JP4454597B2 - ガス栓 - Google Patents

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Description

この発明は、ガス栓、特に、栓本体内に収容されているせんを回動範囲が規制された操作ハンドルで回動操作することにより、ガス流路を開閉する形式のガス栓に関する。
ガス流路に連通するせん収容部とその開放端に連続する筒部とを備えた栓本体と、前記せん収容部に回動自在に収容されるせんと、前記筒部に相対回動可能に外嵌されて前記せんを回動操作する操作ハンドルとからなるガス栓であって、操作ハンドルは、せんを介してガス流路が開放される開位置から、ガス流路が閉塞される閉位置までの90度の範囲で回動規制されているガス栓として、特開2000−329251号公報に開示のものがある(特許文献1参照)。
このものでは、操作ハンドルに表裏に貫通する貫通孔が設けられ、前記貫通孔内に、操作ハンドルの回動規制手段としてのストッパーピンを挿入させている。そして、ストッパーピンの軸の先端部を栓本体の筒部内に突出させると共に、前記筒部内に、前記軸の先端部が周方向に当接するガイド鍔を90度の間隔で設けた構成となっている。これにより、ストッパーピンは前記ガイド鍔とガイド鍔との間の90度の範囲内で回動可能となっており、その範囲内で操作ハンドルは回動可能となっている。
尚、前記ストッパーピンの頭部は、操作ハンドルの表側に開放する貫通孔の開放端側に位置しており、この開放端には、シール兼用封印部材がねじ込まれて、前記貫通孔に対する防水機能を確保している。
しかしながら、この封印部材は、操作ハンドルの表面側に設けられていることから、不用意に脱落したり、又は、いたずらにより外されてしまうおそれがあり、その場合には、前記貫通孔に対するシール機能が消失されてしまうため、前記貫通孔から栓本体内に雨水が入り込む不都合がある。栓本体内に雨水が入り込むと、栓本体内部やせんに錆びを発生させてしまい、錆びによってせんがせん収容部内に固着してしまうと、せんの開閉操作がスムーズに実施できなくなるといった問題がある。又、ストッパーピンは栓本体内に位置する構造であるため、せんの開閉操作が重くなると、無理に操作ハンドルを回動させようとしてストッパーピンを破損させてしまう恐れもある。
上記不都合を解消したものとして、実開昭59−32781号の公報に開示のものがある(特許文献2参照)。
このものでは、回動規制手段としてロック部材が設けられ、前記ロック部材は、前記操作ハンドルの裏面で且つ前記筒部の外側に設けられていると共に、前記ロック部材は突出状態にて、筒部の外周に突設されている二つのストッパー間の落込溝内に嵌まり込むように設定されている。ロック部材が落込溝内に嵌まり込んだ状態にて、前記ロック部材の周方向の移動が阻止され、操作ハンドルは回動が阻止される。
回動規制手段としてのロック部材も落込溝も、上述したように、栓本体の外部に設けられていることから、栓本体内に雨水等が浸入することはない。尚、前記ロック部材は、操作ハンドルに設けた孔部内に押し込み自在に設けられており、前記ロック部材を前記孔部内に押し込んで前記ストッパーよりも上方に位置させれば、操作ハンドルの回動規制は解除されて、操作ハンドルは筒部に対して回動自在となる。
特開2000−329251号公報 実開昭59−32781号公報
この従来のものでは、前記ロック部材を、操作ハンドルに設けた孔部内に押し込んだ回動規制解除状態としたときに、操作ハンドルを、せんの閉位置から、開位置とは逆の方向、すなわち、操作ハンドルを筒部から脱落させる方向に誤って回動させてしまう不都合がある。
すなわち、筒部の内周面に内方に向かって部分的に突設されている係合鍔部に操作ハンドルの裏面に具備させた係合片を下方から係止させることにより、操作ハンドルを筒部に抜け止め状態に取り付けられている形式のものでは、前記係合片が係合鍔部の非突設位置に達するまで、操作ハンドルを誤って回動させてしまった場合、せんに設けられている付勢ばねの弾性力によって操作ハンドルが栓本体から飛び上がってしまい、操作ハンドルが栓本体から外れてしまうのである。操作ハンドルが栓本体から外れてしまうと、せんが取り出せるので保安上問題が起こる。
本発明は、『ガス流路に連通し且つ前記ガス流路を開閉するせんが収容されているせん収容部の開放端に筒部を連設させた構成の栓本体と、
前記筒部に相対回動可能で且つ抜け止め状態に外嵌すると共に前記せんを回動操作する操作ハンドルを具備し、
前記操作ハンドルは、回動規制手段によって、せんが開状態に位置する開位置と閉状態に位置する閉位置との間を回動するように回動範囲が規制されているガス栓』において、栓本体内への防水性を確保すると共に、操作ハンドルの誤操作による操作ハンドルの脱落を確実に防止することを課題とする。
上記課題を解決するために講じた本発明の解決手段は、『前記回動規制手段は、前記栓本体の外側で且つ前記操作ハンドルの裏面の所定位置に頭部を突出させた状態に固定される回動規制部材と、
前記筒部の外周面に突設され且つ前記操作ハンドルを前記閉位置に回動させたとき前記頭部が当接する規制凸部とからなり、
前記回動規制部材を前記操作ハンドルから取り外す際に工具を係合させる工具係合部は前記頭部に設けられ、
前記操作ハンドルに前記回動規制部材を挿通させる貫通孔が形成され、
前記貫通孔は、前記操作ハンドルの表側に開放する大径孔部と、前記大径孔部に連通すると共に前記大径孔部よりも小径で且つ前記操作ハンドルの裏側に開放する小径ネジ孔とから構成され、
前記回動規制部材は、前記大径孔部にちょうど嵌入可能な大径軸部と、前記大径軸部に連設され且つ前記小径ネジ孔に螺合可能な小径ネジ軸部と、前記小径ネジ軸部に連設され且つ前記大径軸部が前記大径孔部の底部に当接するまで前記小径ネジ軸部を前記小径ネジ孔にねじ込んだ状態にて前記操作ハンドルの裏面から突出する頭部とから構成されており、
前記工具係合部は、前記頭部の頂面に設けられていること』である。
上記技術的手段は次のように作用する。
回動規制部材は、栓本体の外側に位置する操作ハンドルの裏面に頭部を突出させた状態で固定されている。栓本体の筒部には、前記頭部が周方向から当接する規制凸部が外方に突設されている。操作ハンドルは、せんでガス流路を開放させた開位置と、ガス流路を閉塞させる閉位置との間を回動させることができ、前記閉位置に達した時点で、前記回動規制部材の頭部が前記規制凸部に当接することとなり、操作ハンドルのそれ以上の回動は阻止される。尚、通常、開位置から操作ハンドルを左右に90度回動させた状態が閉位置であるため、規制凸部は筒部の中心に対してほぼ対称に位置する外周面の二箇所に突設させておけばよい。上記閉状態にあるガス栓を開にするには、回動規制部材の頭部を規制凸部から離反させる方向に操作ハンドルを90度回動させれば良い。
操作ハンドルを前記閉位置からさらに90度回動させた状態、すなわち、開位置から180度回動させた状態にて、操作ハンドルの筒部に対する抜け止め状態が解除されるように設定されているものでは、ガス栓におけるせんの交換やメンテナンス時等に、操作ハンドルを取り外したい場合には、回動規制部材の頭部に設けられている工具係合部に工具を係合させて、回動規制部材を操作ハンドルから取り外す。これにより、操作ハンドルは回動規制されることがないから、前記閉位置からさらに90度回動させて、操作ハンドルをハンドル取り外し位置にまで回動させて栓本体から取り外すことができる。
前記回動規制部材は、操作ハンドルの表側から貫通孔内に挿入させ、小径ネジ軸部を貫通孔の小径ネジ孔に螺合させる。螺合には、大径軸部を螺合方向に回して螺合させてもよいし、操作ハンドルの裏面側から工具を回動規制部材の頭部の頂面に設けた工具係合部に係合させて締め付けても良い。小径ネジ部を小径ネジ孔に螺合させていくと、回動規制部材は貫通孔内を操作ハンドルの裏面側へ移動していき、前記大径軸部が前記大径孔部の底部(大径孔部と小径ネジ孔との境界部分)に当接した状態が最終締付位置となり、回動規制部材は、これ以上、操作ハンドルの裏面側に進出することはない。そして、この状態にて、前記頭部が操作ハンドルの裏面に突出する寸法関係に設定されている。
請求項1の発明では、回動規制手段としての回動規制部材及び規制凸部は、栓本体の外側であって且つ操作ハンドルの裏側に設ける構成としたから、栓本体に雨水等が浸入することはなく、屋外に設置されるものであっても、防水性が確実となる上に、操作ハンドルの表面側からは回動規制部材を取り外すことが出来ないのでいたずらによる脱落を防止することができる。又、回動規制部材の規制凸部への当接状態を目視することができるので、せんを開閉操作する操作域が容易にわかり、閉位置から開位置とは逆方向に無理に操作ハンドルを回動させることによるガス栓の破損を防止することができる。さらに、メンテナンス時等に操作ハンドルを取り外したい場合には、工具を用いて回動規制部材を操作ハンドルから意図的に取り外さなければならないから、操作ハンドルの誤操作によって不用意に操作ハンドルが取り外されてしまうといった不都合がない。
又、回動規制部材の操作ハンドルへの固定を螺合固定としたから、回動規制部材の取り付け取り外しが容易である上に、最終取付位置を容易に確認することができる。
さらに、回動規制部材は、操作ハンドルに表裏に貫通するように設けた貫通孔内に、裏面側へ抜け止め状態に螺合固定させているから、回動規制部材が操作ハンドルの裏面側に脱落する不都合を確実に防止することができる。
又、回動規制部材は操作ハンドルに設けた貫通孔内に挿通されているが、操作ハンドルの表面側からは回動規制部材を取り外すことができないから、いたずらによる回動規制部材の脱落は防止することができる上に、貫通孔の形成位置は、栓本体の外側であるから、栓本体に雨水が進入する心配はない。
以下、本願発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
本願発明の実施の形態におけるガス栓は、図1に示すように、ガスメータ用のガス栓(C)として実施したものである。
一般に、地中の本管に接続されているガス引き込み用配管(3)と各家庭内へガスを送り込むためのガス送り込み用配管(30)との間に、家庭でのガスの使用量を計測するためのガスメータ(M)が設けられている。
この種ガスメータ(M)は、通常、屋外に設置されてあり、メータ本体の上端部には、ガス引き込み用配管(3)からのガスをメータ本体内に送り込むガス入口部(31)と、メータ本体内のガスをガス送り込み用配管(30)へ送るガス出口部(32)とが並設されている。そして、本発明実施の形態のガス栓は、ガス入口部(31)とガス引き込み用配管(3)との間に介在させるものである。
図2は、参考例としてのガス栓の組立完成状態での断面図である。
この参考例のガス栓は、栓本体(10)の両側方に略L字状のガス流入路(13)とガス流出路(14)とが、開放端が下方に向くように形成された構成となっており、全体に略U字状のガス流路が形成されている。
[栓本体(10)の構成について]
栓本体(10)は、図2に示すように、上方に開放すると共に逆円錐台形状のせん(33)を収容するせん収容部(11)と、その上方開放端に連続する筒部(12)とを備えた構成となっており、せん収容部(11)の両側方には、前記ガス流入路(13)及びガス流出路(14)が連通している。
ガス流入路(13)には、ガス引き込み用配管(3)が継手(図示せず)を介してが接続され、ガス流出路(14)は、ガスメータ(M)のガス入口部(31)に継手を介して接続される構成となっている。せん(33)には、ガス流入路(13)からガス流出路(14)へガス流路を連通させるガス通過孔(34)が貫通しており、栓本体(10)の開放端部に被嵌させた操作ハンドル(20)の回動に伴ってせん(33)を回動させることにより、ガス流入路(13)からガス流出路(14)へ続くガス流路を開閉させることができる。
筒部(12)の内周壁の所定位置には、大小の係合鍔部(15a)(15b)が部分的に位置するように内方に突設されており、筒部(12)の外周壁には、図3に示すように、ガス流路に対して直角方向に突出するように、一対の規制凸部(1)が略対称な位置に突設されている。
[せん(33)について]
せん(33)は、せん収容部(11)内に丁度収容される大きさの上方に向かって拡大する逆円錐台形状体であり、上述したように、ガス流入路(13)及びガス流出路(14)からなるガス流路に対応する位置には両者を連通させるガス通過孔(34)が貫通している。これにより、せん(33)を操作ハンドル(20)と共に、90度回動させると前記ガス通路を開閉することができる。
又、せん(33)の上面には、円柱状の軸部(35)が突出し、軸部(35)の上端部は操作ハンドル(20)に相対回動阻止状態に連結させるための平行なニつの平面を有する断面略小判形状の凸軸部(36)が、前記二つの平面をガス通過孔(34)と平行となるように設けられており、軸部(35)を囲むように、コイルバネ(40)が設けられている。
コイルバネ(40)は、せん(33)の上面と操作ハンドル(20)の裏面との間に圧縮されて介在されることから、その弾性復帰力によって、せん(33)はせん収容部(11)の底側へ常時押圧される。
[操作ハンドル(20)について]
操作ハンドル(20)は、下方に開放する筒状部(21)の一方からハンドル部(22)を延長させた形状であり、筒状部(21)の裏面中央には、凸軸部(36)を嵌合させるための平行な二つの平面を有する凹部(23)が、その二つの平面がハンドル部(22)と平行となるように形成されている。
筒状部(21)の下方開放端の周縁に沿って、筒部(12)の上端を収容するための環状凹溝(24)が下方開放状態に形成されてあり、環状凹溝(24)と筒部(12)の上端との間には、環状の防水パッキン(4)が介在されている。
筒状部(21)内の環状部(21a)からハンドル部(22)側に向かって、小係合片(25a)が、その反対側には、大係合片(25b)がそれぞれ円弧状に突設されている。
大係合片(25b)は、図4に示すように、栓本体(10)の上部の筒部(12)の内周面に部分的に突設させた一対の大係合鍔部(15a)(15a)の間の非形成域から、大係合鍔部(15a)(15a)より下方へ位置するように押し込み可能である。尚、小係合片(25a)は、筒部(12)の小係合鍔部(15b)に引っかかることなく、それよりも下方に押し込むことができる。この状態から、操作ハンドル部(20)を180度回動させた状態が、図3に示した状態であり、小係合片(25a)が大係合鍔部(15a)(15a)に、大係合片(25b)が小係合鍔部(15b)にそれぞれ下方から係合し、操作ハンドル(20)は筒部(12)に対して上方へ抜け止め状態に取り付けられることとなる。
この状態において、凸軸部(36)は凹部(23)に、筒部(12)の上端は環状凹溝(24)にそれぞれ嵌まり込む態様となっており、操作ハンドル(20)の回動と同時にせん(33)を回動させることができる。尚、コイルバネ(40)は、せん(33)の上面の軸部(35)を通し、操作ハンドル(20)の筒状部(21)内の凹部(23)の周辺部との間に圧縮状態で介在されている。
この参考例の操作ハンドル(20)には、ハンドル部(22)の基端部近傍における裏面に、図4に示すようなネジ孔(26)が開放しており、前記ネジ孔(26)には、図2に示すような、回動規制部材としての回動規制ボルト(2)が螺合固定される。
回動規制ボルト(2)は、ネジ孔(26)に螺合するネジ軸(2a)とネジ軸(2a)の先端に設けられている頭部(2b)とからなり、頭部(2b)の直径はネジ孔(26)のそれよりも大きく設定されていると共に、頭部(2b)の頂面には、工具を対応させるための工具係合部(2c)が形成されている。
前記工具係合部(2c)に工具を対応させて、ネジ軸(2a)をネジ孔(26)に最終締付位置に達するまで締め付けると、頭部(2b)がハンドル部(22)の下面から下方に突出する態様に取り付けられる。
[ガス栓の組立について]
参考例のガス栓を組立てるには、まず、栓本体(10)のせん収容部(11)にせん(33)を収容し、凸軸部(36)の二つの平面が栓本体(10)内のガス流路に沿うように位置決めし、コイルバネ(40)を軸部(35)に外嵌させる。
そして、操作ハンドル部(20)の大係合片(25b)を、図4に示すように、栓本体(10)の筒部(12)内に突設させた大係合鍔部(15a)(15a)の非形成域に対応させて、大係合片(25b)が大係合鍔部(15a)の下方に位置するように、操作ハンドル部(20)をコイルバネ(40)を圧縮させながら押し込む。このとき、筒部(12)の上端は、操作ハンドル(20)の筒状部(21)の環状凹溝(24)に相対回動自在に嵌め込まれ、せん(33)の凸軸部(36)は凹部(23)に嵌合されるように設定されている。これにより、操作ハンドル(20)は、栓本体(10)に対して回動自在であり、せん(33)と一体回動可能となる。
次に、操作ハンドル(20)を、図4に示した装着初期状態から押し込みながら回動させ、ハンドル部(22)が栓本体(10)の外面に突設させている規制凸部(1)を超えた時点で、ハンドル部(22)の下面に形成されているネジ孔(26)に、回動規制ボルト(2)のネジ軸(2a)を螺合させて固定させる。これにより、ハンドル部(22)の下面には、回動規制ボルト(2)の頭部(2b)が突出する態様となる。
この状態では、大係合片(25b)は小係合鍔部(15b)の下方に、小係合片(25a)は大係合鍔部(15a)の下方に位置してそれぞれ下方から係合することから、操作ハンドル部(20)は、栓本体(10)に対して抜け止め状態となっている。このように、操作ハンドル部(20)を栓本体(10)に対して抜け止め状態に装着した状態にて、コイルバネ(40)は、せん(33)と操作ハンドル部(20)との間に、圧縮された状態で介在されることとなるから、せん(33)は、コイルバネ(40)の弾性復帰力によってせん収容部(10)の底部に均等な力で押し付けられ、せん収容部(10)内に安定した姿勢で収容され、操作ハンドル(20)の回動に伴って回動可能となる。
特に、この参考例のものでは、ハンドル部(22)は、図3、図4の二点鎖線に示すように、せん(33)の凸軸部(36)の二つの平面と平行に設けられていると共に、凸軸部(36)の二つの平面は、せん(33)のガス通過孔(34)にも平行に位置するように設定されているから、ハンドル部(22)の向きがガス通過孔(34)の向きに一致する関係となっている。
すなわち、ハンドル部(22)に回動規制ボルト(2)を取り付けた後、ハンドル部(22)をさらに回動させ、図4に示した状態から、図3に示すように、180度回動させた状態が、せん(33)が開状態に位置する、操作ハンドル(20)の開位置であり、この状態から、ハンドル部(22)を90度回動させた状態が、ガス通過孔(34)が前記ガス通路に対して直交して、せん(33)が閉状態に位置する操作ハンドル(20)の閉位置である。
尚、操作ハンドル(20)を開位置から90度回動させたとき、ハンドル部(22)の下面から下方へ突出している回動規制ボルト(2)の頭部(2b)が、図5に示すように、栓本体(10)の上端の筒部(12)の外側に突設している規制凸部(1)に当接するため、操作ハンドル(20)をそれ以上回動させることができない。
規制凸部(1)は、操作ハンドル(20)を開位置から、時計回り或いは反時計回りのどちらの方向に90度回動させても、回動規制ボルト(2)の頭部(2b)が当接するように、筒部(12)の略対称な各位置にそれぞれ突設されているものとする。
組立のやり直しやメンテナンス時等に、操作ハンドル(20)を栓本体(10)から取り外す際には、操作ハンドル(20)を閉位置に位置させ、回動規制ボルト(2)の頭部(2b)の頂面に形成されている工具係合部(2c)に工具を係合させ、ネジ軸(2b)のネジ孔(26)への螺合を解除し、回動規制ボルト(2)を操作ハンドル(20)から取り外す。
回動規制ボルト(2)が取り外されると、規制凸部(1)が邪魔になることなく、操作ハンドル(20)を、図3に示したような、大係合鍔部(15a)(15a)間に大係合片(25b)を位置させることができ、そのまま、操作ハンドル(20)を上方へ引き上げれば、栓本体(10)から取り外すことができる。
このように、操作ハンドル(20)は工具を用いて意図的に取り外す作業を行わないと取り外すことができないから、操作ハンドル(20)の誤操作によって不用意に栓本体(10)から脱落する不都合がない。
又、この種ガス栓が取り付けられるガスメータ(M)は、屋外に設置されているものであるから、操作ハンドル(20)の表面は、雨水や雪や埃等による影響を直接受ける。しかしながら、この参考例のものでは、回動規制ボルト(2)は操作ハンドル(20)の下方に突出するように設けていると共に、操作ハンドル(20)に貫通させていないから、回動規制ボルト(2)が雨水や雪解け水等の影響を受けることはない。さらに、回動規制手段としての回動規制ボルト(2)と規制凸部(1)は、栓本体(10)の外側に設けているから、前記雨水等が栓本体(10)内に浸入することはない上に、操作ハンドル(20)の回動によるせん(33)の開閉操作になんら影響を及ぼすことがない。よって、回動規制手段の設置にかかわらず、せん(33)は、せん収容部(11)内において、操作ハンドル部(20)の操作に伴って円滑な回動が可能となる。
図6に示すものは、本願発明の実施の形態におけるガス栓に採用する回動規制ボルト(2)を示している。
この実施の形態では、操作ハンドル(20)に貫通孔(27)を形成し、貫通孔(27)内に、回動規制ボルト(2)を挿通させる構成とする。
貫通孔(27)は、操作ハンドル(20)のハンドル部(22)の表側に開放する大径孔部(28)と、大径孔部(28)に連通し且つ、それよりも小径な小径ネジ孔(29)とからなり、小径ネジ孔(29)は、ハンドル部(22)の裏側に開放するように形成されている。
他方、回動規制ボルト(2)は、大径孔部(28)にちょうど嵌入可能な大径軸部(2d)と、大径軸部(2d)に連設され且つ小径ネジ孔(29)に螺合可能な小径ネジ軸部(2a)と、小径ネジ軸部(2a)に連設されている頭部(2b)とからなり、頭部(2b)の頂面に、工具係合部(2c)が設けられている。
この実施の形態のものでは、操作ハンドル(20)の上方から、貫通孔(27)内に、回動規制ボルト(2)を、頭部(2b)から差込み、小径ネジ孔(29)に小径ネジ軸部(2a)を捻じ込む。このとき、大径軸部(2d)を利用して捻じ込んでも良いし、それが困難な場合には、操作ハンドル(20)の下面から、貫通孔(27)内に工具を差し込み、工具を工具係合部(2c)に係合させながら、回動規制ボルト(2)を螺合させれば良い。
大径軸部(2d)が、小径ネジ孔(29)との境界面である、大径孔部(28)の底部に当接した時点が、回動規制ボルト(2)の最終締付位置であり、この状態にて、回動規制ボルト(2)の頭部(2b)は、操作ハンドル(20)のハンドル部(22)の裏面から突出するように設定されている。
このものでは、大径軸部(2d)が大径孔部(28)の底部に係止された状態で取り付けられているため、万一、小径ネジ軸部(2a)の小径ネジ孔(29)への螺合が緩んでも、回動規制ボルト(2)は操作ハンドル(20)から落下することがない。
尚、回動規制ボルト(2)を装着させるための孔をハンドル部(22)に貫通させているが、貫通箇所は、栓本体(10)の筒部(12)よりも外側であるから、前記貫通孔(27)に雨水等が浸入しても、栓本体(10)内に入り込む不都合はない。
本願発明の実施の形態におけるガス栓の使用態様を示す概略図。 参考例におけるガス栓の組立完了状態の断面図。 図2のX−X断面図。 図3の状態から、操作ハンドルを180度回動させた開状態を示す説明図。 参考例におけるガス栓の閉状態を示す側面図。 本願発明の実施の形態におけるガス栓の要部拡大断面図。
符号の説明
(1) ・・・・・・・・規制凸部
(10)・・・・・・・・栓本体
(11)・・・・・・・・せん収容部
(12)・・・・・・・・筒部
(13)(14) ・・・・・ガス流出路(ガス流路)
(15)・・・・・・・・凸部
(2) ・・・・・・・・回動規制部材
(2b) ・・・・・・・頭部
(2c) ・・・・・・・工具係合部
(20)・・・・・・・・操作ハンドル
(33)・・・・・・・・せん

Claims (1)

  1. ガス流路に連通し且つ前記ガス流路を開閉するせんが収容されているせん収容部の開放端に筒部を連設させた構成の栓本体と、
    前記筒部に相対回動可能で且つ抜け止め状態に外嵌すると共に前記せんを回動操作する操作ハンドルを具備し、
    前記操作ハンドルは、回動規制手段によって、せんが開状態に位置する開位置と閉状態に位置する閉位置との間を回動するように回動範囲が規制されているガス栓において、
    前記回動規制手段は、前記栓本体の外側で且つ前記操作ハンドルの裏面の所定位置に頭部を突出させた状態に固定される回動規制部材と、
    前記筒部の外周面に突設され且つ前記操作ハンドルを前記閉位置に回動させたとき前記頭部が当接する規制凸部とからなり、
    前記回動規制部材を前記操作ハンドルから取り外す際に工具を係合させる工具係合部は前記頭部に設けられ、
    前記操作ハンドルに前記回動規制部材を挿通させる貫通孔が形成され、
    前記貫通孔は、前記操作ハンドルの表側に開放する大径孔部と、前記大径孔部に連通すると共に前記大径孔部よりも小径で且つ前記操作ハンドルの裏側に開放する小径ネジ孔とから構成され、
    前記回動規制部材は、前記大径孔部にちょうど嵌入可能な大径軸部と、前記大径軸部に連設され且つ前記小径ネジ孔に螺合可能な小径ネジ軸部と、前記小径ネジ軸部に連設され且つ前記大径軸部が前記大径孔部の底部に当接するまで前記小径ネジ軸部を前記小径ネジ孔にねじ込んだ状態にて前記操作ハンドルの裏面から突出する頭部とから構成されており、
    前記工具係合部は、前記頭部の頂面に設けられていることを特徴とするガス栓。
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