JP4434675B2 - 自動二輪車のシート構造 - Google Patents

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本発明は開閉自在な自動二輪車のシート構造に関し、特にツールを収納するツール収納袋又はツール収納箱を保持できるシート構造に関する。
従来、開閉自在なシートの底板に物品収納空間又はツール取付部を設け、シート下側の空間をツール等物品収納用に有効に利用した自動二輪車のシート構造は公知である(特許文献1又は2参照)。
上記ツール取付部は、一般に、ツール単品を取り付け、係止するようになっており、また、物品収納空間は、一般に書類等の薄くて軽いものを収納する構造となっており、しかも、ツール取付部及び物品収納空間のいずれも、シートの後端部に設けられている。
実開昭53−114758号公報 実開昭54−104747号公報
自動二輪車の開閉自在なシートは、一般に前端がヒンジ部により回動可能に支持され、後端を持ち上げ、下側の物品収納ボックスを開く構造となっており、したがって上記従来構造のように、シートの後端部にツール取付部を設けていると、シートを開ける時にツールの荷重によるモーメントが大きく、開閉操作が重くなる。また、シートを開いた時、ツール後端と共に、ツールも高い位置まで持ち上げられることになり、ツールの着脱作業がし難くなる。
また、昨今では、車体の軽量化及びコスト低減のために、シート底板の材料として樹脂を用いることが多いが、シート自体が軽量化されるのに反して、エンジン振動等が運転者のでん部に伝わり易くなり、運転者が違和感を覚え、快適な運転環境を損なう可能性がある。
本発明の目的は、自動二輪車の開閉自在なシート構造において、特別な振動防止部材等を取り付けることなく、運転者の快適な運転環境を維持すると共に、シートの開閉作業も楽に行なえ、ツール収納袋等の着脱作業も快適に行なえるようにすることである。
上記課題を解決するために本発明は、フレームに対して開閉自在な自動二輪車のシート構造において、シート底板の下面にツール収納袋又はツール収納箱を保持する保持部を設け、該保持部は、前記シートを回動自在に支持する前端ヒンジ部の近傍に位置し、かつ、運転者が着座する領域に概ね対応する範囲内であって、シート下方に設けられた物品収納ボックスの上端開口を塞ぐ領域に位置しており、前記保持部は、前記シート底板に一体に形成されると共に後方に延びるL字形の押えアームと、ゴム製の締付バンドと、から構成されており、該締付バンドは、前端部が前記シート底板に回動可能に連結され後端部が前記シート底板に設けられたフックに係止可能となっている
本発明は、前記自動二輪車のシート構造において、前記押えアームを左右一対設け、前記締付バンドを前記押えアーム間に配置することができる。
また、本発明は、前記自動二輪車のシート構造において、前記ツール収納袋又はツール収納箱の左右両端部に、それぞれ側方規制部材が設けることができる。

(1)保持部の位置を、運転者が着座する領域に概ね対応する範囲内とすると、ツール収納袋等に収納されたツール類の荷重により、シートの剛性を上げることができると共に、運転者のでん部に伝わるシートの振動を抑制することができ、振動による運転者の違和感を和らげ、快適な運転環境を作り出すことができる。
(2)ツールを直接保持する部材ではなくて、複数のツールを収納したツール収納袋又はツール収納箱を保持する保持部を設けていることにより、複数のツールを纏めて着脱できると共に、防振に利用できる重量も簡単に確保することができる。
また、該保持部は、シート底板に一体に形成されると共に後方に延びるL字形の押えアームと、ゴム製の締付バンドと、から構成され、さらに、該締付バンドは、前端部が前記シート底板に回動可能に連結され後端部が前記シート底板に設けられたフックに係止可能となっていることにより、工具袋等を、後方から押さえアームとシート底板の間に差し込んで、ゴム製の締付ゴムバンドで止めることにより、簡単に工具袋等を取り付けることができる。
(3)保持部の位置を、シート下方に設けられた物品収納ボックスの上端開口を塞ぐ領域内とすると、物品収納ボックス上端の殆ど利用されない空間を、効率良くツール収納空間として利用することができる。また、物品収納ボックスにより、ツール収納袋又はツール収納箱自体を雨や泥等から保護することができる。
(4)保持部の取付位置を、シートを回動自在に支持する前端ヒンジ部の近傍とすると、シートを前端ヒンジ部を支点として上方に開く時、ツール収納袋又はツール収納箱に収納したツール類の荷重によるモーメントを小さく押えることができ、シートの開閉作業が軽く行なえ、着脱し易い。また、シートを開いた時に、ツール収納袋B等がシート後端のように高く持ち上げられることはなく、着脱作業が容易でなる。
[発明の実施の形態]
図1〜図4は本発明の実施の形態であり、図1は自動二輪車の左側面部分図を示している。この図1において、メインフレーム1の後端部には、下部ブラケット2が結合されると共に、後上方に延びる後部フレーム3が結合されており、後部フレーム3の左右両側にはサイドカバー6が設けられている。下部ブラケット2にはスイングアーム4を介して後輪5が支持され、スイングアーム4の後端部と後部フレーム3の間にはリヤサスペンション8が伸縮可能に介装されている。
後部フレーム3の上側にはシート10が配置され、左右の後部フレーム3間のシート下方位置には、前側物品収納ボックス14と後側物品収納ボックス15が前後に並んで配置されている。両物品収納ボックス14、15は上端開口状に形成されており、各種ブラケット16等を介してメインフレーム1及び後部フレーム3等の車体側部材に取り付けられている。
シート10の前端部はヒンジ部20を介して前側物品収納ボックス14の前上端部に矢印A方向回動可能に連結し、シート10の後端部にはロック用U形フック18が設けられ、該フック18を後部フレーム3に設けられたロック機構19に係合することにより、シート10を図1のような閉状態にロックできるようになっている。シート10は、両物品収納ボックス14、15の蓋の役目を果たしており、前記ヒンジ部20を支点として矢印A方向に回動することにより、両ボックス14、15を開き、上方から物を出し入れできるようになっている。
前記シート10は、前側物品収納ボックス14の上を覆う前半部の領域Rが概ね運転者の着座領域となっており、この前半部の着座領域R内において、シート底板23の下面に、ツール収納袋B又はツール収納箱を保持するための保持部24が設けられている。
図4はシート10の前部を下方から見た斜視図であり、前記保持部24は、前端ヒンジ部20の後側近傍に配置されており、左右一対のL字形の押えアーム25と、両押えアーム25間に配置されたゴム製の締付バンド26から構成されている。押えアーム25は、シート底板23から下方に延びる縦部分25aと、該縦部分25aの下端から底板23とほぼ平行に後方に延びる横部材25bから構成されており、横部材25bと底板23の間にシート収納袋Bを挟み込むようになっている。また、ツール収納袋Bの左右端部の位置を規制するために、左右一対の側方規制部材28が設けられている。なお、底板23の外周端部にはトリムシール21が設けられている。
図3はシート前部の縦断面拡大図(図2のIII-III断面図)であり、締付バンド26の前端部は、矩形状金具30を介して底板23の取付片31に回動可能に連結され、締付バンド26の後端部には矩形状止め金具32が設けられ、該止め金具32が、底板23に設けられたフック33に係止されるようになっている。これにより、ツール収納袋Bを底板23側に押し付け、移動不能及び脱落不能に固定している。なお、前記前端ヒンジ部20は、前側物品収納ボックス14の軸部35等に回動可能に支持されている。
図2は図1のII-II断面拡大図であり、前記押えアーム25は、たとえばシート底板23を成形する時に、シート底板23の一部を切り起こすことにより成形されており、これにより、材料費及び加工費を節約している。
(作用)
複数のツールを収納したツール収納袋Bを取り付ける場合、図1においてシート後端部のロック機構19をキー等により解除し、前端ヒンジ部20を回動支点として、シート10を矢印A方向に開く。これにより、保持部24が露出状態になると共に、保持部24の押えアーム25は上向状態となる。
図4において、上記上向き状態の押えアーム25と底板23間に、ツール収納袋Bを上方から挟み込み、締付バンド26で押え付け、締付けバンド26の後端止め金具32をフック33に係合する。
運転中は、ツール収納袋B内の複数のツールの重量が、図1のようにシート10の前半部の運転者の着座範囲R内に作用しており、これにより剛性を得ることができると共に、エンジンの振動が運転者のでん部に伝達されるのを軽減でき、快適な運転環境を維持することができる。
また、ツール収納袋Bを前端ヒンジ部20の近くに保持していることにより、ツール重量によるヒンジ部20回りのモーメントは小さく、シートの開閉操作が軽く行なえる。また、シート10を開いた時、ツール収納袋Bは前端ヒンジ部20から僅かに高い位置まで持ち上げられるだけであるので、保持部23へのツール収納袋Bの着脱作業が容易に行なえる。
保持部23が前側物品収納ボックス14の上側屋根部分に位置していることにより、ツール収納袋Bを収納する場合も、シート10を上方へ立てた状態で格納するため作業がし易い。
[発明の他の実施の形態]
(1)前記保持部は底板と共に樹脂で一体成形した構造であるが、金属製とすることも可能であり、また、押えアーム25を3本以上設ける構造とすることもできる。
(2)ツール収納袋としては、袋状のものだけに限定はされず、たとえば帯状の布等にツール差し込み用の筒部を複数設け、各筒部にそれぞれツールを差し込んで全体を巻くような構成のものも含まれる。
本発明の実施の形態であって、自動二輪車の左側面部分図である。 図1のII-II断面拡大図である。 図2のIII-III断面図である。 シート前部を下方から見た斜視図である。
符号の説明
1 メインフレーム
3 後部フレーム
10 シート
14、15 物品収納ボックス
20 ヒンジ部
23 シート底板
24 保持部
25 押えアーム

Claims (3)

  1. フレームに対して開閉自在な自動二輪車のシート構造において、
    シート底板の下面にツール収納袋又はツール収納箱を保持する保持部を設け、
    保持部は、シートを回動自在に支持する前端ヒンジ部の近傍に位置し、かつ、運転者が着座する領域に概ね対応する範囲内であって、シート下方に設けられた物品収納ボックスの上端開口を塞ぐ領域に位置しており、
    前記保持部は、前記シート底板に一体に形成されると共に後方に延びるL字形の押えアームと、ゴム製の締付バンドと、から構成されており、
    該締付バンドは、前端部が前記シート底板に回動可能に連結され後端部が前記シート底板に設けられたフックに係止可能となっている自動二輪車のシート構造。
  2. 請求項1記載の自動二輪車のシート構造において、
    前記押えアームは左右一対設けられ、前記締付バンドは前記押えアーム間に配置されている自動二輪車のシート構造。
  3. 請求項1又は2記載の自動二輪車のシート構造において、
    前記ツール収納袋又はツール収納箱の左右両端部には、それぞれ側方規制部材が設けられている自動二輪車のシート構造。
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