JP4424221B2 - 赤外線放射素子及びそれを用いたガスセンサ - Google Patents
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Description
本実施形態の赤外線放射素子について図1〜3に基づいて説明する。本実施形態の赤外線放射素子は、発熱体層21、22への通電により、これを発熱させることで赤外線が放射されるものである。図1に示すように、半導体の支持基板1の厚み方向の一表面側に支持基板1よりも熱伝導率が十分に小さな断熱層3が形成され、断熱層3よりも熱伝導率および導電率それぞれが大きな層状の発熱体層21、22が断熱層3上に形成され、この上に通電用の一対のパッド(電極)4、4が形成されている。ここで、図1(b)に示すように、発熱体層21の方が、発熱体層22よりも厚さが薄くなっている。このため、単位長当りの電気抵抗値は、発熱体層22よりも発熱体層21の方が大きく、通電方向で場所によって電気抵抗値が異なる構造になっている。支持基板1として単結晶のシリコン基板(P型、低効率10Ωcm、面方位(100)、圧さ525μm)を用いており、断熱層3は、多孔質シリコン層により構成されている。また、発熱体層21、22は、タングステン薄膜により構成されており、各パッド4、4は金属材料(例えば、アルミニウムなど)により構成されている。ただし、支持基板1は、上記例の材料・形状に限定されるものではなく、また、発熱体層21、22も、上記例に限定されるものではなく、断熱層3よりも熱伝導率および導電率それぞれが大きな材料であればよい。
本実施形態の赤外線放射素子について図7〜9に基づいて説明する。この赤外線放射素子の構造は、実施形態1のものとほぼ同じである。図7に示すように、発熱体層2の構造は従来例と同じであるが、断熱層31、32の構造が従来例や実施形態1のものと異なっているので、この部分について主に説明する。
本実施形態の赤外線放射素子について図13、14に基づいて説明する。この赤外線放射素子の構造は、実施形態1のものとほぼ同じである。図13に示すように、発熱体層2の構造は従来例と同じであるが、断熱層の構造が異なっている。この部分について主に説明する。
本実施形態の赤外線放射素子について図16に基づいて説明する。この赤外線放射素子の構造は、図5に示す実施形態1の他の赤外線放射素子とほぼ同じである。通電方向で発熱体層の電気抵抗値が変化する部分、すなわち発熱体層の幅が変化する部分の断熱層の熱伝導率が、他の部分の断熱層の熱伝導率よりも大きくなっている構造が異なっている。この部分について主に説明する。
2、21〜29 発熱体層
3、31〜39 断熱層
4 パッド
5 下部電極
6 マスク層
7 電解液
8 白金電極
9 電源
Claims (5)
- 発熱体層への通電により発熱体層を発熱させることで発熱体層から赤外線が放射される赤外線放射素子であって、支持基板の一表面側に支持基板よりも熱伝導率の小さい多孔質の断熱層が形成されるとともに、断熱層よりも熱伝導および導電率それぞれが大きな材料の薄膜より構成される発熱体層が断熱層の表面側に形成されてなる赤外線放射素子において、発熱体層に通電している時に、発熱体層からの発熱量が発熱体層の面方向の場所によって異なることにより発熱温度が発熱体層の場所によって異なるものであり、前記発熱体層の電気抵抗値が、発熱体層の材料または厚さが異なることにより通電方向で発熱体層の場所によって異なることを特徴とする赤外線放射素子。
- さらに前記発熱体層の電気抵抗値が変化する部分の下部の断熱層の厚さまたは多孔度が他の部分の断熱層とは異なることにより、発熱体層の電気抵抗値が変化する部分の下部の断熱層の熱伝導率が、他の部分の断熱層の熱伝導率よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の赤外線放射素子。
- 発熱体層への通電により発熱体層を発熱させることで発熱体層から赤外線が放射される赤外線放射素子であって、支持基板の一表面側に支持基板よりも熱伝導率の小さい多孔質の断熱層が形成されるとともに、断熱層よりも熱伝導および導電率それぞれが大きな材料の薄膜より構成される発熱体層が断熱層の表面側に形成されてなる赤外線放射素子において、発熱体層に通電している時に、発熱体層からの発熱量が発熱体層の面方向の場所によって異なることにより発熱温度が発熱体層の場所によって異なるものであり、前記断熱層の熱伝導状態が、断熱層の厚さが異なることにより発熱体層の場所によって異なることを特徴とする赤外線放射素子。
- 発熱体層への通電により発熱体層を発熱させることで発熱体層から赤外線が放射される赤外線放射素子であって、支持基板の一表面側に支持基板よりも熱伝導率の小さい多孔質の断熱層が形成されるとともに、断熱層よりも熱伝導および導電率それぞれが大きな材料の薄膜より構成される発熱体層が断熱層の表面側に形成されてなる赤外線放射素子において、発熱体層に通電している時に、発熱体層からの発熱量が発熱体層の面方向の場所によって異なることにより発熱温度が発熱体層の場所によって異なるものであり、前記断熱層の熱伝導状態が、断熱層の多孔度が異なることにより発熱体層の場所によって異なることを特徴とする赤外線放射素子。
- 赤外放射源から赤外線を所定空間へ放射させて所定空間内の検知対象ガスでの赤外線の吸収を利用して検知対象ガスを検出するガスセンサであって、赤外放射源として請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の赤外線放射素子を備えてなることを特徴とするガスセンサ。
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