JP2007113872A - ガス機器の火力調節装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使い勝手を損ねたり消火させたりすることなく、強火側から弱火側への調節を行うことができるガス機器の火力調節装置を提供する。
【解決手段】火力を急速に弱火にしたい場合には、火力調節レバーを、弱火位置を越えて緩衝位置まで移動させる。火力調節レバーが緩衝位置に位置する際、ニードル弁4は(b)に示す如き進入位置に位置する。つまり、ニードル弁4の下端部に設けられた栓部21及び小径部22が、フランジ部11位置を越えて、付勢バネ13の付勢力に抗して戻し板12を押し下げながら入口部6内へと進入した状態となっている。このように、ニードル弁4を進入位置に位置させることによって、バイパス孔16に加え、フランジ部11と小径部22との隙間からも燃料ガスをガス流路3内へと流入させることができ、一次空気比のバランスが崩れることによる消火を防止することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、ガスバーナを有するテーブルコンロやグリル等のガス機器に設けられ、手動によってガスバーナの火力を調節可能な火力調節装置に関する。
たとえばテーブルコンロでは、コンロ部やグリルに夫々設けたガスバーナを燃焼させて、五徳に載置された鍋やグリル庫に収容された魚等を加熱調理することができる。また、このようなガス機器には、たとえば特許文献1等に開示されているような、ガスバーナへのガス供給量を手動で調節して火力を調節する火力調節装置が設けられている。
特開2002−267156号公報
ここで、従来の火力調節装置51について図6を基に説明する。図6は、従来の火力装置51を示した断面説明図である。
火力調節装置51は、ガス管路本体52におけるガス流路53に設けられ、軸方向の移動によってガス流路53の開度を変化させるニードル弁54と、そのニードル弁54を軸方向へ移動させる操作部材とを備えている。操作部材としては、ガス管路本体52に取付台板57を介して回転操作可能に設けられたレバータイプ(火力調節レバー55)がよく用いられている。これは、ニードル弁54の頭部側面に突設されたピン56を、火力調節レバー55の基端に設けられた取付台板57の縦ガイド孔58に遊貫させるとともに、取付台板57の外側でガス管路本体52に固着されたガイド板(図示しない)に設けられた斜ガイド孔59にも遊貫させたものである。そして、火力調節レバー55の回転操作に伴う縦ガイド孔58と斜ガイド孔59との案内によって、ニードル弁54をピン56とともに軸方向へ移動可能としたものである。
しかしながら、上述したような火力調節装置においては、火力の絞り操作を急速に行う(たとえば、火力調節レバーを強火位置から弱火位置へと急激に回転移動させる)と、ニードル弁によってガス流路が急速に絞られるため、ガスバーナでの一次空気吸引量の減少が追いつけず、一次空気比のバランスが崩れて消火してしまうおそれがある。
そこで、強火位置と弱火位置との間にある中火位置にて、火力調節レバーを上下方向に移動させなければならない(すなわち、中火位置にて回転操作を一旦停止させる)構成とし、火力調節レバーによる火力の絞り操作を急速に行えないよう図ったものもある。しかしながら、該構成では、火力調節レバーをスムーズに操作できない、中火位置における操作が煩わしい等といったように、使用者にとって使い勝手が悪いという問題を抱えてしまう。
そこで、本発明は、使い勝手を損ねたり消火させたりすることなく、強火側から弱火側への調節を行うことができるガス機器の火力調節装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、ガス流路に設けられ、軸方向への移動によって入口部からガス流路へと流入可能なガスの流量を変化させるニードル弁と、前記ニードル弁を軸方向へ移動させる操作部材とを備え、前記操作部材を弱火位置に位置させた際には、前記ニードル弁は、前記ガス流路と入口部との間を最小開度とする最小開度位置に位置するガス機器の火力調節装置であって、前記ニードル弁を、開度の絞り方向で前記最小開度位置を越えて前記入口部まで達する進入位置へ移動可能とするとともに、その進入位置では、前記ガス流路の内面とニードル弁の外面との間で、前記最小開度よりも開度の大きい隙間を形成可能とする一方、前記ニードル弁を前記進入位置へと移動させるべく、前記操作部材を、弱火側への操作方向で前記弱火位置を越えた位置にある緩衝位置へ操作可能として、前記ガス流路内に、前記進入位置にある前記ニードル弁を前記最小開度位置へと押し戻す付勢手段を設けたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、ガス流路に設けられ、軸方向への移動によって入口部からガス流路へと流入可能なガスの流量を変化させるニードル弁と、前記ニードル弁を軸方向へ移動させる操作部材とを備え、前記操作部材を弱火位置に位置させた際には、前記ニードル弁は、前記ガス流路と入口部との間を最小開度とする最小開度位置に位置するガス機器の火力調節装置であって、前記ニードル弁を、開度の絞り方向で前記最小開度位置を越えて前記入口部まで達する進入位置へ移動可能とするとともに、その進入位置では、前記ガス流路の内面とニードル弁の外面との間で、前記最小開度よりも開度の大きい隙間を形成可能とする一方、前記ニードル弁を前記進入位置へと移動させるべく、前記操作部材を、弱火側への操作方向で前記弱火位置を越えた位置にある緩衝位置へ操作可能として、前記操作部材の近傍に、前記緩衝位置にある前記操作部材を前記弱火位置へと押し戻す付勢手段を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、操作部材を、弱火側への操作方向で弱火位置を越えた位置にある緩衝位置まで操作することによって、ニードル弁を、ガス流路の最小開度位置を越えて入口部まで達する進入位置まで移動させるようにしている。そして、その進入位置にあっては、ニードル弁の外面とガス流路の内面との間に最小開度よりも開度の大きい隙間が形成され、該隙間を介して一次空気比のバランスが崩れない程度のガス流量を確保可能としている。したがって、たとえ操作部材を強火側から弱火側へと急激に操作したとしても、弱火位置を越えて緩衝位置まで操作してしまえば、一次空気比のバランスは崩れることがなく、ガスバーナが消火してしまうといった事態が生じない。
また、ニードル弁を進入位置まで移動させるにあたっての操作部材の操作は、弱火方向への操作だけでよい。したがって、弱火位置へと移動させる際に、操作部材の動きを一旦停止させるような従来のもののように、使い勝手が損なわれてしまうことはない。
さらに、不用意に操作部材を弱火側へと移動させてしまうような場合には得てして力が入り過ぎるもので、操作部材を勢いよく緩衝位置まで移動させてしまいがちである。しかしながら、操作部材を緩衝位置まで移動させることが消火の防止につながることから、上記不測の事態にも対応可能で、使用者にとって使い勝手が良い。
加えて、進入位置まで移動したニードル弁や緩衝位置にある操作部材を、付勢手段によってそれぞれ最小開度位置や弱火位置まで押し戻し可能としている。したがって、使用者は、緩衝位置にある操作部材を弱火位置までわざわざ手動で操作する必要がなく、極めて使い勝手が良い。
以下、本発明の一実施形態となるガス機器の火力調節装置について図面を基に説明する。尚、本実施形態では、ガス機器をその一例であるテーブルコンロとして説明する。
図1は、火力調節装置1を示した断面説明図であり、図2は、火力調節装置1のニードル弁4を拡大して示した断面説明図である。また、図3は、火力調節レバー5の操作状態を示した説明図である。
火力調節装置1は、ガス管路本体2に形成されるガス流路3内に設けられており、軸方向へ移動可能なニードル弁4と、該ニードル弁4の軸方向を中心とした回転操作によってニードル弁4を軸方向に移動させる火力調節レバー(操作部材)5とを備えている。ガス流路3には、ガスバーナ側へと燃料ガスを導く出口7が設けられており、該出口7には、ガスバーナのバーナ本体8に接続されるノズル9が連結されており、ノズル9からバーナ本体8への燃料ガスの噴出に伴い、バーナ本体8の吸気口10から一次空気が吸引されるようになっている。
また、ガス流路3内であって出口7よりも下方には、ガス流路3内へと突出するフランジ部11が設けられており、該フランジ部11よりも下方は、ガス管路本体2内における燃料ガスの入口部6として機能する。該入口部6内には、フランジ部11下面に当接可能で、燃料ガスの通気孔(図示せず)を有する薄い円板状の戻し板12と、該戻し板12をフランジ部11に当接する方向へと付勢する付勢バネ13とからなる付勢手段が設置されている。尚、入口部6の下部には、付勢バネ13を掛止する掛止段部14が設けられている。また、ガス流路3のフランジ部11位置は、後述の如く最小開度位置として機能する。
さらに、ガス流路3内に設けられるニードル弁4は、ガス流路3と略同じ径を有する水平断面円形の軸体で、その上部側面にはピン18が径方向に突設されている。また、ニードル弁4の下端部は、ガス流路3のフランジ部11位置における内径よりも小径に形成された小径部22の下方に、フランジ部11における内径と略同じ外径を有する栓部21を一体的に設けた形状に構成されている。したがって、ニードル弁4を下方へと移動させると、栓部21及び小径部22は、フランジ部11位置を越えて、戻し板12を下方へと押し下げながら入口部6内へと進入する(進入位置に位置する)。そして、図2に示す如く、小径部22及び栓部21が入口部6内へと進入した状態にあっては、フランジ部11と小径部22との間に形成される隙間を介して、燃料ガスがガス流路3内へと流入可能となっている。また、ニードル弁4の栓部21をフランジ部11位置に位置させると、フランジ部11とニードル弁4との隙間は閉塞される。尚、栓部21の軸方向高さは、フランジ部11位置にて隙間を閉塞するために必要な最小限高さとなっている。
加えて、ニードル弁4の下端部(栓部21及び小径部22)には燃料ガスを通気可能な垂直断面T字状のバイパス孔16が設けられており、後述の如くしてニードル弁4を最小開度位置に位置させた際に、ガスバーナにおいて弱火を維持可能な最小ガス流量を確保可能としている(ガス流路3の開度を最小開度とする)。尚、ニードル弁4の下部で、バイパス孔16の側面開口位置よりも上方には、Oリング15が外装されるとともに、ニードル弁4とガス流路3との摺動面にグリスが塗布されており、摺動面におけるシール性が確保されるようになっている。
一方、ガス管路本体2の上部には、取付台板17を介して火力調節レバー5が設けられており、取付台板17には、ニードル弁4のピン18を遊貫する縦ガイド孔19が設けられている。また、取付台板17の外周を囲むように図示しないガイド板が設けられており、該ガイド板には、ニードル弁4のピン18を遊貫する斜ガイド孔20が設けられている。したがって、火力調節レバー5を回転操作することによって、ピン18が縦ガイド孔19及び斜ガイド孔20内を摺動し、ニードル弁4がガス流路3内を軸方向に上下動するため、入口部6からガス流路3内へと進入するガス流量、すなわちガスバーナにおける火力を調節することができる。尚、図3に示す如く、火力調節レバー5は、強火位置(a)と弱火位置(c)との間で操作自在となっているとともに、強火位置(a)から見て弱火位置(c)よりも更に弱火側にある緩衝位置(b)まで操作可能となっている。
以上のように構成される火力調節装置1において、強火から弱火へと火力を調節する際の操作態様について図3及び4を基に説明する。図4(a)〜(c)は、火力の調節に際しニードル弁4が移動する様子を示した断面説明図である。尚、図4(a)〜(c)は、それぞれ図3に記載されている(a)〜(c)と対応する。つまり、火力調節レバー5が図3において(b)の位置にある場合、ニードル弁4は図4(b)に示すような状態にある。
まず、ガスバーナへの点火後、火力調節レバー5を強火位置(a)に位置させると、ニードル弁4は、図4(a)に示す如き開放位置に位置する。したがって、ガス流路3の開度が最大(すなわち、入口部6からガス流路3を介して出口7へと進む燃料ガスの流量が最大)となり、バーナ本体8へのガス流量が増加するため、火力が強火となる。
ここで、火力を急速に弱火にしたい場合には、火力調節レバー5を、弱火位置(c)を通り越して緩衝位置(b)まで操作すればよい。火力調節レバー5が緩衝位置(b)に位置する際、ニードル弁4は図4(b)に示す如き進入位置に位置する。つまり、ニードル弁4の下端部に設けられた栓部21及び小径部22が、最小開度位置を越えて、付勢バネ13の付勢力に抗して戻し板12を押し下げながら入口部6内まで進入した状態となっている。このように、火力調節レバー5を緩衝位置(b)に位置させる(すなわち、ニードル弁4を進入位置に位置させる)ことによって、バイパス孔16に加え、フランジ部11と小径部22との間に形成される隙間を介して、燃料ガスをガス流路3内へと流入させることができる。したがって、火力調節レバー5を強火側から弱火側へと急激に移動させるにも拘わらず、一次空気比のバランスが崩れて消火してしまうといった事態が生じない。
さらに、入口部6内まで進入したニードル弁4は、付勢バネ13の付勢力により徐々に上方へと押し上げられ、最終的に図4(c)に示す如き最小開度位置へと押し戻されることになる。また、該ニードル弁4の移動に伴い、緩衝位置(b)にある火力調節レバー5は、自動的に弱火位置(c)へと移動することになる。このように、火力調節レバー5が弱火位置(c)に位置する(ニードル弁4が最小開度位置に位置する)状態においては、ニードル弁4の栓部21によりニードル弁4とフランジ部11との間の隙間は閉塞される。したがって、ガス流路3の開度が最小開度(燃料ガスが、バイパス孔16を介してのみガス流路3内へと流入可能した状態)となり、バーナ本体8へのガス流量が減少し、火力が弱火となる。
以上のようにして、強火から弱火への火力調節は行われる。尚、中火から弱火への火力調節も同様に行うことは当然可能である。
このように、上記形態の火力調節装置1によれば、ニードル弁4の下端部に、ガス流路3のフランジ部11位置における内径よりも小径な小径部22及びフランジ部11位置の内径と略同径な栓部21が設けられており、ニードル弁4を小径部22と栓部21とが入口部6内まで進入する進入位置まで移動可能としている。また、ニードル弁4を進入位置まで移動させるために、火力調節レバー5を、弱火側への操作方向で弱火位置(c)を越えた位置にある緩衝位置(b)へ操作可能としている。そこで、火力を強火側から弱火に調節する際、火力調節レバー5を緩衝位置(b)まで移動させれば、ニードル弁4の小径部22及び栓部21が入口部6内へと進入し、フランジ部11と小径部22との間に隙間が形成され、該隙間を介して燃料ガスがガス流路3内へと流入するため、消火しない程度の燃料ガスが確保される。したがって、火力を急速に弱火としたい場合等に、一次空気比のバランスを崩すことなく、すなわちガスバーナを消火させることなく弱火とすることができる。
また、ニードル弁4を進入位置まで移動させるにあたっての火力調節レバー5の操作は、強火側から弱火方向への回転操作でよい。したがって、弱火位置へと移動させる際に、火力調節レバーの動作を一旦停止させるような従来のもののように、使い勝手が損なわれてしまうことはない。
さらに、不用意に火力調節レバー5を弱火側へと移動させてしまうような場合には得てして力が入り過ぎるもので、火力調節レバー5を勢いよく緩衝位置(b)まで移動させてしまいがちである。しかしながら、上記形態の火力調節装置1によれば、火力調節レバー5を緩衝位置(b)まで移動させてしまうことが消火の防止となることから、上記不測の事態にも対応可能で、使用者にとって使い勝手が良い。
さらにまた、栓部21の軸方向高さを、フランジ部11位置に隙間を閉塞するために必要な最小限高さとしているため、小径部22及び栓部21が入口部6内へと進入する際に消火してしまうといった事態を防止することができる。
またさらに、入口部6内にニードル弁4の下端(栓部21)と当接する戻し板12と、該戻し板12を押し上げる方向へと付勢する付勢バネ13とからなる付勢手段が設けられており、入口部6内へと進入してきたニードル弁4を最小開度位置まで徐々に押し上げ可能としている。したがって、使用者は、緩衝位置(b)にある火力調節レバー5を弱火位置(c)までわざわざ手動で操作する必要がなく、極めて使い勝手が良い。
加えて、火力調節レバー5が最終的に弱火位置(c)に位置する際、フランジ部11と小径部22との間に形成されていた隙間は、ニードル弁4の栓部21によって閉塞されるため、従来同様、ガスの流量をバイパス孔16のみを頼りとした最小ガス流量まで抑えることができる。したがって、火力を、従来の弱火と略同程度まで弱くすることができ、使用者の使用感を損なうことがない。
なお、本発明の火力調節装置は、上記実施の形態に記載した態様に何ら限定されるものではなく、操作部材、ニードル弁、付勢手段、及びガス流路等の構成や、火力調節装置が適用されるガス機器の種類等を本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
たとえば、上記実施の形態では、戻し板及び付勢バネとからなる付勢手段によってニードル弁を押し戻すことで、操作部材をともに弱火位置へと移動させる構成としているが、付勢手段を設ける位置は適宜変更可能であって、たとえば図5に示すように、付勢手段によって直接操作部材を弱火位置へと押し戻すような構成としてもよい。以下、該構成について、図5を基に説明する。図5は、火力調節装置の一変更例を示した説明図である。
図5に示す火力調節装置においては、火力調節レバー5の緩衝位置内に、火力調節レバー5に当接する戻し板12と、戻し板12を緩衝位置から弱火位置へと向く方向に付勢する付勢バネ13とからなる付勢手段を設けている。尚、ニードル弁4等の構成は、上記実施の形態と同様に構成されている。
このような火力調節装置において火力を急速に強火から弱火へと調節したい場合には、上記実施の形態と同様、火力調節レバー5を緩衝位置まで回転操作すればよい。火力調節レバー5が緩衝位置まで操作された際、ニードル弁4は図5(a1)に示す如き状態となる。したがって、燃料ガスを、バイパス孔16に加え、フランジ部11と小径部22との間に形成される隙間からもガス流路3内へと進入させることができ、消火のおそれがない。さらに、緩衝位置に設けられた付勢手段により、火力調節レバー5は徐々に弱火位置まで押し戻される。したがって、最終的にニードル弁4は、図5(a2)に示す如き最小開度位置、すなわちバイパス孔16を介してのみ燃料ガスを入口部6からガス流路3内へと流入可能とする位置まで移動することとなり、火力は弱火となる。
以上のように構成したとしても、火力を強火側から弱火に調節する際に消火の心配がない上、使用者の使い勝手を損なうこともないといったような上記実施の形態が奏し得る効果と同様の効果を奏することができる。
また、操作部材の操作態様等も、上記実施の形態に何ら限定されることはなく、たとえば上下方向や傾斜方向に操作部材を回転操作するような構成としても何ら問題はないし、スライド操作によりニードル弁を動作させるよう構成することも当然可能である。
さらに、ニードル弁の下端部の形状も適宜変更可能であって、たとえば小径部の下方に栓部を設けるのでなく、小径部にOリングを外装することによって、弱火位置ではOリングによりニードル弁とガス流路との隙間を閉塞する構成とすることも可能である。このような構成とすることにより、ニードル弁の簡素化を図ることができ、低コスト化、生産性の向上等を期待することができる。
加えて、本発明の火力調節装置は、テーブルコンロに限らず、たとえばビルトインコンロや単体のガスグリル等といったガス機器にも当然適用可能である。
火力調節装置を示した断面説明図である。 火力調節装置のニードル弁を拡大して示した断面説明図である。 火力調節レバーの操作状態を示した説明図である。 火力の調節に際しニードル弁が移動する様子を示した断面説明図である。 火力調節装置の一変更例を示した説明図である。 従来の火力装置を示した断面説明図である。
符号の説明
1・・火力調節装置、2・・ガス管路本体、3・・ガス流路、4・・ニードル弁、5・・火力調節レバー、6・・入口部、7・・出口、8・・バーナ本体、9・・ノズル、10・・吸気口、11・・フランジ部、12・・戻し板、13・・付勢バネ、14・・掛止段部、15・・Oリング、16・・バイパス孔、17・・取付台板、18・・ピン、19・・縦ガイド孔、20・・斜ガイド孔、21・・栓部、22・・小径部。

Claims (2)

  1. ガス流路に設けられ、軸方向への移動によって入口部からガス流路へと流入可能なガスの流量を変化させるニードル弁と、前記ニードル弁を軸方向へ移動させる操作部材とを備え、前記操作部材を弱火位置に位置させた際には、前記ニードル弁は、前記ガス流路と入口部との間を最小開度とする最小開度位置に位置するガス機器の火力調節装置であって、
    前記ニードル弁を、開度の絞り方向で前記最小開度位置を越えて前記入口部まで達する進入位置へ移動可能とするとともに、その進入位置では、前記ガス流路の内面とニードル弁の外面との間で、前記最小開度よりも開度の大きい隙間を形成可能とする一方、
    前記ニードル弁を前記進入位置へと移動させるべく、前記操作部材を、弱火側への操作方向で前記弱火位置を越えた位置にある緩衝位置へ操作可能として、
    前記ガス流路内に、前記進入位置にある前記ニードル弁を前記最小開度位置へと押し戻す付勢手段を設けたことを特徴とするガス機器の火力調節装置。
  2. ガス流路に設けられ、軸方向への移動によって入口部からガス流路へと流入可能なガスの流量を変化させるニードル弁と、前記ニードル弁を軸方向へ移動させる操作部材とを備え、前記操作部材を弱火位置に位置させた際には、前記ニードル弁は、前記ガス流路と入口部との間を最小開度とする最小開度位置に位置するガス機器の火力調節装置であって、
    前記ニードル弁を、開度の絞り方向で前記最小開度位置を越えて前記入口部まで達する進入位置へ移動可能とするとともに、その進入位置では、前記ガス流路の内面とニードル弁の外面との間で、前記最小開度よりも開度の大きい隙間を形成可能とする一方、
    前記ニードル弁を前記進入位置へと移動させるべく、前記操作部材を、弱火側への操作方向で前記弱火位置を越えた位置にある緩衝位置へ操作可能として、
    前記操作部材の近傍に、前記緩衝位置にある前記操作部材を前記弱火位置へと押し戻す付勢手段を設けたことを特徴とするガス機器の火力調節装置。
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