JP4423225B2 - タイヤ圧調整弁 - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤと共に回転する車軸に固定され、車軸に形成されたガス供給路を通して供給されるガスの圧力によって制御可能なタイヤ圧調整弁に関する。
この種の従来のタイヤ圧調整弁は、図9に示すように、ダイヤフラム1で仕切られたガス通過部屋2と弁制御部屋3とを備え、ガス通過部屋2がタイヤ連通路4にてタイヤ内に連通している。ガス通過部屋2の内面にはガス供給兼排出路5が開口しており、ダイヤフラム1に一体に備えた弁体6をスプリング7により、ガス供給兼排出路5の開口縁を押し付けて閉弁状態になる。また、タイヤ連通路4の中間部分にはスロート部8が形成され、そのスロート部8と弁制御部屋3とがオリフィス9にて連絡されている。この構造により、ガス供給兼排出路5の基端側からガスを供給すると、弁体6が押されて開弁すると共に、ガスがスロート部8を通過して生じる減圧作用により、ダイヤフラム1が弁体6と共に弁制御部屋3側に引かれて開弁状態が維持される。そして、この開弁状態でガスの供給を停止し、ガス供給兼排出路5を大気に開放すると、開弁状態が維持された状態のまま、タイヤ内のガスがガス供給兼排出路5を通過して大気中に排出されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2964766号公報(段落[0005]〜[0007]、第1図)
しかしながら、上記した従来のタイヤ圧調整弁は、タイヤに所定量のガスを供給してスロート部8による減圧作用とオリフィス9のダンパー作用により弁体6を開弁状態に維持してからでなければ、タイヤ内のガスの排気を開始することができず、排気を開始するまでに時間がかかった。また、ガスの排気及び給気を終えても、オリフィス9のダンパー作用により弁体6が迅速に開弁状態から閉弁状態に切り替わらなかった。さらに、ガスの排気中にガス供給兼排出路5の一部にガス漏れが生じると、スロート部8内をガスが流れ続けて開弁状態が維持され、排気を停止することが不可能になるという問題もあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、従来より、迅速かつ確実に開弁及び閉弁を行うことが可能なタイヤ圧調整弁の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項の発明に係るタイヤ圧調整弁(30,30V)は、タイヤ(10)と共に回転する車軸(14)に固定され、車軸(14)に形成されたガス供給路(18)を通して供給されるガスの圧力によって制御可能なタイヤ圧調整弁(30,30V)において、車軸(14)に固定されたバルブ本体(31,31V)と、バルブ本体(31,31V)に形成されて、ガス供給路(18)が連通したガス供給ポート(32,33,33V)と、バルブ本体(31,31V)に形成されて、タイヤ(10)内に連通したタイヤ連通ポート(35)と、バルブ本体(31,31V)に形成されて、バルブ本体(31,31V)の外側に開放した大気開放ポート(36)と、バルブ本体(31,31V)に形成され、タイヤ連通ポート(35)が開口した内側面(41A)を有し、かつ、ガス供給ポート(32,33,33V)が一端に連通した第1のチャンバー(41,41V)と、第1のチャンバー(41,41V)内に収容され、ガス供給ポート(32,33,33V)の圧力を受け、第1のチャンバー(41,41V)の内側面(41A)に摺動しながら直動し、タイヤ連通ポート(35)とガス供給ポート(32,33,33V)との間を断絶する閉弁位置と、タイヤ連通ポート(35)とガス供給ポート(32,33,33V)との間を連通させる開弁位置とに移動可能な給気可動弁体(50,50V)と、給気可動弁体(50,50V)を閉弁位置に付勢し、ガス供給ポート(32,33,33V)の圧力が給気基準圧未満のときには、その圧力に抗して給気可動弁体(50,50V)を閉弁位置に保持する一方、ガス供給ポート(32,33,33V)の圧力が給気基準圧以上のときには、その圧力により給気可動弁体(50,50V)が弁位置に移動することを許容する給気制御スプリング(52)と、バルブ本体(31,31V)に形成され、ガス供給ポート(32,33,33V)に一端が連通した第2のチャンバー(42,42V)と、第2のチャンバー(42,42V)の同軸上に形成されて、第2のチャンバー(42,42V)に連通すると共に、大気開放ポート(36)が開口した内側面(43A)を有した第3のチャンバー(43,43V)と、第1のチャンバー(41,41V)のうちガス供給ポート(32,33,33V)と隔絶された位置に一端が開口し、他端が、第2又は第3のチャンバー(42,42V,43,43V)のうちガス供給ポート(32,33,33V)から隔絶された位置に開口したチャンバー連通路(44,44V)と、第2及び第3のチャンバー(42,42V,43,43V)に跨って収容されかつ、第2のチャンバー(42,42V)の内側面(42A)に摺動する受圧主部(64)と、第3のチャンバー(43,43V)の内側面(43A)に摺動する弁体主部(65,65V)とを一体に有し、受圧主部(64)にガス供給ポート(32,33,33V)の圧力を受けて直動し、チャンバー連通路(44,44V)と大気開放ポート(36)との間を弁体主部(65,65V)が断絶する閉弁位置と、チャンバー連通路(44,44V)と大気開放ポート(36)との間を連通させる開弁位置とに移動可能な排気可動弁体(60,60V)と、排気可動弁体(60,60V)を閉弁位置に付勢し、ガス供給ポート(32,33,33V)の圧力が給気基準圧より小さい排気基準圧を下回ったときには、その圧力に抗して排気可動弁体(60,60V)を閉弁位置に保持する一方、ガス供給ポート(32,33,33V)の圧力が排気基準圧以上のときには、その圧力により排気可動弁体(60,60V)が弁位置に移動することを許容する排気制御スプリング(62)とを備えてなるところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項に記載のタイヤ圧調整弁(30)において、第1〜第3のチャンバー(41,42,43)と、チャンバー連通路(44)とを同軸上に配置し、ガス供給ポート(32,33)として、第1のチャンバー(41)の一端に連通した第1のガス供給ポート(32)と、第3のチャンバー(43)のうち第2のチャンバー(42)側の一端部に連通した第2のガス供給ポート(33)とを設けたところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項に記載のタイヤ圧調整弁(30)において、給気可動弁体(50)が開弁位置に移動したときに、チャンバー連通路(44)に挿入されてチャンバー連通路(44)を閉塞する直動シャフト(55)を給気可動弁体(50)に設けたところに特徴を有する。
[請求項の発明]
請求項の構成によれば、車軸(14)に備えたガス供給路(18)を通してガス供給ポート(32,33,33V)に付与する圧力を排気基準圧未満にすると、給気可動弁体(50,50V)が、給気制御スプリング(52)の付勢により閉弁位置に保持されて、タイヤ連通ポート(35)とガス供給ポート(32)との間が断絶されると共に、排気可動弁体(60,60V)が、排気制御スプリング(62)の付勢により閉弁位置に保持されて、排気可動弁体(60,60V)の弁体主部(65,65V)により、チャンバー連通路(44,44V)と大気開放ポート(36)との間が断絶される。これにより、ガス供給路(18)からガス供給ポート(32,33,33V)、第1のチャンバー(41,41V)、タイヤ連通ポート(35)、タイヤ(10)までを連絡する給気経路が遮断されると共に、タイヤ(10)からタイヤ連通ポート(35)、第1のチャンバー(41,41V)、チャンバー連通路(44,44V)、第2のチャンバー(42,42V)、大気開放ポート(36)、バルブ本体(31,31V)の外側の大気空間までを連絡する排気経路が遮断され、タイヤ(10)内の圧力が一定状態に保持される。
ガス供給ポート(32,33,33V)に付与する圧力を排気基準圧以上かつ給気基準圧未満にすると、給気可動弁体(50,50V)は給気制御スプリング(52)の付勢により閉弁位置に保持され、排気可動弁体(60,60V)はガス供給ポート(32,33,33V)側に受けた圧力により開弁位置に移動し、チャンバー連通路(44,44V)と大気開放ポート(36)との間が開通する。これにより、給気経路が遮断される一方、排気経路が開通した状態になり、タイヤ(10)からガスが排気され、タイヤ(10)内の圧力を下げることができる。
ガス供給ポート(32,33,33V)に付与する圧力を給気基準圧以上にすると、給気可動弁体(50,50V)はガス供給ポート(32,33,33V)側に受けた圧力により開弁位置に移動して、タイヤ連通ポート(35)とガス供給ポート(32,33,33V)との間が開通し、かつ、第1のチャンバー(41,41V)のうちタイヤ連通ポート(35)とチャンバー連通路(44,44V)との間が、給気可動弁体(50,50V)によって断絶された状態になる。これにより給気経路が開通する一方、排気経路が遮断され、ガス供給路(18)からタイヤ(10)内へのガスの供給が行われ、タイヤ(10)内の圧力を上げることができる。
このように本発明に係るタイヤ圧調整弁(30,30V)によれば、車軸(14)側に備えたガス供給路(18)内の圧力を、給気可動弁体(50,50V)及び排気可動弁体(60,60V)を動作させるための弁駆動力として用いたので、従来のようにタイヤ圧調整弁側に備えたスロート部(8)等の減圧作用等による負圧を弁駆動力としたものに比べて、確実かつ迅速に開弁及び閉弁を行うことができる。しかも、本発明に係るタイヤ圧調整弁(30,30V)は、1つのガス供給路(18)でタイヤ(10)の圧力を加圧・減圧・保持することができるので、車両本体(21)側のガスの供給源(22)からタイヤ圧調整弁(30,30V)までの間をコンパクトな構成にすることが可能になる。
[請求項の発明]
請求項の構成によれば、第1〜第3のチャンバー(41,42,43)と、チャンバー連通路(44)とを同軸上に配置したことによりタイヤ圧調整弁(30)を細くすることができる。
[請求項の発明]
請求項の構成によれば、ガス供給路(18)からタイヤ(10)への給気を行うために、給気可動弁体(50)が開弁位置に移動すると、給気可動弁体(50)に備えた直動シャフト(55)がチャンバー連通路(44)に突入してチャンバー連通路(44)を閉塞し、排気経路が確実に遮断される。
[第1実施形態]
以下、本発明の一実施形態を図1に基づいて説明する。
図1に示されたタイヤ10は、タイヤホイール11に装着されており、そのタイヤホイール11が車両20に備えた車軸14に取り付けられている。車軸14は、車両本体21に固定されたスリーブ15内にベアリング16を介して軸支され、車両20の走行時にタイヤ10と共に回転する。また、車軸14の先端にはハブ盤17が備えられ、そのハブ盤17から突出した図示しないハブボルトをタイヤホイール11に貫通させてそれらハブボルトにナットを螺合することで、タイヤ10が車軸14に一体固定されている。
なお、本発明における「車軸」とは、タイヤ10と一体になって回転する部材全体を指し、従って、本実施形態では、ハブ盤17を含む車軸14全体が本発明に係る「車軸」に相当する。
車軸14の軸心部分には、長手方向の途中部分からハブ盤17の先端面に亘ってガス供給路18が形成されている。図2に示すようにハブ盤17に開放したガス供給路18の先端開口部18Aには、その内周面に雌螺子部18Bが形成されており、ここに本発明に係るタイヤ圧調整弁30が螺合固定されている。なお、ガス供給路18の先端開口部18Aの内周面とタイヤ圧調整弁30の外周面との間にはOリング19が設けられている。
図1に示すように車両20には、ガス供給制御装置22が搭載されている。ガス供給制御装置22は、図示しないポンプ、圧力制御弁等を備え、ガスを任意の圧力に変更して出力可能な構成になっている。
車軸14とスリーブ15との間には、ガス供給制御装置22とガス供給路18とを接続するためのロータリージョイント機構24が設けられている。具体的には、ガス供給路18は、車軸14の中間部分で径方向に直角曲げされ、車軸14の外周面に開放した基端開口部18Cを有している。車軸14の外周面には、ガス供給路18の基端開口部18Cを挟むようにして、1対のシールリング23,23が設けられている。これらシールリング23,23は、スリーブ15の内周面に摺動可能となっている。これにより、車軸14とスリーブ15とシールリング23,23とに囲まれた円筒空間23Aが外気から隔絶され、ここに基端開口部18Cが連通した状態になっている。また、スリーブ15には、シールリング23に連通した連通孔15Aが形成され、この連通孔15Aにガス供給制御装置22から延びたパイプ22Pが接続されている。これにより、ロータリージョイント機構24が構成されている。そして、このロータリージョイント機構24によりガス供給制御装置22とガス供給路18とが接続され、ガス供給制御装置22からタイヤ圧調整弁30に任意に圧力のガスを供給することができる。
図2に示すように、タイヤ圧調整弁30は、バルブ本体31に給気可動弁体50と排気可動弁体60とを収容して備えている。バルブ本体31は、本体小径部31Aと、その本体小径部31Aより外径が大きな本体中径部31Bと、さらに外径が大きな本体大径部31Cとを軸方向に並べた構造をなしている。そして、本体小径部31Aの外面に形成された雄螺子部31Nをガス供給路18の雌螺子部18B内に螺合して車軸14に固定されている。
バルブ本体31の中心部には、本体小径部31A側から順番に、第1のガス供給ポート32、第1のチャンバー41、チャンバー連通路44、第3のチャンバー43及び第2のチャンバー42が形成され、これらが連通してバルブ本体31を軸方向に貫通している。
第1のガス供給ポート32は、本体中径部31Bの端面に開放し、本体中径部31Bの一端部まで延びており、第1のガス供給ポート32の第1のチャンバー41側には、弁体抜止リング37が嵌合固定されている。
第1のチャンバー41は、本体中径部31Bの一端部から他端部まで延びている。そして、第1のチャンバー41内に給気可動弁体50が直動可能に収容されて、弁体抜止リング37により給気可動弁体50が第1のチャンバー41内に抜け止めされている。また、第1のチャンバー41は、弁体抜止リング37の中空部分37Aを通して第1のガス供給ポート32に連通している。さらに、第1のチャンバー41における内側面41Aには、第1のガス供給ポート32寄り位置にタイヤ連通ポート35の一端が開口している。タイヤ連通ポート35の他端は、本体中径部31Bの外面に開口しており、その外面開口部分にタイヤ接続パイプ45の一端が接続されている。そして、タイヤ接続パイプ45の他端がタイヤ10に接続され、これにより、タイヤ連通ポート35が、タイヤ10内に常時連通している。
チャンバー連通路44は、本体大径部31Cのうち本体中径部31B側の一端部に配置されて、第2のチャンバー42及び第3のチャンバー43より内径が小さくなっている。
第3のチャンバー43は、本体大径部31Cの一端部から中間部分まで延び、第2のチャンバー42は、本体大径部31Cの中間部分から他端部まで延びている。そして、第3のチャンバー43の内径は第1のチャンバー41より僅かに小さく、第2のチャンバー42の内径は第1のチャンバー41の約2倍程度の大きさになっている。そして、これら第2及び第3のチャンバー42,43に跨って排気可動弁体60が直動可能に収容されている。また、第2のチャンバー42の内側面42Aのうち本体大径部31Cの端面寄り部分には、雌螺子42Bが形成され、ここに栓部材38が螺合固定されている。なお、栓部材38の中心部には、貫通孔38Aが形成されている。
第3のチャンバー43における内側面43Aには、そのチャンバー連通路44寄り位置に大気開放ポート36の一端が開口している。大気開放ポート36の他端は、本体大径部31Cの外側、即ち、大気空間に開放されている。
第2のチャンバー42のうち第3のチャンバー43側の端面42Tには、外縁寄り位置に第2のガス供給ポート33の一端が開口している。第2のガス供給ポート33は、第3のチャンバー43、チャンバー連通路44、第1のチャンバー41及び第1のガス供給ポート32の側方を通過してガス供給路18に連通している。
給気可動弁体50は、円盤状の受圧開閉部54の一端面の中心から直動シャフト55をチャンバー連通路44に向けて突出した構造をなしている。受圧開閉部54の外周面にはシール溝51Aが形成され、そこにオイルシール51Bが装着されている。そして、このオイルシール51Bが第1のチャンバー41の内側面41Aに密着している。
また、給気可動弁体50は弁体抜止リング37に当接して閉弁位置に位置決めされる。給気可動弁体50が閉弁位置になると、受圧開閉部54がタイヤ連通ポート35より第1のガス供給ポート32側に位置し、これにより、第1のガス供給ポート32とタイヤ連通ポート35との間が遮断される。また、給気可動弁体50は、図4に示すようにタイヤ連通ポート35より第1のガス供給ポート32から離れた開弁位置まで移動することができる。そして、給気可動弁体50が開弁位置になると、第1のガス供給ポート32とタイヤ連通ポート35とが第1のチャンバー41を介して連通した状態になる。
直動シャフト55の外側には、給気制御スプリング52が挿通され、その給気制御スプリング52が受圧開閉部54と第1のチャンバー41におけるチャンバー連通路44側の端面との間で突っ張り状態になって、給気可動弁体50を閉弁位置側に付勢している。そして、給気可動弁体50の受圧開閉部54が第1のガス供給ポート32側から給気基準圧力以上の圧力を受けると、その圧力により給気可動弁体50が給気制御スプリング52に抗して開弁位置に移動する。
なお、直動シャフト55のうち受圧開閉部54側の基端部には大径部55Aが設けられ、給気制御スプリング52の一端部が大径部55Aの外側に嵌合されて、直動シャフト55に対して芯だしされている。
給気可動弁体50の直動シャフト55における先端部には、緩やかに先細りになっており、給気可動弁体50が閉弁位置に配置されたときには直動シャフト55の先端の一部がチャンバー連通路44に突入した状態になっている。また、直動シャフト55の中間部分には、Oリング溝57が形成されてそこにOリング53が装着されている。そして、給気可動弁体50が開弁位置に移動すると、図4に示すように直動シャフト55の中間部分までチャンバー連通路44内に進入し、Oリング溝57がチャンバー連通路44の内側面44Aに密着してチャンバー連通路44を閉塞する。
排気可動弁体60は、受圧主部64の一端面の中心から弁体主部65を突出した構造になっている。受圧主部64は、第2のチャンバー42に対応した外径の円盤形状をなし、その受圧主部64の外周面にはシール溝64Aが形成され、そこにオイルシール64Bが装着されている。そして、そのオイルシール64Bが第2のチャンバー42の内側面42Aに密着している。弁体主部65は、第3のチャンバー43に対応した外径のシャフト状をなし、受圧主部64から突出して第3のチャンバー43内に挿入されている。その弁体主部65の外周面のうち先端寄り位置には、1対のシール溝66A,66Aが間隔を開けて配置され、それら1対のシール溝66A,66A内にそれぞれオイルシール66B,66Bが装着されている。そして、それらオイルシール66B,66Bがチャンバー連通路44の内側面43Aに密着している。
排気可動弁体60は第2のチャンバー42における第3のチャンバー43側の第2の端面42Tに当接して閉弁位置に位置決めされる。詳細には、端面42Tの外縁部には、ストッパ突部42Sが形成され、排気可動弁体60の受圧主部64がストッパ突部42Sに当接することで、受圧主部64により第2のガス供給ポート33の開口が閉塞されないようになっている。そして、排気可動弁体60が閉弁位置になると、弁体主部65における1対のオイルシール66B,66Bの間に大気開放ポート36の開口が配置され、これにより、大気開放ポート36のバルブ本体31内における開口が閉塞されて、大気開放ポート36とタイヤ連通ポート35との間が遮断された状態になる。また、排気可動弁体60は、図3に示すように栓部材38に当接した開弁位置まで移動することができる。そして、排気可動弁体60が開弁位置になると、弁体主部65のオイルシール66B,66Bが大気開放ポート36より第2のチャンバー42側に位置し、大気開放ポート36とタイヤ連通ポート35とが第1のチャンバー41、チャンバー連通路44、第3のチャンバー43を介して連通した状態になる。
受圧主部64と栓部材38との間には、排気制御スプリング62が突っ張り状態になって収容され、排気可動弁体60を閉弁位置側に付勢している。そして、排気可動弁体60の受圧主部64が第2のガス供給ポート33から排気基準圧力以上の圧力を受けると、その圧力により排気可動弁体60が給気制御スプリング52に抗して開弁位置に移動する。ここで、上記した排気可動弁体60を開弁位置に移動させるための排気基準圧力は、給気可動弁体50を開弁位置に移動させるための給気基準圧力より小さな値になるように、受圧開閉部54及び受圧主部64の受圧面積と、給気制御スプリング52及び排気制御スプリング62のバネ剛性とが所定の値に設定されている。
なお、排気可動弁体60及び栓部材38の互いの対向面には、それぞれの中心部分に当接突部64T,38Tが形成され、これら当接突部64T,38Tの外側に排気制御スプリング62の両端部が嵌合されている。
上記構造により、本発明に係る給気制御弁機構70は、第1のチャンバー41と給気可動弁体50と給気制御スプリング52から構成され、排気制御弁機構71は、第1〜第3のチャンバー41,42,43、チャンバー連通路44、給気可動弁体50、給気制御スプリング52、排気可動弁体60、排気制御スプリング62から構成されている。ここで、ガス供給路18から第1のガス供給ポート32、タイヤ連通ポート35、タイヤ10までを連絡する経路(詳細には、第1のガス供給ポート32とタイヤ連通ポート35との間を連絡する第1のチャンバー41を含む)を「給気経路」とし、タイヤ10からタイヤ連通ポート35、大気開放ポート36、バルブ本体31の外部の大気空間までを連絡する経路(詳細には、タイヤ連通ポート35と大気開放ポート36との間を連絡する第1のチャンバー41、チャンバー連通路44、第2のチャンバー42を含む)を「排気経路」とすると、タイヤ圧調整弁30は、以下のように作動して給気経路及び排気経路を開閉し、タイヤ10の内圧を増圧、減圧することをできる。
即ち、車両20の運転席に備えた所定の操作部の操作により、或いは、車両20に搭載された図示しないECUの制御により、ガス供給制御装置22がガス供給路18を通して第1及び第2のガス供給ポート32,33に所定の圧力を付与する。
ガス供給制御装置22からガス供給路18を通して第1及び第2のガス供給ポート32,33に付与する圧力を排気基準圧未満(圧力が「0」以下の場合も含む)にすると、図2に示すように給気可動弁体50が、給気制御スプリング52の付勢により閉弁位置に保持されて、タイヤ連通ポート35と第1のガス供給ポート32との間が断絶されると共に、排気可動弁体60が排気制御スプリング62の付勢により閉弁位置に保持されて、排気可動弁体60における弁体主部65により、チャンバー連通路44と大気開放ポート36との間が断絶される。即ち、第1のガス供給ポート32とタイヤ連通ポート35との間の給気制御弁機構70が閉弁すると共に、大気開放ポート36とタイヤ連通ポート35との間の排気制御弁機構71が閉弁する。これにより、給気経路と排気経路の両方が遮断され、タイヤ10内の圧力が一定状態に保持される。
また、ガス供給制御装置22からガス供給路18を通して第1及び第2のガス供給ポート32,33に付与する圧力を、排気基準圧以上かつ給気基準圧未満にすると、図3に示すように給気可動弁体50は給気制御スプリング52の付勢により閉弁位置に保持され、排気可動弁体60は第2のガス供給ポート33側に受けた圧力により開弁位置に移動し、チャンバー連通路44と大気開放ポート36との間が開通する。即ち、給気制御弁機構70は閉弁しかつ排気制御弁機構71は開弁する。これにより、給気経路が遮断される一方、排気経路が開通した状態になり、タイヤ10からガスが排気され、タイヤ10内の圧力を下げることができる。
さらに、ガス供給制御装置22からガス供給路18を通して第1及び第2のガス供給ポート32,33に付与する圧力を給気基準圧以上にすると、図4に示すように給気可動弁体50はガス供給ポート32,33側に受けた圧力により開弁位置に移動して、タイヤ連通ポート35と第1のガス供給ポート32との間が開通し、かつ、第1のチャンバー41のうちタイヤ連通ポート35とチャンバー連通路44との間が給気可動弁体50の受圧開閉部54により断絶された状態になる。また、給気可動弁体50の直動シャフト55に備えたOリング53がチャンバー連通路44の内側面44Aに密着してチャンバー連通路44を閉塞し、チャンバー連通路44が確実に閉塞される。即ち、給気制御弁機構70が開弁する一方、排気制御弁機構71が閉弁した状態になる。これにより、給気経路が開通する一方、排気経路が遮断され、ガス供給路18からタイヤ10内へのガスの供給されて、タイヤ10内の圧力を上げることができる。
このように本実施形態のタイヤ圧調整弁30によれば、車軸14側に備えたガス供給路18内の圧力を、給気可動弁体50及び排気可動弁体60を動作させるための弁駆動力として用いたので、従来のようにタイヤ圧調整弁側に備えたスロート部8等の減圧作用等による負圧を弁駆動力としたものに比べて、確実かつ迅速に開弁及び閉弁することができる。しかも、本実施形態のタイヤ圧調整弁30は1つのガス供給路18でタイヤ10内の圧力を加圧・減圧・保持することができるので、車両本体21側のガスのガス供給制御装置22からタイヤ圧調整弁30の間をコンパクトな構成にすることが可能になる。また、本実施形態のタイヤ圧調整弁30は、第1〜第3のチャンバー41,42,43と、チャンバー連通路44とを同軸上に配置したことにより、細くすることができる。
[第2実施形態]
本実施形態のタイヤ圧調整弁30Vは、図5〜図8に示されている。このタイヤ圧調整弁30Vに備えたバルブ本体31Vは、本体小径部31Aと本体大径部31Yとを軸方向に並べてなり、本体大径部31Yに、第1のチャンバー41Vと第2のチャンバー42Vとが平行に配置して形成されている。そして、第1のチャンバー41Vにおける内側面41Aの奥部と第2のチャンバー42Vにおける内側面42Aの奥部との間が、チャンバー連通路44Vにて連通されている。また、第2のガス供給ポート33Vは第2のチャンバー42Vと略同じ内径をなし、第2のガス供給ポート33Vと第2のチャンバー42Vとの間に嵌合固定された弁体抜止リング37Vにより、排気可動弁体60Vが第2のチャンバー42V内に抜け止めされている。さらに、第3のチャンバー43Vは、第2のチャンバー42Vのうち第2のガス供給ポート33Vに対して反対側に配置され、排気可動弁体60Vに備えた弁体主部65Vが第3のチャンバー43V内に嵌合されている。
上記構成以外は、前記第1実施形態と実質的に同一であるので、それら同一の構成に関しては同一の符号を付して重複した説明は省略する。
本実施形態のタイヤ圧調整弁30Vでは、ガス供給路18を通して第1及び第2のガス供給ポート32,33Vに付与する圧力を排気基準圧未満にすると、図5に示すように、給気可動弁体50Vが閉弁位置に保持されて、タイヤ連通ポート35と第1のガス供給ポート32との間が断絶されると共に、排気可動弁体60Vが閉弁位置に保持されて、排気可動弁体60Vにおける弁体主部65Vのシール溝66Aにより、チャンバー連通路44Vと大気開放ポート36との間が断絶される。これにより、給気経路と排気経路の両方が遮断された状態になり、タイヤ10内の圧力が一定状態に保持される。
また、第1及び第2のガス供給ポート32,33Vに付与する圧力を、排気基準圧以上かつ給気基準圧未満にすると、給気可動弁体50Vは閉弁位置に保持され、排気可動弁体60Vは第2のガス供給ポート33V側に受けた圧力により開弁位置に移動し、チャンバー連通路44Vと大気開放ポート36との間が開通する。これにより、給気経路が遮断される一方、排気経路が開通した状態になりタイヤ10からガスが排気され、タイヤ10内の圧力を下げることができる。
さらに、第1及び第2のガス供給ポート32,33Vに付与する圧力を給気基準圧以上にすると、給気可動弁体50Vは第1のガス供給ポート32側に受けた圧力により開弁位置に移動して、タイヤ連通ポート35と第1のガス供給ポート32との間が開通し、かつ、第1のチャンバー41のうちタイヤ連通ポート35とチャンバー連通路44Vとの間を、給気可動弁体50Vの受圧開閉部54が区画し、タイヤ連通ポート35とチャンバー連通路44Vとの間が断絶される。これにより、タイヤ10の給気経路が開通する一方、排気経路が遮断され、ガス供給路18からタイヤ10内へのガスの供給されて、タイヤ10内の圧力を上げることができる。
このように本実施形態のタイヤ圧調整弁30Vによっても、第1実施形態と同様の作用効果を奏する。また、本実施形態のタイヤ圧調整弁30Vでは、第1のチャンバー41Vと第2のチャンバー42Vとを平行に並べたので、図1と図8に対比して示すようにタイヤ圧調整弁30Vを短くすることができる。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、上記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
本発明の第1実施形態に係る車軸及びタイヤの断面図 タイヤ圧調整弁の断面図 タイヤから排気を行う場合のタイヤ圧調整弁の断面図 タイヤに給気を行う場合のタイヤ圧調整弁の断面図 第2実施形態に係るタイヤ圧調整弁の断面図 タイヤから排気を行う場合のタイヤ圧調整弁の断面図 タイヤに給気を行う場合のタイヤ圧調整弁の断面図 車軸及びタイヤの断面図 従来のタイヤ圧調整弁の断面図
符号の説明
10 タイヤ
14 車軸
18 ガス供給路
30,30V タイヤ圧調整弁
31,31V バルブ本体
32,33,33V ガス供給ポート
35 タイヤ連通ポート
36 大気開放ポート
41,41V 第1のチャンバー
42,42V 第2のチャンバー
43,43V 第3のチャンバー
44,44V チャンバー連通路
50,50V 給気可動弁体
52 給気制御スプリング
55 直動シャフト
60,60V 排気可動弁体
62 排気制御スプリング
64 受圧主部
65,65V 弁体主部
70 給気制御弁機構
71 排気制御弁機構

Claims (3)

  1. タイヤ(10)と共に回転する車軸(14)に固定され、前記車軸(14)に形成されたガス供給路(18)を通して供給されるガスの圧力によって制御可能なタイヤ圧調整弁(30,30V)において、
    前記車軸(14)に固定されたバルブ本体(31,31V)と、
    前記バルブ本体(31,31V)に形成されて、前記ガス供給路(18)が連通したガス供給ポート(32,33,33V)と、
    前記バルブ本体(31,31V)に形成されて、前記タイヤ(10)内に連通したタイヤ連通ポート(35)と、
    前記バルブ本体(31,31V)に形成されて、前記バルブ本体(31,31V)の外側に開放した大気開放ポート(36)と、
    前記バルブ本体(31,31V)に形成され、前記タイヤ連通ポート(35)が開口した内側面(41A)を有し、かつ、前記ガス供給ポート(32,33,33V)が一端に連通した第1のチャンバー(41,41V)と、
    前記第1のチャンバー(41,41V)内に収容され、前記ガス供給ポート(32,33,33V)の圧力を受け、前記第1のチャンバー(41,41V)の前記内側面(41A)に摺動しながら直動し、前記タイヤ連通ポート(35)と前記ガス供給ポート(32,33,33V)との間を断絶する閉弁位置と、前記タイヤ連通ポート(35)と前記ガス供給ポート(32,33,33V)との間を連通させる開弁位置とに移動可能な給気可動弁体(50,50V)と、
    前記給気可動弁体(50,50V)を前記閉弁位置に付勢し、前記ガス供給ポート(32,33,33V)の圧力が給気基準圧未満のときには、その圧力に抗して前記給気可動弁体(50,50V)を前記閉弁位置に保持する一方、前記ガス供給ポート(32,33,33V)の圧力が前記給気基準圧以上のときには、その圧力により前記給気可動弁体(50,50V)が前記開弁位置に移動することを許容する給気制御スプリング(52)と、
    前記バルブ本体(31,31V)に形成され、前記ガス供給ポート(32,33,33V)に一端が連通した第2のチャンバー(42,42V)と、
    前記第2のチャンバー(42,42V)の同軸上に形成されて、前記第2のチャンバー(42,42V)に連通すると共に、前記大気開放ポート(36)が開口した内側面(43A)を有した第3のチャンバー(43,43V)と、
    前記第1のチャンバー(41,41V)のうち前記ガス供給ポート(32,33,33V)と隔絶された位置に一端が開口し、他端が、前記第2又は第3のチャンバー(42,42V,43,43V)のうち前記ガス供給ポート(32,33,33V)から隔絶された位置に開口したチャンバー連通路(44,44V)と、
    前記第2及び第3のチャンバー(42,42V,43,43V)に跨って収容されかつ、前記第2のチャンバー(42,42V)の内側面(42A)に摺動する受圧主部(64)と、前記第3のチャンバー(43,43V)の前記内側面(43A)に摺動する弁体主部(65,65V)とを一体に有し、前記受圧主部(64)に前記ガス供給ポート(32,33,33V)の圧力を受けて直動し、前記チャンバー連通路(44,44V)と前記大気開放ポート(36)との間を前記弁体主部(65,65V)が断絶する閉弁位置と、前記チャンバー連通路(44,44V)と前記大気開放ポート(36)との間を連通させる開弁位置とに移動可能な排気可動弁体(60,60V)と、
    前記排気可動弁体(60,60V)を前記閉弁位置に付勢し、前記ガス供給ポート(32,33,33V)の圧力が前記給気基準圧より小さい排気基準圧を下回ったときには、その圧力に抗して前記排気可動弁体(60,60V)を前記閉弁位置に保持する一方、前記ガス供給ポート(32,33,33V)の圧力が前記排気基準圧以上のときには、その圧力により前記排気可動弁体(60,60V)が前記開弁位置に移動することを許容する排気制御スプリング(62)とを備えてなることを特徴とするタイヤ圧調整弁(30,30V)。
  2. 前記第1〜第3のチャンバー(41,42,43)と、前記チャンバー連通路(44)とを同軸上に配置し、前記ガス供給ポート(32,33)として、前記第1のチャンバー(41)の一端に連通した第1のガス供給ポート(32)と、前記第3のチャンバー(43)のうち前記第2のチャンバー(42)側の一端部に連通した第2のガス供給ポート(33)とを設けたことを特徴とする請求項1に記載のタイヤ圧調整弁(30)。
  3. 前記給気可動弁体(50)が前記開弁位置に移動したときに、前記チャンバー連通路(44)に挿入されて前記チャンバー連通路(44)を閉塞する直動シャフト(55)を前記給気可動弁体(50)に設けたことを特徴とする請求項2に記載のタイヤ圧調整弁(30)。
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