JP4435323B2 - ブレードホルダ、印刷材充填装置、及び、印刷装置 - Google Patents

ブレードホルダ、印刷材充填装置、及び、印刷装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、孔版又は凹版の印刷パターン用の貫通開口部又は凹部に印刷材を充填する印刷材充填装置、該印刷材充填装置に用いられるブレード保持部材、及び、該印刷材充填装置を備える印刷装置に係り、詳しくは、ブレード状部材のアタック角調整手段の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、印刷材充填装置としてのスキージ装置により、孔版又は凹版(以下、版と称する)の印刷パターン用の貫通開口部又は凹部に印刷材を充填した後、該貫通開口部又は該凹部から紙などの被印刷体にこの印刷材を移動させて、印刷材からなる印刷パターンを該被印刷体に印刷する印刷方法が広く用いられている。
【0003】
また、電子機器の分野においては、印刷材としてクリーム半田などの導電性ペーストを用い、この印刷方法によって電子回路基板上などに導電性の印刷パターンを印刷する導電性ペースト印刷方法が広く用いられている。
【0004】
これらの印刷方法に用いられるスキージ装置は、一般に、ブレード状部材としてのスキージを2つ備え、これらのスキージにより孔版や凹版の版面に対して印刷材をそれぞれ相反する方向に交互に刷り付けるものである。
【0005】
この種のスキージ装置において良好な印刷品質を維持するためには、スキージと版との当接圧力(以下、印圧と称する)、スキージを版に対して上下方向に移動させる駆動伝達部材(例えばエアシリンダのロッド)の押し込み量、及び、スキージの版に対する当接角度であるアタック角、を適正に調整する必要がある。例えば、印圧や押し込み量の適正値は、使用される版の特性により大きく異なってくる。また、従来、アタック角を概ね60[°]に設定していたが、近年の印刷パターンのファインピッチ化に伴い、版の特性などに応じて適宜調整する必要が生じてきている。具体的には、先に本発明者により提案されているプラスチックマスク(特開平7−081027号)などを用いてファインピッチの印刷パターンを印刷する場合には、アタック角を70[°]程度に設定すると、より良好な印刷品質を得ることができる場合がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来、アタック角を調整するためにはスキージを保持するスキージホルダの角度を手作業で調整する必要があり、調整に手間を要するという問題があった。
【0007】
また、例えばエアシリンダのロッドなど、スキージを版に対して上下方向に移動させる駆動伝達部材の移動量を微妙に調整することで、版に対する印圧や押し込み量を調整しているが、この移動量を微妙に調整することができる高価な駆動機構を2つのスキージに対してそれぞれ個別に設ける必要があり、スキージ装置のコストを増加させるという問題があった。
【0008】
本発明は、以上の問題に鑑みなされたものであり、その第1の目的とするところは、スキージ等のブレード状部材のアタック角を容易に調整することができるスキージホルダを提供することである。
【0009】
また、その第2の目的とするところは、ブレード状部材のアタック角を容易に調整することができる印刷材充填装置を提供することである。
【0010】
また、その第3の目的とするところは、上記第2の目的に加えて、複数のブレード状部材を1つの駆動機構で制御することができる印刷材充填装置を提供することである。
【0011】
また、その第4の目的とするところは、上記第2及び第3の目的に加えて、複数のブレード状部材の印圧を1つの駆動機構により容易に調整することができる印刷材充填装置を提供することである。
【0012】
また、その第5の目的とするところは、ブレード状部材のアタック角を容易に調整することができる印刷装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的を達成するために、請求項1の発明は、孔版又は凹版の版面に供給された印刷材をブレード状部材によって該版面に刷り付けて、該孔版又は該凹版の印刷パターン用の貫通開口部又は凹部に充填する印刷材充填装置に用いられ、駆動力の付与により回動する回動軸の周りに該ブレード状部材を保持し、該回動軸を、該ブレード状部材の該版面に対するアタック角を変化させる方向に回動させるブレードホルダにおいて前記ブレード状部材をクランプするクランプ部と、前記回動軸の回動軸線方向に延在する姿勢で前記回動軸に設けられて、該クランプ部に係合する溝部とを設けるとともに、前記溝部における底面と、前記クランプ部における前記底面に対向する面とにそれぞれマグネットを設けたことを特徴とするものである。
【0014】
このブレードホルダにおいては、駆動力の付与により回動軸が回動して、該駆動軸の周りに保持しているブレード状部材の角度が変化する。これにより、ブレード状部材のマスク版又は凹版に対するアタック角を変化させる。これにより、作業者は、回動軸への駆動力の付与によりブレード状部材のアタック角を変化させることができる。
【0015】
上記第2の目的を達成するために、請求項2の発明は、少なくとも、ブレード状部材と、該ブレード状部材を保持するブレードホルダと、該ブレードホルダを移動させる駆動機構とを有し、孔版又は凹版の版面に供給された印刷材を該ブレード状部材によって該版面に刷り付けて、該孔版又は凹版の印刷パターン用の貫通開口部又は凹部に充填する印刷材充填装置であって、該ブレードホルダが請求項1のブレードホルダであることを特徴とするものである。
【0016】
この印刷材充填装置においては、ブレードホルダの回動軸を回動させてブレード状部材のアタック角を変化させる。
【0017】
請求項3の発明は、請求項2の印刷材充填装置であって、ブレードホルダの回動軸の回動により、上記版面に対する上記ブレード状部材の当接部を印刷材刷り付け方向側のエッジに切り換えることを特徴とするものである。
【0018】
この印刷材充填装置においては、ブレードホルダの回動軸の回動により、版面に対するブレード状部材の当接部を印刷材刷り付け方向側のエッジに切り換えることができる。
【0019】
上記第3の目的を達成するために、請求項4の発明は、請求項2の印刷材充填装置であって、上記ブレードホルダに複数の上記ブレード状部材を保持し、上記回動軸の回動により使用する該ブレード状部材を切り換えることを特徴とするものである。
【0020】
この印刷材充填装置においては、ブレードホルダに複数のブレード状部材を保持する。これにより、1つの駆動機構で複数のブレード状部材をブレードホルダとともに移動させ、必要に応じて上記回動軸を回動させて任意の1つを選択して使用することができる。
【0021】
請求項5の発明は、請求項4の印刷材充填装置であって、印刷材をそれぞれ相反する方向に交互に刷り付けるための上記ブレード状部材の対を上記ブレードホルダに保持することを特徴とするものである。
【0022】
この印刷装置においては、上記回動軸の回動により使用するブレード状部材を切り換えながら、版面に対して印刷材を相反する方向に交互に刷り付ける。これにより、1つのブレード状部材を用いる場合よりも、印刷材刷り付け方向を反転させるときのブレード状部材のエッジ切り換え速度を速めることができる。
【0023】
請求項6の発明は、請求項5の印刷材充填装置であって、上記回動軸の周りに上記対を2組以上保持し、それぞれの対の種類が異なることを特徴とするものである。
【0024】
この印刷材充填装置においては、マスク版や凹版の特性に合わせて所定の対のブレード状部材を使用することにより、ブレード状部材の種類を変更することができる。
【0025】
上記第4の目的を達成するために、請求項7の発明は、請求項2、3、4、5又は6の印刷材充填装置であって、上記駆動機構が上記ブレードホルダを上記版面の方向と直交する方向に移動させることを特徴とするものである。
【0026】
この印刷充填装置においては、上記駆動機構により上記ブレードホルダを版面方向に対して垂直な方向に移動させる。この移動により、ブレードホルダに保持されるブレード状部材の印圧を調整することができる。
【0027】
請求項8の発明は、請求項2、3、4、5、6又は7の印刷材充填装置であって、上記版面の方向と同方向において、上記回動軸の軸線方向が、印刷剤刷り付け時の上記ブレードホルダの移動方向と直交する方向から傾斜していることを特徴とするものである。
【0028】
この印刷材充填装置では、ブレード状部材のエッジを印刷材刷り付け方向と直交する方向から傾斜させて、該エッジにスキュー角をつける。このようにスキュー角をつけると、ブレード状部材のエッジと、貫通開口部又は凹部(以下、これらを印刷穴という)の縁との引っ掛かりを低減することができる。また、横長の印刷穴と縦長の印刷穴とに対するエッジのえぐり込み量をより均一化することができる。
【0029】
請求項9の発明は、請求項2、3、4、5、6又は7の印刷材充填装置であって、上記版面の方向と同方向において、上記回動軸の軸線方向が可変であることを特徴とするものである。
【0030】
この印刷材充填装置においては、ブレード状部材のエッジにスキュー角をつけたり、つけなかったり、変化させたりする。
【0031】
請求項10の発明は、請求項9の印刷材充填装置であって、上記軸線方向を駆動機構により変化させることを特徴とするものである。
【0032】
この印刷材充填装置においては、駆動機構によりスキュー角を調整する。
【0033】
請求項11の発明は、上記ブレードホルダで上記対を保持する請求項8、9又は10の印刷材充填装置であって、該対について、該ブレードホルダにおけるそれぞれのブレード状部材の端部位置が、上記回動軸の軸線方向にずれていることを特徴とするものである。
【0034】
この印刷材充填装置においては、一方のブレード状部材の端部からはみ出した印刷材を、もう一方のブレード状部材の端部により版面の中央に向けて掻き寄せる。例えば、請求項8の印刷材充填装置のように、ブレード状部材のエッジを印刷材刷り付け方向に対して傾斜させている場合には、印刷材を傾斜させたエッジの端部の方向に移動させ、該端部から溢れさせてしまう。即ち、ブレード状部材の端部から印刷材がはみ出してしまう。そこで、本印刷材充填装置においては、ブレードホルダにおけるそれぞれのブレード状部材の端部位置を、上記回動軸の軸線方向にずらしている。これにより、それぞれの端部の版面上における移動軌跡を上記回動軸の軸線方向、ひいては印刷材刷り付け方向と直交する方向にずらして、一方の端部からはみ出した印刷材を、もう一方の端部により版面の中央に向けて移動させるように構成している。
【0035】
請求項12の発明は、上記ブレードホルダで上記対を保持する請求項8、9又は10の印刷材充填装置であって、該ブレードホルダを印刷材刷り付け方向と直交する方向に移動させることを特徴とするものである。
【0036】
この印刷材充填装置においては、ブレードホルダを印刷材刷り付け方向と直交する方向に移動させて、ブレード状部材の端部位置を該方向に移動させる。これにより、一方のブレード状部材の端部からはみ出した印刷材を、もう一方のブレード状部材の端部により版面の中央に向けて掻き寄せる。
【0037】
上記第5の目的を達成するために、請求項13の発明は、印刷材充填装置を用いてマスク版又は凹版の印刷パターン用の貫通開口部又は凹部に印刷材を充填した後、該印刷材を該貫通開口部又は該凹部から被印刷体に移動させて、印刷材からなる印刷パターンを該被印刷体に印刷する印刷装置であって、該印刷材充填装置が請求項2、3、4、5、6、7、8、9、10、11又は12の印刷材充填装置であることを特徴とするものである。
【0038】
この印刷装置においては、請求項2、3、4、5、6、7、8、9、10、11又は12の印刷材充填装置を備えることで、駆動機構によりブレード状部材のアタック角を変化させることができる。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、導電性の印刷材としてのクリーム半田からなる印刷パターンを電子回路基板に印刷するときに用いる印刷装置に、本発明を適用した実施形態について説明する。
本発明に係る印刷装置は、特にハーフエッチング加工された孔版など、表面に凹凸を有する版に対して有効である。ハーフエッチング加工は、周知の如く、比較的厚手の樹脂板などのワークの表面を一定の深さに掘り下げる加工方法であって、孔版の微細孔形成部分の版厚を薄くする目的で用いられるものである。但し、本発明に係る印刷装置に装着される孔版や凹版の種類は、特に限定されるものではない。
【0040】
例えば、孔版には、エッチングマスク、アディティブマスク、YAGレーザマスク、及び、本発明者が先に提案したプラスチックマスク、などの種類がある。エッチングマスクは、周知の如く、部分露光、薬品処理及びエッチングの技術により、金属板に印刷パターン用の孔が複数形成されたものである。また、アディティブマスクは、周知の如く、部分露光、薬品処理及びメッキ処理の技術により金属板に印刷パターン用の孔が複数形成されたものである。また、YAGレーザマスクは、周知の如く、YAGレーザの照射によって金属板に印刷パターン用の孔が複数形成されたものである。また、プラスチックマスクは、エキシマレーザ、シンクロトロンの紫外線領域のSR光、などの照射や、ドリル、パンチプレス等を用いた穿孔加工によってプラスチック板に高繊細な印刷パターン用の孔が複数形成されたものである。本発明に係る印刷装置には、これら列記したマスク版を全て用いることができる。但し、これらの孔版の中では、プラスチックマスクが微細ピッチの印刷性に最も優れている。従って、より微細ピッチの印刷パターンを印刷する場合には、プラスチックマスクを用いることが望ましい。特に、近年、電子部品の小型化に伴い、プラスチックマスクのみに印刷可能な微細ピッチの印刷パターンが増加している。
【0041】
図1は本実施形態に係る印刷装置に装着されるマスク版2を電子回路基板である基板1とともに示す断面図である。図示のように、このマスク版2には貫通開口部である孔2bの形成部の周囲にハーフエッチング部2cが形成されている。図2(a)及び(b)はハーフエッチング部2cが形成されていないマスク版2を基板1とともに示す断面図である。図2(a)に示すように、1つのマスク版2上に比較的大きな孔2aと比較的小さな孔2bとを混在させて形成する場合において、マスク版2の版厚を薄くすると、孔2aに充填するクリーム半田3aを不足させるという不具合が生ずる。また、比較的大きな孔2aに充填するクリーム半田3aの不足を解消すべく、マスク版2の版厚を厚くすると、図2(b)に示すように、比較的小さな孔2bの嵩を高く形成してしまう。そして、クリーム半田3bの孔2bからの抜け性を低下させて印刷不良を発生させたり、印刷したクリーム半田3bを倒して電子回路をショートさせたりするという不具合が生ずる。そこで、図1に示したように、比較的小さな孔2bを形成する部分のマスク版2の周囲に対してハーフエッチング加工を施すことで、これらの不具合を解消している。
【0042】
このようにハーフエッチング加工したマスク版を用いて印刷する場合においては、ブレード状部材としてのスキージのアタック角を適宜調整した方がよい。例えば、本発明者は、ハーフエッチング加工したプラスチックマスクと、後述のツーストップスキージとを用いて印刷する場合には、これまで一般的に60[°]にしていたアタック角を70[°]に変更した方が、より品質の高い印刷パターンを形成し得る場合があることを見出した。
【0043】
図3は本実施形態に係る印刷装置の印刷材充填装置であるスキージ装置のスキージホルダ4を示す斜視図である。図示のように、スキージホルダ4は、回動軸としてのローラ部4aと、ブレード状のスキージをクランプするクランプ部4gとを備えている。ローラ部4aの周面には、軸線方向に延びる溝部4bが形成されており、この溝部4bの底面にはマグネット4cが設けられいる。ローラ部4aの両端からはシャフト4hが延びている。クランプ部4gは、凹型レール状のレール部4d、このレール部4dの凹部内に挿入されたスキージを凹部内壁に押し付けて固定するための押し付け板4e1、この押し付け板4e1を付勢するための3本のボルト4e2、レール部4dの背面に沿って設けられたマグネット4f、等から構成されている。図中の一点鎖線で示したように、クランプ部4gはローラ部4aに設けられた溝部4bと係合し、マグネット4cとマグネット4fとの磁力によって溝部4bに仮固定された後、図示しない固定機構によって確実に固定される。
【0044】
図4はクランプ部4gのクランプ機能を説明する断面図である。クランプ部4gのレール部4dは、例えば、ステンレス等の金属から構成されている。スキージ5は、レール部4dの凹部内に挿入された後、押し付け板4e1により凹部内壁に押し付けられて固定される。この押し付け板4e1はボルト4e2によりスキージ5に向けて付勢されている。
【0045】
図4に示したように、本実施形態の印刷装置のスキージ装置では、2段階の厚みに形成されたスキージ5を用いている。具体的には、先端部の厚みが薄く形成されているいわゆるツーステップスキージを用いている。このツーステップスキージは、印刷品質を向上させ得るものとして、先に本出願人により提案されたものである(特願平11−080903号)なお、一般的な平スキージを用いてもよい。
【0046】
図5(a)及び(b)は、それぞれ上記スキージ装置の駆動機構の一部をスキージホルダ4とともに示す側面図であり、図5(c)は図5(b)に示した機構を上方から見た平面図である。上記スキージ装置の駆動機構は、2つの駆動部を有する。具体的には、図5(a)及び(b)に示したように、スキージホルダ4を水平方向に移動させる水平駆動部と、図5(c)に示したように、スキージホルダ4を回動させる回動駆動部とを有している。水平駆動部は、スキージホルダ4の両端にそれぞれ設けられている。そして、一方の水平駆動部は、モータなどの駆動源(図示せず)によって回動されるスクリューシャフト6b、スキージホルダ4のシャフト4hを吊るように支持し、スクリューシャフト6bの回動により水平移動に移動する吊り台6a、等から構成されている(図5(a))。また、もう一方の水平駆動部は、この構成に加え、スキージホルダ4のシャフト4hに設けられたギヤ6c、ギヤ6cと噛み合うギヤ6e、ギヤ6eに回動力を付与するステッピングモータ6f、吊り台6aに接続されてこれらを支持する支持台6d、等を備えている(図5(b)及び(c))。
【0047】
上記駆動機構は、水平駆動部のそれぞれのスクリューシャフト6bを回動させることにより、スキージホルダ4を水平方向に移動させ、スキージホルダ4に保持されるスキージ5を半田刷り付け(以下、スキージングという)方向に移動させる。また、回動駆動部のステッピングモータ6fを回動させることにより、スキージホルダ4を回動させる。この回動により、スキージホルダ4に保持されるスキージ5のアタック角を変化させることができる。
【0048】
図6(a)から(d)は、それぞれ、本実施形態に係る印刷装置におけるスキージングの工程を説明する説明図である。上記駆動機構は、まず、水平駆動部によりスキージホルダ4を図面左方向に移動させて、マスク版2上のクリーム半田5(図示せず)をスキージングさせる(図6(a))。そして、スキージホルダ4をマスク版2の反対側端部近傍まで移動させたところで水平駆動部を停止する(図6(b))。次いで、回動駆動部によりスキージホルダ4を図6(b)の矢印方向に回転させて、マスク版2と当接するスキージ5のエッジをスキージング方向側のエッジに切り換える。更に、水平駆動部を起動させてスキージホルダ4を図面左方向に移動させて(図6(c))、マスク版2上のクリーム半田5を先と反対方向にスキージングさせる。そして、スキージホルダ4をもとの位置まで移動させたところで、水平駆動部を停止する(図6(d))。このような、一連の工程を繰り返すことで、クリーム半田5を1枚のスキージ5で相反する方向に交互にスキージングさせることができる。なお、図示を省略しているが、印刷装置は、クリーム半田5をスキージングする毎、即ち、回動駆動部によりスキージのエッジを切り換える毎に、マスク版2に装着した基板1を新たな基板に交換する。また、水平駆動部や回動駆動部の駆動量は、制御部(図示せず)に記憶されている各駆動量のパラメータが変更されることにより、マスク版や基板の種類に応じて適宜調整される。
【0049】
図6において、スキージホルダ4に1つのスキージを固定した構成を示したが、複数のスキージを固定してもよい。このように複数のスキージを固定しても、駆動機構の数を増やす必要はない。一方、従来の装置では、水平駆動部やスキージホルダを上下移動させる上下駆動部などを備える駆動機構を、相反する方向にスキージングする2つのスキージに対してそれぞれ個別に設ける必要があった。
【0050】
以上の構成の印刷装置によれば、駆動機構によりブレード状部材のアタック角を変化させることができるので、該アタック角を容易に調整することができる。また、マスク版2に当接するスキージ5のエッジをスキージング方向側のエッジに切り換えることで、1つのスキージでエッジを切り換えながらクリーム半田5を相反する方向に交互にスキージングすることができる。
【0051】
[実施例]
次に、上記実施形態の印刷装置の実施例について説明する。
図7はこの印刷装置のスキージホルダ4を示す側面図である。図示のように、このスキージホルダ4は、2本のスキージを日本語カタカナ「ハ」のような形で周面上に保持する。
【0052】
図8(a)から(d)は、それぞれ、本実施例に係る印刷装置におけるスキージングの工程を説明する説明図である。上記駆動機構は、まず、水平駆動部によりマスク版2上のクリーム半田5(図示せず)を図面左方向にスキージングさせる(図8(a))。そして、スキージホルダ4をマスク版2の反対側端部近傍まで移動させたところで、回動駆動部によりスキージホルダ4を図8(b)の矢印方向に回転させて、マスク版2と当接するスキージ5を5aから5bに切り換える。更に、水平駆動部を起動させてマスク版2上のクリーム半田5を先と反対方向にスキージングさせ、スキージホルダ4をもとの位置まで移動させたところで、水平駆動部を停止する(図8(d))。このような、一連の工程を繰り返すことで、クリーム半田5を2枚のスキージ5で相反する方向に交互にスキージングさせることができる。即ち、複数のスキージ5を1つの駆動装置で制御することができる。また、2枚のスキージを用いてスキージングするので、上記実施形態の印刷装置よりも、スキージング方向を反転させるときのスキージのエッジ切り換え速度を速める。これにより、印刷速度を速めることができる。
【0053】
[具体例1]
次に、上記実施例の印刷装置のより具体的な一例である具体例1の印刷装置について説明する。
図9はこの印刷装置のスキージホルダ4を示す側面図である。図示のように、このスキージホルダ4は、2本のスキージ5からなるスキージ対5a、5bを保持している。即ち、2組のスキージ対を保持している。これらの対は、互いに種類が異なるものである。このように互いに種類の異なるスキージ対を複数保持することで、例えば、プラスチックマスクを用いる場合にはスキージ対5aを使用し、アディティブマスクを用いる場合にはスキージ対5bを使用するなど、マスク版や凹版の特性に合わせて使用するスキージを変更する。これにより、マスク版や凹版の交換に伴うスキージの交換作業を省くことができる。
【0054】
ところで、上記実施形態や上記実施例の印刷装置では、スキージ5のアタック角を垂直に近づけるに従い、スキージ5とマスク版2との当接圧力である印圧を大きくしてしまう。このため、アタック角とは独立して、印圧を調整することができなかった。そこで、本具体例1の印刷装置においては、スキージホルダ4を上下方向、即ち、マスク版2の版面に対して鉛直方向、に移動させることで、アタック角とは独立して印圧を調整させるように構成している。
【0055】
図10は、本具体例1の印刷装置のスキージ装置における駆動機構の一部を示す斜視図である。図示のように、この駆動機構は、吊り台6aの上部にエアーシリンダや油圧シリンダなどの伸縮シリンダ6gを備えている。この伸縮シリンダ6gのロッドは、先端部が板状に形成され、スキージホルダ4のシャフトを支持している。このロッドの伸縮により、スキージホルダ4が上下移動する。また、ロッドの中央付近にリング状のストッパー6hが設けられており、このストッパー6hと吊り台6aとが当接することにより、スキージホルダ4の下方向への移動が停止される。作業者は、このストッパー6hの取付け位置を上下方向に調整することで、印圧やスキージホルダ4(ひいてはスキージ)の押し込み量を調整することができる。
【0056】
以上、本具体例1の印刷装置によれば、スキージホルダ4を上下移動させることで、アタック角とは独立して印圧を調整することができる。
【0057】
[具体例2]
次に上記実施例の他の具体的な一例である具体例2の印刷装置について説明する。
図11はこの印刷装置のブレードホルダ4をマスク版2とともに示す平面図である。図示のように、ブレードホルダ4は、版面方向において、スキージング方向(図面矢印方向)と直交する方向から傾斜するように配設されている。この傾斜によりスキージ5にスキュー角をつけ、スキージ5のエッジと、マスク版2の各孔の縁との引っ掛かりを低減して、該引っ掛かりによるスキージング速度のバラツキを低減することができる。また、横長の孔と縦長の孔とに対するエッジのえぐり込み量を均一化して、該えぐり込み量のバラツキによるクリーム半田3の掻き取り量のバラツキを低減することができる。
【0058】
図12は本具体例2に係るブレードホルダ4の斜視図である。図示のように、このブレードホルダ4に保持されるスキージ5a、5bは、それぞれの端部位置がブレードホルダ4上でシャフト4hの軸線方向にずれるように配設されている。
【0059】
図13(a)及び(b)は、それぞれこの印刷装置におけるスキージングの状態を説明する平面図である。図示のように、この印刷装置は、スキージ5a、5bの端部がそれぞれスキージホルダ4上でずれるように配設されていることにより、スキージングに伴う図中矢印B方向の移動によってスキージ5aの端部からはみ出したクリーム半田3を、スキージ5bでのスキージングにより図中矢印A方向に移動させてマスク版2の中央に掻き寄せることができる。また、同様にして、スキージ5bの端部からはみだしたクリーム半田5を、スキージ5aによりマスク版2の中央に掻き寄せることができる。これにより、スキージングの度に全てのクリーム半田5を攪拌して、その粘度変化量を小さく維持することができる。また、一方のスキージの端部からはみだしたクリーム半田5を、もう一方のスキージで掻き寄せることにより、はみだしたクリーム半田5をより多くの時間攪拌することができるようになるので、溶剤の乾燥、酸化、吸湿等を抑えてクリーム半田5の劣化を軽減することができる。また、手作業によるクリーム半田5の掻き寄せ作業を省略して、生産性を向上させることができる。
【0060】
なお、本具体例2において、スキージホルダ4上でのスキージ対の端部位置がそれぞれずれている構成の印刷装置について説明したが、このように端部位置をずらさずに、上記駆動機構に第3の駆動部を設け、スキージホルダ4をスキージング方向と直交する方向に移動させるように構成しても、スキージ端部からはみだしたクリーム半田を掻き寄せることができる。
【0061】
また、スキージホルダ4をスキージング方向と直交する方向から傾斜させて配設することにより、スキージ5にスキュー角をつけた構成の印刷装置について説明したが、スキージホルダ4全体を版面方向に回転させる機構を設け、この機構によりスキュー角を変化させるように構成してもよい。この場合には、使用するマスク版や基板の特性に応じて、スキュー角をつけたりつけなかったり、更に、スキュー角を変化させたりすることができるようになるので、該特性に応じた印刷条件をより詳細に設定することができる。また、この機構を第3の駆動部により駆動させるように構成すると、スキュー角調整用の操作を自動化することができるので、作業効率を向上することができる。
【0062】
図14はスキュー角調整用の回転駆動機構を設けた変形例装置を示す正面図である。図14において、この変形例装置は、図示しない駆動により2本のレール6i上を図中前後方向に移動する支持台6dを備えている。この支持台6dの下面からは2本の伸縮シリンダ6gが設けられており、支持台6dの下側で第2支持台6kを吊っている。この第2支持台6kは各伸縮シリンダのロッドの伸縮により図中上下方向に移動する。第2支持台6kの上面中央からは、柱部材6jが立設しており、第2支持台6kの上下方向への移動に伴って移動する。また、この柱部材6jは、上側にある支持台6dを貫通しており、その柱部材の先端付近に設けられたネジ溝にはネジ穴を備えるストッパー6hが係合している。
【0063】
第2支持台6kの下面中央には軸受け6lが設けられており、この軸受け6lから回転可能なシャフト6nが図中下側に突出している。シャフト6nの周面にはギヤ6mが設けられ、第2支持台6kの下面に設けられたモータ6pの軸ギヤと係合している。シャフト6nは、このモータ6pの軸ギヤの回転により図中矢印方向に回転し、その先端に設けられたホルダ軸受け6oを回転させる。このホルダ軸受け6oは、ブレードホルダ4の両端から突出するシャフト4hを回動可能に支持している。ホルダ軸受け6oの一端には、モータ6fが設けられており、シャフト4hに設けられたギヤ6cを介してシャフト4hを回動させることにより、ブレードホルダ4を回転させる。
【0064】
以上のような構成の変形例装置では、モータ6pの駆動により、シャフト6nとホルダ軸受け6oとを介してブレードホルダ4を図中水平方向に回転させ、スキージ5のスキュー角をつけたり、つけなかったり変化させたりすることができる。
【0065】
なお、上記実施形態、上記実施例及び各具体例において、ローラ状の回動軸を備える印刷装置について説明したが、回動軸の形状はローラ状に限定されるものではない。例えば、回動軸の形状が多角柱状や図15に示されるような特殊形状である印刷装置にも本発明の適用が可能である。
【0066】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、回動軸への駆動力の付与によりブレード状部材のアタック角を変化させることができるので、該アタック角を容易に調整することができるという優れた効果がある。
【0067】
請求項2の発明によれば、ブレードホルダの回動駆動によりブレード状部材のアタック角を変化させることができるので、該アタック角を容易に調整することができるという優れた効果がある。
【0068】
請求項3の発明によれば、版面に対するブレード状部材の当接部を印刷材刷り付け方向側のエッジに切り換えることができるので、1つのブレード状部材で該エッジを切り換えながら印刷材を相反する方向に交互に刷り付けることができるという優れた効果がある。
【0069】
請求項4の発明によれば、1つの駆動機構により、複数のブレード状部材をブレードホルダとともに移動させ、必要に応じて上記回動軸を回動させて任意の1つを選択して使用することができるので、複数のブレード状部材を1つの駆動機構で制御することができるという優れた効果がある。
【0070】
請求項5の発明によれば、1つのブレード状部材を用いる場合よりも、印刷材刷り付け方向を反転させるときのブレード状部材のエッジ切り換え速度を速めることができるので、印刷速度の速めることができるという優れた効果がある。
【0071】
請求項6の発明によれば、マスク版や凹版の特性に合わせて使用するブレード状部材の種類を変更することができるので、マスク版や凹版の交換に伴うブレード状部材の交換作業を省くことができるという優れた効果がある。
【0072】
請求項7の発明によれば、ブレードホルダに保持されるブレード状部材の印圧をブレードホルダの移動により調整することができるので、1つの駆動機構により複数のブレード状部材の印圧を調整することができるという優れた効果がある。
【0073】
請求項8の発明によれば、ブレード状部材のエッジと印刷穴の縁との引っ掛かりを低減することができるので、該引っ掛かりにより生ずる刷り付け速度のバラツキを低減することができるという優れた効果がある。また、横長の印刷穴と縦長の印刷穴とに対するエッジのえぐり込み量を均一化することができるので、これらの印刷穴に対する印刷材掻き取り量を均一化することができるという優れた効果がある。
【0074】
請求項9の発明によれば、ブレード状部材のエッジにスキュー角をつけたり、つけなかったり、変化させたりするので、版の特性に応じて適切な充填条件を設定することができるという優れた効果がある。
【0075】
請求項10の発明によれば、駆動機構によってスキュー角を調整させるので、手作業によるスキュー角調整操作を省略して作業効率を向上させることができるという優れた効果がある。
【0076】
請求項11又は12の発明によれば、一方のブレード状部材の端部からはみ出した印刷材を、もう一方のブレード状部材の端部により版面の中央に向けて掻き寄せるので、印刷材掻き寄せの手作業を省略するとともに、該端部の付近で印刷材を放置することによる印刷材の劣化を回避することができるという優れた効果がある。
【0077】
請求項13の発明によれば、駆動機構によりブレード状部材のアタック角を変化させることができるので、該アタック角を容易に調整することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る印刷装置に装着されるマスク版を基板とともに示す断面図。
【図2】(a)及び(b)はハーフエッチング部が形成されていないマスク版を基板1とともに示す断面図。
【図3】同印刷装置のスキージ装置のスキージホルダを示す斜視図。
【図4】同スキージホルダのクランプ部のランプ機能を説明する断面図。
【図5】(a)及び(b)は、同スキージ装置の駆動機構の一部をスキージホルダとともに示す側面図。(c)は(b)を上方から見た平面図。
【図6】(a)から(d)は、同印刷装置におけるスキージングの工程を説明する説明図。
【図7】実施例に係る印刷装置のスキージホルダを示す側面図。
【図8】(a)から(c)は同印刷装置におけるスキージングの工程を説明する説明図。
【図9】具体例1に係る印刷装置のスキージホルダを示す側面図。
【図10】同印刷装置のスキージ装置における駆動機構の一部を示す斜視図。
【図11】具体例2に係る印刷装置のブレードホルダをマスク版とともに示す平面図。
【図12】同ブレードホルダの斜視図。
【図13】(a)及び(b)は同印刷装置におけるスキージングの状態を説明する平面図。
【図14】実施形態の変形例装置を示す正面図。
【図15】同変形例装置のスキージホルダを示す側面図。
【符号の説明】
1 基板
2 マスク版
2a 大きな孔
2b 小さな孔
2c ハーフエッチング部
2d マスク枠
3 クリーム半田
4 スキージホルダ
4a ローラ部
4b 溝部
4c マグネット
4d クランプ板
4e バネ部
4f マグネット
4g クランプ部
4h シャフト
5 スキージ
6 駆動機構
6a 吊り台
6b スクリューシャフト
6c ギヤ
6d 支持台
6e ギヤ
6f ステッピングモータ
6g 伸縮シリンダ
6h ストッパー
6i レール
6j 柱部材
6k 第2支持台
6l 軸受け
6m ギヤ
6n シャフト
6o ホルダ軸受け
モータ 6p

Claims (13)

  1. 孔版又は凹版の版面に供給された印刷材をブレード状部材によって該版面に刷り付けて、該孔版又は該凹版の印刷パターン用の貫通開口部又は凹部に充填する印刷材充填装置に用いられ、駆動力の付与により回動する回動軸の周りに該ブレード状部材を保持し、該回動軸を、該ブレード状部材の該版面に対するアタック角を変化させる方向に回動させるブレードホルダにおいて
    前記ブレード状部材をクランプするクランプ部と、前記回動軸の回動軸線方向に延在する姿勢で前記回動軸に設けられて、該クランプ部に係合する溝部とを設けるとともに、前記溝部における底面と、前記クランプ部における前記底面に対向する面とにそれぞれマグネットを設けたことを特徴とするブレードホルダ。
  2. 少なくとも、ブレード状部材と、該ブレード状部材を保持するブレードホルダと、該ブレードホルダを移動させる駆動機構とを有し、
    孔版又は凹版の版面に供給された印刷材を該ブレード状部材によって該版面に刷り付けて、該孔版又は凹版の印刷パターン用の貫通開口部又は凹部に充填する印刷材充填装置であって、
    該ブレードホルダが請求項1のブレードホルダであることを特徴とする印刷材充填装置。
  3. 請求項2の印刷材充填装置であって、
    ブレードホルダの回動軸の回動により、上記版面に対する上記ブレード状部材の当接部を印刷材刷り付け方向側のエッジに切り換えることを特徴とする印刷材充填装置。
  4. 請求項2の印刷材充填装置であって、
    上記ブレードホルダに複数の上記ブレード状部材を保持し、上記回動軸の回動により使用する該ブレード状部材を切り換えることを特徴とする印刷材充填装置。
  5. 請求項4の印刷材充填装置であって、
    印刷材をそれぞれ相反する方向に交互に刷り付けるための上記ブレード状部材の対を上記ブレードホルダに保持することを特徴とする印刷材充填装置。
  6. 請求項5の印刷材充填装置であって、
    上記回動軸の周りに上記対を2組以上保持し、それぞれの対の種類が異なることを特徴とする印刷材充填装置。
  7. 請求項2、3、4、5又は6の印刷材充填装置であって、
    上記駆動機構が上記ブレードホルダを上記版面の方向と直交する方向に移動させることを特徴とする印刷材充填装置。
  8. 請求項2、3、4、5、6又は7の印刷材充填装置であって、
    上記版面の方向と同方向において、上記回動軸の軸線方向が、印刷剤刷り付け時の上記ブレードホルダの移動方向と直交する方向から傾斜していることを特徴とする印刷材充填装置。
  9. 請求項2、3、4、5、6又は7の印刷材充填装置であって、
    上記版面の方向と同方向において、上記回動軸の軸線方向が可変であることを特徴とする印刷材充填装置。
  10. 請求項9の印刷材充填装置であって、
    上記軸線方向を駆動機構により変化させることを特徴とする印刷材充填装置。
  11. 上記ブレードホルダで上記対を保持する請求項8、9又は10の印刷材充填装置であって、
    該対について、該ブレードホルダにおけるそれぞれのブレード状部材の端部位置が、上記回動軸の軸線方向にずれていることを特徴とする印刷材充填装置。
  12. 上記ブレードホルダで上記対を保持する請求項8、9又は10の印刷材充填装置であって、
    該ブレードホルダを印刷材刷り付け方向と直交する方向に移動させることを特徴とする印刷材充填装置。
  13. 印刷材充填装置を用いてマスク版又は凹版の印刷パターン用の貫通開口部又は凹部に印刷材を充填した後、該印刷材を該貫通開口部又は該凹部から被印刷体に移動させて、印刷材からなる印刷パターンを該被印刷体に印刷する印刷装置であって、
    該印刷材充填装置が請求項2、3、4、5、6、7、8、9、10、11又は12の印刷材充填装置であることを特徴とする印刷装置。
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