JP4422573B2 - 霍山デンドロビーコーリイス抽出物及びその調製方法 - Google Patents

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本発明は網膜黒色素上皮(retinal pigment epithelium;RPE)調製制御する細胞作用を有する抽出物及びその製造プロセスに関し、特に、霍山デンドロビーコーリイス抽出物及びその製造プロセスに関する。
目前民間で最も高貴な眼科用中国薬草はデンドロビーコーリイス(Dendrobii Caulis)であり、このデンドロビーコーリイスは蘭利植物に属し、その薬用部位は茎である。甘味な味わいがあるとともにやや塩辛くできている。ある一部の中国薬物写本にはデンドロビューム種類が例えばだ液分泌障害、胃病、及び眼科障害の病気の治療に効果あることが開示されている。我々の前の研究調査の経験によればデンドロビーコーリイスは最も薬効のあるものである。
RPE細胞は網膜の最外層に位置し、ブルチ氏膜(Bruch’s membrance)とフォトリセプタとの間に配列して一個の単層細胞(1) を形成している。RPE細胞の頂端の長軟毛状突起(villous processes)はフォトリセプタの外段と互いに接触し、その底端には多くのブルチ氏膜を透過して脈絡膜と緊密に連接したベイサル インホルディングがある。これは効果的に脈絡膜及び網膜神経層の有毒物質及び代謝物を清除又は輸送するので、RPE細胞も非常に重要な網膜血管バリア(blood-retinal barrier)を構成する。
他にRPEも光線を吸収する機能を有する外に、呑噬桿状細胞及び錐状細胞が光線の刺激を受けて脱落した外節(rod outer segments;ROS)、呑噬体(phagosome)の分解、細胞外基質(extracellular matrix)とメラニンとの合成、フォトリセプタの外段の再生時に必要な物質の提供、ビタミンAの貯存と運送、ロードプシンの合成、網膜の接着力…等の作用と関連する。統計によれば、ラットの一個RPE細胞は一日に25,000個の桿状細胞及び錐状細胞が光線の刺激を受けて脱落した外節を清除しなければならない。これはこのように頻繁な呑噬機能の重要性を物語るものである(2) 。RPE細胞の正常な呑食作用は網膜中のフォトリセプタの健康の維持に対して頗る大きな関連性を有するので、一旦呑食機能が低下すると、フォトリセプタの退化(degeneration)を来す(3) 。それはRPE細胞は年齢の増加に従って死亡又は他所に遊離するので、たとえ老化したRPE細胞がなお呑噬能力を有するとしても、その消化吸収(digestion)の能力はもう明らかに低下している(4) 。1995年Panda-Jonas等の人達は既に人のフォトリセプタは年毎に0.2−0.4%損失すると共に、桿状細胞の損失は錐状細胞損失よりも多いと指摘している(5) 。これは老年人の視力減退及び病気の発生を来すので、RPE細胞機能の維持は視覚系統に対してすこぶる重要である。
また、ニトリックオキサイド(NO)は性質が不安定で半衰期が僅数秒しかない小分子ガス(6) であるが、多種の生理機能を有している。このニトリックオキサイド(NO)は電気中性であるので自由に細胞膜を透過して進出することが出来る(7) 。他方、ニトリックオキサイドはアンペアドエレクトロンを有しているので、フリーラジカルに類似して高度の反応力を有し、一旦形成すると迅速に細胞膜を通過して作用を生ずる(8) 。免疫系統においては、ニトリックオキサイドは細胞毒性を防禦及び制御する役目を果す。そして血管系統においては、ニトリックオキサイドはいわゆる内皮細胞弛緩因子(EDRF)であり、中枢神経系統において神経伝導物質(Neurotransmitter)(7) として作用する。
ニトリックオキサイドはニトリックオキサイドシンターゼ(nitric oxide synthase;NOS)において、L−アルギニンをL−シトルリンに転変する過程中で釈放されるが、目前に至るまで、詳細なるニトリックオキサイド合成機制はまだ完全に明白に知られていない。ニトリックオキサイドシンターゼには3種の異構体(isoforms)があり、その中neuronal NOS及びendothelial NOSは基本型でありcNOSと略称する。その活性としてカルシウムイオンCa++及びカルモジュリン(calmodulin)の調節を受けて発生するニトリックオキサイドはnM(10-9M)グレードに属する。第3種はimmunologic NOSであって可誘導型(inducible form)に属しiNOSと略称する。しかしながらその活性はCa++及びカルモジュリンの調節を受けず、発生したニトリックオキサイドはmM(10-6M)グレードに属する。その中、cNOS及びiNOSのジーンは不同染色体上に位置する(人類ならば、endothelial on chromosome7,Neuronal on chromosome12,iNOS on chromosome17)(8,9)
現在既に網膜中の網膜神経細胞(retinal neuron)、RPE細胞、無軸突細胞及び神経節細胞(amacrine and ganglion cells)、粘質細胞(Muller cells)等、いずれもニトリックオキサイドシンターゼ(NOS)の存在があることを発見した。かつ現在に至るまで、既にニトリックオキサイドが生理及び病理状態においていずれも重要な役割を演ずると共に目の機能関係と密接であることが裏付けられた(10)。1994年、Kurenny等の人達はニトリックオキサイドはフォトリセプタ上のvoltage-gated ion channelの機能を有していることを指摘した。したがって、ニトリックオキサイドは光線情報の伝送と関連する可能性があることが推測された(11)。1993年、Deussen等の人達は基礎環境(basal condition)又は局所貧血(ischemia)下においてニトリックオキサイドは網膜血流量の制御能力を有することを発見した(12)。Tilton等の人達もニトリックオキサイドは糖尿病により引起された網膜内血管の受けた損失の程度を調節するのが可能であることを指摘した(13)。そして1994年、Goureau等の人達は網膜神経膠質細胞(retinal glial cells)及び網膜色素上皮細胞がLPS,IFN−γ,TNF−αの刺激を受けるとニトリックオキサイドシンサターゼの表現を促進し、ひいてはニトリックオキサイドを大量生産すると指摘している。これから分るように、ニトリックオキサイドは網膜が発炎又は感染を受けた場合は、防禦、保護の役目を果すことができる(14)。しかしながら、目前に至るまで、cNOSの視覚リセプタにおける位置及び特性はまだいささか明白でない所があり、ある文献では視覚リセプタ本体にはcNOS活性があると指摘しているが、他の文献では視覚リセプタ外段にこそcNOS活性があり、ニトリックオキサイドを生ずることにより光線の伝導、神経突触の信号伝送、生理状態下又は欠血状態下における網膜の血流量等を調節することが出来る(10)。iNOSの活性も網膜のある細胞中に表現されており、例えばRPE細胞及び粘質細胞等では、文献に培養牛の網膜色素上皮細胞において、もしIFN−γ,LPS,TNF−αの刺激後約12hr経過すれば大量なニトリックオキサイドを生ずると共に、少くとも96hr持続すると指摘している(15)。細胞激素(cytokines)のRPE細胞のiNOS活性上における影響はすこぶる複雑であり、例えばbovine RPEにあっては、LPS及びIFN−γ又はTNF−αの刺激が需要であり、この刺激があってから大量のニトリックオキサイドを生ずることが出来る。そしてbFGFはNOSを抑制する作用を有し、TGF−βはいくらかの促進作用を有している(18)。また人類RPE細胞にあっては、必ずInterleukin−1βの刺激があってから始めて大量のNOを生ずることができ、LPSは影響がなく、TGF−βは明らかにニトリックオキサイドを生ずることを抑制することができる。
細菌の感染を受けた場合、iNOSの表現はその釈放されたニトリックオキサイドが侵入した微生物を殺菌することで有利であるが、その反面、ある状況下ではニトリックオキサイドを余り多量に生ずると却って自体免疫病(autoimmune disease)又は敗血性ショックを招いてしまう。1994年、Tilton等の人達はニトリックオキサイドが眼底の発炎反応と関係があることを説明するための第1の証拠を提出したが、本出願人はiNOS inhibitorが内毒素(endotoxin)により引起された葡萄膜炎を阻断できることを発見した(18)。Goureau等の人達はIFN−γ及びLPSで処理して大量のニトリックオキサイドを発生させるが、この作用はaFGF,bFGFに抑制されると指摘し、かつ、iNOSにおける表現であってiNOS mRNAの安定性を抑制するのでないと指摘したので、本出願人はFGFは内毒素又は細胞激素(cytokines)により引起された傷害を免れるように保護できるものであると推測した(19)。他に1994年、Becguet等の人達の研究において、牛のRPE細胞を培養した時SIN−1(NOの供給者とする)を添加又は細胞激素を利用し細胞を刺激して大量なニトリックオキサイドを発生させると、RPE細胞の呑食活性が抑制され、このような作用はニトリックオキサイドスカンベンジャ(例えばhemoglobulin)又はL−アルギニン類似物により回復され、かつ、cGMPと関連しないと指摘した。これから分るように、iNOSは網膜においても免疫調節の役目を果している。
よく見られる網膜変性は糖尿病により引起された網膜血管新生(proliferative diabetic retinopathy)、増殖性網膜変性(proliferative vitreoretinopathy)及び老年性黄斑部変性(Aged-macular degeneration)等があり(20)、そして網膜変性はあらゆる眼科病気において最も治療しにくいものである。高血糖(hyperglycemia)が糖化作用(glycation)の発生を加速して高度糖化最終生成物(advanced glycation end products;AGEs)を生ずることは、ずっと糖尿病後期に引起された各種の血管、神経併発症と密接に関連していると認定されている(21-25)。AGEは還元糖(reducing sugar)のアルデヒド基又はケトン基と蛋白質のプライマリーアミノ酸とが、非酵素の作用を経由して不安定なシッフ塩基(schiff base)を生じ、更にアマドリ転位(Amadori rearrangement)によりアマドリ生成物を生じるように形成されている(26)。既知の非酵素作用は非可逆反応であって大抵半衰期の長い蛋白質上に発生しているので(27)、AGEの形成により蛋白質架橋(cross-linking)を来たした後、蛋白質を蛋白酵素(protease)に対して抗性を発生させるので、AGEの累積は老化の標記である(28,29)。年齢の増加に従って脳部の錐状神経・ブルチ氏膜(Bruch’s membrane)、コラーゲン中のAGEの含有量も上昇する。非酵素糖化作用の速率は初級反応を呈し、反応速率は還元糖及び蛋白質の濃度により決定される。糖尿病患者の血糖濃度は一般健康人に比べて高いので、もっと糖化作用の発生を加速する。糖尿病が動脈粥状硬化を加速し、腎臓を損傷し(25)、血管を傷み、神経が変質(26)し、網膜変性及び糖尿病患者健康者よりも中風にかかり易いのは(30)いずれもAGEと直接的に関連する(26,28,29)。糖尿病が赤血球の集合を来すのは、主としてアルブミンが糖化された後第3の構造改変を来すことにより抗集合(anti-aggregation)の機能が喪失することにある(22)。なお研究によれば、糖尿病が腎臓糸球体疎通性の改変を誘発するのはアルブミンが糖化したからであっ
て、腎臓糸球体基膜(glomerular basement membrane)の糖化ではない(23)。Poduslo等の人達も1994年に、糖化した蛋白質はその疎通血脳バリア(blood brain barrier)の能力を増加すると指摘した。
AGEで細胞表面上のいくらかのリセプタ、蛋白質と結合できるものとして、目前既にスカベンジャリセプタ第1型及び第2型、AGEのリセプタ(RAGE,the receptor for AGE),OST−48(AGE−R1),80K−H phosphoprotein(AGE−R2)及びgalectin−3(AGE−R3)が知られている(32)。また、モノサイト、マクロ食細胞、内皮細胞、神経膠細胞…等にはいずれもAGEリセプタが発見されている。そして細胞がAGEに活性化されると、常に細胞外基質蛋白質(extracellular matrix protein)、血管付着分(Vascular adhesion molecules)、及び生長因子(growth factor)表現量を増加させ、不同の細胞種類及び情報伝達に従って、走化性(chemotaxis)、血管新生(angiogenesis)、酸化圧力、細胞増性、細胞プログラム死亡(programmed cell death)を伴う(34)。既に、人類脳部の各種細胞表現が不同一の高度糖化終産物リセプタはAGEを清除することが出来るが、この能力が喪失すると、細胞外AGEの累積を来し、中枢神経系統の発炎反応を誘発することが知られている。AGEはRPE細胞の網膜血管内皮細胞生長因子(retinal vascular endothelial growth factor)(21)、及びPDGF−β(34)の表現量を増加させることができる。このAGEは老化過程において重要な役割を演ずるので、われわれは糖化アルブミンで一個の病理モデルとして新しい研究と探索が行えることを希望している。
HGF/SF(Hepatocyte growth factor)は肝臓でもっとも重要な生長因子であり、60KDaの重連鎖(α chain)及び30KDaの軽連鎖(β chain)をジスルフィド結合で連接することにより構成されている。体内で合成したばかりのHGF/SFはprepro HGF/SFであって、酵素を介して改修した後異双形式(heterodimeric form)に形成してから始めて生物活性を有する。HGFは多機能の生長因子であり、組織修理及び器官再生において重要な役割を演ずる。HGFは体内における分布が十分に広く、その中肝臓の産量が最大であり、次に、膵臓、胸線、血液、小腸、胎盤…等に見られる(35)。1996年、眼の組織、例えば涙液、涙線、及び角膜中にHGF/SF又はHGF/SFリセプタの存在が発見され、これによりHGF/SFには眼内に調節制御の役を演ずる特徴があることが認められた(36)。1998年He等の人達は更に網膜色素上皮細胞には同時にHGF及びHGFリセプタ(c−Met)を有しているばかりでなく、c−Metのチロシン加燐酸化反応もずっと持続して表現しているので、HGFの網膜色素上皮細胞に対して言えば、一個自体作用(self-stimulation function)の生長因子であり、かつ、網膜発育(37)、傷口治癒及び網膜血管新生と関連する(38)。上記の内容から分るように、RPEの促進又は抑制を問わず、細胞活性の影響因子はいずれも目前すぐ了解及び突破しなければならない分野である。
要するに、RPE細胞は網膜発育及びその関連する調節制御上非常に重要な役割を演じているので、間接的にRPE細胞と関連する機制を把握制御するために如何にRPE細胞の活性を調節制御するかは既に今日の関連研究の重要課題となっている。
したがって、本出願人は上記先行技術の欠点に鑑み、鋭意試験と研究とを重ねた結果、ついに本発明の「霍山デンドロビー抽出物及びその調製方法」を案出した。
本発明の目的は、水溶性有機溶剤又は該水溶性有機溶剤と水との混合物によりデンドロビーコーリイス植物を抽出した、生理活性を有する霍山デンドロビーコーリイス植物抽出物を提供することにある。
上記アイディアによれば、該水溶性有機溶剤は含炭素数が1〜8に介するアルコール類、アルキル類又はエステル類である。
上記アイディアによればその中のアルコール類はメタノール又はエタノールである。
上記アイディアによれば、該抽出物は網膜黒色素上皮細胞(retinal pigment epithelium cell;RPE)を促進する作用を有する。
上記アイディアによれば、該抽出物は生物体中の高度糖化終産物(advanced glycation end product;AGE)含有量を減少する作用を有する。
また、本発明も生理活性を有する組成物を提供したがこの組成物は生理受容性を有するキャリヤ(physilogically acceptable carrier)及び前記いずれかの項に記載された抽出物又は該抽出物の同分異物(isomer)を含んでいる。
上記アイディアによれば、該生理活性を有する組成物は薬理活性を有する組成物である。
上記アイディアによれば、該生理受容性を有するキャリヤは薬理活性を有するキャリヤである。
上記アイディアによれば、該生理活性を有する組成物は心血管病に対して薬理活性を有する組成物である。
上記アイディアによれば、該心血管病は動脈硬化、血管損傷及び中風からなる群より選ばれたものであり、ただし、これら群組に限定されない。
上記アイディアによれば、該生理活性を有する組成物は神経変性に対して薬理活性を有する組成物である。
上記アイディアによれば、該神経変性は網膜神経細胞変性、RPE細胞変性、無軸突細胞変性、視神経節細胞変性、粘質細胞変性、網膜神経膠質変性及び脳部錐状神経変性からなる群より選ばれたものであり、ただし、これら群組に限定されない。
上記アイディアによれば、該生理活性を有する組成物は腎臓病に対して薬理活性を有する組成物である。
上記アイディアによれば、該腎臓病は腎臓糸球体変性及び腎臓糸球体基膜変性からなる群より選ばれたものであり、ただし、これら群組に限定されない。
上記アイディアによれば、生理活性を有する組成物は眼疾に対して薬理活性を有する組成物である。
上記アイディアによれば、該眼疾は葡萄膜炎、網膜血管新生、増殖性網膜変性、フォトリセプタ退化、網膜発炎及びブルチ氏膜変性からなる群より選ばれたものであり、ただし、これら群組に限定されない。
上記アイディアによれば、該生理活性を有する組成物は膵臓病に対して薬理活性を有する組成物である。
上記アイディアによれば、該膵臓病は糖尿病及びその併発症からなる群より選ばれたものであり、ただし、これら群組に限定されない。
上記アイディアによれば、該生理活性を有する組成物は自体免疫病(autoimmune disease)又は敗血性ショックに対して薬理活性を有する組成物である。
本発明はまた水、水溶性有機溶剤、又は水と該水溶性有機溶剤の混合物により植物を抽出するステップを備えた霍山デンドロビーコーリイス植物抽出物の方法を提供した。
上記アイディアによれば、該水溶性有機溶剤は含炭素数が1〜8に介するアルコール類、アルキル類又はエステル類の中の一つである。
上記アイディアによれば、該アルコール類はメタノール又はエタノールである。
本発明にはまた植物抽出物を調製する方法が提供され、(a)第1のアルコール類で該植物を抽出して第1のアルコール類抽出物を生ずるステップと、(b)水とアルキル類で同時に該第1のアルコール類抽出物を抽出して第1の水層抽出物及びアルキル類抽出物を生ずるステップと、(c)エステル類で該水層を抽出してエステル抽出物及び第2の水層抽出物を生ずるステップと、(d)第2のアルコール類で該第2の水層抽出物を抽出して第2のアルコール類抽出物及び第3の水層抽出物を生ずるステップと、を備えてなる。
上記アイディアによれば、該植物は蘭科植物である。
上記アイディアによれば該蘭科植物はジイナスデンドロビウムに属する。
上記アイディアによればステップ(a)はさらにa1)該植物の乾物質を提供するステップと、a2)粉砕機で乾物質を磨潰すステップと、a3)該第1のアルコール類で磨潰された該物質を抽出して第1のアルコール類抽出物を得るステップとを備えてなる。
上記アイディアによれば、該第1のアルコール類の含炭素数は1〜8である。
上記アイディアによれば、該第1のアルコール類はメタノール又はエタノールである。
上記アイディアによれば、該第2のアルコール類は含炭素数1〜8のアルコール類である。
上記アイディアによれば、該第2のアルコール類はブタノール又はn−ブタノールである。
上記アイディアによれば、ステップ(b)はさらにb1)減圧、濃縮、吸気等で第1のアルコール類抽出物を乾燥するステップを備えている。
上記アイディアによれば、該アルキル類抽出物はn−ヘキサン抽出物である。
上記アイディアによれば、上記ステップ(c)は更にc1)該エステル類抽出物を乾燥するステップと、c2)ヘキサンとメタノールで乾燥した後の該エステル類抽出物を抽出してヘキサン抽出物とエタノール抽出物を生ずるステップとを備えてなる。
上記アイディアによれば、該ヘキサン抽出物は減圧、濃縮、吸気等のステップを介して乾燥される。
上記アイディアによれば、該エステル類はエチルアセテートである
上記アイディアによれば、該方法は更に(e)色層分析法で該第2のアルコール類抽出物を色層分析して名称をDCMPbL6,7と名付けた第1の溶出物を得るステップと、(f)第1の溶出剤で該DCMPbL6,7を溶出して第2の溶出物を得るステップとを備えてなる。
上記アイディアによれば、該ステップ(e)は第2の溶出剤により実施される。
上記アイディアによれば、該第2の溶出剤は体積比が1:1のメタノールと水との混合物により組成される。
上記アイディアによれば、該第1の溶出剤はイソプロパノールと水とを体積比20:80で組成した混合物であり、該第2の溶出物はDCMPbL6,7D2と名付けられる。
上記アイディアによれば、該DCMPbL6,7D2は、さらに、メタノール/水/酢酸を体積比30:65:1にて組成した混合物で色層分析を行うことにより第3の溶出物DCMPbL6,7D2H2を生ずる。
上記アイディアによれば、該第1の溶出物はイソプロパノールと水とを体積比30:70にて組成した混合物であり、そして該第2の溶出物の名称はDCMPbL6,7D3と名付けられる。
上記アイディアによれば、該DCMPbL6,7D3は更に一個のメタノール/水/酢酸を体積比40:60:1にて組成した混合物で色層分析を行うことにより第4の溶出物DCMPbL6,7D3H3を生ずる。
上記アイディアによれば、該第1の溶出剤はイソプロパノールと水とを体積比40:60にて組成した混合物であり、そして該第2の溶出物の名称はDCMPbL6,7D4と名付けられる。
上記アイディアによれば該DCMPbL6,7D4はさらに一個のメタノール/水/酢酸を体積比45:55:1にて組成した混合物で色層分析を行うことにより第5の溶出物DCMPbL6,7D4H3を生ずる。
さらには、本発明も前記方法により生じた各抽出物であるいずれかの他種のデンドロビーコーリイス植物抽出物を提供する。
上記アイディアによれば、該植物抽出物は網膜黒色素上皮細胞(retinal pigment epithelium cell;RPE)を促進する作用を有する。
上記アイディアによれば、該抽出物は生物体中の高度糖化終産物(advanced glycation end product;AGE)含有量を減少する作用を有する。
また、本発明も生理活性を有する組成物を提供した。この組成物は生理受容性を有するキャリヤ及び前記植物抽出物又は該抽出物の同分異物(isomer)を備えている。
上記アイディアによれば、該生理活性を有する組成物は薬理活性を有する組成物である。
上記アイディアによれば、該生理受容性を有するキャリヤは薬理活性を有するキャリヤである。
上記アイディアによれば、該組成物は下記の心血管病、神経病、腎臓病、肝臓病、眼疾及び自体免疫病等の病気からなる群より選ばれたいずれかの、薬理反応を有する医薬組成物である。
上記アイディアによれば、該病気は動脈硬化、血管損傷、中風、網膜神経細胞変性、RPE細胞変性、無軸突細胞変性、視神経節細胞変性、粘質細胞変性、網膜神経膠質細胞変性、脳部錐状神経変性、腎臓糸球体変性、腎臓糸球体基膜変性、葡萄膜炎、網膜血管新生、増殖性網膜変性、老年性黄斑変性、フォトリセプタ退化、網膜発炎、ブルチ氏膜変性、糖尿病及びその併発症及び敗血性ショックからなる群より選ばれた病気である。
本発明は他に別種の組成物である、前記得られた該第2の溶出物を提供した。
上記アイディアによれば、該組成物は網膜黒色素上皮細胞(retinal pigment epithelium cell;RPE)を促進する作用を有する。
上記アイディアによれば、該組成物は生物体中の高度糖化終産物(advanced glycation end product;AGE)含有量を減少する作用を有する。
また、本発明も生理活性を有する組成物を提供した。この組成物は生理受容性を有するキャリヤ及び前記の組成物又は該組成物の同分異物(isomer)である。
上記アイディアによれば、該生理活性を有する組成物は薬理活性を有する組成物である。
上記アイディアによれば、該生理受容性を有するキャリヤは薬理活性を有するキャリヤである。
上記アイディアによれば、該組成物は下記病患組からなる群より選ばれたいずれかの病気の薬理反応を有する医薬組成物であり、この病患群組は心血管病、神経病、腎臓病、肝臓病、眼疾及び自体免疫病を含んでいる。
上記アイディアによれば、該病気は動脈硬化、血管損傷、中風、網膜神経細胞変性、RPE細胞変性、無軸突細胞変性、視神経節細胞変性、粘質細胞変性、網膜神経膠質細胞変性、脳部錐状神経変性、腎臓糸球体変性及び腎臓糸球体基膜変性、葡萄膜炎、網膜血管新生、増殖性網膜変性、老年性黄斑変性、フォトリセプタ退化、網膜発炎、ブルチ氏膜病変、糖尿病とその併発症及び敗血性ショックからなる群より選ばれたものである。
本発明も前記得られた該第3の溶出物である化合物を提供した。
上記アイディアによれば、該化合物は網膜黒色素上皮細胞(retinal pigment epithelium cell;RPE)を促進する作用を有する。
上記アイディアによれば、該化合物は生物体中の高度糖化終産物(advanced glycation end product;AGE)含有量を減少する作用を有する。
また、本発明も別の生理活性を有する組成物を提供したがこの組成物は生理受容性を有するキャリヤ及び前記いずれかの項に記載された化合物又は該化合物の同分異物(isomer)を含む。
上記アイディアによれば、該生理活性を有する組成物は薬理活性を有する組成物である。
上記アイディアによれば、該生理受容性を有するキャリヤは薬理活性を有するキャリヤである。
上記アイディアによれば、該組成物は下記病患組からなる群より選ばれたいずれかの病気の薬理反応を有する医薬組成物であり、この病患群組は心血管病、神経病、腎臓病、肝臓病、眼疾及び自体免疫病を含んでいる。
上記アイディアによれば、該病気は動脈硬化、血管損傷、中風、網膜神経細胞変性、RPE細胞変性、無軸突細胞変性、視神経節細胞変性、粘質細胞変性、網膜神経膠質細胞変性、脳部錐状神経変性、腎臓糸球体変性及び腎臓糸球体基膜変性、葡萄膜炎、網膜血管新生、増殖性網膜変性、老年性黄斑変性、フォトリセプタ退化、網膜発炎、ブルチ氏膜変性、糖尿病及びその併発症、及び敗血性ショックからなる群より選ばれたものである。
本発明はまた前記得られた該第4の溶出物である組成分を提供した。
上記アイディアによれば、該組成物は網膜黒色素上皮細胞(retinal pigment epithelium cell;RPE)を促進する作用を有する。
上記アイディアによれば、該組成物は生物体中の高度糖化終産物(advanced glycation end product;AGE)含有量を減少する作用を有する。
また本発明も他種の生活活性を有する組成物を提供したがこの組成物は生理受容性を有するキャリヤ及び前記組成分又は該組成分の同分異物(isomer)を含んでいる。
上記アイディアによれば、該生理活性を有する組成物は薬理活性を有する組成物である。
上記アイディアによれば、該生理受容性を有するキャリヤは薬理活性を有するキャリヤである。
上記アイディアによれば、該組成物は下記病患組からなる群より選ばれたいずれかの病気の薬理反応を有する医薬組成物であり、この病患群組は心血管病、神経病、腎臓病、肝臓病、眼疾及び自体免疫病を含んでいる。
上記アイディアによれば、該病気は動脈硬化、血管損傷、中風、網膜神経細胞変性、RPE細胞変性、無軸突細胞変性、視神経節細胞変性、粘質細胞変性、網膜神経膠質細胞変性、脳部錐状神経変性、腎臓糸球体変性及び腎臓糸球体基膜変性、葡萄膜炎、網膜血管新生、増殖性網膜変性、老年性黄斑変性、フォトリセプタ退化、網膜発炎、ブルチ氏膜変性、糖尿病とその併発症、及び敗血性ショックからなる群より選ばれたものである。
さらに、本発明はまた前記得られた該第5の溶出物である組成分を提供した。
上記アイディアによれば、該組成分は網膜黒色素上皮細胞(retinal pigment epithelium cell;RPE)を促進する作用を有する。
上記アイディアによれば、該組成分は生物体中の高度糖化終産物(advanced glycation end product;AGE)含有量を減少する作用を有する。
また本発明も他種の生理活性を有する組成物を提供したが、この組成物は生理受容性を有するキャリヤ及び前記組成分又は該組成分の同分異物(isomer)を含んでいる。
上記アイディアによれば、該生理活性を有する組成物は薬理活性を有する組成物である。
上記アイディアによれば、該生理受容性を有するキャリヤは薬理活性を有するキャリヤである。
上記アイディアによれば、該組成物は下記病患組からなる群より選ばれたいずれかの病気の薬理反応を有する医薬組成物であり、この病患群組は心血管病、神経病、腎臓病、肝臓病、眼疾及び自体免疫病を含んでいる。
上記アイディアによれば、該病気は動脈硬化、血管損傷、中風、網膜神経細胞変性、RPE細胞変性、無軸突細胞変性、視神経節細胞変性、粘質細胞変性、網膜神経膠質細胞変性、脳部錐状神経変性、腎臓糸球体変性及び腎臓糸球体基膜変性、葡萄膜炎、網膜血管新生、増殖性網膜変性、老年性黄斑変性、フォトリセプタ退化、網膜発炎、ブルチ氏膜変性、糖尿病とその併発症、及び敗血性ショックからなる群より選ばれたものである。
本発明の霍山デンドロビーコーリイス抽出物及びその製造プロセスは以下の実施例の説明により十分に了解が得られると共に、本技芸に熟知せる当業者によりこれに基づいて実施され得る。しかしながら、本発明の実施の形態は下記の実施例に限定されない。
(1)網膜色素上皮細胞の培養
屠牛場から牛眼を取得し、ヨード酒で外表を消毒してから再度燐酸緩衝液(PBS)で二回洗滌し、解剖して水晶体、ガラス体、網膜等を除去した後、0.1%EDTAで40分間処理し、さらに5%トリプシンで15分間処理して円形鉗子で軽く圧し、吸管で軽吸数回後単一のRPE細胞を得た。溶液を吸出して10%の胎牛血清(fetal calf serum;FCS)の培養液(Dulbecco’s modified Eagle’s medium;DMEM)中に置き、37℃において5%CO2 飽和湿度の培養箱中で培養する。5〜6日毎に新培養液を取替え、いっぱいに生長したら0.05%トリプシン及び0.02%のエチレンジアミンテトラ酢酸で継続処理する。本実験は主として第5代、第6代で生物活性のテストを進行する。
(2)ROSの調製
屠牛場から新鮮な牛眼を取得し、氷上で30分間照光した後先ずヨードで外表を消毒し次にハンク氏バッファで二回洗滌した。次に解剖して水晶体、ガラス体を除去し、網膜を小砕片に鋏み切って20%のシュクロースを含有した20mM Tris−HCl溶液中に置き、4℃の氷箱で3時間撹拌して、それぞれNo.300,220,110,74,53,10メッシュの濾過膜で濾過する。濾液中の細胞数を計算し、管毎に1×108 ROS細胞を分装し−20℃の氷箱に置いて保存させる。
(3)FITC−ROSの調製
ROS解凍後除去した上澄液を取出し、700ml(含10%シュクロース)の硼酸塩緩衝液(pH8.0)を添加して混和した後、再度ROSの1/1000重量の蛍光物質fluorescein isothiocyanate(FITC)粉末を添加して、4℃の温度において1.5時間回転した。含20%シュクロースの20mMトリス−アセテート(pH7.2)を利用してROSと混和してないFITCを洗滌して除去し、10000rpmで10分間遠心し、数回重複して再度シュクロースのDMEM中に溶解した。
(4)網膜色素上皮細胞呑食機能の測定
RPE細胞を5×104 cells/mlに調製して200mlを96ウエルプレート中に吸取らせ、いっぱいに生長した後新培養液を取替え、さらに不同濃度のテスト用薬物20mlを各ウエルに添加すると共に胎牛血清の含量を2%〜5%間に置かさせ、48時間培養した後、50mlの2×107 FITC−ROS/mlを各ウエル中に添加して4時間培養した。
しかる後、上澄液を清除すると共に2.5%シュクロース/PBSで数回洗滌し、最後に100μl PBSを添加して、細胞蛍光測定機Cyto-Fluorometer(Ex filter:485/20nm,Em filter 530/25nm)を利用して、RPE表面に粘着されかつ呑食されたFITC−ROS量を測定した。各ウエルに5mlのFluro Quenchを添加し、培養箱中で1時間反応後その蛍光読値を測定し呑食されたFITC−ROS量とした。
(5)網膜色素上皮細胞ニトリックオキサイド生成の測定(DAN assay)(39)
100ml細胞培養上澄液に50mlの2,3−ジアミノナフタリン(DAN)を添加して室温中で十分間作用した後、25mlの2.8NのNaOHを添加して反応を中止させ、さらに細胞蛍光測定機(Cyto-Fluorometer2300(基態360±40nm、激態400±40nm)で測定した。得られた値は既知濃度、亜硝酸ナトリウム(NaNO2 )により作り出された標準曲線からニトリックオキサイド濃度を換算して算出したものである。
(6)網膜色素上皮細胞リボヌクレイン酸(RNA)の調製
網膜色素上皮細胞を100mm培養盤(1×106 cells in DMEM+10%FCS)で培養し、いっぱいに生長した後新培養液(含2.5%FCSのDMEM)に取替え、霍山デンドロビーコーリイス化学溶媒分層法の区分物を0.1μg/ml添加し、48時間培養した。先ず培養液を除去し、凍り付いたPBS緩衝液で二回洗滌した後、1ml/105 −106 cellsのRNA zol TMB添加し5分間静置した。次にこそぎ杓で細胞を組織培養盤の上から下へ刮ぎ、1.5mlの遠心管内に移して1/10倍の体積量のクロロフォルムを添加した。そして快速に揺動混和して均一にした後、氷の上に5分間静置して4℃の温度下で12000rpmの高速度遠心を15分間行った。しかる後注意深く上層の透明水層を吸取り、他の1.5mlの遠心管内に移して等体積のイソプロパノールを添加して均一に混和し、再度氷上で5分間静置した。そして、4℃の温度で12000rpmの高速度で10分間遠心し上澄液を除去し、70%のエタノールで沈澱部分を洗浄した。さらには4℃の温度及び7500rpmを通して8分間遠心を行い、エタノールを除去乾燥した。しかる後、含0.1%ジエチルピロカーボネート,DEPC)の既に4回処理した水を溶解し、その一部を取りOD260で定量すると共に、OD260/OD280で純度を判定した。剰余の部分は70%のエタノールで保存し、−20℃の温度下に置いた。
(7)RPE細胞の生長因子の逆転写及び多連鎖重合反応(Reverse Transcription and Polymerase Chain Reaction;RT−PCR)
それぞれ加薬組と対照組とのRPE細胞より抽出された全RNA5mgを取り、2.5mgのOligo dTを添加して、70℃の温度10分間後室温で10分間置いた。そしてさらに10mM試薬(dNTP)2ml・rRNasin 1ml、Avian Myeloblastosis virus;AMV、reverse transcriptase 1ml(10unit)、及びその緩衝液を添加して反応体積を20mlにした。しかる後42℃の温度にて50分間反応し、さらに90℃の温度にて5分間加熱した後、氷上に10分間置いた。最後、rRNAaseH 1ml添加して37℃の温度で30分間反応した。逆転写反応のcDNA及び不同倍数希釈したcDNAを取り、2mM dNTP 5ml添加し及び各管に検出したい因子(primer):β−actin及び各種標的のジーン(gene)のsense及びantisense Primer 0.1mg/ml各1ml、ポリマレース(polymerase)1ml(2単位)及びその緩衝液を添加した。作用体積は20mlで、条件は変性処理(denaturing)が94℃、1.5分間で行われ、アニーリングが57℃、1.5分間で行われ、延長(extension)は72℃、2分間、DNA thermal cycler(Perkin-Elmer-Cetus)でPCR反応を行う。β−actin反応は25サイクル、HGF反応は35個サイクルである。
1.HGFはGibco(Gaithersburg,MD,USA)から手引きしたものである。
Sense,21mer:5’-GGG ATT CTC AGT ATC CTC ACA-3’
Antisense,21mer:5’-CCT ACA TTT GTT CGT GTT GGA-3’
2.VEGF primer:
Sense,24mer:5’-AGA AAC CCC ACG AAG TGG TGA AGT-3’
3.bFGF primer:
Sense,19mer:5’-CCA AGC GGC TGT ACT CCA A-3’
4.TGF−β primer:
Sense,24mer:5’-CCT GGA CAC CAA CTA CTG CTT CAG-3’
Antisense,24mer:5’-ACG ATC ATG CAC AAC TGC TCC-3’
(8)糖化アルブミン(glycated albumin)の調製
(a)牛糖化アルブミンの作製
一倍のPBSでアルブミン(フラクションV)を1mMに希釈し、0.22μmの無菌濾過膜で濾過した後、0.22μm無菌濾過膜で濾過した250mMグルコースを37℃培養箱中に置いて糖化作用を進行した。3週後反応液を透析して余ったグルコースを除去した後、ConA-Sepharoseゲルで純化を行い、透析後冷凍して乾燥保存した。
(b)ラット糖化アルブミンの作製
一倍のPBS(pH7.4)でアルブミン(フラクションV)を100mg/ml(1.51mM)に希釈し、0.22μmの無菌濾過膜で濾過した後、等体積の一倍のPBS(pH7.4)を0.22μm無菌濾過膜で濾過した後の1.8g/ml(1M)のD−グルコースをガラス管内に溶解させ、37℃培養箱に置いて黒やみの中で糖化反応を行い、60日後反応液を透析袋中に置いて余計なグルコースを除去する。しかる後、再度0.22μm無菌濾過膜で濾過して、蛋白質濃度を測定後分装し、冷凍乾燥後−20℃の温度に保存して使用に供する。
(9)FITCテストによるAGE−BSA(40)の量定
アルブミン100mg、FITC 1.8mgを取り、15ml 0.1M炭酸ナトリウム緩衝液(Sodium carbonate buffer,pH9.5)に溶解して、25℃の温度において光を避けながら5時間撹拌した。そしてHW−55F(1.6×100cm)分子ふるい柱で分離を進行し、全プロセス的に光を避けながら、5%(v/v)のn−ブタノール溶出緩衝液とし、自然流速で分離を行う。分離したサンプルを三回水で透析を行い、蛋白質定量後無菌濾過し、冷凍乾燥で分装して蛍光を測定すると共に蛍光の当量比を計算量定した。
(10)RPE細胞減成FITC−labeled AGE−BSAの観察
事前に滅菌清潔したガラス片を24槽培養盤(24 well culture plate)中に置き、300μl 0.5%ゲルで30分間塗布し、更に培養液で塗布したゲルを洗い流した。RPE細胞は毎槽5×104 個細胞(5×104 cell/well)の細胞数目で10%FCS/DMEMを用いてガラス片を被せてある24 well plate中に培養した。各盤内には0.7mlの培養液があり、48時間後に細胞がいっぱいに生長した後培養液を吸取り除去し、0.5ml培養液で三回洗い、30〜300μg/ml不同濃度のFITC−BSA DMEMを培養液0.5ml中に加えた。PBSでこの細胞を四回洗滌し、まだ呑食されていないか又は結合した蛍光を洗い除去する。ガラス片を取出して含1%FQEBのPBSで湿潤し、封片後すぐ蛍光顕微鏡で観察した。
(11)霍山デンドロビーコーリイスの抽出物及び純化活性成分の分離
1)霍山デンドロビーコーリイスの抽出物の調製
粉砕機で2kgのデンドロビーコーリイスを粉砕した後メタノール又はエタノールを添加して全夜浸潤した後フィルタネットで残渣を除去すると共に、吸気濾過方式で濾過した後減圧濃縮を行い、繰り返し三回浸潤した。メタノール又はエタノールが完全に吸気乾燥された後、デンドロビーコーリイスがアルコール類から抽出して得たことから、アルコール類粗抽出物をDeCaMと名付けた。
2)霍山デンドロビーコーリイス化学溶分層抽出物の調製
400mlの水で三回溶出した後等量のn−ヘキサンで3回分層し、DCMPhと名付けた。水層はエチル−アセテートで4回分層してEtOAc層を得、DCMPeと名付けた。水層はさらにn−ブタノールで3回分層し、n−ブタノール層及び水層を得、それぞれDCMPb及びDCMPwと名付けた。
3)霍山デンドロビーコーリイス純化成分の抽出及び分離
次の分離方法で霍山デンドロビーコーリイス活性成分を分離した。先ずメタノールで霍山デンドロビーコーリイス1.9kgをメタノールで三回約16リットル抽出した。減圧濃縮後乾燥してDCMと称するサンプルを得た。先ずエチル−アセテート(EtOAc)で2リットル溶解した後、再度等体積の水で分配抽出を行い、そして水層は再度等体積のエチル−アセテートで2回抽出し、エチル−アセテート(EtOAc)層と第2の水層を得た。このEtOAc抽出層を混和収集した後、減圧濃縮乾燥し、再度ヘキサン4リットル及びメタノール2リットルで3回分配抽出して2層を得、減圧濃縮後ヘキサン層(DCMPe/hと名付ける)及びメタノール層(DCMPe/m)サンプルを得た。第2の水層を2リットルに調整し、さらにブタノール2リットルで分配抽出し、減圧濃縮後ブタノール層(DCMPbと名付ける)及び第3の水層(DCMPw)サンプルを得た。PCMPbサンプルはLH20膠で分子管柱色層分析(2.5×107 cm、移動層はメタノール:水=50:50)を行い、活性な篩分を行った後得られた8個クロマトグラフィーピークの中の第6のクロマトグラフィーピークと第7のクロマトグラフィーピークの抽出物を収集してPCMPbL6,7サンプルと名付けた。次に、再度Diaion SP−20 SSで吸着管柱色層分析(1×30cm)を行い、イソプロパノール:水=20:80(体積比)の溶出液で第2のクロマトグラフィーピークを溶出し、DCMPbL6,7D2と名付けた。そしてイソプロパノール:水=30:70(体積比)の溶出液で第3のクロマトグラフィーピークの溶出をDCMPbL6,7D3と名付けた。またイソプロパノール:水=40:60(体積比)の溶出液で第4のクロマトグラフィーピークの溶出をDCMPbL6,7D4と名付けた。
その中、DCMPbL6,7D2は再度HPLC逆相C18管柱を通して溶出液がメタノール:水:酢酸=35:65:1(体積比)の時に溶出し、その中の第2のクロマトグラフィーピークを収集してDCMPbL6,7D2H2と名付けた。
DCMPbL6,7D3はさらにHPLC逆相C18管柱を通して溶出液がメタノール:水:酢酸=40:60:1(体積比)の時に溶出し、その中の第3のクロマトグラフィーピークを収集してDCMPbL6,7D3H3と名付けた。そしてDCMPbL6,7D4はHPLC逆相C18管柱を通して溶出液がメタノール:水:酢酸=45:55:1(体積比)時に溶出を行い、その中の第3のクロマトグラフィーピークを収集してDCMPbL6,7D4H3と名付けた。その分離のフローチャートは図1に示す如きである。
(12)霍山デンドロビーコーリイスアルコール抽出物のRPE呑食作用に対する影響
図2は霍山デンドロビーコーリイス抽出物のRPE細胞呑食作用に対する影響の柱形図である。この図2に示すように、不同濃度の霍山デンドロビーコーリイスのメタノール抽出物(0.1,1,10,100μg/ml)のRPE細胞に対する呑食作用はいずれも顕著の促進効果を有する。そして濃度が10%のFCSも顕著にRPE細胞の呑食作用を促進することができる。これらに関連する操作のフローチャートを以下に示す。
104 個RPE細胞を96槽培養盤(96well culture plate)中に置き、10%FCSを含むDMEMで48時間培養した。次に2%FCSを含むDMEMを培養液として、それぞれ不同濃度の霍山デンドロビーコーリイスメタノール抽出物を添加した。48時間後、各槽内に濃度が2×107 FITC−ROS細胞/mlである溶液50μlを添加した。4時間経過後、PBSで余計なFITC−ROS細胞を洗い去り、最後に多重量定冷光検出系統(1420 Multilabel counter (PE) measure system)で蛍光強度のテストを進行した。その中、2%FCS処理RPE細胞を利用して得られた呑食作用促進効果を基礎とし、符号「#」は該基礎と比較して得られた差異度が顕著水準0.05に達していることを表わし、符号「*」は差異度が顕著水準0.01に達していることを表わす。上記の内容から分るように、霍山デンドロビーコーリイスメタノール抽出物を有する組成物、組成分又はその他生理活性を有する組成は、たとえ、その他に生理受容性を有するキャリヤがあっても、該組成は霍山デンドロビーコーリイスメタノール抽出物を含んでいることにより、RPE細胞の呑食作用に対して促進作用を有する。その中、該キャリヤは該抽出物又は該抽出物の同分異物を携帯して移動できる如何なる物質である。例えば膠錠であってもよい(内部には該抽出物又は該抽出物の同分異物を装入している)。
図3は霍山デンドロビーコーリイス抽出物がRPE細胞呑食作用に対する影響の柱形図である。この図3に示すように、不同霍山デンドロビーコーリイス抽出物(1.10μg/mlのDCMPe/h及び1.10μg/mlのDCMPe/m及び0.1,1,10μg/mlのDCMPb)がRPE細胞に対する呑食作用はいずれも顕著な促進効果を有する。関連の操作フローチャートを以下に説明する。先ず104 個RPE細胞を96槽培養盤(96well culture plate)中に置き、10%FCSを含んだDMEMで48時間培養した。次に2%FCSのDMEMを培養液とした。しかる後、それぞれ不同濃度の霍山デンドロビーコーリイス抽出物を添加し、48時間経過後、各槽内にそれぞれ濃度が2×107 FITC−ROS細胞/mlの溶液50μlを添加した。4時間後、PBSで余計なFITC−ROS細胞を洗い流し最後多重量定冷光検出系統(1420 Multilabel counter (PE) measure system)で蛍光強度のテストを行った。その中、2%FCSでRPE細胞を処理して得られた呑食作用促進効果を基礎とし、符号「#」は該基礎と比較して得られた差異度が0.05に達していることを表わし、符号「*」は差異度が顕著水準0.01に達していることを表わす。上記の内容から分るように、霍山デンドロビーコーリイス抽出物(DCMPe/h,DCMPe/m,DCMPb)を有する組成物、組成分又はその他生理活性を有する組成はたとえ、その他に生理受容性を有するキャリヤがあっても、該組成は霍山デンドロビーコーリイス抽出物(DCMPe/h,DCMPe/m,DCMPb)を含んでいることにより、RPE細胞の呑食作用に対して促進作用を有する。その中、該キャリヤは該抽出物又は該抽出物の同分異物を携帯して移動できる如何なる物質である。例えば膠錠であってもよい(内部には該抽出物又は該抽出物の同分異物を装入している)。
上記の純化後の霍山デンドロビーコーリイス抽出物DCMPbL6,7D2H2・DCMPbL6,7D3H3・DCMPbL6,7D4H3も顕著にRPE細胞の呑食作用を促進することが出来る。DCMPbL6,7D2H2を例に取れば、不同濃度のDCMPbL6,7D2H2(0.1,1,10,100μg/ml)がRPE細胞の呑食作用に対する作用はいずれも顕著な促進作用を有しており、図4に関連結果が示されている。その操作プログラムは、先ず104 個RPE細胞を96槽培養基盤(96well culture plate)中に置き、10%FCSを含んだDMEMで48時間培養した。次に2%FCSを含んだDMEMを培養液としてそれぞれ不同濃度のデンドロビーコーリイス抽出物(DCMPbL6,7D2H2)添加して48時間後、各槽内に濃度が2×107 FITC−ROS細胞/mlの溶液50μlを添加した。4時間経過後、PBSで余計なFITC−ROS細胞を洗い流し、最後に多重量定冷光検出系統(1420 Multilabel counter (PE) measure system)で蛍光強度のテストを行った。その中、2%FCS処理RPE細胞を利用して得られた呑食作用促進効果を基礎とし、符号「#」は該基礎と比較して得られた差異度が0.05に達していることを表わし、符号「*」は差異度が顕著水準0.01に達していることを表わす。その中、霍山デンドロビーコーリイス抽出物DCMPbL6,7D2H2の化学構造は今日に至ってもまだ確定できないが、その存在は既に確実に図5ないし図10に示された結果(600−MHzのNMR、DEPT、HMQC、HMBC、COSYスペクトル図表及びUVスペクトラム)より証明されている。その中、図5ないし図10はジメチルスルホキシド(dimethyl sulfoxide-d6,DMSO−d6)を溶剤として600−MHz又は500−MHzで霍山デンドロビーコーリイス抽出物DCMPbL6,7D2H2に対して分析を行って得られたNMR、DEPT、HMQC、HMBC、COSY(500−MHz)スペクトル図表であり、そして図11は霍山デンドロビーコーリイス抽出物DCMPbL6,7D2H2のUVスペクトログラムである。要するに、霍山デンドロビーコーリイス組成物DCMPbL6,7D2H2を有することにより生理活性を有する如何なる組成は、他の生理受容性を有するキャリヤを含むだろうが、該組成はいずれも霍山デンドロビーコーリイス抽出物DCMPbL6,7D2H2を含むのでRPE細胞の呑食作用に対して促進作用を有する。その中、該キャリヤは該抽出物又は該抽出物の同分異物を携帯して移動できる、如何なる物質である。例えば膠錠(内部には該抽出物又は該抽出物の同分異物が装入されている)であってもよい。
また霍山デンドロビーコーリイス抽出物DCMPbL6,7D3H3にあっては、不同濃度のDCMPbL6,7D3H3(0.1,1μg/ml)はRPE細胞の呑食作用に対していずれも顕著の促進作用を有する。図12にその関連結果を示している。この関連操作プログラムを簡単に説明すると、先ず104 個RPE細胞を96槽培養液盤(96well culture plate)中に置き入れ、10%FCSを含んだDMEMで48時間培養した。次に2%FCSを含んだDMEMを培養液としてそれぞれ不同濃度の霍山デンドロビーコーリイス抽出物DCMPbL6,7D3H3を添加して48時間経過後、各槽内にそれぞれ濃度が2×107 FITC−ROS細胞/mlの溶液50μlを添加した。4時間経過後、PBSで余計なFITC−ROS細胞を洗い流し、最後に多重量定冷光検出技術系統(1420 Multilabel counter (PE) measure system)で蛍光強度のテストを行った。その中、2%FCS処理RPE細胞を利用して得られた呑食作用促進効果を基礎とし、符号「#」は該基礎と比較して得られた差異度が0.05に達していることを表わし、符号「*」は差異度が顕著水準0.01に達していることを表わす。その中、霍山デンドロビーコーリイス抽出物DCMPbL6,7D3H3の化学構造は今日に至ってまだ確定できないが、その存在は既に確実に図13ないし図17に示された結果より証明されている。それはジメチルスルホキシド(dimethyl sulfoxide-d6,DM−d6)を溶剤として500−MHzで霍山デンドロビーコーリイス抽出物DCMPbL6,7D3H3に対して分析を行って得たNMR、DEPT、NMBC、COSYスペクトル図表である。要するにこれはDCMPbL6,7DH3がRPE細胞の呑食作用に対して顕著な促進作用を有しているので、霍山デンドロビーコーリイス抽出物DCMPbL6,7D3H3を有し且つ生理活性を有する如何なる組成は他の生理受容性のキャリヤを有する可能性があっても、該組成はいずれも霍山デンドロビーコーリイスの抽出物DCMPbL6,7D3H3を包含することにより、RPE細胞の呑食作用に対して促進作用を有する。その中、該キャリヤは該抽出物又は該抽出物の同分異物を携帯して移動できる如何なる物質である、例えば膠錠(内部には該抽出物又は該抽出物の同分異物が装入されている)であってもよい。
また他に、霍山デンドロビーコーリイス抽出物DCMPbL6,7D4H3にあっては、不同濃度のDCMPbL6,7D4H3(0.1、1、10μg/ml)がRPE細胞に対する呑食作用はいずれも顕著な促進作用を有する。関連の結果は図18を参照しながら関連のフローチャートを以下に説明する。先ず104 個RPE細胞を96槽培養盤(96well culture plate)中に置き、10%FCSを含んだDMEMで48時間培養した。次に2%FCSを含んだDMEMを培養液とした。しかる後、それぞれ不同濃度の霍山デンドロビーコーリイス抽出物DCMPbL6,7D4H3を添加し、48時間経過後、各槽内にそれぞれ濃度が2×107 FITC−ROS細胞/mlの溶液50μlを添加した。4時間後、PBSで余計なFITC−ROS細胞を洗い流し、最後多重量定冷光検出系統(1420 Multilabel counter (PE) measure system)で蛍光強度のテストを行った。その中、2%FCSでRPE細胞を処理して得られた呑食作用促進効果を基礎とし、符号「#」は該基礎と比較して得られた差異度が0.05に達していることを表わし、符号「*」は差異度が顕著水準0.01に達していることを表わす。その中、霍山デンドロビーコーリイス抽出物DCMPbL6,7D4H3の化学構造は今日に至ってもまだ確定できないが、その存在は、確実に図19乃至図24に示された結果により証明されている。その中ジメチルスルホキシド(dimethyl sulfoxide-d6,DMSO−d6)を溶剤として500−MHzで霍山デンドロビーコーリイス抽出物DCMPbL6,7D4H3に対して分析を行い、NMR、DEPT、HMQC、HBMC・COSYスペクトル図表が得られた。要するにDCMPbL6,7D4H3はRPE細胞に対する呑食作用に顕著作用を有しているので霍山デンドロビーコーリイス抽出物DCMPbL6,7D4H3を有しかつ生理活性を有する如何なる組成は他の生理受容性を有するキャリヤを含むだろうが、該組成はいずれも霍山デンドロビーコーリイス抽出物DCMPbL6,7D4H3を含むことによりRPE細胞の呑食作用に対して促進作用を有する。その中、該キャリヤは該抽出物又は該抽出物の同分異物を携帯して移動できる物質である。例えば膠錠(内部には該抽出物又は該抽出物の同分異物が装入されている)であってもよい。
(13)霍山デンドロビーコーリイス抽出物がRPE細胞対ニトリックオキサイド生成作用に対する影響
図25は霍山デンドロビーコーリイス抽出物がRPE細胞対ニトリックオキサイド生成作用に対する影響柱形図である。この図25から分るように、不同の霍山デンドロビーコーリイス抽出物(DCM、DCMPh、DCMPe、DCMPb)がRPE細胞対ニトリックオキサイド生成作用に対する影響は同一ではない。その中符号「#」及び「*」はそれぞれ得られた結果と2%FCSでRPE細胞を処理して得られたニトリックオキサイド生成作用の促進効果とを比較した時に得られた差異度が顕著水準0.05と0.01に達したことを表わしている。この図25に示すように、濃度が100、1000μg/mlの霍山デンドロビーコーリイスメタノール抽出物DCM、濃度が10、100、1000μg/mlの霍山デンドロビーコーリイスエチルアセテート抽出物DCMPe、濃度が10又は1000μg/mlの霍山デンドロビーコーリイスn−ブタノール抽出物PCMPb、及び濃度が100、1000μg/mlの霍山デンドロビーコーリイスn−ヘキサン抽出物DCMPhはいずれも顕著にRPE細胞がニトリックオキサイド生成作用に対する影響を促進する。関連する操作プログラムは以下に示される。先ず104 個RPE細胞を96槽培養盤(96well culture plate)中に置き、10%FCSを含んだDMEMで48時間培養した。次に2%FCSを含んだDMEMを培養液とした。しかる後、それぞれ不同濃度の霍山デンドロビーコーリイス抽出物(DCM、DCMPh、DCMPe、DCMPb)を添加し、48時間経過後、各槽内にそれぞれ濃度が2×107 FITC−ROS細胞/mlの溶液50μlを添加した。4時間後PBSで余計なFITC−ROS細胞を洗い流し、最後多重量定冷光検出系統(1420 Multilabel counter (PE) measure system)で蛍光強度のテストを行った。ここで不同濃度の霍山デンドロビーコーリイス抽出物(DCM、DCMPh、DCMPe、DCMPb)がRPE細胞のニトリックオキサイド生成作用に対して顕著な促進作用を有していることにより、霍山デンドロビーコーリイス抽出物(DCM、DCMPh、DCMPe、DCMPb)を含み且つ生理活性を有する如何なる組成は、その他生理受容性のキャリヤを有する可能性があるだろうが、該組成はいずれも霍山デンドロビーコーリイス抽出物(DCM、DCMPh、DCMPe、DCMPb)を含んでいるのでRPE細胞のニトリックオキサイド生成作用に対して促進作用を有する。その中、該キャリヤは該抽出物又は該抽出物の同分異物を携帯して移動できる如何なる物質である。例えば、膠錠(内部には該抽出物又は該抽出物の同分異物が装入されている)であってもよい。
(14)霍山デンドロビーコーリイス抽出物がRPE細胞の肝生長因子β−actinとHGF表現に対する促進作用
図26(A)−(B)は霍山デンドロビーコーリイスメタノール抽出物でRPE細胞を処理して得られたβ−actin(A)及び(B)を表現する電気泳動図である。その中、これら生長因子の表現はRT−PCRの方法により呈現される。図26から分るように、霍山デンドロビーコーリイスメタノール抽出物は明らかに、RPE細胞の肝機能因子β−actin及びHGF表現に対する作用を促進する。その関連する操作プログラムを簡単に説明すると、先ず2%FCS及び1000μg/mlを含んだ霍山デンドロビーコーリイスメタノール抽出物のDMEMにおいて24時間培養後電気泳動を行った。その中、1μg全RNAにより発生されたcDNAをβ−actin(A)の型板(template)(1X)とし、0.5μg全RNAにより発生されたcDNA量をHGF(B)の型板とした(1X)。第1のレイン(lane)はX174/Hae IIIを標記(marker)として得た結果である。第2のレインは1倍型板の電気泳動結果である。第3のレインは型板を両倍に希釈して得られた電気泳動結果である。第4のレインは型板を4倍希釈した後得られた電気泳動結果である。第5のレインは型板を8倍希釈した後に得られた電気泳動結果である。第6のレインは型板を16倍に希釈した後に得られた電気泳動結果である。
次に図27は不同霍山デンドロビーコーリイス抽出物がRPE細胞のHGFに対するmRNA表現の電気泳動図である。この図27から分るように、霍山デンドロビーコーリイスn−ヘキサン抽出物DCMPhは明らかにRPE細胞が肝機能因子β−actin及びHGF表現に対して促進する作用を有している。その関連な操作プログラムを簡単に説明すると、先ずRPE細胞を2%FCSと0.1μg/mlとを含んだ不同霍山デンドロビーコーリイス抽出物(n−ヘキサン抽出物DCMPh、エチルアセテート抽出物DCMPe及びn−ブタノール抽出物DCMPb)のDMEM中に移入した。48時間経過後電気泳動を行い、その中、1μg全RNAにより発生されたcDNA量を型板とした(1X)。第1のレイン(lane)はX174/Hae IIIを標記(marker)として得られた結果である。第2レインはHGF制御組の電気泳動結果である。第3のレインはβ−actin制御組の電気泳動結果である。第4のレインは霍山デンドロビーコーリイスn−ヘキサン抽出物DCMPhでRPE細胞を処理して得られたHGF表現の電気泳動結果である。第5のレインは霍山デンドロビーコーリイスn−ヘキサン抽出物DCMPhでRPE細胞を処理して得られたβ−actin表現の電気泳動結果で、第6のレインは霍山デンドロビーコーリイスエチルアセテート抽出物DCMPeでRPE細胞を処理して得られたHGF表現の電気泳動結果である。第7のレインは霍山デンドロビーコーリイスエチルアセテート抽出物DCMPeでRPE細胞を処理して得られたβ−actin表現の電気泳動結果である。第8のレインは霍山デンドロビーコーリイスn−ブタノール抽出物DCMPbでRPE細胞を処理して得られたHGF表現の電気泳動結果である。第9のレインは霍山デンドロビーコーリイスn−ブタノール抽出物DCMPbでRPE細胞を処理して得られたβ−actin表現の電気泳動結果である。
また、不同濃度のデンドロビーコーリイス抽出物(DCM、DCMPh、DCMPe、DCMPb)はRPE細胞の肝生長因子β−actin及びHGFの表現に対して顕著な促進作用を有していることにより、霍山デンドロビーコーリイス抽出物(DCM、DCMPh、DCMPe、DCMPb)を有し且つ生理活性を有する如何なる組成は、その他に生理受容性を有するキャリヤを有する可能性があるけれども、該組成はいずれも霍山デンドロビーコーリイス抽出物(DCM、DCMPh、DCMPe、DCMPb)を含んでいるのでRPE細胞の肝生長因子β−actin及びHGFの表現に対して促進作用を有する。その中、該キャリヤは該抽出物又は該抽出物の同分異物を携帯して移動できる如何なる物質である。例えば膠錠(内部には該抽出物又は該抽出物の同分異物が装入されている)であってもよい。
(15)霍山デンドロビーコーリイスのRPE細胞に対して、正常及び酸素欠乏の状況下でbFGF、VEGF及びTGF−βジーン表現に対する抑制作用
図28(A)ないし図29(B)は霍山デンドロビーコーリイス抽出物DeCaMがRPE細胞に対して、正常状況下でβ−actin、bFGF、VEGF及びTGF−βジーン表現に対する作用を示し、その中β−actinのmRNA表現を対照組とする。図28(A)ないし図29(B)の結果から分るように、正常のRPE細胞の場合、そのbFGF、mRNAの表現量は霍山デンドロビーコーリイスメタノール抽出物に4倍抑制されている。そしてVFGF、mRNAの表現量は2倍に抑制されている。TGF−β mRNAの表現量になると特殊的な変化がない。この関連な操作プログラムを次に簡単に説明すると、先ずRPE細胞を2%FCS及び1000μg/mlを含んだ霍山デンドロビーコーリイス抽出物DeCaMのDMEM中に移入して培養した。48時間経過後RNAを抽出し、RT−PCR方法により分析を進行し、その中の1μg全RNAにより発生したcDNA量を型板(template)(1X)とした。第1のレイン(lane)はψX174を標記として得た結果であり、第2のレインは100bpはしご状物(ladder)を標記として得た結果であり、第3のレインは1倍型板の電気泳動結果であり、第4のレインは型板を2倍希釈して得た電気泳動結果であり、第5のレインは型板を4倍希釈して得た電気泳動結果であり、第6のレインは型板を8倍希釈して得た電気泳動結果であり、第7のレインは型板を16倍希釈して得た電気泳動結果であり、第8のレインは型板を32倍希釈した後に得た電気泳動結果である。
ここで、霍山デンドロビーコーリイス抽出物DeCaMは正常状況下ではRPE細胞のbFGF、VEGFに対して顕著な抑制作用を有していることにより、霍山デンドロビーコーリイス抽出物DeCaMを有し且つ生理活性を有する如何なる組成は、他に生理受容性を有するキャリヤを有する可能性があっても、該組成がいずれも霍山デンドロビーコーリイス粗抽出物DeCaMを含んでいるのでRPE細胞のbFGF、VEGFの表現に対して抑制作用を有する。その中、該キャリヤは該抽出物又は該抽出物の同分異物を携帯して移動できる如何なる物質であり、例えば、膠錠(内部には該抽出物又は該抽出物の同分異物が装入されている)であってもよい。
図30(A)ないし図31(B)はデンドロビーコーリイス粗抽出物DeCaMをRPE細胞に対して、酸素欠乏状況(hypoxia)下でβ−actin、bFGF、VEGF及びTGF−βジーン表現に対する作用であり、その中β−actinのmRNA表現を対照組とする。図30(A)ないし図31(B)の結果から分るように、酸素欠乏RPE細胞の場合、そのbFGF mRNAの表現量は霍山デンドロビーコーリイス粗抽出物に2倍抑制されており、VEGF mRNAの表現量は2倍抑制されており、TGF−β mRNAの表現量は4倍に抑制されている。その関連な操作プログラムを次に示すと、先ずRPE細胞を2%のFCS及び1000μg/mlの霍山デンドロビーコーリイス粗抽出物DeCaMを含んだDMEM中に移入し48時間培養後RNAを抽出した。RT−PCR方法により分析を行い、その中の1μg全RNAにより発生したcDNA量を型板(template)(1X)とした。第1のレイン(lane)はψX174を標記として得た結果であり、第2のレインは100bpはしご状物(ladder)を標記として得た結果であり、第3のレインは1倍型板の電気泳動結果であり、第4のレインは型板を2倍希釈した後得られた電気泳動結果であり、第5のレインは型板を4倍希釈した後得た電気泳動結果であり、第6のレインは型板を8倍希釈した後に得た電気泳動結果であり、第7のレインは型板を16倍希釈して得た電気泳動結果であり、第8のレインは型板を32倍希釈した後に得た電気泳動結果である。
ここで、霍山デンドロビーコーリイス抽出物DeCaMは酸素欠乏状況下でRPE細胞のbFGF、VEGF及びTGF−βの表現に対して顕著な抑制作用を有していることにより、霍山デンドロビーコーリイス抽出物DeCaMを有し且つ生理活性を有する如何なる組成は、他に生理受容性を有するキャリヤを有する可能性があっても、該組成がいずれも霍山デンドロビーコーリイス粗抽出物DeCaMを含んでいるので、RPE細胞のbFGF、VEGF及びTGF−βの表現に対して抑制作用を有する。その中、該キャリヤは該抽出物又は該抽出物の同分異物を携帯して移動できる如何なる物質であり、例えば膠錠(内部には該抽出物又は該抽出物の同分異物が装入されている)であってもよい。以上の内容から分るように霍山デンドロビーコーリイス抽出物は選択的に眼疾中において重要な役割を演ずるジーン、例えばbFGF、VEGF、TGF−β等mRNAの表現を調節することができる。
(16)テストパイプ内糖化アルブミン(AGE−BSA)の作製
0.1g/mlボビン漿液アルブミン(bovine serum albmin;BSA)のフラクションV及び180mg/mlグルコースを含有したPBSを配置し、口径が0.22μmの無菌濾膜で濾過して、それぞれ5ml取り15mlテストパイプ中に加えた(反応濃度は760mM BSA及び0.5Mグルコース)。また他にグルコースを含まない対照組をも作製し、密封後暗黒37℃培養箱中に置いた。2、4、8、12、16週放置後取出した。4℃において100倍体積の脱イオン(de-ionized)水で4回透析し、完全にグルコースを除去して無菌濾過で冷凍乾燥した後、定量に秤量して回溶分装後再度冷凍乾燥し、−20℃の温度に置いて保存した。
(17)霍山デンドロビーコーリイス抽出物とHGFとがRPE細胞に対してAGE−BSA能力を減成する影響
関連な操作フローチャートを次に説明する。
96槽の培養盤(96well culture plate)中に1×106 個RPE細胞を移し、10%FCSを含んだDMEMを培養液として、37℃の温度において、大気中5%CO2 を含む条件下で48時間培養した。合せて5組の実験処理で各組2盤処理し、36、48時間実験処理後0.01%EDTA処理で細胞をDMEM中に打落し置き、細胞数を計算した。5組の処理条件はそれぞれ次の表に表される。
溶液は1200rpm遠心5分間後、細胞を再度10ml DMEM中に2回懸け、再度0.7ml均質緩衝液(50mM酢酸ナトリウム緩衝液[50mM酢酸ナトリウム緩衝液、pH4.5、1mM dithiothreitol(DTT)、0.15M塩化ナトリウム、3mM窒化ナトリウムNaN3 ]で離心し、0.1%を含んだTritonX−100で懸濁した後超音波振動器で4回、毎回15秒で徹底的に細胞を打破した。それから13000rpmで15分間遠心し、再び15秒×4回で超音波振動を行い、11000rpmで15分間遠心上澄液を収集した。無菌濾過して蛋白質濃度を計算しAGE及びAGE−BSA減成の形式及び程度を電気泳動観察を行った。
(18)霍山デンドロビーコーリイスメタノール抽出物及び肝生長因子HGFがRPE細胞の蛋白質水解活性に対する影響
図32は霍山デンドロビーコーリイスメタノール抽出物及び肝生長因子HGFがRPE細胞に対する蛋白質水解活性影響の電気泳動図である。この図32では水解活性は各処理組の間において差異が大きくないが、10μg/ml DCM及び50ng/ml HGFでRPE細胞を処理して得られた水解作用と、処理を受けなかった制御組とを比較したところ、RPE細胞の水解作用がいくらか増加していることがはっきり見えた。次に関連な操作ステップを説明する。106 個RPE細胞を直径10cmの培養皿中に移入し、先ず10%を含んだFCSのDMEM中でRPE細胞を48時間培養した後、さらに2%を含んだFCS及び不同濃度の霍山デンドロビーコーリイスメタノール抽出物又はHGF[(a)100μg/ml、(b)10μg/ml DCM、(c)1μg/ml DCM、(d)50ng/ml HGF及び(e)制御組のDMEM]で48時間培養した。しかる後、細胞の蛋白質(cellular extracts)を抽出して細分せずに、先ず蛋白質を定量して再びAGE−BSAと共同反応したところ、反応濃度は細胞抽出物(抽出された蛋白質)及びAGE−BSAがいずれも500mg/mlであり、つまり酵素(細胞抽出物)と反応基質(AGE−BSA)比は1:1で、82時間培養した。その中、第1のレインはψX174を標記として得られた結果であり、第2のレインは細胞抽出物より得られた結果であり、第3ないし第8のレインは0〜82時間の電気泳動結果であり、第9ないし第10のレインは電気泳動を行って得られた結果である。
また図33は図に基づいて描かれた、霍山デンドロビーコーリイスメタノール抽出物及び肝生長因子がRPE細胞に対する蛋白質水解活性影響の折線図である。図33に示すように水解作用の速率は12から48時間の作用時間中速度が比較的はやく、そして48と82時間との間に培養した減成形式は不同処理間において僅に些細な差異を見た。そして48時間培養した時、10mg/ml DCMがRPE細胞水解活性に対する影響が最も強く、そして100μg/ml DCM及び50ng/ml HGFの効果はその次につぐ。
このように、霍山デンドロビーコーリイスメタノール抽出物及び肝生長因子がRPE細胞の蛋白質水解活性に対して促進作用を有していることから、霍山デンドロビーコーリイス抽出物又はHGFを有し且つ生理活性を有する組成は、他に生理受容性を有したキャリヤを有する可能性があっても、該組成が霍山デンドロビーコーリイス抽出物DCM又はHGFを含んでいるので、RPE細胞の蛋白質水解活性に対して促進作用を有する。その中該キャリヤは該抽出物又は該抽出物の同分異物を携帯できる如何なる物質である。例えば膠錠(内部には該抽出物又は該抽出物の同分異物が装入されている)であってもよい。
(19)低剤量のストレプトゾトシン(STZ)で自体免疫糖尿病併発症を誘導建立する動物モデル
図34は霍山デンドロビーコーリイスメタノール抽出物が糖尿病を有するラット体内のAGE含量に対する影響柱形図である。図34に示すように、霍山デンドロビーコーリイス抽出物DCMで糖尿病を有するラットを処理した後、該ラット体内のAGE含量は明らかに降下し、つまり、この動物試験により霍山デンドロビーコーリイスメタノール抽出物は確実にAGE含量を減少する効果を有する。その関連する操作プログラムを説明すると、先ず6週大きさのC57BL/6Jラットを取り、pH4.5、濃度が0.15Mのレモン酸緩衝液(citric acid buffer)によりSTZを毎日1kg体重毎に50mgの剤量でラット体内に注入し、連続5日注射した。このように12〜14日注射した後眼窩採血で測定したところ、血糖濃度が250mg/dlよりも大きくなってから始めて需要に達した。この需要に符合するラットを4組に分け、それぞれ体重の差異に応じて不同剤量を含んだデンドロビーコーリイスメタノール抽出物の飼料(0mg/kg/day、1g/kg/day、200mg/kg/day及び40mg/kg/day)で飼い、毎週一回採血して観察し、もし血糖が下がれば再度200mg/kg/dayの剤量でSTZを注射してラットを高血糖の環境中にさせ、約4〜8週後、眼窩血を取り血糖及びAGB ABを測定した。また眼晴、肝、腎を取り、石ろう包埋切片にして先ずHe stainで病理変化を観察した。実験中においては体重、飲水、飼料の消耗量を記録した。同時にラットの外観、皮毛の変化、四足及び尾血液循環状況に注意し写真を取って記録した。その符号「*」で該制御組と比較して得た差異が顕著水準0.05に達していることを表わし、「**」で差異度が顕著水準0.01に達していることを表わす。
また霍山デンドロビーコーリイスメタノール抽出物は確実にAGE量を効果を有していることから、霍山デンドロビーコーリイスメタノールDCMを有し且つ生理活性を有しているいかなる組成は、他に生理受容性を有するキャリヤを有する可能性であっても、該組成がいずれも霍山デンドロビーコーリイスメタノール抽出物DCMを含んでいるので、体内のAGE含量を降下することに効果を有する。その中該キャリヤは該抽出物又は該抽出物の同分異物を携帯して移動できる如何なる物質であり、例えば膠錠(内部には該抽出物又は該抽出物の同分異物が装入されている)であってもよい。
以上の内容から分るように、本出願人は鋭意試験と研究とを重ねた結果、ついに霍山デンドロビーコーリイス植物抽出物は確実に網膜黒色素上皮(retinal pigment epithelieum;RPE)細胞の作用を調節制御できると共に、間接的にその関連機制を影響する。本発明により提出された霍山デンドロビーコーリイス抽出物はRPE細胞の呑食作用、ニトリックオキサイド生成作用、肝生長因子表現等作用に対して促進効果を有する外に、体内のAGE含量をも減少できる。また他に、正常又は酸素欠乏を問わず、霍山デンドロビーコーリイス抽出物はRPE細胞内の血管内皮生長因子(vascular endothelial growth factor;VEGF)、生長因子を変換(transforming growth factor-beta;TGF−β)、及び繊維母細胞生長素(basic fibroblast growth factor;bFGF)のジーン表現に対していずれも顕著な抑制作用を有する。したがって、霍山デンドロビーコーリイス抽出物を含む如何なる組成物、例えば霍山デンドロビーコーリイス抽出物及びその生理受容性キャリヤの生理活性を有する組成物はいずれも本発明により提出された各霍山デンドロビーコーリイス抽出物を有しているので上記の効果を有する。その中、該キャリヤは該抽出物又は該抽出物の同分異物を携帯して移動できる如何なる物質であり、例えば膠錠(内部には該抽出物又は該抽出物の同分異物が盛られている)であってもよい。
また網膜黒色素上皮細胞、体内のニトリックオキサイド生成作用、肝生長因子、体内のAGE含量、RPE細胞内の血管内皮生長因子(VEGE)と繊維母細胞生長素(bFGF)の作用及び変換生長因子(TGF−β)のジーン表現は心血管病、神経病、腎臓病、肝臓病、眼疾及び自体免疫等病気と関係する(本出願の先行技術内容を参照されたし)。
そして本発明の霍山デンドロビーコーリイス抽出物はまた網膜黒色素上皮細胞量、ニトリックオキサイド生成作用、肝生長因子作用、体内AGE量、RPE細胞内の血管内皮生産因子(VEGF)と繊維母細胞生長素(bFGF)の作用及び変換生長因子(TGF−β)のジーン表現と関連するので、本発明の霍山デンドロビーコーリイス抽出物も、動脈硬化、血管損傷、中風、網膜神経細胞変性、RPE細胞変性、無軸突細胞変性、視神経節細胞変性、粘質細胞変性、網膜神経膠質細胞変性、脳部錐状神経変性、腎臓糸球体変性と腎糸球体基膜変性、葡萄膜炎、網膜血管新生、増殖性網膜変性、老年性黄斑変性、フォトリセプタ退化、網膜発炎、ブルチ氏膜変性、糖尿病及びその併発症、及び敗血性ショック等の病気に対して影響を有する。また、本発明の実際応用範囲も非常に広く、網膜上皮細胞と体内AGE含量の作用に限定されない。そして本発明は関連抽出物応用の最初の例であるので、本発明が顕著な新規性及び進歩性を有していることは言うまでもない。
上記の実施の形態は本発明をより具体的に説明するためにあげたもので、当然本発明はこれら実施の形態に限定されず、添付のクレームの範囲を逸脱しない限り、当業者による単純な設計変更、附加、修飾、置換はいずれも本発明の技術的範囲に属する。
参考文献
本発明の好適な実施例の霍山デンドロビーコーリイス抽出物の分離フローチャートである。 本発明の好適な実施例の抽出物が霍山デンドロビーコーリイスメタノール抽出物がRPE細胞呑食作用に対する影響の柱形図である。 本発明の好適な実施例の霍山デンドロビーコーリイス抽出物DCMPe/h、DCMPe/m、DCMPbがRPE細胞呑食作用に対する影響の柱形図である。 本発明の好適な実施例の霍山デンドロビーコーリイスDCMPbL6,7D2H2がRPE細胞呑食作用に対する影響の柱形図である。 本発明の好適な実施例の霍山デンドロビーコーリイス抽出物DCMPbL6,7D2H2がジメチルスルホキシド−d6,DMSO−d6を溶剤として利用し、600−MHzで分析を行って得た1H−NMRスペクトラム図表である。 本発明の好適な実施例の霍山デンドロビーコーリイス抽出物DCMPbL6,7D2H2がジメチルスルホキシド−d6,DMSO−d6を溶剤として利用し、600−MHzで分析を行って得た13C−NMRスペクトラム図表である。 本発明の好適な実施例の霍山デンドロビーコーリイス抽出物DCMPbL6,7D2H2がジメチルスルホキシド−d6,DMSO−d6を溶剤として利用し、600−MHzで分析を行って得たDEPTスペクトラム図表である。 本発明の好適な実施例の霍山デンドロビーコーリイス抽出物DCMPbL6,7D2H2がジメチルスルホキシド−d6,DMSO−d6を溶剤として利用し、600−MHzで分析を行って得たHMQCスペクトラム図表である。 本発明の好適な実施例の霍山デンドロビーコーリイス抽出物DCMPbL6,7D2H2がジメチルスルホキシド−d6,DMSO−d6を溶剤として利用し、600−MHzで分析を行って得たHMBCスペクトラム図表である。 本発明の好適な実施例の霍山デンドロビーコーリイス抽出物DCMPbL6,7D2H2がジメチルスルホキシド−d6,DMSO−d6を溶剤として利用し、500−MHzで分析を行って得た1H−1HCOSYスペクトラム図表である。 本発明の好適な実施例の霍山デンドロビーコーリイス抽出物DCMPbL6,7D2H2のUVスペクトル図である。 本発明の好適な実施例の霍山デンドロビーコーリイス抽出物DCMPbL6,7D3H3がRPE細胞呑食作用に対する影響の柱形図である。 本発明の好適な実施例の霍山デンドロビーコーリイス抽出物DCMPbL6,7D3H3がジメチルスルホキシド−d6,DMSO−d6を溶剤として利用し、500−MHzで分析を行って得た1H−NMRスペクトラム図表である。 本発明の好適な実施例の霍山デンドロビーコーリイス抽出物DCMPbL6,7D3H3がジメチルスルホキシド−d6,DMSO−d6を溶剤として利用し、500−MHzで分析を行って得た13C−NMRスペクトラム図表である。 本発明の好適な実施例の霍山デンドロビーコーリイス抽出物DCMPbL6,7D3H3がジメチルスルホキシド−d6,DMSO−d6を溶剤として利用し、500−MHzで分析を行って得たDEPTスペクトラム図表である。 本発明の好適な実施例の霍山デンドロビーコーリイス抽出物DCMPbL6,7D3H3がジメチルスルホキシド−d6,DM−d6を溶剤として利用し分析を行って得た1H−1HCOSYスペクトラム図表である。 本発明の好適な実施例の霍山デンドロビーコーリイス抽出物DCMPbL6,7D3H3がジメチルスルホキシド−d6,DMSO−d6を溶剤として利用し、500−MHzで分析を行って得たHMBCスペクトラム図表である。 本発明の好適な実施例の霍山デンドロビーコーリイス抽出物DCMPbL6,7D4H3がRPE細胞呑食作用に対する影響の柱形図である。 本発明の好適な実施例の霍山デンドロビーコーリイス抽出物DCMPbL6,7D4H3がジメチルスルホキシド−d6,DMSO−d6を溶剤として利用し、500−MHzで分析を行って得た1H−NMRスペクトラム図表である。 本発明の好適な実施例の霍山デンドロビーコーリイス抽出物DCMPbL6,7D4H3がジメチルスルホキシド−d6,DMSO−d6を溶剤として利用し、500−MHzで分析を行って得た13C−NMRスペクトラム図表である。 本発明の好適な実施例の霍山デンドロビーコーリイス抽出物DCMPbL6,7D4H3がジメチルスルホキシド−d6,DMSO−d6を溶剤として利用し、500−MHzで分析を行って得たDEPTスペクトラム図表である。 本発明の好適な実施例の霍山デンドロビーコーリイス抽出物DCMPbL6,7D4H3がジメチルスルホキシド−d6,DMSO−d6を溶剤として利用し、500−MHzで分析を行って得たHMQCスペクトラム図表である。 本発明の好適な実施例の霍山デンドロビーコーリイス抽出物DCMPbL6,7D4H3がジメチルスルホキシド−d6,DMSO−d6を溶剤として利用し、500−MHzで分析を行って得た1H−1HCOSYスペクトラム図表である。 本発明の好適な実施例の霍山デンドロビーコーリイス抽出物DCMPbL6,7D4H3がジメチルスルホキシド−d6,DMSO−d6を溶剤として利用し、500−MHzで分析を行って得たHMBCスペクトラム図表である。 本発明の好適な実施例の霍山デンドロビーコーリイス抽出物DCM、DCMPh、DCMPe、DCMPbがRPE細胞のニトリックオキサイド生成作用に対する影響柱形図である。 本発明の好適な実施例の霍山デンドロビーコーリイスメタノール抽出物がRPE細胞を処理して得たβ−actin(A)及びHGF(B)のジーン表現電気泳動図である。 本発明の好適な実施例の霍山デンドロビーコーリイス粗抽出物がRPE細胞のHGFに対するmRNA表現の影響結果電気泳動図である。 本発明の好適な実施例の霍山デンドロビーコーリイス粗抽出物DeCaMが正常状況下のRPE細胞に対するVEGF(A)及びTGF−β(B)ジーン表現作用結果電気泳動図である。 本発明の好適な実施例の霍山デンドロビーコーリイス粗抽出物DeCaMが正常状況下のRPE細胞に対するβ−actin(A)及びbFGF(B)ジーン表現作用結果電気泳動図である。 本発明の好適な実施例の霍山デンドロビーコーリイス粗抽出物DeCaMが酸素欠乏状況下のRPE細胞に対するβ−actin(A)及びbFGF(B)ジーン表現作用結果電気泳動図である。 本発明の好適な実施例の霍山デンドロビーコーリイス粗抽出物DeCaMが酸素欠乏状況下のRPE細胞に対するVEGF(A)及びTGF−β(B)ジーン表現作用結果電気泳動図である。 本発明の好適な実施例の霍山デンドロビーコーリイスメタノール抽出物及び肝生長因子がRPE細胞に対する蛋白質水解活性影響電気泳動図である。 図32に基づいて描かれた霍山デンドロビーコーリイスメタノール抽出物及び肝生長因子がRPE細胞に対する蛋白質水解活性影響の折線図である。 本発明の好適な実施例の霍山デンドロビーコーリイスメタノール抽出物が糖尿病を有するラット体内のAGE含量に対する影響柱形図である。

Claims (3)

  1. 霍山デンドロビーコーリイス植物抽出物の調製方法であって、
    (a)メタノールまたはエタノールで霍山デンドロビーコーリイス植物を抽出して第1のアルコール類抽出物を生ずるステップと、
    (b)先ずエチル−アセテートで、次いで水で前記第1のアルコール類抽出物を抽出して第1の水層抽出物を生ずるステップと、
    (c)エチル−アセテートで前記第1の水層抽出物を抽出してエステル抽出物及び第2の水層抽出物を生ずるステップと、
    (d)ブタノールまたはn−ブタノールで前記第2の水層抽出物を抽出して第2のアルコール類抽出物及び第3の水層抽出物を生ずるステップと、
    (e)色層分析法で前記第2のアルコール類抽出物を色層分析して(chromatographing)第1の溶出物を得るステップと、
    (f)イソプロパノールと水で組成した混合物である第1の溶出剤で前記第1の溶出物を溶出して第2の溶出物を得るステップと、
    (g)メタノール/水/酢酸で組成した混合物で前記第2の溶出物へ色層分析を行う(chromatograph)ことにより第3の溶出物を生じるステップと
    を備えてなる、霍山デンドロビーコーリイス植物抽出物の調製方法。
  2. 前記霍山デンドロビーコーリイス植物抽出物の調製方法において、前記第1の溶出物がDCMPbL6,7と名付けられた、請求項1に記載の植物抽出物の調製方法。
  3. 前記霍山デンドロビーコーリイス植物抽出物の調製方法において、
    ステップ(e)は第2の溶出剤により実施され、
    前記第2の溶出剤は体積比が1:1のメタノールと水との混合物により組成され、
    前記第1の溶出剤はイソプロパノールと水とを体積比20:80で組成した混合物であり、且つ該第2の溶出物はDCMPbL6,7D2と名付けられ、
    前記DCMPbL6,7D2は更に、メタノール/水/酢酸を体積比30:65:1にて組成した混合物で色層分析を行う(chromatograph)ことにより前記第3の溶出物DCMPbL6,7D2H2を生じ、
    前記第1の溶出剤はイソプロパノールと水とを体積比30:70にて組成した混合物であり、そして前記第2の溶出物はDCMPbL6,7D3と名付けられ、
    前記DCMPbL6,7D3は更に一個のメタノール/水/酢酸を体積比40:60:1にて組成した混合物で色層分析を行うことにより前記第3の溶出物DCMPbL6,7D3H3を生じ、
    前記第1の溶出剤はイソプロパノールと水とを体積比40:60にて組成した混合物であり、そして該第2の溶出物の名称はDCMPbL6,7D4と名付けられ、及び
    前記DCMPbL6,7D4はさらに一個のメタノール/水/酢酸を体積比45:55:1にて組成した混合物で色層分析を行うことにより前記第3の溶出物DCMPbL6,7D4H3を生ずる、
    請求項2に記載の植物抽出物の調製方法。
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