JP4249212B2 - ガス栓 - Google Patents
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Description
前記せん収容部内に回動自在に収容されているせんと、
前記せんに付勢手段を介して相対回動阻止状態に連結されているドライブシャフトと、
前記ドライブシャフトの操作軸部に相対回動阻止状態に固定され且つ前記付勢手段に抗して前記ドライブシャフトを前記せん側へ押込み可能な操作つまみと、
前記ドライブシャフトを回動阻止状態にロックするロック手段とからなり、
前記ドライブシャフトのロック状態は、前記操作つまみと共に前記ドライブシャフトを前記せん側へ所定量押し込んで廻すことにより解除される構成のガス栓』において、ガス栓本体内への水滴や洗剤等の浸入を確実に防止できると共に、操作つまみの押し込み操作によっても、防水機能が損傷することなく、さらに、操作性の良いガス栓を提供することを課題とする。
前記筒部の外周面と前記キャップ部材の周壁との間、及び、前記ドライブシャフトの前記胴部と前記挿通孔との間には、第1、第2シール部材がそれぞれ設けられ、
前記キャップ部材の周壁の外周面の所定位置に段部が突設され、
前記ロック状態の解除に必要な押し込み寸法以上に操作つまみが押し込まれるとき、前記操作つまみの開放端部が前記キャップ部材の前記段部に当接するように、自然状態にある前記操作つまみの開放端部から前記段部までの距離が設定されている』ことである。
この発明のガス栓では、せん収容部内に収容されているせんは、ドライブシャフトを介して、操作つまみと相対回動阻止状態に連結された構成であり、操作つまみの回動に伴ってせんが回動する。
前記ドライブシャフトはロック手段によって回動阻止状態にロック可能であり、操作つまみと共にドライブシャフトを押し込んで所定の方向に廻すことによりロック状態は解除される押し回し式のガス栓を構成している。
操作つまみの内周面とガス栓本体の筒部の外周面との間に、シール部材を設ける構造のものに比べて、ドライブシャフトの押し込みによる筒部内の気密空間の体積変化量が少ないから、わずかな力でせんを押し込むことができ、操作つまみの回動操作をスムーズに行うことができる。
図1は、第1番目の参考例におけるガス栓の組立状態の断面図であり、図2は、その分解斜視図である。
この参考例のガス栓は、ガス栓本体(1)の上方に開放するせん収容部(11)の左右に、ガス流入路(12)とガス流出路(13)とが同軸上に連通する構成となっており、せん収容部(11)内には、これらガス流入路(12)からガス流出路(13)への流路を連通又は遮断させる逆円錐台形状のせん(2)が回動自在に収容される。
せん収容部(11)の上方開放端には筒部(10)が連設されてあり、筒部(10)の中心に対して対向する各位置には、図2に示すように、矩形状の切欠部(14)(14)が上方に開放するように形成されている。
せん(2)には、ガス流入路(12)及びガス流出路(13)に連通するガス通過孔(21)が貫通しており、せん(2)の上面中央には、略直方体状の軸部(20)がその長辺が前記ガス通過孔(21)と平行に位置するように突設されている。そして、その基端部を囲むように、コイルバネ(3)を受けるための環状溝部(2a)が形成されている。
係止筒(33)は、ドライブシャフト(4)の下胴部(44b)に外嵌すると共に、図2に示すように、上端の対向位置から一対の舌片(34)(34)が外方に向って突設された略筒状体であり、舌片(34)(34)を、筒部(10)に形成されている前記切欠部(14)(14)に嵌め込むことにより、係止筒(33)は、筒部(10)内において周り止め状態に収容される。
尚、筒部(10)内の開放端近傍には、ドライブシャフト(4)及びこれの上方に設けられる前記係止筒(33)を抜け止め状態に収容するためのC型係止リング(15)が固定される。
キャップ部材(23)は、筒部(10)に外嵌する周壁(25)と、ドライブシャフト(4)の上胴部(44a)が挿通可能な挿通孔(24a)が形成された頂面(24)とから構成され、前記周壁(25)の上端部から頂面(24)に至る範囲は、上方に向かって縮径するテーパ状に形成されている。
尚、貫通孔(24a)の内周面に形成された環状溝部には、第2シール部材(32)が装填されている。
せん(2)の環状溝部(2a)に対向するドライブシャフト(4)の下面には、環状のバネ受け部(47)が形成されており、環状溝部(2a)とバネ受け部(47)との間に、コイルバネ(3)が圧縮状態で収容される。
すなわち、この参考例の場合、係止域(35)と回動域(36)の深さの差が、前記ロック状態の解除に必要な押し込み寸法となる。
ガス栓本体(1)のせん収容部(11)にせん(2)を収容し、せん(2)とせん収容部(11)との摺動部の上端部に、防水用のグリス(30)を塗布し、その上から環状の衝撃吸収部材(37)を取り付ける。
この状態において、ドライブシャフト(4)の係止凸部(45)(45)が係止筒(33)の係止域(35)に対応している場合は、ドライブシャフト(4)は回動阻止状態にロックされた状態にある。
この外嵌状態にて、筒部(10)の外周面とキャップ部材(23)の周壁(25)の内面との間は、第1シール部材(31)でシールされ、ドライブシャフト(4)の上胴部(44a)とキャップ部材(23)の挿通孔(24a)との間は、第2シール部材(32)でシールされることとなり、キャップ部材(23)で被覆された筒部(10)内には、気密空間(17)が形成されることとなる。
尚、操作つまみ(7)の裏面(71)とキャップ部材(23)の頂面(24)間の距離(L)は、ロック状態の解除に必要な押し込み寸法(前記係止域(35)と回動域(36)の深さの差に相当する)よりも、わずかに大きく設定されている。
尚、上記参考例では、キャップ部材(23)に被さるように操作つまみ(7)は被覆されているが、両者間は密閉されているわけではないので、操作つまみ(7)とキャップ部材(23)の周壁(25)との隙間から、水滴や洗剤等が浸入する。
又、ドライブシャフト(4)は、金属製のキャップ部材(23)の挿通孔(24a)に上胴部(44a)が密に挿通されることにより、せん(2)及び操作つまみ(7)に対して同軸で安定した姿勢を維持することができる。よって、操作つまみ(7)の押し込み或いは回動操作に応じて、安定した状態で連動し、動作をせんに正確に伝達することができる。
尚、この参考例では、第1シール部材(31)を収容する環状溝部は、雄ネジ部(16)の下方に形成されており、第2シール部材(32)を収容する環状溝部は、ドライブシャフト(4)の上胴部(44a)に形成されている。
尚、この参考例のものも、キャップ部材(23)の頂面(24)を操作つまみ(7)の押し込み量を規制するストッパとして機能させている。
尚、頂面(24)の直径を、操作つまみ(7)の裏面(71)の大きさに合わせておくことにより、裏面(71)を頂面(24)に当接させる際に両者が受ける衝撃を緩和させることができる。
(10)・・・・・・・筒部
(11)・・・・・・・せん収容部
(2) ・・・・・・・せん
(23)・・・・・・・キャップ部材
(24)・・・・・・・頂面
(24a) ・・・・・・挿通孔
(3) ・・・・・・・付勢手段(コイルバネ)
(31)・・・・・・・第1シール部材
(32)・・・・・・・第2シール部材
(33)・・・・・・・ロック手段(係止筒)
(4) ・・・・・・・ドライブシャフト
(44a) ・・・・・・上胴部
(7) ・・・・・・・操作つまみ
Claims (1)
- せん収容部の一方開放端に筒部が連設された構成のガス栓本体と、
前記せん収容部内に回動自在に収容されているせんと、
前記せんに付勢手段を介して相対回動阻止状態に連結されているドライブシャフトと、
前記ドライブシャフトの操作軸部に相対回動阻止状態に固定され且つ前記付勢手段に抗して前記ドライブシャフトを前記せん側へ押込み可能な操作つまみと、
前記ドライブシャフトを回動阻止状態にロックするロック手段とからなり、
前記ドライブシャフトのロック状態は、前記操作つまみと共に前記ドライブシャフトを前記せん側へ所定量押し込んで廻すことにより解除される構成のガス栓において、
前記筒部に外嵌し且つ頂面中央に前記ドライブシャフトの胴部が摺動可能に挿通する挿通孔が開口された金属製のキャップ部材が設けられ、
前記筒部の外周面と前記キャップ部材の周壁との間、及び、前記ドライブシャフトの前記胴部と前記挿通孔との間には、第1、第2シール部材がそれぞれ設けられ、
前記キャップ部材の周壁の外周面の所定位置に段部が突設され、
前記ロック状態の解除に必要な押し込み寸法以上に操作つまみが押し込まれるとき、前記操作つまみの開放端部が前記キャップ部材の前記段部に当接するように、自然状態にある前記操作つまみの開放端部から前記段部までの距離が設定されていることを特徴とするガス栓。
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Family Applications (1)
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