JPH11223274A - ガス制御弁 - Google Patents

ガス制御弁

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Publication number
JPH11223274A
JPH11223274A JP3975098A JP3975098A JPH11223274A JP H11223274 A JPH11223274 A JP H11223274A JP 3975098 A JP3975098 A JP 3975098A JP 3975098 A JP3975098 A JP 3975098A JP H11223274 A JPH11223274 A JP H11223274A
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JP
Japan
Prior art keywords
ring
spindle
seal
gas flow
control valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP3975098A
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English (en)
Inventor
Hidekazu Takeda
英一 武田
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Paloma Kogyo KK
Original Assignee
Paloma Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Paloma Kogyo KK filed Critical Paloma Kogyo KK
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Publication of JPH11223274A publication Critical patent/JPH11223274A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組み立て作業を容易にする。 【解決手段】 筒状シール体50はゴム等の弾性シール
材料により筒体を形成したもので、軸方向両側に所定の
間隔をおいて外径が大きく内径の小さいリング状シール
面51,52をそれぞれ形成する。そして、それぞれの
リング状シール面51,52により閉子30の内壁とス
ピンドル外周面とに当接し、リング状シール面51によ
りガス流路と外部とを密閉し、リング状シール面52に
よりガス入口部31aからパイロット孔32へのガス流
路を遮断する。また、操作ツマミ10の押し回し操作に
連動してスピンドル40が摺動すると、その凹部41が
リング状シール面52の位置まで移動して隙間を形成
し、リング状シール面52によるシール状態を解除して
ガス流路を開く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてガスこん
ろの点滅器に用いられるガス制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からガスこんろの点滅器おいては、
点火用パイロットバーナにガスを供給する構成として、
軸方向に摺動するスピンドルによりガス流路を開閉する
ガス制御弁が用いられている。例えば図6に示すよう
に、略円筒状に形成される中空部31を貫通して軸方向
へ進退移動可能に組み付けられるスピンドル40を備
え、中空部31の一方の開口をガス入口部31aとし、
他方の開口を外部の操作をスピンドル40に伝達するた
めの伝達部31bとし、その間の側壁面にはガス出口と
してパイロット孔32を形成する。また、中空部31の
パイロット孔32形成部付近にはOリング収納部34が
形成され、このOリング収納部34には伝達部31b側
から、Oリング1,樹脂製の筒状のスペーサ2,Oリン
グ3が順に挿入され、その外側からスピンドル40後端
との間に取り付けられたバネ61により座金60を介し
て付勢される。
【0003】Oリング1,3は中空部31内周面とスピ
ンドル40外周面とをシールするもので、Oリング3に
よりガス流路と外部とを密閉し、Oリング1によりガス
入口部31aからパイロット孔32へのガス流路を遮断
する。また、スピンドル40にはOリング1とOリング
3との間に位置するように径の小さい凹部41が形成さ
れており、スピンドル40が摺動すると図7に示すよう
にその凹部41がOリング1の位置まで移動して隙間を
形成し、Oリング1によるシール状態を解除してガス流
路を開く。一方、Oリング3はスピンドル40が摺動し
ても接する外径が変化しないので、シール状態を保ち続
ける。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成ではガス流路内面とスピンドル外周面とをシー
ルするために2つのOリング1,3とスペーサ2と座金
60とが必要となり、部品点数が多く組み立て作業に手
間がかかってしまうといった問題があった。本発明のガ
ス制御弁は上記課題を解決し、部品点数を削減し、組み
立て作業を容易にし、コスト低減することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の請求項1記載のガス制御弁は、ガス流路内にスピン
ドルを挿通し、該スピンドル外周面に形成した凹部の両
側で該ガス流路内周面と該スピンドル外周面とをシール
する2つのリング状シール体を該ガス流路内周面に固定
して備え、該スピンドルの前進により上記凹部が該リン
グ状シール体間からずれてガス流路を開くガス制御弁に
おいて、上記2つのリング状シール体と、該シール体間
の間隔を確保するスペーサとをゴム等の弾性シール材料
にて一体形成した筒状シール体を用いたことを要旨とす
る。
【0006】上記課題を解決する本発明の請求項2記載
のガス制御弁は、請求項1記載のガス制御弁において、
上記スピンドルの軸方向に付勢されて上記筒状シール体
を押さえる鍔状の押さえ部を該筒状シール体の片側端に
一体形成したことを要旨とする。
【0007】上記構成を有する本発明の請求項1記載の
ガス制御弁は、スピンドル外周面に形成した凹部の両側
でガス流路内周面とスピンドル外周面とをシールする2
つのリング状シール体と、シール体間の間隔を確保する
スペーサとをゴム等の弾性シール材料にて一体形成した
筒状シール体を用いる。従って、従来のように2つのリ
ング状シール体とスペーサとを用いる構成に比べ、部品
点数を減らすことができる。
【0008】更に、上記構成を有する本発明の請求項2
記載のガス制御弁は、スピンドルの軸方向に付勢されて
筒状シール体を押さえる鍔状の押さえ部を筒状シール体
の片側端に一体形成することで、座金等の押さえ部材を
別に用いる必要が無くなるため部品点数を減らすことが
できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明のガス制御弁の
好適な実施例について説明する。図1は、本発明の一実
施例としてのガス制御弁を備えるガスこんろの点滅器の
概略構成図である。この点滅器は、押し回し操作により
点火を行なう操作ツマミ10と、テーパ状内室21と円
筒状内室22,23とを形成する点滅器本体20と、こ
のテーパ状内室21に回動可能に組み付けられる閉子3
0と、閉子30の中心部を貫通して軸方向へ進退移動可
能に組み付けられるスピンドル40とを備える。
【0010】閉子30は、図2に示すようにその中心部
に貫通した中空部31を形成し、一方の開口をガス入口
部31aとし、他方の開口を操作ツマミ10による押し
回し操作をスピンドル40の摺動及び閉子30の回動と
して伝達するための伝達部31bとし、その間の側壁面
には図4に示すようにガス出口としてパイロット孔32
とメイン孔33とを形成する。閉子30は操作ツマミ1
0の押し回し操作に連動して回動し、パイロット孔32
及びメイン孔33はその回動によって点滅器本体20の
側壁面に形成されるパイロットガス通路24及びメイン
ガス通路25にそれぞれ連通する。また、中空部31の
パイロット孔32形成部付近にはシール体収納部34が
形成される。そして、このシール体収納部34には伝達
部31b側から筒状シール体50が挿入され、その外側
からスピンドル40後端との間に取り付けられたバネ6
1により座金60を介して付勢される。
【0011】筒状シール体50は図3に示すように、ゴ
ム等の弾性シール材料により筒体を形成したもので、軸
方向両側に所定の間隔をおいて外径が大きく内径の小さ
いリング状シール面51,52をそれぞれ形成し、その
間の側面には複数の連通孔53,53,…を形成する。
【0012】筒状シール体50はそれぞれのリング状シ
ール面51,52により閉子30の内壁とスピンドル外
周面とに当接し、リング状シール面51によりガス流路
と外部とを密閉し、リング状シール面52によりガス入
口部31aからパイロット孔32へのガス流路を遮断す
る。また、図2に示すようにスピンドル40にはリング
状シール面51とリング状シール面52との間に位置す
るように径の小さい凹部41が形成されており、操作ツ
マミ10の押し回し操作に連動してスピンドル40が摺
動すると、図4に示すようにその凹部41がリング状シ
ール面52の位置まで移動して隙間を形成し、リング状
シール面52によるシール状態を解除してガス流路を開
く。一方、リング状シール面51はスピンドル40が摺
動しても接する外径が変化しないので、シール状態を保
ち続ける。
【0013】以上説明したように、本実施例のガス制御
弁を備えるガスこんろの点滅器によれば、従来2つのO
リングとスペーサとにより構成していた部分を1つの筒
状シール体50により一体構成することができるため、
部品点数を減らすことができる。従って、組み立て作業
を簡単にしてコストを低減することができると共に、組
み立てミス等による不良品の発生率を低減させて安全性
を向上させることができる。
【0014】尚、本実施例では2つのリング状シール面
を形成した筒状シール体50を座金を介してバネにより
付勢したが、これに限ったものではなく、例えば図5に
示すように筒状シール体50の片側端にバネ61により
直接押さえるための鍔状の押さえ部54を一体形成して
もよい。このような形状にすることで座金を不要にして
部品点数をより少なくすることができる。
【0015】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる
態様で実施し得ることは勿論である。例えば、本実施例
では押し回し式操作ツマミにより点火操作する方式のも
のについて説明したが、これに限ったものではなく、例
えば押し操作により点火・消火操作するいわゆるプッシ
ュプッシュ機構においても適用できる。
【0016】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載のガス制御弁によれば、2つのリング状シール体と
シール体間の間隔を確保するスペーサとをゴム等の弾性
シール材料にて一体形成した筒状シール体を用いること
で部品点数を減らすことができるため、組み立て作業を
簡単にして製造コストを低減することができ、また組み
立てミス等による不良率を低減することができる。
【0017】更に、本発明の請求項2記載のガス制御弁
によれば、鍔状の押さえ部を筒状シール体の片側端に一
体形成することで部品点数を減らすことができる。従っ
て、製造コストを低減することができ、また組み立てミ
ス等による不良率を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例としてのガス制御弁を備えるガスこん
ろの点滅器の概略構成図である。
【図2】閉子の説明図である。
【図3】筒状シール体の説明図である。
【図4】閉子の説明図である。
【図5】別例としての筒状シール体の説明図である。
【図6】従来例としてのガス制御弁の説明図である。
【図7】従来例としてのガス制御弁の説明図である。
【符号の説明】
30…閉子、 31…中空部、 32…パイロット孔、
40…スピンドル、50…筒状シール体、 51,5
2…リング状シール面、 53…連通孔、60…座金、
61…バネ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス流路内にスピンドルを挿通し、該ス
    ピンドル外周面に形成した凹部の両側で該ガス流路内周
    面と該スピンドル外周面とをシールする2つのリング状
    シール体を該ガス流路内周面に固定して備え、該スピン
    ドルの前進により上記凹部が該リング状シール体間から
    ずれてガス流路を開くガス制御弁において、 上記2つのリング状シール体と、該シール体間の間隔を
    確保するスペーサとをゴム等の弾性シール材料にて一体
    形成した筒状シール体を用いたことを特徴とするガス制
    御弁。
  2. 【請求項2】 上記スピンドルの軸方向に付勢されて上
    記筒状シール体を押さえる鍔状の押さえ部を該筒状シー
    ル体の片側端に一体形成したことを特徴とする請求項1
    記載のガス制御弁。
JP3975098A 1998-02-04 1998-02-04 ガス制御弁 Pending JPH11223274A (ja)

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JP3975098A JPH11223274A (ja) 1998-02-04 1998-02-04 ガス制御弁

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100504470B1 (ko) * 2002-07-24 2005-08-01 엘지전자 주식회사 가스오븐렌지의 가스절약형 가스밸브
JP2007113872A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Paloma Ind Ltd ガス機器の火力調節装置
JP2012017805A (ja) * 2010-07-08 2012-01-26 Koyo Sangyo Ltd ガス栓

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