JP2002061760A - ガスコック - Google Patents

ガスコック

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JP2002061760A
JP2002061760A JP2000249106A JP2000249106A JP2002061760A JP 2002061760 A JP2002061760 A JP 2002061760A JP 2000249106 A JP2000249106 A JP 2000249106A JP 2000249106 A JP2000249106 A JP 2000249106A JP 2002061760 A JP2002061760 A JP 2002061760A
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JP
Japan
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valve
valve stem
stem
metal
box
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Pending
Application number
JP2000249106A
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English (en)
Inventor
Toshio Shibabuchi
利夫 柴渕
Mikio Nakaoka
幹夫 中岡
Kazuyoshi Kariki
和良 雁木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinwa Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Shinwa Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温に曝された場合にも確実にガス漏れを防
止することができるガスコックを安価に製造可能なよう
にする。 【解決手段】 金属製の弁箱11と、この弁箱11の内
部に設けられたボール構造の金属製の弁体21と、この
弁体21を回転可能にかつシール状態で支持する樹脂製
のシート20と、一端が弁体21に連結されるととも
に、弁箱11を貫通して他端が弁箱11の外部に突出さ
れて、弁体21を回転させることができる金属製の弁棒
23と、この弁棒23の外周とこの弁棒23の貫通部に
おける弁箱11の内周との間をシールする環状の第1の
パッキン30と、弁棒23の外周とこの弁棒23の貫通
部における弁箱11の内周との間に設けられた耐火性を
有する第2のパッキン31とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガスコックに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ガス管路に設けられるガスコックとし
て、図2に示されるものが一般的に用いられている。こ
の図2に示されるガスコックは、金属製の弁箱1の内部
に金属製のテーパ状の弁体2が収容され、弁棒3によっ
て弁体2を回転させることでコックの開閉を行うように
構成されている。弁体2の外周面と弁箱1におけるこの
弁体2の収容部4の内周面とはメタルタッチ状態で接触
および摺動するように構成され、これによりこの弁体2
と収容部4との間がシールされて、コックの外部へのガ
ス漏れの発生が防止されている。
【0003】このような構成によれば、弁体2の外周面
と収容部4の内周面とがメタルタッチ状態にあるため、
このガスコックを用いて配管を行った家屋などにおいて
火災が発生して、このガスコックが高温に曝されたよう
な場合にも、弁体2と収容部4との間のシール状態が壊
されることがなく、したがって、そのような場合にもガ
ス漏れの発生を確実に防止できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように弁
体2の外周面と弁箱1の収容部4とをメタルタッチ状態
でガス漏れなく接触および摺動するように構成するため
には、ガスコックの製造工程において弁体2と収容部4
とを精密に摺り合わせすることが必要であり、そのため
の工数を要し、ひいてはコストアップの原因になるとい
う技術的課題がある。
【0005】そこで本発明は、高温に曝された場合にも
確実にガス漏れを防止することができるガスコックを安
価に製造可能なようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、金属製の弁箱と、この弁箱の内部に設けられ
たボール構造の金属製の弁体と、この弁体を回転可能に
かつシール状態で支持する樹脂製のシートと、一端が前
記弁体に連結されるとともに、前記弁箱を貫通して他端
が弁箱の外部に突出されて、前記弁体を回転させること
ができる金属製の弁棒と、この弁棒の外周とこの弁棒の
貫通部における弁箱の内周との間をシールする環状の第
1のパッキンと、前記弁棒の外周とこの弁棒の貫通部に
おける弁箱の内周との間に設けられた耐火性を有する第
2のパッキンとを具備するようにしたものである。
【0007】このような構成であると、弁体と弁箱との
間は樹脂製のシートによってシールされるため、これら
弁体と弁箱との間をメタルタッチ状態とするための摺り
合わせを施す必要がなく、このため製造工程が簡単にな
って、安価なガスコックが提供される。しかも、火災な
どの際に高温に曝された場合には、第1のパッキンや樹
脂製のシートなどは焼失する可能性があるが、耐火性を
有する第2のパッキンは弁棒の貫通部におけるこの弁棒
と弁箱との間のシール状態を維持する。このため、この
ような事態が発生した場合にも、この貫通部からのガス
漏れすなわちガスコックからのガス漏れが確実に防止さ
れる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態のガ
スコックの断面構造を示す。ここで11は弁箱であり、
真鍮などの金属材料にて形成されており、本体部12に
キャップ部13がねじ込まれた構成となっている。14
はそのねじ合わせ部である。弁箱11にはガス通路15
が貫通状態で形成されており、このガス通路15の中央
部は弁体収容部16として構成されている。本体部12
およびキャップ部13におけるガス通路15の端部に
は、それぞれ、このガスコックをガス配管やガス器具な
どに接合するための、たとえば図示のような内ねじ部1
7が形成されている。本体部12とキャップ部13との
外周には、それぞれ多角形状の工具掛り部18、18が
形成されている。
【0009】弁箱11の弁体収容部16における本体部
12とキャップ部13とには、それぞれシート収容部1
9、19が形成され、これら収容部19、19には環状
のシート20、20がそれぞれ収容されている。これら
のシート20、20は、フッ化エチレン樹脂などの樹脂
によって形成されている。
【0010】これら一対のシート20、20にはさみ込
まれた状態で、ボール構造の弁体21が設けられてい
る。この弁体21は、真鍮などの金属材料によって形成
されており、シート20、20によって回転可能にかつ
シール状態で支持されている。また弁体21には、この
弁体21を回転させたときに弁箱11のガス通路15に
連通する孔部22が貫通状態で形成されている。
【0011】23は弁棒で、真鍮などの金属材料によっ
て形成され、弁箱11の本体部12に一体に形成された
ボス部24を貫通した状態で設けられている。この弁棒
23の一端には、弁体21に形成された凹部25にはま
り込んだ状態でこの弁体21に連結された連結部26が
形成されており、この連結部26によって、弁棒23を
介して弁体21を回転操作できるように構成されてい
る。また弁棒23の一端にはフランジ部27が一体に形
成されており、このフランジ部27が弁箱11の内部に
おいてボス部24の端部に係り合い可能であることによ
って、この弁棒23が軸心方向に位置決めされている。
【0012】弁棒23におけるボス部24を貫通する部
分の外周には、軸心方向に距離をおいて一対の環状溝2
8、29が形成されている。弁体収容部16に近い方の
環状溝28には、第1のパッキンとしての通常のOリン
グ30が収容されている。このOリング30は、ニトリ
ルゴムなどによって形成されている。これに対し、弁体
収容部16から離れた方の環状溝29には、第2のパッ
キンとしての、耐火性を有するOリング31が収容され
ている。このOリング31は、たとえば熱膨張性黒鉛が
混入されたニトリルゴムなどによって形成されている。
これらのOリング30、31は、ボス部24の内周に圧
接することで、弁棒23とボス部24との間をシールで
きるように構成されている。
【0013】弁棒23におけるボス部24からの突出部
分32には、樹脂などによって形成されたハンドル32
が、この弁棒23に対して回り止めが施された状態で外
ばめされている。このハンドル32と、ボス部24の先
端面との間には、ハンドル32の回転時の摺動抵抗を軽
減させるためにフッ化エチレン樹脂などによって形成さ
れたワッシャ33が挟み込まれている。34はハンドル
32を弁棒23に固定するためのナットで、弁棒23の
先端にねじ合わされている。ナット34とハンドル32
との間にはバネワッシャ35が介装されている。
【0014】このような構成のガスコックを組み立てる
際には、Oリング30、31を装着した弁棒23を、弁
箱11におけるキャップ部13が取り外された状態の本
体部12の内部に挿入し、この弁棒23をボス部24に
通して、その先端部をボス部24から外部へ突出させる
とともに、そのフランジ部27をボス部24の端部に係
り合わせる。次に、シート収容部19にシート20を収
容したうえで本体部12における弁体収容部16の内部
に弁体21を挿入し、この弁体の凹部25に弁棒23の
連結部26をはめ込ませて、これら弁棒23と弁体21
とを一体可能な状態にするとともに、この弁体21をシ
ート20に当てて位置決めさせる。
【0015】この状態で、収容部19にシート20を収
容したキャップ部13を本体部12にねじ合わせること
により、弁箱11が組み立てられるとともに、この弁箱
11の内部において、弁体21が、一対のシート20、
20にはさみ込まれた状態で、回転可能にかつシール状
態で支持される。
【0016】弁棒23には、ハンドル32をナット34
によって固定しておく。このようにして組み立てられた
ガスコックによると、ハンドル32を操作することによ
って、シート20、20に支持された弁体21が回転
し、弁箱11のガス通路15が弁体21の孔部22によ
って開閉されることで、コックが機能する。このとき、
シート20、20はフッ化エチレン樹脂などの樹脂にて
形成されることで、弁体21の外面に密着し、これによ
って弁体21と弁箱11との間が確実にシールされる。
したがって、従来のように弁体21と弁箱11との間を
メタルタッチ状態とするための摺り合わせを施す必要が
なく、このため製造工程が簡単になって、ガスコックを
安価に提供することができる。
【0017】このガスコックの使用時において、弁棒2
3と弁箱11のボス部24との間は、通常のOリング3
0によってシールされ、これによってこの部分から外部
へのガス漏れの発生が防止されている。ところで、この
ガスコックを用いて配管を行った家屋などにおいて火災
が発生し、このガスコックが高温に曝された場合には、
通常のOリング30や樹脂製のシート20、20などは
焼失する可能性がある。しかし、そのような場合におい
ても、耐火性を有するOリング31は、熱膨張性黒鉛が
膨張して各部の隙間を埋めることによって、弁棒23と
弁箱11との間のシール状態を維持する。このため、こ
のような事態が発生した場合にも、弁棒23の貫通部か
らのガス漏れすなわちガスコックからのガス漏れが確実
に防止される。
【0018】なお、耐火性を有するOリング31すなわ
ちパッキンの材質は、上記のような膨張性黒鉛が混入さ
れた二トリルゴムのみならず、他の適宜の材質とするこ
ともできる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によると、弁体を回
転可能にかつシール状態で支持する樹脂製のシートと、
弁棒の外周とこの弁棒の貫通部における弁箱の内周との
間をシールする環状の第1のパッキンと、前記弁棒の外
周とこの弁棒の貫通部における弁箱の内周との間に設け
られた耐火性を有する第2のパッキンとを具備するよう
にしたため、弁体と弁箱との間は樹脂製のシートによっ
てシールされ、したがってこれら弁体と弁箱との間をメ
タルタッチ状態とするための摺り合わせを施す必要がな
く、このため製造工程が簡単になって、安価なガスコッ
クを提供することができる。しかも、火災などの際に高
温に曝された場合には、第1のパッキンや樹脂製のシー
トなどは焼失する可能性があるが、耐火性を有する第2
のパッキンは弁棒の貫通部におけるこの弁棒と弁箱との
間のシール状態を維持するため、このような事態が発生
した場合にも、この貫通部からのガス漏れすなわちガス
コックからのガス漏れを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のガスコックの断面図であ
る。
【図2】従来のガスコックの断面図である。
【符号の説明】
11 弁箱 20 シート 21 弁体 23 弁棒 30 Oリング(第1のパッキン) 31 Oリング(第2のパッキン)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 雁木 和良 大阪府大阪市住之江区南加賀屋2丁目10番 16号 新和産業株式会社内 Fターム(参考) 3H054 AA03 BB14 CD11 CE03 EE04 GG01 3H066 AA06 BA19 DA02

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の弁箱と、この弁箱の内部に設け
    られたボール構造の金属製の弁体と、この弁体を回転可
    能にかつシール状態で支持する樹脂製のシートと、一端
    が前記弁体に連結されるとともに、前記弁箱を貫通して
    他端が弁箱の外部に突出されて、前記弁体を回転させる
    ことができる金属製の弁棒と、この弁棒の外周とこの弁
    棒の貫通部における弁箱の内周との間をシールする環状
    の第1のパッキンと、前記弁棒の外周とこの弁棒の貫通
    部における弁箱の内周との間に設けられた耐火性を有す
    る第2のパッキンとを具備することを特徴とするガスコ
    ック。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6916284B2 (en) 2002-02-07 2005-07-12 Olympus Corporation Endoscope hood
WO2007022721A1 (fr) * 2005-08-23 2007-03-01 Zhejiang China Valve Co., Ltd. Joint d'etancheite de tige
CN104154269A (zh) * 2014-07-30 2014-11-19 玉环铜博士阀门有限公司 一种阀体及其用拼帽连接的阀门

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