JP4434284B2 - 情報処理装置、表示データ提供方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、表示データ提供方法、およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4434284B2
JP4434284B2 JP2008026700A JP2008026700A JP4434284B2 JP 4434284 B2 JP4434284 B2 JP 4434284B2 JP 2008026700 A JP2008026700 A JP 2008026700A JP 2008026700 A JP2008026700 A JP 2008026700A JP 4434284 B2 JP4434284 B2 JP 4434284B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
evaluation
user
relative
display
display data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008026700A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009187298A (ja
Inventor
恭則 鎌田
孝安 今
曜一郎 佐古
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2008026700A priority Critical patent/JP4434284B2/ja
Priority to US12/364,711 priority patent/US8166405B2/en
Priority to CN200910005302.7A priority patent/CN101504636A/zh
Priority to KR1020090009323A priority patent/KR20090086164A/ko
Publication of JP2009187298A publication Critical patent/JP2009187298A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4434284B2 publication Critical patent/JP4434284B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/10Office automation; Time management

Description

本発明は、情報処理装置、表示データ提供方法、およびプログラムに関する。
近年、ホームページ(homepage)やブログ(Blog;ウェブログ)などを介することによって、あるユーザが提供するテキストデータや画像データなどを不特定多数で共有することが可能となっている。
上記のようにホームページやブログなどに画像等が公開されることによって、ユーザの情報(例えば、ユーザの状態を示す情報)を不特定多数の者に伝達することができるが、その反面、当該ユーザのプライバシーが侵害される恐れがある。
このような中、ユーザの状態を画像により表す技術が開発されている。ユーザの健康状態を示すパラメータ情報に基づいて、ユーザの健康状態を示す画像を生成する技術としては、例えば、特許文献1が挙げられる。
特開2006−110340号公報
また、近年、ライフログ(Lifelog)と呼ばれるユーザの行動履歴の情報を記録するシステムも登場している。今後、ホームページやブログなどを介して提供される一のユーザの情報を不特定多数で共有する従来の利用形態に加え、さらに、例えばライフログシステムなどにより記録された、一のユーザ(例えば、自己)に対応するユーザの状態を時系列に示す情報(以下、「履歴情報」という。)と、(1または2以上の)他のユーザの履歴情報とに基づく相対的な情報を不特定多数で共有する利用形態が想定される。
ここで、ユーザの状態を画像により表す従来の技術は、ユーザの状態を直接(例えば、数値など)表すのではなく画像という間接的な手段で表すため、ユーザのプライバシーを保ちながらユーザの状態を表すことができる可能性がある。しかしながら、ユーザの状態を画像により表す従来の技術では、入力された健康状態を示すパラメータ情報に基づいて個々のユーザの状態を単に画像を生成しているに過ぎない。したがって、ユーザの状態を画像により表す従来の技術を用いたとしても、ユーザの状態を時系列に示す履歴情報に基づいて、一のユーザと他のユーザとの間の相対的な関係を表すことはできず、今後想定される上記利用形態の実現は、望むべくもない。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、ユーザのプライバシーを保ちながら履歴情報に基づく複数のユーザ間の相対的な情報を不特定多数の者に共有させることが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、表示データ提供方法、およびプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点によれば、画像を表示する表示装置と通信可能な情報処理装置であって、ユーザの状態を時系列に示す履歴情報をユーザごとに記憶する記憶部と、上記表示装置から送信される表示要求に基づいて、上記表示要求が表示を要求する少なくとも2以上のユーザに対応する履歴情報それぞれに対して上記表示要求が要求する評価テーマに応じた処理を行い、上記評価テーマに対応する評価指標値をユーザごとに導出する評価処理部と、上記評価処理部が導出したユーザごとの上記評価指標値に基づいて、上記評価テーマにおけるユーザ間の相対的な関係を示す相対評価パラメータをユーザごとに導出する相対処理部と、上記相対処理部が導出したユーザごとの上記相対評価パラメータに基づいて上記評価テーマにおけるユーザ間の相対的な関係を示す評価画像をユーザごとに生成し、各ユーザの上記評価画像が示された表示データを生成する表示データ生成部とを備える情報処理装置が提供される。
かかる構成により、ユーザのプライバシーを保ちながら履歴情報に基づく複数のユーザ間の相対的な情報を不特定多数の者に共有させることができる。
また、上記評価処理部は、さらに上記記憶部に記憶された履歴情報を用いて上記表示要求が表示を要求するユーザ以外のユーザに対応する上記評価指標値を導出し、上記相対処理部は、上記評価処理部が導出した上記評価指標値に基づいて、上記表示要求が表示を要求するユーザに対応する上記相対評価パラメータを導出してもよい。
かかる構成により、表示データに表示される各ユーザ間の相対的な関係を、より信頼度の高い相対パラメータを用いて表現することができる。
また、上記表示データ生成部は、各ユーザの上記評価画像がグループ化されて示された表示データを生成してもよい。
かかる構成により、ユーザのプライバシーを保ちながら履歴情報に基づく複数のユーザ間の相対的な情報を不特定多数の者に共有させることができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の第2の観点によれば、画像を表示する表示装置と通信を行う通信部と、ユーザの状態を時系列に示す履歴情報をユーザごとに記憶する記憶部とを備える情報処理装置に用いることが可能な表示データ提供方法であって、上記表示装置から送信された表示要求の受信に基づいて、上記表示要求が表示を要求する少なくとも2以上のユーザに対応する履歴情報それぞれに対して上記表示要求が要求する評価テーマに応じた処理を行い、上記評価テーマに対応する評価指標値をユーザごとに導出する第1導出ステップと、上記第1導出ステップにおいて導出されたユーザごとの上記評価指標値に基づいて、上記評価テーマにおけるユーザ間の相対的な関係を示す相対評価パラメータをユーザごとに導出する第2導出ステップと、上記第2導出ステップにおいて導出されたユーザごとの上記相対評価パラメータに基づいて上記評価テーマにおけるユーザ間の相対的な関係を示す評価画像をユーザごとに生成し、各ユーザの上記評価画像が示された表示データを生成するステップと、上記生成するステップにおいて生成された表示データを上記表示要求を送信した表示装置へ送信するステップとを有する表示データ提供方法が提供される。
かかる方法を用いることにより、ユーザのプライバシーを保ちながら履歴情報に基づく複数のユーザ間の相対的な情報を不特定多数の者に共有させることができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の第3の観点によれば、画像を表示する表示装置と通信を行う通信部と、ユーザの状態を時系列に示す履歴情報をユーザごとに記憶する記憶部とを備える情報処理装置に用いることが可能なプログラムであって、上記表示装置から送信された表示要求の受信に基づいて、上記表示要求が表示を要求する少なくとも2以上のユーザに対応する履歴情報それぞれに対して上記表示要求が要求する評価テーマに応じた処理を行い、上記評価テーマに対応する評価指標値をユーザごとに導出する第1導出ステップ、上記第1導出ステップにおいて導出されたユーザごとの上記評価指標値に基づいて、上記評価テーマにおけるユーザ間の相対的な関係を示す相対評価パラメータをユーザごとに導出する第2導出ステップ、上記第2導出ステップにおいて導出されたユーザごとの上記相対評価パラメータに基づいて上記評価テーマにおけるユーザ間の相対的な関係を示す評価画像をユーザごとに生成し、各ユーザの上記評価画像が示された表示データを生成するステップ、上記生成するステップにおいて生成された表示データを上記表示要求を送信した表示装置へ送信するステップをコンピュータに実行させるためのプログラムが提供される。
かかるプログラムにより、ユーザのプライバシーを保ちながら履歴情報に基づく複数のユーザ間の相対的な情報を不特定多数の者に共有させることができる。
本発明によれば、ユーザのプライバシーを保ちながら履歴情報に基づく複数のユーザ間の相対的な情報を不特定多数の者に共有させることができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(本発明の実施形態に係る情報処理装置の処理の概要)
本発明の実施形態に係る情報処理装置の構成について説明する前に、本発明の実施形態に係る情報処理装置の処理の概要について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る情報処理装置の処理の概要を説明するための説明図である。ここで、図1では、本発明の実施形態に係る情報処理装置100の一部の構成要素を示している。以下、図1を適宜参照しながら、本発明の実施形態に係る情報処理装置100における処理の概要を説明する。
情報処理装置100は、例えば以下の(1)、(2)の処理によって、ユーザのプライバシーを保ちながら履歴情報に基づく複数のユーザ間の相対的な情報を不特定多数の者に共有させることを可能とする。
(1)表示データの生成
情報処理装置100は、表示要求に基づいて、表示要求が表示を要求する少なくとも2以上のユーザそれぞれに対応し、表示要求が要求する評価テーマに則った評価画像が示された表示データを生成する。より具体的には、情報処理装置100は、以下の(1−1)〜(1−4)の処理によって表示データを生成する。ここで、上記表示要求は、例えば、ネットワークを介して接続される表示装置(外部装置)から送信されるが、上記に限られない。また、上記評価テーマの具体例、表示データの具体例、および以下に示す各処理の具体例については、後述する。
(1−1)個々のユーザに対する評価指標値の導出
情報処理装置100は、表示要求が表示を要求するユーザに対応する履歴情報を、例えば、情報処理装置100が備える記憶部から読み出す。そして、情報処理装置100は、読み出した履歴情報ごとに、表示要求が示す評価テーマに応じた評価処理を行い、表示要求が要求するユーザに対応する評価指標値を導出する。情報処理装置100は、評価処理部108を備えることによって、読み出した履歴情報ごとに、すなわちユーザごとに評価処理を行うことができる。図1では、ユーザAに対応する履歴情報Aを第1評価処理部130が処理し、同様に、ユーザBに対応する履歴情報Bを第2評価処理部132、ユーザCに対応する履歴情報Cを第3評価処理部134が処理する例を示している。
また、評価処理部108は、記憶部に記憶された履歴情報そのものを読み出すことに限られず、例えば、当該履歴情報に含まれる情報を選択的に読み出したり、読み出した情報を加工するなど、評価指標値の導出に適した評価指標値導出のための履歴情報を生成することもできる。なお、以下では、記憶部に記憶された履歴情報そのものと、評価処理部108が生成した評価指標値導出のための履歴情報を特に区別せず、「履歴情報」とする。
ここで、本発明の実施形態に係る履歴情報とは、例えばユーザの状態を時系列に示す情報である。履歴情報としては、例えば、以下の〔1〕〜〔10〕それぞれ、〔1〕〜〔10〕それぞれが加工されたもの、あるいは、〔1〕〜〔10〕の組み合わせや、加工したものを組み合わせたものが挙げられるが、上記に限られない。
〔1〕購買履歴情報
情報処理装置100は、例えば、クレジットカードを発行している会社が所有するサーバ(Server)や、会員証と購買商品とを対応付けて記憶している販売店が所有するサーバ、ネットショッピングのサイトを運営している会社が所有するサーバ、電子マネーを発行している会社が所有するサーバなどから購買履歴情報を収集(取得)する。ここで、上記購買履歴情報には、例えば、ユーザが「何時」、「どこで」、「何を」、「どのくらい」、「いくらで」購入したのかの情報や、支出(購入の総額)の情報などを含むことができるが、上記に限られない。
〔2〕食事メニュー履歴情報
情報処理装置100は、例えば、上記購買履歴の情報のうち食事に関する情報を、食事メニュー履歴情報として記憶することができる。また、情報処理装置100は、ユーザがテキスト入力した情報(例えば、「いつ」、「何を」食べたかなど)を食事メニュー履歴情報として記憶してもよい。
〔3〕銀行口座履歴情報
情報処理装置100は、例えば、銀行が所有するサーバなどから銀行口座履歴情報を収集する。ここで、上記銀行口座履歴情報には、例えば、口座番号や現在の残高情報、入金の情報、残高の遷移の情報などを含むことができるが、上記に限られない。
〔4〕証券取引履歴情報
情報処理装置100は、例えば、証券会社が所有するサーバなどから証券取引履歴情報を収集する。ここで、上記証券取引履歴情報には、例えば、口座番号や現在の残高情報、残高の遷移の情報、損益の情報などを含むことができるが、上記に限られない。
〔5〕スポーツジム利用履歴情報
情報処理装置100は、例えば、スポーツジムを運営している会社が所有するサーバなどからスポーツジム利用履歴情報を収集する。ここで、上記スポーツジム利用履歴情報には、例えば、利用日時の情報や利用時間の情報などを含むことができるが、上記に限られない。
〔6〕健康診断履歴情報
情報処理装置100は、例えば、病院が所有するサーバなどから健康診断履歴情報を収集する。ここで、上記健康診断履歴情報には、例えば、検査結果の各種情報などを含むことができるが、上記に限られない。
〔7〕脈拍センサ履歴情報
情報処理装置100は、例えば、ユーザが装着している脈拍センサから脈拍センサ履歴情報を取得する。ここで、上記脈拍センサ履歴情報には、例えば、脈拍センサが測定したユーザの脈拍の時系列的な遷移情報などを含むことができるが、上記に限られない。
〔8〕加速度センサ履歴情報
情報処理装置100は、例えば、ユーザが装着している加速度センサから加速度センサ履歴情報を取得する。ここで、上記加速度センサ履歴情報には、例えば、加速度センサが測定した加速度変化の時系列的な遷移情報などを含むことができるが、上記に限られない。
〔9〕歩数計履歴情報
情報処理装置100は、例えば、ユーザが装着している歩数計から歩数計履歴情報を取得する。ここで、上記歩数計履歴情報には、例えば、歩数計が測定した所定の期間における歩数の時系列的な遷移情報などを含むことができるが、上記に限られない。
〔10〕行動履歴情報
情報処理装置100は、例えば、ユーザにより入力されたスケジュール表やブログに記載された内容から行動履歴情報を取得する。ここで、情報処理装置100は、例えば、文字認識(Character Recognition)の技術を用いて、ブログ等からテキストベースでユーザの行動履歴を取得することができるが、上記に限られない。
(1−2)ユーザ間の相対的な関係を示す相対評価パラメータの導出
情報処理装置100は、上記(1−1)において導出されたユーザごとの評価指標値に基づいて、ユーザ間の相対的な関係を示す相対評価パラメータをユーザごとに導出する。情報処理装置100は、相対処理部110を備えることによって相対評価パラメータを導出する。ここで、相対処理部110は、例えば、表示要求が要求する評価テーマに基づいて当該評価テーマに応じた導出方法を選択することによって、相対評価パラメータを導出することができる。
(1−3)評価画像の生成
情報処理装置100は、上記(1−2)において導出されたユーザごとの相対評価パラメータに基づいて、表示要求が要求する評価テーマにおけるユーザ間の相対的な関係を示す評価画像をユーザごとに生成する。情報処理装置100は、表示データ生成部112を備えることによって評価画像を生成することができる。
ここで、情報処理装置100は、例えば、記憶部に記憶された画像データを、ユーザを示すユーザIDや、上記(1−2)において導出されたユーザごとの相対評価パラメータに基づいて読み出すことによって、評価画像を生成することができるが、上記に限られない。例えば、情報処理装置100は、ユーザを示すユーザIDに基づいてユーザを示すユーザ画像データを記憶部から読み出し、相対評価パラメータに基づいて当該ユーザ画像を加工する(例えば、表情や顔色を変化させたり、ポーズを変化させたりする)ことによって、評価画像を生成することができる。
(1−4)表示データの生成
情報処理装置100は、上記(1−3)において生成されたユーザごとの評価画像を組み合わせる(グループ化する)ことによって、表示要求が表示を要求する少なくとも2以上のユーザそれぞれに対応し、表示要求が要求する評価テーマに則った評価画像が示された表示データを生成する。また、情報処理装置100は、生成した各ユーザの評価画像が単に組み合わされた表示データを生成することに限られず、さらに、ユーザ間の相対的な関係を示すための付加画像(例えば、後述する図12に示すシーソーや、図13に示す階段など)が併せて示された表示データを生成することもできる。情報処理装置100は、表示データ生成部112を備えることによって表示データを生成する。
ここで、情報処理装置100は、例えば、表示要求が指定する評価テーマや導出された相対評価パラメータなどに基づいて記憶部に記憶された付加画像データを読み出すことによって、評価画像と付加画像とが組み合わされた表示データを生成することができるが、上記に限られない。例えば、記憶部には付加画像を構成する部品画像データが記憶され、情報処理装置100が、記憶部に記憶された画像データを、評価テーマや導出された相対評価パラメータなどに基づいて読み出し、読み出した画像データを加工する(例えば、シーソーの支点の位置を変化させるなど)ことによって、評価画像と付加画像とが組み合わされた表示データを生成することもできる。
情報処理装置100は、上記(1−1)〜(1−4)の処理を行うことによって、表示要求が表示を要求する少なくとも2以上のユーザそれぞれに対応し、表示要求が要求する評価テーマに則った評価画像が示された表示データを生成することができる。
なお、上記では、上記(1−3)の処理と(1−4)との処理を分けて説明したが、上述したように、情報処理装置100は表示データ生成部112を備えることによって上記(1−3)および(1−4)の処理を行うことができる。したがって、本発明の実施形態に係る情報処理装置は、上記(1−3)および(1−4)の処理を一つの処理(一連の処理)として実行できることは、言うまでもない。
(2)表示データの送信/表示
情報処理装置100は、上記(1)で生成した表示データを表示要求の送信元の装置(例えば、ネットワークを介して接続される表示装置)に送信し、当該送信元の装置に表示データを表示させる。ここで、情報処理装置100は、例えば、表示要求に含まれるIPアドレス(Internet Protocol Address)やMACアドレス(Media Access Control Address)などの装置識別情報に基づいて、表示要求の送信元の装置へ表示データを送信することができるが、上記に限られない。
情報処理装置100は、上記(1)、(2)の処理によって、履歴情報に基づく複数のユーザ間の相対的な情報が間接的に表現された画像を示す表示データを介して、履歴情報に基づく複数のユーザ間の相対的な情報を不特定多数の者に共有させることができる。したがって、情報処理装置100は、ユーザのプライバシーを保ちながら履歴情報に基づく複数のユーザ間の相対的な情報を不特定多数の者に共有させることができる。
(本発明の実施形態に係る情報処理装置における各種処理、表示データの具体例)
次に、本発明の実施形態に係る情報処理装置100における各種処理、生成される表示データの具体例を、「資産運用」、「運動量」、「ダイエット」という3つの評価テーマを用いて説明する。なお、本発明の実施形態に係る評価テーマが、上記「資産運用」、「運動量」、「ダイエット」に限られないことは、言うまでもない。また、以下では、表示装置から送信された表示要求が、ユーザA、ユーザB、ユーザCという3ユーザ間の相対的な情報を要求している場合を例に挙げて説明するが、上記に限られない。情報処理装置100は、2以上の任意の数のユーザ間の相対的な情報が表された表示データを生成することができる。さらに、以下では、上述した(1−1)〜(1−4)の処理ごとに説明する。
[1]第1の例:表示要求により「資産運用」の評価テーマが指定された場合
(1−1)個々のユーザに対する評価指標値の導出
表示装置から送信された表示要求を受信した情報処理装置100は、当該表示要求が指定する評価テーマと、当該表示要求が表示を要求するユーザとに基づいて、対応する履歴情報を記憶部から読み出す。ここで、記憶部からの履歴情報の読み出しは、評価処理部108が行う。
図2は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100において、指定された評価テーマに基づいて読み出した履歴情報の一例を示す第1の説明図である。ここで、図2は、評価処理部108が記憶部に記憶された購買履歴情報、銀行口座履歴情報、証券取引履歴情報それぞれから情報を抽出した場合の履歴情報(すなわち、購買履歴情報、銀行口座履歴情報、証券取引履歴情報を組み合わせた履歴情報)を示している。また、図2は、表示要求が指定する一のユーザであるユーザAについての履歴情報を示しているが、評価処理部108は、表示要求が指定する他のユーザであるユーザB、ユーザCについても図2と同様の情報を有する履歴情報を記憶部から得ることができる。
図2を参照すると、「資産運用」の評価テーマにおける履歴情報は、銀行口座履歴情報(Ga)の残高(B)、入金(C)、購買履歴情報(Ka)の支出(D)、証券取引履歴情報(Sa)の残高(E)、損益(F)の情報を有し、これらの情報は、時間(n)ごとに対応付けられている。ここで、図2における時間n=12が現在の状態(すなわち直近の履歴情報)を示している。また、本発明の実施形態に係る時間(n)は、1時間単位や1日単位であってもよいし、所定の日数や時間数を1つの単位でまとめたものであってもよい。
ここで、評価処理部108は、例えば、時間(n)における銀行口座履歴情報(Ga)の残高(Bn)を、時間(n−1)における残高(Bn−1)、入金(Cn−1)、支出(Dn−1)を用いて算出する。具体的には、評価処理部108は、Bn=(Bn−1)+(Cn−1)−(Dn−1)により算出することができる。なお、記憶部に記憶された銀行口座履歴情報に残高の情報が存在する場合には、評価処理部108は、当該情報そのものを残高(Bn)として使用することができることは、言うまでもない。
また、評価処理部108は、例えば、時間(n)における証券取引履歴情報(Sa)の残高(En)、時間(n−1)における残高(En−1)、損益(Fn−1)を用いて算出する。具体的には、評価処理部108は、En=(En−1)+(Fn−1)により算出することができる。なお、記憶部に記憶された証券取引履歴情報に残高の情報が存在する場合には、評価処理部108は、当該情報そのものを残高(En)として使用することができることは、言うまでもない。
図3は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100において「資産運用」の評価テーマが指定された場合の評価指標値の一例とその内容を説明する説明図である。図3に示すように、情報処理装置100は、「資産運用」の評価テーマにおいて、例えば、資産残高指数(L)、資産増減指数(M)、資産変動指数(N)、および証券構成指数(O)という4つの評価指数を評価指標値として導出する。以下、資産残高指数(L)、資産増減指数(M)、資産変動指数(N)、および証券構成指数(O)それぞれの導出方法について説明する。
〔A−1〕資産残高指数(L)/証券構成指数(O)
図4は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100において「資産運用」の評価テーマが指定された場合における評価指標値の導出方法を説明するための第1の説明図である。図4は、図2に示す時間(1)〜時間(12)それぞれにおける資産残高(l)、近似誤差(h)、および証券構成(o)を示している。
各時間における資産残高(l)は、銀行口座履歴情報(Ga)の残高(B)と、現在における証券取引履歴情報(Sa)の残高(E)との和で算出することができる。また、各時間における近似誤差(h)は、資産残高(l)と近似関数foとの差で算出することができる。ここで、上記近似関数foは、資産残高(l)に基づいて最小二乗法により求めることができる。また、各時間における証券構成(o)は、証券取引履歴情報(Sa)の残高(E)を資産残高(l)で除算することによって算出することができる。なお、資産残高(l)、近似誤差(h)、および証券構成(o)の算出方法が上記に限られないことは、言うまでもない。
資産残高指数(L)は、利用者の現在の資産を評価する指数である。資産残高指数(L)は、例えば、現在における銀行口座履歴情報(Ga)の残高(B)と、現在における証券取引履歴情報(Sa)の残高(E)との和により導出することができる。図4では、時間(12)が現在を示しているので、資産残高指数(L)は時間(12)における資産残高(l)の値、すなわち“393”となる。
また、証券構成指数(O)は、資産の構成内容を評価する指数であり、資産における証券残高の占める割合を表している。証券構成指数(O)は、例えば、所定の時間(例えば、0≦n≦12)における証券構成(o)の平均値を求めることによって導出することができる。図4の例では、証券構成(o)の相加平均値は“32.3[%]”となるので、“32.3”を証券構成指数(O)とすることができる。なお、証券構成指数(O)は、相加平均に限られず、例えば、相乗平均や重み付け平均などで導出することもできる。また、以下に示す本発明の実施形態に係る「平均値」は、証券構成指数(O)と同様に、例えば、相加平均や相乗平均、あるいは重み付け平均など様々な方法で導出されるものとする。
〔A−2〕資産増減指数(M)
図5は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100において「資産運用」の評価テーマが指定された場合における評価指標値の導出方法を説明するための第2の説明図である。ここで、図5に示す折れ線グラフAは図4に示す資産残高(l)の値を示しており、また、直線Bは図4に示す資産残高(l)の値に基づいて最小二乗法により求められた近似関数foを示している。
資産増減指数(M)は、ユーザの資産残高が増加傾向であるのか減少傾向であるのかを評価するための指数である。資産増減指数(M)は、例えば、時間に対する資産残高のグラフを最小二乗法により線形近似したときの近似関数foの傾きから導出することができる。ここで、近似関数foの傾きが正の場合にはユーザの資産残高が増加傾向であり、また、近似関数foの傾きが負の場合にはユーザの資産残高が減少傾向であるとすることができる。また、資産増減指数(M)の値は、増加傾向の場合における増加の度合い/減少傾向の場合における減少の度合いを示しており、数値が大きい程、より増加傾向/減少傾向にあることを表している。図5の例では、近似関数foは、fo=7.6n+287であるので、資産増減指数(M)は、“7.6”となる。
〔A−3〕資産変動指数(N)
図6は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100において「資産運用」の評価テーマが指定された場合における評価指標値の導出方法を説明するための第3の説明図である。ここで、図6に示す折れ線グラフCは図4に示す近似誤差(h)の値を示している。
資産変動指数(N)は、ユーザの資産残高の安定の度合いを評価する指数である。資産変動指数(N)は、例えば、図4(図6)に示す近似誤差(h)の値の標準偏差を求めることによって導出することができる。ここで、資産変動指数(N)の値が小さい程、時間(n)に対する資産の変化が少なく、ユーザが安定した資産を有しているといえる。図4(図6)の例では、図4(図6)に示す近似誤差(h)の値の標準偏差は“11.0”であるので、資産変動指数(N)は“11.0”となる。
情報処理装置100は、例えば上述した〔A−1〕〜〔A−3〕に示す導出方法によって、資産残高指数(L)、資産増減指数(M)、資産変動指数(N)、および証券構成指数(O)をそれぞれ導出することができる。
図7は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100において「資産運用」の評価テーマが指定された場合における評価指標値の導出結果を示す説明図であり、図2に示すユーザAに対応する履歴情報に基づいて導出された評価指標値(指数値)を示している。図7に示すように、評価処理部108は、表示要求により「資産運用」の評価テーマが指定された場合におけるユーザAに対応する評価指標値として、資産残高指数“393”、資産増減指数“7.6”、資産変動指数“11.0”、そして証券構成指数“32.3”を導出することができる。
(1−2)ユーザ間の相対的な関係を示す相対評価パラメータの導出
情報処理装置100は、上記(1−1)において導出されたユーザごとの評価指標値に基づいて、ユーザ間の相対的な関係を示す相対評価パラメータをユーザごとに導出する。ここで、相対評価パラメータの導出は、相対処理部110が行う。
図8は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100において「資産運用」の評価テーマが指定された場合における相対評価パラメータの導出方法を説明するための第1の説明図である。図8(a)は、ユーザAに対応する評価指標値の一例を示しており、図7と同一の図である。また、図8(b)は上述した〔A−1〕〜〔A−3〕に示す導出方法によって導出されたユーザBに対応する評価指標の一例を示しており、図8(c)は上述した〔A−1〕〜〔A−3〕に示す導出方法によって導出されたユーザCに対応する評価指標の一例を示している。以下、図8に示すユーザA〜ユーザCそれぞれの評価指標値を例に挙げて、「資産運用」の評価テーマが指定された場合における相対評価パラメータの導出方法について説明する。
相対処理部110は、評価処理部108が導出したユーザごとの評価指標値が図8に示すように複数ある場合には、評価指標値ごとに相対評価パラメータを導出する。なお、相対処理部110が、評価処理部108が導出した評価指標値に基づいて1の相対評価パラメータを導出したり、評価処理部108が導出した評価指標値の数より多いあるいは少ない複数の相対評価パラメータを導出することができることは、言うまでもない。以下では、相対処理部110が、図8に示す資産残高指数(L)に対応する資産残高相対パラメータ(W)、資産増減指数(M)に対応する資産増減相対パラメータ(X)、資産変動指数(N)に対応する資産変動相対パラメータ(Y)、および証券構成指数(O)に対応する証券構成相対パラメータ(Z)をそれぞれ導出する場合を例に挙げて説明する。
〔a−1〕資産残高相対パラメータ(W)
図9は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100において「資産運用」の評価テーマが指定された場合における相対評価パラメータの導出方法を説明するための第2の説明図である。ここで、図9は、資産残高相対パラメータ(W)の導出方法を説明する図である。
相対処理部110は、ユーザA、ユーザB、ユーザCの資産残高指数(L:La,Lb,Lc)に基づいて、資産残高指数の最大値が100、最小値が0となるような比率に変換する。図8の例では、資産残高指数(L:La,Lb,Lc)=(393,397,398)であるので、ユーザAに対応する資産残高相対パラメータ(Wa)は0(ゼロ)、ユーザCに対応する資産残高相対パラメータ(Wc)は100、そして、ユーザBに対応する資産残高相対パラメータ(Wb)は80となる。なお、本発明の実施形態に係る資産残高相対パラメータ(W)の導出方法が上記に限られないことは、言うまでもない。
また、相対処理部110は、ユーザA、ユーザB、ユーザCの資産残高指数(La,Lb,Lc)の平均値を算出し、算出された平均値を上記比率に変換して当該平均値に対応する比率を資産残高相対パラメータ(W)とすることができる。平均値の情報を資産残高相対パラメータ(W)に含めることによって、ユーザA、ユーザB、ユーザCそれぞれの資産残高指数の相対的な関係をより明確とすることができる。
さらに、相対処理部110は、資産残高相対パラメータ(W)に対して、ユーザA、ユーザB、ユーザCそれぞれの資産残高指数の正負の情報を資産残高相対パラメータ(W)に含めることもできる。資産残高指数の正負の情報を資産残高相対パラメータ(W)に含めることによって、ユーザA、ユーザB、ユーザCそれぞれが借金を有しているか否か(例えば、負の値の場合には、ユーザが借金をしていることを示す)を示すことができる。
上記のような処理によって、相対処理部110は、図8の場合において資産残高相対パラメータ(W:Wa,Wb,Wc,平均)を、(W:Wa,Wb,Wc,平均)=(正;0,正;80,正;100,正;60)として導出する。
〔a−2〕資産増減相対パラメータ(X)
相対処理部110は、ユーザA、ユーザB、ユーザCの資産増減指数(M:Ma,Mb,Mc)から資産増減指数の平均値を算出し、算出された平均値を基準値(0)とすることによって、ユーザA、ユーザB、ユーザCそれぞれに対応する資産増減相対パラメータ(X:Xa,Xb,Xc)を導出する。より具体的には、相対処理部110は、例えば、以下の数式1〜数式3を用いて資産増減相対パラメータ(X:Xa,Xb,Xc)=(9.1,1.2,−10.3)を導出する。なお、本発明の実施形態に係る資産増減相対パラメータ(X)の導出方法が数式1〜3を用いる方法に限られないことは、言うまでもない。
Figure 0004434284
・・・(数式1)
Figure 0004434284
・・・(数式2)
Figure 0004434284
・・・(数式3)
また、相対処理部110は、資産増減相対パラメータ(X)に対して、ユーザA、ユーザB、ユーザCそれぞれの資産増減指数の正負の情報を資産増減相対パラメータ(X)に含めることもできる。資産増減指数の正負の情報を資産増減相対パラメータ(X)に含めることによって、ユーザA、ユーザB、ユーザCそれぞれの資産が増加傾向にあるのか(例えば、資産増減指数が正の場合)、減少傾向にあるのか(例えば、資産増減指数の負の場合)を示すことができる。
上記のような処理によって、相対処理部110は、図8の場合において資産増減相対パラメータ(X:Xa,Xb,Xc)を、(X:Xa,Xb,Xc)=(正;9.1,負;1.2,負;−10.3)として導出する。
〔a−3〕資産変動相対パラメータ(Y)
相対処理部110は、ユーザA、ユーザB、ユーザCの資産変動指数(N:Na,Nb,Nc)から資産変動指数の平均値を算出し、算出された平均値を基準値(1.0)とすることによって、ユーザA、ユーザB、ユーザCそれぞれに対応する資産変動相対パラメータ(Y:Ya,Yb,Yc)を導出する。より具体的には、相対処理部110は、例えば、以下の数式4〜数式6を用いて資産増減相対パラメータ(Y:Ya,Yb,Yc)=(0.5,0.2,2.4)を導出する。ここで、上述したように、資産変動指数(N)の値が小さい程ユーザが安定した資産を有していることを示している。つまり、資産変動指数(N)に基づいて上記のように導出された資産変動相対パラメータ(Y)もまた、その値が小さい程ユーザが安定した資産を有していることを示している。なお、本発明の実施形態に係る資産変動相対パラメータ(Y)の導出方法が数式4〜6を用いる方法に限られないことは、言うまでもない。
Figure 0004434284
・・・(数式4)
Figure 0004434284
・・・(数式5)
Figure 0004434284
・・・(数式6)
〔a−4〕証券構成相対パラメータ(Z)
相対処理部110は、ユーザA、ユーザB、ユーザCの証券構成指数(O:Oa,Ob,Oc)から証券構成指数の平均値を算出し、算出された平均値を基準値(1.0)とすることによって、ユーザA、ユーザB、ユーザCそれぞれに対応する証券構成相対パラメータ(Z:Za,Zb,Zc)を導出する。より具体的には、相対処理部110は、例えば、以下の数式7〜数式9を用いて証券構成相対パラメータ(Z:Za,Zb,Zc)=(0.7,0.8,1.2)を導出する。ここで、証券構成指数(O)は資産における証券残高の占める割合(証券保有比率)を示しているので、証券構成相対パラメータ(Z)の値は、その値が大きい程、資産における証券残高の占める割合が大きいことを示している。なお、本発明の実施形態に係る証券構成相対パラメータ(Z)の導出方法が数式7〜9を用いる方法に限られないことは、言うまでもない。
Figure 0004434284
・・・(数式7)
Figure 0004434284
・・・(数式8)
Figure 0004434284
・・・(数式9)
情報処理装置100は、例えば上述した〔a−1〕〜〔a−4〕に示す導出方法によって、資産残高相対パラメータ(W)、資産増減相対パラメータ(X)、資産変動相対パラメータ(Y)、および証券構成相対パラメータ(Z)をそれぞれ導出することができる。
図10は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100において「資産運用」の評価テーマが指定された場合における相対評価パラメータの導出結果を示す説明図であり、図8に示すユーザA、ユーザB、ユーザCに対応する評価指標値に基づいて導出された相対評価パラメータ(資産残高相対パラメータ(W)、資産増減相対パラメータ(X)、資産変動相対パラメータ(Y)、および証券構成相対パラメータ(Z))を示している。図10に示すように、上述した〔a−1〕〜〔a−4〕に示す導出方法によって評価処理部108は、表示要求により「資産運用」の評価テーマが指定された場合におけるユーザA、ユーザB、ユーザCそれぞれに対応する相対評価パラメータを導出することができる。
(1−3/1−4)評価画像の生成/表示データの生成
情報処理装置100は、上記(1−2)において導出されたユーザごとの相対評価パラメータに基づいて、評価テーマにおけるユーザ間の相対的な関係を示す評価画像をユーザごとに生成する。そして、情報処理装置100は、生成したユーザごとの評価画像に基づいて、例えば、各ユーザの評価画像が組み合わされて示された、または、各ユーザの評価画像とユーザ間の相対的な関係を示す付加画像とが示された表示データを生成する。ここで、評価画像の生成は、表示データ生成部112が行う。
以下、図10に示すユーザA〜ユーザCそれぞれの相対評価パラメータ(資産残高相対パラメータ(W)、資産増減相対パラメータ(X)、資産変動相対パラメータ(Y)、および証券構成相対パラメータ(Z))を例に挙げて、「資産運用」の評価テーマが指定された場合における表示データの例を示す。
〔I−1〕資産残高相対パラメータ(W)に基づく表示データ
[第1の例]
図11は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100において「資産運用」の評価テーマが指定された場合における表示データの第1の例を示す説明図である。ここで、図11は、資産残高相対パラメータ(W)に基づいて情報処理装置100において生成された表示データが表示装置の表示画面に表示された第1の例を示している。また、図11は、図10に示す資産残高相対パラメータ(W)に基づく表示データの例を示しており、ユーザA〜ユーザCの資産残高の相対的な関係がシーソーで表現されている。
表示データ生成部112は、各ユーザの資産残高相対パラメータ(W)の値と、資産残高相対パラメータ(W)の平均値とを比較し、当該平均値に対する値の大小が表情で表された評価画像を生成する。図10の例では、ユーザAの資産残高相対パラメータ(W)の値が平均値より小さく、また、ユーザBおよびユーザCの資産残高相対パラメータ(W)の値が平均値より大きい。したがって、図10の場合には、表示データ生成部112は、例えば、ユーザB、ユーザCそれぞれを示す評価画像の表情を笑顔とし、ユーザAを示す評価画像の表情を対照的な表情とする。
また、表示データ生成部112は、ユーザA〜ユーザCの資産残高の相対的な関係をより明確に示すために、資産残高相対パラメータ(W)の平均値を支点としたシーソーを示す付加画像と、ユーザA〜ユーザCそれぞれの評価画像とを組み合わせた画像を示す表示データを生成する。より具体的には、表示データ生成部112は、例えば、シーソーの左端(表示画面に向かったときの左端。以下、左右方向、上下方向については、表示画面に向かった場合を基準とする。)を資産残高相対パラメータ(W)の値(0)、シーソーの右端を資産残高相対パラメータ(W)の値(100)とし、各ユーザの資産残高相対パラメータ(W)の値に応じて各ユーザの評価画像がシーソー上に配置された表示データを生成する。
上記のような処理によって、表示データ生成部112は、図11に示すように、シーソーの支点の位置を資産残高相対パラメータ(W)の平均値とし、当該支点からの距離によってユーザA〜ユーザCの資産残高が相対的に表現された表示データを生成することができる。また、表示データ生成部112は、表示データを構成する各ユーザを示す評価画像に対して表情の変化をつけることによって、さらにユーザA〜ユーザCの資産残高における相対的な関係を明確とし、視認性を向上させている。
[第2の例]
図11に示す「資産運用」の評価テーマが指定された場合における表示データの第1の例では、シーソーを用いてユーザA〜ユーザCの資産残高が相対的に表現した例を示した。しかしながら、シーソーを用いた資産残高の相対的な関係の表現は、図11に示す第1の例に限られない。
図12は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100において「資産運用」の評価テーマが指定された場合における表示データの第2の例を示す説明図である。ここで、図12は、資産残高相対パラメータ(W)に基づいて情報処理装置100において生成された表示データが表示装置の表示画面に表示された第2の例を示している。また、図12は、ユーザA〜ユーザCの資産残高の相対的な関係がシーソーで表現された他の例であり、図10に示すユーザAの資産残高相対パラメータ(W)の資産残高指数の正負の情報が“負”であると仮定し、その他の値が図10と同様である場合における例を示している。
資産残高相対パラメータ(W)の資産残高指数の正負の情報は、上述したように借金を有しているか否かを示しており、例えば、資産残高相対パラメータ(W)の資産残高指数の正負の情報が“負”である場合には、ユーザが借金を有していることを示している。そこで、表示データ生成部112は、図12に示すように、資産残高相対パラメータ(W)の資産残高指数の正負の情報が“負”であるユーザAに対応する評価画像を、例えば、顔色が青い評価画像(顔色を変化させた評価画像の一例)とする。
上記のように、資産残高相対パラメータ(W)の資産残高指数の正負の情報に応じて評価画像の顔色を変化させることによって、表示データ生成部112は、図11に示す第1の例よりもより情報量が多い表示データを生成することができる。
なお、図12では、資産残高相対パラメータ(W)の資産残高指数の正負の情報に基づいて、資産残高指数の正負の情報が“負”であるユーザAに対応する評価画像の顔色を変化させた例を示したが、「資産運用」の評価テーマが指定された場合における表示データの第2の例は、上記に限られない。例えば、表示データ生成部112は、さらに資産残高相対パラメータ(W)の値を参照することによって、資産残高指数の正負の情報が“正”であるユーザBとユーザCとの顔色を、資産残高相対パラメータ(W)の値に応じて変化させることもできる。
ここで、表示データ生成部112は、例えば、資産残高相対パラメータ(W)の値と顔色を示すパラメータとが対応付けられたルックアップテーブル(Look Up Table)を用いることによって、各ユーザそれぞれの資産残高相対パラメータ(W)の値に応じた顔色が設定された評価画像を生成することができるが、上記に限られない。
[第3の例]
図11に示す第1の例および図12に示す第2の例では、シーソーを用いてユーザA〜ユーザCの資産残高が相対的に表現した例を示した。しかしながら、本発明の実施形態に係る資産残高の相対的な関係の表現方法は、図11、図12に示す例に限られない。図13は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100において「資産運用」の評価テーマが指定された場合における表示データの第3の例を示す説明図である。ここで、図13は、資産残高相対パラメータ(W)に基づいて情報処理装置100において生成された表示データが表示装置の表示画面に表示された第3の例を示している。また、図13は、図10に示す資産残高相対パラメータ(W)に基づく表示データの例を示している。
図13に示すように、表示データ生成部112は、ユーザA〜ユーザCそれぞれの資産残高相対パラメータ(W)の値に基づいて、各ユーザの評価画像を階段(付加画像)に配置された表示データを生成することができる。より具体的には、表示データ生成部112は、資産残高相対パラメータ(W)の値の大きさに応じて、より値が大きなユーザに対応する評価画像を高い位置に配置する。資産残高相対パラメータ(W)の値に基づいて階段に配置された位置を変えることによって、表示データ生成部112は、ユーザA〜ユーザCの資産残高における相対的な関係を位置で表現することができる。
なお、図13では、ユーザA〜ユーザCそれぞれの評価画像の表情や顔色などが同一である例を示しているが、表示データ生成部112が、図11、図12と同様に、評価画像の表情や顔色などを変化させた表示データを生成することができることは、言うまでもない。
[第4の例]
図11〜図13に示す第1〜第3の例では、各ユーザを示す評価画像が人を示す画像で表現され、シーソーや階段などの付加画像が共に示された例を示した。しかしながら、本発明の実施形態に係る資産残高の相対的な関係の表現方法は、各ユーザを示す評価画像が人を示す画像で表現され、付加画像が共に示された例に限られない。図14は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100において「資産運用」の評価テーマが指定された場合における表示データの第4の例を示す説明図である。ここで、図14は、資産残高相対パラメータ(W)に基づいて情報処理装置100において生成された表示データが表示装置の表示画面に表示された第4の例を示している。また、図14は、図10に示す資産残高相対パラメータ(W)に基づく表示データの例を示している。
表示データ生成部112は、各ユーザを財布を示す画像で表し、ユーザA〜ユーザCそれぞれの資産残高相対パラメータ(W)の値に基づいて財布の大きさがそれぞれ設定された評価画像を生成する。そして、表示データ生成部112は、ユーザごとに生成した評価画像が組み合わされた表示データを生成する。例えば図14に示すように、資産残高相対パラメータ(W)の値に基づいて各ユーザに対応する財布を示す画像の大きさが設定されることによって、表示データ生成部112は、ユーザA〜ユーザCの資産残高における相対的な関係を、財布の大きさで表現することができる。また、表示データ生成部112は、評価画像のみでユーザA〜ユーザCの資産残高における相対的な関係が表現された表示データを生成することができる。
情報処理装置100は、例えば図11〜図14に示すような表現方法を用いることによって、資産残高相対パラメータ(W)に基づいて、ユーザA〜ユーザCの資産残高における相対的な関係が表現された表示データを生成することができる。なお、本発明の実施形態に係る資産残高相対パラメータ(W)に基づく相対的な関係の表現方法が、図11〜図14に示す例に限られないことは、言うまでもない。
〔I−2〕資産増減相対パラメータ(X)に基づく表示データ
次に、本発明の実施形態に係る資産増減相対パラメータ(X)に基づく表示データの例を示す。図15は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100において「資産運用」の評価テーマが指定された場合における表示データの第5の例を示す説明図である。図15は、資産増減相対パラメータ(X)に基づいて情報処理装置100において生成された表示データが、表示装置の表示画面に表示された例を示している。また、図15は、図10に示す資産増減相対パラメータ(X)に基づく表示データの例を示している。
図15に示すように、表示データ生成部112は、例えば、資産増減相対パラメータ(X)の値に応じた顔の角度が設定された評価画像が組み合わされた表示データを生成する。顔の角度がユーザごとの資産増減相対パラメータ(X)の値に応じて設定されることによって、表示データ生成部112は、ユーザA〜ユーザCにおける資産の増減の度合いを相対的に示すことができる。
ここで、表示データ生成部112は、例えば、資産増減相対パラメータ(X)の値と角度とが対応付けられたルックアップテーブルを用いることによって、各ユーザそれぞれの資産増減相対パラメータ(X)の値に応じた角度が設定された評価画像を生成することができるが、上記に限られない。
また、表示データ生成部112は、例えば、資産増減相対パラメータ(X)の値に応じて顔色が設定された評価画像が組み合わされた表示データを生成する。顔色がユーザごとの資産増減相対パラメータ(X)の値に応じて設定されることによって、表示データ生成部112は、ユーザA〜ユーザCにおける資産の増減傾向を相対的に示すことができる。
ここで、表示データ生成部112は、例えば、資産増減相対パラメータ(X)の値と顔色を示すパラメータとが対応付けられたルックアップテーブルを用いることによって、各ユーザそれぞれの資産増減相対パラメータ(X)の値に応じた顔色が設定された評価画像を生成することができるが、上記に限られない。
図15に示すように、顔の角度や顔色がユーザごとの資産増減相対パラメータ(X)の値に応じて設定されることによって、表示データ生成部112は、ユーザA〜ユーザCにおける資産の増減の度合いや資産の増減傾向を相対的に表現することができる。
なお、図15では、顔の角度および顔色の双方が相対的に表現された例を示しているが、上記に限られず、表示データ生成部112は、顔の角度または顔色の一方を用いて相対的に表現された表示データを生成することができる。また、本発明の実施形態に係る資産増減相対パラメータ(X)に基づく相対的な関係の表現方法が、図15に示す例(顔の角度および/または顔色で表現される例)に限られないことは、言うまでもない。
〔I−3〕資産変動相対パラメータ(Y)に基づく表示データ
次に、本発明の実施形態に係る資産変動相対パラメータ(Y)に基づく表示データの例を示す。図16は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100において「資産運用」の評価テーマが指定された場合における表示データの第6の例を示す説明図である。図16は、資産変動相対パラメータ(Y)に基づいて情報処理装置100において生成された表示データが、表示装置の表示画面に表示された例を示している。また、図16は、図10に示す資産変動相対パラメータ(Y)に基づく表示データの例を示している。
図16に示すように、表示データ生成部112は、例えば、資産変動相対パラメータ(Y)の値に応じて資産の安定の度合いがポーズで表現された評価画像が組み合わされた表示データを生成する。上述したように、資産変動相対パラメータ(Y)はその値が小さい程ユーザが安定して資産を有していることを示しており、図10に示す資産変動相対パラメータ(Y)における資産の安定の度合いは、「ユーザB>ユーザA>ユーザC」となる。表示データ生成部112は、例えば、資産変動相対パラメータ(Y)に基づく資産の安定の度合いの順序に基づいて、それぞれの順番に応じたポーズが設定された評価画像を生成することができるが、上記に限られない。
図16に示すように、ポーズがユーザごとの資産変動相対パラメータ(Y)に応じて設定されることによって、表示データ生成部112は、ユーザA〜ユーザCにおける資産の安定の度合いを相対的に表現することができる。
〔I−4〕証券構成相対パラメータ(Z)に基づく表示データ
次に、本発明の実施形態に係る証券構成相対パラメータ(Z)に基づく表示データの例を示す。図17は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100において「資産運用」の評価テーマが指定された場合における表示データの第7の例を示す説明図である。図17は、証券構成相対パラメータ(Z)に基づいて情報処理装置100において生成された表示データが、表示装置の表示画面に表示された例を示している。また、図17は、図10に示す証券構成相対パラメータ(Z)に基づく表示データの例を示している。
図17に示すように、表示データ生成部112は、例えば、証券構成相対パラメータ(Z)の値に応じて、資産における証券残高の占める割合(証券保有比率)が、服の色で表現された評価画像が組み合わされた表示データを生成する。上述したように、証券構成相対パラメータ(Z)はその値が大きい程資産における証券残高の占める割合が大きく、図10の例では、資産における証券残高の占める割合は「ユーザC>ユーザB>ユーザA」となる。表示データ生成部112は、例えば、証券構成相対パラメータ(Z)に基づく資産における証券残高の占める割合の順序に基づいて、それぞれの順番に応じて服の色が設定された(例えば、服の色をより濃くしたり、順番に対して予め決められた色を服に設定するなど)評価画像を生成することができるが、上記に限られない。
情報処理装置100は、図10に示すユーザA〜ユーザCそれぞれの相対評価パラメータ(資産残高相対パラメータ(W)、資産増減相対パラメータ(X)、資産変動相対パラメータ(Y)、および証券構成相対パラメータ(Z))から、例えば図11〜図17に示すような画像が表示される表示データを生成する。したがって、情報処理装置100は、ユーザA〜ユーザCそれぞれの資産に係る情報の相対的な関係を、画像という視覚的な情報で表現することができる。
図2〜図17を参照して示したように、情報処理装置100は、表示要求により「資産運用」の評価テーマが指定された場合には、表示要求が表示を要求するユーザに対応する履歴情報から、相対評価パラメータをユーザごとに導出する。そして、情報処理装置100は、導出した相対評価パラメータに基づいて、ユーザそれぞれの資産に係る情報の相対的な関係を示す画像が表示される表示データを生成する。したがって、情報処理装置100は、ユーザそれぞれの資産に係る情報の相対的な関係を、履歴情報に基づいて導出した相対評価パラメータの値そのものではなく、画像という視覚的な情報を用いて間接的に表現することができる。
[2]第2の例:表示要求により「運動量」の評価テーマが指定された場合
次に、表示要求により「運動量」の評価テーマが指定された場合における各種処理、生成される表示データの具体例について説明する。
(1−1)個々のユーザに対する評価指標値の導出
表示装置から送信された表示要求を受信した情報処理装置100は、当該表示要求が指定する評価テーマと、当該表示要求が表示を要求するユーザとに基づいて、対応する履歴情報を記憶部から読み出す。ここで、記憶部からの履歴情報の読み出しは、評価処理部108が行う。
図18は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100において「運動量」の評価テーマが指定された場合の評価指標値の一例とその内容を説明する説明図である。「運動量」の評価テーマが指定された場合には、情報処理装置100は、図18に示すように、例えば、運動量平均化指数(N)および運動量ばらつき指数(O)という2つの評価指数を評価指標値として導出する。運動量平均化指数(N)は、ユーザの運動量の大きさを評価するための指数であり、例えば所定期間における総代謝量の単位期間当たりの平均値より導出することができる。また、運動量ばらつき指数(O)は、ユーザの単位期間当たりの運動量のばらつきを評価するための指数であり、例えば、所定期間の総代謝量の標準偏差より導出することができる。
上記のように、運動量平均化指数(N)および運動量ばらつき指数(O)は、例えば、各ユーザの所定期間における総代謝量により導出され、当該総代謝量は、履歴情報から求められる。以下では、運動量平均化指数(N)および運動量ばらつき指数(O)を導出するための上記所定期間を7日間、また、上記単位期間を1日とした場合を例に挙げて説明する。
〔総代謝量の導出例〕
図19は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100において、指定された評価テーマに基づいて読み出した履歴情報の一例を示す第2の説明図である。ここで、図19は、評価処理部108が記憶部に記憶された健康診断履歴情報や、脈拍センサ履歴情報、加速度センサ履歴情報、歩数計履歴情報などの各種センサから得られた履歴情報、行動履歴情報、あるいは、スポーツジム利用履歴情報などそれぞれから情報を抽出した場合の履歴情報を示している。
また、情報処理装置100は、各種センサから得られた履歴情報を直接用いることに限られず、各種センサから得られた履歴情報に基づいて、例えば、睡眠、安静(座位)、立位、歩行速度、走行速度、乗車などの行動種別とその行動に有した時間をユーザの行動の種別を推定して、ユーザの行動種別を決定することもできる(行動種別推定処理)。例えば、図19に示す行動種別「睡眠」や「安静(座位)」、「歩行」は、脈拍センサ、加速度センサ、歩数計、あるいは筋電センサから得られた履歴情報から推定される。
なお、図19は、表示要求が指定する一のユーザであるユーザAについての履歴情報を示しているが、評価処理部108は、表示要求が指定する他のユーザであるユーザB、ユーザCについても図19と同様の情報を有する履歴情報を記憶部から得ることができる。
評価処理部108は、記憶部から取得した図19に示すような履歴情報と、図20に示すような各年代における基礎代謝量基準値(図20(a))や、年齢係数(図20(b))、各種行動種別におけるエネルギー代謝率(Relative Metabolic Rate;RMR)(図20(c))などが定められた基準情報と、ユーザ固有情報とに基づいて、所定期間の総代謝量をユーザごとに導出する。ここで、上記ユーザ固有情報とは、例えば、ユーザの年齢や性別、体重などの情報である。評価処理部108は、例えば、健康診断履歴情報から上記ユーザ固有情報を得ることができるが、上記に限られない。例えば、記憶部がユーザごとに上記ユーザ固有情報を記憶し、評価処理部108が記憶部から当該ユーザ固有情報を読み出してもよく、また、外部装置から上記ユーザ固有情報を取得してもよい。
より具体的には、評価処理部108は、例えば以下の数式10によって、各ユーザの総代謝量を単位期間ごとに導出する。ここで、睡眠代謝量とは睡眠時の代謝量であり、以下の数式11で算出される。また、安静代謝量とは、安静時(食後数時間経過し、快適な室温において座位の安静状態)の代謝量であり、以下の数式12で算出される。そして、運動代謝量は、行動種別ごとに定められたエネルギー代謝率(RMR)を用いて、以下の数式13で算出される。また、数式11〜13における(体重)は[kg]で表され、(睡眠時間)は[分]で表され、数式13におけるnおよびmは、正の整数である。
総代謝量[kcal]=(睡眠代謝量)+(安静代謝量)+(運動代謝量)
・・・(数式10)
睡眠代謝量[kcal]=(基礎代謝量基準値)×0.9×(体重)×(睡眠時間)
・・・(数式11)
安静代謝量[kcal]=(基礎代謝量基準値)×1.2×(体重)×(睡眠時間)
・・・(数式12)
Figure 0004434284
図21は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100において導出された総代謝量の一例を示す説明図である。図21は、図19、図20を用いて算出されたユーザAに対応する所定期間(7日間)の総代謝量を示している。評価処理部108は、図19に示すような履歴情報、図20に示すような基礎情報、およびユーザAのユーザ固有情報に基づいて、上記数式10〜13に示す演算を行うことによって、ユーザAに対応する所定期間(7日間)の総代謝量を導出することができる。
〔運動量平均化指数(N)および運動量ばらつき指数(O)の導出〕
次に、運動量平均化指数(N)および運動量ばらつき指数(O)の導出方法について説明する。図22は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100において「運動量」の評価テーマが指定された場合における評価指標値の導出方法を説明するための説明図である。ここで、図22は、図21に示すユーザAに対応する所定期間(7日間)の総代謝量をグラフ形式で示している。
〔B−1〕運動量平均化指数(N)
上述したように、運動量平均化指数(N)は、ユーザの運動量の大きさを評価するための指数であり、例えば所定期間における総代謝量の単位期間当たりの平均値より導出することができる。したがって、図22の場合には、運動量平均化指数(N)の値は、“1634”となる。
〔B−2〕運動量ばらつき指数(O)
上述したように、運動量ばらつき指数(O)は、ユーザの単位期間当たりの運動量のばらつきを評価するための指数であり、例えば、所定期間の総代謝量の標準偏差より導出することができる。したがって、図22の場合には、運動量ばらつき指数(O)の値は、“84”となる。
情報処理装置100は、例えば上述した〔B−1〕、〔B−2〕に示す導出方法によって、運動量平均化指数(N)および運動量ばらつき指数(O)をそれぞれ導出することができる。
図23は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100において「運動量」の評価テーマが指定された場合における評価指標値の導出結果を示す説明図であり、図22に示すユーザAに対応する履歴情報に基づいて導出された評価指標値(指数値)を示している。図23に示すように、評価処理部108は、表示要求により「運動量」の評価テーマが指定された場合におけるユーザAに対応する評価指標値として、運動量平均化指数“1634”、運動量ばらつき指数“84”を導出することができる。
(1−2)ユーザ間の相対的な関係を示す相対評価パラメータの導出
情報処理装置100は、上記(1−1)において導出されたユーザごとの評価指標値に基づいて、ユーザ間の相対的な関係を示す相対評価パラメータをユーザごとに導出する。ここで、相対評価パラメータの導出は、相対処理部110が行う。
図24は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100において「運動量」の評価テーマが指定された場合における相対評価パラメータの導出方法を説明するための説明図である。図24(a)は、ユーザAに対応する評価指標値の一例を示しており、図23と同一の図である。また、図24(b)は上述した〔B−1〕、〔B−2〕に示す導出方法によって導出されたユーザBに対応する評価指標の一例を示しており、図24(c)は上述した〔B−1〕、〔B−2〕に示す導出方法によって導出されたユーザCに対応する評価指標の一例を示している。以下、図24に示すユーザA〜ユーザCそれぞれの評価指標値を例に挙げて、「運動量」の評価テーマが指定された場合における相対評価パラメータの導出方法について説明する。また、以下では、相対処理部110が、図24に示す運動量平均化指数(N)に対応する運動量平均化相対パラメータ(Y)、および運動量ばらつき指数(O)に対応する運動量ばらつき相対パラメータ(Z)をそれぞれ導出する場合を例に挙げて説明する。
〔b−1〕運動量平均化相対パラメータ(Y)
相対処理部110は、ユーザA、ユーザB、ユーザCの運動量平均化指数(N:Na,Nb,Nc)から運動量平均化指数の平均値を算出し、算出された平均値を基準値(1.0)とすることによって、ユーザA、ユーザB、ユーザCそれぞれに対応する運動量平均化相対パラメータ(Y:Ya,Yb,Yc)を導出する。より具体的には、相対処理部110は、例えば、以下の数式14〜数式16を用いて運動量平均化相対パラメータ(Y:Ya,Yb,Yc)=(1.06,1.05,0.89)を導出する。ここで、運動量平均化指数(N)はユーザの運動量の大きさを評価するための指数であるので、運動量平均化相対パラメータ(Y)の値は、その値が大きい程、より運動をしていること(運動量の平均値がより大きいこと)を示している。なお、本発明の実施形態に係る運動量平均化相対パラメータ(Y)の導出方法が数式14〜16を用いる方法に限られないことは、言うまでもない。
Figure 0004434284
・・・(数式14)
Figure 0004434284
・・・(数式15)
Figure 0004434284
・・・(数式16)
〔b−2〕運動量ばらつき相対パラメータ(Z)
相対処理部110は、ユーザA、ユーザB、ユーザCの運動量ばらつき指数(O:Oa,Ob,Oc)から運動量ばらつき指数の平均値を算出し、算出された平均値を基準値(1.0)とすることによって、ユーザA、ユーザB、ユーザCそれぞれに対応する運動量ばらつき相対パラメータ(Z:Za,Zb,Zc)を導出する。より具体的には、相対処理部110は、例えば、以下の数式17〜数式19を用いて運動量ばらつき相対パラメータ(Z:Za,Zb,Zc)=(0.71,1.93,0.34)を導出する。ここで、運動量ばらつき指数(O)はユーザの単位期間当たりの運動量のばらつきを評価するための指数であるので、運動量ばらつき相対パラメータ(Z)の値は、基準値(1.0)よりも値が大きい程運動を行う場合のばらつきが大きく、また、基準値(1.0)よりも値が小さい程よりコンスタントに運動を行っていることを示している。なお、本発明の実施形態に係る運動量ばらつき相対パラメータ(Z)の導出方法が数式17〜19を用いる方法に限られないことは、言うまでもない。
Figure 0004434284
・・・(数式17)
Figure 0004434284
・・・(数式18)
Figure 0004434284
・・・(数式19)
情報処理装置100は、例えば上述した〔b−1〕、〔b−2〕に示す導出方法によって、運動量平均化相対パラメータ(Y)、および運動量ばらつき相対パラメータ(Z)をそれぞれ導出することができる。
図25は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100において「運動量」の評価テーマが指定された場合における相対評価パラメータの導出結果を示す説明図であり、図24に示すユーザA、ユーザB、ユーザCに対応する評価指標値に基づいて導出された相対評価パラメータ(運動量平均化相対パラメータ(Y)、および運動量ばらつき相対パラメータ(Z))を示している。図25に示すように、上述した〔b−1〕、〔b−2〕に示す導出方法によって評価処理部108は、表示要求により「運動量」の評価テーマが指定された場合におけるユーザA、ユーザB、ユーザCそれぞれに対応する相対評価パラメータを導出することができる。
(1−3/1−4)評価画像の生成/表示データの生成
情報処理装置100は、上記(1−2)において導出されたユーザごとの相対評価パラメータに基づいて、評価テーマにおけるユーザ間の相対的な関係を示す評価画像をユーザごとに生成する。そして、情報処理装置100は、生成したユーザごとの評価画像に基づいて、例えば、各ユーザの評価画像が組み合わされて示された、または、各ユーザの評価画像とユーザ間の相対的な関係を示す付加画像とが示された表示データを生成する。ここで、評価画像の生成は、表示データ生成部112が行う。
以下、図25に示すユーザA〜ユーザCそれぞれの相対評価パラメータ(運動量平均化相対パラメータ(Y)、および運動量ばらつき相対パラメータ(Z))を例に挙げて、「運動量」の評価テーマが指定された場合における表示データの例を示す。また、以下では、運動量平均化相対パラメータ(Y)および運動量ばらつき相対パラメータ(Z)の双方を用いて、ユーザA〜ユーザCそれぞれの運動量に係る情報の相対的な関係が表現された表示データの例を示す。なお、本発明の実施形態に係る情報処理装置100が、上述した「資産運用」の評価テーマが指定された場合と同様に、相対評価パラメータごとに相対的な関係が表現された表示データを生成することができることは、言うまでもない。
[第1の例]
図26は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100において「運動量」の評価テーマが指定された場合における表示データの第1の例を示す説明図である。図26は、運動量平均化相対パラメータ(Y)および運動量ばらつき相対パラメータ(Z)に基づいて情報処理装置100において生成された表示データが、表示装置の表示画面に表示された例を示している。また、図26は、図25に示す運動量平均化相対パラメータ(Y)および運動量ばらつき相対パラメータ(Z)に基づいて、だるま落としにより運動量に係る情報の相対的な関係が表現された表示データの例を示している。
〔運動量平均化相対パラメータ(Y)〕
表示データ生成部112は、例えば、運動量平均化相対パラメータ(Y)の値に応じてだるまの台座の高さが変更されることによって運動量の平均値が表現された評価画像が組み合わされた表示データを生成する。ここで、表示データ生成部112は、例えば、運動量平均化相対パラメータ(Y)の値と台座の高さとが対応付けられたルックアップテーブルを用いることによって、各ユーザそれぞれの運動量平均化相対パラメータ(Y)の値に応じた台座の高さが設定された評価画像を生成することができるが、上記に限られない。
また、表示データ生成部112は、例えば、運動量平均化相対パラメータ(Y)の値が基準値(1.0)以上であるか、基準値(1.0)より小さいかを判定し、当該判定結果に応じてだるまの表情を変化させた評価画像が組み合わされた表示データを生成する。ここで、運動量平均化相対パラメータ(Y)の値が基準値(1.0)より小さい場合には、他のユーザよりも運動量が少ない可能性が高い。したがって、表示データ生成部112は、運動量平均化相対パラメータ(Y)の値が基準値(1.0)より小さい場合には、例えば、図26に示すユーザCのように、だるまの表情を悲しみを示す表情に設定する。なお、表示データ生成部112が、運動量平均化相対パラメータ(Y)の値および基準値(1.0)に基づいて設定するだるまの表情が、悲しみを示す表情に限られないことは、言うまでもない。
〔運動量ばらつき相対パラメータ(Z)〕
表示データ生成部112は、例えば、運動量ばらつき相対パラメータ(Z)の値に応じてだるまの台座の安定度が変更されることによって運動量のばらつきが表現された評価画像が組み合わされた表示データを生成する。ここで、表示データ生成部112は、例えば、運動量ばらつき相対パラメータ(Z)の値と台座の安定度を示すパラメータとが対応付けられたルックアップテーブルを用いることによって、各ユーザそれぞれの運動量ばらつき相対パラメータ(Z)の値に応じた台座の安定度が設定された評価画像を生成することができるが、上記に限られない。
また、表示データ生成部112は、例えば、運動量ばらつき相対パラメータ(Z)の値が基準値(1.0)以上であるか、基準値(1.0)より小さいかを判定し、当該判定結果に応じてだるまの表情を変化させた評価画像が組み合わされた表示データを生成する。ここで、運動量ばらつき相対パラメータ(Z)の値が基準値(1.0)より大きい場合には、他のユーザよりも運動を行う場合のばらつきが大きいことを示している。したがって、表示データ生成部112は、運動量ばらつき相対パラメータ(Z)の値が基準値(1.0)より大きい場合には、例えば、だるまの表情を驚きを示す表情に設定する。なお、表示データ生成部112が、運動量ばらつき相対パラメータ(Z)の値および基準値(1.0)に基づいて設定するだるまの表情が、驚きを示す表情に限られないことは、言うまでもない。また、表示データ生成部112は、運動量平均化相対パラメータ(Y)の値が基準値(1.0)より小さく、運動量ばらつき相対パラメータ(Z)の値が基準値(1.0)より大きい場合には、例えば、予め設定された優先順位に基づいて、だるまの表情を設定することができるが、上記に限られない。
図26に示すように、運動量平均化相対パラメータ(Y)および運動量ばらつき相対パラメータ(Z)に基づいて、だるま落としにより運動量に係る情報の相対的な関係が表現されることによって、表示データ生成部112は、ユーザA〜ユーザCにおける運動量に係る情報の相対的な関係を表現することができる。
[第2の例]
図26に示す第1の例では、だるま落としを用いてユーザA〜ユーザCの運動量に係る情報の相対的な関係を表現した例を示した。しかしながら、本発明の実施形態に係る運動量に係る情報の相対的な関係の表現方法は、図26に示す例に限られない。図27は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100において「運動量」の評価テーマが指定された場合における表示データの第2の例を示す説明図である。ここで、図27は、運動量平均化相対パラメータ(Y)および運動量ばらつき相対パラメータ(Z)に基づいて情報処理装置100において生成された表示データが表示装置の表示画面に表示された第2の例を示している。また、図27は、図25に示す運動量平均化相対パラメータ(Y)および運動量ばらつき相対パラメータ(Z)に基づく表示データの例を示しており、図11、図12と同様に、シーソーで相対的な関係を示している。
〔運動量平均化相対パラメータ(Y)〕
表示データ生成部112は、例えば、基準値(1.0)がシーソーの支点に設定された付加画像に対して、運動量平均化相対パラメータ(Y)の値に応じて各ユーザを示す評価画像が配置された表示データを生成する。より具体的には、表示データ生成部112は、例えば、各ユーザの運動量平均化相対パラメータ(Y)の値と基準値(1.0)との間の差の絶対値の値によって、支点からの距離を決定する。また、表示データ生成部112は、例えば、基準値(1.0)より運動量平均化相対パラメータ(Y)の値が小さい場合には支点よりも左へ評価画像を配置し、基準値(1.0)より運動量平均化相対パラメータ(Y)の値が大きい場合には支点よりも右へ評価画像を配置する。上記のように各ユーザの評価画像をシーソー上に配置することによって、表示データ生成部112は、支点からの距離および左右どちらに配置されているかを用いて運動量に係る情報の相対的な関係を表現することができる。
また、表示データ生成部112は、例えば、運動量平均化相対パラメータ(Y)の値が基準値(1.0)以上であるか、基準値(1.0)より小さいかを判定し、当該判定結果に応じて表情を変化させることもできる。例えば、運動量平均化相対パラメータ(Y)の値が基準値(1.0)よりも大きい場合には、表示データ生成部112は、例えば、図27に示すユーザA、ユーザBのように、表情を笑顔に設定することができるが、上記に限られない。上記のように、表情が設定されることによって、表示データ生成部112は、基準値(1.0)より大きいか否かの情報を視覚的に表現することができる。
〔運動量ばらつき相対パラメータ(Z)〕
表示データ生成部112は、例えば、運動量ばらつき相対パラメータ(Z)の値に応じて運動量の安定の度合い(すなわち、コンスタントに運動を行っているか否か)がポーズで表現された評価画像が組み合わされた表示データを生成する。上述したように、運動量ばらつき相対パラメータ(Z)の値が基準値(1.0)より小さければ、ユーザが安定して運動を行っていることを示している。ここで、図25の場合には、ユーザBに対応する運動量ばらつき相対パラメータ(Z)の値が基準値(1.0)より大きく、ユーザBが運動を行った運動量の変動が激しいことを示している。したがって、表示データ生成部112は、例えば、ユーザBに対応する評価画像を、不安定なポーズを示す画像に設定することによって、運動量の変動が激しいことを視覚的に表現する。なお、図27では、ユーザAを示す評価画像のポーズとユーザCを示す評価画像のポーズとを同一とした例を示しているが、上記に限られず、表示データ生成部112は、運動量ばらつき相対パラメータ(Z)の値がより小さい程安定したポーズに設定することもできる。
情報処理装置100は、図25に示すユーザA〜ユーザCそれぞれの相対評価パラメータ(運動量平均化相対パラメータ(Y)、および運動量ばらつき相対パラメータ(Z))から、例えば図26、図27に示すような画像が表示される表示データを生成する。したがって、情報処理装置100は、ユーザA〜ユーザCそれぞれの運動量に係る情報の相対的な関係を、画像という視覚的な情報で表現することができる。なお、ユーザA〜ユーザCそれぞれの運動量に係る情報の相対的な関係の表現方法が、図26、図27に限られないことは、言うまでもない。
図18〜図27を参照して示したように、情報処理装置100は、表示要求により「運動量」の評価テーマが指定された場合には、表示要求が表示を要求するユーザに対応する履歴情報から、相対評価パラメータをユーザごとに導出する。そして、情報処理装置100は、導出した相対評価パラメータに基づいて、ユーザそれぞれの運動量に係る情報の相対的な関係を示す画像が表示される表示データを生成する。したがって、情報処理装置100は、ユーザそれぞれの運動量に係る情報の相対的な関係を、履歴情報に基づいて導出した相対評価パラメータの値そのものではなく、画像という視覚的な情報を用いて間接的に表現することができる。
[3]第3の例:表示要求により「ダイエット」の評価テーマが指定された場合
次に、表示要求により「ダイエット」の評価テーマが指定された場合における各種処理、生成される表示データの具体例について説明する。
(1−1)個々のユーザに対する評価指標値の導出
表示装置から送信された表示要求を受信した情報処理装置100は、当該表示要求が指定する評価テーマと、当該表示要求が表示を要求するユーザとに基づいて、対応する履歴情報を記憶部から読み出す。ここで、記憶部からの履歴情報の読み出しは、評価処理部108が行う。
「ダイエット」の評価テーマが指定された場合には、情報処理装置100は、「運動量」の評価テーマが指定された場合に用いた総代謝量と、総摂取量とを用いて、各ユーザのカロリー収支を算出する。ここで、情報処理装置100は、例えば食事履歴情報を用いて推定することによって、上記総摂取量を求めることができる。
そして、情報処理装置100は、算出されたカロリー収支に基づいて、「カロリー収支指数(N)」と、「カロリーばらつき指数(O)」という2つの評価指数を評価指標値として導出する。ここで、カロリー収支指数(N)は、ユーザが摂取したカロリー量と消費したカロリー量との大小を評価するための指数であり、例えば所定期間におけるカロリー収支の単位期間当たりの平均値より導出することができる。また、カロリーばらつき指数(O)は、ユーザの単位期間当たりのカロリー収支のばらつきを評価するための指数であり、例えば、所定期間におけるカロリー収支の標準偏差より導出することができる。
上記のように、カロリー収支指数(N)およびカロリーばらつき指数(O)は、例えば、各ユーザの所定期間におけるカロリー収支により導出され、当該カロリー収支は、履歴情報から求められる。以下では、「運動量」の評価テーマが指定された場合と同様に、カロリー収支指数(N)およびカロリーばらつき指数(O)を導出するための上記所定期間を7日間、また、上記単位期間を1日とした場合を例に挙げて説明する。
図28は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100において、指定された評価テーマに基づいて読み出した履歴情報の一例を示す第3の説明図であり、ユーザA、ユーザB、ユーザCをそれぞれ示している。
ここで、図28に示す総代謝量は、上述した「運動量」の評価テーマが指定された場合と同様に、例えば、健康診断履歴情報や、脈拍センサ履歴情報、加速度センサ履歴情報、歩数計履歴情報などの各種センサから得られた履歴情報、行動履歴情報、あるいは、スポーツジム利用履歴情報などを用いて評価処理部108が導出する。
また、図28に示す総摂取量は、例えば、食事メニュー履歴情報から得られたユーザが何を食べたかの情報と、カロリーが食品ごとに予め計算された食品基準カロリー情報とを用いて評価処理部108が導出する。ここで、評価処理部108は、例えば、記憶部に予め記憶された食品基準カロリー情報を適宜読み出すことによって、総摂取量を導出することができるが、上記に限られない。例えば、評価処理部108は、外部装置から食品基準カロリー情報を取得して総摂取量を導出することもできる。なお、本発明の実施形態に係る総摂取量の導出方法が、上記に限られないことは、言うまでもない。
評価処理部108は、上記のように導出した総代謝量と総摂取量とに基づいて、カロリー収支(図28の「収支」)を算出する。具体的には、評価処理部108は、例えば以下の数式20によって、カロリー収支を算出する。ここで、図28は、数式20によってカロリー収支が算出された例を示している。
カロリー収支=(総摂取量)−(総代謝量)
・・・(数式20)
次に、カロリー収支指数(N)およびカロリーばらつき指数(O)の導出方法について説明する。
〔C−1〕カロリー収支指数(N)
上述したように、カロリー収支指数(N)は、ユーザが摂取したカロリー量と消費したカロリー量との大小を評価するための指数であり、例えば所定期間におけるカロリー収支の単位期間当たりの平均値より導出することができる。したがって、図28の場合には、カロリー収支指数(N:Na,Nb,Nc)=(53,56,146)となる。ここで、図28は、数式20よりカロリー収支が算出された例を示しているので、カロリー収支指数(N)の符号“正”は、カロリー摂取量の方が消費量よりも大きいことを示しており、また、カロリー収支指数(N)の符号“負”は、カロリー消費量の方が摂取量よりも大きいことを示している。つまり、カロリー収支指数(N)の符号が“正”の場合には、ダイエットという観点からみるとよい結果ではないことを示している。
〔C−2〕カロリーばらつき指数(O)
上述したように、カロリーばらつき指数(O)は、ユーザの単位期間当たりのカロリー収支のばらつきを評価するための指数であり、例えば、所定期間におけるカロリー収支の標準偏差より導出することができる。したがって、図28の場合には、カロリーばらつき指数(O:Oa,Ob,Oc)=(119,201,37)となる。
情報処理装置100は、例えば上述した〔C−1〕、〔C−2〕に示す導出方法によって、カロリー収支指数(N)およびカロリーばらつき指数(O)をそれぞれ導出することができる。
図29は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100において「ダイエット」の評価テーマが指定された場合における評価指標値の導出結果を示す説明図である。図29に示すように、評価処理部108は、表示要求により「ダイエット」の評価テーマが指定された場合には、図28に示す履歴情報に基づいて、ユーザA〜ユーザCに対応するカロリー収支指数(53,56,146)およびカロリーばらつき指数(119,201,37)を導出することができる。
(1−2)ユーザ間の相対的な関係を示す相対評価パラメータの導出
情報処理装置100は、上記(1−1)において導出されたユーザごとの評価指標値に基づいて、ユーザ間の相対的な関係を示す相対評価パラメータをユーザごとに導出する。ここで、相対評価パラメータの導出は、相対処理部110が行う。以下では、図29に示すユーザA〜ユーザCそれぞれの評価指標値を例に挙げて、「ダイエット」の評価テーマが指定された場合における相対評価パラメータの導出方法について説明する。また、以下では、相対処理部110が、図29に示すカロリー収支指数(N)に対応するカロリー収支相対パラメータ(Y)、およびカロリーばらつき指数(O)に対応するカロリーばらつき相対パラメータ(Z)をそれぞれ導出する場合を例に挙げて説明する。
〔c−1〕カロリー収支相対パラメータ(Y)
相対処理部110は、ユーザA、ユーザB、ユーザCのカロリー収支指数(N:Na,Nb,Nc)からカロリー収支指数の平均値を算出し、算出された平均値を基準値(1.0)とすることによって、ユーザA、ユーザB、ユーザCそれぞれに対応するカロリー収支相対パラメータ(Y:Ya,Yb,Yc)を導出する。より具体的には、相対処理部110は、例えば、以下の数式21〜数式23を用いてカロリー収支相対パラメータ(Y:Ya,Yb,Yc)=(0.63,0.66,1.71)を導出する。ここで、カロリー収支相対パラメータ(Y)の値は、その値が基準値(1.0)よりも大きい程、摂取したカロリー量の方が消費したカロリー量よりも大きいことを示している。なお、本発明の実施形態に係るカロリー収支相対パラメータ(Y)の導出方法が数式21〜23を用いる方法に限られないことは、言うまでもない。
Figure 0004434284
・・・(数式21)
Figure 0004434284
・・・(数式22)
Figure 0004434284
・・・(数式23)
〔c−2〕カロリーばらつき相対パラメータ(Z)
相対処理部110は、ユーザA、ユーザB、ユーザCのカロリーばらつき指数(O:Oa,Ob,Oc)からカロリーばらつき指数の平均値を算出し、算出された平均値を基準値(1.0)とすることによって、ユーザA、ユーザB、ユーザCそれぞれに対応するカロリーばらつき相対パラメータ(Z:Za,Zb,Zc)を導出する。より具体的には、相対処理部110は、例えば、以下の数式24〜数式26を用いてカロリーばらつき相対パラメータ(Z:Za,Zb,Zc)=(1.00,1.69,0.31)を導出する。ここで、カロリーばらつき指数(O)はユーザの単位期間当たりのカロリーのばらつきを評価するための指数であるので、カロリーばらつき相対パラメータ(Z)の値は、基準値(1.0)よりも値が大きい程、カロリーの摂取量と消費量との差のばらつきがより大きく、また、基準値(1.0)よりも値が小さい程よりカロリーの摂取量と消費量とが近いことを示している。なお、本発明の実施形態に係るカロリーばらつき相対パラメータ(Z)の導出方法が数式24〜26を用いる方法に限られないことは、言うまでもない。
Figure 0004434284
・・・(数式24)
Figure 0004434284
・・・(数式25)
Figure 0004434284
・・・(数式26)
情報処理装置100は、例えば上述した〔c−1〕、〔c−2〕に示す導出方法によって、カロリー収支相対パラメータ(Y)、およびカロリーばらつき相対パラメータ(Z)をそれぞれ導出することができる。
図30は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100において「ダイエット」の評価テーマが指定された場合における相対評価パラメータの導出結果を示す説明図であり、図29に示すユーザA、ユーザB、ユーザCに対応する評価指標値に基づいて導出された相対評価パラメータ(カロリー収支相対パラメータ(Y)、およびカロリーばらつき相対パラメータ(Z))を示している。図30に示すように、上述した〔c−1〕、〔c−2〕に示す導出方法によって評価処理部108は、表示要求により「ダイエット」の評価テーマが指定された場合におけるユーザA、ユーザB、ユーザCそれぞれに対応する相対評価パラメータを導出することができる。
(1−3/1−4)評価画像の生成/表示データの生成
情報処理装置100は、上記(1−2)において導出されたユーザごとの相対評価パラメータに基づいて、評価テーマにおけるユーザ間の相対的な関係を示す評価画像をユーザごとに生成する。そして、情報処理装置100は、生成したユーザごとの評価画像に基づいて、例えば、各ユーザの評価画像が組み合わされて示された、または、各ユーザの評価画像とユーザ間の相対的な関係を示す付加画像とが示された表示データを生成する。ここで、評価画像の生成は、表示データ生成部112が行う。
以下、図30に示すユーザA〜ユーザCそれぞれの相対評価パラメータ(カロリー収支相対パラメータ(Y)、およびカロリーばらつき相対パラメータ(Z))を例に挙げて、「ダイエット」の評価テーマが指定された場合における表示データの例を示す。また、以下では、カロリー収支相対パラメータ(Y)およびカロリーばらつき相対パラメータ(Z)の双方を用いて、ユーザA〜ユーザCそれぞれの運動量に係る情報の相対的な関係が表現された表示データの例を示す。なお、本発明の実施形態に係る情報処理装置100が、上述した「資産運用」の評価テーマが指定された場合と同様に、相対評価パラメータごとに相対的な関係が表現された表示データを生成することができることは、言うまでもない。
図31は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100において「ダイエット」の評価テーマが指定された場合における表示データの一例を示す説明図である。図31は、カロリー収支相対パラメータ(Y)およびカロリーばらつき相対パラメータ(Z)に基づいて情報処理装置100において生成された表示データが、表示装置の表示画面に表示された例を示している。また、図31は、図30に示すカロリー収支相対パラメータ(Y)およびカロリーばらつき相対パラメータ(Z)に基づいてカロリー収支に係る情報の相対的な関係が表現された表示データの例を示している。
〔カロリー収支相対パラメータ(Y)〕
表示データ生成部112は、例えば、カロリー収支相対パラメータ(Y)の値に応じて図形の縦横比が設定されることによってカロリー収支の平均値が表現された評価画像が組み合わされた表示データを生成する。ここで、表示データ生成部112は、例えば、カロリー収支相対パラメータ(Y)の値と図形の縦横比とが対応付けられたルックアップテーブルを用いることによって、各ユーザそれぞれのカロリー収支相対パラメータ(Y)の値に応じた縦横比が設定された評価画像を生成することができるが、上記に限られない。
また、表示データ生成部112は、例えば、カロリー収支相対パラメータ(Y)の値が基準値(1.0)以上であるか、基準値(1.0)より小さいかを判定し、当該判定結果に応じて表情を変化させることもできる。例えば、カロリー収支相対パラメータ(Y)の値が基準値(1.0)よりも大きい場合には、表示データ生成部112は、例えば、図31に示すユーザCのように、表情を悲しみの表情に設定することができるが、上記に限られない。上記のように、表情が設定されることによって、表示データ生成部112は、基準値(1.0)より大きいか否かの情報を視覚的に表現することができる。
〔カロリーばらつき相対パラメータ(Z)〕
表示データ生成部112は、例えば、カロリーばらつき相対パラメータ(Z)の値に応じてカロリー収支の安定の度合い(すなわち、カロリー摂取量と消費量とのバランスがとれているか否か)が図形の安定度で表現された(例えば、底面積で表現される)評価画像が組み合わされた表示データを生成する。ここで、カロリーばらつき相対パラメータ(Z)の値が基準値(1.0)より小さければ小さい程、ユーザのカロリー収支が安定していることを示している。図30の場合には、ユーザBに対応するカロリーばらつき相対パラメータ(Z)の値が基準値(1.0)より大きく、ユーザBの日々の(単位期間当たりの)カロリー収支結果が不安定であることを示している。したがって、表示データ生成部112は、例えば、ユーザBに対応する評価画像を、底面積が小さい画像に設定することによって、カロリー収支が不安定であることを視覚的に表現する。表示データ生成部112は、例えば、カロリーばらつき相対パラメータ(Z)の値と底面積とが対応付けられたルックアップテーブルを用いることによって、各ユーザそれぞれのカロリーばらつき相対パラメータ(Z)の値に応じた縦横比が設定された評価画像を生成することができるが、上記に限られない。
情報処理装置100は、図30に示すユーザA〜ユーザCそれぞれの相対評価パラメータ(カロリー収支相対パラメータ(Y)、およびカロリーばらつき相対パラメータ(Z))から、例えば図31に示すような画像が表示される表示データを生成する。したがって、情報処理装置100は、ユーザA〜ユーザCそれぞれのカロリー収支に係る情報の相対的な関係を、画像という視覚的な情報で表現することができる。なお、ユーザA〜ユーザCそれぞれのカロリー収支に係る情報の相対的な関係の表現方法が、図31に限られないことは、言うまでもない。
図28〜図31を参照して示したように、情報処理装置100は、表示要求により「ダイエット」の評価テーマが指定された場合には、表示要求が表示を要求するユーザに対応する履歴情報から、相対評価パラメータをユーザごとに導出する。そして、情報処理装置100は、導出した相対評価パラメータに基づいて、ユーザそれぞれのカロリー収支に係る情報の相対的な関係を示す画像が表示される表示データを生成する。したがって、情報処理装置100は、ユーザそれぞれのカロリー収支に係る情報の相対的な関係を、履歴情報に基づいて導出した相対評価パラメータの値そのものではなく、画像という視覚的な情報を用いて間接的に表現することができる。
以上、「資産運用」、「運動量」、「ダイエット」という3つの評価テーマを例に挙げて説明したように、本発明の実施形態に係る情報処理装置100は、上述した(1−1)〜(1−4)の処理を行うことによって、各評価テーマに応じたユーザそれぞれの情報の相対的な関係を、履歴情報に基づいて導出した相対評価パラメータの値そのものではなく、画像という視覚的な情報を用いて間接的に表現することができる。
また、情報処理装置100は、上述した(2)の処理によって、生成した表示データを表示要求を送信元の装置(例えば、表示装置)へと送信し、当該装置に表示データが示す画像を表示させる。したがって、情報処理装置100は、ユーザのプライバシーを保ちながら履歴情報に基づく複数のユーザ間の相対的な情報を不特定多数の者に共有させることができる。
なお、上記では、「資産運用」、「運動量」、「ダイエット」という3つの評価テーマを例に挙げて説明したが、本発明の実施形態に係る評価テーマは、上記に限られない。例えば、情報処理装置100は、睡眠や健康、勉強や学習など、いわゆるライフログによって収集された履歴情報を利用することによって、様々な評価テーマにおけるユーザ間の相対的な関係を画像という視覚的な情報を用いて間接的に表現することができる。
また、上記では、ユーザA、ユーザB、ユーザCという3ユーザを例に挙げて説明したが、上記に限られず、情報処理装置100は、2以上の任意の数のユーザ間の相対的な情報が表された表示データを生成することができる。また、情報処理装置100は、例えば、相対パラメータを導出に用いる母集団を表示データに表示するユーザ数よりも大きくする(すなわち、(評価指標値を導出するユーザ数)>(表示データに表示されるユーザ数)となる。)こともできる。上記により、情報処理装置100は、表示データに表示される(すなわち、表示要求によって表示が要求された)各ユーザ間の相対的な関係を、より信頼度の高い相対パラメータを用いて表現することができる。
さらに、図11〜17、図26、図27、図31では、ユーザ間の相対的な関係が静止画像で表された例を示したが、上記に限られず、情報処理装置100は、例えば、ユーザ間の相対的な関係を動画像(アニメーション)で表現することもできる。
次に、本発明の実施形態に係る情報提供システムと、情報処理装置100の構成について、具体的に説明する。
(本発明の実施形態に係る情報提供システム)
図32は、本発明の実施形態に係る情報提供システム1000を示すブロック図である。図32を参照すると、情報提供システム1000は、表示装置200、300、400、…と、情報処理装置100とを有する。また、情報処理装置100と各表示装置とは、ネットワーク500で接続される。なお、図32では図示していないが、情報処理装置100は、クレジットカードを発行している会社が所有するサーバや、病院が所有するサーバ、銀行が所有するサーバなどの外部装置と通信を行い、各種履歴情報を取得することもできる。
ここで、ネットワーク500としては、例えば、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)など有線ネットワーク、MIMO(Multiple-Input Multiple-Output)を用いたWLAN(Wireless Local Area Network)などの無線ネットワーク、あるいは、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などの通信プロトコルを用いたインターネット(Internet)などが挙げられるが、上記に限られない。また、情報処理装置100と、各表示装置とは、例えば、無線基地局を介して接続されてもよい。
[表示装置200、300、400、…]
表示装置200、300、400、…それぞれは、通信部202と、履歴情報取得部204と、記憶部206と、表示要求生成部208と、操作部210と、表示部212とを備える。
また、表示装置200、300、400、…それぞれは、MPU(Micro Processing Unit)などで構成され制御用プログラムなどを用いて様々な演算処理を行い表示装置全体を制御する制御部(図示せず)、制御部が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データが記録されたROM(図示せず)、制御部により実行されるプログラムなどを一次記憶するRAM(図示せず)などを備えてもよい。表示装置200、300、400、…それぞれは、例えば、データの伝送路としてのバスで各構成要素間を接続する。以下、表示装置200を例に挙げて、情報提供システム1000を構成する表示装置の各構成要素について説明する。
通信部202は、例えばネットワーク500を介して、情報処理装置100などと通信を行う。より具体的には、通信部202は、例えば、情報処理装置100へ表示要求を送信し、情報処理装置100から表示要求に応じて送信される表示データを受信する。また、通信部202は、履歴情報取得部204が取得した履歴情報を情報処理装置100へ送信することもできる。
履歴情報取得部204は、例えば、脈拍センサや、加速度センサ、歩数計、筋電センサなどのセンサを有するセンサ部と、MPUなどで構成された処理を行う処理部とで構成され、履歴情報取得部204は、表示装置200を使用するユーザの生体情報や動きに係る情報などを取得する。そして、履歴情報取得部204は、取得した情報を履歴情報とし、例えば、記憶部206に記録する。また、履歴情報取得部204は、例えば、取得した履歴情報(または記憶部206に記憶された履歴情報)とユーザを特定するユーザIDとを、情報処理装置100からの履歴情報取得要求に応じて通信部202を介して情報処理装置100へ送信する。
なお、履歴情報取得部204は、上記履歴情報取得要求に応じて履歴情報を送信することに限られず、例えば、随時、あるいは定期的/非定期的に通信部202を介して情報処理装置100へ送信することもできる。ここで、履歴情報取得部204は、例えば、情報処理装置100を示す特定のIPアドレスの情報を予め記憶し、当該IPアドレスの情報を用いることによって、履歴情報を情報処理装置100へ送信することができるが、上記に限られない。
記憶部206は、表示装置200が備える記憶手段である。記憶部206には、例えば、履歴情報取得部204が取得したユーザの履歴情報や、情報処理装置100から提供される表示データ、各種アプリケーションなどが記憶される。
また、記憶部206としては、例えば、ハードディスク(Hard Disk)などの磁気記録媒体や、フラッシュメモリ(flash memory)などの不揮発性メモリ(nonvolatile memory)が挙げられるが、上記に限られない。
表示要求生成部208は、例えばMPUなどで構成され、相対的な情報の表示を所望する複数のユーザIDや、表示装置を識別する装置識別情報(例えば、IPアドレスやMACアドレスなど)などの情報を有する表示要求を生成し、生成した表示要求を通信部202に送信させる。
操作部210は、ユーザによる所定の操作を可能とする表示装置200の操作手段である。表示装置200は、操作部210を備えることによって、例えば、評価テーマの選択や、表示データにおいて画像で表される表示対象のユーザの選択などを可能として表示要求生成部208がユーザ操作に応じた表示要求を生成したり、ユーザが所望する動作を表示装置200に対して行わせることができる。
ここで、操作部210としては、例えば、キーボードやマウスなどの操作入力デバイスや、ボタン、方向キー、ジョグダイヤルなどの回転型セレクター、あるいは、これらの組み合わせなどが挙げられるが、上記に限られない。
表示部212は、通信部202が受信した表示データが示す画像を表示画面に表示する。ここで、表示部212としては、例えば、LCD(Liquid Crystal Display;液晶ディスプレイ)、有機ELディスプレイ(organic ElectroLuminescence display;または、OLEDディスプレイ(Organic Light Emitting Diode display)とも呼ばれる。)などが挙げられるが、上記に限られない。
表示装置200、300、400、…それぞれは、上記のような構成を有することによって、情報処理装置100へ表示要求を送信し、情報処理装置100から表示要求に応じて送信される表示データを受信して表示することができる。
[情報処理装置100]
次に、本発明の実施形態に係る情報処理装置100について説明する。
情報処理装置100は、記憶部102と、通信部104と、履歴情報取得部106と、評価処理部108と、相対処理部110と、表示データ生成部112と、操作部114と、表示部116とを備える。
また、情報処理装置100は、MPUなどで構成され制御用プログラムなどを用いて様々な演算処理を行い情報処理装置100全体を制御する制御部(図示せず)や、制御部が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データが記録されたROM(図示せず)、制御部により実行されるプログラムなどを一次記憶するRAM(図示せず)などを備えてもよい。情報処理装置100は、例えば、データの伝送路としてのバスで各構成要素間を接続する。また、上記制御部は、履歴情報取得部106、評価処理部108、相対処理部110、および表示データ生成部112として機能することもできる。
[情報処理装置100のハードウェア構成例]
図33は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100のハードウェア構成の一例を示す説明図である。図33を参照すると、情報処理装置100は、例えば、MPU150と、ROM152と、RAM154と、記録媒体156と、入出力インタフェース158と、操作入力デバイス160と、表示デバイス162と、通信インタフェース164とを備える。また、情報処理装置100は、例えば、データの伝送路としてのバス166で各構成要素間を接続する。
MPU150は、情報処理装置100全体を制御する制御部として機能する。また、MPU150は、情報処理装置100において、履歴情報取得部106、評価処理部108、相対処理部110、および表示データ生成部112の役目を果たすことができる。
ROM152は、MPU150が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データを記憶し、また、RAM154は、MPU150により実行されるプログラムなどを一次記憶する。
記録媒体156は、情報処理装置100の記憶部102として機能し、例えば、生成した表示データや、外部装置(図示せず)や各表示装置から取得される各ユーザに対応する履歴情報、表示データを生成するための画像データ、各種アプリケーションなどを記憶する。ここで、記録媒体156としては、例えば、ハードディスクなどの磁気記録媒体や、EEPROM、フラッシュメモリ、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)、PRAM(Phase change Random Access Memory)などの不揮発性メモリが挙げられるが、上記に限られない。
入出力インタフェース158は、例えば、操作入力デバイス160や、表示デバイス162を接続する。ここで、入出力インタフェース158としては、例えば、USB(Universal Serial Bus)端子や、DVI(Digital Visual Interface)端子、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)端子などが挙げられるが、上記に限られない。また、操作入力デバイス160は、例えば、ボタン、方向キー、ジョグダイヤルなどの回転型セレクター、あるいは、これらの組み合わせなど、情報処理装置100上に備えられ、情報処理装置100の内部で入出力インタフェース158と接続される。また、表示デバイス162は、例えば、LCD、有機ELディスプレイなど、情報処理装置100上に備えられ、情報処理装置100の内部で入出力インタフェース158と接続される。なお、入出力インタフェース158は、情報処理装置100の外部装置としての操作入力デバイス(例えば、キーボードやマウスなど)や、表示デバイス(例えば、外部ディスプレイなど)と接続することもできることは、言うまでもない。
また、操作入力デバイス160は操作部114として機能し、表示デバイス162は表示部116として機能する。
通信インタフェース164は、外部装置と通信を行うためのインタフェースであり、通信部104として機能する。ここで、通信インタフェース164としては、例えば、LAN端子、IEEE802.11ポート、RF(Radio Frequency)回路などが挙げられるが、上記に限られない。
情報処理装置100は、図33に示すようなハードウェア構成により、上述した(1)、(2)の処理を行い、例えば表示装置から送信される表示要求に応じた表示データを生成し、生成した表示データを当該表示装置に表示させることができる。
再度図32を参照して、情報処理装置100の各構成要素について説明する。記憶部102は、情報処理装置100が備える記憶手段である。記憶部102には、例えば、各ユーザに対応する履歴情報や、表示データを生成するための画像データ、生成した表示データなどが記憶される。なお、図32では、ユーザAに対応する履歴情報A140、ユーザBに対応する履歴情報B142、およびユーザCに対応する履歴情報C144を記憶部102に記憶されている例を示している。
通信部104は、例えばネットワーク500を介して、外部装置(図示せず)や表示装置200、300、400、…などと通信を行う。より具体的には、通信部104は、例えば、外部装置(図示せず)や各表示装置などへ履歴情報の取得要求を送信し、外部装置(図示せず)などから送信される履歴情報を受信する。また、通信部104は、例えば、各表示装置から送信される表示要求を受信し、表示要求に応じた表示データを送信元の表示装置へと送信する。
履歴情報取得部106は、定期/不定期に外部装置(図示せず)や表示装置200、300、400、…などに対する履歴情報の取得要求を生成し、通信部104に履歴情報の取得要求を送信させる。そして、履歴情報取得部106は、通信部104が受信した履歴情報を通信部104から受け取る。そして、履歴情報取得部106は、取得した履歴情報をユーザごとに記憶部102に記録する。ここで、履歴情報取得部106は、各ユーザの履歴情報をファイル形式で記録することができるが、上記に限られず、例えば、その一部あるいは全部をデータベース形式で記録することもできる。

評価処理部108は、表示要求が表示を要求するユーザに対応する履歴情報を記憶部102から読み出す。そして、評価処理部108は、読み出した履歴情報ごとに表示要求が示す評価テーマに応じた評価処理を行い、表示要求が要求するユーザに対応する評価指標値を導出する。つまり、評価処理部108は、情報処理装置100において、上述した「(1−1)個々のユーザに対する評価指標値の導出」の処理を行う役目を果たす。
相対処理部110は、評価処理部108が導出したユーザごとの評価指標値に基づいて、ユーザ間の相対的な関係を示す相対評価パラメータをユーザごとに導出する。ここで、相対処理部110は、例えば、表示要求が要求する評価テーマに基づいて当該評価テーマに応じた導出方法を選択することによって、相対評価パラメータを導出することができる。つまり、相対処理部110は、情報処理装置100において、上述した「(1−2)ユーザ間の相対的な関係を示す相対評価パラメータの導出」の処理を行う役目を果たす。
表示データ生成部112は、相対処理部110が導出したユーザごとの相対評価パラメータに基づいて、表示要求が要求する評価テーマにおけるユーザ間の相対的な関係を示す評価画像をユーザごとに生成し、表示要求が要求する評価テーマに則ってユーザ間の相対的な関係が表現された表示データを生成する。つまり、表示データ生成部112は、情報処理装置100において、上述した「(1−3)評価画像の生成」および「(1−4)表示データの生成」の処理を行う役目を果たす。
また、表示データ生成部112は、生成した表示データを表示要求の送信元の表示装置に送信し、当該送信元の表示装置に表示データが示す画像を表示させる。ここで、表示データ生成部112は、例えば、表示要求に含まれるIPアドレスやMACアドレスなどの装置識別情報に基づいて、表示要求の送信元の表示装置へ表示データを送信することができるが、上記に限られない。つまり、表示データ生成部112は、情報処理装置100において、上述した「(2)表示データの送信/表示」の処理を行う役目をさらに果たす。
さらに、表示データ生成部112は、生成した表示データを記憶部102に記録することもできる。
操作部114は、情報処理装置100のユーザ(管理ユーザ)による所定の操作を可能とする情報処理装置100の操作手段である。情報処理装置100が操作部114を備えることにより、管理ユーザは、例えば、所定の外部装置(図示せず)や表示装置から、特定のユーザの履歴情報を選択的に取得するなど、管理ユーザが所望する動作を情報処理装置100に対して行わせることができる。ここで、操作部114としては、例えば、キーボードやマウスなどの操作入力デバイス、ボタン、方向キー、ジョグダイヤルなどの回転型セレクター、あるいは、これらの組み合わせなどが挙げられるが、上記に限られない。なお、操作部114は、例えば、タッチスクリーン(touch screen)のように表示部116と一体の部とすることもできる。
表示部116は、情報処理装置100が備える表示手段であり、例えば、表示データ生成部112が生成した表示データや、制御部(図示せず)が表示させる操作部114の操作のための操作画面などの各種画面を表示する。ここで、表示部116としては、例えば、LCD、有機ELディスプレイなどが挙げられるが、上記に限られない。
情報処理装置100は、例えば、記憶部102、通信部104、履歴情報取得部106、評価処理部108、相対処理部110、表示データ生成部112、操作部114、および表示部116を備えることによって、上述した(1)表示データの生成(より具体的には、(1−1)個々のユーザに対する評価指標値の導出、(1−2)ユーザ間の相対的な関係を示す相対評価パラメータの導出、(1−3)評価画像の生成、および(1−4)表示データの生成)と、(2)表示データの送信/表示、との処理を行うことができる。したがって、情報処理装置100は、例えば外部装置としての表示装置から送信される表示要求に応じた表示データを生成し、生成した表示データを当該表示装置に表示させることができる。
情報処理装置100は、上述した(1)表示データの生成、および(2)表示データの送信/表示、の処理によって、履歴情報に基づく複数のユーザ間の相対的な情報が間接的に表現された画像を示す表示データを介して、履歴情報に基づく複数のユーザ間の相対的な情報を不特定多数の者に共有させることができる。したがって、情報処理装置100は、ユーザのプライバシーを保ちながら履歴情報に基づく複数のユーザ間の相対的な情報を不特定多数の者に共有させることができる。
以上のように、本発明の実施形態に係る情報提供システム1000は、表示装置200、300、400、…と、情報処理装置100とを有する。表示装置300、400、…それぞれは、情報処理装置100に対して表示要求を送信し、表示要求に応じて情報処理装置100から送信される表示データを受信して表示データが示す画像を表示する。
また、情報処理装置100は、(1)表示データの生成、および(2)表示データの送信/表示、の処理を行うことによって、各表示装置から送信される表示要求に応じた表示データを生成し、生成した表示データを当該表示装置に表示させることができる。
ここで、情報処理装置100は、上述した(1−1)個々のユーザに対する評価指標値の導出、(1−2)ユーザ間の相対的な関係を示す相対評価パラメータの導出、(1−3)評価画像の生成、および(1−4)表示データの生成、の処理を行うことによって、各評価テーマに応じたユーザそれぞれの情報の相対的な関係を、履歴情報に基づいて導出した相対評価パラメータの値そのものではなく、画像という視覚的な情報を用いて間接的に表現することができる。
また、情報処理装置100は、上述した(2)表示データの送信/表示、の処理によって、生成した表示データを表示要求を送信元の表示装置へと送信し、当該表示装置に表示データが示す画像を表示させる。したがって、情報処理装置100は、ユーザのプライバシーを保ちながら履歴情報に基づく複数のユーザ間の相対的な情報を不特定多数の者へ提供することができる。
したがって、本発明の実施形態に係る情報提供システム1000では、ユーザのプライバシーを保ちながら履歴情報に基づく複数のユーザ間の相対的な情報を不特定多数の者に共有させることができる。
また、情報提供システム1000は、履歴情報に基づく複数のユーザ間の相対的な情報を不特定多数の者に共有させることによって、現実社会における生活や趣味、興味などを反映したユーザ同士を結ぶコミュニティの形成を補助することができる。
以上、本発明の実施形態に係る情報提供システムを構成する構成要素として表示装置200、300、400、…を挙げて説明したが、本発明の実施形態は、かかる形態に限られず、例えば、CRT(Cathode Ray Tube display)ディスプレイや有機ELディスプレイ、LCDなど様々な表示装置、テレビジョン(Television)放送を受信する受信装置、携帯電話などの携帯型通信装置、PC(Personal Computer)などのコンピュータ、PlayStation Portable(登録商標)などの携帯型ゲーム機などに適用することができる。
また、本発明の実施形態に係る情報提供システムを構成する構成要素として情報処理装置100を例に挙げて説明したが、本発明の実施形態は、かかる形態に限られず、例えば、PCやUMPC(Ultra Mobile Personal Computer)、サーバなどのコンピュータ、携帯電話などの携帯型通信装置、PlayStation Portable(登録商標)などの携帯型ゲーム機、プレイステーション(登録商標)シリーズなどのゲーム機などに適用することができる。
(本発明の実施形態に係るプログラム)
本発明の実施形態に係る情報処理装置100をコンピュータとして機能させるためのプログラムによって、ユーザのプライバシーを保ちながら履歴情報に基づく複数のユーザ間の相対的な情報を不特定多数の者に共有させることができる。
(表示データ提供方法)
次に、本発明の実施形態に係る表示データ提供方法について説明する。図34は、本発明の実施形態に係る表示データ提供方法の一例を示す流れ図である。
情報処理装置100は、表示要求が検出されたか(通信部104が表示要求を受信したか)否かを判定する(S100)。ステップS100において表示要求が検出されたと判定されない場合には、情報処理装置100は、処理を進めない。
ステップS100において表示要求が検出されたと判定された場合には、情報処理装置100は、評価対象(表示データの生成対象)となるユーザを特定し(S102)、また、評価テーマを特定する(S104)。ここで、情報処理装置100は、例えば、表示要求が有するユーザIDの情報によって、表示データを生成するユーザを特定することができるが、上記に限られない。また、情報処理装置100は、例えば、表示要求が有する評価テーマの情報によって、評価テーマを特定することができる。
ステップS102、S104において評価対象のユーザが判定されると、情報処理装置100は、特定された評価対象のユーザごとに、特定された評価テーマに応じた評価指標値を導出する(S106)。ここで、情報処理装置100は、特定されたユーザごとに対応する履歴情報を用いることによって評価指標値を導出することができる。なお、情報処理装置100は、ステップS102において特定された評価対象のユーザに対応する評価指標値を導出することに限られず、例えば、記憶部102に履歴情報が記憶された任意の数のユーザに対応する評価指標値を導出することもできる。
ステップS106において特定された評価対象のユーザごとの評価指標値が導出されると、情報処理装置100は、ステップS104において特定された評価テーマに応じた相対評価パラメータを導出する(S108)。そして、情報処理装置100は、ステップS108において導出された相対評価パラメータに基づいて、表示データを生成する(S110)。ここで、情報処理装置100は、例えば、相対評価パラメータに基づいて評価対象それぞれを示す評価画像を生成し、生成された各評価画像を組み合わせる(グループ化する)、あるいは、生成された各評価画像および付加画像を組み合わせることによって表示データを生成するが、上記に限られない。
ステップS110において表示データが生成されると、情報処理装置100は、生成した表示データを表示要求の送信元の装置へ送信し、当該装置に表示データが示す画像を表示させる(S112)。ここで、情報処理装置100は、例えば、表示要求に含まれるMACアドレスやIPアドレスなどの装置識別情報に基づいて表示要求の送信元の装置を特定することによって、表示データを表示要求の送信元の装置へ送信することができるが、上記に限られない。
図34に示す表示データ提供方法を用いることによって、情報処理装置100は、上述した(1)表示データの生成、および(2)表示データの送信/表示、の処理を行うことができる。したがって、図34に示す表示データ提供方法を用いる情報処理装置100は、ユーザのプライバシーを保ちながら履歴情報に基づく複数のユーザ間の相対的な情報を不特定多数の者に共有させることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、図32に示す情報提供システム1000では、情報処理装置100と表示装置200、300、400、…それぞれとがネットワーク500を介して通信を行う構成を示したが、かかる形態に限られない。例えば、本発明の実施形態に係る情報処理装置と表示装置それぞれとは、赤外線通信や、IEEE802.11などを用いて直接通信を行うこともできる。上記構成であっても、本発明の実施形態に係る情報処理装置は、表示装置から送信される表示要求に応じて表示データを生成し、表示装置に表示データが示す画像を表示させることが可能である。したがって、上記構成であっても、本発明の実施形態に係る情報処理装置は、ユーザのプライバシーを保ちながら履歴情報に基づく複数のユーザ間の相対的な情報を不特定多数の者に共有させることができる。
また、図32に示す情報提供システム1000では、情報処理装置100が表示要求に基づいて表示データを生成し、表示要求の送信元の表示装置へと当該表示データを送信する構成を示したが、かかる形態に限られない。例えば、本発明の実施形態に係る情報提供システムは、本発明の実施形態に係る情報処理装置が表示要求に基づいて相対評価パラメータを導出し、表示要求の送信元の表示装置へと当該相対評価パラメータを送信する。そして、相対評価パラメータを受信した表示装置が、表示装置側で表示データを生成することによって、評価テーマに応じたユーザそれぞれの情報の相対的な関係を画像で表示することもできる。上記の構成であっても、評価テーマに応じたユーザそれぞれの情報の相対的な関係を、履歴情報に基づいて導出した相対評価パラメータの値そのものではなく、画像という視覚的な情報を用いて間接的に表現することができる。したがって、上記の構成を有する情報提供システムは、図32に示す情報提供システム1000と同様の効果を奏することができる。
上述した構成は、本発明の実施形態の一例を示すものであり、当然に、本発明の技術的範囲に属するものである。
本発明の実施形態に係る情報処理装置の処理の概要を説明するための説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置において、指定された評価テーマに基づいて読み出した履歴情報の一例を示す第1の説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置において「資産運用」の評価テーマが指定された場合の評価指標値の一例とその内容を説明する説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置において「資産運用」の評価テーマが指定された場合における評価指標値の導出方法を説明するための第1の説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置において「資産運用」の評価テーマが指定された場合における評価指標値の導出方法を説明するための第2の説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置において「資産運用」の評価テーマが指定された場合における評価指標値の導出方法を説明するための第3の説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置において「資産運用」の評価テーマが指定された場合における評価指標値の導出結果を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置において「資産運用」の評価テーマが指定された場合における相対評価パラメータの導出方法を説明するための第1の説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置において「資産運用」の評価テーマが指定された場合における相対評価パラメータの導出方法を説明するための第2の説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置において「資産運用」の評価テーマが指定された場合における相対評価パラメータの導出結果を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置において「資産運用」の評価テーマが指定された場合における表示データの第1の例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置において「資産運用」の評価テーマが指定された場合における表示データの第2の例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置において「資産運用」の評価テーマが指定された場合における表示データの第3の例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置において「資産運用」の評価テーマが指定された場合における表示データの第4の例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置において「資産運用」の評価テーマが指定された場合における表示データの第5の例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置において「資産運用」の評価テーマが指定された場合における表示データの第6の例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置において「資産運用」の評価テーマが指定された場合における表示データの第7の例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置において「運動量」の評価テーマが指定された場合の評価指標値の一例とその内容を説明する説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置において、指定された評価テーマに基づいて読み出した履歴情報の一例を示す第2の説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置における総代謝量の導出に用いる基準情報の例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置において導出された総代謝量の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置において「運動量」の評価テーマが指定された場合における評価指標値の導出方法を説明するための説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置において「運動量」の評価テーマが指定された場合における評価指標値の導出結果を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置において「運動量」の評価テーマが指定された場合における相対評価パラメータの導出方法を説明するための説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置において「運動量」の評価テーマが指定された場合における相対評価パラメータの導出結果を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置において「運動量」の評価テーマが指定された場合における表示データの第1の例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置において「運動量」の評価テーマが指定された場合における表示データの第2の例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置において、指定された評価テーマに基づいて読み出した履歴情報の一例を示す第3の説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置において「ダイエット」の評価テーマが指定された場合における評価指標値の導出結果を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置において「ダイエット」の評価テーマが指定された場合における相対評価パラメータの導出結果を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置において「ダイエット」の評価テーマが指定された場合における表示データの一例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る情報提供システムを示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る表示データ提供方法の一例を示す流れ図である。
符号の説明
100 情報処理装置
102、206 記憶部
104、202 通信部
106 履歴情報取得部
108 評価処理部
110 相対処理部
112 表示データ生成部
114、210 操作部
116、212 表示部
200、300、400 表示装置

Claims (5)

  1. 画像を表示する表示装置と通信可能な情報処理装置であって:
    ユーザの状態を時系列に示す履歴情報をユーザごとに記憶する記憶部と;
    前記表示装置から送信される表示要求に基づいて、前記表示要求が表示を要求する少なくとも2以上のユーザに対応する前記記憶部に記憶された履歴情報それぞれに対して前記表示要求が要求する評価テーマに対応して規定された評価指標値の算出処理を行い、前記評価テーマに対応する評価指標値をユーザごとに導出する評価処理部と;
    前記評価処理部が導出したユーザごとの前記評価指標値に基づいて、前記表示要求が要求する評価テーマに対応して規定された相対評価パラメータの算出処理を行い、前記評価テーマにおけるユーザ間の相対的な関係を示す相対評価パラメータをユーザごとに導出する相対処理部と;
    前記相対処理部が導出したユーザごとの前記相対評価パラメータと、前記相対処理部における前記相対評価パラメータの導出の基準となった基準値とに基づいて前記評価テーマにおけるユーザ間の相対的な関係を示す評価画像をユーザごとに生成し、生成したユーザごとの前記評価画像と、ユーザ間の相対的な関係を示すための付加画像とが組み合わされ、ユーザごとの前記相対評価パラメータに応じて生成したユーザごとの前記評価画像が配置された、各ユーザの前記評価画像がグループ化されて示された表示データを生成する表示データ生成部と;
    を備えることを特徴とする、情報処理装置。
  2. 前記表示データ生成部は、前記基準値が前記付加画像に示された表示データを生成することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記評価処理部は、さらに前記記憶部に記憶された前記表示要求が表示を要求するユーザ以外のユーザに対応する履歴情報に対して、前記表示要求が要求する評価テーマに対応する予め規定された評価指標値の算出処理を行い、前記表示要求が表示を要求するユーザ以外のユーザに対応する前記評価指標値を導出し、
    前記相対処理部は、前記評価処理部が導出した前記評価指標値に基づいて、前記表示要求が表示を要求するユーザに対応する前記相対評価パラメータを導出することを特徴とする、請求項1、または請求項2のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  4. 画像を表示する表示装置と通信を行う通信部と、ユーザの状態を時系列に示す履歴情報をユーザごとに記憶する記憶部とを備える情報処理装置に用いることが可能な表示データ提供方法であって:
    前記表示装置から送信された表示要求の受信に基づいて、前記表示要求が表示を要求する少なくとも2以上のユーザに対応する前記記憶部に記憶された履歴情報それぞれに対して前記表示要求が要求する評価テーマに対応して規定された評価指標値の算出処理を行い、前記評価テーマに対応する評価指標値をユーザごとに導出する第1導出ステップと;
    前記第1導出ステップにおいて導出されたユーザごとの前記評価指標値に基づいて、前記表示要求が要求する評価テーマに対応して規定された相対評価パラメータの算出処理を行い、前記評価テーマにおけるユーザ間の相対的な関係を示す相対評価パラメータをユーザごとに導出する第2導出ステップと;
    前記第2導出ステップにおいて導出されたユーザごとの前記相対評価パラメータと、前記第2導出ステップにおける前記相対評価パラメータの導出の基準となった基準値とに基づいて前記評価テーマにおけるユーザ間の相対的な関係を示す評価画像をユーザごとに生成し、生成したユーザごとの前記評価画像と、ユーザ間の相対的な関係を示すための付加画像とが組み合わされ、ユーザごとの前記相対評価パラメータに応じて生成したユーザごとの前記評価画像が配置された、各ユーザの前記評価画像がグループ化されて示された表示データを生成するステップと;
    前記生成するステップにおいて生成された表示データを前記表示要求を送信した表示装置へ送信するステップと;
    を有することを特徴とする、表示データ提供方法。
  5. 画像を表示する表示装置と通信を行う通信部と、ユーザの状態を時系列に示す履歴情報をユーザごとに記憶する記憶部とを備える情報処理装置に用いることが可能なプログラムであって:
    前記表示装置から送信された表示要求の受信に基づいて、前記表示要求が表示を要求する少なくとも2以上のユーザに対応する前記記憶部に記憶された履歴情報それぞれに対して前記表示要求が要求する評価テーマに対応して規定された評価指標値の算出処理を行い、前記評価テーマに対応する評価指標値をユーザごとに導出する第1導出ステップ;
    前記第1導出ステップにおいて導出されたユーザごとの前記評価指標値に基づいて、前記表示要求が要求する評価テーマに対応して規定された相対評価パラメータの算出処理を行い、前記評価テーマにおけるユーザ間の相対的な関係を示す相対評価パラメータをユーザごとに導出する第2導出ステップ;
    前記第2導出ステップにおいて導出されたユーザごとの前記相対評価パラメータと、前記第2導出ステップにおける前記相対評価パラメータの導出の基準となった基準値とに基づいて前記評価テーマにおけるユーザ間の相対的な関係を示す評価画像をユーザごとに生成し、生成したユーザごとの前記評価画像と、ユーザ間の相対的な関係を示すための付加画像とが組み合わされ、ユーザごとの前記相対評価パラメータに応じて生成したユーザごとの前記評価画像が配置された、各ユーザの前記評価画像がグループ化されて示された表示データを生成するステップ;
    前記生成するステップにおいて生成された表示データを前記表示要求を送信した表示装置へ送信するステップ;
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。

JP2008026700A 2008-02-06 2008-02-06 情報処理装置、表示データ提供方法、およびプログラム Expired - Fee Related JP4434284B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008026700A JP4434284B2 (ja) 2008-02-06 2008-02-06 情報処理装置、表示データ提供方法、およびプログラム
US12/364,711 US8166405B2 (en) 2008-02-06 2009-02-03 Information processing apparatus, display data providing method and program
CN200910005302.7A CN101504636A (zh) 2008-02-06 2009-02-05 信息处理装置、显示数据提供方法和程序
KR1020090009323A KR20090086164A (ko) 2008-02-06 2009-02-05 정보 처리 장치, 표시 데이터 제공 방법 및 프로그램

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008026700A JP4434284B2 (ja) 2008-02-06 2008-02-06 情報処理装置、表示データ提供方法、およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009187298A JP2009187298A (ja) 2009-08-20
JP4434284B2 true JP4434284B2 (ja) 2010-03-17

Family

ID=40932949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008026700A Expired - Fee Related JP4434284B2 (ja) 2008-02-06 2008-02-06 情報処理装置、表示データ提供方法、およびプログラム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8166405B2 (ja)
JP (1) JP4434284B2 (ja)
KR (1) KR20090086164A (ja)
CN (1) CN101504636A (ja)

Families Citing this family (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009146068A (ja) * 2007-12-12 2009-07-02 Sony Corp 情報処理装置、情報提供方法、プログラム、および情報提供システム
JP2009146069A (ja) * 2007-12-12 2009-07-02 Sony Corp 電子貯金装置、電子バリュー処理方法、およびプログラム
JP4636089B2 (ja) * 2008-01-21 2011-02-23 ソニー株式会社 情報処理装置、表示データ提供方法、およびプログラム
JP2010244365A (ja) * 2009-04-07 2010-10-28 Sony Corp サービス提供装置、サービス提供方法、生体情報認証サーバ、生体情報認証方法、プログラムおよびサービス提供システム
WO2011043429A1 (ja) * 2009-10-09 2011-04-14 日本電気株式会社 情報管理装置、そのデータ処理方法、およびコンピュータプログラム
US20130054384A1 (en) * 2011-08-26 2013-02-28 Elwha LLC, a limited liability company of the State of Delaware Refuse intelligence acquisition system and method for ingestible product preparation system and method
US20130054009A1 (en) * 2011-08-26 2013-02-28 Elwha LLC, a limited liability company of the State of Delaware Ingestion intelligence acquisition system and method for ingestible material preparation system and method
US8989895B2 (en) 2011-08-26 2015-03-24 Elwha, Llc Substance control system and method for dispensing systems
US10192037B2 (en) 2011-08-26 2019-01-29 Elwah LLC Reporting system and method for ingestible product preparation system and method
US8892249B2 (en) 2011-08-26 2014-11-18 Elwha Llc Substance control system and method for dispensing systems
US9037478B2 (en) 2011-08-26 2015-05-19 Elwha Llc Substance allocation system and method for ingestible product preparation system and method
US20130054255A1 (en) 2011-08-26 2013-02-28 Elwha LLC, a limited liability company of the State of Delaware Controlled substance authorization and method for ingestible product preparation system and method
US20130054385A1 (en) * 2011-08-26 2013-02-28 Elwha LLC, a limited liability company of the State of Delaware Itinerary integration system and method for vending network systems
US10121218B2 (en) 2012-06-12 2018-11-06 Elwha Llc Substrate structure injection treatment system and method for ingestible product system and method
US9111256B2 (en) * 2011-08-26 2015-08-18 Elwha Llc Selection information system and method for ingestible product preparation system and method
US9619958B2 (en) 2012-06-12 2017-04-11 Elwha Llc Substrate structure duct treatment system and method for ingestible product system and method
US20130331981A1 (en) 2012-06-12 2013-12-12 Elwha LLC, a limited liability company of the State of Delaware Substrate Structure Deposition Treatment System And Method For Ingestible Product System And Method
US9240028B2 (en) 2011-08-26 2016-01-19 Elwha Llc Reporting system and method for ingestible product preparation system and method
US9997006B2 (en) 2011-08-26 2018-06-12 Elwha Llc Treatment system and method for ingestible product dispensing system and method
US9947167B2 (en) 2011-08-26 2018-04-17 Elwha Llc Treatment system and method for ingestible product dispensing system and method
US10239256B2 (en) 2012-06-12 2019-03-26 Elwha Llc Food printing additive layering substrate structure ingestible material preparation system and method
US10026336B2 (en) * 2011-08-26 2018-07-17 Elwha Llc Refuse intelligence acquisition system and method for ingestible product preparation system and method
US10115093B2 (en) 2011-08-26 2018-10-30 Elwha Llc Food printing goal implementation substrate structure ingestible material preparation system and method
US9785985B2 (en) 2011-08-26 2017-10-10 Elwha Llc Selection information system and method for ingestible product preparation system and method
US9922576B2 (en) * 2011-08-26 2018-03-20 Elwha Llc Ingestion intelligence acquisition system and method for ingestible material preparation system and method
JP2013156950A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Fujitsu Ltd 情報処理方法、情報処理プログラム及びサーバ
JP5870817B2 (ja) * 2012-03-30 2016-03-01 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
JP6047346B2 (ja) * 2012-09-05 2016-12-21 セイコーエプソン株式会社 生体情報処理システム、ウェアラブル装置、サーバーシステム及びプログラム
JP5929698B2 (ja) * 2012-10-17 2016-06-08 ソニー株式会社 通信システムおよびプログラム
JP2014203129A (ja) * 2013-04-01 2014-10-27 株式会社デンソー 車両用装置の操作性評価方法および操作性評価装置
JP5949847B2 (ja) * 2014-07-31 2016-07-13 セイコーエプソン株式会社 カロリー情報決定方法及び血糖値予測方法
WO2017018012A1 (ja) * 2015-07-28 2017-02-02 ソニー株式会社 情報処理システム、情報処理方法、および記録媒体
CN105141786A (zh) * 2015-10-22 2015-12-09 上海斐讯数据通信技术有限公司 音乐播放的控制方法、系统及移动终端
US10402630B2 (en) * 2017-03-10 2019-09-03 Sony Interactive Entertainment LLC Maintaining privacy for multiple users when serving media to a group
CN107376246B (zh) * 2017-06-26 2020-02-04 北京卡路里信息技术有限公司 训练统计方法、装置、存储介质以及处理器
US20220116576A1 (en) * 2019-02-07 2022-04-14 Sony Group Corporation Information processing apparatus, information processing method, and program

Family Cites Families (55)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54156600A (en) 1978-05-30 1979-12-10 Sharp Corp Savings box
JPS5827509A (ja) 1981-08-12 1983-02-18 シャープ株式会社 電子式貯金箱
JPH0736657A (ja) 1993-07-22 1995-02-07 Canon Inc 操作対象表現装置
DE19519107C1 (de) 1995-05-24 1996-04-04 Daimler Benz Ag Fahrtroutenratgebereinrichtung
JP2942480B2 (ja) 1995-09-28 1999-08-30 日立ソフトウエアエンジニアリング株式会社 資産管理情報の表示方法
US5585220A (en) 1995-12-01 1996-12-17 International Business Machines Corporation Resist composition with radiation sensitive acid generator
JPH09251502A (ja) 1996-03-18 1997-09-22 Hitachi Ltd 電子支払方法
JPH1176620A (ja) 1997-09-03 1999-03-23 Enix:Kk ビデオゲーム装置およびプログラムを格納した記録媒体
GB2333838A (en) 1998-01-28 1999-08-04 Rover Group Method and apparatus for navigating a surface vehicle
US6859212B2 (en) * 1998-12-08 2005-02-22 Yodlee.Com, Inc. Interactive transaction center interface
JP2000242717A (ja) 1999-02-18 2000-09-08 Hitachi Software Eng Co Ltd デビット取引システム及びデビット取引方法
JP2000306162A (ja) 1999-04-21 2000-11-02 Sony Corp 電子マネーシステム及び電子マネー端末装置
JP4147712B2 (ja) 1999-11-18 2008-09-10 株式会社エクォス・リサーチ 通信型経路案内システム
JP2001174273A (ja) 1999-12-16 2001-06-29 Denso Corp 地図表示装置
US6976229B1 (en) * 1999-12-16 2005-12-13 Ricoh Co., Ltd. Method and apparatus for storytelling with digital photographs
JP2001252481A (ja) 2000-03-14 2001-09-18 Takara Co Ltd 貯金箱玩具
US6622115B1 (en) * 2000-04-28 2003-09-16 International Business Machines Corporation Managing an environment according to environmental preferences retrieved from a personal storage device
JP2005144191A (ja) 2000-06-09 2005-06-09 Tomy Co Ltd 玩具
US7299255B2 (en) * 2000-09-26 2007-11-20 I2 Technologies Us, Inc. System and method for migrating data in an electronic commerce system
JP2002098537A (ja) 2000-09-27 2002-04-05 Casio Comput Co Ltd 施設情報提供装置、及び記録媒体
KR20020057629A (ko) * 2001-01-03 2002-07-12 안정만 사이버 복제물의 성장 과정을 통하여 개인의 목표달성과정을 체크할 수 있는 다마고치
KR20010044437A (ko) 2001-02-20 2001-06-05 한석순 전자지도에 현재 위치를 제공하는 해외정보 전자책.
JP3824137B2 (ja) 2001-03-16 2006-09-20 日本電信電話株式会社 データ再生方法、データ再生装置、プログラムおよびその記録媒体
JP2003030449A (ja) 2001-05-09 2003-01-31 Sony Corp 預貯金表示装置、預貯金表示方法、預貯金表示プログラム、預貯金情報提供サーバ装置、預貯金情報提供方法、預貯金情報提供プログラム、記憶媒体、資産管理装置、資産管理方法、資産管理プログラム、及び資産管理サーバ装置
JP2002350153A (ja) 2001-05-30 2002-12-04 Motivation Follow Office Kk 広告情報表示装置及び広告情報表示プログラム
JP4326165B2 (ja) 2001-06-11 2009-09-02 ソニー株式会社 Icカード及び電子マネー入金システム
JP2004005502A (ja) 2002-03-27 2004-01-08 Toshiba Corp 情報提供サーバ及び情報提供方法
JP4167844B2 (ja) 2002-03-28 2008-10-22 株式会社日本総合研究所 予約管理システム、予約管理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム
JP2003302240A (ja) 2002-04-10 2003-10-24 Hcx:Kk スケジュール帳機能付ナビゲーションシステム
JP4278022B2 (ja) 2002-04-15 2009-06-10 フォルシア株式会社 データ管理システムおよび検索システム
JP3714552B2 (ja) 2002-08-20 2005-11-09 三菱電機株式会社 端末装置及び情報処理装置及び情報処理方法及びイベント情報送信方法
JP2004102381A (ja) 2002-09-05 2004-04-02 Sony Corp 情報提供装置および方法、並びにプログラム
JP2004193995A (ja) 2002-12-11 2004-07-08 Seiko Epson Corp 情報配信システム及び情報配信方法
AU2004259981B2 (en) 2003-07-25 2010-10-21 Lg Electronics Inc. Semi-dry method of washing machine and the ventilating structure, control apparatus for the same
JP2007505412A (ja) * 2003-09-12 2007-03-08 ボディーメディア インコーポレイテッド 対話式及び個人専用の計画、介入及び報告能力を含む体重及び他の生理学的状態のモニター及び管理システム
US7962843B2 (en) * 2003-12-15 2011-06-14 Microsoft Corporation Browser session overview
US7318550B2 (en) * 2004-07-01 2008-01-15 American Express Travel Related Services Company, Inc. Biometric safeguard method for use with a smartcard
KR100657901B1 (ko) 2004-10-12 2006-12-14 삼성전자주식회사 건강상태에 따른 아바타 영상 생성 방법 및 장치
JP2006170814A (ja) 2004-12-16 2006-06-29 Oki Electric Ind Co Ltd カーナビゲーション端末およびそれを用いたカーナビゲーションシステム
KR100531150B1 (ko) * 2005-03-10 2005-11-29 엔에이치엔(주) 웹사이트 이미지 캡쳐, 웹사이트 정보 관리 및 웹사이트 이미지 제공 방법 및 이들 방법을 구현하는 시스템
JP2006301955A (ja) 2005-04-20 2006-11-02 Quants Research Kk 株式情報提供装置、株式情報提供方法および株式情報提供プログラム
US20070011616A1 (en) * 2005-07-11 2007-01-11 Bas Ording User interface for dynamically managing presentations
WO2007033354A2 (en) * 2005-09-13 2007-03-22 Spacetime3D, Inc. System and method for providing three-dimensional graphical user interface
JP4450329B2 (ja) 2006-02-28 2010-04-14 株式会社タイトー 電子マネー決済を利用した貯蓄システム、当該貯蓄システムに用いるプログラム及び当該プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体
JP2007257168A (ja) 2006-03-22 2007-10-04 Zenrin Datacom Co Ltd ガイド情報提供システム
JP4441887B2 (ja) 2006-03-31 2010-03-31 株式会社デンソー 自動車用ユーザーもてなしシステム
JP2007316857A (ja) 2006-05-24 2007-12-06 Mitsubishi Electric Corp 通信端末
KR100816406B1 (ko) * 2006-05-30 2008-03-26 이신애 웹을 이용한 맞춤 학습 관리 서비스 방법 및 시스템
US7634733B2 (en) * 2006-09-18 2009-12-15 Agfa Inc. Imaging history display system and method
JP4285546B2 (ja) * 2007-01-16 2009-06-24 ソニー株式会社 撮像システム、撮像装置および交換レンズ
JP4748146B2 (ja) * 2007-12-11 2011-08-17 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JP2009146068A (ja) * 2007-12-12 2009-07-02 Sony Corp 情報処理装置、情報提供方法、プログラム、および情報提供システム
JP2009146069A (ja) * 2007-12-12 2009-07-02 Sony Corp 電子貯金装置、電子バリュー処理方法、およびプログラム
JP4636089B2 (ja) * 2008-01-21 2011-02-23 ソニー株式会社 情報処理装置、表示データ提供方法、およびプログラム
US8448070B2 (en) * 2009-07-16 2013-05-21 Harris Corporation Grapical user interface method and apparatus for communication assets and information in a dispatch environment

Also Published As

Publication number Publication date
KR20090086164A (ko) 2009-08-11
US8166405B2 (en) 2012-04-24
US20090199105A1 (en) 2009-08-06
CN101504636A (zh) 2009-08-12
JP2009187298A (ja) 2009-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4434284B2 (ja) 情報処理装置、表示データ提供方法、およびプログラム
Prebensen et al. Efficacy of co-creation and mastering on perceived value and satisfaction in tourists' consumption
US8676360B2 (en) App rating system
US20140085077A1 (en) Sedentary activity management method and apparatus using data from a data-capable band for managing health and wellness
US20120326873A1 (en) Activity attainment method and apparatus for a wellness application using data from a data-capable band
EP3821795A1 (en) Visualization of activity points
US20130004923A1 (en) Nutrition management method and apparatus for a wellness application using data from a data-capable band
US20060229504A1 (en) Methods and sytems for lifestyle management
CN106776716B (zh) 一种智能匹配销售顾问和用户的方法及设备
JP4449617B2 (ja) 運動状態センシングシステム
WO2018093494A1 (en) Selecting products in a virtual environment
KR101886848B1 (ko) 개인화된 운동커리큘럼 제공방법 및 제공프로그램
WO2007050541A3 (en) A system and user interface enabling user order item selection for medical and other fields
KR102149823B1 (ko) 가전 추천 서비스 제공 방법 및 이를 실행하기 위한 시스템
CN115428095A (zh) 基于用户不可知的训练简档和用户边界的锻炼生成
CN109242593A (zh) 一种基于案例推理的服装推荐方法、装置和存储介质
US20140172138A1 (en) Information types for an app rating system
WO2020129527A1 (ja) レシート処理装置、制御方法、及びプログラム
KR102228609B1 (ko) 사용자 맞춤형 침대를 추천하기 위한 서버 및 이를 포함하는 시스템
JP2006309421A (ja) 健康管理装置
EP3929857A1 (en) Information processing device, information processing method, and recording medium
KR20120013817A (ko) 건강 관련 컨텐츠 제공 방법 및 그 장치
JP7280923B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
WO2022050096A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
US20230241482A1 (en) Exercise history managing device, exercise history managing method, and computer program for executing same in computer

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090915

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091208

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091221

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4434284

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130108

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees