JP4433149B2 - エンジン駆動インバータ発電装置及びその制御方法 - Google Patents

エンジン駆動インバータ発電装置及びその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4433149B2
JP4433149B2 JP2003372683A JP2003372683A JP4433149B2 JP 4433149 B2 JP4433149 B2 JP 4433149B2 JP 2003372683 A JP2003372683 A JP 2003372683A JP 2003372683 A JP2003372683 A JP 2003372683A JP 4433149 B2 JP4433149 B2 JP 4433149B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
inverter
control mode
rotational speed
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003372683A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005137164A5 (ja
JP2005137164A (ja
Inventor
昌紀 中川
政彦 遠藤
薫 榛葉
勝巳 山本
嘉紘 杉沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusan Denki Co Ltd
Original Assignee
Kokusan Denki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kokusan Denki Co Ltd filed Critical Kokusan Denki Co Ltd
Priority to JP2003372683A priority Critical patent/JP4433149B2/ja
Priority to US10/970,540 priority patent/US7157885B2/en
Publication of JP2005137164A publication Critical patent/JP2005137164A/ja
Publication of JP2005137164A5 publication Critical patent/JP2005137164A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4433149B2 publication Critical patent/JP4433149B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P9/00Arrangements for controlling electric generators for the purpose of obtaining a desired output
    • H02P9/04Control effected upon non-electric prime mover and dependent upon electric output value of the generator

Description

本発明は、エンジンにより駆動される発電機を電源とした直流電源部から得た直流出力を、インバータにより交流出力に変換して負荷に供給するエンジン駆動インバータ発電装置及びその制御方法に関するものである。
エンジン駆動インバータ発電装置は、例えば特許文献1に示されているように、エンジンと、該エンジンにより駆動される発電機を電源として直流出力を発生する直流電源部と、直流電源部の出力を交流出力に変換して負荷に供給するインバータとを備えている。
エンジンにより駆動される発電機は通常交流発電機からなっていて、該発電機と、その交流出力を整流する整流回路と、この整流回路の出力を平滑するコンデンサとにより直流電源部が構成される。
インバータは、ブリッジの各辺がトランジスタやFETなどのスイッチ素子により構成されて、直流側端子間に前記直流電源部の出力電圧が印加されるインバータ回路と、このインバータ回路から所定の周波数と波高値とを有する交流電圧を出力させるように該インバータ回路を構成するスイッチ素子を制御するコントローラと、インバータ回路から出力される交流電圧から高調波成分を除去するフィルタ回路とにより構成される。
コントローラはCPU(マイクロコンピュータ)を備えていて、インバータから一定の実効値と、一定の周波数とを有する定格交流電圧を出力させるように、インバータ回路を構成するスイッチ素子を制御する。
この種のインバータ発電装置では、直流電源部の出力電圧(発電機の出力電圧の平均値)が、インバータの出力電圧(交流電圧)のピーク値と、インバータ回路のスイッチ素子による電圧降下と、フィルタ回路で生じる電圧降下とを加えた値を有する電圧よりも高くないと、所望の定格出力電圧をインバータから発生させることができない。例えば、インバータの定格出力電圧の実効値を100[V]とした場合、直流電源部は、定格出力電圧のピーク値である約140[V]に、インバータ回路のスイッチ素子による電圧降下と、フィルタ回路で生じる電圧降下との和の電圧(10〜20[V])を加えた電圧(150〜160[V])以上の直流電圧を発生しなければならない。
一般にエンジンを始動した際には、その回転速度が、インバータから定格電圧を出力させるために必要な電圧を直流電源部(発電機)が発生するようになる回転速度に達する前に、コントローラのCPUが起動してインバータを制御し得る状態になるが、エンジンの回転速度が不足し、直流電源部の出力電圧が不足している状態でインバータを起動させた場合、インバータは、定格電圧よりも低い電圧しか出力することができない。
エンジンの回転速度が不足し、直流電源部(発電機)の出力電圧が不足する状態でインバータが起動した場合、該インバータに負荷が接続されていると、発電機の垂下特性によりその出力電圧が低下して、負荷を起動することができなくなることがある。またエンジンの暖機が完了していない状態のように、エンジンが安定しいない状態でインバータが起動した際に、インバータに負荷が接続されていると、発電機にかかる負荷によりエンジンがストールすることもある。
そこで、特許文献1に示されたインバータ発電装置では、エンジンが始動し、コントローラのCPUが起動した後、一定の時間が経過していて、かつ直流電源部の出力電圧が設定値以上になったことが確認されたときにインバータの動作を開始させるようにしている。
またインバータ発電装置においては、エンジンの燃費を改善したり、排気ガスによる排気の汚染を抑制したりするために、直流電源部の出力電圧を設定値に保つようにエンジンの回転速度を制御することが行われている。
エンジンにより駆動する発電機としては、磁石発電機がよく用いられる。周知のように、磁石発電機は、ロータヨークに永久磁石を取り付けて磁石界磁を構成した磁石回転子と、磁石回転子の磁極に対向する磁極部を有する鉄心に電機子コイルを巻装して構成した固定子とからなっていて、その出力特性(出力電圧VD対出力電流ID特性)は、垂下特性を示す。磁石発電機の出力特性は、磁石界磁の構成及び巻線構成により一義的に決まる。
今、発電機として磁石発電機を用い、エンジンの回転速度N[rpm]を一定とした場合の直流電源部の出力特性が、図5の曲線Aの特性であるとし、インバータから定格電圧を出力させるために必要な直流電源部の出力電圧(定格出力電圧のピーク値に、インバータ回路のスイッチ素子による電圧降下と、フィルタ回路で生じる電圧降下とを加えた電圧)をVa、定格負荷電流が流れたときの直流電源部の出力電流をIaとすると、定格負荷時の動作点はPとなる。直流電源部の出力特性が曲線Aである場合、エンジンの回転速度を一定としたままで、負荷を切り離してインバータ発電装置を無負荷状態にすると、直流電源部の出力電圧はVoまで上昇する。
一方、インバータから一定の定格電圧を出力させるためには、直流電源部は、出力電圧Vaを発生すればよいため、直流電源部に必要とされる特性は、図5に符号Bを付して示した特性のように、無負荷時から定格動作時まで一定電圧Vaを出力する特性であればよい。
図5から明らかなように、エンジンの回転速度を一定とした場合には、負荷が軽くなったときに発電機の出力電圧が無駄に高くなり、エンジンが無駄な燃料を消費することになる。そこで、インバータ発電装置においては、インバータから定格電圧を出力させるために必要な直流電源部の出力電圧Vaを設定電圧として、インバータの負荷の変化に対して直流電源部の出力電圧を設定電圧Vaに保つようにエンジンの回転速度を制御する定電圧制御が行われている。
即ち、図6に示したように、インバータが無負荷のときには、エンジンの回転速度をN1として直流電源部の出力特性をCとし、インバータの負荷が例えば定格負荷の1/2であるときにはエンジンの回転速度をN2(>N1)として直流電源部の出力特性をDとし、インバータの負荷が定格負荷であるときにエンジンの回転速度をN3(>N2)として直流電源部の出力特性をAとするように、負荷の変化に対して直流電源部の出力電圧を設定電圧Vaに保つようにエンジンの回転速度を制御することが行われている。このような定電圧制御を行えば、インバータの軽負荷時や無負荷時にエンジンの回転速度を下げることができるため、エンジンの燃費を向上させることができるだけでなく、CO2の排出量を少なくし、排気ガスによる大気の汚染を抑制することができる。
特開2001−128463号公報
上記のように、エンジン駆動インバータ発電装置においては、負荷の変化に対して直流電源部の出力電圧を設定電圧に保つようにエンジンの回転速度を制御する定電圧制御を行うと、エンジンの燃費を向上させ、排気ガスによる大気の汚染を少なくすることができるため、特許文献1に示されたインバータ発電装置のように、エンジンが始動し、コントローラのCPUが起動した後、一定の時間が経過し、かつ発電機の出力電圧が設定値以上になったことが確認されたときにインバータの動作を開始させる制御を行う場合にも、上記のような定電圧制御を行うことが考えられる。
CPUの起動後一定の時間が経過し、かつ発電機の出力電圧が設定値以上になったときにインバータを起動する制御を行う場合、インバータが起動するまでの間は、発電機にほとんど負荷がかかっていないため、定電圧制御によりエンジンの回転速度を低くしても問題がない。しかし、定電圧制御によりエンジンの回転速度が低くなっている状態でインバータが起動した際に、インバータに大きな負荷が接続されている場合には、インバータが起動した瞬間に大きな負荷電流が流れて発電機に大きな負荷がかかるため、発電機の出力電圧が大きく低下してしまう。このとき定電圧制御が働いてエンジンの回転速度を上昇させようとするが、負荷が大きい場合にはその制御が追いつかないことがあり、負荷を駆動することができなくなることがある。またエンジンの暖機運転が完了していない場合のように、エンジンが安定していない状態でインバータが起動すると、エンジンがストールするおそれもある。
本発明の目的は、インバータに大きな負荷が接続されている状態でエンジンの始動が行われた場合でも、エンジンをストールさせることなく、負荷に安定に電力を供給することができるエンジン駆動インバータ発電装置を提供することにある。
本発明は、エンジンと、該エンジンにより駆動される発電機を電源として直流出力を発生する直流電源部と、該直流電源部の出力を交流出力に変換して負荷に供給するインバータとを備えて、エンジンの回転速度が負荷の駆動に適合するように制御されるエンジン駆動インバータ発電装置を制御する方法を対象とする。
本発明においては、エンジンを始動した後、エンジンの回転速度を設定回転速度に保つように制御する定速制御モードでエンジンの回転速度を制御して、エンジンの回転速度を設定回転速度まで上昇させてからインバータの動作を開始させ、予め定めた制御モード移行条件が成立した時に直流電源部の出力電圧を設定値に保つようにエンジンの回転速度を制御する定電圧制御モードでの制御に移行する。
上記のように、エンジンを始動した後、エンジンの回転速度を設定回転速度まで上昇させてからインバータの動作を開始させるようにすると、発電機が十分に高い電圧を出力している状態でインバータの動作を開始させることができるため、エンジンを始動した後、インバータの動作を開始させる際に該インバータに負荷が接続されている場合でも、発電機の出力電圧の低下を招いたり、エンジンをストールさせたりすることなく、インバータから定格電圧を出力させて負荷を支障なく駆動することができる。
また上記のように、制御モード移行条件が成立した後定電圧制御モードに移行して直流電源部の出力電圧を設定値に保つようにエンジンの回転速度を制御する定電圧制御モードでの制御に移行するようにすると、軽負荷時や無負荷時にエンジンの回転速度が低下させられるため、エンジンの燃費を向上させることができるだけでなく、CO2の排出を少なくし、排気ガスによる大気の汚染を少なくすることができる。
上記定速制御モードでの制御は、エンジンの始動時にエンジンが暖機運転を必要とする状態にあるときにのみ行うようにしてもよい。即ち、エンジンの始動時にエンジンが暖機運転を必要とする状態にあるときにのみエンジンの回転速度を設定回転速度に保つように制御する定速制御モードでエンジンの回転速度を制御してエンジンの回転速度を設定回転速度まで上昇させ、エンジンの回転速度が設定回転速度に達した後にインバータの動作を開始させるようにしてもよい。この場合も、予め定めた制御モード移行条件が成立した時には、直流電源部の出力電圧を設定値に保つようにエンジンの回転速度を制御する定電圧制御モードでの制御に移行させる。また、暖機運転中に負荷が投入されたときには、制御モード移行条件が成立している場合でも、暖機運転が終了するまでの間エンジンの回転速度を定速制御モードで制御してエンジンの回転速度を設定速度まで上昇させるようにする。
上記制御モード移行条件は、定電圧制御モードでの制御への移行を許可するための条件であり、本発明の一態様では、定速制御モードでの制御を開始した後設定された時間が経過したことを上記制御モード移行条件とする。
また本発明の他の態様では、定速制御モードでの制御を開始した後、設定された時間が経過し、かつ発電機の出力電圧が安定したことを制御モード移行条件とする。
上記設定回転速度は、インバータが定格出力(定格出力電圧×定格負荷電流)を発生することができる回転速度以上に設定するのが好ましい。
上記の制御方法を実施するエンジン駆動インバータ発電装置は、エンジンと、該エンジンにより駆動される発電機を電源として直流出力を発生する直流電源部と、直流電源部の出力が入力されたインバータと、インバータから所望の交流電圧を出力させるようにインバータを制御するインバータ制御手段と、エンジンの回転速度をインバータの負荷の駆動に適合するように制御する回転速度制御手段とを備えていて、回転速度制御手段及びインバータ制御手段が下記のように構成される。
即ち、回転速度制御手段は、エンジンの回転速度を設定回転速度に保つように制御する定回転速度制御手段と、直流電源部の出力電圧を設定値に保つようにエンジンの回転速度を制御する定電圧制御手段と、エンジンが始動した後予め定めた制御モード移行条件が成立するまでの間、制御モードを定速制御モードとして前記定回転速度制御手段によるエンジンの回転速度の制御を行わせ、制御モード移行条件が成立したときに制御モードを定電圧制御モードとして定電圧制御手段によるエンジンの回転速度の制御を行わせるように制御モードを切り換える制御モード切換手段とを備えた構成とする。
またインバータ制御手段は、エンジンが始動した後、エンジンの回転速度が前記設定回転速度に達したときにインバータの制御を開始するように構成される。
また、制御条件切換手段は、エンジンの始動時にエンジンが暖機運転を必要とする状態にあるときにのみエンジンの始動後予め定めた制御モード移行条件が成立するまでの間制御モードを定速制御モードとして定回転速度制御手段によるエンジンの回転速度の制御を行わせ、エンジンが始動時に暖機運転を必要としないとき、及び制御モード移行条件が成立したときに制御モードを定電圧制御モードとして、定電圧制御手段によるエンジンの回転速度の制御を行わせるように構成することもできる。
上記制御モード切換手段は、エンジンの暖機運転中に負荷が投入されたときには、制御モード移行条件が成立している場合でもエンジンの回転速度の制御モードを定速制御モードとするように構成してもよい。
以上のように、本発明によれば、エンジンを始動した後、エンジンの回転速度を設定回転速度まで上昇させてからインバータの動作を開始させるようにしたので、発電機が十分に高い電圧を出力している状態でインバータの動作を開始させることができる。従って、エンジンを始動した後、インバータの動作を開始する際に該インバータに負荷が接続されている場合でも、発電機の出力電圧の低下を招いたり、エンジンをストールさせたりすることなく、インバータから定格電圧を出力させて負荷を支障なく駆動することができる。
また本発明において、制御モード移行条件が成立した後、定電圧制御モードに移行して発電機の出力電圧を設定値に保つようにエンジンの回転速度を制御するようにした場合には、軽負荷時や無負荷時にエンジンの回転速度を低くすることができるため、エンジンの燃費を向上させることができるだけでなく、CO2の排出量を少なくし、排気ガスによる大気の汚染を少なくすることができる。
以下図面を参照して本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施態様に係わるインバータ発電装置1のハードウェアの構成例を示したものであり、図2は、図1に示したインバータ発電装置においてマイクロコンピュータにより構成される各種の機能実現手段を、ハードウェアの要部とともに示したブロック図である。
図1において、2は3相磁石発電機、3は磁石発電機2を駆動するエンジン(E/G)である。磁石発電機2は、多極に構成された図示しない磁石回転子と、3相結線された発電コイル2u 〜2w を有する固定子とからなっていて、図示しない磁石回転子は、エンジン3のクランク軸に取り付けられている。
4はダイオードDu〜DwとDx〜Dzとを3相ブリッジ接続して構成した整流器で、整流器4の3相の交流入力端子4u〜4wにそれぞれ発電機2の3相の出力端子が接続され、整流器4の直流出力端子4a,4b間には平滑用のコンデンサCdが接続されている。図示の例では、磁石発電機2とエンジン3と整流器4と電源コンデンサCd とにより、エンジンにより駆動される発電機を電源として直流電圧を出力する直流電源部Eが構成されている。
5はスイッチ素子としてMOSFET Fu 及びFv とFx 及びFy とを用いたブリッジ形のインバータ回路(電力変換回路)で、このインバータ回路においては、互いに直列に接続されたMOSFET Fu 及びFX からなる第1のアームと、同じく直列に接続されたMOSFET Fv 及びFy からなる第2のアームとを並列に接続することによりHブリッジ回路を構成している。この例では、MOSFET Fu 及びFv がそれぞれ第1及び第2のアームの上段のスイッチ素子を構成し、Fx 及びFy がそれぞれ第1及び第2のアームの下段のスイッチ素子を構成している。
MOSFET Fu ,Fv 及びFx ,Fy のドレインソース間にはそれぞれアノードがソース側に向いた寄生ダイオードDfu,Dfv及びDfx,Dfyが形成されている。インバータ回路5の対の入力端子5a及び5bは整流器4の出力端子4a及び4bに接続され、インバータ回路5の対の出力端子5u及び5vはそれぞれインダクタンスL1 及びL2 とコンデンサC1 とからなる低域通過形のフィルタ回路6を通して対の負荷接続端子7u及び7vに接続されている。負荷接続端子7u及び7vにはコンセントとプラグとからなる周知のコネクタ8を通して負荷9が接続されている。インバータ回路5とフィルタ回路6とによりインバータINVが構成されている。
11はインバータから負荷に供給される電流を検出する負荷電流検出回路、12は演算増幅器OP1 と該演算増幅器の入力端子を負荷接続端子7u及び7vに接続する抵抗器Ru及びRvとからなる負荷電圧検出回路で、負荷電流検出回路11の出力及び負荷電圧検出回路12の出力は、インバータ回路のスイッチ素子とエンジン3とを制御するコントローラ13に入力されている。
コントローラ13は、負荷電流検出回路11の出力を基準信号と比較する比較器13aと、負荷電圧検出回路12の出力をデジタル信号に変換するA/D変換器13bと、ROM,RAM(図示せず。)及びCPU(マイクロコンピュータ)13cと、CPUが発生するPWM信号に応じてFET Fu,Fv,Fx及びFyのゲートに駆動信号Gu,Gv,Gx及びGyを与える駆動信号出力回路13dと、整流器4の出力電圧の検出値をデジタル信号に変換するA/D変換器13eとを備えている。本実施形態では、コントローラ13の電源電圧が直流電源部Eの出力を入力として一定の直流電圧を出力する定電圧電源回路から与えられるようになっている。
整流器4の出力端子間の電圧(直流電源部の出力電圧)が抵抗器Ra及びRbを通して演算増幅器OP2 の入力端子に入力され、演算増幅器OP2 の出力がコントローラ13内のA/D変換器13eに入力されている。抵抗器Ra及びRbと演算増幅器OP2 とにより、直流電源部の出力電圧を検出する電源出力検出回路14が構成されている。
コントローラ13は、CPU13cに所定のプログラムを実行させることにより、負荷接続端子7u,7v間から所望の交流電圧を出力するように、インバータ回路5のスイッチ素子を制御するインバータ制御手段20(図2参照)を構成する。このインバータ制御手段20は、エンジン3の始動時にその回転速度が設定回転速度Nsに達したときに制御動作を開始して、整流器4から得られる直流電源部の直流出力電圧のデータAN1を演算増幅器OP2 とA/D変換器13eとを通して読み込み、該出力電圧(AN1)と、PWM周期毎に到来するスイッチタイミングにおける基準電圧(負荷接続端子間に得ようとする電圧)の瞬時値とにより決まるデューティ値でインバータ回路の所定のスイッチ素子をオンオフさせることにより、負荷接続端子7u,7v間から一定の周波数と一定の実効値とを有する交流電圧を出力させる。上記設定回転速度Ns(インバータが起動するときの回転速度)は、インバータINVが定格出力電圧を発生することができる回転速度以上に設定されている。
インバータ制御手段はまた、負荷接続端子間の電圧の瞬時値を与えるデータAN0を演算増幅器OP1とA/D変換器13bとを通して読み込み、該データAN0が基準電圧の瞬時値を与える基準データよりも大きいときにPWM信号のデューティ値を小さくするようにデューティ値を補正して、負荷電圧検出回路12により検出される電圧の瞬時値と基準電圧の瞬時値との間の偏差を零に近づける制御を行う。
図1のインバータ発電装置においてはまた、負荷接続端子7u,7vを通して設定値を超える過電流が流れたときにインバータ回路5のスイッチ素子への駆動信号の供給を停止して、過電流を遮断するための制御を行う過電流保護手段を設けている。
コントローラ13は、エンジンのスロットル弁15を操作するアクチュエータ16を制御する手段を兼ねていて、CPU13cから図示しない駆動回路を通してアクチュエータ16に駆動電流が与えられるようになっている。コントローラは、CPU13cに所定のプログラムを実行させることにより、エンジンの回転速度を検出する回転速度検出手段21(図2参照)と、スロットル弁15の開度を制御してエンジンの回転速度を制御するエンジン回転速度制御手段とを構成する。アクチュエータ16は、ソレノイドを駆動源としたものでもよく、ステップモータなどのモータを駆動源としたものでもよい。
回転速度検出手段21は、エンジンに取り付けられて、エンジンの一定のクランク角位置でパルスを発生する信号発生器と、この信号発生器の出力パルスの発生間隔からエンジンの回転速度を演算する回転速度演算手段とにより構成される。
回転速度制御手段は、図2に示したように、エンジンの回転速度を設定回転速度に保つように制御する定速制御モードでエンジンの回転速度を制御する定回転速度制御手段22と、直流電源部の出力電圧を設定値に保つようにエンジンの回転速度を制御する定電圧制御モードでエンジンの回転速度を制御する定電圧制御手段23と、エンジンが始動した後、予め定めた制御モード移行条件が成立するまでの間、制御モードを定速制御モードとして、定回転速度制御手段22によるエンジンの回転速度の制御を行わせ、制御モード移行条件が成立したときに制御モードを定電圧制御モードとして、定電圧制御手段によるエンジンの回転速度の制御を行わせるように制御モードを切り換える制御モード切換手段24とにより構成される。
本実施形態においては、以下に示すような方法でインバータとエンジンの回転速度とが制御される。エンジンが始動し、CPU13cの電源が確立して該CPUが起動すると、制御モード切換手段24が制御モードを定速制御モードとして、定回転速度制御手段22によるエンジンの回転速度の制御を開始させる。これによりエンジンの回転速度が設定速度Nsに向けて上昇させられる。設定回転速度Nsは、インバータが定格出力(定格出力電圧×定格負荷電流)を発生することができる回転速度以上に設定する。発電機が図6に示すような出力特性を有する場合設定回転速度Nsは、N3以上に設定される。
回転速度が設定回転速度Nsに達すると、インバータ制御手段20がインバータ回路5の制御を開始し、インバータINVから一定の交流電圧を出力させる。エンジンを始動した後、所定の制御モード移行条件が成立したときに、制御モード切換手段24が制御モードを定電圧制御モードに切り換えて、エンジンの回転速度の制御を、定電圧制御手段23による制御に移行させる。定電圧制御モードでは、電源出力検出回路14により検出される直流電源部Eの出力電圧を設定値に保つ制御が行われる。即ち、直流電源部Eの出力電圧が設定値よりも高いときにはエンジンの回転速度を下げるようにスロットル弁の開度を制御し、直流電源部Eの出力電圧が設定値よりも低いときには、エンジンの回転速度を上げるようにスロットル弁の開度を制御して、直流電源部Eの出力電圧を設定値に保つようにエンジンの回転速度を制御する。
直流電源部Eの出力電圧の設定値は、インバータの定格出力電圧のピーク値に、インバータ回路5のスイッチ素子による電圧降下と、フィルタ回路6で生じる電圧降下との和の電圧を加えた電圧以上に設定される。
上記制御モード移行条件は、例えば、定速制御モードでの制御を開始した後設定時間が経過したことである。この場合、設定時間は、エンジンの回転が安定するまでの時間に設定する。設定時間は一定でもよく、エンジンの温度などにより変化させるようにしてもよい。設定時間は実験的に求めておく。設定時間をエンジンの温度などのパラメータにより変化させる場合には、該パラメータと設定時間との間の関係を与えるマップを作成しておいて、検出されたパラメータに対して該マップを検索することにより、設定時間を求めるようにすればよい。
上記の制御モード切換手段を構成するためにマイクロコンピュータに実施させるプログラムのアルゴリズムを示すフローチャートを図3に示した。このアルゴリズムによる場合には、エンジンを始動し、CPUが起動したときに、先ずステップ1で定回転速度制御手段22によるエンジンの回転速度の制御を開始させ、ステップ2でインバータが交流電圧の出力を開始してから設定時間が経過したか否かを判定する。その結果設定時間が経過してないと判定されたときにはステップ1に戻り、設定時間が経過したと判定されたときにステップ3に移行して、定電圧制御手段23によるエンジンの回転速度の制御を開始させる。
また、定速制御モードでの制御を開始した後、設定された時間が経過し、かつ発電機2の出力電圧が安定したことを上記制御モード移行条件とすることもできる。発電機2の出力電圧が安定したか否かは、直流電源部Eの出力電圧の時間的な変化率から判定することができる。例えば、エンジンの回転速度が設定回転速度Nsに保たれている状態で、直流電源部の出力電圧を一定のサンプリング間隔ΔTでサンプリングして、前回のサンプリング値と今回のサンプリング値との差を演算することにより電圧変動量ΔVを求め、この電圧変化分ΔVとサンプリング間隔ΔTとから電圧変化率ΔV/ΔTを求めて、この変化率ΔV/ΔTが設定された判定値以下になったときに発電機の出力電圧が安定したと判定することができる。
上記のように、エンジンが始動し、CPUが起動した後、エンジンの回転速度を設定回転速度まで上昇させてからインバータの動作を開始させるようにすると、発電機が十分に高い電圧を出力している状態でインバータの動作を開始させることができるため、エンジンを始動した後、インバータの動作を開始させる際に該インバータに負荷が接続されている場合でも、発電機の出力電圧の低下を招いたり、エンジンをストールさせたりすることなく、インバータから定格電圧を出力させて負荷を支障なく駆動することができる。
また上記のように、制御モード移行条件が成立した後定電圧制御モードに移行して直流電源部の出力電圧を設定値に保つようにエンジンの回転速度を制御する定電圧制御モードでの制御に移行するようにすると、軽負荷時や無負荷時にエンジンの回転速度が低下させられるため、エンジンの燃費を向上させることができるだけでなく、CO2の排出量を少なくし、排気ガスによる大気の汚染を少なくすることができる。
上記の実施形態では、エンジンが始動し、CPUが起動したときに毎回定速制御モードでのエンジンの回転速度の制御を行わせているが、エンジンの始動時にエンジンが暖機運転を必要とする状態にあるときにのみ、エンジンの回転速度を設定回転速度に保つように制御する定速制御モードでのエンジンの回転速度の制御を行わせるようにしてもよい。
このように暖機運転が必要なときにのみ定速制御モードでのエンジンの回転速度の制御を行わせる場合も、インバータ制御手段20は、エンジンの回転速度が設定回転速度Nsに達した後にインバータの動作を開始させるように構成される。また制御モード切換手段は、予め定めた制御モード移行条件が成立した時に、エンジンの回転速度の制御を定電圧制御モードでの制御に移行させる。
上記のように暖機運転が必要な場合にのみ定速制御モードでの回転速度の制御を行う場合に、制御モード切換手段を構成するためにマイクロコンピュータに実行させるプログラムのアルゴリズムを図4に示した。このアルゴリズムによる場合には、エンジンが始動し、CPUが起動した時に先ずステップ1で暖機運転が必要か否かを判定し、暖機運転が必要な場合には、ステップ2に進んで定回転速度制御手段による回転速度の制御を開始させる。またステップ1で暖機運転が必要でないと判定されたときには、ステップ3に進んで定電圧制御手段による回転速度の制御を開始させる。
エンジンが暖機運転を必要としない場合(エンジンの温度が、始動直後からエンジンを安定に運転し得る程度に十分に高い場合)には、エンジンの始動直後からエンジンの回転が安定し、発電機に大きな負荷がかかってもエンジンがストールするおそれはなく、またエンジンは、スロットル弁が開かれれば回転速度がスムースに上昇する状態にあるので、上記のように、定速制御モードによる回転速度の制御を行うことなく、いきなり定電圧制御モードでの制御を開始させても支障を来さない。
上記のように、エンジンの始動時にエンジンが暖機運転を必要とする状態にあるときにのみ定速制御モードでのエンジンの回転速度の制御を行わせる場合、暖機運転中に負荷が投入されたときには、制御モード移行条件が成立している場合でも、暖機運転が完了するまでの間エンジンの回転速度を定速制御モードで制御するように、制御モード切換手段24を構成しておくのが好ましい。
上記の説明では、1つのコントローラによりインバータとエンジンの回転速度とを制御するようにしたが、インバータを制御するコントローラと、エンジンの回転速度を制御するコントローラとを別々に設けるようにしてもよい。
本発明では、定電圧制御モードで直流電源部の出力電圧を設定値に保つようにエンジンの回転速度を制御するが、これは、発電機の出力電圧を設定値に保つようにエンジンの回転速度を制御することと同義である。即ち、「定電圧制御モードで直流電源部の出力電圧を設定値に保つようにエンジンの回転速度を制御する」と表現する代わりに、「定電圧制御モードで発電機の出力電圧を設定値に保つようにエンジンの回転速度を制御する」と表現することもできる。
直流電源部の出力電圧を設定値に保つように制御するために、直流電源部の出力電圧を監視するようにしているが、直流電源部において発電機の交流出力を直流出力に変換する回路として、整流素子の一部にサイリスタを含む制御整流回路を用いて、該サイリスタの導通角を制御することにより直流電源部の出力電圧を一定に制御する場合には、該サイリスタの導通角から直流電源部の現在値を推測するようにすることもできる。
定速制御モードでの設定回転速度Nsは、インバータに定格負荷が接続された状態でインバータの出力電圧を所望の値に保つことができる程度に十分に高い回転速度であることが望ましいが、インバータに負荷が接続されている状態で該インバータが動作を開始した際に、エンジンがストールすることがない程度にエンジンの回転速度が上昇していればよいので、定格負荷電流よりも小さい負荷電流が流れたときにインバータの出力電圧を定格電圧に保つことができる程度の回転速度に設定してもよい。
上記の実施形態では、スロットル弁の開度を制御することによりエンジンの回転速度を制御しているが、スロットルバルブをバイパスする流路を流れるエアの流量を調節するISCバルブが設けられている場合には、該ISCバルブの開度を制御することによりエンジンの回転速度を制御するようにしてもよい。
本発明の実施形態に係わるインバータ発電装置のハードウェアの構成を示し た回路図である。 図1に示したインバータ発電装置において、マイクロコンピュータにより構 成される機能実現手段をハードウェアの要部の構成と共に示したブロック図である。 本発明の実施形態において用いる制御モード切換手段を構成するためにマイ クロコンピュータに実行させるプログラムのアルゴリズムを示したフローチャートで ある。 本発明の他の実施形態において用いる制御モード切換手段を構成するために マイクロコンピュータに実行させるプログラムのアルゴリズムを示したフローチャー トである。 本発明が対象とするインバータ発電装置で用いる直流電源部の出力特性の一 例を示したグラフである。 本発明が対象とするインバータ発電装置で用いる直流電源部の出力特性の一 例を回転速度をパラメータとして示したグラフである。
1 インバータ発電装置
2 発電機
3 エンジン
4 整流器
5 インバータ回路
6 フィルタ回路
9 負荷
12 負荷電圧検出回路
14 電源出力検出回路
15 スロットル弁
16 アクチュエータ
20 インバータ制御手段
21 回転速度検出手段
22 定回転速度制御手段
23 定電圧制御手段
24 制御モード切換手段

Claims (10)

  1. エンジンと、該エンジンにより駆動される発電機を電源として直流出力を発生する直流電源部と、前記直流電源部の出力を交流出力に変換して負荷に供給するインバータとを備えて、前記エンジンの回転速度が前記負荷の駆動に適合するように制御されるエンジン駆動インバータ発電装置を制御する方法であって、
    前記エンジンを始動した後、前記エンジンの回転速度を設定回転速度に保つように制御する定速制御モードで前記エンジンの回転速度を制御して、前記エンジンの回転速度を前記設定回転速度まで上昇させてから前記インバータの動作を開始させ、
    予め定めた制御モード移行条件が成立した時に前記直流電源部の出力電圧を設定値に保つように前記エンジンの回転速度を制御する定電圧制御モードでの制御に移行することを特徴とするエンジン駆動インバータ発電装置の制御方法。
  2. エンジンと、該エンジンにより駆動される発電機を電源として直流出力を発生する直流電源部と、前記直流電源部の出力を交流出力に変換して負荷に供給するインバータとを備えて、前記エンジンの回転速度が前記負荷の駆動に適合するように制御されるエンジン駆動インバータ発電装置を制御する方法であって、
    前記エンジンの始動時に前記エンジンが暖機運転を必要とする状態にあるときに前記エンジンの回転速度を設定回転速度に保つように制御する定速制御モードで前記エンジンの回転速度を制御することにより前記エンジンの回転速度を設定回転速度まで上昇させて、前記エンジンの回転速度が前記設定回転速度に達した後に前記インバータの動作を開始させ、
    予め定めた制御モード移行条件が成立した時に前記直流電源部の出力電圧を設定値に保つように前記エンジンの回転速度を制御する定電圧制御モードでの制御に移行させ、
    前記暖機運転中に前記負荷が投入されたときには、前記制御モード移行条件が成立している場合でも前記エンジンの回転速度を前記定速制御モードで制御することを特徴とするエンジン駆動インバータ発電装置の制御方法。
  3. 前記制御モード移行条件は、前記定速制御モードでの制御を開始した後設定された時間が経過したことである請求項1または2に記載のエンジン駆動インバータ発電装置の制御方法。
  4. 前記制御モード移行条件は、前記定速制御モードでの制御を開始した後、設定された時間が経過し、かつ前記発電機の出力電圧が安定したことである請求項1または2に記載のエンジン駆動インバータ発電装置の制御方法。
  5. 前記設定回転速度は、前記インバータが定格出力を発生することができる回転速度以上に設定されている請求項1ないし4のいずれか1つに記載のエンジン駆動インバータ発電装置の制御方法。
  6. エンジンと、該エンジンにより駆動される発電機を電源として直流出力を発生する直流電源部と、前記直流電源部の出力が入力されたインバータと、前記インバータから所望の交流電圧を出力させるように前記インバータを制御するインバータ制御手段と、前記エンジンの回転速度を前記インバータの負荷の駆動に適合するように制御する回転速度制御手段とを備えたエンジン駆動インバータ発電装置であって、
    前記回転速度制御手段は、前記エンジンの回転速度を設定回転速度に保つように制御する定回転速度制御手段と、前記直流電源部の出力電圧を設定値に保つように前記エンジンの回転速度を制御する定電圧制御手段と、前記エンジンが始動した後予め定めた制御モード移行条件が成立するまでの間、制御モードを定速制御モードとして前記定回転速度制御手段によるエンジンの回転速度の制御を行わせ、前記制御モード移行条件が成立したときに制御モードを定電圧制御モードとして前記定電圧制御手段によるエンジンの回転速度の制御を行わせるように制御モードを切り換える制御モード切換手段とを備え、
    前記インバータ制御手段は、前記エンジンが始動した後、前記エンジンの回転速度が前記設定回転速度に達したときに前記インバータの制御を開始するように構成されていること、
    を特徴とするエンジン駆動インバータ発電装置。
  7. エンジンと、該エンジンにより駆動される発電機を電源として直流出力を発生する直流電源部と、前記直流電源部の出力が入力されたインバータと、前記インバータから所望の交流電圧を出力させるように前記インバータを制御するインバータ制御手段と、前記エンジンの回転速度を前記インバータの負荷の駆動に適合するように制御する回転速度制御手段とを備えたエンジン駆動インバータ発電装置であって、
    前記回転速度制御手段は、前記エンジンの回転速度を設定回転速度に保つように制御する定回転速度制御手段と、前記直流電源部の出力電圧を設定値に保つように前記エンジンの回転速度を制御する定電圧制御手段と、前記エンジンの始動時に前記エンジンが暖機運転を必要とする状態にあるときにエンジンの始動後予め定めた制御モード移行条件が成立するまでの間制御モードを定速制御モードとして前記定回転速度制御手段によるエンジンの回転速度の制御を行わせ、前記エンジンが始動時に暖機運転を必要としないとき、及び前記制御モード移行条件が成立したときに制御モードを定電圧制御モードとして、前記定電圧制御手段によるエンジンの回転速度の制御を行わせるように制御モードを切り換える制御モード切換手段とを備え、
    前記インバータ制御手段は、前記エンジンが始動した後、前記エンジンの回転速度が前記設定回転速度に達したときに前記インバータの制御を開始するように構成されていること、
    を特徴とするエンジン駆動インバータ発電装置。
  8. 前記制御モード切換手段は、前記エンジンの暖機運転中に前記負荷が投入されたときには、前記制御モード移行条件が成立している場合でも前記エンジンの回転速度の制御モードを前記定速制御モードとするように構成されていること、
    を特徴とする請求項7に記載のエンジン駆動インバータ発電装置。
  9. 前記制御モード移行条件は、前記定速制御モードでの制御を開始した後設定された時間が経過したことである請求項6,7または8に記載のエンジン駆動インバータ発電装置。
  10. 前記制御モード移行条件は、前記定速制御モードでの制御を開始した後、設定された時間が経過し、かつ前記発電機の出力電圧が安定したことである請求項6,7または8に記載のエンジン駆動インバータ発電装置。
JP2003372683A 2003-10-31 2003-10-31 エンジン駆動インバータ発電装置及びその制御方法 Expired - Fee Related JP4433149B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003372683A JP4433149B2 (ja) 2003-10-31 2003-10-31 エンジン駆動インバータ発電装置及びその制御方法
US10/970,540 US7157885B2 (en) 2003-10-31 2004-10-21 Inverter controlled generator set and method for controlling the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003372683A JP4433149B2 (ja) 2003-10-31 2003-10-31 エンジン駆動インバータ発電装置及びその制御方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2005137164A JP2005137164A (ja) 2005-05-26
JP2005137164A5 JP2005137164A5 (ja) 2006-12-07
JP4433149B2 true JP4433149B2 (ja) 2010-03-17

Family

ID=34567050

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003372683A Expired - Fee Related JP4433149B2 (ja) 2003-10-31 2003-10-31 エンジン駆動インバータ発電装置及びその制御方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7157885B2 (ja)
JP (1) JP4433149B2 (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4433149B2 (ja) * 2003-10-31 2010-03-17 国産電機株式会社 エンジン駆動インバータ発電装置及びその制御方法
EP1641178B1 (fr) * 2004-09-27 2006-11-29 BFT SpA Procede de communication et installation domotique pour sa mise en oeuvre
US7365518B2 (en) * 2004-10-07 2008-04-29 L-3 Communications Electron Technologies, Inc. Ion engine power supply
JP2006136122A (ja) * 2004-11-05 2006-05-25 Kokusan Denki Co Ltd 発電装置の出力制御装置
KR100704482B1 (ko) * 2005-04-01 2007-04-09 엘지전자 주식회사 저속 영역과 고속 영역에서의 발전 효율이 개선된 에스알발전기
JP4894417B2 (ja) * 2006-08-30 2012-03-14 国産電機株式会社 発電装置
JP5156304B2 (ja) * 2007-09-10 2013-03-06 東洋電装株式会社 インバータ発電機の制御装置
JP5233239B2 (ja) * 2007-10-19 2013-07-10 国産電機株式会社 発電装置
US7646178B1 (en) * 2009-05-08 2010-01-12 Fradella Richard B Broad-speed-range generator
JP5510802B2 (ja) * 2010-02-23 2014-06-04 株式会社デンソー 車両用発電機
CN102624312B (zh) 2011-01-27 2018-11-02 创科户外产品技术有限公司 混合变频发电机
US9369074B2 (en) * 2011-05-24 2016-06-14 Mitsubishi Electric Corporation Electric power supply system
CN103412261B (zh) * 2013-08-05 2015-11-04 中国长江三峡集团公司 一种发电机机组多运行状态表示方法
TWI499193B (zh) * 2013-08-16 2015-09-01 Univ Nat Cheng Kung 電力轉換裝置及其控制方法
CN103956948B (zh) * 2014-05-06 2016-09-14 福建省唐力纵横科技发展有限公司 智能交流变速柴油发电机组
US10030623B2 (en) 2014-12-23 2018-07-24 Stmicroelectronics International N.V. Method and system for improving the efficiency of 2-wheeled and 3-wheeled motor vehicles
CN104993743B (zh) * 2015-04-20 2017-06-06 上海力信电气技术有限公司 用于新能源汽车永磁同步驱动电机的堵转延时方法
AU2017210650C1 (en) * 2016-08-16 2023-11-23 Laa Industries Pty Ltd Motor starting and control system and method utilised by directly connected islanded reciproacting engine powered generators
KR101893162B1 (ko) * 2017-01-03 2018-08-29 엘지전자 주식회사 엔진 발전 시스템 및 그 제어 방법
CN109391194A (zh) * 2018-11-07 2019-02-26 郑州佛光发电设备有限公司 一种直流永磁发电机组的稳压控制方法及系统

Family Cites Families (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4034273A (en) * 1975-02-04 1977-07-05 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army Turbo-electric turret drive system for mobile vehicles
JPS62104403A (ja) * 1985-10-29 1987-05-14 Isuzu Motors Ltd 車両駆動装置
US4973896A (en) * 1987-10-21 1990-11-27 Toyo Densan Company, Ltd. Automobile generator apparatus
US4967334A (en) * 1989-09-12 1990-10-30 Sundstrand Corporation Inverter input/output filter system
US5015941A (en) * 1989-10-30 1991-05-14 Sundstrand Corporation Power conversion system with bi-directional power converter having prime mover start capability
US5013929A (en) * 1989-11-22 1991-05-07 Sundstrand Corporation Power conversion system having prime mover start capability
US5281905A (en) * 1989-12-14 1994-01-25 Sundstrand Corporation Induction machine based hybrid aircraft engine starting/generating power system
JPH05111109A (ja) * 1991-10-08 1993-04-30 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 内燃機関駆動電気式車両の制御方法
WO1998025014A2 (en) * 1996-12-03 1998-06-11 Elliott Energy Systems, Inc. Electrical system for turbine/alternator on common shaft
US6487096B1 (en) * 1997-09-08 2002-11-26 Capstone Turbine Corporation Power controller
US6072302A (en) * 1998-08-26 2000-06-06 Northrop Grumman Corporation Integrated control system and method for controlling mode, synchronization, power factor, and utility outage ride-through for micropower generation systems
US6134124A (en) * 1999-05-12 2000-10-17 Abb Power T&D Company Inc. Universal distributed-resource interface
AU6638400A (en) * 1999-08-16 2001-03-13 Coleman Powermate, Inc. System that supplies electrical power and compressed air
JP3654091B2 (ja) 1999-10-27 2005-06-02 国産電機株式会社 電力変換回路付き発動発電装置及びその制御方法
US6157168A (en) * 1999-10-29 2000-12-05 International Business Machines Corporation Secondary power supply for an uninterruptible power system
US6369461B1 (en) * 2000-09-01 2002-04-09 Abb Inc. High efficiency power conditioner employing low voltage DC bus and buck and boost converters
CA2369060C (en) * 2001-01-24 2005-10-04 Nissin Electric Co., Ltd. Dc-dc-converter and bi-directional dc-dc converter and method of controlling the same
JP4082657B2 (ja) * 2001-07-19 2008-04-30 ヤマハモーターパワープロダクツ株式会社 インバータ式発電機
US6570779B2 (en) * 2001-10-04 2003-05-27 Kokusan Denki Co., Ltd. Pulse with modulation inverter generation using a correction co-efficient and a reference to the ratio to obtain a real duty ratio
US6737762B2 (en) * 2001-10-26 2004-05-18 Onan Corporation Generator with DC boost for uninterruptible power supply system or for enhanced load pickup
US6943531B2 (en) * 2002-03-20 2005-09-13 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Portable power supply incorporating a generator driven by an engine
AU2003257641A1 (en) * 2002-08-21 2004-03-11 Ebara Corporation Power supply system
US6703719B1 (en) * 2002-08-28 2004-03-09 General Electric Company Systems and methods for managing a battery source associated with a microturbine power generating system
JP2004173482A (ja) * 2002-11-05 2004-06-17 Kokusan Denki Co Ltd 磁石発電機を備えた発電装置
US20040183308A1 (en) * 2003-03-17 2004-09-23 Mingzhou Xu Gas turbine engine starter generator that selectively changes the number of rotor poles
JP4433149B2 (ja) * 2003-10-31 2010-03-17 国産電機株式会社 エンジン駆動インバータ発電装置及びその制御方法
JP4082338B2 (ja) * 2003-11-27 2008-04-30 日産自動車株式会社 モータ駆動4wd車両の制御装置及び制御方法
US7078826B2 (en) * 2004-08-17 2006-07-18 Honeywell International, Inc. Hybrid gas turbine engine starter-generator
US7928345B2 (en) * 2004-10-22 2011-04-19 Ppg Industries Ohio, Inc. Aircraft windshield defogging/deicing system and method of use thereof

Also Published As

Publication number Publication date
US7157885B2 (en) 2007-01-02
JP2005137164A (ja) 2005-05-26
US20050104377A1 (en) 2005-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4433149B2 (ja) エンジン駆動インバータ発電装置及びその制御方法
JP2005137164A5 (ja)
JP4561792B2 (ja) 車両用発電制御装置
JP4577227B2 (ja) 車両用発電制御装置
KR101404564B1 (ko) 전기 기계의 제어
US20050146297A1 (en) Efficiency optimization control for permanent magnet motor drive
JP3784243B2 (ja) エンジン駆動発電装置
JP3969623B2 (ja) エンジン駆動発電装置
US8339074B2 (en) Power converter control apparatus
JP2003244996A (ja) タービン発電装置
JP4072993B2 (ja) エンジン発電機
JP2010035259A (ja) インバータ発電機
JP4513914B2 (ja) モータ制御回路,車両用ファン駆動装置及びモータ制御方法
JPH0937597A (ja) 車両用発電装置
JP5130142B2 (ja) インバータ発電機
JP5201196B2 (ja) 車両用発電制御装置
JP6345135B2 (ja) モータ駆動装置
US6856109B2 (en) Efficiency optimization control for permanent magnet motor drive
US8975877B2 (en) DC motor assembly with soft starting capability
JP2012228017A (ja) 発電電動機の制御装置
JP4617536B2 (ja) ポンプ制御装置
JP6506447B2 (ja) モータ駆動装置
JP2004218467A (ja) エンジン駆動発電装置
JP4450085B2 (ja) 車両用発電制御装置
JP3654091B2 (ja) 電力変換回路付き発動発電装置及びその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061024

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090603

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090604

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090728

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091202

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130108

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130108

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees