JP4426656B2 - V型2サイクルエンジン - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明はV型2サイクルエンジン、特に2軸V型エンジンに好適なものに関する。なお、本願発明において気筒とは、クランクケースに形成されるシリンダブロック及びその上に重ねられるシリンダ並びにシリンダヘッドを総称するものである。
【0002】
【従来の技術】
特開平6−288254号にはV型2サイクルエンジンの前後各気筒毎にクランク軸を設けた2軸V型を採用し、各シリンダ中心線に対してクランクケースに設けられるリードバルブの中心線をオフセットさせた構造が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例は、吸気通路の曲がりを少なくして吸気抵抗を少なくできる反面、リードバルブとシリンダの各中心をオフセットするだけエンジンの横幅が増大する。特に、V字型をなす前後の気筒が同一平面上にある場合は、気化器の干渉を避けるため、さらに大きくオフセットしなければならず、それだけ吸気通路面積を確保しにくくなる。本願発明は係る条件下でも他側の干渉が無く吸気系部品等を配設できるとともに、十分な吸気通路面積を確保でき、そのうえエンジンの横幅をスリムにできるV型2サイクルエンジンの実現を主目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本願のV型2サイクルエンジンに係る第1の発明は、V字型をなす一対の気筒を設け、それぞれの気筒毎に設けられた計2本のクランク軸を互いに平行に上下配置し、コンロッドを含むクランク機構が同一平面上に配置されるように構成した2軸V型エンジンにおいて、
V字型をなす一対の気筒である上バンクシリンダと下バンクシリンダはそれぞれ、クランクケースをなす上バンクシリンダブロックと下バンクシリンダブロックへ取付けられ、
各上バンクシリンダブロックと下バンクシリンダブロックの対向面には吸気通路が開口し、
これら各開口にはインテークパイプを介して気化器が接続されるとともに、
エンジンの横幅方向の中心線をC、前記上バンクシリンダ及び下バンクシリンダの各気筒中心線であるシリンダ中心線をC1、C2とし、前記開口の前記インテークパイプが取付けられる取付面における横幅方向の中心と前記シリンダ中心線C1、C2とを結ぶ線をL1、L2としたとき、
前記線L1及びL2が前記中心線Cに対して互いに反対方向に所要角度をなし、
前記各シリンダブロックにおけるインテークパイプの取付面がそれぞれ前記線L1、L2に対して略直交し、かつ互いに反対側を向くように、
前記上バンクシリンダと下バンクシリンダ及び前記各インテークパイプの取付面がそれぞれ、前記中心線Cに対して互いに反対方向へ前記所要角度回転されていることを特徴とする。
【0005】
第2の発明は、第1の発明において、前記各クランク軸を、クランクピンを一体に有するウエブとこのクランクピンを嵌合するピン穴を有するウエブとによる組立式にするとともに、前記2本のクランク軸において、クランクピンを有する側のウエブが互いに逆向きに配置され、
前記ピン穴を有するウエブの外径を、前記クランクピンを有するウエブの外径より大径としたことを特徴とする。
【0006】
第3の発明は、第1の発明において、前記各吸気通路の開口内にそれぞれリードバルブを設け、これらのリードバルブに前記インテークパイプを介して気化器をそれぞれ接続して、各気化器を側面視で互いに重なり合うように配設し、
前記リードバルブを取付けたバルブボデイの頂点を横向きに配設して、上記気化器からの流れに合わせてリードバルブボディを階段状に形成し、これに対応してリードバルブの自由端側長さも階段状に変化し、気筒が所要角度回転されている側が短く、反対側が長くなっていることを特徴とする。
【0007】
【発明の効果】
第1の発明によれば、V字型をなす一対の気筒である上バンクシリンダと下バンクシリンダをそれぞれ、シリンダブロックの中心と吸気通路の横幅方向を結ぶ線が、上バンクシリンダ及び下バンクシリンダの各中心線に対して
を互いに逆方向へひねったように配置したので、各気筒並びにこれらの各クランク機構を同一平面に設けた2軸V型エンジンを採用しても、吸気系部品並びに排気系部品の配置に際して他方の気筒側と干渉せずに配置可能になり、これらのレイアウトが容易になるとともに、自由度が増す。
【0008】
また、吸気系においては、吸気通路を気筒に対してオフセットせずに設けることができ、かつ吸気通路をあまり曲げないようにできるので、十分な吸気通路面積を確保でき、かつ吸気抵抗を少なくして充填効率を高め、エンジンの出力を向上させることができる。そのうえ、吸気通路を気筒に対してオフセットさせないで済むため、エンジンの横幅をスリムにできる。
【0009】
第2の発明によれば、各クランク軸をそれぞれ組立式にするとともに、2本のクランク軸におけるクランクピンを有する側のウエブを互いに逆向きに配置したので、左右の重量バランスをとることができる。
【0010】
このとき、ピン穴を有するウエブの外径を、クランクピンを有するウエブの外径より大径にすれば、ピン穴の形成が容易になる。そのうえ、このように大径と小径の組合せとしても、2本のクランク軸で大径のウエブと小径のウエブの位置関係を互いに反対にすることにより、上下のクランク軸を可能な限り近接配置でき、エンジンのコンパクト化を実現できる。
【0011】
さらに、所要角度回転されて取付けられた気筒に連通する吸気通路をクランクケースに形成するとともに、この吸気通路の所要角度回転方向を大径のクランクウエブ側にすれば、大径のウエブが気筒の前側中央部に位置するようになるので、大径のウエブの配置が容易になり、クランクケースをコンパクト化できる。
【0012】
第3の発明によれば、気筒を逆方向へ所要角度回転して取付けたので、一対の気筒に挟まれたクランクケースの対向面にそれぞれリードバルブを設け、これらのリードバルブに気化器をそれぞれ接続し、かつ各気化器を側面視で互いに重なり合うように配設しても、それぞれが干渉しない。したがって、各気化器等の吸気系部品をV字空間内へコンパクトに配設できる。
【0013】
このとき、バルブボディの頂点部を横長に配置し、かつリードバルブの座面を階段状に形成すると、気化器からの混合気の流れに合わせて吸気通路断面積を変化させることができ、通路内の混合気を均一にできる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面にもとづいて一実施例を説明する。図1は本実施例が適用された自動2輪車の外観側面図、図2はその車体骨格部の要部側面図、図3はそのエンジンの車体左側側面図、図4は同右側側面図、図5は図3の5−5線に沿う断面図である。
【0015】
まず、図1に示すように、この自動2輪車は前輪1を支持する左右一対のフロントフォーク2の各上端部がトップブリッジ3及びボトムブリッジ4を介してヘッドパイプ5へ回動自在に支持されている。
【0016】
ヘッドパイプ5からは左右一対をなして後方へ延出するメインフレーム6が設けられ、その上に燃料タンク7が支持され、かつ下方にエンジン8が支持されている。エンジン8を構成するクランクケース10の後端部にはピボット軸11を介してリヤスイングアーム12の前端部が上下方向へ回動自在に直接支持されている。
【0017】
リヤスイングアーム12は後端部に後輪13を支持するとともに、クランクケース10の後端部との間にリンク機構14が設けられ、このリンク機構14とメインフレーム6の後端部間に後輪サスペンションのリヤクッションユニット15が設けられている。符号16はシート、16aはこのシート16を支持するリヤカバーであり前端部をメインフレーム6の後部へ取付けられている。
【0018】
符号17はエンジン8の側方を含む車体前部を覆うフロントカウルであり、両側面には排風口17aが形成され、この排風口17aに後半部が重なるフロントカウル17の内側にサイドラジエタ18が配置されている。サイドラジエタ18は車体中心と略平行に車体の左右両側へ対面して一対で設けられる。左右のサイドラジエタ18に挟まれた中央部分には吸気ボックス19が配置されている。吸気ボックス19内には後述する気化器が収容され、走行風圧により燃料を気化器へ加圧供給するための公知装置である。
【0019】
図2に示すように、メインフレーム6の下部には前部から後部へ向かって第1のエンジンハンガ20、第2のエンジンハンガ21及び第3のエンジンハンガ22が順に設けられ、それぞれクランクケース10と第1の支持軸23、第2の支持軸24及び第3の支持軸25を介して連結されている。
【0020】
エンジン8は、水冷V型2サイクルエンジンであり、前方へ向かってV字形をなす上バンク(又は後バンク、以下上バンクという)シリンダ26と下バンク(又は前バンク、以下下バンクという)シリンダ27を備え、両気筒によって形成されるV字型空間に吸気ボックス19の後部が配され、各気筒に対する吸気口へ吸気ボックス19内の気化器28、29(図3)がそれぞれ接続されている。
【0021】
図3に示すように、このエンジン8は、各バンクシリンダ毎にクランク軸30、31を有する二軸V型エンジンであり、車幅方向へ配設された各クランク軸30、31は上下方向に並設され、それぞれの同調ギヤ32、33が噛み合っている。
【0022】
下側のクランク軸31と同軸で設けられたプライマリドライブギヤ34はメイン軸35と同軸のクラッチ36に設けられたプライマリドリブンギヤ37と噛み合っている。メイン軸35上のメイン軸ギヤ35aはカウンタ軸38上のカウンタ軸ギヤ38aと噛み合い、カウンタ軸38の軸端に設けられているドライブスプロケット39から出力される。
【0023】
クランク軸後方の変速機は、メイン軸35とカウンタ軸38を上下方向に配置した縦型の常時噛み合い式になっており、図中のギヤ35a及び38aは複数のギヤ群の一つを例示したものである。
【0024】
クランクケース10は左右分割構造になっている。 クランクケース10の前部には、上バンクシリンダ26及び下バンクシリンダ27が取付けられる上バンクシリンダブロック41及び下バンクシリンダブロック42が一体に形成されている。
【0025】
クランクケース10におけるV字型の谷間部である、上バンクシリンダブロック41及び下バンクシリンダブロック42の対向面間には、クランクケース吸入式の吸気構造を構成する吸気通路43、44がそれぞれ前方へ突出形成され、各突出端部にバルブボディ45、46を挟んでインテークパイプ47、48が取付けられている。
【0026】
クランクケース10の周囲には、前方から順に第1〜第3の取付ボス50〜52が設けられ、それぞれに貫通された第1〜第3の支持軸23〜25を介して第1〜第3のエンジンハンガ20〜22へ取付けられる。符号53はピボット軸11用の取付ボスである。
【0027】
これらの第1〜第3の支持軸23〜25及びピボット軸11は車幅方向へ車体中心に直交して配設され、これに対して、上バンクシリンダ26と上バンクシリンダブロック41並びに下バンクシリンダ27と下バンクシリンダブロック42はそれぞれ一体をなして互いに反対方向へ所要角度回転されて取付けられている。
【0028】
符号54、55は排気通路であり、それぞれ排気管54a、55a及び排気チャンバ54b,55bを介してマフラー54c、55cへ接続している(図1)。56、57はシリンダヘッド、58,59は冷却水の送水口である。
【0029】
図4に示すように、第1のボス50(図3)を貫通した支持軸23の車体右側軸端部に排気制御バルブ駆動プーリ60が取付けられ、図示しないステップモータによりワイヤーを介して回転駆動されることにより、支持軸23を挟んで対称位置に各端を取付けられた一対のリンク部材61、62を介して各排気通路54、55内に設けられた排気制御バルブを連動させて駆動するようになっている。63、64はリンクアームである。
【0030】
また、クランク軸30の車体右側軸端には発電機ロータ65が設けられ、クランク軸31の同じく車体右側軸端には水ポンプ66が設けられている。ポンプカバー67の中央部には冷却水吸い込み通路68が側方へ突出して一体に設けられ、かつ上下方向に長いポンプカバー67の長手方向には肉厚内を貫通して上下方向に延びるカバー側冷却水通路69が形成されている。
【0031】
符号70はカバー側冷却水通路69の上端部と連通してクランクケース10の肉厚部内に形成されたに上ケース側水通路であり、上バンクシリンダブロック41に形成された水通路を介して上バンクシリンダ26及びシリンダヘッド56の各ウォータージャケット26a、56a(図5)へ連通している。71は水ポンプ66から下バンクシリンダブロック42に形成された冷却水通路を通って下バンクシリンダ27及びシリンダヘッド57の各ウォータージャケット(図示省略)へ連通する下ケース側水通路である。
【0032】
図5に示すように、上側のクランク軸30の一方の軸端に同調ギヤ32、他端に発電機のロータ65が取付けられ、下側のクランク軸31の一方の軸端に同軸ギヤ33、プライマリドライブギヤ34が他端に水ポンプ66の本体部をなすインペラー72が取付けられている。
【0033】
符号75は上バンクシリンダ26側のピストン、76はそのコンロッド、77は下バンクシリンダ27側のコンロッドであり、図示しないピストンへ連結されている。この図から明らかなように、コンロッド76、77を含むクランク機構は同一平面上に配置され、図では明らかではないが上バンクシリンダ26及び下バンクシリンダ27も同一平面上に配置されている。符号10Lはクランクケース10の左カバー、10Rは同右カバーである。
【0034】
上側のクランク軸30は小径のウエブ80と大径のウエブ81の組み合わせクランクとして構成され、小径のウエブ80側にクランクピン82が一体に形成されて、大径のウエブ81側に形成されたピン穴83へ嵌合されている。
【0035】
一方、下側のクランク軸31も同様に構成され、小径のウエブ85と大径のウエブ86の組み合わせクランクとして構成され、小径のウエブ85側にクランクピン87が一体に形成されて、大径のウエブ86側に形成されたピン穴88へ嵌合されている。
【0036】
但し、上側のクランク軸30と下側のクランク軸31は小径のウエブ80、85と大径のウエブ81、86の左右位置を互いに反対にして配置されている。
【0037】
図6は上バンクシリンダブロック41と下バンクシリンダブロック42の配置関係を模式的に示す図であり、上バンクシリンダブロック41及び下バンクシリンダブロック42の各シリンダ中心C1、C2を結ぶ線はエンジン8の横幅方向内における中心線Cであり、ほぼ車体中心に平行し、かつ第1の支持軸23及び第2の支持軸24の各軸線と直交するように配設される。
【0038】
一方、上バンクシリンダブロック41の中心C1と吸気通路43の横幅方向中心とを結ぶ線L1は、中心線Cから時計回り方向へ角θだけ所要角度回転されて取付けられている。また、下バンクシリンダブロック42の中心C2と吸気通路44の横幅方向中心を結ぶ線L2は反対方向である反時計回り方向へ中心線Cに対して角θだけ所要角度回転されて取付けられている。
【0039】
各吸気通路43及び44内には横長にバルブボディ45及び46が配置され、それぞれに公知のリードバルブが取付けられている。さらに、各吸気通路43及び44へ取付けられるインテークパイプ47及び48はそれぞれ逆方向へ若干湾曲し、それぞれの先端へ接続される気化器28、気化器29は、側面視で重なり合うようになっている(図3,4)。
【0040】
図7は上バンクシリンダブロック41の平面図であり、この図に示すように、上側クランク軸30のウエッブは、角θ所要角度回転された側に大径のウエッブ81が位置し、反対側に小径のウエッブ80が位置するように配置されている。各ウエッブ80、81の回転面は中心線Cと平行である。なお、下バンクシリンダブロック42側はこれと同様であるが対称に配置される。
【0041】
図8は吸気通路43の開口部を示す図であり、車軸方向へ長い長四角状に形成され、その結果ここへ嵌合されるバルブボディ45も頂点部90(図8)が横長になるように取付けられる。
【0042】
図9はバルブボディ45の断面図であり、符号91はリードバルブ、92はその座面である。図7に明らかなように、バルブボディ45の頂部90側は階段状部93をなし、これに対応してリードバルブ91の自由端側長さも階段状に変化し、気筒が所要角度回転されている側が短く、反対側が長くなっている。なお、下バンクシリンダブロック42側の吸気通路44及びバルブボディ46も同形である。
【0043】
次に、本実施例の作用を説明する。図6に示すように、上バンクシリンダブロック41と下バンクシリンダブロック42を互いに逆方向へ角θだけ所要角度回転して取付けてあるため、クランク軸30及びクランク軸31の各クランク機構を同一平面に設けても気化器28、29を含む吸気系を干渉せずに配設することができる。
【0044】
その結果、図3に示すようにV字空間内へ側面視で気化器28と同29を重なるように配設することができるようになり、V字空間内へ吸気系をコンパクトに配設できる。そのうえ、吸気系部品並びに排気系部品の配置に際して他方の気筒側と干渉せずに配置可能になり、これらのレイアウトが容易になるとともに、自由度が増す。
【0045】
しかも、吸気通路43、44を上バンクシリンダブロック41、下バンクシリンダブロック42に対してそれぞれオフセットせずに設けることができ、かつインテークパイプ47及び48もあまり曲げずに配設できるので、吸気通路面積を十分に確保でき、かつ吸気抵抗を少なくでき、吸気の充填効率を向上させてエンジンの出力向上を図ることができ、かつエンジン8の横幅をスリムにできる。
【0046】
また、図5に示すように、上側のクランク軸30と下側のクランク軸31をそれぞれ組立式にするとともに、クランクピン82、87を有する小径のウエブ80及び85を互いに左右方向逆向きに配置したので、左右の重量バランスをとることができるとともに、上側のクランク軸30と下側のクランク軸31を可能な限り近接配置でき、エンジンのコンパクト化を実現できる。
【0047】
また、ピン穴83及び88を有する大径のウエブ81、86をクランクピン82、87を有するウエブ80、85側よりも大径とすることにより、ピン穴83、88の形成が容易になる。
【0048】
さらに、吸気通路43、44の所要角度回転方向を大径のウエブ81、86側としたので、ウエブ77の前側が上バンクシリンダブロック41の前側中央部に位置するようになるので、大径のウエブ81、86の配置が容易になる。
【0049】
さらにまた、上バンクシリンダブロック41、下バンクシリンダブロック42に吸気通路43、44を設け、これに取付けたバルブボディ45、46を介して気化器28,29を接続してもインテークパイプ47、48を長くすることなくV字空間内へコンパクトに気化器28,29を配設できる。
【0050】
そのうえ、バルブボディ45、46の各頂点部90を横長に配置し、かつ座面92、93・・を階段状に形成したので、気化器28,29からの混合気の流れに合わせて吸気通路断面積を変化させることができ、通路内の混合気を均一にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る自動2輪車の側面図
【図2】その車体要部側面図
【図3】エンジンの車体左側側面図
【図4】同右側側面図
【図5】図3の5−5線断面図
【図6】各バンクシリンダの所要角度回転状態を模式的に示す図
【図7】上バンクシリンダブロックの平面図
【図8】吸気通路のの開口部を示す図
【図9】バルブボディの断面図
【符号の説明】
エンジン8、上バンクシリンダ26、下バンクシリンダ27、気化器28、気化器29、上側のクランク軸30、下側のクランク軸31、同調ギヤ32、同軸ギヤ33、プライマリドライブギヤ34、メイン軸35、クラッチ36、カウンタ軸38、上バンクシリンダブロック41、下バンクシリンダブロック42、吸気通路43、吸気通路44、バルブボディ45、バルブボディ46、インテークパイプ47、インテークパイプ48
Claims (4)
- V字型をなす一対の気筒を設け、それぞれの気筒毎に設けられた計2本のクランク軸を互いに平行に上下配置し、コンロッドを含むクランク機構が同一平面上に配置されるように構成した2軸V型エンジンにおいて、
V字型をなす一対の気筒である上バンクシリンダと下バンクシリンダはそれぞれ、クランクケースをなす上バンクシリンダブロックと下バンクシリンダブロックへ取付けられ、
各上バンクシリンダブロックと下バンクシリンダブロックの対向面には吸気通路が開口し、
これら各開口にはインテークパイプを介して気化器が接続されるとともに、
エンジンの横幅方向の中心線をC、前記上バンクシリンダ及び下バンクシリンダの各気筒中心線であるシリンダ中心線をC1、C2とし、前記開口の前記インテークパイプが取付けられる取付面における横幅方向の中心と前記シリンダ中心線C1、C2とを結ぶ線をL1、L2としたとき、
前記線L1及びL2が前記中心線Cに対して互いに反対方向に所要角度をなし、
前記各シリンダブロックにおけるインテークパイプの取付面がそれぞれ前記線L1、L2に対して略直交し、かつ互いに反対側を向くように、
前記上バンクシリンダと下バンクシリンダ及び前記各インテークパイプの取付面がそれぞれ、前記中心線Cに対して互いに反対方向へ前記所要角度回転されていることを特徴とするV型2サイクルエンジン。 - 前記各クランク軸を、クランクピンを一体に有するウエブとこのクランクピンを嵌合するピン穴を有するウエブとによる組立式にするとともに、前記2本のクランク軸において、クランクピンを有する側のウエブが互いに逆向きに配置され、
前記ピン穴を有するウエブの外径を、前記クランクピンを有するウエブの外径より大径としたことを特徴とする請求項1に記載したV型2サイクルエンジン。 - 前記吸気通路の所要角度回転方向を大径のクランクウエブ側としたことを特徴とする請求項2に記載したV型2サイクルエンジン。
- 前記各吸気通路の開口内にそれぞれリードバルブを設け、これらのリードバルブに前記インテークパイプを介して気化器をそれぞれ接続して、各気化器を側面視で互いに重なり合うように配設し、
前記リードバルブを取付けたバルブボデイの頂点を横向きに配設して、上記気化器からの流れに合わせてリードバルブボディを階段状に形成し、これに対応してリードバルブの自由端側長さも階段状に変化し、気筒が所要角度回転されている側が短く、反対側が長くなっていることを特徴とする請求項1に記載したV型2サイクルエンジン。
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| JPH11287129A (ja) | 1999-10-19 |
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