JP4774945B2 - ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、ナビゲーションシステム及び渋滞情報案内プログラム - Google Patents

ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、ナビゲーションシステム及び渋滞情報案内プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4774945B2
JP4774945B2 JP2005331702A JP2005331702A JP4774945B2 JP 4774945 B2 JP4774945 B2 JP 4774945B2 JP 2005331702 A JP2005331702 A JP 2005331702A JP 2005331702 A JP2005331702 A JP 2005331702A JP 4774945 B2 JP4774945 B2 JP 4774945B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
speed
congestion information
information
navigation device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005331702A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007139507A (ja
Inventor
邦博 須賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kenwood KK filed Critical Kenwood KK
Priority to JP2005331702A priority Critical patent/JP4774945B2/ja
Publication of JP2007139507A publication Critical patent/JP2007139507A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4774945B2 publication Critical patent/JP4774945B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Instructional Devices (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、ナビゲーションシステム及び渋滞情報案内プログラムに関する。
現在、快適なドライブを楽しむ装置としてナビゲーション装置が普及している。このナビゲーション装置の基本的な機能は、目的地までの経路を検索、表示し、それをドライバーに通知することで運転の補助を行うことだが、近年においては、案内音声に録音した肉声を用いたり、音声認識の機能を組み込んで、ドライバーからの音声入力に反応したり、またそれらの案内を行う際に、予め用意されたキャラクタの画像を画面上に表示したりするナビゲーション装置が開発されている(例えば、特許文献1参照)。例えば、特許文献1記載のナビゲーション装置では、車両に取り付けた各種センサからの検出結果を基に特定状況(渋滞、高速道路走行、路面凍結等)の可能性があるか否かについて初期判断を行った後に、その特定状況が実際発生しているかどうかをドライバーに確認することで最終判断を下すようになっている。
上記したことで特定状況の1つである渋滞の有無をも確実に検出できるが、これだけでは渋滞の混み具合までは判断できないので、VICSセンターから送信された道路交通情報を基にすることで渋滞の長さや、渋滞を抜けるまでの予測所要時間を予測できるようになっている。
特開2000−221049号公報
ところで、VICSセンターから受け取る道路交通情報は、各地から収集した情報をVICSセンターで編集・処理した後に送信されているために、どうしても時間的な誤差が生じ、ナビゲーション装置が道路交通情報を入手した時点では実際の状況は多少なりとも変化していることがある。また、取得した渋滞の長さや予測所要時間も、入手した道路交通情報から計算によって求められた値であるため、実際の渋滞の長さや所要時間とは異なるという問題もあった。そのため、ドライバーにとっては実際には自分が渋滞のどの辺りにいるのか、また渋滞を抜けるまで残りどのくらいかかるのかなどが正確には判断できなかった。
そこで本発明の課題は、渋滞に巻き込まれたときに、同じ渋滞にいる他の車両からその車両情報を収集することでより詳細な渋滞情報をドライバーに提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、
同一車線に並んだ車の渋滞情報を案内するナビゲーション装置であって、
外部と通信する通信手段と、
渋滞案内を出力する案内出力手段と、
自車の速度を検出する速度検出手段と、
前記速度検出手段の検出結果を記憶する走行履歴用記憶手段と、
前記通信手段に対する通信開始指示の有無を検出し、有りの場合には前記走行履歴用記憶手段に記憶された速度を基に所定時間内の平均時速を算出し、当該算出結果を基に案内出力手段を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、
算出した前記平均速度が所定速度未満である場合には自車の前方が混雑していると判断した後、前記通信手段を制御することで、前方の他車に搭載された他の本ナビゲーション装置に対して前記前方の他車の前方における混雑情報を出力させるための混雑情報送信指示信号を出力させて、前記前方の他車に搭載された他の本ナビゲーション装置から入力された前記混雑情報を基に案内出力手段を制御して渋滞情報を案内し、
後方の他車に搭載された他の本ナビゲーション装置から前記混雑情報送信指示信号が入力されると、前記走行履歴用記憶手段に記憶された速度を基に所定時間内の平均時速を算出し、算出した前記平均速度が所定速度未満である場合には、前記自車の前方が混雑していると判断して、前記通信手段を制御することで、前方の他車に搭載された他の本ナビゲーション装置に対して前記混雑情報送信指示信号を出力し、
他方、算出した前記平均速度が前記所定速度以上である場合には、前記自車が渋滞の先頭であると判断して、前記自車に係る先頭情報を前記通信手段を制御して、後方の他車に搭載された他の本ナビゲーション装置に出力させることを特徴としている。
請求項記載の発明は、請求項記載のナビゲーション装置において、
前記制御手段は、前記前方の他車に搭載された他の本ナビゲーション装置から前記先頭情報が入力されると、予め前記混雑情報送信指示信号を受信している場合には前記通信手段を制御して前記先頭情報を前記後方の他車に搭載された他の本ナビゲーション装置に出力して、
他方、予め前記混雑情報送信指示信号を受信していない場合には前記先頭情報を前記混雑情報として、当該混雑情報を基に案内出力手段を制御して渋滞情報を案内することを特徴としている。
請求項記載の発明は、
同一車線上の他車に搭載されて位置情報、混雑情報を出力自在な外部装置と通信する通信手段と、渋滞案内を出力する案内出力手段と、自車の速度を検出する速度検出手段と、前記速度検出手段の検出結果を記憶する走行履歴用記憶手段とを用いることにより、同一車線に並んだ車の渋滞情報を案内するナビゲーション方法であって、
前記通信手段に対する通信開始指示の有無を検出し、有りの場合には前記走行履歴用記憶手段に記憶された速度を基に所定時間内の平均時速を算出する第1算出工程と、
前記第1算出工程で算出した前記平均速度が所定速度未満である場合には前記自車の前方が混雑していると判断した後、前記通信手段により前方の他車の外部装置に対して前記他車の前方における混雑情報を出力させるための混雑情報送信指示信号を出力させる第1出力工程と、
前記第1出力工程で前記前方の他車の前記外部装置から入力された前記混雑情報を基に案内出力手段を制御して渋滞情報を案内し、
後方の他車の外部装置から前記混雑情報送信指示信号が入力されると、前記走行履歴用記憶手段に記憶された速度を基に所定時間内の平均時速を算出する第2算出工程と、
前記第2算出工程で算出した前記平均速度が所定速度未満である場合には、前記自車の前方が混雑していると判断して、前記通信手段によって前記前方の他車の前記外部装置に対して前記混雑情報送信指示信号を出力する第2出力工程と、
前記第2算出工程で算出した前記平均速度が前記所定速度以上である場合には、前記自車が渋滞の先頭であると判断して、前記自車に係る先頭情報を前記通信手段によって後方の他車の前記外部装置に出力させる第3出力工程を有することを特徴としている。
請求項記載の発明は、請求項記載のナビゲーション方法において、
前記前方の他車の前記外部装置から前記先頭情報が入力されると、予め前記混雑情報送信指示信号を受信している場合には前記通信手段によって前記先頭情報を前記後方の他車の前記外部装置に出力する第4出力工程を有し、
予め前記混雑情報送信指示信号を受信していない場合には、前記案内工程に移行して、前記先頭情報を前記混雑情報として、当該混雑情報を基に案内出力手段により渋滞情報を案内することを特徴としている。
請求項記載の発明は、
渋滞情報を案内するために混雑情報の送信を指示する混雑情報送信指示信号を出力する一のナビゲーション装置と、前記混雑情報送信指示信号を受信して混雑情報を前記一のナビゲーション装置に出力する他のナビゲーション装置からなり、同一車線に並んだ車の渋滞情報を案内するためのナビゲーションシステムであって、
前記一のナビゲーション装置は、
前記他のナビゲーション装置と通信する通信手段と、
渋滞案内を出力する案内出力手段と、
自車の速度を検出する速度検出手段と、
前記速度検出手段の検出結果を記憶する走行履歴用記憶手段と、
前記通信手段に対する通信開始指示の有無を検出し、有りの場合には前記走行履歴用記憶手段に記憶された速度を基に所定時間内の平均時速を算出し、当該算出結果を基に案内出力手段を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、
算出した前記平均速度が所定速度未満である場合には前記自車の前方が混雑していると判断した後、前記通信手段を制御することで、前記前方の前記他の前記ナビゲーション装置に対して前記他車の前方における混雑情報を出力させるための混雑情報送信指示信号を出力させて、前記前方の前記他の前記ナビゲーション装置から入力された前記混雑情報を基に案内出力手段を制御して渋滞情報を案内し、
前記他のナビゲーション装置は、
前記一のナビゲーション装置と通信する他の通信手段と、
渋滞情報を出力する他の案内出力手段と、
前記他のナビゲーション装置を搭載する車両の速度を検出する他の速度検出手段と、
前記他の速度検出手段の検出結果を記憶する他の走行履歴用記憶手段と、
前記他の通信手段に対する通信開始指示の有無を検出し、有りの場合には前記他の走行履歴用記憶手段に記憶された速度を基に所定時間内の平均時速を算出し、当該算出結果を基に前記他の案内出力手段を制御する他の制御手段とを備え、
前記他の制御手段は、前記混雑情報送信指示信号を受信したとき、対応する混雑情報を前記他の通信手段を制御して、対応する混雑情報を前記一のナビゲーション装置に送信し、前記後方の前記一のナビゲーション装置から前記混雑情報送信指示信号が入力されると、前記他の走行履歴用記憶手段に記憶された速度を基に所定時間内の平均時速を算出し、算出した前記平均速度が所定速度未満である場合には、前記他のナビゲーション装置を搭載する車両の前方が混雑していると判断して、前記他の通信手段を制御することで、前記前方のナビゲーション装置に対して前記混雑情報送信指示信号を出力し、
他方、算出した前記平均速度が前記所定速度以上である場合には、前記他のナビゲーション装置を搭載する車両が渋滞の先頭であると判断して、前記他のナビゲーション装置を搭載する車両に係る先頭情報を前記通信手段を制御して、後方の前記一のナビゲーション装置に出力させることを特徴としている。
請求項記載の発明は、請求項記載のナビゲーションシステムにおいて、
前記制御手段は、前記前方の前記他のナビゲーション装置から前記先頭情報が入力されると、予め前記混雑情報送信指示手段を受信している場合には前記通信手段を制御して前記先頭情報を前記後方の前記他のナビゲーション装置に出力して、
他方、予め前記混雑情報送信指示手段を受信していない場合には前記先頭情報を前記混雑情報として、当該混雑情報を基に案内出力手段を制御して渋滞情報を案内することを特徴としている。
請求項記載の発明は、
同一車線に並んだ車の渋滞情報を案内するための渋滞情報案内プログラムであって、
通信手段に対する通信開始指示の有無を検出し、有りの場合には所定時間内の平均時速を算出する第1算出ステップと、
前記第1算出ステップで算出した前記平均速度が所定速度未満である場合には前記自車の前方が混雑していると判断した後、前記通信手段により前方の他車の前記外部装置に対して前記他車の前方における混雑情報を出力させるための混雑情報送信指示信号を出力させる第1出力ステップと、
前記第1出力ステップで前記前方の他車の前記外部装置から入力された前記混雑情報を基に、案内出力手段により渋滞情報を案内する案内ステップと
後方の他車の前記外部装置から前記混雑情報送信指示信号が入力されると、所定時間内の平均時速を算出する第2算出ステップと、
前記第2算出ステップで算出した前記平均速度が所定速度未満である場合には、前記自車の前方が混雑していると判断して、前記通信手段によって前記前方の他車の前記外部装置に対して前記混雑情報送信指示信号を出力する第2出力ステップと、
前記第2算出ステップで算出した前記平均速度が前記所定速度以上である場合には、前記自車が渋滞の先頭であると判断して、前記自車に係る先頭情報を前記通信手段によって後方の他車の前記外部装置に出力させる第3出力ステップを有することを特徴としている。
請求項記載の発明は、請求項記載の渋滞情報案内プログラムにおいて、
前記前方の他車の前記外部装置から前記先頭情報が入力されると、予め前記混雑情報送信指示信号を受信している場合には前記通信手段によって前記先頭情報を前記後方の他車の前記外部装置に出力する第4出力ステップを有し、
予め前記混雑情報送信指示信号を受信していない場合には、前記案内ステップに移行して、前記先頭情報を前記混雑情報として、当該混雑情報を基に案内出力手段により渋滞情報を案内することを特徴としている。
本発明によれば、平均速度が所定速度未満であると、自車の前方が混雑していると判断されることになり、前方の他車の外部装置に対して混雑情報送信指示信号が出力される。このように混雑情報送信指示信号を受信した他車の外部装置が自車のナビゲーション装置に混雑情報を送信すると、自車のナビゲーション装置の案内出力手段は、入力された混雑情報を基にして渋滞情報を案内する。つまり、渋滞に巻き込まれると、同じ渋滞にいる他車の外部装置からその車両情報(位置情報や混雑情報)を収集し、解析することで、他車の現在状況を考慮することができ、結果としてより詳細な渋滞情報をドライバーに提供することができる。
そして、自車が渋滞の先頭であると判断した場合には、後方の他車の外部装置に先頭情報が出力されるので、他車の外部装置に自車が先頭である旨を伝達することができる。一方、自車の前方が混雑していると判断した場合には、前方の他車の外部装置に対して混雑情報送信指示信号がさらに出力されるので、前方の他車が先頭であるか否かを認識することが可能となる。つまり、これらを繰り返すことで渋滞の先頭車両を認識することが可能となる。
そして、前方の他車の外部装置から先頭情報が入力されると、自車のナビゲーション装置が予め混雑情報送信指示信号を受信している場合には先頭情報を後方の他車の外部装置に出力し、予め混雑情報送信指示信号を受信していない場合には先頭情報を混雑情報として、当該混雑情報を基に渋滞情報を案内するので、先頭情報を確実に案内することができる。
まず、本実施形態のナビゲーションシステムに備えられる複数のナビゲーション装置について図1を参照にして説明する。これら複数のナビゲーション装置は、同一車線に並んだ車の位置情報や渋滞情報を案内するため互いに通信可能となっている。また、ナビゲーション装置は、例えば車に搭載されるカーナビゲーション装置や、ナビゲーション機能を有する携帯機器(例えば携帯電話、PDA等)であるが、以下の説明においてはカーナビゲーション装置を例にして説明する。
図1はカーナビゲーション装置1の主制御構成を表すブロック図である。この図1に示すようにカーナビゲーション装置1には、外部装置と通信する本発明の通信手段としての通信部2と、地図データを記憶する地図データ用記憶部3と、目的地情報を記憶する目的地用記憶部4と、走行履歴を記憶する本発明の走行履歴用記憶手段としての走行履歴用記憶部5と、現在地を検出する本発明の現在地検出手段としての現在地検出部6と、各種指示入力される入力部7と、車両の速度を検出する本発明の速度検出手段としての速度検出部8と、通信部2により収集した情報等を記憶する収集情報用記憶部9と、目的地までの経路案内が出力される本発明の案内出力手段としての案内出力部10とが設けられている。
通信部2の通信方式としては、走行中に他車両のカーナビゲーション装置と通信できる方式であれば如何なる通信方式であってもよく、例えば無線LAN、DSRC、赤外線通信方式等が挙げられる。通信部2には、他車からの渋滞情報や位置情報、VICSセンターからの道路交通情報等が受信されるようになっている。
現在地検出部6は、例えばGPS等の位置検出システムであり、走行時における検出結果を走行履歴として走行履歴用記憶部5に出力している。
走行履歴用記憶部5は、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性メモリから構成されていて、自車両の走行履歴を記憶するようになっている。ここで、走行履歴には、現在地検出部6の検出結果を基にした走行経路や、速度検出部8の検出結果を基にした走行速度等が挙げられる。
一方、地図データ用記憶部3や目的地用記憶部4は、例えばハードディスクドライブや、CD、DVD等から構成されている。
入力部7は、各種指示が入力される例えばタッチパネルや、リモートコントローラ、各種スイッチ等から構成されている。入力部7に入力される各種指示には、目的地の設定や、他車からの渋滞情報を収集するための通信部2に対する通信開始指示等が含まれている。
速度検出部8は、車両の時速を検出するものであり、車両自体に搭載されている速度検出部に接続されていて、当該速度検出部の検出結果を基に車両の時速を検出する。
収集情報用記憶部9は、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性メモリから構成されていて、通信部2からの情報や制御プログラムの実行時における各種データを記憶するようになっている。
案内出力部10には、地図や経路、目的地情報等の画像が表示される表示部11と、音声データを基に案内音声を作成する音声処理部12と、音声処理部12で作成された案内音声を出力する音声出力部13とが設けられている。
そして、カーナビゲーション装置1には、入力部7から入力された各種指示に基づいて、通信部2、地図データ用記憶部3、目的地用記憶部4、走行履歴用記憶部5、現在地検出部6、速度検出部8、収集情報用記憶部9及び案内出力部10を制御プログラムに基づいて制御する本発明に係り制御手段としての制御部14が設けられている。
制御プログラムに基づいて制御部14は、現在地検出部6で取得した現在地から、入力部7により設定された目的地までの経路を地図データ用記憶部3中の地図データを基に検索して、当該検索経路に基づいて案内出力部10を制御することで検索経路を案内するようになっている。具体的には、制御部14は、地図データ及び検索経路を基にして表示部11を制御することで、検索経路が強調された地図画像を表示部11上に表示させる。
そして、制御部14は、通信部2に対する通信開始指示の有無を検出し、有りの場合には走行履歴用記憶部5に記憶された速度を基に所定時間内の平均時速を算出し、当該算出結果を基に案内出力部10を制御する。ここで、所定時間は、通信開始指示があると判断された際の直前の時間(例えば10分間)のことである。
具体的に制御部14は、算出した割合が所定速度(渋滞と判断するための速度であり、例えば通常走行時における平均的な速度や法定速度よりも小さい速度)未満である場合には自車の前方が混雑していると判断した後、通信部2を制御することで、前方の他車の外部装置に対して混雑情報送信指示信号を出力させる。ここで、混雑情報送信指示信号とは、他車の前方における混雑情報を出力させるための信号であり、他車の外部装置はこの混雑情報指示信号を受信すると、自身前方の混雑情報をカーナビゲーション装置1の通信部2に出力するようになっている。混雑情報とは、自車前方の混雑具合を表すものであり、例えば自車が渋滞の先頭である場合における自車の位置情報や、自車前方の車両から取得した渋滞先頭車両の位置情報などが挙げられる。そして、制御部14は、前方の他車の外部装置から入力された混雑情報を基に案内出力部10を制御して渋滞情報を案内するようになっている。
混雑情報送信指示信号は、数台先の車両に搭載されたナビゲーション装置に対して送信してもよい。また、混雑情報送信指示信号の送信先を特定せず、これを受信した側で処理するか否かを決定するようにしてもよい。この場合、混雑情報送信指示信号には、送信元のナビゲーション装置が位置している道路の情報、位置情報及び進行方向情報がふかされて送信される。混雑情報送信指示信号を受信したナビゲーション装置は、受信した混雑情報送信指示信号中の道路の情報、位置情報、ナビゲーション装置識別固有情報及び進行方向情報を解析して、処理を行うか否かを決定する。具体的には、走行している道路及び進行方向が同じであり、位置情報から混雑情報送信指示信号を送信したナビゲーション装置が後方に位置している、という条件に合致する場合に、本発明の処理を実行して混雑情報を送信する。このとき、どの混雑情報送信指示信号に対応する混雑情報かを示す信号を付加してもよい。
本実施形態では、ナビゲーション装置から前方にあるナビゲーション装置に混雑情報送信指示信号が送信され、混雑情報送信指示信号を受信したナビゲーション装置が混雑情報を返信することを前提に説明するが、送信先を定めずに、混雑情報送信指示信号を受信したナビゲーション装置が当該混雑情報送信指示信号を処理するか否かを決定するようにしてもよいものとする。
また、制御部14は、後方の他車の外部装置から混雑情報送信指示信号が入力されると、走行履歴用記憶部5に記憶された速度を基に所定時間内の平均時速を算出する。そして、制御部14は、算出した平均速度が所定速度未満である場合には、自車の前方が混雑していると判断して、通信部2を制御することで、前方の他車の外部装置に対して混雑情報送信指示信号を出力する。他方、算出した速度が所定速度以上である場合には、自車が渋滞の先頭であると判断して、現在地検出部6の検出結果を含む先頭情報を通信部2を制御して、後方の他車の外部装置に出力させる。これにより、渋滞の先頭車両の現在地を外部装置に認識させることができる。
そして、制御部14は、前方の他車の外部装置から先頭情報が入力されると、予め混雑情報送信指示信号を受信している場合には通信部2を制御して先頭情報を後方の他車の外部装置に出力する。他方、制御部14は、予め混雑情報送信指示信号を受信していない場合には先頭情報を混雑情報として、当該混雑情報を基に案内出力部10を制御して渋滞情報を案内する。
次に、本実施形態の処理について図2,3を参照に説明する。
なお、以下の説明においては、同一車線上に並んだ車両の各カーナビゲーション装置が、他車両及び自車両ともに本実施形態のカーナビゲーション装置1である場合を例示して説明する。なお、自車が渋滞情報を要求した場合における自車要求プログラムと、他車から渋滞情報が要求された場合における他車要求プログラムにおける処理とを別個に説明する。図2は自車要求プログラムのフローチャート、図3は他車要求プログラムに対応するフローチャートである。
まず、自車が渋滞情報を要求した場合における処理について図2を参照に説明する。この場合、自車に搭載されるカーナビゲーション装置1が本発明に係る一のナビゲーション装置となる。この図2に示すように、制御部14は、自車要求プログラムを実行すると、入力部7に対する通信開始指示の有無を検出している(ステップS1)。ない場合には、制御部14はそのままの状態で待機している。その後、ドライバーが渋滞に巻き込まれたと認識したことにより、カーナビゲーション装置1の入力部7に通信開始指示が入力されると、制御部14は、通信開始指示が有ることを判断してステップS2に移行する。
ステップS2では、制御部14は、走行履歴用記憶部5から速度を基に所定時間内の平均速度を算出し、収集情報用記憶部9に記憶させる(ステップS2)。
そして、制御部14は、ステップS2で算出した平均速度を収集情報用記憶部9から読み出して当該平均速度が所定速度未満であるか否かを判定し(ステップS3)、所定速度未満である場合には自車の前方が混雑していると判断する(ステップS4)。
その後、制御部14は、通信部2を制御して前方の他車のカーナビゲーション装置1に混雑情報送信指示信号を出力させる(ステップS5)。
そして、ステップS6においては、制御部14は、前方の他車以前の車両の先頭情報が当該他車から送信されて受信するまでその状態で待機していて、受信するとステップS8に移行する。
ステップS5で所定速度以上であると判断した場合には制御部14は、自車が渋滞の先頭であると判断して、自車に係る先頭情報を作成する(ステップS7)。
ステップS8では、制御部14は、予め混雑情報送信指示信号を受信していたか否かを判断し、受信していない場合には作成した先頭情報若しくは前方の他車以前の車両の先頭情報を基に案内出力部10を制御して渋滞情報を案内する(ステップS9)。ここで、前方の他車以前の車両の先頭情報を基に案内出力部10を制御する場合には、当該先頭情報と自車の位置情報を基にすることで、自車と渋滞先頭車両との距離差が算出できる。この距離差を渋滞時における平均速度で除算すれば渋滞から抜け出すまでの時間を認識することができる。制御部14は、案内出力部10を制御して渋滞先頭までの距離や脱出時間を案内させるのである。
一方、ステップS8で、混雑情報送信指示信号を受信していると判断した場合には、制御部14は、作成した先頭情報若しくは前方の他車以前の車両の先頭情報を通信部2を制御して後方の他車に出力する(ステップS10)。
次に、他車から渋滞情報が要求された場合の処理について図3を参照に説明する。この場合、他車に搭載されるカーナビゲーション装置1が本発明に係る他のナビゲーション装置となる。この図3に示すように、後方の他車から図2のステップS5で送信された混雑情報送信指示信号を受信すると(ステップS21)、制御部14は、走行履歴用記憶部5から速度を基に所定時間内の平均速度を算出し、収集情報用記憶部9に記憶させる(ステップS22)。
そして、制御部14は、ステップS22で算出した平均速度を収集情報用記憶部9から読み出して当該平均速度が所定速度未満であるか否かを判定し(ステップS23)、所定速度未満である場合には自車の前方が混雑していると判断する(ステップS24)。
その後、制御部14は、通信部2を制御して前方の他車のカーナビゲーション装置1に混雑情報送信指示信号を出力させる(ステップS25)。
そして、ステップS26においては、制御部14は、前方の他車以前の車両の先頭情報が当該他車から送信されて受信するまでその状態で待機していて、受信するとステップS28に移行する。
ステップS23で所定速度以上であると判断した場合には制御部14は、自車が渋滞の先頭であると判断して、自車に係る先頭情報を作成する(ステップS27)。
ステップS28では、制御部14は、予め通信開始指示の有無の判断を行っていたか否かを判断し、判断を行っていた場合には作成した先頭情報若しくは前方の他車以前の車両の先頭情報を基に案内出力部10を制御して渋滞情報を案内する(ステップS29)。
一方、ステップS32で通信開始指示の有無の判断を行っていないと判断した場合には、制御部14は、作成した先頭情報若しくは前方の他車以前の車両の先頭情報を通信部2を制御して後方の他車に出力する(ステップS30)。
図4は同一車線上にA〜Z車が渋滞している場合の各車両の位置関係の具体例を表す説明図であるが、この図6を参照にして渋滞に巻き込まれたA車のドライバーが渋滞の先頭位置の検索要求をした場合について説明する。つまり、この場合では、A車のカーナビゲーション装置1が本発明に係る一のナビゲーション装置であり、A車以外の車両のカーナビゲーション装置1が本発明に他のナビゲーション装置となる。A車のカーナビゲーション装置1に通信開始指示が入力されてA車の制御部14が自車要求プログラムを実行すると、A車の平均速度を算出し、当該平均速度を基準にすることで、A車の制御部14ではA車前方の混雑状況が取得される。その結果、A車の制御部14がA車の前方が混雑していると判断すると、B車のカーナビゲーション装置1に対し混雑情報送信指示信号を出力する(第1要求)。
B車の制御部14は、A車からの混雑情報送信指示信号を受信すると、他車要求プログラムを実行して、B車の平均速度を算出する。その結果、B車の制御部14がB車の前方が混雑していると判断すると、C車のカーナビゲーション装置1に対し混雑情報送信指示信号を出力する(第2要求)。この要求が順次前方の車両に対して行われる(第3要求・・・第n要求)。
Z車の制御部14は、第n要求による混雑情報送信指示信号を受信すると、他車要求プログラムを実行して、Z車の平均速度を算出する。その結果、Z車の制御部14がZ車前方が混雑していないと判断すると、当該制御部14は、Z車が渋滞の先頭であると認識して先頭情報を作成する。そして、Z車の制御部14は予め混雑情報送信指示信号を受信していたので、後方の他車に先頭情報を送信する(第1送信)。各後続車両においても同様に予め混雑情報送信指示信号を受信していたか否か判断されるために、A車まで先頭情報が送信されることになる(第n−2送信、第n−1送信、第n送信)。そして、A車では、予め混雑情報送信指示信号を受信していなかったために、A車の制御部14は受信した先頭情報及び自車の位置情報を基にして案内出力部10を制御することで、渋滞脱出までの時間や渋滞先頭までの距離等を案内する。ここで、Z車からA車までのデータ伝達に時間がかかり、Z車が先頭情報を作成した時刻と、A車が先頭情報を受信した時刻とが大きく差が出る場合には、A車の制御部14は、自身の走行履歴からZ車の作成時刻に近い時刻の位置情報を用いて、距離の計算を行うようにすることが好ましい。
以上のように、本実施形態によれば、自車の平均速度が所定速度未満であると、自車の前方が混雑していると判断されることになり、前方の他車の外部装置に対して混雑情報送信指示信号が出力される。このように混雑情報送信指示信号を受信したことにより他車のカーナビゲーション装置1が自車のカーナビゲーション装置1に混雑情報を送信すると、自車のカーナビゲーション装置1の案内出力部10が、入力された混雑情報を基にして渋滞情報を案内する。つまり、渋滞に巻き込まれると、同じ渋滞にいる他車のカーナビゲーション装置1からその車両情報(位置情報や混雑情報)を収集し、解析することで、他車の現在状況を考慮することができ、結果としてより詳細な渋滞情報をドライバーに提供することができる。
そして、自車が渋滞の先頭であると判断した場合には、後方の他車のカーナビゲーション装置1に先頭情報が出力されるので、他車のカーナビゲーション装置1に自車が先頭である旨を伝達することができる。一方、自車の前方が混雑していると判断した場合には、前方の他車のカーナビゲーション装置に対して混雑情報送信指示信号がさらに出力されるので、前方の他車が先頭であるか否かを認識することが可能となる。つまり、これらを繰り返すことで渋滞の先頭車両を認識することが可能となる。
そして、前方の他車のカーナビゲーション装置から先頭情報が入力されると、自車のカーナビゲーション装置が予め混雑情報送信指示信号を受信していた場合には先頭情報を後方の他車のカーナビゲーション装置に出力し、予め混雑情報送信指示信号を受信していない場合には先頭情報を混雑情報として、当該混雑情報を基に渋滞情報を案内するので、予め混雑情報送信指示信号を出力したカーナビゲーション装置1、つまり前方の渋滞情報を要求したカーナビゲーション装置1は、確実に渋滞情報を案内することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限らず適宜変更可能であるのは勿論である。
例えば、本実施形態では、ドライバーによって直接、入力部7に通信開始指示が入力されたか否かを制御部14が判断し、ある場合には自車の平均速度を算出して自車前方の混雑具合を判断する場合を例示して説明したが、自動的に通信開始指示が発せられてもよい。具体的には、VICSセンターからの道路交通情報における渋滞経路に自車が進入した場合や、走行履歴での位置情報の変化量及び速度が著しく低下した場合等に通信開始指示が発せられることが挙げられる。なお、走行履歴での位置情報の変化量及び速度が著しく低下した場合には、信号による停止も渋滞として判断されるおそれがあるので、所定時間内の移動量や平均速度から渋滞であるか信号停止であるかを判断することが好ましい。
また、本実施形態では、先頭車両(Z車)から後方の車両に対して一台ずつ先頭情報を伝達することで、先頭情報を要求車両(A車)まで導く方式について説明したが、これ以外にも、先頭車両の通信範囲内に要求車両が存在しているのであれば、先頭車両から当該先頭車両後方の要求車両まで直接先頭情報を送信することも可能である。
そして、先頭車両と要求車両との間にある車両においても、要求車両まで先頭情報が伝達するまでの間に、受信した先頭情報を基にして渋滞情報を案内してもよい。
本実施形態に係るナビゲーションシステムを構成するカーナビゲーション装置の主制御構成を表すブロック図である。 図1のカーナビゲーション装置で実行される自車要求プログラムのフローチャートである。 図1のカーナビゲーション装置で実行される他車要求プログラムのフローチャートである。 図1のカーナビゲーション装置を搭載する車両の配列例を表す説明図である。
符号の説明
1 カーナビゲーション装置(ナビゲーション装置)
2 通信部(通信手段)
3 地図データ用記憶部
4 目的地用記憶部
5 走行履歴用記憶部(走行履歴用記憶手段)
6 現在地検出部(現在地検出手段)
7 入力部
8 速度検出部(速度検出手段)
9 収集情報用記憶部
10 案内出力部(案内出力手段)
11 表示部
12 音声処理部
13 音声出力部
14 制御部(制御手段)

Claims (8)

  1. 同一車線に並んだ車の渋滞情報を案内するナビゲーション装置であって、
    外部と通信する通信手段と、
    渋滞案内を出力する案内出力手段と、
    自車の速度を検出する速度検出手段と、
    前記速度検出手段の検出結果を記憶する走行履歴用記憶手段と、
    前記通信手段に対する通信開始指示の有無を検出し、有りの場合には前記走行履歴用記憶手段に記憶された速度を基に所定時間内の平均時速を算出し、当該算出結果を基に案内出力手段を制御する制御手段とを備え
    前記制御手段は、
    算出した前記平均速度が所定速度未満である場合には自車の前方が混雑していると判断した後、前記通信手段を制御することで、前方の他車に搭載された他の本ナビゲーション装置に対して前記前方の他車の前方における混雑情報を出力させるための混雑情報送信指示信号を出力させて、前記前方の他車に搭載された他の本ナビゲーション装置から入力された前記混雑情報を基に案内出力手段を制御して渋滞情報を案内し、
    後方の他車に搭載された他の本ナビゲーション装置から前記混雑情報送信指示信号が入力されると、前記走行履歴用記憶手段に記憶された速度を基に所定時間内の平均時速を算出し、算出した前記平均速度が所定速度未満である場合には、前記自車の前方が混雑していると判断して、前記通信手段を制御することで、前方の他車に搭載された他の本ナビゲーション装置に対して前記混雑情報送信指示信号を出力し、
    他方、算出した前記平均速度が前記所定速度以上である場合には、前記自車が渋滞の先頭であると判断して、前記自車に係る先頭情報を前記通信手段を制御して、後方の他車に搭載された他の本ナビゲーション装置に出力させることを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 請求項記載のナビゲーション装置において、
    前記制御手段は、前記前方の他車に搭載された他の本ナビゲーション装置から前記先頭情報が入力されると、予め前記混雑情報送信指示信号を受信している場合には前記通信手段を制御して前記先頭情報を前記後方の他車に搭載された他の本ナビゲーション装置に出力して、
    他方、予め前記混雑情報送信指示信号を受信していない場合には前記先頭情報を前記混雑情報として、当該混雑情報を基に案内出力手段を制御して渋滞情報を案内することを特徴とするナビゲーション装置。
  3. 同一車線上の他車に搭載されて位置情報、混雑情報を出力自在な外部装置と通信する通信手段と、渋滞案内を出力する案内出力手段と、自車の速度を検出する速度検出手段と、前記速度検出手段の検出結果を記憶する走行履歴用記憶手段とを用いることにより、同一車線に並んだ車の渋滞情報を案内するナビゲーション方法であって、
    前記通信手段に対する通信開始指示の有無を検出し、有りの場合には前記走行履歴用記憶手段に記憶された速度を基に所定時間内の平均時速を算出する第1算出工程と、
    前記第1算出工程で算出した前記平均速度が所定速度未満である場合には前記自車の前方が混雑していると判断した後、前記通信手段により前方の他車の外部装置に対して前記他車の前方における混雑情報を出力させるための混雑情報送信指示信号を出力させる第1出力工程と、
    前記第1出力工程で前記前方の他車の前記外部装置から入力された前記混雑情報を基に案内出力手段を制御して渋滞情報を案内し、
    後方の他車の外部装置から前記混雑情報送信指示信号が入力されると、前記走行履歴用記憶手段に記憶された速度を基に所定時間内の平均時速を算出する第2算出工程と、
    前記第2算出工程で算出した前記平均速度が所定速度未満である場合には、前記自車の前方が混雑していると判断して、前記通信手段によって前記前方の他車の前記外部装置に対して前記混雑情報送信指示信号を出力する第2出力工程と、
    前記第2算出工程で算出した前記平均速度が前記所定速度以上である場合には、前記自車が渋滞の先頭であると判断して、前記自車に係る先頭情報を前記通信手段によって後方の他車の前記外部装置に出力させる第3出力工程を有することを特徴とするナビゲーション方法。
  4. 請求項記載のナビゲーション方法において、
    前記前方の他車の前記外部装置から前記先頭情報が入力されると、予め前記混雑情報送信指示信号を受信している場合には前記通信手段によって前記先頭情報を前記後方の他車の前記外部装置に出力する第4出力工程を有し、
    予め前記混雑情報送信指示信号を受信していない場合には、前記案内工程に移行して、前記先頭情報を前記混雑情報として、当該混雑情報を基に案内出力手段により渋滞情報を案内することを特徴とするナビゲーション方法。
  5. 渋滞情報を案内するために混雑情報の送信を指示する混雑情報送信指示信号を出力する一のナビゲーション装置と、前記混雑情報送信指示信号を受信して混雑情報を前記一のナビゲーション装置に出力する他のナビゲーション装置からなり、同一車線に並んだ車の渋滞情報を案内するためのナビゲーションシステムであって、
    前記一のナビゲーション装置は、
    前記他のナビゲーション装置と通信する通信手段と、
    渋滞案内を出力する案内出力手段と、
    自車の速度を検出する速度検出手段と、
    前記速度検出手段の検出結果を記憶する走行履歴用記憶手段と、
    前記通信手段に対する通信開始指示の有無を検出し、有りの場合には前記走行履歴用記憶手段に記憶された速度を基に所定時間内の平均時速を算出し、当該算出結果を基に案内出力手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    算出した前記平均速度が所定速度未満である場合には前記自車の前方が混雑していると判断した後、前記通信手段を制御することで、前記前方の前記他の前記ナビゲーション装置に対して前記他車の前方における混雑情報を出力させるための混雑情報送信指示信号を出力させて、前記前方の前記他の前記ナビゲーション装置から入力された前記混雑情報を基に案内出力手段を制御して渋滞情報を案内し、
    前記他のナビゲーション装置は、
    前記一のナビゲーション装置と通信する他の通信手段と、
    渋滞情報を出力する他の案内出力手段と、
    前記他のナビゲーション装置を搭載する車両の速度を検出する他の速度検出手段と、
    前記他の速度検出手段の検出結果を記憶する他の走行履歴用記憶手段と、
    前記他の通信手段に対する通信開始指示の有無を検出し、有りの場合には前記他の走行履歴用記憶手段に記憶された速度を基に所定時間内の平均時速を算出し、当該算出結果を基に前記他の案内出力手段を制御する他の制御手段とを備え、
    前記他の制御手段は、前記混雑情報送信指示信号を受信したとき、対応する混雑情報を前記他の通信手段を制御して、対応する混雑情報を前記一のナビゲーション装置に送信し、前記後方の前記一のナビゲーション装置から前記混雑情報送信指示信号が入力されると、前記他の走行履歴用記憶手段に記憶された速度を基に所定時間内の平均時速を算出し、算出した前記平均速度が所定速度未満である場合には、前記他のナビゲーション装置を搭載する車両の前方が混雑していると判断して、前記他の通信手段を制御することで、前記前方のナビゲーション装置に対して前記混雑情報送信指示信号を出力し、
    他方、算出した前記平均速度が前記所定速度以上である場合には、前記他のナビゲーション装置を搭載する車両が渋滞の先頭であると判断して、前記他のナビゲーション装置を搭載する車両に係る先頭情報を前記通信手段を制御して、後方の前記一のナビゲーション装置に出力させることを特徴とするナビゲーションシステム。
  6. 請求項記載のナビゲーションシステムにおいて、
    前記制御手段は、前記前方の前記他のナビゲーション装置から前記先頭情報が入力されると、予め前記混雑情報送信指示手段を受信している場合には前記通信手段を制御して前記先頭情報を前記後方の前記他のナビゲーション装置に出力して、
    他方、予め前記混雑情報送信指示手段を受信していない場合には前記先頭情報を前記混雑情報として、当該混雑情報を基に案内出力手段を制御して渋滞情報を案内することを特徴とするナビゲーションシステム。
  7. 同一車線に並んだ車の渋滞情報を案内するための渋滞情報案内プログラムであって、
    通信手段に対する通信開始指示の有無を検出し、有りの場合には所定時間内の平均時速を算出する第1算出ステップと、
    前記第1算出ステップで算出した前記平均速度が所定速度未満である場合には前記自車の前方が混雑していると判断した後、前記通信手段により前方の他車の前記外部装置に対して前記他車の前方における混雑情報を出力させるための混雑情報送信指示信号を出力させる第1出力ステップと、
    前記第1出力ステップで前記前方の他車の前記外部装置から入力された前記混雑情報を基に、案内出力手段により渋滞情報を案内する案内ステップと
    後方の他車の前記外部装置から前記混雑情報送信指示信号が入力されると、所定時間内の平均時速を算出する第2算出ステップと、
    前記第2算出ステップで算出した前記平均速度が所定速度未満である場合には、前記自車の前方が混雑していると判断して、前記通信手段によって前記前方の他車の前記外部装置に対して前記混雑情報送信指示信号を出力する第2出力ステップと、
    前記第2算出ステップで算出した前記平均速度が前記所定速度以上である場合には、前記自車が渋滞の先頭であると判断して、前記自車に係る先頭情報を前記通信手段によって後方の他車の前記外部装置に出力させる第3出力ステップとをコンピュータに実行させるための渋滞情報案内プログラム。
  8. 請求項記載の渋滞情報案内プログラムにおいて、
    前記前方の他車の前記外部装置から前記先頭情報が入力されると、予め前記混雑情報送信指示信号を受信している場合には前記通信手段によって前記先頭情報を前記後方の他車の前記外部装置に出力する第4出力ステップを有し、
    予め前記混雑情報送信指示信号を受信していない場合には、前記案内ステップに移行して、前記先頭情報を前記混雑情報として、当該混雑情報を基に案内出力手段により渋滞情報を案内することをコンピュータに実行させるための渋滞情報案内プログラム。
JP2005331702A 2005-11-16 2005-11-16 ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、ナビゲーションシステム及び渋滞情報案内プログラム Active JP4774945B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005331702A JP4774945B2 (ja) 2005-11-16 2005-11-16 ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、ナビゲーションシステム及び渋滞情報案内プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005331702A JP4774945B2 (ja) 2005-11-16 2005-11-16 ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、ナビゲーションシステム及び渋滞情報案内プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007139507A JP2007139507A (ja) 2007-06-07
JP4774945B2 true JP4774945B2 (ja) 2011-09-21

Family

ID=38202573

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005331702A Active JP4774945B2 (ja) 2005-11-16 2005-11-16 ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、ナビゲーションシステム及び渋滞情報案内プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4774945B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7973674B2 (en) * 2008-08-20 2011-07-05 International Business Machines Corporation Vehicle-to-vehicle traffic queue information communication system and method
JP2010237934A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Toyota Motor Corp 車車間通信装置
JP5666401B2 (ja) * 2011-08-25 2015-02-12 三菱電機株式会社 ナビゲーションシステム、ナビゲーション装置、およびナビゲーションシステムの動作方法
JP5768646B2 (ja) * 2011-10-11 2015-08-26 トヨタ自動車株式会社 走行車線認識装置
JP6701736B2 (ja) * 2016-01-06 2020-05-27 富士通株式会社 情報処理システム、情報処理プログラム、及び情報処理方法
CN109100764B (zh) * 2018-07-25 2022-12-27 百度在线网络技术(北京)有限公司 导航应用性能评测方法、装置、设备及存储介质

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4352799B2 (ja) * 2003-07-15 2009-10-28 株式会社デンソー 車車間通信装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007139507A (ja) 2007-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6331984B2 (ja) 自動運転支援システム、自動運転支援方法及びコンピュータプログラム
JP5263312B2 (ja) 渋滞判定装置、及び車両制御装置
JP4352389B2 (ja) ナビゲーション装置及びナビゲーションシステム
JP6197691B2 (ja) 自動運転支援システム、自動運転支援方法及びコンピュータプログラム
US6947833B2 (en) Road traffic information processing apparatus, road traffic information processing method, computer program, and information record medium
WO2017154674A1 (ja) 自動運転支援装置及びコンピュータプログラム
JP5565203B2 (ja) 交差点情報取得装置、交差点情報取得方法及びコンピュータプログラム
JP4893517B2 (ja) 車両用走行支援システム
EP3067662A1 (en) Navigation system
JP4774945B2 (ja) ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、ナビゲーションシステム及び渋滞情報案内プログラム
US20160123747A1 (en) Drive assist system, method, and program
JP2010237827A (ja) 車両操作診断装置、車両操作診断方法及びコンピュータプログラム
WO2019088012A1 (ja) 車線案内システムおよび車線案内プログラム
JP5026237B2 (ja) ナビゲーション装置
JP2008070128A (ja) 走行履歴記録装置および走行履歴記録装置に用いるプログラム
JP4844098B2 (ja) ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、ナビゲーションシステム及び交通情報案内プログラム
JP2007132828A (ja) ナビゲーション装置および経路探索方法
JP4326992B2 (ja) 周辺車両識別方法及びこれを用いた走行支援システム
JP4501467B2 (ja) ナビゲーション装置及びナビゲーション方法
JP2013072660A (ja) 走行パターン予測装置、車載装置、走行パターン予測方法
JP4830457B2 (ja) ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、ナビゲーションシステム及び渋滞情報案内プログラム
JP2010261892A (ja) カーナビゲーション装置、カーナビゲーション装置の制御方法および制御プログラム
JP5125898B2 (ja) 走行履歴蓄積システム、方法およびプログラム
JP4835112B2 (ja) ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、ナビゲーションシステム及びプログラム
JP6174888B2 (ja) 運転支援システム、運転支援方法及びコンピュータプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110315

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110516

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110531

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110613

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4774945

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140708

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140708

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140708

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350