JP4429717B2 - フィルム材 - Google Patents

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Description

本発明はフィルム材に関し、更に詳しくは食品包装材、農業資材、電子部品包装材等に用いられるフィルム材であって、摩擦帯電や剥離帯電による静電気障害がなく、同時に優れた平滑性を有する単層又は積層のフィルム材に関する。
従来、前記のようなフィルム材として、かかるフィルム材に制電性や平滑性を持たせるため、少なくとも一つの表層を、ポリオレフィン系樹脂にグリセリド、グリセリン誘導体の脂肪酸エステル、多価アルコールと脂肪酸とのエステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミン脂肪酸エステル、ヒドロキシアルキル置換脂肪族アミン、ヒドロキシアルキル置換脂肪酸アミド、ベタイン化合物、ベタイン化合物のエチレンオキサイド付加物、第4級アンモニウム塩等を含有させたポリオレフィン系樹脂組成物で形成したものが知られている(例えば特許文献1〜5参照)。
ところが、かかる従来のフィルム材には、摩擦帯電や剥離帯電による静電気障害及び平滑性を充分に且つ持続して改善することができないという問題がある。
特開昭63−173640号公報 特開平7−251455号公報 特開平10−80985号公報 特開平11−115124号公報 特開平11−240115号公報
本発明が解決しようとする課題は、摩擦帯電や剥離帯電による静電気障害及び平滑性を充分に且つ持続して改善したフィルム材を提供する処にある。
しかして本発明者らは、前記の課題を解決するべく研究した結果、少なくとも一つの表層を、ポリオレフィン系樹脂に特定の3成分を特定の割合で含有させたポリオレフィン系樹脂組成物で形成して成るものが正しく好適であることを見出した。
すなわち本発明は、単層又は積層のフィルム材において、少なくとも一つの表層を、ポリオレフィン系樹脂に下記のA成分を0.02〜1重量%、B成分を0.02〜1重量%及びC成分を0.02〜0.5重量%となるよう、またこれらを合計で0.11〜2.5重量%となるよう含有させ、且つA成分/B成分=50/50〜80/20(重量比)の割合となるよう、またC成分/(A成分+B成分)=10/100〜200/100(重量比)の割合となるよう含有させたポリオレフィン系樹脂組成物で形成して成ることを特徴とするフィルム材に係る。
A成分:4〜6価のポリオールと炭素数12〜18の脂肪族モノカルボン酸との部分エステル
B成分:アルキル基の炭素数12〜18のアルキルスルホン酸アルカリ金属塩
C成分:アシル基の炭素数12〜22の脂肪族第1アミド
本発明に係るフィルム材は、単層又は積層のフィルム材であって、少なくとも一つの表層をポリオレフィン系樹脂に前記のような特定の3成分を特定の割合となるよう含有させたポリオレフィン系樹脂組成物で形成して成るものである。したがって、それが一つの表層からなる単層のフィルム材である場合、この表層はかかるポリオレフィン系樹脂組成物で形成されており、またそれが二つの表層を有する2層以上の積層のフィルム材である場合、片側又は両側の表層はかかるポリオレフィン系樹脂組成物で形成されている。
表層を形成するポリオレフィン系樹脂組成物に用いるポリオレフィン系樹脂としては、1)エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチルペンテン−1、1−オクテン等の炭素数2〜8のα−オレフィンから選ばれる一つから得られる、ポリエチレン、ポリプロピレン等のα−オレフィン単独重合体、2)前記のような炭素数2〜8のα−オレフィンから選ばれる二つ以上から得られる、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−(1−ブテン)共重合体、エチレン−(1−ヘキセン)共重合体等のα−オレフィン共重合体、3)エチレンと酢酸ビニルとから得られる共重合体等が挙げられるが、なかでも前記1)のα−オレフィン単独重合体、前記2)のα−オレフィン共重合体が好ましい。また前記2)のα−オレフィン共重合体としては、エチレンと炭素数4〜8のα−オレフィンとの共重合体であって、全構成単位中に炭素数4〜8のα−オレフィンから形成された構成単位を3.5〜50重量%有するものがより好ましい。かかるα−オレフィン共重合体は、いずれも公知の高活性チーグラー触媒、メタロセン触媒等の均一系触媒を用い、気相法、溶液重合法等によって得られるが、密度が0.86〜0.94g/cm、MFRが0.01〜20g/10分であるものが特に好ましい。以上例示したポリオレフィン系樹脂は、二つ以上のポリオレフィン系樹脂を混合して用いることもできる。
表層を形成するポリオレフィン系樹脂組成物に用いるA成分は、4〜6価のポリオールと炭素数12〜18の脂肪族モノカルボン酸との部分エステルである。
A成分の部分エステルにおいて、原料となる4〜6価のポリオールとしては、1)ペンタエリスリトール、グルコース、ソルビタン、ジグリセリン、エチレングリコールジグリセリルエーテル等の4価のポリオール、2)トリグリセリン、トリメチロールプロパンジグリセリルエーテル等の5価のポリオール、3)ソルビトール、テトラグリセリン、ジペンタエリスリトール等の6価のポリオールが挙げられる。また他の原料となる炭素数12〜18の脂肪族モノカルボン酸としては、ドデカン酸、テトラデカン酸、オクタデカン酸、テトラデセン酸、オクタデセン酸、イソオクタデカン酸、12−ヒドロキシオクタデカン酸等が挙げられる。A成分としての部分エステルは、以上説明した4〜6価のポリオールと炭素数12〜18の脂肪族モノカルボン酸との適宜の組合わせから得られるものである。かかる部分エステルとしては、ジグリセリン=モノステアラート、ジグリセリン=モノラウラート、ソルビタン=モノステアラート、トリグリセリン=モノラウラート等が挙げられる。
表層を形成するポリオレフィン系樹脂組成物に用いるB成分は、アルキル基の炭素数12〜18のアルキルスルホン酸アルカリ金属塩である。
B成分のアルキル基の炭素数12〜18のアルキルスルホン酸アルカリ金属塩としては、ドデシルスルホン酸ナトリウム、テトラデシルスルホン酸ナトリウム、ペンタデシルスルホン酸ナトリウム、テトラデシルスルホン酸リチウム、ヘキサデシルスルホン酸リチウム、オクタデシルスルホン酸リチウム等が挙げられる。
表層を形成するポリオレフィン系樹脂組成物に用いるC成分は、アシル基の炭素数12〜18の脂肪族第1アミドである。
C成分のアシル基の炭素数12〜18の脂肪族第1アミドとしては、ドデカンアミド、トリデカンアミド、テトラデカンアミド、ペンタデカンアミド、ヘキサデカンアミド、ヘプタデカンアミド、オクタデカンアミド等が挙げられる。
本発明に係るフィルム材は、単層又は積層のフィルム材であって、少なくとも一つの表層を、ポリオレフィン系樹脂に以上説明したようなA成分を0.02〜1重量%、B成分を0.02〜1重量%及びC成分を0.02〜0.5重量%となるよう、またこれらを合計で0.11〜2.5重量%となるよう含有させ、且つA成分/B成分=50/50〜80/20(重量比)の割合となるよう、またC成分/(A成分+B成分)=10/100〜200/100(重量比)の割合となるよう含有させたポリオレフィン系樹脂組成物で形成したものである。
本発明に係るフィルム材において、表層を形成するポリオレフィン系樹脂組成物には、以上説明したようなA成分、B成分及びC成分以外に、合目的的に他の剤を含有させることができる。かかる他の剤としては、熱安定剤、酸化防止剤、中和剤、滑剤、耐候剤、紫外線吸収剤、アンチブロッキング剤等が挙げられるが、これらの他の剤の含有量は可及的に少量とするのが好ましい。
本発明に係るフィルム材は、インフレーション成形やTダイ成形により得ることができる。インフレーション成形としては空冷インフレーション成形、空冷2段インフレーション成形、水冷インフレーション成形等が挙げられ、Tダイ成形としては、Tダイとしてストレート・マニホールド型、コート・ハンガー型、これらを組み合わせたもの等を使用した成形が挙げられる。また本発明のフィルム材が積層のフィルム材である場合、積層方法としてはドライラミネート法、サンドラミネート法、押し出しラミネート法、共押し出し法等が挙げられるが、なかでも共押し出し法が好ましい。積層する際には、ポリウレタン系接着剤、有機チタン系アンカーコート剤、イソシアネート系アンカーコート剤、接着性樹脂等を使用することができる。これらの成形や積層に続いて、延伸を行なうこともでき、かかる延伸としては、逐次二軸延伸法、同時二軸延伸法、チューブラー二軸延伸法等が挙げられる。
以上説明した本発明に係るフィルム材は、摩擦帯電や剥離帯電による静電気障害及び平滑性を充分に且つ持続して改善することができる。
本発明に係るフィルム材の実施形態としては、次の1)〜8)が挙げられる。
1)一つの表層からなる単層のフィルム材であって、この表層を、下記のポリオレフィン系樹脂(E−1)に、下記のA−1成分を0.07重量%、下記のB−1成分を0.03重量%及び下記のC−1成分を0.20重量%となるよう含有させたポリオレフィン系樹脂組成物で形成して成るフィルム材。
ポリオレフィン系樹脂(E−1):エチレン−(1−ブテン)共重合体(密度0.920g/cm、MFR2.1g/10分)
A−1成分:ジグリセリン=モノステアラート
B−1成分:テトラデシルスルホン酸ナトリウム
C−1成分:ドコセンアミド
2)一つの表層からなる単層のフィルム材であって、この表層を、前記のポリオレフィン系樹脂(E−1)に、前記のA−1成分を0.90重量%、前記のB−1成分を0.24重量%及び前記のC−1成分を0.48重量%となるよう含有させたポリオレフィン系樹脂組成物で形成して成るフィルム材。
3)一つの表層からなる単層のフィルム材であって、この表層を、下記のポリオレフィン系樹脂(E−2)に、下記のA−2成分を0.42重量%、下記のB−2成分を0.38重量%及び下記のC−2成分を0.10重量%となるよう含有させたポリオレフィン系樹脂組成物で形成して成るフィルム材。
ポリオレフィン系樹脂(E−2):エチレン−(1−ヘキセン)共重合体(密度0.930g/cm、MFR1.0g/10分)
A−2成分:ソルビタン=モノステアラート
B−2成分:ペンタデシルスルホン酸ナトリウム
C−2成分:オクタデセンアミド
4)二つの表層を有する3層の積層のフィルム材であって、片側の表層を、前記のポリオレフィン系樹脂(E−1)に、前記のA−1成分を0.07重量%、下記のB−3成分を0.03重量%及び前記のC−1成分を0.20重量%となるよう含有させたポリオレフィン系樹脂組成物で、また中間層及び他の片側の表層を前記のポリオレフィン系樹脂(E−1)で形成して成るフィルム材。
B−3成分:テトラデシルスルホン酸ナトリウム/ペンタデシルスルホン酸ナトリウム=50/50(重量比)の混合物
5)二つの表層を有する3層の積層のフィルム材であって、片側の表層を、前記のポリオレフィン系樹脂(E−1)に、前記のA−2成分を0.90重量%、前記のB−2成分を0.24重量%及び下記のC−3成分を0.48重量%となるよう含有させたポリオレフィン系樹脂組成物で、また中間層及び他の片側の表層を前記のポリオレフィン系樹脂(E−1)で形成して成るフィルム材。
C−3成分:ドコサンアミド
6)二つの表層を有する3層の積層のフィルム材であって、片側の表層を、前記のポリオレフィン系樹脂(E−2)に、下記のA−3成分を0.42重量%、前記のB−1成分を0.38重量%及び下記のC−4成分を0.10重量%となるよう含有させたポリオレフィン系樹脂組成物で、また中間層及び他の片側の表層を前記のポリオレフィン系樹脂(E−2)で形成して成るフィルム材。
A−3成分:ジグリセリン=モノステアラート/ソルビタン=モノステアラート=50/50(重量比)の混合物
C−4成分:オクタデカンアミド
7)一つの表層からなる単層のフィルム材であって、この表層を、前記のポリオレフィン系樹脂(E−1)に、前記のA−2成分を0.42重量%、前記のB−1成分を0.38重量%及び前記のC−1成分を0.10重量%となるよう含有させたポリオレフィン系樹脂組成物で形成して成るフィルム材。
8)一つの表層からなる単層のフィルム材であって、この表層を、前記のポリオレフィン系樹脂(E−2)に、下記のA−4成分を0.90重量%、前記のB−2成分を0.24重量%及び前記のC−2成分を0.48重量%となるよう含有させたポリオレフィン系樹脂組成物で形成して成るフィルム材。
A−4成分:トリグリセリン=モノラウラート
以下、本発明の構成及び効果をより具体的にするため、実施例等を挙げるが、本発明がこれらの実施例に限定されるというものではない。尚、以下の実施例及び比較例において、部は重量部を、また%は重量%を意味する。
試験区分1(フィルム材の製造)
実施例1
エチレン−(1−ブテン)共重合体(密度0.920g/cm、MFR2.1g/10分)97部、ジグリセリン=モノステアラート0.7部、テトラデシルスルホン酸ナトリウム0.3部及びドコセンアミド2部をタンブラーブレンダーに投入し、混合した後、二軸押出機により溶融混練して、マスターペレットを得た。このマスターペレット10部と前記のエチレン−(1−ブテン)共重合体90部をタンブラーブレンダーに投入し、混合した後、Tダイ成形機に供して、厚さ40μmで単層のフィルム材を製造した。
実施例2、3、参考例4、6〜8及び比較例1〜5
実施例1と同様にして、実施例2、3、参考例4、6〜8及び比較例1〜5のフィルム材を製造した。実施例1も含め、これらの内容を表1にまとめて示した。
実施例9
エチレン−(1−ブテン)共重合体(エチレン共重合比率95%、密度0.920g/cm、MFR2.1g/10分)97部、ジグリセリン=モノステアラート0.7部、ペンタデシルスルホン酸ナトリウム0.3部及びドコセンアミド2.0部をタンブラーブレンダーに投入し、混合した後、二軸押出機により溶融混練して、マスターペレットを得た。このマスターペレット10部と前記のエチレン−(1−ブテン)共重合体90部をタンブラーブレンダーにて混合し、混合物を得た。この混合物を片側の表層用とし、また前記のエチレン−(1−ブテン)共重合体を中間層用及び他の片側の表層用として、以上をTダイ法により30℃に冷却しながら共押し出しし、厚さ60μmで3層の積層のフィルム材を製造した(各層の厚さの比は、片側の表層/内層/他の片側の表層=1/4/1)。
実施例10、11、参考例12、14〜16及び比較例6〜10
実施例9と同様にして、実施例10、11、参考例12、14〜16及び比較例6〜10の積層フィルム材を製造した。実施例9も含め、これらの内容を表1にまとめて示した。
実施例17
エチレン−(1−ヘキセン)共重合体(密度0.930g/cm、MFR1.0g/10分)91部、ソルビタン=モノステアラート4.2部、テトラデシルスルホン酸ナトリウム3.8部及びドコセンアミド1部をタンブラーブレンダーに投入し、混合した後、二軸押出機により溶融混練して、マスターペレットを得た。このマスターペレット10部と前記のエチレン−(1−ヘキセン)共重合体90部をタンブラーブレンダーに投入し、混合した後、75mmφでリップ間隙0.5mmのダイを取り付けたインフレーション成形機(中部化学機械製作所社製のTKN−40)に供し、樹脂押し出し温度200℃及びBUR=1.8の条件でインフレーション成形を行ない、厚さ40μmで単層のフィルム材を製造した。
実施例18、参考例19、20及び比較例11〜16
実施例17と同様にして、実施例18、参考例19、20及び比較例11〜16のフィルム材を製造した。実施例17も含め、これらの内容を表1にまとめて示した。










Figure 0004429717
表1において、
*1:ポリオレフィン系樹脂中のA成分、B成分及びC成分の合計含有割合(重量%)
*2:A成分/B成分の割合(重量比)
*3:A成分とB成分との合計100部に対するC成分の割合(部)
A−1:ジグリセリン=モノステアラート
A−2:ソルビタン=モノステアラート
A−3:ジグリセリン=モノステアラート/ソルビタン=モノステアラート=50/50(重量比)の混合物
A−4:トリグリセリン=モノラウラート
A−5:N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)ドデカンアミド
A−6:N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)テトラデシルアミン
A−7:N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)ドデカンアミド/ソルビタン=モノステアラート=50/50(重量比)の混合物
A−8:ペンタグリセリン=モノステアラート
A−9:N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)エイコサンアミド
B−1:テトラデシルスルホン酸ナトリウム
B−2:ペンタデシルスルホン酸ナトリウム
B−3:テトラデシルスルホン酸ナトリウム/ペンタデシルスルホン酸ナトリウム=50/50(重量比)の混合物
B−4:ドデシルベンゼンスルホン酸リチウム
B−5:1,2−ビス(オクチルオキシカルボニル)−1−エタンスルホン酸ナトリウム
B−6:テトラデシルスルホン酸ナトリウム/1,2−ビス(オクチルオキシカルボニル)−1−エタンスルホン酸ナトリウム=50/50(重量比)の混合物
C−1:ドコセンアミド
C−2:オクタデセンアミド
C−3:ドコサンアミド
C−4:オクタデカンアミド
C−5:メチレンビスオクタデカンアミド
C−6:デカンアミド
C−7:N−ヘキシルオクタデカンアミド
C−8:N,N−ジメチルウンデカンアミド
E−1:エチレン−(1−ブテン)共重合体(密度0.920g/cm、MFR2.1g/10分)
E−2:エチレン−(1−ヘキセン)共重合体(密度0.930g/cm、MFR1.0g/10分)
E−3:エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量2.0%、MFR1.5g/10分)
E−4:エチレン−プロピレン共重合体(密度0.90g/cm、MFR8.0g/10分)
E−5: ポリプロピレン(密度0.90g/cm、MFR2.4g/10分)
E−6:ポリエチレン(密度0.953g/cm、MFR0.35g/10分)
M−1:Tダイ法(単層)
M−2:Tダイ法(3層共押し出し)
M−3:インフレーション法(単層)
試験区分2(フィルム材の評価)
試験区分1で製造したフィルム材について、摩擦帯電圧、剥離帯電圧及び平滑性を下記の方法で評価した。結果を表2にまとめて示した。
・摩擦帯電圧の評価
試験区分1で製造したフィルム材を、20℃で相対湿度40%の条件下に24時間調湿した後、摩擦帯電圧(3層のフィルム材の場合には前記した片側の表層の摩擦帯電圧)を、摩擦帯電圧測定装置(カネボウエンジニアリング製の商品名E.S.T−7)を用いて測定し、下記の評価基準により評価した。40℃で相対湿度50%の条件下に4週間保管したものについても同様の測定及び評価を行なった。
摩擦帯電圧の評価基準
◎:2kV未満
○:2kV以上5kV未満
△:5kV以上10kV未満
×:10kV以上
・剥離帯電圧の評価
試験区分1で製造したフィルム材をロール状に巻き、20℃で相対湿度40%の条件下に24時間調湿した後、ロール状に巻いたフィルムを2m/分の速度で引き出したときの帯電圧(剥離帯電圧)を、摩擦帯電圧測定装置(カネボウエンジニアリング製の商品名E.S.T−7)を用いて測定し、下記の評価基準により評価した。40℃で相対湿度50%の条件下に4週間保管したものについても同様の測定及び評価を行なった。
剥離帯電圧の評価基準
◎:2kV未満
○:2kV以上5kV未満
△:5kV以上10kV未満
×:10kV以上
・平滑性の評価
試験区分1で製造したフィルム材を、20℃で相対湿度65%の条件下に24時間調湿した後、平滑性の指標としての動摩擦係数(3層のフィルム材の場合には前記した片側の表層の動摩擦係数)を、東洋精機製作所製の摩擦測定機TR型を用い、ASTM−D−1894に準じて測定し、測定値を下記の基準で評価した。40℃で相対湿度50%の条件下に4週間保管したものについても同様の測定及び評価を行った。
平滑性の評価基準
◎:0.05以上0.25未満(平滑性に優れている)
○:0.25以上0.35未満(平滑性が良好である)
△:0.35以上0.45未満(平滑性に劣っている)
×:0.45以上(平滑性が著しく劣り実用的でない)






















Figure 0004429717

Claims (3)

  1. 単層又は積層のフィルム材において、少なくとも一つの表層を、ポリオレフィン系樹脂に下記のA成分を0.02〜1重量%、B成分を0.02〜1重量%及びC成分を0.02〜0.5重量%となるよう、またこれらを合計で0.11〜2.5重量%となるよう含有させ、且つA成分/B成分=50/50〜80/20(重量比)の割合となるよう、またC成分/(A成分+B成分)=10/100〜200/100(重量比)の割合となるよう含有させたポリオレフィン系樹脂組成物で形成して成ることを特徴とするフィルム材。
    A成分:〜6価のポリオールと炭素数12〜18の脂肪族モノカルボン酸との部分エステル
    B成分:アルキル基の炭素数12〜18のアルキルスルホン酸アルカリ金属塩
    C成分:アシル基の炭素数12〜22の脂肪族第1アミド
  2. 一つの表層からなる単層のフィルム材である請求項1記載のフィルム材。
  3. 二つの表層を有する2層以上の積層のフィルム材である請求項1記載のフィルム材。
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