JP2018059602A - ガス栓 - Google Patents
ガス栓 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018059602A JP2018059602A JP2016199071A JP2016199071A JP2018059602A JP 2018059602 A JP2018059602 A JP 2018059602A JP 2016199071 A JP2016199071 A JP 2016199071A JP 2016199071 A JP2016199071 A JP 2016199071A JP 2018059602 A JP2018059602 A JP 2018059602A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- packing
- waterproof packing
- operation handle
- gas plug
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Sealing Devices (AREA)
- Taps Or Cocks (AREA)
- Details Of Valves (AREA)
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Abstract
Description
また、ガスメータ用ガス栓のように屋外に設置されるガス栓や、厨房に設置されるガス栓では、ガス栓本体(31)内への雨水や洗浄水等の浸入を防止するために、筒状部(33)の頂面周縁部と操作ハンドル(2)の裏面との間には、環状の防水パッキン(40)が密に介在されている。
また、操作ハンドル(2)の裏面の略中央部と、せん(3)の頂面中央部との間には、押えバネ(4)を圧縮させた状態で介在させている。
前記防水パッキンはガス栓に対する外部からの影響に耐性のある材質とし、第2パッキンはガス栓の内部からの影響に耐性のある材質とした』ことである。
ガス栓本体の筒状部と操作ハンドルとの間には、外側に環状の防水パッキンが、その内側に所定の間隔をおいて第2パッキンが介在されてあり、ガス栓を組み付けた状態においては、両者は、共に、圧縮された状態となり、シール性を有する状態となっている。この状態で、防水パッキンはガス栓の設置環境、例えば屋外設置や厨房設置に適応した材質のパッキンを使用することにより、ガス栓の外部からの熱影響や洗剤等からの影響に対して耐性を有し、その結果、初期の防水性を維持するものとなる。他方、第2パッキンは、ガス栓に使用するグリース、例えば、操作ハンドルとガス栓本体の嵌合部や、せんの押さえバネ取付部に使用する潤滑用グリースに対する耐性に優れた材質のパッキンを使用することにより、グリースに接触しても膨潤したり、変形することがなく、気密性が保たれる。また、グリースは外気にさらされることがなく、グリースの劣化が防止される。
なお、ガス栓の防水構造においては、防水パッキン及び第2パッキンの両方が機能するので、防水性能は長期に亘って初期の防水性能が維持される。
なお、第2パッキンは防水パッキンよりも小径な環状体とし、防水パッキンよりも内側に取り付ける構成としたから、操作ハンドルを小型化することが出来る。また、第2パッキンの円周長さは防水パッキンのそれより短いことから、前記筒状部と前記操作ハンドルとの間での摩擦抵抗は小さく、同径のパッキンを2つ設ける場合に比べて、操作ハンドルの回動時の操作力を軽減することが出来る。
ガス栓本体内は、外側の防水パッキンと内側のOリングによって、水密状態に且つ気密状態に保たれる。よって、外部から雨水や洗浄水、洗剤等がガス栓本体内に浸入するのを確実に防止できると共に、万が一、ガス栓本体内部からの微小ガス漏れがあってもガス栓外部への漏れを防止することが出来る。
また、ガス栓本体内の気密性も確保できるから、例えば、せんとせん収容部との摺動面に傷が付いたり、異物が付着したりすることにより、せんの外表面からわずかなガス漏れが生じても、それが、ガス栓本体の外部への漏れる不都合を防止することができる。
さらに、ガス栓周囲の温度変化により、ガス栓本体の内部と外部との間に圧力差が生じることがあっても、ガス栓本体の内部と外部は通気することはないから、防水パッキンに付着した水がガス栓本体内に吸引されることもない。
なお、防水パッキンと第2パッキンとの間の空間も、ガス栓本体内への水や異物等の浸入防止に有効に機能させることができる。
図1は、本願発明の実施の形態におけるガス栓の全体図であり、図2は防水パッキン(10)及び防水パッキン(10)よりも小径な第2パッキンとしてのOリング(1)の装着部分の要部拡大断面図である。
この実施の形態のガス栓のガス栓本体(31)は、従来のものと同様な構成であり、上流側ネジ筒部(311)と下流側ネジ筒部(312)とが同軸上に並ぶように連結されたガス流路(31a)を有し、その中央部に、せん収容部(30)が設けられると共に、せん収容部(30)内に、気密性と潤滑性を維持するためのグリース(15)を塗布したせん(3)を収容し、操作ハンドル(2)を回動することにより、せん(3)を回動しガス流路(31a)を開閉する構造となっている。
なお、せん収容部(30)の上方開放端には筒状部(33)が延設されている。
これにより、複数の係合鍔部(22)を複数の係合フランジ部(32)にそれぞれ下方から係合させた、操作ハンドル(2)のガス栓本体(31)への取り付け状態にて、幅広溝部(20b)差し込まれた環状凸部(35)の頂面と、幅狭溝部(20a)の上端底部との間には、Oリング(1)が所定の押圧力で押圧された状態で介在されていると共に、幅広溝部(20b)の開放端側に連通する収容溝(36)と操作ハンドル(2)の裏面との間には、防水パッキン(10)が所定の押圧量で押圧された状態で介在されている。
なお、Oリング(1)は防水パッキン(10)よりも小径な環状体であり、防水パッキン(10)よりも内側に設置させているから、操作ハンドル(2)を小型化することが出来ると共に、Oリング(1)の円周長さは防水パッキン(10)よりも短いことから、環状凸部(35)の頂面が受ける摩擦抵抗は比較的小さく、操作ハンドル(2)の回動時の操作力を軽減することが出来る。
防水パッキン(10)は、隙間(S3)側へ向って開放する断面略C字状の弾性材料製の環状体とし、上片(11)は、外周凸部(27)の内側面とそれの内方に続く操作ハンドル(2)の裏面に密に圧接しており、下片(12)は外周凸部(37)とそれの内方に続く収容溝(36)に密に圧接している。
そして、せん(3)の頂面の操作軸(34)で囲まれた範囲に押えバネ(4)を載置し、ガス栓本体(31)と操作ハンドル(2)の摺動部となる係合フランジ部(32)、係合鍔部(22)、筒状部(33)の内周壁及び押えバネ(4)の受け部となるせん(3)と操作ハンドル(2)のバネ受け部には潤滑用のグリース(15)を塗布又は充填する。
また、筒状部(33)の頂面の収容溝(36)に防水パッキン(10)をセットすると共に、操作ハンドル(2)の環状凹溝(20)の幅狭溝部(20a)に、Oリング(1)を押し込む。
Oリング(1)の材質としては、上記したように、グリース(15)に対する耐性に優れたNBRを採用しているから、グリース(15)に接触することがあっても、変形することがなく、ガス栓内部の気密性を保つことができる。また、Oリング(1)によってグリース(15)が外気にさらされることもないから、グリース(15)の劣化を防止することが出来る。
なお、筒状部の外周端縁近傍の外周凸部(37)と、それに対向する外周凸部(27)との間には、保護リング(14)を装着させている。
よって、防水パッキン(10)の耐久性が向上し、屋外や厨房等、防水性の必要な個所に長期にわたって使用することができるガス栓を提供することができる。
さらに、ガス栓周辺の温度変化によって、ガス栓が熱せられたり、冷やされたりすることにより、ガス栓本体(31)の内外に圧力差が生じ、防水パッキン(10)に付着した水が、ガス栓本体(31)内に吸引され易い状況となっても、防水パッキン(10)とOリング(1)との間には、環状凹溝(20)の幅広溝部(20b)による空間がある上に、その上方の幅狭溝部(20a)にはOリング(1)が圧入されているから、ガス栓本体(31)への水の浸入は確実に防止でき、ガス栓本体(31)内に錆が発生し、操作ハンドル(2)の回動操作が滞るような不都合を生じさせることはない。
(10)・・・・・・・・・防水パッキン
(2) ・・・・・・・・・操作ハンドル
(3) ・・・・・・・・・せん
(30)・・・・・・・・・せん収容部
(31)・・・・・・・・・ガス栓本体
(33)・・・・・・・・・筒状部
Claims (3)
- ガス栓本体のせん収容部の開放端部に筒状部が連設されていると共に、前記せん収容部内に収容されているせんを回動操作するための操作ハンドルが前記筒状部に対して回動自在に且つ抜け止め状態に装着され、前記筒状部と前記操作ハンドルとの間に環状の防水パッキンを介在させたガス栓において、
前記防水パッキンよりも所定の間隔をおいて内側に位置する前記筒状部と前記操作ハンドルとの間に、前記防水パッキンより小径の環状の第2パッキンを設け、
前記防水パッキンはガス栓に対する外部からの影響に耐性のある材質とし、第2パッキンはガス栓の内部からの影響に耐性のある材質としたことを特徴とするガス栓。 - 請求項1に記載のガス栓において、前記防水パッキンは、前記筒状部の頂面周縁部と操作ハンドルの裏面との間に設けられた、外側に向かって開放する断面略C字状体としたことを特徴とするガス栓。
- 請求項1又は請求項2に記載のガス栓において、前記第2パッキンはOリングとしたことを特徴とするガス栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016199071A JP6732183B2 (ja) | 2016-10-07 | 2016-10-07 | ガス栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016199071A JP6732183B2 (ja) | 2016-10-07 | 2016-10-07 | ガス栓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018059602A true JP2018059602A (ja) | 2018-04-12 |
JP6732183B2 JP6732183B2 (ja) | 2020-07-29 |
Family
ID=61908464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016199071A Active JP6732183B2 (ja) | 2016-10-07 | 2016-10-07 | ガス栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6732183B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020159438A (ja) * | 2019-03-26 | 2020-10-01 | 株式会社藤井合金製作所 | ガス栓の固着防止構造 |
-
2016
- 2016-10-07 JP JP2016199071A patent/JP6732183B2/ja active Active
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020159438A (ja) * | 2019-03-26 | 2020-10-01 | 株式会社藤井合金製作所 | ガス栓の固着防止構造 |
JP7186440B2 (ja) | 2019-03-26 | 2022-12-09 | 株式会社藤井合金製作所 | ガス栓の固着防止構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6732183B2 (ja) | 2020-07-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2368825C1 (ru) | Уплотнительное кольцо | |
RU2627992C2 (ru) | Пробковый клапан (варианты) | |
JPS5939630B2 (ja) | 蝶形弁 | |
JP2018059602A (ja) | ガス栓 | |
KR100784407B1 (ko) | 볼 밸브 | |
US20150145215A1 (en) | Cartridge seal for an appliance and method of using and manufacturing | |
JP4503789B2 (ja) | ボールバルブのシート構造 | |
WO2003089816A3 (en) | Binary balance seal assembly | |
JP4514457B2 (ja) | ガス栓 | |
JP2006300204A (ja) | ボールジョイント | |
JP3202358U (ja) | アジャストタイプウエハーチャッキバルブ | |
JP4249212B2 (ja) | ガス栓 | |
KR102327716B1 (ko) | 가스밸브개폐장치 | |
JP2018059603A (ja) | ガス栓 | |
JP6147052B2 (ja) | ガスコンセント用の保護カバー | |
JP5247277B2 (ja) | ガス栓 | |
JP4898462B2 (ja) | ガス栓の防水構造 | |
JP2011043217A (ja) | ガス栓用保護キャップ | |
JP2004293724A (ja) | ボールバルブにおけるシート | |
JP2002061760A (ja) | ガスコック | |
JP2008025606A (ja) | ガス栓の保護キャップ | |
JP4545473B2 (ja) | ガス栓における防水構造 | |
JP4227634B2 (ja) | ガス栓 | |
JP2003097716A (ja) | 車軸用密封装置 | |
KR101699371B1 (ko) | 슬립링을 구비한 오링 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190805 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200414 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200519 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200611 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6732183 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |