JP2011241958A - 電動式切換弁 - Google Patents

電動式切換弁 Download PDF

Info

Publication number
JP2011241958A
JP2011241958A JP2010116994A JP2010116994A JP2011241958A JP 2011241958 A JP2011241958 A JP 2011241958A JP 2010116994 A JP2010116994 A JP 2010116994A JP 2010116994 A JP2010116994 A JP 2010116994A JP 2011241958 A JP2011241958 A JP 2011241958A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
movable body
gas
electromagnets
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010116994A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5405390B2 (ja
Inventor
Norio Wada
則夫 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rinnai Corp
Original Assignee
Rinnai Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rinnai Corp filed Critical Rinnai Corp
Priority to JP2010116994A priority Critical patent/JP5405390B2/ja
Publication of JP2011241958A publication Critical patent/JP2011241958A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5405390B2 publication Critical patent/JP5405390B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)
  • Multiple-Way Valves (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)
  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)

Abstract

【課題】複数のガス流出口に通じる弁孔を選択的に開閉でき、複数のガスバーナを備えたガス器具に適用したときに器具の重量増加やコストアップを抑制できる電動式切換弁を提供する。
【解決手段】電動式切換弁MVは、ガス流入口21と複数のガス流出口22とが形成されると共に、複数のガス流出口に夫々連通する複数の弁孔25とを有するバルブケーシング2を有する。第1のモータM1により移動される可動体4と、複数の弁孔を夫々開閉する複数の弁体3とを備える。可動体4に、複数の弁体に取り付けたアーマチュア33を夫々吸着する複数の電磁石5を、常時は上方端位置に付勢手段6を介在させて装着する。可動体の上方に、可動体と同心の軸線回りに第2のモータM2により回動される回転板9が設けられ、回転板の下面に複数の押圧部93が所定の位置関係で形成され、回転板の回動により押し下げられる電磁石の組合せが変化するように設定される。
【選択図】図2

Description

本発明は、電動式切換弁に関し、より詳しくは、複数のバーナに対する燃料ガスの供給を選択的にオンオフ制御できるものに関する。
従来、電動式の弁としては例えば特許文献1記載のものが知られている。この電動式の弁は、ガス流入口とガス流出口とが形成されると共に、内部に、ガス流入口に連通する弁室とこの弁室に面する弁座に開設した弁孔とを有するバルブケーシングと、弁孔を開閉する弁体と、この弁体の弁軸に連結したアーマチュアを吸着する電磁石と、弁体に対して電磁石を進退するモータとを備える。そして、モータにより電磁石を前進させてアーマチュアに当接させた後、電磁石を励磁してアーマチュアを吸着する。この状態でモータにより電磁石を後退させると、弁体が弁座から離間して開弁し、ガス流入口とガス流出口とが弁室を介して連通する。このように従来の電動式の弁は、1個のモータにより単一の弁孔の開閉を行うものである。そして、このような電動式の弁は、例えばガスコンロに使用される。
ここで、例えば天板に複数のコンロバーナが設けられ、グリル庫内にグリルバーナが設けられたガスコンロでは、元弁を備えたガス管がコンロ本体内で分岐され、この分岐されたガス供給管が複数のコンロバーナ及びグリルバーナに夫々通じている。そして、これらのガス供給管には、コンロ本体に設けた点消火スイッチによりオンオフ制御される安全弁と、操作摘みにより燃料ガスの供給量を増減して火力調節する流量調節弁とが夫々設けられ、複数のガスバーナやグリルバーナ毎に燃料ガスの供給のオンオフ制御と、燃料ガスの供給量の制御とが行い得る。
このようなガスコンロに上記従来例の電動式の弁を上記安全弁として使用する場合、各ガスバーナやグリルバーナに通じるガス供給管の数、つまり、ガスバーナの数だけ電動式の弁が必要となる。その結果、部品点数が増加してガスコンロの重量増加やコストアップを招来するという不具合が生じる。
特開2005−30440号公報
本発明は、以上の点に鑑み、複数のガス流出口に通じる弁孔を選択的に開閉でき、複数のガスバーナを備えたガス器具に適用したときに器具の重量増加やコストアップを抑制できる電動式切換弁を提供することをその課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、ガス流入口と複数のガス流出口とが形成されると共に、内部に、ガス流入口に連通する弁室と、この弁室に面する弁座に開設した、複数のガス流出口に夫々連通する複数の弁孔とを有するバルブケーシングと、弁座から弁室に向かう方向を上方、弁室から弁座に向かう方向を下方として、第1のモータにより弁室内で上方及び下方に移動される単一の可動体と、弁室内に設けられ、複数の弁孔を夫々開閉する複数の弁体と、を備えた電動式切換弁であって、可動体に、複数の弁体に取り付けたアーマチュアを夫々吸着する複数の電磁石を、可動体に対し、各電磁石を上下方向に所定ストロークだけ相対移動自在で、且つ、常時は各電磁石を上方のストローク端位置に付勢する付勢手段を介在させて装着し、可動体の上方に、可動体の上下方向への移動に追従して上下方向に移動し、かつ、可動体と同心の軸線回りに第2のモータにより回動される回転板が設けられ、回転板の下面に、可動体に対して電磁石を、付勢手段の付勢力に抗して押し下げる複数の押圧部が所定の位置関係で形成され、これら押圧部の互いの位置関係は、回転板の回動により複数の電磁石のうち押圧部が直上に位置して押し下げられる電磁石の組合せが変化するように設定されることを特徴とする。
本発明によれば、全ての弁体が弁座に着座した状態から、第2のモータにより回転板を回動させ、回転板の下面に設けた押圧部を、開弁しようする所定の弁体(複数であってもよい)に対応する所定の電磁石の直上まで移動させる。このとき、押圧部により所定の電磁石に対して下方への押圧力が作用し、所定の電磁石が、付勢手段の付勢力に抗して可動体に対して押し下げられる。この状態で、第1のモータにより可動体を下方に移動させると、これに追従して回転板も下方に移動し、所定の電磁石のみが、対応する所定の弁体のアーマチュアに当接する。そして、所定の電磁石を励磁して所定の弁体を吸着した後、第1のモータを他方に逆転させて可動体を上方に移動させると、所定の弁体が上方に移動して開弁する。
また、いずれか他の弁体(複数であってもよい)を更に開弁する場合、第2のモータにより回転板を更に回動させ、回転板の下面に設けた押圧部を、開弁しようする他の弁体に対応する他の電磁石の直上まで移動させる。このとき、開弁状態の所定の弁体に対応する所定の電磁石の直上には押圧部がない状態とする。これにより、所定の電磁石が、付勢手段の付勢力により可動体に対して上方に移動し、上方のストローク端位置に到達する。
そして、上記同様、第1のモータにより可動体を下方に移動させると、これに追従して回転板も下方に移動し、他の電磁石のみが、対応する弁体のアーマチュアに当接する。このとき、所定の電磁石が上方のストローク端位置に移動されているため、所定の弁体は開弁状態に保持される。そして、他の電磁石を励磁して他の弁体を吸着した後、第1のモータを他方に逆転させて可動体を上方に移動させると、他の弁体が上方に移動して開弁する。
このように本発明によれば、2個のモータで複数の弁体を、開閉すべき弁体の組合せを任意に選択して開閉することができる。このため、本発明の電動式切換弁を複数のコンロバーナやグリルバーナを備えたガスコンロに適用すれば、2個のモータにより複数のバーナに対する燃料ガスの供給を選択的にオンオフ制御することができ、且つ、燃焼中のガスバーナを消火することなく、他のガスバーナに燃焼ガスを供給して燃焼を開始させることができる。その結果、ガスバーナの数だけ電動式の弁を設ける必要がある上記従来例のものと比較して、器具の重量増加やコストアップを抑制することができる。
本発明の実施形態の電動式切換弁を備えたガスコンロの模式図。 本発明の実施形態の電動式切換弁の構成を説明する断面図。 図2の電動式切換弁のガス流出口の形成位置を説明する図。 図2の電動式切換弁の回転板の押圧部の形成位置を説明する図。 (a)〜(d)は、図2の電動式切換弁の開弁動作を説明する図。
以下、図面を参照して、ガスコンロに組み込んでガスバーナへの燃焼ガスの供給を選択的にオンオフ制御する本発明の実施形態の電動式切換弁MVについて説明する。
図1を参照して、1は、本発明の実施形態の電動式切換弁MVが組み込まれたガスコンロである。ガスコンロ1は、図示省略の天板に形成した各バーナ用開口に臨むように、定格燃焼量が最も大きい大バーナ11aと、定格燃焼量が2番目に大きい中バーナ11bと、定格燃焼量が最も小さい小バーナ11cとの3個のコンロバーナを備えている。また、ガスコンロ1には図示省略のグリル庫が内蔵され、グリル庫内にはグリルバーナ11dが設けられている。
更に、ガスコンロ1には、これら3個のコンロバーナ11a、11b、11c及びグリルバーナ11dに燃料ガスを夫々供給するガス供給管12a、12b、12c、12dが備えられている。各ガス供給管12a、12b、12c、12dには、図示省略の操作摘みにより燃料ガスの供給量を増減して火力調節する流量調節弁13a、13b、13c、13dが夫々介設されている。そして、各ガス供給管12a、12b、12c、12dの流量調節弁13a、13b、13c、13dの上流側が、図示省略の点消火ボタンにより、コンロバーナ11a、11b、11cやグリルバーナ11d毎に燃料ガスの供給をオンオフ制御する電動式切換弁MVに夫々接続されている。また、電動式切換弁MVには、元栓14を介設した上流側のガス管15が接続されている。以下、図2〜図5を参照して、本実施形態の電動切換弁MVについて説明する。
図2及び図3に示すように、電動切換弁MVはバルブケーシング2を備え、バルブケーシング2には、ガス流入口21と、第1、第2、第3及び第4の4個のガス流出口22a、22b、22c、22dとが形成されている。そして、ガス流入口21には、ガス管15が接続され、各ガス流出口22a、22b、22c、22dには、大バーナ11a、中バーナ11b、小バーナ11cの各コンロバーナとグリルバーナ11dに夫々通じるガス供給管12a、12b、12c、12dが夫々接続される(図1参照)。
バルブケーシング2内には、ガス流入口21に連通する弁室23が設けられ、弁室23に面する弁座24に、弁室23に向けて開口する4つの弁孔25a、25b、25c、25dが開設され、各弁孔25a、25b、25c、25dを介して弁室23と各ガス流出口22a、22b、22c、22dとが夫々連通する。この場合、弁座24の各弁孔25a、25b、25c、25dの開設箇所の高さは上下方向で互いに一致し、かつ、同一円周上に90度間隔となるように形成されている。以下においては、図2中、弁座24から弁室23に向かう方向を上方、弁室23から弁座24に向かう方向を下方として説明する。
弁室23内には、各弁孔25a、25b、25c、25dを夫々開閉する第1の弁体3a、第2の弁体3b、第3の弁体3c及び第4の弁体3dが設けられている。各弁体3a、3b、3c、3dは、同一形態を有し、弁座24に着座して各弁孔25a、25b、25c、25dを閉じる弁部31と、弁部31から上方にのびる軸部32と、軸部32に取り付けたアーマチュア33とから構成されている。また、弁室23内には、第1のモータM1の回転により弁室23内で上方及び下方に移動される可動体4が設けられている。第1のモータM1としては、例えばステッピングモータが用いられる。可動体4は円板状のものであり、その上面中央には、モータM1の駆動軸M11に螺合する、上下方向にのびるスライダ部41を備える。
可動体4には、4個の弁体3a、3b、3c、3dのアーマチュア33に夫々対向する、同一の形態を有する第1、第2、第3及び第4の4個の電磁石5a、5b、5c、5dが装着されている。可動体4には、同一円周上に90度間隔で4個の透孔42が形成されている。そして、各電磁石5a、5b、5c、5dを、二股状に形成された本体51の上部に、縮径させた頭部52を有する段付き形状に形成し、この頭部52を透孔42に挿通させて、可動体4に対して各電磁石5a、5b、5c、5dを上下方向に所定ストロークだで相対移動自在に装着している。また、可動体4の上方に突出する頭部52の部分にはばね受け53が固設され、このばね受け53と可動体4の上面との間に付勢手段たるコイルばね6が縮設されている。これにより、常時は、各電磁石5a、5b、5c、5dが、コイルばね6により本体51の上面が可動板4の下面に当接した上方のストローク端位置に付勢保持される。なお、各電磁石5a、5b、5c、5dの本体51には、この本体51をそれぞれ囲うように可動枠7が固定され、この可動枠7と、各弁体3a、3b、3c、3dの弁部31の上面との間にはコイルばね8が縮設されている。そして、常時は、コイルばね8の付勢力により弁部31が弁座24に向かって付勢されて閉弁状態に保持される。
可動体4の上方には回転板9が設けられている。回転板9の中央には、可動体4のスライダ部41に外挿される、上下方向にのびる中空軸部91が備えられ、この中空軸部91の下端が、可動体4のスライダ部41に外嵌されたベアリングBに嵌合している。また、中空軸部91の上部外周面には、歯車92が設けられ、この歯車92が、第2のモータM2の駆動軸M21に連結された平歯車M22と噛み合っている。これにより、第2のモータM2で回転板9が可動体4と同心の軸線回りに回動され、また、モータM1の上下方向の移動に追従して回転板9が上下方向に移動する。
回転板9の下面には、図4に示すように、可動体4に対して各電磁石5a、5b、5c、5dを、コイルばね6の付勢力に抗して押し下げる複数の押圧部93が、各電磁石5a、5b、5c、5dの頭部52の中心を通る同一円周C上において所定の位置関係で形成されている。各押圧部93は、切頭円錐形状を有し、押圧部93の下面に電磁石5の頭部52が当接すると、各電磁石5a、5b、5c、5dが押し下げられるようになっている。
また、複数の押圧部93の互いの位置関係は次のように設定されている。即ち、上記円周C上の1箇所に基準となる#1の押圧部93が形成され、#1の押圧部93から時計方向に18°、36°、54°、108°、144°、216°、234°離れた位置に夫々#2〜#8の押圧部93が形成されている。これによれば、回転板9の回転により、第1、第2、第3及び第4の各電磁石5a、5b、5c、5dのうち押圧部93が直上に位置して押し上げられる電磁石5a、5b、5c、5dの組合せを下記表1のように変化させることができる。
Figure 2011241958
なお、表1中、回転板9の回転角は、#1の押圧部93が第3の電磁石5cの直上に位置するときの角度を0度とした、回転板7の時計方向への回転角である。また、○は、いずれかの#1〜#8の押圧部93により押し下げられる電磁石5a、5b、5c、5dを示し、このとき各電磁石5a、5b、5c、5dを押し下げる押圧部93の番号#1〜#8を括弧内に併記している。更に、×は、#1〜#8の各押圧部93により押し下げられることがない電磁石5a、5b、5c、5dを示す。
次に、図2、図5(a)〜(d)を参照して、本実施形態の電動式切換弁MVを用いた各コンロバーナ11a、11b、11c及びグリルバーナ11dへの燃料ガスのオンオフ制御を説明する。
図2に示す全ての弁体3a、3b、3c、3dの弁部31が弁座24に着座した状態から、例えば大バーナ11aのみに燃料ガスを供給して燃焼させる場合には、先ず、第2のモータM2により、回転板9を180度回動させる。これにより、第1のガス流出口22aに通じる第1の弁孔25aを閉弁している第1の弁体3aに対応する電磁石5aの直上に#1の押圧部93が移動され、第1の電磁石5aに#1の押圧部93から押圧力が作用し、電磁石5aがコイルばね6の付勢力に抗して押し下げられる。
この状態で、第1のモータM1により可動体4を下方に移動させると、これに追従して回転板9も下方に移動し、第1の電磁石5aのみが、第1の弁体3aのアーマチュア33に当接する(図5(a)参照)。そして、第1の電磁石5aを励磁して第1の弁体3aを吸着した後、第1のモータM1を他方に逆転させて可動体4を上方に移動させると、第1の弁体3aが上方に移動して開弁する(図5(b)参照)。これにより、大バーナ11aに燃料ガスが供給されて燃焼する。
次に、例えば小バーナ11cにも燃料ガスを供給して、燃焼させる場合には、第2のモータM2により、回転角が0度となる位置まで回転板9を更に回動させ、#1の押圧部93を第3の弁体3cに対応する第3の電磁石5cの直上まで移動させる。このとき、第1の弁体3aに対応する電磁石5aの直上には押圧部93が存在しない。このため、電磁石5aは、コイルばね6の付勢力により可動体4に対して上方に移動し、上方のストローク端位置に到達する(図5(c)参照)。そして、第1のモータM1により可動体4を再度下方に移動させると、これに追従して回転板9も下方に移動し、第3の電磁石5cのみが、第3の弁体3cのアーマチュア33に当接する。このとき、第1の電磁石5aは上方のストローク端位置に移動されているため、第1の弁体3aは開弁状態に保持される(図5(d)参照)。そして、上記同様、第3の電磁石5cを励磁して第3の弁体3cを吸着した後、第1のモータM1を他方に逆転させて可動体4を上方に移動させると、第3の弁体3cが上方に移動して開弁する。これにより、大バーナ11aに加えて小バーナ11cにも燃料ガスが供給されて燃焼する。
また、特に図示して説明しないが、図2に示す全ての弁体3a、3b、3c、3dの弁部31が弁座24に着座した状態から、例えば大バーナ11a及び中バーナ11bに燃料ガスを夫々供給して、同時に燃焼させる場合には、第2のモータM2により、回転板9を162度回動させる。これにより、第1及び第2の両弁体3a、3bに対応する第1及び第2の両電磁石5a、5cの直上に#2及び#5の両押圧部93が移動し、これら第1及び第2の両電磁石5a、5bに#2及び#5の両押圧部93から押圧力が作用し、両電磁石5a、5bが、コイルばね6の付勢力に抗して押し下げられる。そして、上記同様、可動体4の下方への移動と、両電磁石5a、5bの励磁と、可動体4の上方への移動とを行って第1及び第2の両弁体3a、3bを夫々開弁させ、大バーナ11a及び中バーナ11bに燃料ガスを供給する。
次に、例えば小バーナ11cにも燃料ガスを供給して、燃焼させる場合には、第2のモータM2により、回転角が0度となる位置まで回転板9を更に回動させ、#1の押圧部93を第3の弁体3cに対応する第3の電磁石5cの直上まで移動させる。このとき、第1及び第2の両弁体3a、3bに対応する第1及び第2の両電磁石5a、5bの直上には押圧部93が存在しない。このため、第1及び第2の両電磁石5a、5bは、上記同様、上方のストローク端位置に到達する。そして、可動体4の下方への移動と、第3の電磁石5cの励磁と、可動体4の上方への移動とを行って第3の弁体3cを開弁させ、大バーナ11a及び中バーナ11bに加えて、小バーナ11cにも燃料ガスを供給する。
更に、図2に示す全ての弁体3a、3b、3c、3dの弁部31が弁座24に着座した状態から、全てのコンロバーナ11a、11b、11c及びグリルバーナ11dを同時燃焼させるときには、第2のモータM2により、回転板9を例えば18度回動させる。これにより、全ての弁体3a、3b、3c、3dに対応する全ての電磁石5a、5b、5c、5dの直上には、押圧部93が存在しない状態となる。そして、可動体4を、上方のストローク端位置に存する各電磁石5a、5b、5c、5dが全ての弁体3a、3b、3c、3dのアーマチュア31に当接する位置まで下方に移動させる。その後、各電磁石5a、5b、5c、5dの励磁と、可動体4の上方への移動とを行って各弁体3a、3b、3c、3dを開弁させ、全てのコンロバーナ11a、11b、11c及びグリルバーナ11dに燃料ガスを供給する。
なお、各弁体3a、3b、3c、3dを閉弁する場合には、各電磁石5a、5b、5c、5dの励磁を解消する。これにより、各電磁石5a、5b、5c、5dによるアーマチュア33の吸着が解除され、コイルばね8の付勢力により各弁体3a、3b、3c、3dの弁部31が弁座24に向かって付勢されて着座し、閉弁状態に戻る(図2参照)。
このように本発明によれば、2個のモータM1、M2で開閉すべき弁体3a、3b、3c、3dの組合せを任意に選択して開閉することができる。そして、本実施形態の電動式切換弁MVを上記ガスコンロ1に適用すれば、2個のモータM1、M2により3個のコンロバーナ11a、11b、11c及びグリルバーナ11dに対する燃料ガスの供給を選択的にオンオフ制御することができ、且つ、燃焼中のガスバーナを消火することなく、他のガスバーナに燃焼ガスを供給して燃焼を開始させることができる。その結果、ガスバーナの数だけ電動式の弁を設ける必要がある上記従来例のものと比較して、器具の重量増加やコストアップを抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。上記実施形態では、ガスコンロに設けた3個のコンロバーナ11a、11b、11c及びグリルバーナ11dへの燃料ガスのオンオフ制御を例に説明したが、バーナの数は上記に限定されるものではなく、また、他のガス器具においても本発明の電動式切換弁MVは適用できる。
1…ガスコンロ、11a、11b、11c…コンロバーナ、11d…グリルバーナ、MV…モータ安全弁、2…バルブケーシング、21…ガス流入口、22a、22b、22c、22d…ガス流出口、23…弁室、24…弁座、25a、25b、25c、25d…弁孔、3a、3b、3c、3d…弁体、33…アーマチュア、4…可動体、5a、5b、5c、5d…電磁石、6…コイルばね(付勢手段)、9…回転板、93…押圧部、M1、M2…モータ

Claims (1)

  1. ガス流入口と複数のガス流出口とが形成されると共に、内部に、ガス流入口に連通する弁室と、この弁室に面する弁座に開設した、複数のガス流出口に夫々連通する複数の弁孔とを有するバルブケーシングと、
    弁座から弁室に向かう方向を上方、弁室から弁座に向かう方向を下方として、
    第1のモータにより弁室内で上方及び下方に移動される単一の可動体と、弁室内に設けられ、複数の弁孔を夫々開閉する複数の弁体と、を備えた電動式切換弁であって、
    可動体に、複数の弁体に取り付けたアーマチュアを夫々吸着する複数の電磁石を、可動体に対し、各電磁石を上下方向に所定ストロークだけ相対移動自在で、且つ、常時は各電磁石を上方のストローク端位置に付勢する付勢手段を介在させて装着し、
    可動体の上方に、可動体の上下方向への移動に追従して上下方向に移動し、かつ、可動体と同心の軸線回りに第2のモータにより回動される回転板が設けられ、
    回転板の下面に、可動体に対して電磁石を、付勢手段の付勢力に抗して押し下げる複数の押圧部が所定の位置関係で形成され、これら押圧部の互いの位置関係は、回転板の回動により複数の電磁石のうち押圧部が直上に位置して押し下げられる電磁石の組合せが変化するように設定されることを特徴とする電動式切換弁。
JP2010116994A 2010-05-21 2010-05-21 電動式切換弁 Expired - Fee Related JP5405390B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010116994A JP5405390B2 (ja) 2010-05-21 2010-05-21 電動式切換弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010116994A JP5405390B2 (ja) 2010-05-21 2010-05-21 電動式切換弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011241958A true JP2011241958A (ja) 2011-12-01
JP5405390B2 JP5405390B2 (ja) 2014-02-05

Family

ID=45408819

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010116994A Expired - Fee Related JP5405390B2 (ja) 2010-05-21 2010-05-21 電動式切換弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5405390B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105782509A (zh) * 2016-01-27 2016-07-20 深圳市纳禾源科技有限公司 冷热混水受控阀门及操作该阀门的方法
JP2017032197A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 リンナイ株式会社 ガスコンロ装置
JP7359674B2 (ja) 2019-12-09 2023-10-11 リンナイ株式会社 モータ弁

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4627427Y1 (ja) * 1967-01-21 1971-09-21
JPS516527U (ja) * 1974-07-02 1976-01-17
JPS5644531A (en) * 1979-09-18 1981-04-23 Paloma Ind Ltd Gas combusting apparatus capable of selecting its capacity
JP2005030440A (ja) * 2003-07-08 2005-02-03 Rinnai Corp モータ弁及びこのモータ弁を備えたガス器具

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4627427Y1 (ja) * 1967-01-21 1971-09-21
JPS516527U (ja) * 1974-07-02 1976-01-17
JPS5644531A (en) * 1979-09-18 1981-04-23 Paloma Ind Ltd Gas combusting apparatus capable of selecting its capacity
JP2005030440A (ja) * 2003-07-08 2005-02-03 Rinnai Corp モータ弁及びこのモータ弁を備えたガス器具

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017032197A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 リンナイ株式会社 ガスコンロ装置
CN105782509A (zh) * 2016-01-27 2016-07-20 深圳市纳禾源科技有限公司 冷热混水受控阀门及操作该阀门的方法
CN105782509B (zh) * 2016-01-27 2018-04-24 深圳市纳禾源科技有限公司 冷热混水受控阀门及操作该阀门的方法
JP7359674B2 (ja) 2019-12-09 2023-10-11 リンナイ株式会社 モータ弁

Also Published As

Publication number Publication date
JP5405390B2 (ja) 2014-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101712235B1 (ko) 이중 회로 버너용 가스 밸브 유닛
US9822975B2 (en) Gas valve unit having two gas outlets
KR101668901B1 (ko) 가스 밸브 유닛의 구조
US10060621B2 (en) Gas-air mixing device for combustor
KR20120042851A (ko) 가스 밸브 유닛의 작동 메커니즘
AU2013228243B9 (en) Gas-air mixing device for combustion apparatus
JP2008503694A (ja) 可変流量バルブ
JP5405390B2 (ja) 電動式切換弁
US20080308079A1 (en) Exhaust Gas Recycling Device Comprising a Flow Regulating and Selectively Connecting Valve
CN103492776A (zh) 气阀单元
JP2015230143A (ja) 予混合装置
JP2017106429A (ja) オイルとガス両用集積スイッチ
US20110232627A1 (en) Safety Gas Valve
KR20010031324A (ko) 가스 조절 고정장치
JP3830357B2 (ja) ガスバルブ
JP4429264B2 (ja) ガス器具
US10634360B2 (en) Gas control valve, hob and gas oven
JP5473695B2 (ja) モータ安全弁
JP2003232462A (ja) ガスバルブ
JP4420630B2 (ja) モータ弁及びこのモータ弁を備えたガス器具
JP2014020551A (ja) 水栓金具用の節湯型カートリッジ
CN103703316B (zh) 用于双回路燃烧器的燃气阀单元
JP2007271195A (ja) 燃焼装置
JP5795783B2 (ja) 予混合装置
JP5296740B2 (ja) 電動式切換弁

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120806

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130513

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131008

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131030

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5405390

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees