JP2001065721A - 圧力制御弁及びそれを用いた圧縮空気の除湿装置 - Google Patents

圧力制御弁及びそれを用いた圧縮空気の除湿装置

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JP2001065721A
JP2001065721A JP24532699A JP24532699A JP2001065721A JP 2001065721 A JP2001065721 A JP 2001065721A JP 24532699 A JP24532699 A JP 24532699A JP 24532699 A JP24532699 A JP 24532699A JP 2001065721 A JP2001065721 A JP 2001065721A
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Takeshi Hachimaki
武 鉢巻
Tadashi Kishimoto
正 岸本
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    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
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    • G05D16/04Control of fluid pressure without auxiliary power
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成部品数の増加を抑制しながら、除湿効率
の向上を図ることのできる圧力制御弁及びそれを用いた
圧縮空気の除湿装置を提供すること。 【解決手段】 一次側及び二次側への接続口を有する弁
本体22と、この弁本体内に設けられ、一次側圧力と二
次側圧力との圧力差に基づいて一次側と二次側とを連通
又は遮断する弁体32と、この弁体と同一軸線上で摺動
して弁体に対し接離可能に設けられ、二次側と大気圧室
とを区画するピストン体33と、前記大気圧室内に設け
られ、前記ピストン体と前記弁体とが接した状態におい
てそのピストン体を介して前記弁体を閉じ方向に付勢す
る開圧力設定ばね41、42と、前記ピストン体又は前
記弁本体と前記弁体との間に配され、前記弁体を閉じ方
向に付勢する付勢ばね43と、を有する圧力制御弁。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道車両のブレー
キ装置や自動扉開閉装置等の空気圧機器に圧縮空気を供
給するための圧縮空気源装置に組み込まれる圧縮空気の
除湿装置、並びにこの除湿装置に含まれる圧力制御弁に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄道車両のブレーキ装置等の空気
圧機器に圧縮空気を供給する圧縮空気源装置として、例
えば、図7に示すものが知られている(実公昭62-45106
号公報参照)。この装置では、圧縮空気が空気圧縮機1
からアフタークーラー2、除湿装置3及び逆止弁4を介
して元空気溜5に供給され、元空気溜5から上記空気圧
機器(不図示)に圧縮空気が送られるようになってい
る。なお、元空気溜5の出口側には調圧器6が設けられ
ている。
【0003】除湿装置3は、所定時間間隔毎に乾燥、再
生処理の必要な吸着剤を含む吸着/再生式の除湿器7、
元空気溜5方向の流通のみ許容する逆止弁8、圧力制御
弁9及び再生空気溜10がアフタークーラー2と逆止弁
4間に直列に接続されるとともに、逆止弁8及び圧力制
御弁9と並列に、除湿器7側へ戻る方向の流通のみを許
容する逆止弁11と絞り12とが接続されてなる。ま
た、除湿器7の入口側には吐出弁13が接続されてい
る。
【0004】一般に除湿器7は、空気圧の低圧域では空
気中の飽和水分量が高圧域よりも多くなるために除湿性
能が低下する傾向にあるので、除湿装置3では、吐出弁
13を閉じた状態で空気圧縮機1から供給される圧縮空
気の圧力が所定値に達するまで圧力制御弁9で除湿器7
から元空気溜5方向への圧縮空気の流通を阻止してい
る。
【0005】そして、上記空気圧縮機1からの圧縮空気
の圧力が所定値に達すると、圧力制御弁9が開いて圧縮
空気が再生空気溜10及び元空気溜5に供給され、これ
により、再生空気溜10及び元空気溜5内の圧力が次第
に上昇する。その後、元空気溜5内の圧縮空気の圧力が
所定の上限値に達すると、調圧器6が作動して空気圧縮
機1が停止され、それと同時に吐出弁13が開かれるこ
とにより、以下のように除湿器7の再生が行われる。
【0006】すなわち、空気圧縮機1が停止すると、元
空気溜5から再生空気溜10方向への圧縮空気の逆流は
逆止弁4により防止されるが、その間に再生空気溜10
から絞り12及び逆止弁11を介して除湿器7側に圧縮
空気が徐々に逆流し、除湿器7を介して吐出弁13から
排出されることにより、除湿器7内の吸着剤が乾燥、再
生される。
【0007】その後、元空気溜5内の圧縮空気が前記空
気圧機器で消費されることにより、元空気溜5内の圧力
が所定の下限値まで低下すると、調圧器6が作動して吐
出弁13が閉じられると同時に空気圧縮機1が再度稼働
され、上記の同様の手順で圧力制御弁9等を介して再生
空気溜10及び元空気溜5に圧縮空気が供給されるよう
になり、以下、上記と同様の操作が繰り返されて、元空
気溜5内の圧力が上記上限値と下限値間の範囲となるよ
うに制御される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の除湿
装置では、空気圧縮機1が停止された後、圧力制御弁9
が閉じるまでの間に一定の時間遅れが生じるため、空気
圧縮機1の停止直後における圧力制御弁9を介した圧縮
空気の逆流を逆止弁8で防止し、再生空気溜10内の圧
縮空気が絞り12及び逆止弁11のみを通じて適正な速
度で除湿器7に流れるようにして、除湿器7の再生作用
の適正化を図っている。ところが、上記構成では、圧力
制御弁9と逆止弁8とを別個に設けているため、構成部
品数が増えるという不具合を生じていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決して、構成部品数の増加を抑制しながら、除湿効率
の向上を図ることのできる圧力制御弁及びそれを用いた
圧縮空気の除湿装置を提供することを目的としている。
そのため、本発明の請求項1の圧力制御弁は、一次側及
び二次側への接続口を有する弁本体と、この弁本体内に
設けられ、一次側圧力と二次側圧力との圧力差に基づい
て一次側と二次側とを連通又は遮断する弁体と、この弁
体と同一軸線上で摺動して弁体に対し接離可能に設けら
れ、二次側と大気圧室とを区画するピストン体と、前記
大気圧室内に設けられ、前記ピストン体と前記弁体とが
接した状態においてそのピストン体を介して前記弁体を
閉じ方向に付勢する開圧力設定ばねと、前記ピストン体
又は前記弁本体と前記弁体との間に配され、前記弁体を
閉じ方向に付勢する付勢ばねと、を有するものである。
【0010】これにより、従来、圧力制御弁と別個に設
けていた逆止弁に相当する上記弁体を圧力制御弁内に組
み込むことにより、圧縮空気源が作動を停止した直後に
おける圧力制御弁を通じた圧縮空気の逆流を上記弁体で
確実に防止しながら、構成部品数の増加を抑えることが
できる。
【0011】請求項2の圧力制御弁は、請求項1の構成
において、前記弁本体に対し位置調整可能に設けられた
ばね受け部材によって前記開圧力設定ばねを支持するも
のである。これにより、上記弁体の開圧力、つまり、本
圧力制御弁からの圧縮空気の供給先である空気圧機器に
圧縮空気の供給を開始する圧力を、上記ばね受け部材の
位置調整によって調節できる。
【0012】請求項3の圧力制御弁は、請求項2の構成
において、前記ピストン体は環状であり、前記ばね受け
部材は、前記ピストン体を貫通してそのピストン体の摺
動を内側から案内する軸状部分を有するものである。こ
れにより、簡単な構成で、かつ少ない部品点数でピスト
ン体の摺動の案内を行うことができる。
【0013】請求項4の圧力制御弁を用いた圧縮空気の
除湿装置は、圧縮空気源と空気溜との間に配設される圧
縮空気の除湿装置であって、前記圧縮空気源からの圧縮
空気を除湿する除湿器と、この除湿器と前記空気溜との
間に設けられ、除湿器側の圧力が所定圧に達したときに
開弁する圧力制御弁とを備え、前記圧力制御弁は、一次
側及び二次側への接続口を有する弁本体と、この弁本体
内に設けられ、一次側圧力と二次側圧力との圧力差に基
づいて一次側と二次側とを連通又は遮断する弁体と、こ
の弁体と同一軸線上で摺動して弁体に対し接離可能に設
けられ、二次側と大気圧室とを区画するピストン体と、
前記大気圧室内に設けられ、前記ピストン体と前記弁体
とが接した状態においてそのピストン体を介して前記弁
体を閉じ方向に付勢する開圧力設定ばねと、前記ピスト
ン体又は前記弁本体と前記弁体との間に配され、前記弁
体を閉じ方向に付勢する付勢ばねとを有するものであ
る。これにより、前記請求項1と同様に、除湿効率を向
上させることができるとともに、部品点数の増加を抑え
ることができる利点がある。
【0014】請求項5の圧力制御弁を用いた圧縮空気の
除湿装置は、請求項4の構成において、前記除湿器を吸
着再生式の除湿器としたものである。このように、上記
圧力制御弁を吸着再生式の除湿器と再生空気溜との間に
設けることにより、従来、圧力制御弁とは別個に設けて
いた逆止弁が不要となり、部品点数の増加を抑制でき
る。
【0015】請求項6の圧力制御弁を用いた圧縮空気の
除湿装置は、請求項4の構成において、前記除湿器を中
空糸膜式の除湿器としたものである。このように、中空
糸膜式の除湿器を用いることにより、吸着/再生式の除
湿器に比べ構造の簡素化や小型化を図ることができると
ともに、圧力制御弁と別体の逆止弁を省略することによ
り、部品点数の削減や省メンテナンス化を図ることがで
きる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図面に基づいて説明する。図1に示すように、鉄道車
両のブレーキ装置や自動扉開閉装置等の空気圧機器に圧
縮空気を供給するための、本実施の形態に係る圧縮空気
源装置は、基本的に図7の従来例と同様の構成を有して
おり、前記従来例と同一構成要素に同一の参照番号を付
して重複した説明を省略する。
【0017】本実施の形態の圧縮空気源装置に含まれる
除湿装置20も吸着/再生式の除湿器7を用いており、
基本的には前記従来例の除湿装置3と同一構成である。
すなわち、除湿装置20は、空気圧縮器1(圧縮空気
源)からの圧縮空気を除湿する除湿器7と、この除湿器
7と再生空気溜10との間に設けられ、除湿器7側の圧
力が所定値に達したときに開弁する圧力制御弁21とを
備えているが、この圧力制御弁21が従来の逆止弁8の
機能を有する弁体32を一体的に組み込んでいる点で前
記従来例と相違している。
【0018】以下、この圧力制御弁21の内部構造につ
き説明すると、図2に示すように、圧力制御弁21は弁
本体の一部を形成する本体ケース22を備え、この本体
ケース22には、図示しない一次側及び二次側の各配管
の端部外周がねじ込まれる各テーパ雌ねじ23a、24
aが形成された一次側及び二次側への接続口23、24
が両側部の対応位置に設けられている。一次側接続口2
3は不図示の配管を介して図1の除湿器7の出口側に接
続される一方、二次側接続口24は再生空気溜10に接
続されるようになっている。
【0019】本体ケース22内の中央部に図中上下方向
に設けた一次側と二次側の連通口25には、円筒状の弁
座26が嵌合、固定されている。弁座26の上方におい
て、本体ケース22には円形のねじ孔27が連通口25
と同芯に形成され、このねじ孔27には、上底部28を
有する大略円筒状の補助ケース29が下端部外周の雄ね
じ29aでねじ込まれている。そして、雄ねじ29aの
上方に隣接する大径フランジ29bが本体ケース22の
上部に当接して軸方向の位置決めがなされている。弁本
体は、本体ケース22と補助ケース29とで構成されて
いる。
【0020】補助ケース29内の下部には円筒状のスリ
ーブ31が弁座26と同芯に嵌合、固定されている。そ
して、スリーブ31の内周には、弁体32における円筒
状摺動部部分32bが摺動自在に嵌合している。円筒状
摺動部分32bには、その円周方向に沿って複数の貫通
孔32cが形成されている。弁体32は、従来例におけ
る逆止弁8に相当する部材であり、圧力制御弁21内に
組み込まれている。
【0021】円筒状摺動部分32bの上方であって、ス
リーブ31内には、環状のピストン体33が摺動自在に
嵌合されている。ピストン体33の内周には段付に形成
されたばね受け部材34が中径部34b(軸状部分)で
摺動自在に嵌合されている。中径部34bの下方に位置
する受け部材34の小径部34aには、ピストン体33
の抜け止め用のナット35が螺合されている。
【0022】ピストン体33の外周及び内周には各々リ
ング溝が形成され、ピストン体33とスリーブ31間及
びピストン体33とばね受け部材34間の気密を保持す
るための各Oリング36、37が上記各リング溝に嵌合
されている。
【0023】補助ケース29の上底部28の中央にはね
じ孔28aが形成され、このねじ孔28aには、ばね力
調整用ねじ38が上方から螺合され、上底部28の上面
側において、ばね力調整用ねじ38には、更に止めナッ
ト39が螺合されている。そして、補助ケース29内に
突出したばね力調整用ねじ38の下端に前記ばね受け部
材34の上端のばね受け用フランジ部34dの上面側が
当接している。なお、34cは、ばね受け部材34にお
ける中径部34bとばね受け用フランジ部34dとの間
に位置する大径部である。
【0024】上記ばね受け用フランジ部34dとピスト
ン体33の上面との間には、内外1対の開圧力設定ばね
41、42が縮設され、ピストン体33を下方へ付勢し
ている。これら開圧力設定ばね41、42の付勢力は、
ばね力調整用ねじ38を回して当該調整用ねじ38を補
助ケース29に対して上下動させることにより変更でき
るようになっている。
【0025】補助ケース29の上底部28近傍には空気
孔29cが形成され、補助ケース29内は大気圧室とさ
れている。なお、ピストン体33の下面側と弁体32の
弁本体32aの上面側との間には、弁体32を下方、つ
まり、弁体32が弁座26上に着座して閉弁状態となる
方向へ付勢する付勢ばね43が配置されている。
【0026】以下、上記圧力制御弁21及びこの圧力制
御弁21を含む除湿装置20の動作を説明する。運転開
始前に、再生空気溜10内及び元空気溜5内の圧力は共
に大気圧に保持されており、この際、圧力制御弁21の
弁体32の一次側及び二次側は共に大気圧に保持されて
いるので、弁体32は開圧力設定ばね41、42の付勢
力により弁座26上に着座している。
【0027】すなわち、ピストン体33が開圧力設定ば
ね41、42により図2中下方へ押圧され、このピスト
ン体33の下面が弁体32の円筒状摺動部分32bの上
端面に当接して弁体32を下方へ押圧することにより、
弁体32を弁座26上に着座させている。
【0028】その後、空気圧縮機1が運転を開始する
と、圧縮空気が空気圧縮機1からアフタークーラー2、
除湿器7を介して圧力制御弁21の一次側に流入する
が、当初は一次側から弁体32を上方へ押圧する圧力が
開圧力設定ばね41、42の付勢力より小さいため、弁
体32は閉弁状態を維持する。
【0029】圧力制御弁21の一次側の圧力が、予め定
めた所定値に達して、この一次側の圧力が開圧力設定ば
ね41、42の付勢力より大きくなると、図3に示すよ
うに、弁体32及びピストン体33が開圧力設定ばね4
1、42の付勢力に抗して上方へ移動し、弁体32、つ
まり、圧力制御弁21が開弁状態となって、一次側と二
次側、具体的には、図1の除湿器7と再生空気溜10と
が連通状態となる。なお、ピストン体33の上動時に、
ピストン体33はその内周でばね受け部材34の中径部
34bに対して摺動する。
【0030】上記所定値、つまり、弁体32が開く時点
での圧力制御弁21の一次側の圧力は、元空気溜5内の
圧力の上限値(例えば、9kgf/cm2 程度)と等し
くなるように設定しておくことが好ましい。これは、前
述したように、除湿器7における除湿効率を高めるため
には、除湿器7を通過する圧縮空気の圧力を出来るだけ
高くすることが好適なためである。
【0031】圧力制御弁21が開弁状態となると、除湿
器7を通過した圧縮空気が圧力制御弁21、再生空気溜
10、逆止弁4から元空気溜5へと流れ、再生空気溜1
0及び元空気溜5内の圧力が次第に上昇する。そして、
元空気溜5内の圧力が所定の上限値(例えば、前記した
9kgf/cm2 程度)に達すると、調圧器6が作動し
て空気圧縮機1の駆動が停止されると同時に吐出弁13
が開弁状態となる。
【0032】上記空気圧縮機1の駆動が停止されると、
圧力制御弁21の一次側及び二次側の圧力差がなくなる
ので、図4に示すように、弁体32は付勢ばね43の付
勢力によって速やかに下動し、弁座26上に着座して弁
体32、つまり、圧力制御弁21が閉弁状態となる。
【0033】これに対して、ピストン体33は、再生空
気溜10内の圧縮空気の圧力が貫通孔32cを介してピ
ストン体33の下面に作用するとともに、Oリング36
とスリーブ31間の摩擦力や、Oリング37と前記中径
部34bとの間の摩擦力が存在するため、弁体32と共
に直ちに下動することはないが、弁体32が連通口25
を閉塞するため、再生空気溜10側の圧縮空気が圧力制
御弁21を介して逆流することが防止される。
【0034】上記のように、元空気溜5内の圧力が上限
値に達して空気圧縮機1が停止され、かつ吐出弁13が
開弁されると、再生空気溜10内の圧縮空気が絞り12
及び逆止弁11を介して徐々に逆流し、除湿器7を通過
して吐出弁13から排出されることにより、除湿器7内
の吸着剤が乾燥、再生される。
【0035】また、再生空気溜10内の圧縮空気が逆流
することにより、再生空気溜10内の圧力が次第に低下
すると、ピストン体33は開圧力設定ばね41、42の
付勢力により下動し、図2のように再度弁体32の円筒
状摺動部分32bの上面に当接する。
【0036】その後、元空気溜5内の圧縮空気が不図示
の空気圧機器で消費されることにより、元空気溜5内の
圧力が所定の下限値(例えば、8kgf/cm2 程度)
まで低下すると、調圧器6が作動して空気圧縮機1が再
稼働されると共に、吐出弁13が閉弁状態とされる。
【0037】これにより、空気圧縮機1からアフターク
ーラー2、除湿装置3を介して圧力制御弁21に圧縮空
気が供給され始め、以下、前述したと同様の過程が繰り
返されることにより、元空気溜5内の圧力が常時所定の
上限値と下限値間の範囲となるように制御される。この
ように、本実施の形態では、圧力制御弁21内に圧力制
御弁の手前側に設けていた従来の逆止弁と同様の働きを
する弁体32を組み込んだので、部品点数を削減するこ
とができる。
【0038】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図5に示すように、この圧縮空気源装置は、空気圧
縮機1からドレン分離器50、除湿装置51を介して元
空気溜5に圧縮空気が送られるようになっている。ここ
では、除湿装置51が中空糸膜式の除湿器52と第1の
実施の形態と同一の圧力制御弁21とからなる。
【0039】中空糸膜式の除湿器52は、図6に示すよ
うに、ケース53内の入口部53aと出口部53b間
に、高分子材料からなる多数の中空糸膜54を配置した
ものである。各中空糸膜54は、圧縮空気中の水蒸気の
みを厚み方向へ透過させて中空糸膜54外へ排出させる
一方、空気は透過させずに入口部53aから出口部53
bへ送るようになっている。
【0040】また、出口部53bには絞り55が設けら
れて、出口部53bに達した圧縮空気中の一部が絞り5
5を通過して通路53cを介して中空糸膜54の外側の
空間に送られ、この空気がパージ空気として作用して、
上記中空糸膜54外へ透過した水蒸気をパージ空気出口
54dから排出するようになっている。
【0041】以下、上記圧縮空気源装置の動作につき説
明する。空気圧縮機1が作動すると、圧縮空気が空気圧
縮機1からドレン分離器50、除湿器52を介して圧力
制御弁21に供給される。そして、圧力制御弁21の一
次側の圧力が所定値、例えば、元空気溜5内の圧力の上
限値に達すると、前述と同様に弁体32が開き(図
3)、圧力制御弁21を通過した圧縮空気が元空気溜5
に供給されることにより、元空気溜5内の圧力が次第に
上昇する。
【0042】そして、この実施の形態では、空気圧縮機
1から元空気溜5に圧縮空気が供給されている段階で、
前記のように、除湿器52の出口部53bの圧縮空気の
一部が絞り55を通過して逆流し、中空糸膜54外に透
過した水蒸気をパージ空気出口54dから排出させるの
で、元空気溜5への圧縮空気の供給と除湿器52の再生
作用(水蒸気を排出させる作用)とを同時に行うことが
できる。
【0043】元空気溜5内の圧力が所定の上限値に達す
ると、調圧器6が作動して空気圧縮機1が停止される
が、前記のように、元空気溜5への圧縮空気の供給中に
除湿器52の再生を行っているので、空気圧縮機1の停
止時に改めて除湿器52の再生を行う必要はない。
【0044】そのため、第1の実施の形態と異なり、除
湿装置51内に再生空気溜10や、絞り12、逆止弁1
1等を設ける必要がなく、かつ、第1の実施の形態にお
ける再生空気溜10と元空気溜5間の逆止弁4も不要と
なるので、圧縮空気源装置の部品点数を大幅に削減する
ことができ、除湿器52のメンテナンスの手間も省ける
ようになる。
【0045】なお、圧力制御弁21内の弁体32は、こ
こでは、元空気溜5からの圧縮空気の逆流を防止する働
きをするが、従来、圧力制御弁21と別個に設けていた
逆止弁と同等の機能を有する弁体32を圧力制御弁21
内に組み込んでいるので、一層の部品点数の削減を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る圧縮空気源装
置を示す説明図。
【図2】上記圧縮空気源装置に含まれる圧力制御弁を示
す概略断面図。
【図3】上記圧力制御弁の弁体及びピストン体が上動し
た状態を示す概略断面図。
【図4】上記圧力制御弁の弁体のみが下動した状態を示
す概略断面図。
【図5】本発明の第2の実施の形態における圧縮空気源
装置を示す説明図。
【図6】第2の実施の形態の圧縮空気源装置中の除湿器
を示す断面説明図。
【図7】従来の圧縮空気源装置を示す説明図。
【符号の説明】
7 除湿器 20 除湿装置 21 圧力制御弁 22 本体ケース(弁本体) 23a 一次側接続口 24a 二次側接続口 25 連通口 32 弁体 33 ピストン体 34 ばね受け部材 34b 中径部(軸状部分) 41、42 開圧力設定ばね 43 付勢ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16K 15/18 F16K 15/18 F 17/06 17/06 A Fターム(参考) 3H003 AC02 BG05 3H058 AA03 BB04 CD05 DD06 EE04 EE12 EE18 3H059 AA09 BB22 CD05 CE01 EE01 FF04 FF09 FF12 FF16 4D052 AA05 AA06 EA02 FA03 GA03 GB04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次側及び二次側への接続口を有する弁
    本体と、この弁本体内に設けられ、一次側圧力と二次側
    圧力との圧力差に基づいて一次側と二次側とを連通又は
    遮断する弁体と、この弁体と同一軸線上で摺動して弁体
    に対し接離可能に設けられ、二次側と大気圧室とを区画
    するピストン体と、前記大気圧室内に設けられ、前記ピ
    ストン体と前記弁体とが接した状態においてそのピスト
    ン体を介して前記弁体を閉じ方向に付勢する開圧力設定
    ばねと、前記ピストン体又は前記弁本体と前記弁体との
    間に配され、前記弁体を閉じ方向に付勢する付勢ばね
    と、を有する圧力制御弁。
  2. 【請求項2】 前記弁本体に対し位置調整可能に設けら
    れたばね受け部材によって前記開圧力設定ばねを支持す
    る、請求項1記載の圧力制御弁。
  3. 【請求項3】 前記ピストン体は環状であり、前記ばね
    受け部材は、前記ピストン体を貫通してそのピストン体
    の摺動を内側から案内する軸状部分を有する、請求項2
    記載の圧力制御弁。
  4. 【請求項4】 圧縮空気源と空気溜との間に配設される
    圧縮空気の除湿装置であって、 前記圧縮空気源からの圧縮空気を除湿する除湿器と、こ
    の除湿器と前記空気溜との間に設けられ、除湿器側の圧
    力が所定圧に達したときに開弁する圧力制御弁とを備
    え、 前記圧力制御弁は、一次側及び二次側への接続口を有す
    る弁本体と、この弁本体内に設けられ、一次側圧力と二
    次側圧力との圧力差に基づいて一次側と二次側とを連通
    又は遮断する弁体と、この弁体と同一軸線上で摺動して
    弁体に対し接離可能に設けられ、二次側と大気圧室とを
    区画するピストン体と、前記大気圧室内に設けられ、前
    記ピストン体と前記弁体とが接した状態においてそのピ
    ストン体を介して前記弁体を閉じ方向に付勢する開圧力
    設定ばねと、前記ピストン体又は前記弁本体と前記弁体
    との間に配され、前記弁体を閉じ方向に付勢する付勢ば
    ねとを有する、圧力制御弁を用いた圧縮空気の除湿装
    置。
  5. 【請求項5】 前記除湿器は吸着再生式の除湿器であ
    る、請求項4記載の圧力制御弁を用いた圧縮空気の除湿
    装置。
  6. 【請求項6】 前記除湿器は中空糸膜式の除湿器であ
    る、請求項4記載の圧力制御弁を用いた圧縮空気の除湿
    装置。
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