情報とに基づいて算出することができる(フリンジカウンティング)。参照ミラー10を傾けない際には、干渉縞の間隔は光源の波長λ/2となる。予め参照ミラー10を傾斜させる際には、光電変換した測定値から傾斜による直線成分を差し引いてから干渉縞のラインイメージセンサ上の座標値により測定対象物の基準位置からの変位量を求める。
干渉縞の次数は、波長λ/2の倍数となるため、干渉縞の次数と波長の倍数である長さとの関係が定まる。参照ミラー10を傾斜させている際には、測定範囲内での干渉縞の数が増加するが、この傾斜による直線成分を干渉縞の次数に応じて減算し、測定対象物9の変位量に応じた測定値を得ることができる。また、連続的に測定する際には、干渉縞の移動を画像処理により追跡し、縞次数を自動的に与えてもよい。
姿勢変化の情報としては、例えば図3(A)に示す図中左側の干渉縞からx軸周りのローテーションxθと、z軸方向の直動成分zとを算出し,図3(A)に示す図中右側の干渉縞からy軸周りのローテーションyθとz軸方向の直動成分zとを得ることができる。よって、このラインイメージセンサ8に投影される干渉縞解析により、xθ,yθおよびzを抽出できる。このときの解析手法は、上記フリンジカウンティングを含め位相解析や他の手法でも良い。
上記のように、ラインイメージセンサ8から抽出される各成分の分解能は、干渉縞のパターンの間隔に依存する。干渉縞のパターンは参照ミラー10の姿勢に依存するため、参照ミラー10の姿勢を調整することによって、分解能を決定することが可能となる。例えば、xθ,yθに関し、同じ分解能を得たい場合は、干渉縞がx=yとなるように、xy面で斜め45度となる縞パターンとなる傾斜角度とすればよい。
<第1実施形態の変形例>
(光学素子の一体化)
図4は、図1および図2に示した三次元センサ1を一体化したものである。各光学素子(3,11,12,13,4,5,6)は、接着により一体化されている。このような構成により、三次元センサ1のコンパクト化を図ることができる。また、光学要素および光路に空気が介在しないので、より安定した測定ができる。
(測定対象物上の反射ミラー)
三次元センサ1を内界センサとして使用する際には、測定対象物に測定光c2を反射させる反射ミラー9Aを装着するとよい。三次元センサ1としては、反射ミラー9Aが測定対象物9(図4参照)となる。さらに、反射ミラー9Aが、測定光c2の光束を予め定められた特性に変化させる光学変化面を備えると、干渉縞のパターンを種々変化させることができる。
図1に示す例では、測定対象物9の表面はプレーンミラーであるとしていた。このため、xy面内でのミラーのドリフト(変位)を検知できない。これを解決する手段としては、測定対象物に取り付ける反射ミラー9Aを、凹面鏡(Concave Mirror)や凸面鏡(Convex Mirror)、放射パターン蒸着鏡(Radial patterned mirror)のように平らではない形状を幾何的に与え、また、パターンを蒸着する方法が挙げられる。凹面鏡や凸面鏡の場合に、z軸周りのローテーションを除く5自由度の検出が可能となる。放射パターンの場合には、6自由度の検出が可能となる。
放射状パターンを蒸着した際の干渉縞の一例を図5(A)に、凹面鏡とした際の干渉縞の一例を図5(B)に示す。反射鏡に物理的で幾何的な形状を付与する方法は干渉縞に直接影響を与えるため、幾何的に変化を与えない手法である蒸着法と比較して高分解能化を図ることができる。一方、蒸着法は安価に行うことができる。
(白色光源の利用)
上述した図5までの説明は、測定対象物の基準位置と、変位した後の測定対象物の位置の相対姿勢変化を捉えるものであったが、図6に示すように、2つの異なる波長の光源を用いれば、絶対姿勢を計測することが可能となる。光源2としては、白色を出射する第1の光源15と、特定波長を出射する第2の光源16とを備える。例えば、第1の光源15に白色光を用いた場合、基準位置での参照ミラー10の絶対姿勢を測定し、これを記憶させ、その後は、1波長の第2の光源16を用いて相対測定すれば効率的な絶対測定が可能となる。
白色干渉では、物体の参照面光路長差が0の場所のみ、白色の縞が観測される。すなわち、参照光c1と測定光c2の光路長の差が0の場所を測定することができる。そして、駆動手段19により、参照ミラー10の位置を光軸に沿って移動させ、または傾斜させ、この白色の縞ができる位置を求めることで、絶対的な測定をすることができる。この白色干渉と、高精度な参照ミラー10の移動や傾斜により、三次元センサ1での長さの絶対測定を行うことができる。
なお、反射ミラー9Aは、測定の前提とする自由度に応じて、支持部30により三次元の変位方向や回転が制限されている。
(参照ミラーを傾斜させる駆動手段の併用)
図6に示すように、三次元センサ1が、参照ミラー10の反射面を、参照光c1の光軸に対して傾斜させる駆動手段19を備えるようにしてもよい。この参照ミラー10の傾斜(ティルト)により、干渉縞の縞数を変化させることができる。従って、第1に、光学系の設置誤差等を調整し、一方の干渉光c5と他方の干渉光c6の干渉縞の分解能を一致させるために、この参照ミラー10の傾斜を調整することができる。第2に、ラインイメージセンサ8の分解能と、測定の目的とに応じて、傾斜角度の調整により測定分解能を定めることができる。駆動手段19としては、駆動量に応じてピエゾ素子を積層したアクチュエータを用いてもよいし、機械的にねじにより微調整する駆動機構としてもよい。
(光学素子配置の変形例)
図7に、第1実施形態の光学要素の他の配置構成を示す。
図7に示す三次元センサ1は、第1実施形態の三次元センサ1(図1,図2に示す三次元センサ)に対して、第1のλ/4波長板11、第2のλ/4波長板12およびλ/2板12が省略されている点が異なる。また、第1実施形態の三次元センサでは、第1のビームスプリッタ3および第2のビームスプリッタ4に偏光ビームスプリッタを用いたが、図7ではビームスプリッタを用いた点が、第1実施形態とは異なる。
このような光学要素の配置によれば、偏光による分離を行わない分ゴーストが発生し、分解能が低下するが、安価である利点がある。
なお、図7に示す三次元センサ1についても、図4に示すように、各光学素子を接着などにより一体化することもできる。
また、参照ミラー10に駆動手段19を併設しても良い。図7に示す例では、測定対象物を接触プローブとし、接触プローブは、スタイラス311と、接触部312を備えている。三次元センサ1は、スタイラス311と固着された反射ミラー9Aを備える。説明のために反射ミラー9Aに付した1から4のアドレスは、図7に示す光学系では、ラインイメージセンサ8にて図示する位置関係となる。
この図7に示す構成でも、三次元センサとして、上記の効果を奏する。
(ラインイメージセンサを2つ使用する比較例)
図8に、ラインイメージセンサを2つ使用する比較例を示す。この例では、第2のPBS4に第1のラインイメージセンサ8Aと、第2のラインイメージセンサ8Bとを装着している。第1のラインイメージセンサ8Aおよび第2のラインイメージセンサ8Bは、干渉光の中心位置を通り、干渉光を円とした際に直交する2つの直径が入射する位置に配置される。ラインイメージセンサ8A,8Bを2つ使用することで、第1の光学系および第2の光学系を不要としているが、この構成では、ラインイメージセンサ8A,8Bの設置誤差をそれぞれ別途調整しなければならない点が不利となる。
<第2実施形態>
(スタイラス)
図9に、図4に示した三次元センサ1を内界センサとして、スタイラスに装着した接触プローブの一例を示す。
この接触プローブ300は、三次元センサ1と、測定光c2を反射させる反射ミラー91と、この反射ミラー91と一体に動作するスタイラス311と、このスタイラス311の先端に装着され被測定物表面に近接または当接する接触部312と、反射ミラー91およびスタイラス311を三次元的に動作可能に支持する支持部30と、を備えている。
この接触プローブ300の三次元センサ1は、図4に示したもので、さらに、参照ミラー10を傾斜させる駆動手段19や、光学変化面や、白色光源等を備えるようにしてもよい。
支持部30は、スタイラス311を揺動可能に支持するとともに、その動作(自由度)を制限する弾性体を備えるとよい。弾性体としては、例えば、板ばねを採用することができるが、その構造は限定されるものではない。本実施例では、xθ,yθ,zにのみ自由度を有している。厳密には、ばねの平面方向(x、y)と、スタイラス軸回転方向zθの自由度は拘束されている弾性体構造とする。また、接触プローブ300の設置は、軸対象構造であることが望ましい。
幾何的にこれらの3つの自由度でスタイラス先端の空間的な自由度は確保されるため、三次元測定機用の接触プローブ300としての機能に問題はない。スタイラス311および反射ミラー91の姿勢を検出するには、例えば、xθ,yθについては、干渉縞数の解析により、z直動については、フリンジカウントにより可能である。なお、反射ミラー91が光学変化面を有さずプレーンな場合、xy平面内直動やzローテーションには無感となる。上記の通り、支持部30は、この無感な自由度を拘束する。
図9に示す接触プローブ300により、タッチプローブと、倣いプローブとの両方に応用可能である。また、接触部312の法線ベクトル等を利用して、倣いのアクティブ化(能動化)も可能である。このため、粗さ計用、輪郭測定機用、真円度測定機用など、どのプローブにも適用することができる。そして、図9に示す接触プローブでは、PSD(Position Sensitive Light Detector,位置検出素子)やQPD(quadratic photo diode,4分割フォトダイオード)の姿勢情報の少なさによる測定の不確かさを軽減し、測定精度を向上させることができる。
(三次元測定機)
図10および図11に、三次元測定システムの構成例を示す。図10および図11に示すように、三次元測定システム100は、三次元測定機200と、接触プローブ300と、ジョイスティック111を有する操作部110と、三次元測定機の動作を制御するモーションコントローラー500と、モーションコントローラーを介して三次元測定機200を駆動制御するともに測定値を解析するホストコンピュータ600とを備えている。
三次元測定機200は、接触プローブ300と、定盤210と、定盤210に立設され接触プローブ300を三次元的に移動させる駆動機構220と、駆動機構220の駆動量を測定する駆動センサ230(図11参照)とを備えている。駆動機構(スケール部)220は、定盤210の両側端から定盤210の面に略垂直方向であるZm方向に高さを有するとともに定盤210の側端に沿ったYm方向へスライド可能に設けられた二本のビーム支持体221と、2本のビーム支持体221の上端にて支持されXm軸方向に長さを有するビーム222と、ビーム222にXm方向にスライド可能に設けられZm軸方向にガイドを有するコラム223と、コラム223内をZm軸方向にスライド可能に設けられ下端にて接触プローブ300のスタイラス311を保持するスピンドル224とを備えている。
ホストコンピュータ600は、図10に示すように、ハードウエア資源として、入力手段120と、計算機本体130と、ディスプレイ140と、印刷手段150とを備えている。また、ホストコンピュータ600の計算機本体130は、図11に示すように、ハードウエア資源として、プログラムに従って演算し結果をメモリ等に格納するCPU650と、データを記憶するメモリ610と、データバス660とを備えている。メモリ610は、測定対象物の形状データと、接触プローブ300が接触するための予め定められた基準押込量と、タッチ測定等に際して使用する測定ポイントとを記憶する。また、ホストコンピュータ600は、CPU650がプログラムを実行することによる一定の機能として、形状データから三次元測定機の接触プローブ300を移動させる移動ベクトルデータを生成し出力する移動ベクトル指令部630と、モーションコントローラー500から入力される測定値をサンプリングするデータサンプリング部620と、このサンプリングした測定値を信号処理することで測定対象物の形状を解析する形状解析部640とを備えている。
モーションコントローラー500は、移動ベクトル指令部630からの移動ベクトルや、操作部110からの指令データに応じて、三次元測定機200を駆動制御する駆動制御部510と、三次元測定機200の駆動センサ230の出力をカウントする520と、接触プローブ300の三次元センサ1の出力を信号処理しxθ,yθ,zに変換するプローブ信号処理部530と、プローブ信号処理部530の出力値に応じて接触プローブ300の接触の有無を判定するとともに駆動カウンタ520およびプローブ信号処理部530の出力をホストコンピュータ600に出力する接触検知部550とを備えている。プローブ信号処理部530は、xθ,yθ及びzに変えて、接触部312の変位量であるΔx,Δy及びΔzを算出するようにしてもよい。
図10および図11に示す三次元測定システム100は、測定対象物の設計上の形状を形状データとして予め記憶しておき、この形状データから駆動機構220による接触プローブ300の移動を制御し、測定対象物の表面近傍まで接触プローブ300を移動させる。その後、基準押込量分、接触部312を押し込むことで接触を検知し、タッチ測定または倣い測定等により、駆動機構220を駆動して接触プローブ300を移動させることで、測定対象物の形状等を三次元的に測定する。駆動センサ230は、駆動機構220による接触プローブ300の移動量を出力する。接触プローブ300の三次元センサ1は、上述した第1実施形態の手法により、xθ、yθ及びzとを出力する。このxθ、yθは、スタイラス311の長さを予め測定しておくことで、容易に接触部312の変位量Δx,Δy,Δzに変換できる。ホストコンピュータ600の形状解析部640は、測定対象物の形状は、駆動センサ230の出力と、三次元センサ1の出力とを加算することで、測定対象物表面の位置を算出する。
(接触プローブの離間)
図10および図11に示す三次元測定システムでは、接触部312を基準押込量だけ押し込みながらタッチ測定し、または倣い測定することで、測定対象物の表面形状を安定して確実に測定する。しかし、基準押込量を極度に超過して接触部312を押し込むと、また、高速に倣い測定する際に測定終了ポイントを経過した後にも押し込みを継続すると、測定対象物や接触部312にダメージを与えかねず、このため、測定の高速化等の障害要因となっていた。
この点、本願の出願人は、倣い測定等の終了時点にて、接触部312を強制的に被測定対象物表面から離間させることのできる接触プローブを開発し、出願している。この接触プローブ300のアクティブ化による離間は、本願の三次元センサ1の出力を用いても実施することができる。すなわち、第1実施形態による三次元センサ1は、反射ミラー9Aの姿勢を検出することができ、すなわち、接触面の法線ベクトルを抽出することができるため、例えば、法線ベクトルを用いた倣いプローブ(倣い測定に用いる接触プローブ)の能動化が可能である。この場合、図12および図13に示すように、支持部420に、前記スタイラス311を被測定物表面から離間させるスタイラス変位手段441,442,443を装備するとよい。スタイラス変位手段441,442,443としては、圧電素子を有するアクチュエータを例として挙げることができる。
図12に示す支持部420は、円形状の金属プレートであり、周辺部が図示しないハウジングにより支持され、スピンドル224に装着される。このハウジング内に三次元センサ1が収納される。この支持部420は、3本の切込み線422を有し、3本の切込み線422は支持部420の中心を点対称の中心として対称に設けられている。各切込み線422は、それぞれ、円弧部423と、直線部424とを有し、支持部420の中心方向を内側とする略くの字状に曲がっている。そして、一の切込み線の円弧部423の内側に他の切込み線422の直線部424が位置する。
この切込み線422により、支持部420の金属プレート全体で板ばねとなり、z軸の上下動と、スタイラス311のxy平面からの傾斜可能に支持される。そして、接触部312に力が働かない際には、スタイラス311を基準位置に復帰させる。一方、xy平面内での直動や、z軸を軸とする回転は拘束される。
図12および図13に示すように、本実施形態による接触プローブ300は、円弧部423と直線部424との間に、スタイラス変位手段441,442,443を備えている。このスタイラス変位手段441,442,443は、図示しないハウジングにより下端が支持されている。このスタイラス変位手段441,442,443は、例えば、多数のピエゾ素子等の圧電素子の薄板を積層して構成しており、電圧の印加により駆動する変位量を変化させることができる。従って、3つのスタイラス変位手段441,442,443のそれぞれを個別に駆動することで、支持部420の切込み線422により変形させ、スタイラスをz方向に変位させ、xy方向に傾けることができる。
図11を参照すると、モーションコントローラー500は、プローブ駆動制御部540を備えている。プローブ駆動制御部540は、測定対象物表面の平面の法線で、接触部312の中心を通る法線ベクトルを算出する法線ベクトル算出部541と、接触部312を強制的に法線ベクトル方向に一定量離間させるために、各スタイラス変位手段441,442,443の駆動量を算出する分配量算出部542と、分配量算出部542によって算出された駆動量に従って各スタイラス変位手段441,442,443を駆動制御するアクチュエーター駆動部543を備えている。
法線ベクトル算出部541は、三次元センサ1のxθ,yθを接触部312の変位量であるΔx,Δyに変換し、さらにz軸での変位量Δzを得る。このΔx,Δy,Δzの座標値は、法線ベクトルの法線方向である。法線ベクトルNは、次式で表される。
N=(Δx,Δy,Δz)/|V|
ここで、V=(Δx,Δy,Δz)
法線ベクトル算出部541は、倣い測定等の終了時に、法線ベクトルを算出し、分配量算出部542に出力する。そして、分配量算出部542は、この法線ベクトルNと、各スタイラス変位手段441,442,443の位置と、スタイラス311の長さとから、各スタイラス変位手段441,442,443の駆動量を算出する。アクチュエーター駆動部543は、駆動量に応じた電圧を各スタイラス変位手段441,442,443に印加する。また、接触検知部550が、測定時に押込量を監視し、予め定められた押込量以上の押し込みとなる際に、測定を失敗として強制的に接触部312を離間させるようにしてもよい。この場合、接触検知部550の出力に応じて、プローブ駆動制御部540が各スタイラス変位手段441等を駆動し、接触部312を強制的に、能動的に離間させる。
上述のように、第2実施形態の接触プローブ300は、三次元測定機の接触プローブとして有効に機能し、さらに、三次元センサ1が、高速にかつ精度良く接触子の位置やスタイラスの姿勢を測定できるため、三次元測定機の測定精度を向上させ、かつ、高速測定を可能とする。また、三次元センサ1が、スタイラスの姿勢等を測定できるため、接触プローブ300の能動化が可能で、測定の状態に応じて接触部312を強制的に測定対象物表面から離間させることができる。この接触プローブ300の能動化に際しても、三次元センサ1が高速測定可能なため、測定の異常を素早く検知し、被測定物や接触部312にダメージを与える可能性を十分に低減することができ、このことから、三次元測定機の安定した高速測定が可能となる。
<第3実施形態>
(カンチレバー)
図14に、第1実施形態の三次元センサ1をカンチレバーに装着した接触プローブの一例を示す。
この接触プローブは、第1実施形態の三次元センサ1と、測定光c2を反射させる反射ミラー92と、この反射ミラー92と一体に動作するカンチレバー700と、このカンチレバー700の先端に装着され被測定物表面に近接または当接する探針701と、反射ミラー92およびカンチレバー700を動作可能に支持する支持部としての支点702とを備える。なお、カンチレバー700を被測定物表面から離間させるカンチレバー変位手段を設けるようにしてもよい。カンチレバー変位手段としては、例えば、支点702付近にカンチレバー700の先端(探針701)が被測定物表面から離間する方向へカンチレバー700を揺動させる機構などを設けることにより実現できる。
(変位量測定)
図14に示す接触プローブは、探針701を測定対象物表面と相対移動させることで、測定対象物の表面形状を測定する形状測定装置に使用することができる。この形状測定装置は、カンチレバー700の上下動のみならず、たわみや回転も干渉縞にあらわれるため、上下動のみを測定する接触プローブと比較して、極めて高精度で安定した測定を行うことができる。
(走査型プローブ顕微鏡)
また、形状測定機用の接触プローブのみならず、走査型プローブ顕微鏡に装着されるカンチレバー700の変位を測定することもできる。この場合、反射ミラー92がカンチレバー700の背面であり、素材がシリコンの場合、背面は概ね鏡面であるが表面に粗さがある。この粗さの影響はナノメートル・オーダーの測定を行う走査型顕微鏡に装着されるカンチレバーの問題の1つである。この場合でも、本実施形態による三次元センサ1は、干渉縞測定、つまり線測定であるため、平均化処理により問題を解決できる。
以上、このような構成を備える三次元センサによれば、次に示すような顕著な効果を奏することができる。
(1)単一のラインイメージセンサを使用するため、ラインイメージセンサの設置誤差の調整が容易である。
(2)ラインイメージセンサを用い、測定光と参照光の光学系を同一として測定環境の影響による誤差を低減したため、安定した高速測定が可能である。
(3)接触プローブの小型化によりプローブ固有振動数が高周波化した場合に求められる高応答化にも適応可能である。
(4)干渉縞を2つに分割しつつ、測定対象物や反射ミラーの姿勢であるxθ、yθと、z軸方向の変位量zを測定する際には、冗長した測定値を得ることができ、2つの干渉縞により別々に変位量zを算出して平均し、また、多数の測定値から測定対象物や反射ミラーの平面形状を前提として最小二乗法等により傾きを算出することができ、これによっても、正確な測定を行うことができる。
なお、本発明の三次元センサは、上記実施形態にのみ限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加え得ることは勿論である。
例えば、マイケルソンタイプや、ミロータイプの干渉計ではなく、測定対象物とビームスプリッタとの間に半透明板を設けるフィゾータイプの干渉計を用いてもよい。
本発明は、上述した三次元測定機や、走査型プローブ顕微鏡等に利用できる。
第1実施形態での三次元センサの構成例を示す図。 第1実施形態の構成例で偏光の状態を示す図。 第1実施形態での測定値及び解析結果の一例を示す図。 第1実施形態の図1及び図2に示す構成を一体化した例を示す図。 第1実施形態において、反射ミラーが光学変化面を有する際の測定値の一例を示す図。 第1実施形態において、光源を2つ有する構成例を示す図。 第1実施形態の他の光学素子構成例を示す図。 第1実施形態の比較例を示す図。 第2実施形態での接触プローブの構成例を示す図。 第2実施形態での三次元測定システムの構成例を示す斜視図。 第2実施形態での同上三次元測定システムの構成例を示すブロック図。 第2実施形態での接触プローブの支持部の構成例を示す平面図。 第2実施形態での接触プローブの支持部の構成例を示す正面図。 第3実施形態での接触プローブの構成例を示す図。 従来の接触プローブの構成例を示す図。
符号の説明
1…三次元センサ、
2…光源
3…第1のビームスプリッタ
4…第2のビームスプリッタ
5…第1の光学系
6…第2の光学系
6A,6B…プリズム
8…ラインイメージセンサ
9…測定対象物
9A…反射ミラー
10…参照ミラー
15…第1の光源
16…第2の光源
19…駆動手段
30…支持部
300…接触プローブ
311…スタイラス
312…接触部
313…センサ本体部
441〜443…スタイラス変位手段
700…カンチレバー
701…探針。

Claims (9)

  1. 可干渉の光を出射する光源と、この光源からの光を2分割し一方を参照光として参照ミラーに照射し、他方を測定光として測定対象物に照射する第1のビームスプリッタと、前記参照ミラーで反射した参照光と前記測定対象物で反射した測定光とを2分割してそれぞれ干渉させる第2のビームスプリッタと、第2のビームスプリッタの一方の干渉光を所定の測定直線上に導く第1の光学系と、他方の干渉光を回転させて前記測定直線上に導く第2の光学系と、前記測定直線上にて前記一方の干渉光と前記他方の干渉光とをそれぞれ受光するラインイメージセンサと、を備えたことを特徴とする三次元センサ。
  2. 請求項1に記載の三次元センサにおいて、
    前記第2の光学系は、前記第2のビームスプリッタからの他方の干渉光を前記測定直線と平行な軸にて略180度回転させつつ、前記測定直線および前記一方の干渉光が前記ラインイメージセンサへ入射する光路を含む平面にて略90度回転させる光路を備えた、ことを特徴とする三次元センサ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の三次元センサにおいて、
    前記参照ミラーの反射面を、前記参照光の光軸に対して傾斜させる駆動手段を備えた、ことを特徴とする三次元センサ。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の三次元センサにおいて、
    前記測定対象物に装着され前記測定光を反射させる反射ミラーを備え、
    この反射ミラーは、前記測定光の光束を予め定められた特性に変化させる光学変化面を備えた、ことを特徴とする三次元センサ。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の三次元センサにおいて、
    前記光源は、白色を出射する第1の光源と、特定波長を出射する第2の光源とを備えた、ことを特徴とする三次元センサ。
  6. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の三次元センサと、
    前記測定光を反射させる反射ミラーと、この反射ミラーと一体に動作するスタイラスと、このスタイラスの先端に装着され被測定物表面に近接または当接する接触部と、前記反射ミラーおよび前記スタイラスを三次元的に動作可能に支持する支持部と、を備えたことを特徴とする接触プローブ。
  7. 請求項6に記載の接触プローブにおいて、
    前記支持部には、前記スタイラスを前記被測定物表面から離間させるスタイラス変位手段が備えられている、ことを特徴とする接触プローブ。
  8. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の三次元センサと、
    前記測定光を反射させる反射ミラーと、この反射ミラーと一体に動作するカンチレバーと、このカンチレバーの先端に装着され被測定物表面に近接または当接する探針と、前記反射ミラーおよび前記カンチレバーを動作可能に支持する支持部と、を備えたことを特徴とする接触プローブ。
  9. 請求項8に記載の接触プローブにおいて、
    前記カンチレバーを前記被測定物表面から離間させるカンチレバー変位手段が備えられている、ことを特徴とする接触プローブ。
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