JP2003244996A - タービン発電装置 - Google Patents

タービン発電装置

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JP2003244996A
JP2003244996A JP2002040639A JP2002040639A JP2003244996A JP 2003244996 A JP2003244996 A JP 2003244996A JP 2002040639 A JP2002040639 A JP 2002040639A JP 2002040639 A JP2002040639 A JP 2002040639A JP 2003244996 A JP2003244996 A JP 2003244996A
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治 野呂
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P9/00Arrangements for controlling electric generators for the purpose of obtaining a desired output
    • H02P9/04Control effected upon non-electric prime mover and dependent upon electric output value of the generator

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 永久磁石式同期発電機3を駆動するガスター
ビン2の回転速度が変動しても、安定して所要の電圧、
周波数を有する電力を取出すこと。 【解決手段】 タービン発電機1のガスタービン2によ
って高速度で回転駆動される永久磁石式同期発電機3の
発電出力電圧を、コンバータ14、電力蓄積要素40、
およびインバータ19を介してこの順序で系統に連系す
る。発電機3の出力電圧をコンバータ14で設定し、そ
こに発電機3を同期させることによって、発電電力を取
出すことともに、直流変換する。この直流を、インハ゛ータ1
9で系統27の電圧、周波数を有する交流に変換する。
系統連系時、インハ゛ータ19は、コンバータ14の出力であ
る直流電圧部18の電圧を一定に保持するためのパルス
幅変調(PWM)制御を行い、電力の制御は、インハ゛ータ1
9の出力と、予め定める目標電力値との比較によって、
ガスタービン2に供給される燃料流量を調節することに
よって行うことができる。負荷に応じて、ガスタービン
2の最適な回転速度を選定し、コンバータ19が発生す
る発電機3の端子電圧の周波数を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービンによ
って永久磁石式同期発電機を駆動して発電を行うタービ
ン発電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロガスタービンなど、ガスタービ
ンと同期発電機が直結しているタービン発電機では、発
電周波数はタービンの回転速度(以下、回転数というこ
とがある)に発電機の極対数を乗じたものとなり、商用
周波数(50または60Hz)に比べて高い周波数の電
力を発生する。たとえば、6万rpmのタービンに直結
した2極(極対数は1)の発電機は、1kHzの電力を
発生する。また、このように高速回転の発電機は、遠心
力に耐える強度とするため、また、小型とし出力密度を
上げるため、ロータの磁極に強力な希土類の永久磁石を
用いた発電機が使われる。すなわち、永久磁石式同期発
電機は、界磁巻線のある発電機とは異なり、磁場の強さ
を操作することができず発電電圧の制御ができない発電
機である。この発電出力を利用するには、商用の周波数
(50または60Hz)および電圧(たとえば3相22
0V)に変換する必要がある。この電力変換をするため
の装置の先行技術では、整流回路により一旦直流に変換
した後、その直流電力をインバータで再度所要の周波数
と電圧の交流に変換する、という構成が採用される(た
とえば特開平11−356097)。
【0003】図12は、この先行技術の発電時の構成を
示すブロック図である。ガスタービン111によって永
久磁石式同期発電機112を駆動し、この発電機112
の出力を、ダイオードブリッジによって実現される整流
回路113によって直流に変換し、パルス幅変調(PW
M)を行うインバータ114によって商用交流電力の電
圧、たとえば220V、周波数、たとえば50または6
0Hzに変換する。
【0004】図13は、図12に示される先行技術にお
ける起動時の構成を示すブロック図である。商用交流電
力を供給する系統115の電力は、整流回路113で直
流化され、インバータ114で、発電機112に適した
周波数、たとえば1〜1.6kHzに変換され、発電機
112に与えられる。これによって発電機112は、電
動機として動作し、ガスタービン111を回転駆動す
る。ガスタービン111に燃料を供給して点火し、ガス
タービン111の出力が増大するに伴い、発電機112
の出力が導出されるようになる。
【0005】この図12および図13に示される先行技
術では、インバータ114のパルス幅変調の周波数は、
図12の系統連系時では前述のように50〜60Hzで
あり、図13の起動時ではインバータ114のパルス幅
変調の周波数は1〜1.6kHzである。
【0006】また一般的に、ガスタービンは、定格出力
より少ない出力の場合、定格回転数よりも低い回転数で
運転した方が効率が高い、という特性を有しており、効
率を重視した運用を行うには、出力に応じて回転数を変
える必要が生じる。これに対し、ガスタービンによって
駆動される同期発電機は、誘起電圧が回転数に比例する
という特性を有しており、上記の永久磁石式同期発電機
のように界磁が制御できない発電機は、回転数に応じて
電圧も変動する。したがってタービン発電機を効率よく
運用するには、発電電力の周波数変動と電圧変動にかか
わらず一定の電圧と周波数に変換することが可能な電力
変換装置が必要となる。
【0007】上記の図12および図13の先行技術で
は、発電電力を整流回路113により一旦直流に変換し
た後、その直流電力を再度所要の周波数と電圧の交流に
変換し、整流回路113を受動的なダイオード整流回路
とした構成を有する。したがって整流後の直流電圧は、
発電電圧に比例して変動する。また、パルス幅変調PW
M方式のインバータ114を用いると、出力電圧は、P
WMの変調率によって、ある程度の制御は可能である
が、その範囲は限られており、整流回路113の出力が
与えられる直流部の電圧の変化が大きいと、インバータ
114による交流変換後の出力電圧を一定に保持できな
くなる。すなわち、直流部の電圧が上昇すると、PWM
の各パルスのデューティ(1周期の間でパルスがONに
なっている間隔)を小さくすればよいが、この調整可能
な範囲は限られている。直流部電圧がある値以下になる
と、PWMの各パルスのデューティを最大にしても、出
力電圧の保持が不可能になる。また、逆に直流部の電圧
が限界を超すと、インバータ114のスイッチング用の
パワートランジスタに耐圧を超す電圧が加わり、パワー
トランジスタが破壊する。したがってインバータから一
定の電圧を出力するためには、発電機112の回転数
は、直流部の電圧範囲に対する制約に対応して制約を受
ける。
【0008】この先行技術で、インバータ114からの
所定の出力電圧が得られる発電機112の回転数範囲を
広げる手法は次のとおりとなる。先ず、発電機111の
誘起電圧を高く設計し、低回転でも電圧を確保する。そ
の上で、インバータ114のパワートランジスタの耐圧
を高くし、発電機112の定格回転時の電圧上昇に耐え
るようにする。この場合、定格回転時にはPWMのデュ
ーティを絞って所定の電圧を発生することになる。そう
すると、パワートランジスタの能力の一部分しか使わな
いという問題が生じることとなる。
【0009】パワートランジスタの能力の一部分しか使
わないという上記の問題は、発電機の広い回転数範囲
で、直流部を一定電圧に保持する整流方式をとれば、解
決される。これについては、PWMコンバータという従
来技術がある。これは、発電機電圧に応じてトランジス
タブリッジの開閉をPWMにより行うもので、変換後の
直流電圧を操作できる特徴を持つ。したがって発電機の
発電周波数と電圧の変動に対応する電力変換方式として
は、PWMコンバータとPWMインバータとを、直流部
を介して組合せる、という構成が当業者に容易に考えら
れる。
【0010】しかるに、現状のパワートランジスタの応
答速度の制約により、現実的なPWM周波数は10kH
z前後が最大となる。また発電周波数が1kHzを超す
ような場合、たとえばマイクロコンピュータにより、P
WMの制御を行っている場合、マイクロコンピュータの
応答速度の制約により、発電電圧にPWMのタイミング
を合わせるのが困難になるという、さらに新たな問題が
ある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高周
波でかつ周波数と電圧が変動する同期発電機の出力を、
所要の周波数と電圧に安定して変換して出力するタービ
ン発電装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)燃料流
量によって出力を制御可能なガスタービンに、永久磁石
式同期発電機が連結されるタービン発電機と、(b)タ
ービン発電機に接続されるコンバータと、(c)コンバ
ータと交流連系系統との間に接続されるインバータと、
(d)制御手段であって、この制御手段は、系統連系運
転時、ガスタービンには、燃料を、予め定める負荷に対
応する燃料流量で供給し、コンバータが、前記予め定め
る負荷におけるガスタービンの回転速度に対応する周波
数で、同期発電機の出力を、パルス幅変調して直流化
し、インバータが、コンバータから出力される直流電圧
が予め定める電圧に保たれるように、系統の電圧および
系統の周波数で、コンバータから出力される直流電圧
を、パルス幅変調して交流化する制御手段とを含むこと
を特徴とするタービン発電装置である。
【0013】本発明の構成を述べると、タービン発電機
では、燃料流量によって出力制御可能なガスタービン
と、そのガスタービンによって駆動される永久磁石式同
期発電機とを備える。たとえば3相または単相の電圧、
周波数を発電する同期発電機の出力電力を、コンバータ
とインバータとの働きによって、たとえば商用電力など
の系統の電圧、周波数に変換する。コンバータの出力は
直流電圧源に与えられ、すなわち、この直流電圧源と同
期発電機の出力端子との間には、コンバータが介在され
る。また所要の電圧、周波数の電力を系統に出力する3
相または単相の出力端子と、直流電圧源との間には、イ
ンバータが介在される。コンバータのパルス幅変調動作
によって、同期発電機の同期化力を利用して、その発電
機の出力端子電圧と周波数とを設定する。たとえば出力
電圧と周波数とのパターンを予め定めておき、そのパタ
ーンに従って、デューティを設定してパルス幅変調制御
を行う。
【0014】系統連系運転時、ガスタービンによって駆
動される同期発電機の発電電力は、コンバータ経由で電
力蓄積素子などの直流電圧源に流れ込む電流によって取
出す。直流電圧源に流れ込んだ電力は、インバータによ
って、系統の電圧と系統の周波数に変換して、導出す
る。直流電圧源では、同期発電機から流れ込む電流によ
る電力と、出力電力とを釣合わせることによって、その
直流電圧が一定に維持される。
【0015】電力蓄積要素を装備することによって、電
圧の変化を抑制することができるが、この電力蓄積要素
は省略されてもよい。電力蓄積要素は、蓄電池またはコ
ンデンサなどによって実現することができる。
【0016】ガスタービンである原動機の動力制御、し
たがってガスタービンに供給する燃料の流量の制御は、
所要の電力負荷に対応して行う。ガスタービンの特性に
基づいて、所要の動力を発生させるのに適した回転速度
を設定し、その回転速度に対応する周波数を、同期発電
機の出力端子に印加する。
【0017】こうして本発明に従えば、同期発電機によ
る高周波の模擬系統を作り出し、同期発電機の同期化力
によって、ガスタービンを同期運転し、発電電力を取出
す。ガスタービンは、定格出力より少ない出力の運転
時、定格回転速度よりも低い回転速度で運転した方が、
効率が高い、という特性を有する。したがって効率を重
視した運転を行うには、出力に応じて回転速度を変える
必要が生じる。本発明に従えば、この回転速度の変動に
よる直流電圧の変動を防いで安定化する機能を達成する
ことができる。
【0018】本発明では、高速の同期発電機の発電端子
電圧を、交直変換を行うたとえばトランジスタブリッジ
で実現され得るコンバータで設定し、そこに発電機を同
期させることにより、発電電力を取出すとともに直流変
換する。その直流をさらにインバータ系統の所定の周波
数と電圧の交流に変換することにより、高速発電機の発
電電力を変換する方式である。インバータ出力を系統連
系している場合は、インバータは直流電圧部の電圧を一
定に保持するためのPWM制御を行い、電力の制御はイ
ンバータの出力と、目標電力値との比較により、ガスタ
ービンの燃料流量を調節することにより行う。
【0019】また、系統連系の場合だけでなく、自立運
転のいずれの場合も、負荷に応じて、最適な回転数を選
定して、コンバータが発生する発電機端子電圧の周波数
を制御する。PWMコンバータであるため、永久磁石発
電機で周波数が変化した場合、特に低回転のときの発電
電圧降下時も、直流電圧部の電圧を一定に維持できる。
【0020】同期化力について述べる。発電機が発電し
ている状態では、発電機の誘起電圧の位相は端子電圧に
対して進んだ状態で動作しており、誘起電圧と端子電圧
の差を発電機の巻線等のインピーダンスで除した電流が
発電機端子からコンバータに向って流れる。インピーダ
ンスには、巻線のインダクタンス、抵抗、ステータ鉄心
およびロータの渦電流損とヒステリシス損、巻線に電流
が流れることにより発生する磁場の影響(電機子反作
用)等が含まれる。この電流と磁場との相互作用によ
り、発電機のロータに対して減速トルクが作用し、この
減速トルクと原動機からの動力が釣合えば、発電機は安
定状態で発電を続ける。この状態で原動機の駆動トルク
が減少すると、電気的な減速トルクの方が大きくなっ
て、発電機ロータは減速され、コンバータが発生する電
圧に対する発電機の誘起電圧の位相が減少する。この結
果、発電機からコンバータに向う電流は減少し、電磁気
的にロータを減速させるトルクも減少し、発電電力が減
少した新たな釣合い状態に達する。
【0021】逆に、ガスタービンである原動機の駆動ト
ルクが増大すると、電気的な減速トルクに対して原動機
の駆動トルクの方が大きくなって、発電機のロータは加
速され、コンバータが発生する電圧に対する発電機の誘
起電圧の位相が増大する。この結果、発電機からコンバ
ータに向う電流は増加し、電磁気的にロータに作用する
減速トルクも増大して発電電力が増加した新たな釣合い
状態に達する。
【0022】このように、誘起電圧とコンバータが規定
する端子電圧との位相差に応じて発電機に加速トルクま
たは減速トルクが電気的に発生する。これを同期化力と
言い、コンバータが発生する電圧の周波数に対して、発
電機の回転数に偏差を発生させないように作用する。す
なわち、ある定常状態に対して、コンバータで設定する
発電機端子電圧の周波数を増減させることにより、ター
ビンの動作回転数をそれに追従させて増減させることが
可能となる。
【0023】さらに、発電機を駆動するガスタービンの
トルクが少ない場合には、発電機の端子電圧に対して、
発電機の誘起電圧は位相が遅れることになり、発電時と
は逆に端子から発電機の方に電流が流れて発電機はモー
タとして動作し、回転を加速する方向に電気的なトルク
が発生する。
【0024】こうして、本発明の電力変換方式による
と、発電機をモータとして回す状態から、発電機から電
力を取出す状態まで、連続的に継ぎ目無く、発電機の回
転を制御することが可能となる。これにより、同一の出
力状態の中で、最適な回転数を選定して運転することが
可能となる。
【0025】コンバータが発生する発電機端子電圧の周
波数に発電機を追従させる同期化力には限界があり、急
激な周波数変化には追従できなくなる。また、低い発電
周波数で大きな電力を取出そうとすると、電気的に発生
できるトルクの限界を超してタービンの駆動トルクが作
用してやはり発電機の回転数が端子電圧、周波数に追従
できなくなる。この現象を脱調と言う。脱調を防ぐため
には、タービンの駆動トルクに見合って端子電圧、周波
数を制御する、あるいは、設定された端子電圧、周波数
に対応する回転数で発生可能な動力の範囲内に燃料を制
御する、などして電力変換の制御とタービンの制御とを
連繋させることにより、本発明の電力変換の効果が発揮
される。
【0026】発電機の端子電圧を規定する量として、周
波数と電圧値とがある。周波数は発電機の回転を規制す
るために設定するが、電圧値は、発電機端子での力率お
よび誘起電圧と端子電圧との位相差に対する同期化力の
比率を規制することになる。発電機端子の力率を1とす
る電圧値が存在する。端子電圧をこれより高くすると、
同期化力は増大するが力率が低下、発電効率が悪化し、
端子電圧をこれより低くすると、同期化力が低下すると
ともに力率も低下する。脱調を防ぐため、過渡状態では
電圧を高くし、安定した段階で、力率が1となるような
制御を行う。
【0027】インバータの出力を系統に連系している場
合は、出力電圧は系統に支配される。インバータは電力
を系統に対して送出す。この場合、インバータは電圧制
御が不可能であり、その電圧制御の必要はなく、送出す
る電力を制御することになる。たとえば、実施の一形
態では、予め決められた電力をインバータは出力し、そ
の電力に応じた回転数をコンバータで設定し、結果的に
起こる直流電源の電圧の変化を制御するように、原動機
の燃料を制御する。あるいは、実施の他の形態では、
原動機には所要の電力量に見合った燃料を投入し、その
動力に応じた回転数をコンバータで設定し、インバータ
は直流電源の電圧が一定となるようにトランジスタの制
御を行う。
【0028】本発明では、発電機の出力端子の電圧を電
力変換装置によって設定することにより、発電機の同期
化力を利用して発電機の回転周波数を追従させ、ガスタ
ービンである原動機の発生する動力に対応する電力を取
出す。すなわち、発電電圧に依存して電力変換動作をす
るのではなく、逆に電力変換装置で電圧と周波数を規定
して、それに発電機の回転を追従させることにより、電
力変換を行うことに特徴がある。
【0029】また本発明は、(a)燃料流量によって出
力を制御可能なガスタービンに、永久磁石式同期発電機
が連結されるタービン発電機と、(b)タービン発電機
に接続されるコンバータと、(c)コンバータに接続さ
れるインバータと、(d)制御手段であって、この制御
手段は、自立運転時、電力負荷を検出し、コンバータ
が、その検出された負荷におけるガスタービンの回転速
度に対応する周波数で、同期発電機の出力を、パルス幅
変調して直流化し、ガスタービンには、燃料を、その検
出された負荷に対応し、かつコンバータから出力される
直流電圧が、予め定める電圧に保たれる燃料流量で、供
給し、インバータが、そのインバータから出力される交
流電圧が予め定める電圧に保たれるように、かつインバ
ータから出力される交流電圧の周波数が予め定める周波
数に保たれるように、コンバータから出力される直流電
圧を、パルス幅変調して交流化する制御手段とを含むこ
とを特徴とするタービン発電装置である。
【0030】また本発明は、(a)燃料流量によって出
力を制御可能なガスタービンに、永久磁石式同期発電機
が連結されるタービン発電機と、(b)タービン発電機
に接続されるコンバータと、(c)コンバータと交流連
系系統との間に接続されるインバータと、(d)制御手
段であって、この制御手段は、系統連系運転時、ガスタ
ービンには、燃料を、予め定める負荷に対応する燃料流
量で供給し、コンバータが、前記予め定める負荷におけ
るガスタービンの回転速度に対応する周波数で、同期発
電機の出力を、パルス幅変調して直流化し、インバータ
が、コンバータから出力される直流電圧が予め定める電
圧に保たれるように、系統の電圧および系統の周波数
で、コンバータから出力される直流電圧を、パルス幅変
調して交流化し、自立運転時、電力負荷を検出し、コン
バータが、その検出された負荷におけるガスタービンの
回転速度に対応する周波数で、同期発電機の出力を、パ
ルス幅変調して直流化し、ガスタービンには、燃料を、
その検出された負荷に対応し、かつコンバータから出力
される直流電圧が、予め定める電圧に保たれる燃料流量
で、供給し、インバータが、そのインバータから出力さ
れる交流電圧が予め定める電圧に保たれるように、かつ
インバータから出力される交流電圧の周波数が予め定め
る周波数に保たれるように、コンバータから出力される
直流電圧を、パルス幅変調して交流化する制御手段とを
含むことを特徴とするタービン発電装置である。
【0031】また本発明は、コンバータとインバータと
の間に、電力蓄積要素を装備することを特徴とする。
【0032】本発明に従えば、自立運転の場合は、イン
バータは出力電圧一定の制御を行う。インバータの出力
から負荷の変動を検知し、負荷に応じて燃料の制御を行
う。この自立運転をしている場合は、電力負荷にかかわ
らず周波数と電圧を一定に保持する必要があり、そのた
めに、インバータは、出力電圧と周波数一定の制御を行
う。出力電力は負荷により変動する。電力変動には、ガ
スタービンである原動機の出力を変化させて対応する。
原動機の出力が過渡的な負荷電力変動に追従できない場
合は、直流電圧源に蓄電池やコンデンサなどの電力蓄積
要素を装備してその蓄積電力で過渡的な電力変動に追従
させる。
【0033】また本発明は、制御手段はさらに、起動
時、インバータが、系統の電力を、系統の周波数で、パ
ルス幅変調して、直流化し、コンバータが、インバータ
から出力される直流電力をパルス幅変調することによっ
て、同期電動機として動作する同期発電機に、周波数
を、時間経過に伴って増加させながら、与え、この周波
数を増加して行く過程で、ガスタービンに与える燃料の
流量を、時間経過に伴って増加し、これによって同期発
電機に向って流れていた電流が、同期発電機から流れ出
すように逆転することを特徴とする。
【0034】また本発明は、制御手段はさらに、停止
時、ガスタービンに与える燃料の流量を、時間経過に伴
って減少し、コンバータが、この燃料流量を減少して行
く過程で、インバータに出力する直流電力をパルス幅変
調する周波数を、時間経過に伴って減少して行くことを
特徴とする。
【0035】本発明に従えば、コンバータが発生する電
圧の周波数を増加させると、発電機はモータとして動作
し、コンバータが発生する電圧の周波数に追従して回転
数が増加する。この過程で、燃料を投入し点火すると、
原動機が起動する。引続き、燃料を増加させるとともに
回転数を上げると、原動機は自立状態を経て動力を発
生、それに接続された発電機は電力を発生するようにな
る。当初モータとして動作していた発電機に対して、直
流電圧源から電力変換装置を介して流れていた電流は、
発電機が電力を発生するのに伴って、方向が逆転し、発
電機から直流電圧源に向って流れるようになる。すなわ
ち、起動から定常の発電機としての運転まで、連続的な
運転が可能となる。停止のときは、この逆の順序でやは
り、連続的な操作が可能となる。
【0036】また本発明は、コンバータは、電力のオン
/オフのスイッチング動作のための制御端子を有するコ
ンバータ用スイッチング素子から成るコンバータ用ブリ
ッジ回路と、各コンバータ用スイッチング素子の制御端
子にスイッチング動作のための制御信号を与えるコンバ
ータ用制御回路とを含むことを特徴とする。
【0037】また本発明は、インバータは、電力のオン
/オフのスイッチング動作のための制御端子を有するイ
ンバータ用スイッチング素子から成るインバータ用ブリ
ッジ回路と、各インバータ用スイッチング素子の制御端
子にスイッチング動作のための制御信号を与えるインバ
ータ用制御回路とを含むことを特徴とする。
【0038】本発明に従えば、コンバータおよびインバ
ータは、ブリッジ回路を有し、このブリッジ回路は、た
とえばトランジスタなどのスイッチング素子から成り、
したがってタービン発電機から系統または負荷に電力を
供給する系統連系運転時および自立運転時の場合と、系
統から同期発電機に電力を供給して起動する場合とにお
ける動作を円滑に行うことができる。本発明の実施の他
の形態では、コンバータおよびインバータは、ブリッジ
回路に代る他の構成を有していてもよい。
【0039】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
全体の構成を示す簡略化したブロック図である。タービ
ン発電機1は、ガスタービン2と永久磁石式同期発電機
3とを含む。ガスタービン2には、燃料ガスを供給する
燃料源4から、その燃料の供給流量を制御するガスコン
プレッサ5を経て、さらに遮断弁6を経て、燃料が供給
される。ガスタービン2には、燃料を火花点火する点火
プラグ7が設けられる。燃料の流量を制御することによ
って、ガスタービン2の出力を制御し、回転速度を制御
することができる。
【0040】永久磁石式同期発電機3は、永久磁石を有
するロータと、界磁コイルを有するステータとを含み、
ロータがガスタービン2の出力軸に直結されて回転駆動
されることによって、その駆動される回転速度に対応す
る周波数を有する誘起電圧を発生する。また界磁コイル
に交流電力が供給されて励磁されることによって、永久
磁石式同期発電機3は、同期電動機として動作し、トル
クを発生して、ガスタービン2の回転起動を行うことが
できる。
【0041】発電機3の界磁コイルは、たとえば星形で
あり、ライン11,12,13を介してコンバータ14
に接続される。コンバータ14は、ライン15,16間
に接続されるコンバータ用ブリッジ回路17を有する。
このコンバータ用ブリッジ回路17は、ライン15,1
6間に直列に接続される各相毎のスイッチングトランジ
スタQ1c,Q2c;Q3c,Q4c;Q5c,Q6c
とを含み、ライン11,12,13に接続される。
【0042】ライン15,16には、直流電圧部18が
設けられ、さらにインバータ19が設けられる。インバ
ータ19は、ライン15,16間に接続されるインバー
タ用ブリッジ回路20を有する。このインバータ用ブリ
ッジ回路20は、前述のコンバータ用ブリッジ回路17
に類似し、各相毎に直列に接続されたインバータ用スイ
ッチングトランジスタQ1i,Q2i;Q3i,Q4
i;Q5i,Q6iを有し、ライン21,22,23に
接続される。スイッチングトランジスタQ1c〜Q6c
およびQ1i〜Q6iは、オン/オフのスイッチング動
作をする制御端子を備えるトランジスタ以外のスイッチ
ング素子によって実現されてもよい。
【0043】これらのライン21,22,23は、リア
クトル24、突入電流防止回路25および遮断器20を
経て、商用交流電力の系統27に接続される。タービン
発電機1とコンバータ14と直流電圧部18とインバー
タ19と、リアクトル24と突入電流防止回路25と遮
断器26とは、タービン発電装置29を構成する。この
タービン発電装置29は、系統27に、ライン31,3
2,33を介して接続される。
【0044】タービン発電機1とコンバータ14とを接
続するライン11〜13のうち、ライン11,12に
は、電流センサ43,44が設けられ、これらのライン
11,12に流れる電流を検出する。インバータ19と
リアクトル24との間を接続するライン21〜23のう
ち、ライン21,22には、それらのライン21,22
に流れる電流を検出する電流センサ46,47が設けら
れる。遮断器26と系統27とを接続するライン31〜
33には、線間電圧を検出する電圧センサ49が接続さ
れる。直流電圧部18のライン15,16には、その直
流電圧部18の電圧を検出する電圧センサ51が接続さ
れる。
【0045】図2は、図1に示されるタービン発電装置
29と系統27とが接続された系統連系運転時の構成を
示す簡略化したブロック図である。ライン31,32,
33には、電力を消費する負荷35が接続される。ター
ビン発電装置29からの3相交流電力および/または系
統27からの3相交流電力は、負荷35に供給される。
こうしてタービン発電装置29は、系統連系運転される
ことができる。
【0046】図3は、タービン発電装置29の系統連系
運転時の簡略化したブロック図である。コンバータ14
は、コンバータ用ブリッジ回路17を構成するコンバー
タ用スイッチングトランジスタQ1c〜Q6cのオン/
オフのスイッチング動作のための制御端子であるゲート
またはベースに制御信号を与えるコンバータ用制御回路
37とを含む。直流電圧部18は、ライン15,16間
に接続される蓄電池38、コンデンサ39などの電力蓄
積要素40を含んでもよい。本発明では、蓄電池38な
どの電力蓄積要素40は、省略され、コンバータ14と
インバータ19とがライン15,16によって接続され
る構成だけで実現されてもよい。
【0047】インバータ19は、インバータ用ブリッジ
回路20と、そのインバータ用ブリッジ回路20を構成
するインバータ用スイッチングトランジスタQ1i〜Q
6iのオン/オフのスイッチング動作のためのゲートま
たはベースに、スイッチング動作のための制御信号を与
えるインバータ用制御回路41とを含む。
【0048】図4は、タービン発電装置29の系統連系
運転時におけるコンバータ14の制御のための構成を示
すブロック図である。負荷設定手段53は、タービン発
電装置29から系統27に出力しようとする負荷、たと
えば20kWなどの値を設定し、その設定された負荷を
表す信号をライン54に導出し、減算器55に与える。
減算器55には、負荷検出手段56の出力が与えられ
る。負荷検出手段56は、電流センサ46,47によっ
て検出されるインバータ19からの電流と、電圧センサ
49によって検出される出力電圧との積を演算して負荷
を検出する働きをする。減算器55の出力は、PI制御
を行う制御回路57に与えられ、これによってライン5
8からガスコンプレッサ5(前述の図1参照)には、ガ
スタービン2に供給される燃料の流量を制御する燃料指
令信号が導出される。こうして負荷設定手段53で設定
された負荷に、負荷検出手段56で検出される負荷が一
致するように、ガスタービン2に与えられる燃料の燃料
流量が、調整される。
【0049】負荷設定手段53のライン54を介する出
力はまた、制御回路59に与えられる。この制御回路5
9は、ガスタービン2の負荷に対応する運転効率が良好
な回転速度を表すタービン特性のマップをストアするメ
モリを含み、負荷設定手段53で設定された負荷に対応
するガスタービン2の発電機3を駆動する回転速度を表
す信号を導出する。これによって発電機3によって発生
される電圧Vを表す信号をライン61に導出し、またそ
の回転速度に対応する発電機3から導出される電圧の周
波数を表す信号をライン62に導出し、パルス幅変調P
WM発生器63に与える。PWM発生器63は、コンバ
ータ用ブリッジ回路17を構成するスイッチングトラン
ジスタQ1c〜Q6cのゲートまたはベースに、制御信
号を与える。こうしてコンバータ14は、負荷設定手段
53で設定された負荷におけるガスタービン2の回転速
度に対応する周波数fで発電機3の出力を、パルス幅変
調して、直流化し、その直流出力を、直流電圧部18を
経てインバータ19に与える。
【0050】図5は、タービン発電装置29の系統連系
運転時におけるインバータ19の制御を行うための構成
を示すブロック図である。直流電圧設定回路66で設定
される直流電圧を表す信号は、ライン67を介して減算
器68に与えられる。直流電圧部18のライン15,1
6間の電圧は、電圧センサ51によって検出され、その
検出された電圧を表す信号はライン69を経て減算器6
8に与えられる。減算器68の出力はPI制御回路71
に与えられ、電圧センサ51によって検出された電圧が
直流電圧設定手段66で設定された直流電圧に一致する
ための信号を、ライン72を介して減算器73に与え
る。
【0051】インバータ19の出力電流を検出する電流
センサ46,47によって検出された出力を表す信号
は、dq軸変換回路75に与えられ、有効電流Iqと無
効電流Idとに変換される。有効電流Iqを表す信号
は、ライン76から減算器73に与えられる。減算器7
3の出力は、P制御回路77に与えられ、有効電圧Vq
を表す信号が、dq軸逆変換回路78に与えられる。こ
のdq軸逆変換回路78は、インバータ用ブリッジ回路
20のスイッチングトランジスタQ1i〜Q6iのゲー
トに制御信号を導出する。こうしてインバータ19から
ライン21〜23を介して導出される電流の力率が1と
され、直流電圧部18の直流電力が、系統27の電圧、
周波数に一致し、同一位相で供給されて負荷35に与え
られる。
【0052】dq軸変換回路75から導出される無効電
流Idを表す信号は、ライン79から減算器81に与え
られる。無効電流を零となるように設定される設定回路
82の出力も、減算器81に与えられる。減算器81
は、検出された無効電流Idが零となるようにするため
の信号を導出し、PI制御回路83によって、dq軸逆
変換回路78には、ライン21〜23から導出されるイ
ンバータ19からの電力の無効電圧Vdが零となるよう
に、前述のインバータ用ブリッジ回路20の制御信号を
作成する。こうしてインバータ19は、コンバータ14
から出力される直流電圧が、直流電圧設定回路66で定
められた予め定める電圧に保たれるように、系統27の
電圧および系統27の周波数で、直流電圧部18の直流
電圧を、パルス幅変調して交流化する。
【0053】図6は、タービン発電装置29の自立運転
時の制御のための構成を示す簡略化したブロック図であ
る。自立運転は、ライン31〜33が系統27に接続さ
れているが、系統27が停電している場合などにおいて
行われる。この自立運転時、タービン発電装置29は負
荷35に、系統27の正常運転時における電圧、周波数
と同一値で、負荷35に電力を供給する。
【0054】図7は、図6に示されるタービン発電装置
29の自立運転時におけるコンバータ14の制御のため
の構成を示すブロック図である。負荷検出手段56は、
前述のように電流センサ46,47によって検出される
インバータ19からの電流と、電圧センサ49によって
検出される電圧との積によって、負荷を検出する。この
検出された負荷を表す信号は、制御回路89に与えられ
る。制御回路89は、前述の制御回路59と同様な構成
を有し、検出された負荷に対応するガスタービン2の回
転速度を表すタービン特性のマップがストアされたメモ
リを備える。制御回路89からの検出された負荷に対応
する回転速度に対応して、発電機3の電圧および周波数
fを表す信号は、ライン61,62に導出されて、パル
ス幅変調PWM発生器63に与えられ、これによってコ
ンバータ用ブリッジ回路17に備えられるスイッチング
トランジスタQ1c〜Q6cが制御される。
【0055】こうしてコンバータ17は、負荷検出手段
56によって検出された負荷におけるガスタービン2の
回転速度に対応する周波数fで、発電機3の出力を、パ
ルス幅変調して直流化する。ライン62の発電機3によ
って発生される電力の周波数fを表す信号は、係数器9
1に与えられて、予め定める係数kが掛算され、ライン
92から加算器93に与えられる。加算器93の出力は
ライン58を経てガスコンプレッサ5に与えられ、した
がってガスタービン2に供給される燃料の流量が、負荷
検出手段56によって検出された負荷に対応して定めら
れる。
【0056】さらに直流電圧設定手段66は、直流電圧
部18の電圧を設定し、その設定された電圧を表す信号
は、ライン67を介して減算器68に与えられる。電圧
センサ51は、直流電圧部18のライン15,16間の
電圧を検出し、その検出電圧を表す信号をライン69を
介して減算器68に与える。減算器68の出力は、PI
制御回路85に与えられる。これによって電圧センサ5
1によって検出された直流電圧が直流電圧設定手段66
で設定された電圧に一致するための信号が、加算器93
に与えられる。こうしてガスタービン2に供給される燃
料の流量はまた、コンバータ14から出力される直流電
圧が、直流電圧設定手段66で設定された電圧に保たれ
るように、制御されることになる。
【0057】図8は、図6に示されるタービン発電装置
29の自立運転時におけるインバータ19の制御を行う
構成を示すブロック図である。ライン31〜33から出
力される交流電圧は、交流電圧設定手段97で設定さ
れ、その設定された交流電圧を表す信号は、減算器98
に与えられる。この設定される交流電圧は、前述のよう
にたとえば220Vであってもよい。
【0058】電圧センサ49によってライン31〜33
から自立運転時に出力される電圧を表す信号は、dq軸
変換回路99に与えられ、その有効電圧Vqを表す信号
は、減算器98に与えられる。減算器98は、有効電圧
Vqが、交流電圧設定手段97で設定された交流電圧と
なるための信号を、PI制御回路101に与える。この
制御回路101の出力は、dq軸逆変換回路78に与え
られる。さらにライン31〜33から導出される無効電
圧Vdが零となるための設定手段102からの出力もd
q軸逆変換回路78に与えられる。dq軸逆変換回路7
8は、インバータ用ブリッジ回路20のスイッチングト
ランジスタQ1i〜Q6iのゲートまたはベースに、制
御信号を与える。これによってインバータ19は、その
インバータ19から出力される電圧センサ49によって
検出される交流電圧が、交流電圧設定手段97によって
設定された予め定める電圧Vsに保たれるように、かつ
電圧センサ49によって検出される交流電圧の周波数f
が系統27の正常時の周波数たとえば50Hzまたは6
0Hz保たれるように、コンバータ14から直流電圧部
18に出力される直流電圧を、パルス幅変調して交流化
する。
【0059】図1を参照して、ゲートドライブ回路10
4は、前述のパルス幅変調PWM発生器63と、dq軸
逆変換回路78とを含む。図1に示される制御回路10
5は、ゲートドライブ回路104に信号を与える前述の
図4〜図8の各構成要素を含み、さらにマイクロコンピ
ュータ106を含む。このマイクロコンピュータ106
もまた、ゲートドライブ回路104に信号を与える。
【0060】図9は、タービン発電装置29の起動時に
おける制御装置105に含まれる処理回路106の動作
を説明するためのフローチャートである。ステップa1
からステップa2に移り、この起動時、処理回路106
はゲートドライブ回路104に信号を与えて、インバー
タ19のインバータ用ブリッジ回路20に備えられるス
イッチングトランジスタQ1i〜Q6iのスイッチング
動作を行わせ、系統27の電力を、その系統27の周波
数で、パルス幅変調して、直流化し、そのインバータ1
9によって直流化された系統27からの電力を、直流電
圧部18に与える。ステップa3では、直流電圧部18
に備わる蓄電池38のバッテリ電圧が昇圧される。
【0061】ステップa4では、コンバータ14のコン
バータ用ブリッジ回路17に備えられるスイッチングト
ランジスタQ1c〜Q6cのスイッチング動作を行うこ
とによって、コンバータ14は、インバータ19から直
流電圧部18に出力される直流電力を、パルス幅変調す
ることによって、発電機3が同期電動機として動作する
ように、ライン11〜13に与えられる交流電力の周波
数を、時間経過に伴って増加させる。このコンバータ1
4が発電機3に与える交流電力の周波数の増加の過程
で、ステップa5では、ガスタービン2に燃料を投入し
点火することによって起動させ、ステップa6では、ガ
スタービン2に与える燃料のガスコンプレッサ5による
流量を、時間に伴って増加して燃焼させる。こうしてス
テップa7では、コンバータ14から発電機3に向かっ
て流れていた電流は、ガスタービン2、したがって発電
機3の回転速度が上昇することによって、発電機3から
コンバータ14に向かって流れ出すように逆転する。こ
うしてタービン発電装置29の自動的な起動が行われ
る。
【0062】図10は、タービン発電装置29の運転を
休止するときにおける制御装置105に備えられた処理
回路106の動作を説明するためのフローチャートであ
る。この運転の休止のための処理回路106の動作は基
本的に、前述の図9における起動時の動作とは逆とな
る。ステップb1からステップb2に移り、ガスタービ
ン2に与える燃料の流量を、ガスコンプレッサ5によっ
て、時間経過に伴って減少する。ステップb3では、前
述のステップb2における燃料流量を減少してゆく過程
で、コンバータ14は、インバータ19に出力する直流
電力をパルス幅変調する周波数を、時間経過に伴って減
少してゆく。こうしてタービン発電機1を停止し、また
コンバータ14およびインバータ19に備えられるスイ
ッチングトランジスタQ1c〜Q6c,Q1i〜Q6i
を開放する。
【0063】図11は、コンバータ14のコンバータ用
ブリッジ回路17のパルス幅変調動作を説明するための
波形図である。系統連系運転時、発電機3からライン1
1〜13には、図11(1)に示される電圧が導出され
る。この発電機3からの出力電圧の周期は、参照符T1
で示され、その周波数は、たとえば1〜1.6kHzで
ある。
【0064】図11(2)は、コンバータ用ブリッジ回
路17のスイッチングトランジスタQ1c〜Q6cのス
イッチング状態を示す図である。一定の周期T2(ただ
しT2<T1)で、オンとなる期間T21とオフとなる
期間T22(ただしT2=T21+T22)は、直流電
圧部18の電圧に対応して設定され、すなわちデューテ
ィD(=T21/T2)が設定される。このことはイン
バータ19のインバータ用ブリッジ回路20に関しても
同様である。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、インバータの出力を系
統に連系している場合、ガスタービンによって駆動され
る永久磁石式同期発電機からの高周波で、かつ周波数と
電圧が変動する同期発電機の出力から、所要の周波数と
電圧に安定して変換して電力を出力することができる。
また同期発電機の回転速度が低下したときであっても、
その同期発電機の出力変動にかかわらず、安定した出力
を導出する変換を達成することができる。
【0066】また本発明によれば、自立運転時、ガスタ
ービンの出力を変化させて、インバータの出力電圧およ
び周波数を一定に保つことができる。
【0067】さらに本発明によれば、起動時、同期発電
機を電動機として動作させ、自動的な起動動作を行うこ
とができ、起動から定常の発電機としての運転まで、連
続的な運転が可能となり、また運転の停止を連続的な操
作で可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の全体の構成を示す簡略
化したブロック図である。
【図2】図1に示されるタービン発電装置29と系統2
7とが接続された系統連系運転時の構成を示す簡略化し
たブロック図である。
【図3】タービン発電装置29の系統連系運転時の簡略
化したブロック図である。
【図4】タービン発電装置29の系統連系運転時におけ
るコンバータ14の制御のための構成を示すブロック図
である。
【図5】タービン発電装置29の系統連系運転時におけ
るインバータ19の制御を行うための構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】タービン発電装置29の自立運転時の制御のた
めの構成を示す簡略化したブロック図である。
【図7】図6に示されるタービン発電装置29の自立運
転時におけるコンバータ14の制御のための構成を示す
ブロック図である。
【図8】図6に示されるタービン発電装置29の自立運
転時におけるインバータ19の制御を行う構成を示すブ
ロック図である。
【図9】タービン発電装置29の起動時における制御装
置105に含まれる処理回路106の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図10】タービン発電装置29の運転を休止するとき
における制御装置105に備えられた処理回路106の
動作を説明するためのフローチャートである。
【図11】コンバータ14のコンバータ用ブリッジ回路
17のパルス幅変調動作を説明するための波形図であ
る。
【図12】先行技術の発電時の構成を示すブロック図で
ある。
【図13】図12に示される先行技術における起動時の
構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 タービン発電機 2 ガスタービン 3 永久磁石式同期発電機 5 ガスコンプレッサ 14 コンバータ 17 コンバータ用ブリッジ回路 18 直流電圧部 19 インバータ 20 インバータ用ブリッジ回路 27 系統 37,41 パルス幅変調PWM制御回路 40 電圧蓄積要素 43,44;46,47 電流センサ 49,51 電圧センサ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年1月31日(2003.1.3
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)燃料流
量によって出力を制御可能なガスタービンに、永久磁石
式同期発電機が連結されるタービン発電機と、(b)タ
ービン発電機に接続されるコンバータと、(c)コンバ
ータと交流連系系統との間に接続されるインバータと、
(d)制御手段であって、この制御手段は、系統連系運
転時、ガスタービンには、燃料を、予め定めたる負荷に
対応する燃料流量で供給し、コンバータが、前記予め定
める負荷におけるガスタービンの回転速度設定に周波数
が一致する模擬系統を作り出し、タービン回転数をその
模擬系統に発電機を同期運転させることで規定した状態
で直流に変換し、タービン出力の大小によって取り出す
電力を制御し、インバータが、コンバータから出力され
る直流電圧が予め定める電圧に保たれるように、系統の
電圧および系統の周波数で、コンバータから出力される
直流電圧を、パルス幅変調して交流化する制御手段とを
含むことを特徴とするタービン発電装置である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】また本発明は、(a)燃料流量によって出
力を制御可能なガスタービンに、永久磁石式同期発電機
が連結されるタービン発電機と、(b)タービン発電機
に接続されるコンバータと、(c)コンバータに接続さ
れるインバータと、(d)制御手段であって、この制御
手段は、自立時運転時、電力負荷を検出し、コンバータ
が、その検出された負荷におけるガスタービンの回転速
度設定に周波数が一致する模擬系統を作り出し、タービ
ン回数をその模擬系統に発電機を同期運転させることで
規定した状態で直流に変換し、ガスタービンには、燃料
を、その検出された負荷に対応し、かつコンバータから
出力される直流電圧が、予め定めたる電圧に保たれる燃
料流量で、供給し、インバータが、そのインバータから
出力される交流電圧が予め定める電圧に保たれるよう
に、かつインバータから出力される交流電圧の周波数が
予め定める周波数に保たれるように、コンバータから出
力される直流電圧を、パルス幅変調して交流化する制御
手段とを含むことを特徴とするタービン発電装置であ
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】また本発明は、(a)燃料流量によって出
力を制御可能なガスタービンに、永久磁石式同期発電機
が連結されるタービン発電機と、(b)タービン発電機
に接続されるコンバータと、(c)コンバータと交流連
系系統との間に接続されるインバータと、(d)制御手
段であって、この制御手段は、系統連系運転時、ガスタ
ービンには、燃料を、予め定めたる負荷に対応する燃料
流量で供給し、コンバータが、前記予め定める負荷にお
けるガスタービンの回転速度設定に周波数が一致する模
擬系統を作り出し、タービン回転数をその模擬系統に発
電機を同期運転させることで規定した状態で直流に変換
し、タービン出力の大小によって取り出す電力を制御
し、インバータが、コンバータから出力される直流電圧
が予め定める電圧に保たれるように、系統の電圧および
系統の周波数で、コンバータから出力される直流電圧
を、パルス幅変調して交流化し、自立運転時、電力負荷
を検出し、コンバータが、その検出された負荷における
ガスタービンの回転速度設定に周波数が一致する模擬系
統を作り出し、タービン回転数をその模擬系統に発電機
を同期運転させることで規定した状態で直流に変換し、
ガスタービンには、燃料を、その検出された負荷に対応
し、かつコンバータから出力される直流電圧が、予め定
めたる電圧に保たれる燃料流量で供給し、インバータ
が、そのインバータから出力される交流電圧が予め定め
る電圧に保たれるように、かつインバータから出力され
る交流電圧の周波数が予め定める周波数に保たれるよう
に、コンバータから出力される直流電圧を、パルス幅変
調して交流化する制御手段とを含むことを特徴とする運
転モードの切り替えが可能なタービン発電装置である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】本発明に従えば、コンバータおよびインバ
ータは、ブリッジ回路を有し、このブリッジ回路は、た
とえばトランジスタなどのスイッチング素子から成り、
したがってタービン発電機から系統または負荷に電力を
供給する系統連系運転時および自立運転時の場合と、系
統から同期発電機に電力を供給して起動する場合とにお
ける動作を円滑に行うことができる。本発明の実施の他
の形態では、コンバータおよびインバータは、ブリッジ
回路に代る他の構成を有していてもよい。また本発明
は、コンバータが負荷に応じたガスタービンの回転速度
設定に周波数が一致する模擬系統を作り出し、タービン
回転数をその模擬系統に発電機を同期運転させることで
規定した状態で直流に変換する制御する装置により、必
要とする電力がある規定値よりも少ないときに、コンバ
ータの出力する周波数を減少させ、タービン回転数を減
速させることで、タービンの効率が最適となる回転数で
の運転を可能とするタービン発電装置である。本発明に
従えば、同期発電機による高周波の模擬系統を作り出
し、同期発電機の同期化力によって、ガスタービンを同
期運転し、発電電力を取出す。ガスタービンは、定格出
力より少ない出力の運転時、定格回転速度よりも低い回
転速度で運転した方が、効率が高い、という特性を有す
る。高速の同期発電機の発電端子電圧を、交直変換を行
うたとえばトランジスタブリッジで実現され得るコンバ
ータで設定し、そこに発電機を同期させることにより、
発電電力を取出すとともに直流変換する。必要とする電
力がある規定値よりも少ないときに、コンバータの出力
する周波数を減少させ、タービン回転数を減速させるこ
とで、ガスタービンの特性に基づいて、所要の動力を発
生させるのに適した回転速度を設定し、タービンの効率
が最適となる回転数での運転を可能とする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02P 9/48 H02P 9/48 A (72)発明者 野呂 治 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (72)発明者 藤井 龍雄 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 Fターム(参考) 3G071 AB01 BA02 BA04 CA01 CA02 FA01 FA02 HA01 HA02 JA03 5H007 BB06 CA01 CB02 CB05 CC03 CC09 CC12 DA03 DA04 DA06 DB02 DB07 DC02 DC05 EA02 5H590 CC02 CC24 CD01 CD03 CE01 CE02 EA01 EA05 EA13 EA15 EB12 EB17 FA08 FB02 FC12 GA02 GA06 GA08 HA02 HA04 HB02 HB03 JB02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)燃料流量によって出力を制御可能
    なガスタービンに、永久磁石式同期発電機が連結される
    タービン発電機と、 (b)タービン発電機に接続されるコンバータと、 (c)コンバータと交流連系系統との間に接続されるイ
    ンバータと、 (d)制御手段であって、この制御手段は、系統連系運
    転時、 ガスタービンには、燃料を、予め定める負荷に対応する
    燃料流量で供給し、 コンバータが、前記予め定める負荷におけるガスタービ
    ンの回転速度に対応する周波数で、同期発電機の出力
    を、パルス幅変調して直流化し、 インバータが、コンバータから出力される直流電圧が予
    め定める電圧に保たれるように、系統の電圧および系統
    の周波数で、コンバータから出力される直流電圧を、パ
    ルス幅変調して交流化する制御手段とを含むことを特徴
    とするタービン発電装置。
  2. 【請求項2】 (a)燃料流量によって出力を制御可能
    なガスタービンに、永久磁石式同期発電機が連結される
    タービン発電機と、 (b)タービン発電機に接続されるコンバータと、 (c)コンバータに接続されるインバータと、 (d)制御手段であって、この制御手段は、自立運転
    時、 電力負荷を検出し、 コンバータが、その検出された負荷におけるガスタービ
    ンの回転速度に対応する周波数で、同期発電機の出力
    を、パルス幅変調して直流化し、 ガスタービンには、燃料を、その検出された負荷に対応
    し、かつコンバータから出力される直流電圧が、予め定
    める電圧に保たれる燃料流量で、供給し、 インバータが、そのインバータから出力される交流電圧
    が予め定める電圧に保たれるように、かつインバータか
    ら出力される交流電圧の周波数が予め定める周波数に保
    たれるように、コンバータから出力される直流電圧を、
    パルス幅変調して交流化する制御手段とを含むことを特
    徴とするタービン発電装置。
  3. 【請求項3】 (a)燃料流量によって出力を制御可能
    なガスタービンに、永久磁石式同期発電機が連結される
    タービン発電機と、 (b)タービン発電機に接続されるコンバータと、 (c)コンバータと交流連系系統との間に接続されるイ
    ンバータと、 (d)制御手段であって、この制御手段は、 系統連系運転時、 ガスタービンには、燃料を、予め定める負荷に対応する
    燃料流量で供給し、 コンバータが、前記予め定める負荷におけるガスタービ
    ンの回転速度に対応する周波数で、同期発電機の出力
    を、パルス幅変調して直流化し、 インバータが、コンバータから出力される直流電圧が予
    め定める電圧に保たれるように、系統の電圧および系統
    の周波数で、コンバータから出力される直流電圧を、パ
    ルス幅変調して交流化し、 自立運転時、 電力負荷を検出し、 コンバータが、その検出された負荷におけるガスタービ
    ンの回転速度に対応する周波数で、同期発電機の出力
    を、パルス幅変調して直流化し、 ガスタービンには、燃料を、その検出された負荷に対応
    し、かつコンバータから出力される直流電圧が、予め定
    める電圧に保たれる燃料流量で、供給し、 インバータが、そのインバータから出力される交流電圧
    が予め定める電圧に保たれるように、かつインバータか
    ら出力される交流電圧の周波数が予め定める周波数に保
    たれるように、コンバータから出力される直流電圧を、
    パルス幅変調して交流化する制御手段とを含むことを特
    徴とするタービン発電装置。
  4. 【請求項4】 コンバータとインバータとの間に、電力
    蓄積要素を装備することを特徴とする請求項1〜3のう
    ちの1つに記載のタービン発電装置。
  5. 【請求項5】 制御手段はさらに、起動時、 インバータが、系統の電力を、系統の周波数で、パルス
    幅変調して、直流化し、 コンバータが、インバータから出力される直流電力をパ
    ルス幅変調することによって、同期電動機として動作す
    る同期発電機に、周波数を、時間経過に伴って増加させ
    ながら、与え、 この周波数を増加して行く過程で、ガスタービンに与え
    る燃料の流量を、時間経過に伴って増加し、 これによって同期発電機に向って流れていた電流が、同
    期発電機から流れ出すように逆転することを特徴とする
    請求項1〜4のうちの1つに記載のタービン発電装置。
  6. 【請求項6】 制御手段はさらに、停止時、 ガスタービンに与える燃料の流量を、時間経過に伴って
    減少し、 コンバータが、この燃料流量を減少して行く過程で、イ
    ンバータに出力する直流電力をパルス幅変調する周波数
    を、時間経過に伴って減少して行くことを特徴とする請
    求項1〜6のうちの1つに記載のタービン発電装置。
  7. 【請求項7】 コンバータは、 電力のオン/オフのスイッチング動作のための制御端子
    を有するコンバータ用スイッチング素子から成るコンバ
    ータ用ブリッジ回路と、 各コンバータ用スイッチング素子の制御端子にスイッチ
    ング動作のための制御信号を与えるコンバータ用制御回
    路とを含むことを特徴とする請求項1〜6のうちの1つ
    に記載のタービン発電装置。
  8. 【請求項8】 インバータは、 電力のオン/オフのスイッチング動作のための制御端子
    を有するインバータ用スイッチング素子から成るインバ
    ータ用ブリッジ回路と、 各インバータ用スイッチング素子の制御端子にスイッチ
    ング動作のための制御信号を与えるインバータ用制御回
    路とを含むことを特徴とする請求項1〜7のうちの1つ
    に記載のタービン発電装置。
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