JP4435095B2 - 半導体システム - Google Patents

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Description

本発明は、シングルゲート構造のMOS型の半導体装置に係わり、特に電荷の蓄積により一定時間オン又はオフするエージングデバイスを用いた半導体システムに関する。
電気的書き換え可能な不揮発性半導体メモリ(EEPROM)は、一般に浮遊ゲートと制御ゲートを有する二重ゲート構造となっている。さらに、電荷の蓄積により一定時間オン又はオフするエージングデバイスも、EEPROMと同様に二重ゲート構造となっている(例えば、特許文献1,2参照)。
これに対し一般的なICは、浮遊ゲートはなく制御ゲートのみを有するシングルゲート構造となっており、更に導電型の異なるMOSトランジスタを相補的に配置したCMOS構造となっている。従って、この種のICにEEPROM又はエージングデバイスを混載する際には、わざわざ浮遊ゲートを製造するようにプロセスを組みなおさなければならない。シングルゲート構造のICに対してEEPROMやエージングデバイスを混載するために浮遊ゲートを形成するプロセスを追加するのは、コスト面でマイナスが大きく、デバイスの製造価格を大幅に上げてしまう。
なお、EEPROMとエージングデバイスは、ゲート絶縁膜の厚さにより使い分けることができる。即ち、ゲート絶縁膜の膜厚が比較的厚いと浮遊ゲートによる電荷蓄積時間が十分に長くなり、不揮発性メモリとして使用することができる。一方、ゲート絶縁膜の膜厚が十分に薄いと、浮遊ゲートによる電荷蓄積時間が短くなり、電子タイマーとして使用することができる。
特開2004−94922 特開2005−310824
このように従来、EEPROMやエージングデバイスは浮遊ゲートと制御ゲートを有する二重ゲート構造となっており、これがシングルゲート構造の一般的なICと混載する際のネックになると共に、デバイスの製造コストを上昇させる要因となっている。
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目的とするところは、シングルゲート構造でエージングデバイス等を実現することができ、シングルゲート構造のICに混載する際の製造コストの低減に寄与し得る半導体システムを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、次のような構成を採用している。
即ち、本発明の一態様は、電荷の蓄積により一定時間オフするエージングデバイスを複数個直列接続した直列回路と、電荷の蓄積により一定時間オンするエージングデバイスを複数個並列接続した並列回路とを、直列に接続して構成される半導体システムであって、前記各エージングデバイスは、電気的書き換え可能な不揮発性半導体メモリ、又は電荷の蓄積により一定時間オン又はオフするエージングデバイスとして用いられ半導体装置において、相互に絶縁分離して形成された第1及び第2の半導体領域と、前記第1及び第2の半導体領域に跨るように前記第1及び第2の半導体領域上に厚さ3nm以下のゲート絶縁膜を介して形成され、且つ前記第1の半導体領域に対する結合容量が前記第2の半導体領域に対する結合容量よりも大きくなるように形成された浮遊ゲート電極と、前記第1の半導体領域の表面部に、前記浮遊ゲート電極下のチャネル領域を挟んで形成され、一方が第1の配線に接続され他方が第2の配線に接続された第1のソース・ドレイン層と、前記第2の半導体領域の表面部に、前記浮遊ゲート電極下のチャネル領域を挟んで形成され、第3の配線に共通接続された第2のソース・ドレイン層と、を具備したことを特徴とする。
また、本発明の別の一態様は、電荷の蓄積により一定時間オフするエージングデバイスを複数個直列接続した直列回路と、電荷の蓄積により一定時間オンするエージングデバイスを複数個並列接続した並列回路とを、直列に接続して構成される半導体システムであって、前記各エージングデバイスは、相互に絶縁分離して形成された第1及び第2の半導体領域と、前記第1及び第2の半導体領域に跨るように前記第1及び第2の半導体領域上に厚さ3nm以下のゲート絶縁膜を介して形成され、且つ前記第1の半導体領域に対する結合容量が前記第2の半導体領域に対する結合容量よりも大きくなるように形成された浮遊ゲート電極と、前記第1の半導体領域の表面部に、前記浮遊ゲート電極下のチャネル領域を挟んで形成され、一方が第1の配線に接続され他方が第2の配線に接続されたソース・ドレイン層と、前記浮遊ゲート電極下を含んで前記第2の半導体領域の表面部に形成され、第3の配線に接続された拡散層と、を具備したことを特徴とする。
また、本発明の別の一態様は、電荷の蓄積により一定時間オフするエージングデバイスを複数個直列接続した直列回路と、電荷の蓄積により一定時間オンするエージングデバイスを複数個並列接続した並列回路とを、直列に接続して構成される半導体システムであって、前記各エージングデバイスは、相互に絶縁分離して形成された第1及び第2の半導体領域と、前記第1及び第2の半導体領域に跨るように前記第1及び第2の半導体領域上に厚さ3nm以下のゲート絶縁膜を介して形成され、且つ前記第1の半導体領域側のゲート幅が前記第2の半導体領域側のゲート幅よりも長くなるようにT字型に形成され、前記第1の半導体領域に対する結合容量を前記第2の半導体領域に対する結合容量よりも大きくした浮遊ゲート電極と、前記第1の半導体領域の表面部に、前記浮遊ゲート電極下のチャネル領域を挟んで形成され、一方がビット線に接続され他方がソース線に接続された第1のソース・ドレイン層と、前記第2の半導体領域の表面部に、前記浮遊ゲート電極下のチャネル領域を挟んで形成され、ワード線に共通接続された第2のソース・ドレイン層と、を具備したことを特徴とする。
本発明によれば、実質的にシングルゲート構造の2つのMOSトランジスタを形成することで、エージングデバイスを作製することができる。従って、CMOSの製造と整合性の良いプロセスで安価に、エージングデバイスを作製することができる。このため、シングルゲート構造のICにエージングデバイスを混載する際の製造コストの低減をはかることが可能となる。
以下、本発明の詳細を図示の実施形態によって説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係わるシングルゲート構造の半導体装置の概略構成(素子レイアウト)を示す平面図である。図2は、その等価回路図である。以下では、エージングデバイスとして用いる例について説明するが、同じ構成でEEPROMに適用することも可能である。
素子分離のためのSTI(Shallow Trench Isolation)2で囲まれた2つの素子領域10,20が隣接配置されている。第1の素子領域(第1の半導体領域)10と第2の素子領域(第2の半導体領域)20を跨ぐように、ポリシリコン又はメタルからなる浮遊ゲート電極30が配置されている。このゲート電極30は、T字型形状に形成され、何れの配線にも接続されずにフローティングとなっている。ここでは、ゲート電極30の素子領域10側をFG1、ゲート電極30の素子領域20側をFG2と称する。また、図には示さないが、ゲート電極30の下には、素子領域10,20共に同じ材料のゲート絶縁膜が形成されている。
第1の素子領域10では、FG1の両側にソース拡散層11及びドレイン拡散層12が形成されている。即ち、FG1下のチャネル領域を挟んでソース拡散層11及びドレイン拡散層12が形成されている。そして、ソース拡散層11はソース線41(SL)に接続され、ドレイン拡散層12はビット線42(BL)に接続されている。第2の素子領域20では、FG2の両側にソース拡散層21及びドレイン拡散層22が形成されている。そして、ソース拡散層21及びドレイン拡散層22は、ワード線43(WL)に共通接続されている。
ビット線BLとソース線SLは平行に配置され、ビット線BL及びソース線SLとワード線WLとは直交配置されている。そして、ビット線BL及びソース線SLは同じレイヤーであり、ワード線WLよりも上層に形成されている。ここで、31はソース線コンタクト(S)、32はビット線コンタクト(D)、33,34はワード線コンタクト(CG)を示している。
図1において、短い矢印は最小加工寸法長(F)を表している。セル全体の大きさは、横に8F、縦に12Fで占有面積96F2 となっている。4F2 のファイルメモリセルに比べると大きいように見えるが、エージングデバイスの場合は集積化されたメモリセルアレイとデコーダの間に架橋構造で挟み込んで使用するため、メモリセルのように集積化に不利になることはない(特許文献1)。エージングデバイスの占有面積は、寿命制御のための回路を含めても、せいぜい200F2 程度にしかならないので、寿命制御回路に必要なビット数(0.4kb)を掛け合わせても、8×104 2 にしかならない。一方、例として1Gbのメモリセルアレイを考えると、メモリアレイの占有面積は4F2 ×1Gb=4×109 2 となる。従って、エージングデバイスの占有面積は、対メモリ換算で2×10-5である。メモリチップの値段を大目に見積もって1000円だとしても、エージングデバイスの値段は0.02円と極めて安くなる。
しかしながら、これは、エージングデバイスをEEPROM等のメモリセルと混載させたときの見積もりである。二重ゲート構造を有しないIC製品の場合、僅かな占有面積しか持たないエージングデバイスのために二重ゲート構造を有するプロセスを追加すると、製造コストは数倍に膨れ上がってしまう。そこで、ICカードなどに応用する場合、CMOSと整合性の良い構造のエージングデバイスが必要になる。
図1で特徴的なことは、T字型をした浮遊ゲート電極30が、STI2の一部を挟んで二つの領域(FG1とFG2)に跨っていることである。さらに、T字型をしているために、FG1のゲート面積がFG2のゲート面積より大きくなっている。この例では、5:1になっている。この大きなゲート面積比は、以下で説明するように、本実施形態の最大の特徴である。
次に、従来のメモリセルの制御ゲートに代わって、ワード線WLに接続される制御コンタクト(CG)がFG2を挟んで対向配置されている。これにより、占有面積を無用に拡大するのを防いだ構造となっている。もし、CGがFG2の右横に配置されれば、エージングデバイスセルは、図1横方向に2F伸ばさなければならない。ビット線BLはドレインコンタクト(D)に接続され、グラウンドに落とすソース線SLはソースコンタクト(S)に接続されている。
図1中の矢視I−I断面を、図3に示す。p型Si基板1上の第2の素子領域20において、素子領域20上の一部にシリコン酸化膜等のゲート絶縁膜35を介してゲート電極30(FG2)が形成されている。FG2下のチャネル領域を挟んでソース拡散層21とドレイン拡散層22が形成されている。これらの左右の拡散層21,22のそれぞれにビアー状の電極25,26が打ち込まれ、第1メタル層(M1)のワード線WLと接続されている。このように、通常のMOSFETと異なり、ソース・ドレイン拡散層21,22の両方がワード線WLに接続されているのが特徴である。
この断面から見たもう一つの特徴は、ワード線WLの上に第2メタル層(M2)からなるビット線BLとソース線SLが配置されていることである。もしこの順序が逆になり、ソース線SL及びビット線BLがワード線WLの下に来ると、ビアー電極25,26との間隔が狭くなりすぎ、ショートの可能性があるので、この領域を引き伸ばさなければならない。これも占有面積を広げることになる。
図1中の矢視 II−II 断面を、図4に示す。この断面構成は、FG1が浮遊ゲートの一部であることを除いて、通常のMOSFETと同じである。即ち、p型Si基板1上の第1の素子領域10において、素子領域10上の一部にシリコン酸化膜等のゲート絶縁膜35を介してゲート電極30(FG1)が形成されている。FG1下のチャネル領域を挟んでソース拡散層11とドレイン拡散層12が形成されている。ソース拡散層11にビアー状の電極15が打ち込まれ、第2メタル層(M2)のソース線SLと接続されている。ドレイン拡散層12にビアー状の電極16が打ち込まれ、第2メタル層(M2)のビット線BL線と接続されている。そして、この断面から見た素子には、EEPROMとして用いるにも拘わらず、制御ゲートがないことが本実施形態の最大の特徴の一つである。
図1中の矢視 III−III 断面を、図5に示す。この断面図からは、FG1とFG2が一つのポリシリコン(シングルポリ)で構成されていて、しかも浮遊状態であることが分かる。本実施形態では、FG1及びFG2下のゲート絶縁膜35は、何れも熱酸化膜で同じである。これは、製造コストの上で最も有利な条件である。ゲート絶縁膜35の厚さは、例えば2nmとした。
図6(a)〜(c)及び図7(a)〜(c)は、本実施形態のエージングデバイスの動作原理、特に書き込み方法を説明するための図である。両サイドのSTIが無いのでソース・ドレインの形状は上述したものと異なるが、本質的な違いはない。図6(a)〜(c)はpチャネルのノーマリオフ型、図7(a)〜(c)はnチャネルのノーマリオン型のエージングデバイスである。図6の素子領域10にnウェルがある以外は何れも動作原理は同様なので、図7(a)〜(c)のノーマリオン型のエージングデバイスについて説明する。
まず、前記図5の断面に相当する図7(a)を参照する。pウェルでもp−Siでも良いが、ここでは基板1をp−Siとする。ワード線WLから制御コンタクトCGに負の電圧(VCG)を印加する。このとき、FG1のゲート容量がFG2のゲート容量より大きいため、FG2下のゲート絶縁膜(トンネル膜)に大きな電界が印加される。一方、FG1下のゲート絶縁膜には殆ど電界が印加されないので、電子がFG1からソース,ドレイン、又はソース・ドレイン間のチャネルヘトンネルして行くことはない。こうして、n+ 型の拡散層からFG2に電子が注入される。FG1とFG2はシングルポリで繋がっているので、FG2からFG1へ電子が輸送される。電子は、FG1及びFG2全体に渡って分配される。
続いて、FG1を縦断する線に沿った断面、即ち前記図4の断面に相当する図7(b)を参照する。FG2で注入された電子が分配されているために、FG1下に正孔が集まり、チャネルがオフ状態になる。もともと、ノーマリオン型であったので、この電子が抜けるまでオフ状態のままである。エージングデバイスは、メモリセルよりもゲート絶縁膜を薄くしているので、電子が時間の経過と共に漏れてゆく。そのため、図7(c)に示すように、所望の時間でオフ状態からオン状態に経時変化する。
従って、ノーマリオン型を使用することにより、電荷注入から一定時間後にオンする電子タイマーを実現することが可能となる。ここで、ゲート絶縁膜35の膜厚によって、電荷注入後にオフ状態からオン状態に変化するまでの時間、即ち寿命を制御することができる。例えば、酸化膜からなるゲート絶縁膜35の膜厚Toxを〜2nmとすれば、寿命は約1分となり、Toxを〜2.5nmにすれば、寿命は約1日となり、Toxを〜3nmにすれば、寿命は約1年となる。また、膜厚Toxを3.3nm以上にすれば、寿命は10年以上となり、これはエージングデバイスというよりも不揮発性メモリとして十分な記録保持時間となる。
図8(a)〜(c)及び図9(a)〜(c)も、本実施形態に関するエージングデバイスの動作原理を説明するための図である。図8(a)〜(c)がpチャネルのノーマリオン型、図9(a)〜(c)がnチャネルのノーマリオフ型である。説明は上述したものと同様なので省く。
また、ノーマリオン型とノーマリオフ型を組み合わせることにより、オフ→オン→オフ型やオン→オフ→オン型を作ることも可能である。さらに、後述するように同一種類の複数個のエージングデバイスを並列又は直列に接続することにより、制御時間の平均化をはかっても良い。
このように本実施形態によれば、第1の素子領域10側の第1のMOSトランジスタに着目すると、第2の素子領域側のMOSトランジスタのソース・ドレイン拡散層21,22が第1のMOSトランジスタの制御ゲートとして機能し、二重ゲート構造のエージングデバイスと同様の機能を発揮することになる。従って、シングルゲート構造でありながら、二重ゲート構造のエージングデバイスと同様の機能を有するエージングデバイスを実現することができる。このため、シングルゲート構造のICに混載する際に、ゲート形成のためのプロセスを組み直す必要がなくなり、製造コストの大幅な低減をはかることができる。また、ゲート絶縁膜を厚くすれば、EEPROMとして使用できる。
(第2の実施形態)
図10及び図11は、本発明の第2の実施形態に係わるシングルゲート構造の半導体装置を説明するためのもので、図10は素子レイアウトを示す平面図、図11は図10の矢視 III−III 断面図である。なお、図1と同一部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省略する。
本実施形態が先に説明した第1の実施形態と異なる点は、FG1下の絶縁膜に High-K 材料を用いたことにある。即ち、FG2下のゲート絶縁膜35は第1の実施形態と同様に熱酸化膜であるが、FG1下のゲート絶縁膜37は、例えばハフニウム酸化膜(HfAlOx)で形成されている。
このような構成であれば、素子レイアウトとして、FG1のゲート面積とFG2のゲート面積の比を縮小することができる。図10ではFG1のゲート面積とFG2のゲート面積の比を等しくしているが、場合によって図12に示すように、面積比を逆転することも可能である。
ここで注目すべきことは、FG1下のゲート絶縁膜37に High-K 材料を用いた場合、セルの占有面積を大幅に節約することができる点である。図10を例にとって説明すると、縦方向の大きさが12Fから8Fまで縮小している。これにより、占有面積も2/3に縮小している。一方、図12を見ると、FG1は最小加工寸法長Fより細くできないので、FG1とFG2の面積を逆転するためにはFG2を太くするしかない。そのため、縦方向の占有が10Fとなり、占有面積縮小効果は、図10ほどではない。
このように、High-K 材料を用いた縮小効果は、FG1とFG2のゲート面積が等しくなるとき最大である。
High-K 材料を用いる場合の注意点は、High-K 材料自体が高価であることと、High-K 膜の信頼性である。本実施形態は、安価なエージングデバィスを提供することが目的なので、High-K材料による占有面積縮小効果と High-K 材料の価格のトレードオフに注意し、システム設計に応じて使い分けねばならない。例えば、エージングデバイスを1個しか有しないようなICで High-K 膜を使用すれば占有面積縮小効果も限定的であるので、混載しているトランジスタが High-K 膜を使用していない限り High-K 膜の使用は避けた方が良い。一方、エージングデバイスを多数使用するシステムでは、High-K 膜を用いて占有面積縮小効果を最大限に引き出す設計が可能である。
次に、信頼性の問題であるが、エージングデバイスは、並列化や直列化によって不良ビット対策を講じているが(特許文献1,2)、セル自体の信頼性が低くなれば、並列したり直列したりするセルの数が多くなる。そのため、返って占有面積が増大することもある。 High-K 膜を用いるには、こうした問題も考慮に入れた上でシステムを設計に入れる必要がある。
(第3の実施形態)
図13は、本発明の第3の実施形態に係わるシングルゲート構造の半導体装置の要部構成を示す断面図である。この断面は、前記矢視I−I断面に相当している。
本実施形態が先の第1の実施形態と異なる点は、図13に示すように、第2の素子領域20において、FG2の両側のみでなく、FG2下を含み、素子領域20の全面に拡散層24を形成したことにある。このような構成を得るには、FG2を形成する前の段階で素子領域20の表面部にn+ 型拡散層24を作製しておく必要がある。
また、この構成では、図14に示すように、ワード線コンタクト(CG)を一つに削減することが可能である。図15は、ワード線コンタクト(CG)を一つにした場合の素子レイアウトを示す平面図である。図15の矢視I−I断面が、前記図14である。
本実施形態の素子レイアウトで注意すべきところは、CGからFG2までの距離の製造ばらつきが書き込み特性に影響を与える可能性があることである。この点、FG2の反対側にもCGを設けた図13の構造の方が、二つのCGの位置のばらつきを平均化することができるためより、ロバストな設計となる。何れにしろ、書き込みにはベリファイパルスが必要である。
書き込み電圧(VCG)、ゲート面積比(或いは誘電率比)、書き込み時印加電界(α)の関係を示す式を提示しておく。
CG=α×{(C1+C2)/C1}×TOX
α=10MV/cm
ここで、TOXはFG1及びFG2下のゲート絶縁膜厚である。C1及びC2は、それぞれFG1及びFG2のゲート容量である。ゲート容量は絶縁膜厚に反比例し、ゲート面積と比誘電率に比例する。この式は、C2がC1に比べて小さくなるほど低いVCGで書き込みができることを意味している。上述した構造は、C1を大きくするために、FG1のゲート面積を大きくしたり、FG1下に High-K 誘電体膜を用いたりしたのである。
また、上記のαは、書き込み時間が従来のフラッシュメモリと同等であるよう設定しているが、この書き込み時間を長くしても良いようなアプリケーションでは、αの値を小さくすることができる。この方法でも、動作電圧VCGを低くすることが可能である。搭載するエージングデバイスユニットの数が少なければこの方法は有力である。
(第4の実施形態)
本実施形態では、エージングデバイスとしてノーマリオフ型のMOSトランジスタを用いた場合の不良ビット対策について説明する。
ノーマリオフ型では、電荷注入後にオン状態からオフ状態に変化するまでの時間、即ち寿命がくると、オンからオフに変化する。不良ビットは一般に正常ビットよりも寿命が短い。従って、複数個を並列にしておけば、正常ビットより先に不良ビットがオフ状態になっても、正常ビットがソース・ドレイン間のアクセスを許可することになる。
図16に示すように、第1の実施形態で説明したエージングデバイスが、第1のMOSトランジスタ(FG1側)のソース・ドレイン拡散層を接続端子として複数個(N個)並列に接続されている。即ち、各々のエージングデバイスの第1のMOSトランジスタのソース拡散層が共通ソース51に接続され、ドレイン拡散層が共通ドレイン52に接続されている。
図17(a)(b)は、エージングデバイスの配置例を示す平面図である。図17(a)ではエージングデバイスのT字型の浮遊ゲート電極30(FG1,FG2)が隣接するもので同じ向きとなっており、図17(b)ではT字型の浮遊ゲート電極30(FG1,FG2)が隣接するもので逆向きとなっている。
第1の素子領域では、第1のMOSトランジスタのソース拡散層11が共通ソース51に接続され、ドレイン拡散層12が共通ドレイン52に接続されている。即ち、ソース51とドレイン52がそれぞれ共通拡散層で形成され、ソース51,ドレイン52共に、凸型の拡散層が連なって形成され、凸型の拡散層が第1のMOSトランジスタのソース・ドレイン拡散層11,12となっている。第2の素子領域は、STI2で囲まれ各々は完全に分離している。
また、ワード線WLはゲート幅方向に延在して形成され、FG2の部分でゲート長方向に突出形成され、この突出部がワード線コンタクト(CG)に接続されている。エージングデバイスの並列接続個数Nを20以上にすると、寿命制御に統計的補正が加わるので好ましい。勿論、20以下でも不良ビット対策は可能である。
図18は、他の例である。第1及び第2の素子領域は共にSTI2により素子分離されており、第1のMOSトランジスタのソース拡散層11はソース線SLにコンタクトされ、ドレイン拡散層12はビット線BLにコンタクトされている。メインのワード線WLはビット線BL及びソース線SLと平行に配置されているが、分岐したワード線WLがビット線BL及びソース線SLと直交し、第2のMOSトランジスタのCGに接続されている。ビット線BL及びソース線SLの各コンタクト(D,S)とワード線コンタクト(CG)はジグザグに並んでいる。エージングデバイスの並列接続個数Nを20個以上にすると、寿命制御に統計的補正ができるので好ましい。勿論、20以下でも不良ビット対策は可能である。
図19は、チップ上の配置例を示す平面図である。並列するエージングデバイスセルは必ずしも一列である必要はなく、この図に示すように、チップ上全域に広がって分布していても良い。なお、図中の110はチップ、111はセル、112はセル11の出力信号を合算するデコーダを示している。
このような構成であれば、エージングデバイスの製造ばらつきが寿命に与える影響を取り除くことができ、しかも不良ビットの影響も取り除くことが可能となる。
(第5の実施形態)
本実施形態では、エージングデバイスとしてノーマリオン型のMOSトランジスタを用いた場合の不良ビット対策について説明する。
ノーマリオン型では、寿命がくると、オフからオンに変化する。不良ビットは一般に正常ビットよりも寿命が短い。従って、複数個を直列にしておけば、正常ビットより先に不良ビットがオン状態になっても、正常ビットがソース・ドレイン間のアクセスを遮断することになる。
図20(a)(b)に示すように、第1の実施形態で説明したエージングデバイスが、第1のMOSトランジスタのソース・ドレイン拡散層を接続端子として複数個(N個)直列接続されている。図20(a)はT字型の浮遊ゲート電極30の向きを同じにしたもの、図20(b)は浮遊ゲート電極30の向きを逆にしたものを含む例である。このように向きは自由に変えられる。
図21は、図20(a)に示すようなエージングデバイスの直列回路を複数個並列に接続したものである。例えば、20×20の行列配置となっている。
このように本実施形態によれば、ノーマリオン型のエージングデバイスを複数個直列接続することにより、正常ビットよりも寿命が短い不良ビットの影響を取り除くことができる。また、上記の直列接続回路を更に複数個並列に接続することにより、寿命特性の平均化をはかることができる。さらに、直列接続回路が複数個並列されていれば、何れかの直列接続回路に完全な不良ビット(断線等によりオンにならない)が存在したとしても、これを救済することが可能となる。
(第6の実施形態)
本実施形態では、オフ→オン→オフ型の不良ビット対策について説明する。なお、ここでは、ノーマリオン型の寿命τ1がノーマリオフ型の寿命τ2よりも短く、不良ビットの寿命は、良ビットの寿命の統計的バラツキの範囲よりも短いものとする。
図22(a)(b)に示すように、寿命τ1のノーマリオン型のエージングデバイス210と寿命τ2(τ1<τ2)のノーマリオフ型のエージングデバイス220が、第1のMOSトランジスタのソース・ドレイン拡散層を接続端子として直列接続されている。図22(a)では接続のためにメタル配線203を用い、図22(b)では接続のためにソース・ドレイン拡散層の一方を共通にしている。そして、書き込み時にワード線コンタクトCGに印加する電圧がノーマリオン型とノーマリオフ型で反対となっている。
なお、図中の200はシリコン基板、201はSTI膜、202は素子間の絶縁膜を示している。
図23及び図24は、平均化のためにエージングデバイスを複数個接続したものである。ノーマリオフ型のエージングデバイス220は並列に接続し、ノーマリオン型のエージングデバイス210は直列に接続し、それぞれを直列に接続している。なお、図中の251は共通ソース、252は共通ドレインである。図23では、ノーマリオフ型とノーマリオン型との接続には、図22(a)と同様にメタル配線203を用いている。図24では、図22(b)と同様に、ソース・ドレイン拡散層の一方を共通にしている。
図25及び図26は、平均化のためにエージングデバイスを行列的に接続したものである。寿命τ1のノーマリオン型のエージングデバイスの複数個を直列接続した直列回路を複数個並列に接続した行列と、寿命τ2(τ1<τ2)のノーマリオフ型のエージングデバイスの複数個を直列接続した直列回路を複数個並列に接続した行列と、が並列に接続されている。図25では、ノーマリオフ型の行列とノーマリオン型の行列との接続には、図22(a)と同様にメタル配線203を用いている。図26では、図22(b)と同様に、ソース・ドレイン拡散層の一方を共通にしている。
このような構成であれば、不良ビットを取り除くと共に、良ビットの寿命の統計的バラツキを制御することが可能となる。特に20×20以上の行列にすると、統計的補正を加えるのに有利となり、20×20以上が好ましい。20×20以下でも不良ビットを取り除くことは可能である。このように、制御されたτ1とτ2がτ1<τ2の関係を持つように設計する、或いは利用する。
(第7の実施形態)
本実施形態では、オン→オフ→オン型の不良ビット対策及び寿命制御性向上の方法について説明する。なお、ここでは、ノーマリオン型の寿命τ1がノーマリオフ型の寿命τ2よりも長く、不良ビットの寿命が、良ビットの統計的バラツキの範囲よりも短いものとする。ノーマリオン型の直列の並列と、ノーマリオフ型を並列にする。
図27は本実施形態の一例であり、ノーマリオン型のエージングデバイス210の複数個の直列回路(行)と、ノーマリオフ型のエージングデバイス220が並列に接続され、更にこの並列接続の回路が複数個並列に接続されている。ノーマリオン型のエージングデバイスの直列接続数は統計的補正を加えるためには20以上が好ましい。勿論、20以下でも不良ビットは取り除ける。また、共通ソース51或いは共通ドレイン52に接続するノーマリオフ型も、同じように20ビット以上が好ましく、共通ソース51或いは共通ドレイン52に接続するノーマリオン型も、同じように20ビット以上が好ましい。勿論、20以下でも不良ビットは取り除ける。
図28は本実施形態の他の一例であり、ノーマリオン型のエージングデバイス210の複数個の直列回路(行)と、ノーマリオフ型のエージングデバイス220の複数個の直列回路(行)とが並列に接続され、更にこの並列接続の回路が複数個並列に接続されている。ノーマリオン型及びノーマリオフ型のエージングデバイスの直列接続数は統計的補正を加えるためには20以上が好ましい。勿論、20以下でも不良ビットは取り除ける。また、共通ソース51或いは共通ドレイン52に接続するノーマリオフ型は、同じように20ビット以上が好ましく、共通ソース51或いは共通ドレイン52に接続するノーマリオン型も、同じように20ビット以上が好ましい。勿論、20以下でも不良ビットを取り除くことはできる。
このような構成であれば、不良ビットを取り除き、更に統計的に寿命バラツキを制御したτ1とτ2を持つ、オン−オフ−オン型のエージングデバイスを実現することができる。
(第8の実施形態)
次に、寿命制御を更に向上するためのトリミング技術について説明する。
図29は、本発明の第8の実施形態に係わるトリミング付き寿命制御回路を示す概略構成図である。第1の機能領域310(メモリ)と、第2の機能領域320との間に、エージングデバイスとトリミング回路330を含む寿命制御回路が挿入されている。第1の機能領域と第2の機能領域は、例えば記憶領域(メモリ)とデコーダなどである。
寿命制御回路は、第1の実施形態に示したようなT字型のゲート電極を有するノーマリオフ型のエージングデバイスを複数個並列接続したものと、各々のエージングデバイスの出力のうち不要なものをトリミングするトリミング回路330で構成されている。
このように、メモリ310,デコーダ320,及び寿命制御回路を有するLSIにおいては、メモリ310とデコーダ320との間に、エージングデバイス及びトリミング回路330が挿入されている。エージングデバイスの一方はメモリ310と接続され、トリミング回路330の一方はデコーダ320と接続され、これによりデコーダ320とメモリ310はアクセス可能となっている。
エージングデバイスは、予め設定された所定の時間が経過するとオフ状態となり、メモリ310とデコーダ320との接続が切れる。こうして、デコーダ320がメモリ310にアクセスすることができなくなり、LSIの機能が不全となる。例えば、メモリ310に暗号を解読するための複合鍵が記憶されている場合、デコーダ320はメモリ310に記憶された複合鍵を読み取ることができなくなり、暗号の有効期限化が実現する。
図30は、トリミングを並列化回路の中に実装した装置を示す図である。図中の一点鎖線で囲った部分がトリミング回路330である。一方、破線円で囲った部分は合算回路340である。エージングデバイスのビットを合算する前に、トリミング用トランジスタ331と演算回路332が直列している。なお、図中の200はエージングデバイスであり、トリミング用トランジスタ331はフローティングゲート及び制御ゲートを有する2層ゲート構成の不揮発性メモリを使用した。333は所定の電流値IAを記憶したメモリ、341はセンス回路、342は参照信号I0を記憶したメモリである。
なお、演算回路332は4つの端子を備えており、第1の端子はトリミング用トランジスタ331の拡散層と電気的に接続され、第2の端子はトリミング用トランジスタ331の制御ゲートと電気的に接続され、第3の端子はメモリ333と電気的に接続され、第4の端子は合算回路340と接続されている。
まず、不揮発性メモリ331に電荷を注入し、オン状態にしておく。実際には、オン状態にする方法は、この不揮発性メモリがノーマリオン型であるかノーマリオフ型であるのか、或いはソース・ドレイン領域がn型であるかp型であるのかということによって異なり、その型に応じて電荷(電子や正孔)を注入したり、或いは放出したりして実現する。ここでは、簡単のため、「電荷を注入してオン状態になる」場合のみを用いて説明するが、「電荷を放出してオン状態になる」場合でも本発明の本質は変わらない。勿論、この不揮発性メモリの電荷保持特性はエージングデバイスの寿命より十分長くなければならない。
続いて、この演算回路332を用いてエージングデバイス200にドレイン電圧を印加する。そのドレイン電流を演算回路332でセンスし、予め設定しておいた電流レベルIAと比較する。このIAは、良ビットのエージングデバイスのうち、寿命の長い集団と短い集団を区別するしきい値である。トリミング回路では、エージングデバイスをオンしたときに流れる電流がこのIAより低くなる長寿命集団に属するエージングデバイスを排除することができる。具体的には、ここでセンスしたドレイン電流がIAより小さい場合は不揮発性メモリ331の制御ゲートに電圧を印加してオフ状態に変更する。こうして当該ビットを合算できないようにする。このように、不揮発性メモリ331のしきい値の書き換えによってトリミングを実行するのである。
一方、ここでセンスしたドレイン電流がIA以上であれば、そのまま合算する。合算したものをセンス回路341でセンスし、参照信号I0と比較する。ここで、IAによって長寿命ビットを切断した合算電流は、寿命の裾引きがないため、残ったビットのうち最長寿命で急峻に降下する特徴がある。そのため、参照信号I0との比較で混入する誤差を最小限に抑制することができる。また、このトリミング結果の情報を新たに用意したメモリ(磁気メモリ,MRAM,不揮発性メモリ,ROM等)に記憶し、後に合算電流を読み出す際にこの情報を参照するようにしてやれば、トリミング用トランジスタのしきい値の書き換えは必ずしも必要ではない。また、このメモリはトリミング回路内の演算回路に内蔵するかアクセス可能となるように配置することが望ましい。このとき、トリミング用トランジスタは通常のMOSFETでも代用できる。
このように本実施形態によれば、不揮発性メモリ331及び演算回路332により、ドレイン電流の小さいエージングデバイス200を切り離すことができ、不良ビットを補償することができる。このため、より信頼性の高い寿命制御が可能となる。
(第9の実施形態)
次に、トリミング回路を備えた寿命制御回路の他の例について説明する。なお、以下ではエージングデバイスを×印で示している。
図31では、ノーマリオン型のエージングデバイスを複数個直列接続した直列回路が複数個並列的に配置されている。直列回路の一方は入力端に共通接続され、他方はトリミング回路401にそれぞれ接続されている。トリミング回路401は、1つの直列ユニットに対してMOSトランジスタ433と演算回路432で構成されている。トリミング回路401の動作は、メモリ333を省略してあるが、前記図30のトリミング回路330と実質的に同じである。即ち、演算回路432の中に、IAを記憶するメモリ領域が存在していると考えて良い。
図32は、図31のMOSトランジスタ433の代わりにEEPROM431を用いたものである。図33は、トリミング回路403として、図31のMOSトランジスタ433の代わりにブレーカ435を用いたものである。図34は、トリミング回路404として、図33のブレーカ435と演算回路432の位置を代えたものである。図35は、図33のエージングデバイスをトリミング回路403の右側に配置したものである。図36は、エージングデバイスの直列鎖の中にトリミング回路403を配置したものである。図37は、ブレーカ435をエージングデバイスの直列接続部分に挿入したものである。
図38は、ノーマリオフのエージングデバイスを用いたものであり、複数のエージングデバイスの一方は入力端に共通接続され、他方はトリミング回路405にそれぞれ接続されている。トリミング回路405はブレーカ435と演算回路432で構成されている。
図39は、図38の変形であり、エージングデバイス200をトリミング回路405の右側に配置したものである。図40は、直列接続されるエージングデバイス200,ブレーカ435,演算回路432の位置を各行で代えたものである。このように各素子の配置位置は直列である限り自由に変更することができる。
図41は、図33と図39を組み合わせたものであり、ノーマリオン型のエージングデバイスの右側にトリミング回路403が接続され、ノーマリオフ型のエージングデバイスの左側にトリミング回路405が接続されている。そして、トリミング回路403と405が接続されている。
このような構成であれば、不良ビットを排除し、良ビットの合算電流と参照信号I0との比較で評価する寿命の統計的ばらつきを最小限に抑えることができる。また、本実施形態における並列数は、20以上であることが望ましい。
(第10の実施形態)
図42は、本発明の第10の実施形態に係わるトリミング付き寿命制御回路を示す概略構成図である。
複数のエージングデバイス200の一方の端子(出力端)がブレーカ335を介してセンス回路341に接続されている。各々のブレーカ335に対して演算回路332が接続され、この演算回路332の他の2つの入力端にはワード線WLとメモリ333がそれぞれ接続されている。そして、演算回路332は電荷注入時にWLに流れる電流をセンスし、その値をIA,IBと比較して所望の電流値でなかった場合にブレーカ335を落とすようになっている。
このように構成であっても、先の第8及び第9の実施形態と同様にトリミングを実現することができる。
また、本実施形態では、第8,9の実施形態のエージングデバイスを流れるドレイン電流の代わりにWLに流れるゲート電流を用いているため、ノーマリオン型にもノーマリオフ型にも対応できる。また、メモリ333に記憶するのは、IAとIBのどちらか一方でも良い。IAのみのとき、第8,9の実施形態に一致するが、第8,9の実施形態でもIA,IBの両方を使うことができる。何れも効果は同じである。
(変形例)
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではない。実施形態では、エージングデバイスとして説明したが、本発明は電気的書き換え可能な不揮発性メモリ(EEPROM)として用いることもできる。具体的には、ゲート絶縁膜として酸化膜を用いた場合、酸化膜の膜厚を3.3nm以上にすれば10年以上の電荷保持が可能となり、不揮発性メモリとして用いることができる。
また、第1及び第2の半導体領域は必ずしもp型に限るものではなく、形成するMOSトランジスタの導電型に応じて適宜変更可能である。第1の半導体領域と第2の半導体領域で導電型を逆にすることも可能である。さらに、半導体領域の大きさ、ゲート電極の形状や大きさ、ゲート絶縁膜の材料や厚さ等の条件は、仕様に応じて適宜変更可能である。
また、ソース・ドレイン拡散層は、ショットキー接合を用いたショットキーソース・ドレインでも良い。更に、シングルポリによる浮遊ゲート(FG)はメタルによるシングルFGとしても良い。また、本明細書でゲート長とゲート幅の使い方が従来のデバイスの慣用方法とは反対になっているが、これはゲートがT字型になっているためである。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することができる。
第1の実施形態に係わるシングルゲート構造のエージングデバイスの概略構成を示す平面図。 第1の実施形態に係わるエージングデバイスの等価回路図。 図1の矢視I−I断面図。 図1の矢視 II−II 断面図。 図1の矢視 III-III 断面図。 第1の実施形態のエージングデバイスの動作原理を説明するための模式図。 第1の実施形態のエージングデバイスの動作原理を説明するための模式図。 第1の実施形態のエージングデバイスの動作原理を説明するための模式図。 第1の実施形態のエージングデバイスの動作原理を説明するための模式図。 第2の実施形態に係わるシングルゲート構造のエージングデバイスの概略構成を示す平面図。 図10の矢視 III−III 断面図。 第2の実施形態に係わるエージングデバイスの他の例を示す平面図。 第3の実施形態に係わるエージングデバイスの第2の素子領域部の構成を示す断面図。 第3の実施形態に係わるエージングデバイスの第2の素子領域部の構成を示す断面図。 第3の実施形態に係わるエージングデバイスの概略構成を示す平面図。 第4の実施形態に係わる半導体装置を説明するためのもので、ノーマリオフ型の不良ビット対策のためにエージングデバイスを並列接続した例を示す平面図。 エージングデバイスの配置例を示す平面図。 エージングデバイスの別の配置例を示す平面図。 並列接続されたエージングデバイスを分散配置した例を示す平面図。 第5の実施形態に係わる半導体装置を説明するためのもので、ノーマリオン型の不良ビット対策のためにエージングデバイスを直列接続した例を示す平面図。 図20(a)に示すエージングデバイスの直列回路を複数個並列に接続した例を示す平面図。 第6の実施形態に係わる半導体装置を説明するためのもので、オフ→オン→オフ型のエージングデバイスを示す素子構造断面図。 ノーマリオン型とノーマリオフ型のエージングデバイスを複数個接続した例を示す平面図。 ノーマリオン型とノーマリオフ型のエージングデバイスを複数個接続した例を示す平面図。 ノーマリオン型とノーマリオフ型のエージングデバイスを複数個接続した例を示す平面図。 ノーマリオン型とノーマリオフ型のエージングデバイスを複数個接続した例を示す平面図。 第7の実施形態に係わる半導体装置を説明するためのもので、オン→オフ→オン型の不良ビット対策のために複数のエージングデバイスを接続した例を示す平面図。 ノーマリオン型直列回路(行)とノーマリオフ型の直列回路(行)とを並列接続した例を示す平面図。 第8の実施形態に係わるトリミング付き寿命制御回路を示す概略構成図。 トリミング回路を並列化回路の中に実装した例を示す図。 第9の実施形態を説明するためのもので、ノーマリオン型とトリミング回路で寿命制御回路を構成した例を示す図。 図31のMOSトランジスタの代わりにEEPROMを用いた例を示す図。 図31のMOSトランジスタの代わりにブレーカを用いた例を示す図。 図33のブレーカと演算回路の位置を代えた例を示す図。 図33のエージングデバイスをトリミング回路の右側に配置した例を示す図。 図34と図35を組み合わせたもので、トリミング回路の両側にエージングデバイスを配置した例を示す図。 ブレーカをエージングデバイスの直列接続部分に挿入した例を示す図。 ノーマリオフのエージングデバイスを用いたもので、複数のエージングデバイスの並列接続とトリミング回路との関係を示す図。 図38の変形であり、エージングデバイスをトリミング回路の右側に配置した例を示す図。 直列接続されるエージングデバイス,ブレーカ,演算回路の位置を各行で代えた例を示す図。 図33と図39を組み合わせた例を示す図。 第10の実施形態に係わるトリミング付き寿命制御回路を示す概略構成図。
符号の説明
1…p型Si基板
2…素子分離絶縁膜(STI:Shallow Trench Isolation)
10…第1の素子領域(第1の半導体領域)
11…ソース拡散層
12…ドレイン拡散層
15,16,25,26…ビアー電極
20…第2の素子領域(第2の半導体領域)
21…ソース拡散層
22…ドレイン拡散層
24…拡散層
30…浮遊ゲート電極
31…SLコンタクト
32…BLコンタクト
33,34…CGコンタクト
35…ゲート絶縁膜(熱酸化膜)
37…ゲート絶縁膜(High-K膜)
41…ソース線(SL)
42…ビット線(BL)
43…ワード線(WL)
51,251…共通ソース
52,252…共通ドレイン
110…チップ
111…セル
112…デコーダ
200…シリコン基板
201…STI膜
202…素子間の絶縁膜
203…メタル配線
210…ノーマリオン型エージングデバイス
220…ノーマリオフ型エージングデバイス
310,320…機能領域
330…トリミング回路

Claims (8)

  1. 電荷の蓄積により一定時間オフするエージングデバイスを複数個直列接続した直列回路と、電荷の蓄積により一定時間オンするエージングデバイスを複数個並列接続した並列回路とを、直列に接続して構成される半導体システムであって、前記各エージングデバイスは、
    相互に絶縁分離して形成された第1及び第2の半導体領域と、
    前記第1及び第2の半導体領域に跨るように前記第1及び第2の半導体領域上に厚さ3nm以下のゲート絶縁膜を介して形成され、且つ前記第1の半導体領域に対する結合容量が前記第2の半導体領域に対する結合容量よりも大きくなるように形成された浮遊ゲート電極と、
    前記第1の半導体領域の表面部に、前記浮遊ゲート電極下のチャネル領域を挟んで形成され、一方が第1の配線に接続され他方が第2の配線に接続された第1のソース・ドレイン層と、
    前記第2の半導体領域の表面部に、前記浮遊ゲート電極下のチャネル領域を挟んで形成され、第3の配線に共通接続された第2のソース・ドレイン層と、
    を具備したことを特徴とする半導体システム
  2. 電荷の蓄積により一定時間オフするエージングデバイスを複数個直列接続した直列回路と、電荷の蓄積により一定時間オンするエージングデバイスを複数個並列接続した並列回路とを、直列に接続して構成される半導体システムであって、前記各エージングデバイスは、
    相互に絶縁分離して形成された第1及び第2の半導体領域と、
    前記第1及び第2の半導体領域に跨るように前記第1及び第2の半導体領域上にゲート絶縁膜を介して形成され、且つ前記第1の半導体領域に対する結合容量が前記第2の半導体領域に対する結合容量よりも大きくなるように形成された浮遊ゲート電極と、
    前記第1の半導体領域の表面部に、前記浮遊ゲート電極下のチャネル領域を挟んで形成され、一方が第1の配線に接続され他方が第2の配線に接続されたソース・ドレイン層と、
    前記浮遊ゲート電極下を含んで前記第2の半導体領域の表面部に形成され、第3の配線に接続された拡散層と、
    を具備したことを特徴とする半導体システム
  3. 前記浮遊ゲート電極と前記第1の半導体領域との重なり面積は、前記浮遊ゲート電極と前記第2の半導体領域との重なり面積よりも大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体システム
  4. 前記浮遊ゲート電極の形状はT字型であり、前記第1の半導体領域側のゲート幅が前記第2の半導体領域側のゲート幅よりも長いことを特徴とする請求項記載の半導体システム
  5. 前記第1の半導体領域側のゲート絶縁膜の誘電率は、前記第2の半導体領域側のゲート絶縁膜の誘電率よりも高いことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体システム
  6. 前記第1及び第2の半導体領域はp型であり、前記各拡散層はn型であることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の半導体システム
  7. 電荷の蓄積により一定時間オフするエージングデバイスを複数個直列接続した直列回路と、電荷の蓄積により一定時間オンするエージングデバイスを複数個並列接続した並列回路とを、直列に接続して構成される半導体システムであって、前記各エージングデバイスは、
    相互に絶縁分離して形成された第1及び第2の半導体領域と、
    前記第1及び第2の半導体領域に跨るように前記第1及び第2の半導体領域上に厚さ3nm以下のゲート絶縁膜を介して形成され、且つ前記第1の半導体領域側のゲート幅が前記第2の半導体領域側のゲート幅よりも長くなるようにT字型に形成され、前記第1の半導体領域に対する結合容量を前記第2の半導体領域に対する結合容量よりも大きくした浮遊ゲート電極と、
    前記第1の半導体領域の表面部に、前記浮遊ゲート電極下のチャネル領域を挟んで形成され、一方がビット線に接続され他方がソース線に接続された第1のソース・ドレイン層と、
    前記第2の半導体領域の表面部に、前記浮遊ゲート電極下のチャネル領域を挟んで形成され、ワード線に共通接続された第2のソース・ドレイン層と、
    を具備したことを特徴とする半導体システム
  8. 前記直列回路に含まれる全てのエージングデバイスがオンするまでの時間が、前記並列回路に含まれる全てのエージングデバイスがオフするまでの時間よりも短いことを特徴とする請求項1,2又は7に記載の半導体システム。
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