JP4422867B2 - ビタビデコーダ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、連続的なビタビ復号を実現するビタビデコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、トレースバックユニットやメモリブロックを1つ有したビタビデコーダが知られている。この種のものでは、ビタビ復号において、トレースバックを行う場合、アルゴリズム的特徴により連続した入力データに対し、そのデータレートより低いデータレートで間欠的に出力が行われる。
【0003】
これに対し、連続的な復号を実現するため、トレースバックユニットを4つ有したビタビデコーダが提案されている(特開平9−51278号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これはトレースバックユニットを4つ必要とするため、冗長であり、構造が複雑化しコスト高になる等の問題がある。
【0005】
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、ビタビ復号のトレースバック方式において、簡単な構成で、連続的なビタビ復号を実現することができ、しかもパスメモリのサイズを小さくすることができるビタビデコーダを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、ブランチメトリックを求めてその大小を比較し、パスの候補を出力する加算比較演算器と、このパスを記憶する4つのメモリユニットと、パスメモリを後戻りしてパスを確定する2つのトレースバックユニットと、上記メモリユニットからこのトレースバックユニットに適切なデータが出力されるようにデータの流れを制御する4入力1出力の2つのマルチプレクサと、上記メモリユニット、トレースバックユニットおよびマルチプレクサコントロールする制御ユニットとを備え、上記トレースバックユニットが交互に出力し、連続して出力を得る構成とし、上記2つのトレースバックユニットからの出力を交互に選択する2入力1出力のマルチプレクサを有したことを特徴とするものである。
【0007】
請求項2記載の発明は、ブランチメトリックを求めてその大小を比較し、パスの候補を出力する加算比較演算器と、このパスを記憶する4つのメモリユニットと、パスメモリを後戻りしてパスを確定する2つのトレースバックユニットと、上記メモリユニットからこのトレースバックユニットに適切なデータが出力されるようにデータの流れを制御する4入力1出力の2つのマルチプレクサと、上記メモリユニット、トレースバックユニットおよびマルチプレクサをコントロールする制御ユニットとを備え、上記トレースバックユニットが交互に出力し、連続して出力を得る構成とし、上記加算比較演算器からのパス情報のデータを4つのメモリユニットに対して適宜なクロック数分のデータ数ずつ格納し、上記メモリユニットの内の、2つのメモリユニットから逆順にデータを読み出して、一方のトレースバックユニットに渡してパス確定し、上記メモリユニットの内の、1つのメモリユニットとそれとクロック数分だけ遅れた期間のデータを記憶しているメモリユニットとから逆順にデータを読み出して、他方のトレースバックユニットに渡してパス確定し、これらトレースバックユニットからの出力を、2入力1出力のマルチプレクサで交互に選択する構成としたことを特徴とするものである。
【0009】
請求項記載の発明は、請求項記載のものにおいて、上記トレースバックユニットは2つのメモリユニット分のデータ数だけ処理し、その半分のデータ数だけを出力データに採用することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を添付した図面を参照して説明する。
【0011】
図1は、ビタビデコーダの全体構成を示す。このビタビデコーダは、加算比較演算器1と、この加算比較演算器1から出力されるパスを記憶する4つのメモリユニット3A〜3Dと、4入力1出力の2つのマルチプレクサ5A,5Bと、パスメモリを後戻りしてパスを確定する2つのトレースバックユニット7A,7Bと、2入力1出力のマルチプレクサ9と、メモリユニット3、トレースバックユニット7およびマルチプレクサ5,9が適切な順序で動作するようにコントロールする制御ユニット10とを備えて構成される。
【0012】
加算比較演算器1は、入力されたデータに基づいてメトリック計算を行い、これをもとに、より尤度の高い状態を選択し、そのどれを選択したかという情報をメモリユニット3A〜3Dに出力する。
【0013】
メモリユニット3A〜3Dは、加算比較演算器1から受け取った各状態のデータを、一時保管する。このデータの読み出しは、書き込みとは逆順に読み出される。メモリサイズは、拘束長を7とした場合、メモリ1個あたりデータ幅64bit(=2(7-1))、アドレス空間5bit(>7×4)を必要とする。
【0014】
4入力1出力のマルチプレクサ5A,5Bは、適切なメモリブロックを選択し、その読み出したデータをトレースバックユニット7A,7Bに渡す。
【0015】
トレースバックユニット7A,7Bは、データを後戻りすることにより信号を復元する。この出力は64クロックごとに32ビットずつ確定して出力される。2つのトレースバックユニット7A,7Bはデータを交互に出力する。
【0016】
2入力1出力のマルチプレクサ9は、トレースバックユニット7A,7Bから交互に出力されるデータの内、いずれか一方のデータを選択する。
【0017】
制御ユニット10は、メモリユニット3、トレースバックユニット7およびマルチプレクサ5,9が適切な順序で動作するようにコントロールする。この場合、入力信号および、加算比較演算器1からのイネーブル信号をもとに、全体のタイミングを合わせている。また、制御ユニット10は、メモリユニット3やトレースバックユニット7で使用される、アドレスやイネーブル信号の生成をおこない、しかも、トレースバックユニット7の出力に合わせて、出力正当性表示(VALID)信号を出力し、その正当性を示している。
【0018】
つぎに、各機器の構成を説明する。
【0019】
▲1▼加算比較演算器
加算比較演算器1は、図2に示すように、ブランチメトリックを計算する2つのブロック(ブランチメトリックジェネレータ)11を有する。入力データは、このブランチメトリックジェネレータ11に入力され、ここで生成されたブランチメトリックは、接続テーブル12に記述された情報に基づき、適切な加算比較演算セル(ACSCELL)13に入力される。この加算比較演算セル13は拘束長が7の場合、32個存在する。加算比較演算セル13は、ブランチメトリックMBと、METRIC_IN(OX)、METRIC_IN(IX)をもとに尤度計算する演算子であって、より尤度の高い状態を求めて、その結果をPATH_DATAとして出力する。
【0020】
加算比較演算セル13で計算されたメトリックは、出力(METRIC_OUT)された後、加算比較演算器1の外でフイードバックループを形成し、METRIC_INとして、再び加算比較演算器1に入力される。ここでは図示を省略したが、このフイードバックの際にオーバーフローを起こさないよう、外部で正規化する処理が行われている。
【0021】
ここで、ブランチメトリックMBとは、ビタビ復号法において、ある時刻のある状態にいるときに入力されるべき符号(理論値)と、実際の入力符号との距離を表す。ここでは、この2つの符号のユークリッド距離(ただし、軟判定の場合であって、硬判定ではハミング距離)を求めてブランチメトリックとする。例えば、硬判定で01が受信されるべき場合に受信符号が00であれば、一致が一つで+1、不一致が一つで−1、合計でMB=0となる。
【0022】
本実施形態では、2入力で受信するので、組み合わせは4通りであり、このうち半分は互いに極性が異なるだけである。
【0023】
従って、本モデルでは、2通りのブランチメトリックMBを求め、極性を反転させることですべてを求める方式を採用する。
【0024】
ブランチメトリックジェネレータ11と加算比較演算セル13の対応は、比較的複雑である。そのため、接続テーブル12での接続規則はROMで保持しており、この接続規則に基づき接続される。
【0025】
加算比較演算セル13は、ビタビ復号で用いる、トレリス線図上の合流において、生き残るパスを選択する。X番目の加算比較演算CELLは、状態0Xと状態1X(例えばX=13=”01101”であれば、0X=13=”001101”、1X=45=”101101”)のメトリックにブランチメトリックを加算して比較し、より尤度の高い方を選択して、X0とXl(先の例でいえば、X0=26=”011010”、Xl=27=”011011”)に出力する。
【0026】
例えば、X0番目のPATH_DATAは、0Xと1Xで尤度を比較して0Xを選択するなら’0’、1Xを選択するなら’1’となる。
【0027】
拘束長Kの大きさは任意であるが、今回は特にK=7を用いている。この場合は状態数が2(K−1)通り、加算比較演算セル13の数は2(K−2)個になるので、32個の加算比較演算CELLがあり、METRIC及びPATHを運ぶバスは64となる。
【0028】
▲2▼メモリユニット
メモリユニット3A〜3Dは、図3からも明らかなように、4つのブロックに分けられ、それぞれのブロックは独立する。従って、同一クロック時に書き込み1つと読み出し2つを行うことができる。
【0029】
このようにブロックに分けられるが、メモリのライトイネーブルとアドレスは制御ユニット10によって、図4に示すように制御されており、書き込み側の加算比較演算器1からは見かけ上、ひとつの大きな(32×4=128のアドレス空間を持つ)メモリと見ることができる。
【0030】
同様に読み込み側でも制御ユニット10によって、メモリユニット3A〜3Dから必要な順に読み出されるので、トレースバックユニット7としてはデータの格納場所を意識する必要がない。
【0031】
また、ここに示すように、パスメモリ1つあたりのサイズはトレースバックユニット7が一度に処理するサイズ(例では64)の半分となっている。これによりトレースバックの読み出し操作によってロックされる期間が半分で済むため、メモリの時間的な使用効率が向上する。
【0032】
そのため、本来タイミング的に64×4=256のメモリサイズを必要とするのに対し、その半分のサイズで動作を可能とする。
【0033】
▲3▼トレースバックユニット
トレースバックユニット7A,7Bでは、メモリブロック2つ分(32クロック×2)を戻りながら出力データを生成する。
【0034】
データは64ビット幅である。このデータは、制御ユニット10によって、マルチプレクサ5で適切に選択されたメモリブロックから逆順に読み出され、トレースバックユニット7に入力される。従って、トレースバックユニット7自体は後戻りや、データの選択といったことを処理する必要はなく、機械的に受け取ったデータを処理すればよい。
【0035】
この動作を、図5を参照して説明する。
【0036】
トレースバックユニット7の内部では、記憶している現状態Sの最上位ビットにパスデータのS番目のデータを作用させ、次回の状態として記憶するという動作のみを繰り返す。この動作中に使用したパスデータのS番目の値を順番に記録し、32ビットバッファリングした後、復号結果としている。
【0037】
このようにトレースバックユニット単体では、32クロック処理する毎に、32ビット出力する。しかし、そのままでは、データの後ろ側が誤りを含む可能性がある。そこで、64ビットトレースバックして、データの前側32ビットを結果として採用することにする。
【0038】
トレースバックユニット7A,7Bのそれぞれには、データが64ビットを1セットとして32クロック分ずれて入力される。従って、2つのトレースバックユニット7A,7Bは、32クロックごと交互に、しかも64クロックに一回、有効なデータを32bitずつ出力する。この結果を、後段の2入力1出力のマルチプレクサ9が正しく選択することになる。
【0039】
データが終結された場合、そのデータまでのトレースバックを処理する時に制御ユニット10は強制的に0が入力されたものとみなし動作させる信号をトレースバックユニット7に渡す。こうすることで、符号器の状態0に合うように状態を保って、トレースバックを行うことができる。
【0040】
▲4▼制御ユニット
制御ユニット10の主な役割は、アドレスの生成、メモリ管理、VALID信号の生成、終了位置の記憶、タイミング管理等である。
【0041】
制御ユニット10は、図6に示すように、内部にステートマシンとカウンタを持っており、現在の動作状態を管理している。メインカウンタにより状態の遷移、アドレスの生成などを行っている。そして、これらの状況に応じて、各ブロックに指示を与え、図3のように動作させる。
【0042】
内部の動作は次のようになる。
【0043】
(1)リセット信号を受けて、状態を初期状態INITにする。内部のカウンタや、各部のコントロール出力がクリアされる。リセット信号はすべての入力に優先し、いつでもINITステートに移行できる。
【0044】
(2)動作イネーブル信号を受け、FIRSTステートに入る。メモリの書き込み制御や、トレースバック動作を開始させる。メモリにデータが記録され始め、データの揃ったところから、トレースバックを開始する。
【0045】
(3)以後イネーブル信号は動作中、常に入力しておく。信号が一時停止する時などにOFFにすると動作を止めることができる。
【0046】
(4)出力可能になったら、LOOPステートにし、出力信号が出ていることを示すVALID信号をアクティブにする。以後LOOP状態を維持し、以後繰り返しの動作になる。
【0047】
(5)終結信号を受信したら、TERMステートに遷移し、入力の受け付けをやめ、メモリ内のデータの吐出し処理を行う。
【0048】
(6)すべてのデータを出力し終わったら、VALID信号を切り、IDLEステートに遷移する。IDLEではリセット信号によって内部がクリアされるまで、カウンタ動作が停止状態となる。
【0049】
つぎに、本実施形態によるビタビデコーダの動作を、図1および図3を参照して説明する。ここで、全体のタイミングは、制御ユニット10によってコントロールされるものとする。
【0050】
(1)受信符号は加算比較演算器1で処理され、符号器の状態遷移(パス)情報としてメモリユニット3に向かって出力される。
【0051】
ここでは拘束長K=7としており、状態数は64通りあるので加算比較演算器1からのデータは64bitの幅を持つ。
【0052】
(2)各メモリユニット3は制御ユニット10により制御されており、加算比較演算器1からの64bit幅のデータを、メモリユニット3A→メモリユニット3B→メモリユニット3C→メモリユニット3D→メモリユニット3Aの順に32クロックずつ記憶していく。アドレス指定やメモリ動作は制御ユニット10によりコントロールされる。ここで、アドレス空間は、拘束長Kの4、5倍の値を基準にして決めている。
【0053】
(3)メモリユニット3A→メモリユニット3Bにデータ(64bit幅×64クロック分)が記憶されるのを待つ(時刻0〜63)。
【0054】
(4)メモリの内容データを、書き込んだ方向と反対に、メモリユニット3B→メモリユニット3Aの順に読み出して、トレースバックユニット7Aに入力する(時刻64〜127)。
【0055】
(5)トレースバックユニット7Aは、入力(メモリユニット3B,メモリユニット3Aの内容)をもとに、64bit分戻して状態の遷移を書き出していき、元信号を求める(時刻64〜127)。
【0056】
(6)上記2.3.の過程の途中(メモリユニット3Bの分を戻り終わった時、時刻95)でメモリユニット3Cが一杯になる。この時点からメモリユニット3C、メモリユニット3Bの記憶内容を使って、トレースバックユニット7Bがトレースバック動作を開始する。
【0057】
(7)トレースバックを終了したトレースバックユニット7Aは、復号した32bitのデータを出力する。そして、この時点で、データがすべて揃ったメモリユニット3Dおよびメモリユニット3Cを使って、新たにトレースバックを開始する(時刻128)。
【0058】
(8)トレースバックユニット7Aが出力してから32クロック後、トレースバックユニット7Bの復号が終了し、32bitの出力をする。
【0059】
(9)以下、同様に上記の動作を繰り返す。トレースバックユニット7Aとトレースバックユニット7Bとが交互に出力を繰り返し、32クロック毎に32bitずつのデータが出力として得られる。
【0060】
(10)トレースバックユニット7Aとトレースバックユニット7Bは後段の2入力1出力のマルチプレクサ9で適切に選択され、1ビットづつ出力される。出力データには、その正当性を示すVALID信号を同期して出力する。
【0061】
(11)終結信号を入力すると、ビタビデコーダはデータの受付を終了し、内部データを吐出すように動作する。この間、一切の入力データを受け付けない。
【0062】
(12)データ内の終結符号を考慮しつつ、データをすべて吐出すと、アイドリング状態となり、リセット信号を待つ。
【0063】
トレースバック方式では、本来、連続的な入力データに対して間欠的にしか出力することができない。しかし、この動作説明で示した通り、本実施形態では、2つのトレースバックユニット7を持ち、交互に出力を行うため、連続的な出力が可能になる、等の効果が得られる。
【0064】
つぎに、各種入出力信号について説明する。
【0065】
入力データI、Qは軟判定を想定する。通常は3ビット程度であり、硬判定を行う場合は、1ビット程度とする。イネーブル信号は、入力データに同期して入力する。Highの場合にデータを認識して演算を行う。クロック信号は、その速さが、データレートと同じものを入力する。リセット信号は、すべての入力信号に優先して処理される。データ終結信号は、通常Lowを出力し、データパケットの終了後にHighを入力する。これ以降は、内部でデータの終臨処理および、データの吐出し処理を行うため、この間はリセット信号のみを受け付け、入力データ信号はすべて無視される。
【0066】
パンクチャド用ダミー入力信号は、I入力信号、Q入力信号に対応し、ビットを立てると、その時刻のデータのメトリック計算を行わないようにする。これはパンクチャド符号を想定したもので、符号化率を上げるためにデータが抜き取られて穴になっているものを受信したときに用いられる。出力データとしては、ビットが出力される。
【0067】
出力正当性表示(VALID)信号は、出力データに同期して変化する。VALIDがアクティブのときの出力データのみが有効となる。
【0068】
つぎに、データの入力順序を、図7を参照して説明する。
【0069】
(1)まず、ビタビデコーダにリセット信号Highを入力する。リセット信号はクロックに同期し、内部の状態を初期状態に戻す。リセットがLowに戻ると、データ受付状態となり、復号が開始できる。
【0070】
(2)イネーブル信号ENを伴うデータのみが、ビタビデコーダで認識されて、処理される。
【0071】
(3)データの内部処理が終わると、順次、VALID信号を伴ってデータが出力される。
【0072】
(4)イネーブルがアクティブか否かに関わらず、終結信号TERMがアクティブになると、吐出し処理を開始する。これ以後のデータは認識しない。
【0073】
(5)内部に貯まっていたデータをすべて吐出し終わると、ビタビデコーダは、VALIDをLowに落とし、アイドリング状態となる。そして、再びリセットがかかるまで休止する。
【0074】
本実施形態によれば、2つのトレースバックユニット7を交互に動作させるため、連続的な出力が可能になる。また、トレースバック式の復号を行うのでパスメモリのサイズが小さくて済む。
【0075】
トレースバック方式を採用したため、最も尤度の高いものを求めるたびにメモリ内の値を全て変える必要が無いので、処理や演算のコストが小さくて済む。従来、3つ以上のトレースバックユニットを持つのに対し、その数を2つに減らすことができる、等の効果が得られる。
【0076】
以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は、これに限定されるものでないことは明らかである。
【0077】
【発明の効果】
本発明では、2つのトレースバックユニットを交互に動作させるため、連続的な出力が可能になる。また、トレースバック式の復号を行うのでパスメモリのサイズが小さくて済む等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるビタビデコーダの一実施形態を示すブロック図である。
【図2】加算比較演算器の構成図である。
【図3】トレースバックの動作説明図である。
【図4】メモリアクセスを示す図である。
【図5】トレースバックユニットを示す図である。
【図6】制御ユニットを示す図である。
【図7】データ入力順序を示す図である。
【符号の説明】
1 加算比較演算器
3A〜3D メモリユニット
5A,5B 4入力1出力のマルチプレクサ
7A,7B トレースバックユニット
9 2入力1出力のマルチプレクサ
10 制御ユニット

Claims (3)

  1. ブランチメトリックを求めてその大小を比較し、パスの候補を出力する加算比較演算器と、このパスを記憶する4つのメモリユニットと、パスメモリを後戻りしてパスを確定する2つのトレースバックユニットと、上記メモリユニットからこのトレースバックユニットに適切なデータが出力されるようにデータの流れを制御する4入力1出力の2つのマルチプレクサと、上記メモリユニット、トレースバックユニットおよびマルチプレクサコントロールする制御ユニットとを備え、上記トレースバックユニットが交互に出力し、連続して出力を得る構成とし
    上記2つのトレースバックユニットからの出力を交互に選択する2入力1出力のマルチプレクサを有したことを特徴とするビタビデコーダ。
  2. ブランチメトリックを求めてその大小を比較し、パスの候補を出力する加算比較演算器と、このパスを記憶する4つのメモリユニットと、パスメモリを後戻りしてパスを確定する2つのトレースバックユニットと、上記メモリユニットからこのトレースバックユニットに適切なデータが出力されるようにデータの流れを制御する4入力1出力の2つのマルチプレクサと、上記メモリユニット、トレースバックユニットおよびマルチプレクサコントロールする制御ユニットとを備え、上記トレースバックユニットが交互に出力し、連続して出力を得る構成とし
    上記加算比較演算器からのパス情報のデータを4つのメモリユニットに対して適宜なクロック数分のデータ数ずつ格納し、上記メモリユニットの内の、2つのメモリユニットから逆順にデータを読み出して、一方のトレースバックユニットに渡してパス確定し、上記メモリユニットの内の、1つのメモリユニットとそれとクロック数分だけ遅れた期間のデータを記憶しているメモリユニットとから逆順にデータを読み出して、他方のトレースバックユニットに渡してパス確定し、これらトレースバックユニットからの出力を、2入力1出力のマルチプレクサで交互に選択する構成としたことを特徴とするビタビデコーダ。
  3. 上記トレースバックユニットは2つのメモリユニット分のデータ数だけ処理し、その半分のデータ数だけを出力データに採用することを特徴とする請求項記載のビタビデコーダ。
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