JP4431679B2 - 複合材およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、炭素繊維またはカーボンナノチューブを用いた複合材およびその製造方法に関する。
近年、パーソナルコンピュータ(以下、PCと称す)やゲーム機等に使用される半導体モジュールは高速化、高集積化されるに従い、その消費電力も大きくなり、それに伴って半導体モジュールそのものの発熱も大きくなっている。このようなPC等の半導体モジュールに対して、一般的に放熱部材として使用されているアルミニウムは、熱伝導率が237W/mKであり、高発熱に対応するために、表面積の拡大化、部材の強制空冷化などで対応している。
また最近では、ノート型PCにおいて、熱を温度の低い部分に移送し放熱させることを目的に、熱交換流体を金属チューブに封入し相変化を利用して循環させるいわゆるヒートパイプと呼ばれる製品も採用されている。
しかし、これらの手法では、冷却、放熱能力に限界があり、高コストになることから、より高い熱伝導率をもち、かつ低コストで製造可能な放熱部材の開発が求められている。そこで、例えば、特許文献1には、炭素繊維を分散したアルミニウム基複合材料であって、分散材である炭素繊維が複合材料の熱膨張を抑制しようとする方向に二次元ランダム状態で配向され、厚み方向に層構造とされている炭素繊維分散アルミニウム基複合材料が示されている。
特開2001−73102号公報
ところで、この特許文献1に記載の炭素繊維分散アルミニウム基複合材料においては、低熱膨張で高い熱伝導性を有し熱的な衝撃に対しても熱特性が劣化しないという性質を有するものの、炭素繊維が二次元ランダム状態で配向されていることから、その熱の流動方向が一定せず、換言すると、熱流方向の制御が困難であるので、上述したノート型PC等のように熱の廃棄位置に制限があるものに対しては用いられないものである。
そこで、本発明の目的は、上記の課題を解決し、熱流方向の制御が可能で製作が容易な複合材およびその製造方法を提供することにある。
上記目的を達成する本発明の一形態になる複合材は、炭素繊維及びカーボンナノチューブの少なくとも一種類がその繊維軸方向が整列され、少なくともアルミニウムを含む金属とで構成されていることを特徴とする。
ここで、前記炭素繊維またはカーボンナノチューブは、等間隔もしくは不等間隔に配列されていてもよい。
また、前記炭素繊維またはカーボンナノチューブの太さが等しいもしくは異なるものであってもよい。
上記目的を達成する本発明の他の形態になる複合材は、炭素繊維及びカーボンナノチューブの少なくとも一種類がその繊維軸方向が整列され、少なくともアルミニウムを含む金属とで構成されると共に、これが複数個、前記繊維軸方向を同方向にして、積層して構成されていることを特徴とする。
上記目的を達成する本発明のさらに他の形態になる複合材は、炭素繊維及びカーボンナノチューブの少なくとも一種類がその繊維軸方向が整列され、少なくともアルミニウムを含む金属とで構成されると共に、これが複数個、前記繊維軸方向を交互に異ならせて、積層して構成されていることを特徴とする。
さらに、上記目的を達成する本発明の一形態になる複合材の製造方法は、少なくともアルミニウムを含む金属層の上に炭素繊維及びカーボンナノチューブの少なくとも一種類をその繊維軸方向を整列して配置し、さらにその上に少なくともアルミニウムを含む金属層をサンドイッチ状に積層し、所定の温度で加熱しつつ、所定の圧力で圧着し一体化する工程を備えることを特徴とする。
ここで、前記所定の温度は約500〜700℃であり、前記所定の圧力は約6.2Mpa/cmであることが好ましい。
一般に、炭素繊維やカーボンナノチューブ(以下「CF等」という)は繊維軸方向へは熱は伝わり易いが、繊維軸に垂直な方向には伝わりにくいという性質を持つ。本発明の一形態になる複合材によれば、少なくともアルミニウムを含む金属に炭素繊維及びカーボンナノチューブの少なくとも一種類がその繊維軸方向が整列されて、構成されているので、その部材の発熱部から所望の部分まで熱をすばやく伝える経路が形成されることにより、部材の特定の面への熱伝導率を制御することが可能となる。
ここで、前記炭素繊維またはカーボンナノチューブが、等間隔もしくは不等間隔に配列されている形態や、前記炭素繊維またはカーボンナノチューブの太さが等しいもしくは異なる形態によれば、その熱伝導率を制御することが可能である。
また、本発明の他の形態になる複合材によれば、炭素繊維及びカーボンナノチューブの少なくとも一種類がその繊維軸方向が整列され、少なくともアルミニウムを含む金属とで構成されると共に、これが複数個、前記繊維軸方向を同方向にして、または、交互に異ならせて、積層して構成されているので、所定の強度を有することができる。
さらに、本発明の一形態になる複合材の製造方法によれば、単純な工程且つ低コストで所望の複合材を得ることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明に係る複合材の基本構造を概念的に示す複合シート10の拡大断面図であり、(A)は、繊維軸方向が整列された炭素繊維及びカーボンナノチューブの少なくとも一種類である「CF」11が等しい太さで等間隔lに配列され、少なくともアルミニウムを含む金属層としてのアルミニウム層12でサンドイッチ状に挟持された状態を示している。なお、(B)は「CF」11が等しい太さで異なる間隔l、lを含む不等間隔に配列された例、(C)は「CF」11が異なる太さΦ、Φを含んで等間隔lに配列された例、および(D)は「CF」11が異なる太さΦ、Φを含んで異なる間隔l、lを含む不等間隔に配列された例を示している。いずれも所望の熱伝導率、熱膨張率を得るために、CF等の繊維密度および配列間隔(配列密度)はそれぞれ調整することが可能である。
なお、アルミニウム以外の金属層としては、コストを考慮すると銅(熱伝導率402W/mK)、コストを無視すると銀(熱伝導率422W/mK)が可能である。また、軽量化を考慮するとマグネシウム(熱伝導率156W/mK)が可能である。さらに、ここに用いる炭素繊維とは、微細なグラファイト結晶構造をもつ繊維状の炭素物質で、グラファイト結晶構造とは2次元の板状重合の構造であり、これが何層にも重なったものをいう。また、ここに用いるカーボンナノチューブとは、グラファイトシートが管状になったものをいい、紡績等により所要の太さまで大きくされている。カーボンナノチューブには単層カーボンナノチューブおよび多層カーボンナノチューブがあることが知られている。両者は、結晶構造上はお互いに大きな違いはないが、その直径はナノチューブが1ナノメートル程度なのに対し、炭素繊維は数マイクロメートルである。なお、長さ20cm、直径0.3mmのカーボンナノチューブの製造については、CVD法による成長法が報告されている(Zhu et al.、 Science 296(2002)、884)。
次に、上述の基本構造を有する複合シート10を積層して形成するブロック状の複合材の作成手順を、図2を参照して説明する。
まず、図2(A)は、上述の複合シート10を作成する上述の工程を示し、アルミニウム層12の上にCF等11をその繊維軸方向を整列して配置し、さらにその上にアルミニウム層12をサンドイッチ状に積層し、所定の温度で加熱しつつ、所定の圧力を加える。そして、それぞれを接合させて一体化することにより複合シート10を作成する。なお、CF等11の材料としてCF等のプリプレグ(炭素繊維、ガラス繊維の織物もしくは一方向に引き揃えた繊維に各種樹脂や金属を含浸したシート状のもの)を利用し、所望の太さに調整したものを用いてもよい。
次に、この複合シート10を複数個、積層し(図2(B)参照)、さらに加圧および加熱することにより、ブロック状の複合材を作成する(図2(C)参照)。より詳しくは、図6に示すように、真空容器200に内臓された加圧機205を用いて作成する。この加圧機205はステンレス製の筒状容器210とこの筒状容器210に設けられた加圧ダイ220と同じく加圧ピストン230とを有している。そして、この加圧ダイ220と加圧ピストン230との間に上述の複合シート10を所要の複数個数、積層して置き、真空容器200内を真空引きしつつ不活性ガスを導入する。さらに、真空容器200内を所定の温度(例えば、約700℃)に加熱すると共に、加圧ダイ220と加圧ピストン230とにより所定の圧力(例えば、6.2Mpa/cm)で所定の保持時間(例えば、1時間程度)加圧する。この後、加圧機205ないしは真空容器200から取り出し、図2(C)に示されるブロック状の複合材を得る。このブロック状の複合材の繊維方向に直交する両端面は不定形であるので、両端を繊維方向に対し直角に切断し、複合材20とする(図2(D)参照)。
このようにして作成された複合材20は、CF等11の繊維軸方向が全て同一方向に整列して配置されているので、例えば、熱源が左端にある場合、熱は右端の方へ伝わりやすく、それ以外の面(上・下・前・後のそれぞれの面)には伝わりにくくなる。そこで、右端を十分に冷却すれば、それ以外の面での放熱量が少なくなる。従って、この複合材20は、熱源から遠く離れた廃熱部へ向かう熱流方向の制御が容易である。
なお、図1に示す複合シート10を製造する方法として、積層法によるものについて上に説明したが、溶湯含浸法や粉末焼結法などの他の方法によって製造してもよいこともちろんである。
また、CF等11の繊維軸方向が全て同一方向に整列して配置されている複合材20を基本として、用途に応じて所望の熱伝導率、熱膨張率を得るために、種々の形態の複合材を得ることができる。例えば、図2(E)に示すように、複合材20をCF等11に対して、平行な方向にスライスしたもの20H、および図2(F)に示すように、CF等11に対して、垂直な方向にスライスしたもの20Vを用意し、これらを交互に重ね合わせて加圧および加熱することにより複合材30を作成するのである。同様に、図2(E)に示すように、複合材20をCF等11に対して、平行な方向にスライスしたもの20Hを、そのCF等11の繊維軸方向を交互に異ならせて重ね合わせ加圧および加熱することにより複合材40を作成することもできる。
ここで、上述の各複合材20、30および40における熱の流れ特性を図3を参照して説明する。図3において、矢印は熱の流れる方向およびその大きさは熱の流れ易さを示している。図3(A)に示された複合材20は、その底面に熱源が存するとき、左右方向によく熱を伝える複合材となり、図3(B)に示された複合材30は、その底面に熱源が存するとき、上、前後および左右方向によく熱を伝える複合材となり、さらに、図3(C)に示された複合材40は、その底面に熱源が存するとき、前後および左右方向によく熱を伝える複合材となることが分かる。換言すると、炭素繊維を一方向に配列した複合材20が繊維方向のみ熱伝導率を高めることが可能なのに対し、複合材30は材料のどの面でも熱伝導率を高めることが可能となる。また、繊維の密度を調整することにより、特定の面(一方向、2次元平面、3次元方向)への熱伝導率を制御することが可能である。
次に、かかる複合材をノート型PCに用いた例を図4に示す。図4において、100は半導体110等が配置されたマザーボード、120は半導体110等が出す熱を効率よく放出するためにその上面に接触させて使用される金属板製のヒートスプレッダ、130はヒートシンクおよび140は冷却ファンである。そこで、本実施の形態では、両ヒートスプレッダ120同士に端部を接触させて複合材20が架橋状態に設けられていると共に、ヒートスプレッダ120とヒートシンク130との間にも互いに端部が接触されて複合材20が架橋状態に設けられている。
この両ヒートスプレッダ120同士およびヒートスプレッダ120とヒートシンク130との間に架橋状態に設けられた複合材20は、互いに接触している部材同士間では熱が伝わりやすいが、それ以外の面(上・下・前・後のそれぞれの面)には伝わりにくい。そこで、ヒートシンク130を十分に冷却すれば、熱は半導体110等の発熱部から複合材20を通ってヒートシンク130に導かれるが、それ以外の面での放熱量は少ない。従って、半導体110等の発熱部からのキーボード部分に対する放射熱によるその過熱を生じさせることなく、通常、背面部に配置されるヒートシンク130に熱を効率よく流すことができる。
また、ヒートシンク130については、図5に示すように、アルミニウム製の基盤131に対し、放熱フィンとしての複合材20が複数個、所定の間隔をあけて並列に設けられている。一般に従来のヒートシンクは、アルミニウムや鋼などの高熱伝導素材で構成されており、放熱面積を稼ぐために多数の放熱フィンを備えている。そして、増大した面積を効率よく活かして放熱効率を高めるには、放熱フィンにある程度の厚みを持たせて熱源から離れた表面まで熱を輸送する必要がある。しかし、従来の上記金属材料からなる放熱フィンを薄くすることによる、表面積を増大化させる方法には強度上限界があるが、本実施の形態による複合材20の放熱フィンでは、熱伝導率が高く、軽量化、薄膜化が可能であるので、基盤131から離れた表面まで熱を効率よく輸送でき、放熱効率の高いヒートシンクとすることができる。
また、用途に応じて所望の熱伝導率、熱膨張率を得るために形成された複合材20、30、40においては、上述のヒートスプレッダ120やヒートシンク130との熱膨張率に合わせて用いることが可能である。例えば、接触面で加熱−冷却が繰り返されたと仮定した場合、熱膨張率の違いから熱疲労により接合面でクラックが生じることが考えられるが、CF等の熱膨張率はほぼ0であり、CF等をヒートシンク130の骨格として用いると熱膨張率が調整可能となる。そこで、複合材20、30、40の熱膨張率をその接合相手部材の熱膨張率と同じ熱膨張率に調整して作成した場合には、先ほどの熱疲労によるクラックが生ずることがない。なお、異方向に積層して形成された場合には、熱はどの面にも均等に伝わるが、熱の伝わり易さは現存の素材よりさらに良いので、放熱部材として用いた場合、その軽量化、薄膜化が十分に生かせることになる。また、CF等は熱膨張率が小さいため、複合化した際、金属単体と比較して熱膨張を抑制することができる。これにより、半導体と放熱部材との界面での熱疲労を抑えることができ、双方の長寿命化が期待できる。
少なくともアルミニウムを含む金属層として厚さ15μmの(キッチン用)アルミホイルと、直径10μmの炭素繊維を用いた。これらの熱伝導率はアルミニウムが237W/mK、炭素繊維が500W/mKである。そして、この炭素繊維を上記の作成方法により繊維軸方向が全て同一方向に整列するように配置して、アルミホイルによりサンドイッチ状に挟み込み、不活性雰囲気中にて加圧しながら500℃程度に加熱してアルミホイルを接合させ、複合シートを得た。
なお、この分量は、炭素繊維が数〜80vol%程度が可能であり、このときの熱伝導率は複合材において、(部材の熱伝導率)=(アルミの含有比率)×237+(炭素繊維の含有比率)×500で求められるので、例えば、アルミ:炭素繊維=50%:50%とした場合、上記の式により 0.5×237+0.5×500=368.5W/mKとなり、アルミ単体と比較して熱伝導率が相当高くなる。
次に、上で作成した複合シートを適当な大きさに切断した後、複数個、積層し、上記と同様に窒素雰囲気等の不活性雰囲気中にて、約700℃に加熱すると共に、加圧機により6.2Mpa/cmの圧力で1時間程度加圧した。そして、縦×横×厚さ=20mm×20mm×1mmの、図2(C)等に示す形態のブロック状の複合材を得ることができた。
本発明に係る複合材の基本構造を概念的に示す複合シートの拡大断面図であり、(A)は、繊維軸方向が整列された「CF」が等しい太さで等間隔に配列され、アルミニウム層でサンドイッチ状に挟持された例、(B)は「CF」が等しい太さで異なる間隔を含む不等間隔に配列された例、(C)は「CF」が異なる太さを含んで等間隔に配列された例、および(D)は「CF」が異なる太さを含んで異なる間隔を含む不等間隔に配列された例を示している。 基本構造を有する複合シートを積層して形成するブロック状の複合材の作成手順を示す工程図である。 各複合材20、30および40における熱の流れ特性を示す斜視図であり、(A)は、その底面に熱源が存するとき、左右方向によく熱を伝える複合材20、(B)は、その底面に熱源が存するとき、上、前後および左右方向によく熱を伝える複合材30、さらに、(C)は、その底面に熱源が存するとき、前後および左右方向によく熱を伝える複合材40を示す。 本発明に係る複合材をノート型PCに用いた実施の形態を示す分解斜視図である。 本発明に係る複合材を放熱フィンとして用いたヒートシンクの一例を示す斜視図である。 本発明に係る複合材を作成するのに用いる装置の一例を示す断面概略図である。
符号の説明
10 複合シート
11 「CF」
12 アルミニウム層
20,30、40 複合材

Claims (7)

  1. 炭素繊維及びカーボンナノチューブの少なくとも一種類をその繊維軸方向を整列して配置し、少なくともアルミニウムを含む金属層をサンドイッチ状に積層して複合シートを作成し、
    前記複合シートを、繊維軸方向が全て同一方向になるように整列して複数個、積層してブロック状の複合材を作成し、
    前記ブロック状の複合材を前記繊維軸方向に対して平行な方向にスライスしたものと、
    前記ブロック状の複合材を前記繊維軸方向に対して垂直な方向にスライスしたものとを、
    交互に、繊維軸方向が前後方向、上下方向、左右方向に異ならせて積層して構成されている複合材。
  2. 前記炭素繊維またはカーボンナノチューブは、等間隔に配列されていることを特徴とする請求項1に記載の複合材。
  3. 前記炭素繊維またはカーボンナノチューブは、不等間隔に配列されていることを特徴とする請求項1に記載の複合材。
  4. 前記炭素繊維またはカーボンナノチューブの太さが等しいことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の複合材。
  5. 前記炭素繊維またはカーボンナノチューブの太さが異なることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の複合材。
  6. 少なくともアルミニウムを含む金属層の上に、炭素繊維及びカーボンナノチューブの少なくとも一種類をその繊維軸方向を整列して配置し、
    さらにその上に少なくともアルミニウムを含む金属層をサンドイッチ状に積層し、所定の温度で加熱しつつ、所定の圧力で圧着し一体化して複合シートを作成し、
    前記複合シートを、繊維軸方向が全て同一方向になるように整列して複数個、積層し、加圧および加熱することにより、ブロック状の複合材を作成し、
    前記ブロック状の複合材を前記繊維軸方向に対して平行な方向にスライスしたものと、
    前記ブロック状の複合材を前記繊維軸方向に対して垂直な方向にスライスしたものとを、
    交互に、繊維軸方向が前後方向、上下方向、左右方向に異ならせて積層し、加圧および加熱する工程を備えることを特徴とする複合材の製造方法。
  7. 前記所定の温度は500〜700℃であり、前記所定の圧力は6.2Mpa/cm
    あることを特徴とする請求項6に記載の複合材の製造方法。
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