JP4433606B2 - 自動車の操作指南装置、自動車の操作指南システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車の運転操作を指南するための情報処理装置、操作指南装置、サーバ装置、情報処理方法、操作指南方法、操作指南システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
公道(道路)などにおいて自動車(自車)などの運転を行う場合、運転者は、同じ道路を走行している他の自動車(他車)の運行状況を考慮して、運転操作を行うことが望まれる。つまり、他車と同様の運転操作を行うことで、その道路において円滑な交通状況を実現することが可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、運転の初心者は走行している道路の状況判断を行うことができず、円滑に運転することが困難である場合がある。また熟練した運転者においても、例えば普段走り慣れていない不慣れな道路を運転する場合に、正しい状況判断を行うことが困難な場合が生じてくる。
したがって、運転者に対して、例えば走行している道路の現在の運行状況に基づいて、運転操作を指南することが望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明はこのような状況に鑑みて、外部の環境を検知することができる検知手段と、前記検知手段によって検知された環境情報を蓄積することができる環境情報蓄積手段と、所要の操作手段によって行われた操作を検知することができる操作検知手段と、前記操作検知手段によって検知された検知信号に基づいて操作情報を生成することができる操作情報生成手段と、前記環境情報蓄積手段における最新の環境情報と、前記操作情報生成手段によって生成された前記操作情報に基づいて、前記操作手段によって行われた操作を識別する操作識別手段と、前記操作識別手段の識別結果に基づいて、前記最新の環境情報と前記操作情報からなる運行情報をネットワークに送信することができる送信手段を備えて情報処理装置を構成する。
【0005】
さらに、ネットワークを介して少なくとも第一の環境情報と操作情報からなる運行情報を受信することができる受信手段と、前記受信手段によって受信した運行情報を蓄積することができる運行情報蓄積手段と、外部の環境を検知することができる検知手段と、前記検知手段によって検知された第二の環境情報に基づいて前記運行情報蓄積手段に蓄積されている前記操作情報を検索する検索手段と、前記検索手段によって検索された前記操作情報によって、操作指南情報を生成することができる操作指南情報生成手段を備えて操作指南装置を構成する。
【0006】
また、外部の環境を検知することができる検知手段と、前記検知手段によって検知された最新の第二の環境情報を、少なくとも第一の環境情報と操作情報からなる運行情報を管理しているサーバ装置に送信させる送信手段と、前記サーバ装置から送信される前記最新の第二の環境情報に対応した前記操作情報を受信することができる受信手段と、前記受信手段で受信した操作情報に基づいて、操作指南情報を生成することができる操作指南情報生成手段を備えて操作指南装置を構成する。
サーバ装置としては、少なくとも第一の環境情報と操作情報からなる運行情報を受信することができる受信手段と、前記受信手段によって受信した運行情報を蓄積することができる運行情報蓄積手段と、第二の環境情報を受信することができる受信手段と、前記第二の環境情報に基づいて前記運行情報蓄積手段に蓄積されている前記操作情報を検索する検索手段と、前記検索手段によって検索された前記操作情報を送信することができる送信手段を備える。
【0007】
また、外部の環境を検知する検知工程と、前記検知工程によって検知された環境情報を蓄積する環境情報蓄積工程と、所要の操作手段によって行われた操作を検知する操作検知工程と、前記操作検知工程によって検知された検知信号に基づいて操作情報を生成する操作情報生成工程と、前記環境情報蓄積工程で蓄積された最新の環境情報と、前記操作情報生成工程で生成された操作情報に基づいて、前記操作手段によって行われた操作を識別する操作識別工程と、前記操作識別工程の識別結果に基づいて、前記最新の環境情報と前記操作情報をネットワークに送信する送信工程を備えて情報処理方法を構成する。
【0008】
さらに、ネットワークを介して少なくとも第一の環境情報と操作情報からなる運行情報を受信する受信工程と、前記受信工程によって受信した運行情報を蓄積する運行情報蓄積工程と、外部の環境を検知する検知工程と、前記検知工程によって検知された第二の環境情報を蓄積する環境情報蓄積工程と、前記環境情報蓄積工程によって蓄積されている最新の第二の環境情報に基づいて、前記運行情報蓄積工程によって蓄積されている前記操作情報を検索する検索工程と、前記検索工程によって検索された前記操作情報によって、操作指南情報を生成することができる操作指南情報生成工程を備えて操作指南方法を構成する。
【0009】
また、外部の環境を検知する検知手段と、前記検知手段によって検知された環境情報を蓄積する環境情報蓄積手段と、所要の操作手段によって行われた操作を検知する操作検知手段と、前記操作検知手段によって検知された検知信号に基づいて操作情報を生成する操作情報生成手段と、前記環境情報蓄積手段における最新の環境情報と、前記操作情報生成手段で生成された操作情報に基づいて、前記操作手段によって行われた操作を識別する操作識別手段と、前記操作識別手段の識別結果に基づいて、前記最新の環境情報と前記操作情報からなる運行情報をネットワークに送信する送信手段と、前記ネットワークを介して前記運行情報を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信した運行情報を蓄積する運行情報蓄積手段と、前記検知手段によって検知された環境情報に基づいて、前記運行情報蓄積手段によって蓄積されている前記操作情報を検索する検索手段と、前記検索手段によって検索された前記操作情報によって、操作指南情報を生成することができる操作指南情報生成手段を備えて操作指南システムを構成する。
【0010】
本発明は、運転者が採った行動(運転操作)及び外部の環境を検知して、ネットワーク上において使用することができるようにしているので、他の運転者が採った行動(運転操作)を手本にした運転操作指南を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本実施の形態の操作指南システムの構成例を説明する模式図である。自動車50a、50b、50c、50d、50e、50f・・・・は、例えば運転者の運転操作に基づいて道路などを走行することができる車両であり、任意の道路を走行している。本実施の形態では、各自動車50(a〜f)には、それぞれ操作指南装置1a、1b、1c、1d、1e、1f・・・・を備えている。各自動車50に備えられる操作指南装置1(a〜f)は、例えば無線などによるネットワーク60を介して、互いに通信することができるようにされ、後述する運行情報(環境情報、操作情報)を送受信することができるようにされている。
例えば自動車50aを自己が運転する車(自車)、自動車50b、50c、50d、50e、50fを他の運転者が運転する車(他車)とした場合、自車50aは、ネットワーク60を介して通信可能な範囲に居る他の他車50(b、c、d、e、f)から運行情報を得ることができる。したがって、自車50aにおいては他車50(b、c、d、e、f)の運行情報に基づいて、運転操作の指南を行うことができる。また、自車50aにおいて、例えば進路変更などの有意な運転操作を行った場合は、その運転操作に関わる運行情報を他車50(b、c、d、e、f)に対して送信することができる。つまり、自車50aの運行情報を他車50(b、c、d、e、f)の運転操作に反映させることができるようになる。
【0012】
図2は、自動車50(a〜f)それぞれに備えられる操作指南装置1(a〜f)の構成例を説明するブロック図である。
送受信部2は、他車に備えられている操作指南装置とネットワーク60を介してデータ通信を行うための通信手段として備えられている。運行情報メモリ3は、他車の操作指南装置から送信され、送受信部2で受信した第一の環境情報及び操作情報からなる運行情報を蓄積することができるようにされている。なお、運行情報は他車の操作指南装置から任意のタイミングで送信されてくるので、運行情報メモリ3に対して不定期に蓄積されていくものとされる。そこで、例えば運行情報メモリ3の記憶容量に余裕がなくなったタイミングで、蓄積されてから一定の時間を過ぎた運行情報を削除して、新しい運行情報を記憶するための容量を得ることができるようにしている。これにより、運行情報メモリ3には、一定時間内に蓄積された新しい運行情報のみが蓄積される。
【0013】
操作センサ4は、操作部5によって行われる各種操作を検知して、行われた操作に対応した検知信号を出力することができるようにされている。操作部5は、例えば自動車50において運転操作を行うために備えられるハンドル、アクセル、ブレーキ、ウインカスイッチなどの各種操作手段とされる。したがって、操作センサ4は、前記各種操作手段に対して個別に備えられるものとされている。操作情報処理部6は、操作センサ4から出力される検知信号に基づいて、操作部5によって行われた操作に対応した操作情報を生成することができるようにされている。この操作情報は、ハンドルの操作角度、アクセル、ブレーキなどの踏み込み程度などを、例えば数値などによって示す情報とされる。操作情報メモリ7は操作情報処理部6において生成された操作情報を格納することができるバッファメモリとして備えられる。
【0014】
外部センサ8は、自動車50の外部の環境を随時検知して、外部環境に対応した検知信号を出力することができるようにされている。すなわち、自動車50の車体において、前方、後方の車間距離や隣接車線に居る他車の位置などを検知することができる複数の箇所に備えられる。外部環境情報処理部9は、外部センサ8から出力される検知信号に基づいて、当該自動車50の前方、後方の車間距離や、隣接車線に居る他車の位置を示す環境情報を生成することができるようにされている。この環境情報も前記した操作情報と同じように、例えば数値などによって車間距離などを示す情報である。
環境情報メモリ10は、外部環境情報処理部9で生成される第二の環境情報を蓄積することができるようにされている。
上記したように外部センサ8は、随時外部環境を検知しているので、環境情報メモリ10にも随時環境情報が蓄積されていくことになる。但し、環境情報はリアルタイムで変化する情報なので、新しい情報が有用なものとされる。したがって、環境情報メモリ10に蓄積される環境情報において所要の時間を経過した情報は、不要なものとして削除するようにする。本実施の形態では、自動車の運行に関わる外部環境としているので、例えば過去1分程度の期間の環境情報を有していればよい。なお、必要に応じて、環境情報の蓄積量は任意に設定することも可能である。
【0015】
システムコントローラ11は、例えばマイクコンピュータなどによって構成され、例えば送受信部2における通信制御、各メモリに対する情報の蓄積、読み出しタイミングの制御等を行うことができるようにされている。この場合のデータ転送は例えばバス12を介して行われる。また、運行情報メモリ3、操作情報メモリ7、及び環境情報メモリ10に格納されている各情報に基づいて、運転操作の指南を行うための操作指南情報を生成する処理を行うことができるようにされている。
また、ネットワーク60においては所要の通信フォーマットのデータによって通信が行われるので、送受信部2によって送信する運行情報の符号化、同じく送受信部2で受信した運行情報の復号化などの処理を行うことができるようにされている。したがって、システムコントローラ11には、各種処理を行うためのワークメモリ11aが備えられる。
【0016】
なお、この図に示す構成例では、情報処理は操作情報処理部6、外部環境情報処理部9を個々に示しているが、これらの部位が実行する処理をシステムコントローラ11によって行うことができるようにしてもよい。
さらに、運行情報メモリ3、操作情報メモリ7、及び環境情報メモリ10に格納されている各情報に基づいて、システムコントローラ11が操作指南情報を生成することとしたが、例えば予め操作指南情報を形成して記憶しておく記憶手段を備え、前記各情報に基づいて、記憶されている操作指南情報を選択することができるようにしてもよい。
【0017】
操作指南部13は、例えばシステムコントローラ11の制御により運転操作の指南を行うことができるようにされている。すなわち、システムコントローラ11によって生成された操作指南情報に基づいて、当該自動車の運転者に対して、例えば「車線変更」、「加速」、「減速」を指南することができる。このため、例えばLED(Light Emission Diode)などの点灯手段や、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示手段等で構成される。したがって、上記操作指南情報は例えばLED、LCDの駆動信号などとされる。
また、操作指南部13を例えばスピーカ装置などによって構成して、音声によって操作指南を行う場合、操作指南情報としては所要の音声情報などとされる。
【0018】
既知情報メモリ14は、例えば既に解っている情報(既知情報)を格納することができる記憶手段として構成される。既知情報としては、例えば或る環境でその操作を行うことは危険であるといった情報や、自動車50を運転する際に少なくとも守るべきルール等の情報が記憶される。
なお、既知情報は、例えば操作指南装置1の出荷時においてプリセット情報として記憶されていてもよいし、また例えば出荷後に運転者が必要に応じて例えばディスクなどの外部記録媒体から読み込むことができるようにしてもよい。例えばディスクなどから読み込むようにする場合、運転者の好みに応じた運転操作を行うための既知情報を選択することができる。
また、既知情報の形態は、例えば運行情報と同様に環境情報及び操作情報とされていてもよい。つまり、予め予測可能とされる環境、操作については既知情報として記憶しておくことも可能である。
【0019】
図3は、外部センサ8によって当該自動車50の外部環境を検知する場合に、例えばシステムコントローラ11が実行する処理工程の一例を説明するフローチャートである。
操作指南装置1が稼働状態となると、外部センサ8に外部環境の検知を開始させる(S001)。これにより、所定のタイミング毎に外部環境の検知が行われるようになる。そして、外部センサ8で検知された検知信号に基づいて、環境情報を生成して(S002)、この生成した環境情報を環境情報メモリ10に格納する(S003)。このような処理工程を経ることで、環境情報メモリ10には環境情報が蓄積されていくことになる。さらに、新しい環境情報を有用なものとして扱うようにしているため、環境情報メモリ10に例えば1分以上前に格納された古い環境情報を削除する(S004)。これにより、環境情報メモリ10には、例えば現在から1分以内の新しい環境情報を格納しておくことができるようになる。
なお、古い環境情報は、例えば環境情報メモリ10の記憶容量を考慮して、この記憶容量に余裕がなくなった時点で削除するようにしてもよい。
【0020】
図3に示した処理工程を経ることにより、環境情報メモリ10には例えば図4に示すように環境情報が蓄積されていく。
この環境情報は例えば車間距離(前方)、車間距離(後方)、隣接車線の車の位置などを示す情報からなり、これらの情報が外部センサ8によって外部環境が検知される毎に、環境情報#1、#2・・・という単位で環境情報メモリ10に格納される。つまり、新しい環境情報が格納されるにつれて、既に記憶されている環境情報は古いものとなる。そして、環境情報#nを最も古い情報とした場合、この環境情報#nは環境情報メモリ10に格納されてから、本実施の形態では例えば1分経過した時点で削除される。したがって環境情報メモリ10には、例えば現在から1分以内の外部環境に対応した環境情報が蓄積される。
【0021】
図5は、操作センサ4によって操作部5で行われた操作を検知する場合に、例えばシステムコントローラ11が実行する処理工程の一例を説明するフローチャートである。
まず、操作センサ4に操作部5で行われた操作の検知を開始させる(S101)。そして、操作が検知されたか否かの判別を行い(S102)、検知されたと判別した場合は、検知信号に基づいて操作情報を生成する(S103)。さらに、環境情報メモリ10に蓄積されている最新の環境情報を読み出して(S104)、この環境情報とステップS103で生成された操作情報に基づいて、有意な外部環境の変化、もしくは有意な運転操作が行われたか否かの判別を行う(S105)。
このステップS105における判別の要因は、図6に示されているようになる。例えば外部環境に変化があった場合、及び運転操作に大きな変化があったと判別した場合は「YES」となる。また、例えば外部環境及び運転操作の双方に変化がなかったと判別した場合は「NO」となる。
なお、外部環境の変化としては、例えば後方から他車が接近してきた、または前方の他車に接近した場合などとされる。また、運転操作の変化については、車線変更や追い越し等のための加速などの操作とはならない、微妙なハンドル操作、アクセル操作が行われた場合は運転操作の変化はなかったものとする。
【0022】
このようにして、図5に示すステップS105における判別結果が「NO」であると判別した場合は、ステップS102に戻り運転操作が検知されるのを待機する。
また、判別結果が「YES」であると判別した場合は、ステップS103で生成された操作情報とステップS104で読み出した環境情報を運行情報として符号化して(S106)、符号化した運行情報をネットワーク60に送信する(S107)。
つまり、このような処理工程によれば、自車において有意な環境変化、有意な運転操作の変化があった場合、そのときの運行情報を他車に伝えることができるようになる。
【0023】
図7は、他車から送信された運行情報を受信する場合に、例えばシステムコントローラ11が実行する処理工程の一例を説明するフローチャートである。
操作指南装置1が稼働状態とされている場合は、運行情報の受信を待機しているものとされる(S201)。そして、運行情報を受信したと判別した場合は、受信した運行情報を復号して(S202)、運行情報メモリ3の容量に余裕があるか否かの判別を行い(S203)、余裕があると判別した場合は、運行情報メモリ3に運行情報を格納する(S204)。また、運行情報メモリ3の容量に余裕がないと判別した場合は、運行情報メモリ3に蓄積されている運行情報のうち、古い運行情報を削除して(S205)、復号した運行情報を運行情報メモリ3に格納する(S204)。
【0024】
ところで、操作指南装置1において送受信される運行情報は、運行情報メモリ3において例えば図8に示されているように蓄積されていく。
運行情報は、図8に示されているように環境情報及び当該環境情報に対応した操作情報からなる。つまり1個の運行情報としては、運行情報#1、#2・・・#nとされ、他車の操作指南装置1からはこの単位毎に送信されてくる。自車の操作指南装置1では、この単位毎に運行情報を受信して、受信した順序で図8に示すように蓄積する。
運行情報を構成する環境情報は、図4に示した構成と同様であり、操作情報は例えばハンドル操作、アクセル操作、ブレーキ操作、シフトレバー操作、走行速度など、操作センサ4によって検知された情報からなる。
【0025】
この運行情報は、図5のステップS105において他車において有意な外部環境の変化、もしくは有意な運転操作が行われたと判別した場合に操作指南装置1から送信され、これを受信した自車の操作指南装置1では、運行情報#1、#2・・・という単位で運行情報メモリ3に蓄積していく。したがって、自車の操作指南装置1では他車の有意な外部環境の変化、もしくは有意な運転操作を把握して手本にすることができ、自車に対して同じような環境が生じた場合に、運転操作の指南を行うことができるようになる。
また、新しい運行情報が格納されるにつれて、既に記憶されている運行情報は古いものとなる。そして、運行情報#nを最も古い情報とした場合、受信した運行情報を蓄積していき、例えば運行情報メモリ3の容量に余裕がなくなった場合は、運行情報#nが削除される。
【0026】
図9は、現在の外部環境に基づいて運転操作指南を行う場合に、システムコントローラ11が実行する処理工程の一例を説明するフローチャートである。
まず環境情報メモリ10から最新の環境情報を読み出して(S301)、読み出した最新の環境情報(第二の環境情報)をキー情報として、運行情報メモリ3に蓄積されている環境情報(第一の環境情報)に対応した操作情報の検索を行う(S302)。そして、この検索によってキー情報に該当する環境情報が運行情報メモリ3から検出されたか否かの判別を行う(S303)。この判別結果として、該当情報(環境情報)が検出されなかったと判別した場合は、ステップS301に戻る。これにより、環境情報メモリ10からさらに新しい環境情報を読み出して、その環境情報をキー情報として検索処理が行われる。
またステップS303において該当情報が検出されたと判別した場合は、運行情報メモリ3においてその該当情報に対応している操作情報に基づいて操作指南情報を生成して、運転操作の指南を行う(S304)。
さらに、操作指南を行った操作指南情報を構成している操作情報、及び環境情報メモリ10に記憶されている環境情報を運行情報として送信する(S305)。
【0027】
このような処理工程を得ることで、現在の外部環境に基づいて、自車の運転者に対して他車の運転者が行った運転操作を手本にした操作指南を行うことができるようになる。
また、操作指南を行った場合の運行情報(操作情報、環境情報)を送信することができるようにすることで、自車で操作指南を行った場合の運行情報を他車において行われる操作指南に反映させることができる。
【0028】
なお、ステップS303で検出される該当情報としては、前記キー情報に一致している情報であってもよいし、或いは、キー情報に近似している情報であってもよい。
また、前記キー情報及び前記キー情報に近似している運行情報を該当情報として、複数の運転操作を指南することができるようにしてもよい。この場合、例えば表示手段などによって操作指南部13を構成して、複数の操作指南情報を表示することで、運転者に複数の操作指南情報の中から適切だと思う情報を選択させることができる。これにより運転者は、例えば自己の運転操作技術レベルに対応した指南情報に基づいて運転操作を行うことができるようになる。したがって、運転技術レベルが向上した場合でも、そのレベルに応じた操作指南情報を選択することができるようになる。
さらにこのようにして複数の操作指南情報の表示を行う場合、その運転者が過去にどの指南情報に基づいて運転操作を行ったかという履歴を管理することで、その履歴及び運行情報に基づいて、運転者が行う頻度が高い操作指南を行うことができるようになる。
【0029】
また、図9のフローチャートに示した処理工程と同様にして、例えば既知情報メモリ14に記録されている既知情報に基づいて操作指南を行うことも可能である。
この場合、図10のフローチャートに示されているように、環境情報メモリ10から読み出した最新の環境情報をキー情報として、既知情報メモリ14に記憶されている環境情報に対応した操作情報の検索を行う(S401〜402)。そして、この検索によってキー情報に該当する環境情報が検出されたか否かの判別を行い(S403)、該当情報が検出されたと判別した場合は、ステップS401に戻る。また、ステップS403において該当情報が検出されたと判別した場合は、既知情報メモリ14において検出された環境情報に対応している操作情報に基づいて操作指南情報を生成して、運転操作の指南を行う(S404)。
これにより、現在の外部環境に基づいて、既知情報に示されている操作情報によって運転操作指南を行うことができる。つまり、他車がどのような運転操作を行っているかに関わらず、自車の外部環境に基づいて所要の操作指南を行うことができるようになる。
【0030】
さらに、運行情報と既知情報の双方に基づいて操作指南を行うことも可能である。
図11は、運行情報と既知情報の双方に基づいて運転操作指南を行う場合に、システムコントローラ11が実行する処理工程の一例を説明するフローチャートである。なお、この図では、既知情報として危険操作情報を用いた場合を挙げている。
この図において、ステップS501、S502、S503は図9に示したステップS301、S302、S303に対応している。すなわち、環境情報メモリ10における最新の環境情報をキー情報として、運行情報メモリ3に蓄積されている環境情報に対応した操作情報の検索を行う。そして、この検索によってキー情報に該当する環境情報が検出されたか否かの判別を行い、該当情報が検出されなかったと判別した場合はステップS501に戻る。
また、運行情報メモリ3において該当情報が検出されたと判別した場合は、その該当情報とされる環境情報に対応した操作情報をキー情報として、既知情報メモリ14に記憶されている危険操作とされる操作情報の検索を行う(S504)。そして、該当情報が検出されたか否かの判別を行い(S505)、該当情報が検出されたと判別した場合は、ステップS502で検索された環境情報に対応した操作情報に示される操作が危険操作であるとして、運転操作指南を行わずにステップS501に戻る。
また、ステップS505において既知情報メモリ14から該当情報が検出されなかったと判別した場合は、ステップS502において運行情報メモリ3から検索された環境情報に対応した操作情報に対応する操作が危険操作ではないとして、その操作情報に基づいて操作指南情報を生成して操作指南を行う(S506)。
【0031】
このように、運行情報と既知情報の双方に基づいて操作指南を行うようにすることで、例えば危険な操作を促すような操作指南を行わないようにすることができる。つまり、危険な操作を行った他車の操作指南装置1から送信された運行情報を無効なものとすることが可能になる。
【0032】
このように、自動車50に備えられる操作指南装置1によって運行情報の送受信を行うことで、各操作指南装置1(a〜f)によって構成されるネットワーク60上に、リアルタイムで更新される運行情報のデータベースが構築されることになる。つまり、自車50によって有意な操作が行われるたびに、その操作に対応した運行情報が生成され、データベースに反映される。
例えば図12に示されているように、自車50aに対して有意な環境が生じたか、または運転者が有意な操作を行った場合、自車50aから、そのときの環境情報、操作情報からなる運行情報70がネットワーク60を介して他車50b、50c、50d、50e、50fに送信される。したがって、他車50(b〜f)はこの運行情報70を受信して、操作指南を行うための情報として用いることができるようになる。しかし、他車50(b〜f)が運行情報70に基づいた操作指南により運転操作を行わなかった場合、他車50(b〜f)からは運行情報70は送信されない。つまり、運行情報70は他車50(b〜f)にとっては必要とされる情報ではないこととされ、その後古い情報となった場合に、運行情報メモリ3から削除されていく。
【0033】
また、例えば図13に示されているように、自車50aが送信した運行情報75を受信した他車50(b〜f)において、運行情報75に基づいた操作指南により運転操作を行った場合、他車50(b〜f)からも運行情報75が送信されるようになる。したがって、数多くの自動車50で運行情報75に基づいた操作指南によって運転操作を行った場合、運行情報75は削除されることなくネットワーク60上に残ることになる。
つまり、このようにしてネットワーク60上に残る運行情報75は、数多くの自動車50における環境情報、操作情報に基づくものとされ、この運行情報75に基づいて多数の自動車の運行状況に倣った操作指南を行うことができるようになる。
【0034】
このような運行情報の通信を例えば無線で行うことで、通信可能な地域毎の独自の運行情報がネットワーク60上に反映されるようになる。したがって、他の地域から入ってきた運転者に対しても、その地域の運行情報に基づいて操作指南を行うことができる。これにより、不慣れな道路を運転する運転者に対しても、他車と同じような運転操作を指南することができるので、運転者に安心感を与えることができると共に、円滑な交通状況を維持することができるようになる。
【0035】
また、運転操作を指南するための情報は、運転を行う現場において運転操作を行うことにより発生した情報なので、予め運行状況を想定した詳細なデータを用意しておく必要はない。つまり、運行状況に対応したデータ作成を行う労力を要することなく、自動車の運行に基づいて自動的に運行情報を生成することができる。
【0036】
以下、実際の道路状況を例に挙げて説明する。
図14(a)(b)は、例えば片側2車線の道路を自車50aと他車50b、50cが走行している例を示す模式図である。
例えば図14(a)に示されているように、走行車線において自車50aの前方を走行している他車50bとの車間距離が詰まっていて、隣接する追い越し車線には車線変更を行うためのスペースがある場合、ほとんどの運転者は車線変更を行うと予測することができる。つまり、図示していない他車が過去にこのような状況で車線変更を行ったことがある場合、自車50aの運行情報メモリ3にはその他車が車線変更を行った場合の運行情報が記憶されていることになる。
したがって、自車50aの操作指南装置1では外部センサ8によって検知される他車50bとの車間距離(キー情報としての環境情報)に基づいて、操作指南を行う。この場合の操作指南情報としては、車線変更を行う場合の、ウインカスイッチ操作、ハンドル操作、アクセル操作などを指南する情報とされる。
【0037】
さらに、自車50aが例えばアクセル操作を行って他車50bとの車間距離がさらに詰まった場合は、より強く車線変更を指南する。
つまり、外部センサ8は所定のタイミングで断続的に車間距離などの外部環境の検知を行っているので、操作指南もリアルタイムに変化する車間距離に応じて段階的に行うことができる。これにより、例えば最も多く車線変更が行われた状況で、最も強い指南を行う。
なお、指南の強度表現については様々な例が考えられるが、例えば表示手段を用いた場合は、表示する文字の色変更、点滅などを行えばよい。また音声出力手段を用いた場合は、表示音声の音量を変更することなどが考えられる。
【0038】
また、図14(b)に示されているように、自車50aの前方に走行している他車がない場合は、そのままの運行状態を維持していればよい。つまり、他車においても車線変更を行わずに走行することが考えられる。すなわち、自車50aにおいて操作指南装置1の運行情報メモリ3には、このような状況で進路変更を行った運行情報は記憶されていないものとなる。したがって、図14(b)に示されている状態では、自車50aの操作指南装置1では車線変更に関わる操作指南は行われない。
【0039】
なお、図2に示した操作指南装置1の構成例では、他車から送信される運行情報を蓄積する運行情報メモリ3を、装置内に備える例を挙げたが、運行情報を外部装置で管理することも可能である。例えば図15に示されているようにネットワーク60上に運行情報を管理するサーバ装置80を備え、操作指南装置90から送信される運行情報を、サーバ装置80によって一括して管理するものとされる。このため、操作指南装置1は図16に示されているように運行情報メモリ3を備えない構成となる。なお、図16において図2と同一部分には同じ同一の符号を付している。
サーバ装置80は図17に示されているように構成される。
送受信部81はネットワークを介して操作指南装置90とのデータ通信を行うことができるようにされている。データベース部82には、操作指南装置90から送信される運行情報を蓄積することができるようにされている。システムコントローラ83は、バス84を介してサーバ装置80においてデータ通信を行うための各種制御を行うことができるようにされている。
【0040】
このように、運行情報をサーバ装置80で管理する場合、自動車50に備えられる操作指南装置90は、運行情報が必要な場合は、キー情報(環境情報)をサーバ装置80に対して送信すればよい。サーバ装置80では操作指南装置90からキー情報が送信された場合に、システムコントローラ83が送信されたキー情報に基づいて操作情報の検索を行い、検索結果を操作指南装置90に返信する。すなわち、サーバ装置80ではキー情報に対応した環境情報が検出された場合、その環境情報に対応付けられている操作情報を返信する。これにより、操作指南装置90ではサーバ装置80から送信された操作情報に基づいて操作指南を行うことができる。
【0041】
また、サーバ装置80には操作指南装置1から運行情報が送信されて蓄積されていくが、古くなった運行情報を削除して、常に新しい運行情報を管理すればよい。
このような場合、サーバ装置80のシステムコントローラ83は例えば図18に示されているようにして運行情報の更新処理工程を行う。
サーバ装置80が稼働状態とされている場合は、操作指南装置1から送信される運行情報の受信を待機している(S601)。そして、運行情報を受信したと判別した場合は、受信した運行情報を復号して(S602)、データベース部82の容量に余裕があるか否かの判別を行い(S603)、余裕があると判別した場合は、データベース部82に運行情報を格納する(S604)。また、データベース部82の容量に余裕がないと判別した場合は、データベース部82に蓄積されている運行情報のうち、古い運行情報を削除して(S605)、復号した運行情報をデータベース部82に格納する(S604)。
【0042】
ところで、図3、図5、図7、図9では、それぞれ外部環境の検知、操作の検知、運行情報の受信、運転操作の指南を行う処理工程を説明したが、これらの処理工程をシステムコントローラ11が実行することができる処理として示すと、例えば図19に示されているようになる。なお、図19に示されているフローチャートでは、必ずしも時間的な流れに沿った手順に対応しているものではない。すなわち、各ステップに示されている処理工程は並列に行われたり、または割り込みによって行われる場合もある。
【0043】
操作指南装置1が稼働状態となると、外部センサ8に外部環境の検知を開始させ、外部センサ8で検知された検知信号に基づいて環境情報を生成して、この生成した環境情報を環境情報メモリ10に格納する(S701〜S703)。そして、環境情報メモリ10に蓄積されている古い環境情報を削除する(S704)。
さらに、操作センサ4に操作部5で行われた操作の検知を開始させ、操作が検知されたと判別した場合は、検知信号に基づいて操作情報を生成する(S705〜S707)。さらに、環境情報メモリ10に蓄積されている最新の環境情報を読み出して、この環境情報とステップS707で生成された操作情報に基づいて、有意な外部環境の変化、もしくは有意な運転操作が行われたか否かの判別を行う(S708〜S709)。このステップS709における判別処理工程は、図5に示したステップS105に対応した処理工程となる。
そして、ステップS709における判別結果が「NO」であると判別した場合は、ステップS706に戻り運転操作が検知されるのを待機する。また、判別結果が「YES」であると判別した場合は、ステップS707で生成された操作情報とステップS708で読み出した環境情報を運行情報として符号化してネットワーク60に送信する(S710〜S711)。
【0044】
このようにして、自車において有意な環境変化、有意な運転操作の変化があった場合、そのときの運行情報を他車に伝えることができるが、同時に、他車から送信された運行情報を受信することが可能になる。
すなわち、操作指南装置1が稼働状態とされている場合は、運行情報の受信を待機し、運行情報を受信したと判別した場合は、受信した運行情報を復号して、運行情報メモリ3の容量に余裕があるか否かの判別を行う(S712〜S714)。そして、運行情報メモリ3に余裕があると判別した場合は、運行情報メモリ3に運行情報を格納する(S715)。また、運行情報メモリ3の容量に余裕がないと判別した場合は、運行情報メモリ3に蓄積されている運行情報のうち、古い運行情報を削除して、復号した運行情報を運行情報メモリ3に格納する(S716〜S715)。
【0045】
さらに、現在の外部環境に対応して運行情報メモリ3に格納した運行情報運転に基づいて操作指南を行うことになる。
この場合、環境情報メモリ10から最新の環境情報を読み出して、この最新の環境情報をキー情報として、運行情報メモリ3に蓄積されている環境情報に対応した操作情報の検索を行い、この検索によってキー情報に該当する環境情報が運行情報メモリ3から検出されたか否かの判別を行う(S717〜S719)。この判別結果として、該当情報(環境情報)が検出されなかったと判別した場合は、ステップS717に戻る。またステップS719において該当情報が検出されたと判別した場合は、運行情報メモリ3においてその該当情報に対応している操作情報に基づいて操作指南情報を生成して、運転操作の指南を行う(S720)。
【0046】
ここで、ステップS711に示す運行情報の送信処理、及びステップS712に示す受信処理は、操作指南装置1同士の通信処理であってもよいし、図15に示したようにサーバ装置80との通信処理であってもよい。
また、既知情報を用いて操作指南を行う場合は、例えばステップS718において、既知情報メモリ14に記憶されている操作情報の検索を行って、この検索に対して該当した操作情報に基づいて操作指南情報を生成して、運転操作の指南を行うようにすればよい。
【0047】
なお、本実施の形態では、自動車の運転を行う場合に操作指南を行う例を挙げたが、これは一例であり、本発明はこの他の構成を採ることも可能とされ、周囲の状況に応じて円滑な操作をするための指南を行う場合に適用することができる。
【0048】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明は、運転者が行った運転操作及び外部の環境を検知して、運行情報としてネットワーク上において使用することができるようにしている。そしてこの運行情報を用いて、運転者に対して他の運転者が行った運転操作を手本にした運転操作指南を行うようにしている。これにより、道路の状況判断が困難な運転者や不慣れな道路を運転する運転者も他の運転者の操作を手本とした運転操作を行うことができるようになる。
また、既知情報によって運転操作指南を行うことができるようにしているので、他車の運転操作に関わらず、現在の外部環境に対応した所定の運転操作指南を行うことも可能である。
また、運行情報は運転者が行った運転操作及び外部の環境によって生成することができるようにしているので、予め運行状況を想定した詳細なデータを用意しておく必要はない。つまり、運行状況に対応したデータ作成を行う労力を要することなく、自動車の運行に基づいて自動的に運行情報を生成することができるという利点がある。
【0049】
さらに、運行情報をネットワーク上においてサーバ装置で管理することにより、多くの操作指南装置から送信される運行情報をサーバ装置によって一括して管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態とされる運転操作指南システムの概要を説明する模式図である。
【図2】本実施の形態の操作指南装置の構成例を説明するブロック図である。
【図3】外部センサによって外部環境を検知する処理工程の一例を説明するフローチャートである。
【図4】環境情報メモリに蓄積される環境情報の説明図である。
【図5】操作センサによって操作部で行われた操作を検知する処理工程の一例を説明するフローチャートである。
【図6】図5に示すフローチャートにおいて、有意な外部環境の変化、もしくは有意な運転操作の判別基準について説明する図である。
【図7】他車から送信された運行情報を受信する処理工程の一例を説明するフローチャートである。
【図8】運行情報メモリに蓄積される運行情報の説明図である。
【図9】現在の外部環境に基づいて運転操作指南を行う処理工程の一例を説明するフローチャートである。
【図10】既知情報に基づいて運転操作指南を行う処理工程の一例を説明するフローチャートである。
【図11】運行情報と既知情報の双方に基づいて運転操作指南を行う処理工程の一例を説明するフローチャートである。
【図12】操作指南装置によって構成されるネットワーク上に構築されるデータベースについて説明する模式図である。
【図13】操作指南装置によって構成されるネットワーク上に構築されるデータベースについて説明する模式図である。
【図14】実際の道路状況を例に挙げて、運転操作指南を行う場合の例を説明する模式図である。
【図15】本発明の変形例を説明する模式図である。
【図16】変形例の操作指南装置の構成例を説明するブロック図である。
【図17】変形例のサーバ装置の構成例を説明するブロック図である。
【図18】サーバ装置において実行される運行情報の更新処理工程の一例を説明するフローチャートである。
【図19】操作指南装置のシステムコントローラが実行する外部環境の検知、操作の検知、運行情報の受信、運転操作の指南を行う処理工程を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1、90 操作指南装置、2 送受信部、3 運行情報メモリ、4 操作センサ、5 操作部、6 操作情報処理部、7 操作情報メモリ、8 外部センサ、9 外部環境情報処理部、10 環境情報メモリ、11 システムコントローラ、13 操作指南部、14 既知情報メモリ、50 自動車、60 ネットワーク、80 サーバ装置
Claims (2)
- 前方、後方、または、隣接車線を走行する自動車との離間距離を環境情報として検知することができる検知手段と、
前記検知手段によって検知された前記環境情報を随時蓄積することができる環境情報蓄積手段と、
操作手段である、ハンドル、アクセル、ブレーキ、または、ウインカースイッチによって行われた操作を操作センサによって検知して操作情報を生成することができる操作情報生成手段と、
前記操作情報を随時蓄積することができる操作情報蓄積手段と、
前記環境情報と前記操作情報とからなる自車の運行情報を他車に送信する送信手段と、
前記他車から送信される該他車の運行情報を受信する受信手段と、
前記前記受信手段で受信した前記他車の運行情報を随時蓄積することができる他車の運行情報蓄積手段と、
前記自車の操作を指南するための操作指南情報を表示することができる操作指南情報表示手段と、
前記送信手段及び前記受信手段を制御することができるシステムコントローラと、を備え、
前記システムコントローラは、
前記自車の環境情報蓄積手段に蓄積された前記環境情報の有意な変化、または、前記自車の操作情報蓄積手段に蓄積された前記操作情報の有意な変化があったか否かを判別し、
前記自車の環境情報の有意な変化、または、前記自車の操作情報の有意な変化があったと判別する場合には、該自車の環境情報と該自車の操作情報とからなる前記自車の運行情報を他車に送信するように前記送信手段を制御し、
前記他車の環境情報の有意な変化、または、前記他車の操作情報の有意な変化があったと判別する場合には、該他車の環境情報と該他車の操作情報とからなる前記他車の運行情報を前記他車の運行情報蓄積手段に蓄積し、
前記自車の運行情報に近似した前記他車の運行情報を検索して、前記操作指南情報を発生させる、
自動車の操作指南装置。 - 複数の自動車の各々に配せられた複数の操作指南装置と該複数の操作指南装置の各々から得られる運行情報を蓄積するサーバ装置とを備える自動車の操作指南システムであって、
前記複数の操作指南装置の各々は、
前方、後方、または、隣接車線を走行する自動車との離間距離を環境情報として検知することができる検知手段と、
前記検知手段によって検知された前記環境情報を随時蓄積することができる環境情報蓄積手段と、
操作手段である、ハンドル、アクセル、ブレーキ、または、ウインカースイッチによって行われた操作を操作センサによって検知して操作情報を生成することができる操作情報生成手段と、
前記操作情報を随時蓄積することができる操作情報蓄積手段と、
送信手段及び受信手段と、
システムコントローラと、を有し、
前記システムコントローラは、
前記環境情報と前記操作情報とからなる自車の前記運行情報を前記サーバ装置に送信するように前記送信手段を制御し、該サーバ装置に蓄積された他車の運行情報を受信するように前記受信手段を制御し、
前記自車の運行情報に近似した前記他車の運行情報を検索して、前記操作指南情報を発生させる、
自動車の操作指南システム。
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