JP4420947B2 - 直線変位検出装置 - Google Patents
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Description
従来より、図12に示したように、シャフト101の1次元変位(直線変位、直線運動)を、回転角度センサ102のセンサロータに固定されたセンサレバー104の回転変位(回転運動)に変換して検出する直線変位検出装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
センサレバー104のセンサロータ側端部は、回転角度センサ102の回転軸103に回転可能に軸支されている。また、センサレバー104のシャフト側端部には、長穴105が設けられており、この長穴105にシャフト101の接触部111がネジ止めされている。
この回転角度センサ102は、センサロータの回転角度を電気信号に変換して出力することで、シャフト101の直線変位(シャフト変位またはシャフト現在位置)を検出する変位センサである。
ところが、従来の直線変位検出装置においては、直線変位以外にシャフト101の半径方向への揺動が加わる場合、シャフト101の揺動が、センサレバー104への捩じれ力となり、見かけ上シャフト101の直線変位となるので、シャフト101の直線変位測定誤差となるという問題があった。また、上記の場合には、シャフト101の揺動が、センサレバー104への捩じれ力となり、センサレバー104への負荷となるので、繰り返し応力に対する強度確保が必要となるという問題があった。
さらに、回転角度センサ102の回転軸103およびセンサロータとシャフト101とがオフセット配置となる場合には、センサレバー104が片持ちとなるため、シャフト変位を伝達する間に捩じれが生じ、シャフト101の直線変位測定誤差となるという問題があった。
なお、従来の直線変位検出装置においては、シャフト101の直線変位をセンサレバー104の回転変位に変換する際に生じる歪みを、シャフト101の接触部111とセンサレバー104の長穴105との接触する位置関係を変えて、つまり長穴105にてセンサレバー104の回転半径(R)を変えて回避することが提示されている。
しかし、センサレバー104の回転半径(R)が大きくなると、シャフト101の直線変位量に対してセンサレバー104の回転角度の変位量が小さくなる。また、センサレバー104の回転半径(R)が小さくなると、シャフト101の直線変位量に対してセンサレバー104の回転角度の変位量が大きくなる。したがって、センサレバー104の回転半径(R)が変わると、シャフト101の直線変位とセンサレバー104の回転角度との関係が崩れ、非線形となり、シャフト101の直線変位検出精度が低下するという問題があった。
これによって、センサロッドからセンサレバーにシャフトの直線変位が伝達される際に、センサレバーの捩じりが無くなるので、シャフトの直線変位測定誤差を低減することができる。
また、シャフトの揺動がセンサロッドおよびセンサレバーに伝わり難くなるので、シャフトの揺動がセンサレバーへの負荷とならない。これによって、繰り返し応力に対するセンサレバーの捩じれ強度の確保が不要となる。
請求項4及び9に記載の発明によれば、シャフトとセンサロッドの保持部との間にベアリングが設置されている。そして、軸受け部材は、環状のベアリングである。
なお、シャフトの嵌合部とセンサロッドの保持部との間に軸受け部材(ベアリング)を設置しても良い。
請求項10に記載の発明によれば、センサレバーの接触部は、センサレバーに一体的に形成された筒部である。そして、この筒部の内壁面が、センサロッドの当接部の当接面が当接する当たり面とされている。
請求項11に記載の発明によれば、センサロッドの当接部として、センサロッドに一体的に形成された球形状の嵌合頭部を用いている。
これによって、シャフトの直線変位をセンサレバーの回転変位に変換する際にセンサロッドの傾きが小さくなり、また、センサロッドとセンサレバーとの当接部分に生じる横ズレが小さくなるので、シャフトの直線変位検出精度を向上することができる。
これによって、シャフトの直線変位をセンサレバーの回転変位に変換する際にセンサロッドの傾きが小さくなり、また、センサロッドとセンサレバーとの当接部分に生じる横ズレが小さくなるので、シャフトの直線変位検出精度を向上することができる。
図1ないし図11は本発明の実施例1を示したもので、図1および図2は直線変位検出装置を備えた内燃機関(直列4気筒エンジン)の概略構成を示した図で、図3は直列4気筒エンジンの概略構成を示した図で、図4は直列4気筒エンジンの可変動弁機構を示した図である。
また、ロッカアーム4は、シリンダヘッド1に取り付けられた油圧式ラッシュアジャスタ23の先端部に基端部が回転自在に支持されている。カムシャフト5の外周には、カム24が一体的に形成されている。
また、エンジンの吸気管、特にインテークマニホールドまたはサージタンクの上流側に結合されるスロットルボディ内には、スロットルバルブが配置されている。吸気バルブ3のバルブリフト量の変化によって吸入空気量が調節されている場合には、通常、スロットルバルブの開度が全開状態となっている。スロットルバルブの開度制御としては、例えばエンジン始動時にはスロットルバルブを全開にし、エンジン停止時にはスロットルバルブを全閉にする制御を行う。なお、後述するような可変動弁機構6の故障により吸気バルブ3のバルブリフト量の調節が困難となった場合には、スロットルバルブの開度制御により吸入空気量を制御している。
なお、本実施例のエンジンでは、各気筒にそれぞれ一対の吸気バルブ3およびロッカアーム4が設けられており、一対の吸気バルブ3が、1つのカム24によって開閉駆動される。
また、可変動弁機構6には、エンジンの各気筒毎に設けられた1つのカム24に対応して、1つの入力ギヤ27が設置されている。この入力ギヤ27の両側には、エンジンの各気筒毎に設けられた一対の吸気バルブ3のそれぞれに対応して、2つの出力ギヤ28が設置されている。すなわち、本実施例では、複数の可変動弁機構6を備えている。
そして、コントロールシャフト11には、このコントロールシャフト11とスライダギヤ26とを連結するためのコネクトピン32が半径方向に挿入されている。このコネクトピン32は、コントロールシャフト11の外周面から突出した状態となっている。また、コントロールシャフト11は、その軸線方向のコネクタ側(アクチュエータ側)に、ベアリング軸受け12を嵌合するベアリング嵌合部33を有している。なお、ベアリング嵌合部33は、ベアリング軸受け12に対する相対的な回転変位(揺動)は許容されているが、ベアリング軸受け12に対する軸線方向への相対的な移動は成されないように構成されている。
また、ロッカシャフト25におけるコネクトピン32に対応する位置には、コネクトピン32が貫通する長穴34が形成されている。
2つの出力ギヤ28は、ロッカシャフト25の外周面から離れる方向に突出する略三角形状のノーズ部39をそれぞれ有している。ノーズ部39の一辺(図5および図6中の図示下方側の辺)には、凹状に湾曲したカム面40が形成されている。このカム面40には、吸気バルブ3のバルブスプリング21の付勢力によって、ロッカアーム4に回転自在に取り付けられたローラ29が押し付けられている。
スライダギヤ26は、円筒状に形成されている。このスライダギヤ26の軸線方向の中央外周には、右ねじ螺旋状に形成された入力用ヘリカルスプライン(入力用ヘリカルギヤ)41が設けられている。
また、スライダギヤ26における入力用ヘリカルスプライン41の両側には、左ねじ螺旋状に形成された出力用ヘリカルスプライン(出力用ヘリカルギヤ)42がそれぞれ設けられている。
また、スライダギヤ26の内周面における上記のコネクトピン32に対応する位置には、コネクトピン32の先端が挿入される周方向溝45が形成されている。この周方向溝45内には、ブッシュ46が設けられている。このブッシュ46には、コネクトピン32の先端部分が挿入される挿入孔が形成されている。
回転直動運動変換機構は、ボールネジシャフトを含んで構成されて、電動モータより入力された回転運動を直線運動に変換してコントロールシャフト11を直線運動させる機構である。
なお、本実施例では、コントロールシャフト11の移動方向について、コントロールシャフト11がアクチュエータ9から押し出される方向を正方向とし、コントロールシャフト11がアクチュエータ9へ引き込まれる方向を逆方向としている。
そして、ECUには、制御処理や演算処理を行うCPU、制御プログラムや各種データを保存する記憶装置(RAMやROM等のメモリ)、入力回路、出力回路等の機能を含んで構成される周知の構造のマイクロコンピュータが設けられている。
ECUは、車速センサ、クランク角度センサ、アクセル開度センサ、エアフローメータ、冷却水温センサおよび回転角度センサ7等の各種センサからのセンサ信号が、A/D変換器によってA/D変換された後に、マイクロコンピュータに入力されるように構成されている。
なお、ECUは、イグニッションスイッチがオフ(IG・OFF)されると、制御プログラムに基づく上記の制御が強制的に終了するように構成されている。
具体的には、次のようにアクチュエータ9の制御を行う。
実際のバルブリフト量が目標のバルブリフト量よりも大きく、バルブ作用角を小さくする要求があるときには、コントロールシャフト11が正方向へ向けて変位するようにアクチュエータ9の電動モータを駆動する。
実際のバルブリフト量が目標のバルブリフト量よりも小さく、バルブ作用角を大きくする要求があるときには、コントロールシャフト11が逆方向へ向けて変位するようにアクチュエータ9の電動モータを駆動する。
回転角度センサ7は、センサロータ15の回転軸方向の一端部に固定された磁石(永久磁石:以下マグネットと呼ぶ)と、このマグネットより出た磁束を検出する非接触式の磁気検出素子を有するホールICと、マグネットより出た磁束をホールICに集中させるための分割型ヨーク(開放型ヨーク)とを備え、センサロータ15、つまりマグネットの回転角度に対するホールICの出力変化特性を利用してセンサレバー14およびセンサロータ15の回転角度を検出する。
なお、OBDとは、車載診断装置による故障診断機能(オンボード・ダイアグノーシス)のことである。
本実施例における可変動弁機構6の故障とは、アクチュエータ9の構成部品(電動モータ、ベアリング等)の損傷、破損により、バルブリフト量の可変動作(コントロールシャフト11をその軸線方向に駆動すること)が円滑に実施できない場合や、バルブリフト量の可変動作が不能になる場合のことを言うものとする。
マグネットは、センサレバー14およびセンサロータ15の回転に伴って回転するように、センサロータ15の回転軸方向の一端部(マグネット装着部)に保持固定されている。このマグネットは、センサロータ15の回転軸(回転中心軸線)に対して垂直な半径方向に着磁されている。
ベアリング軸受け12は、コントロールシャフト11のベアリング嵌合部33の外周とセンサロッド13のベアリング保持部51の内周との間に配置されて、ベアリング嵌合部33の外周を周方向に取り囲むように配設されている。このベアリング軸受け12は、センサロッド13の軸線方向の一端部(ベアリング保持部51)に保持固定されている。そして、ベアリング軸受け12は、ベアリング保持部51の内周に圧入固定されている。なお、ベアリング軸受け12の代わりに、滑り軸受けやボールベアリング等の軸受け部材を用いても良い。
そして、センサロッド13は、ベアリング軸受け12と共に、コントロールシャフト11の直線変位(直線運動)をセンサレバー14に伝達する直線変位伝達機構を構成する。
そして、センサレバー14のレバー本体54の一端部には、センサロッド13の当接部(嵌合頭部52)との接触部が設けられている。センサレバー14の接触部は、センサレバー14に一体的に形成されて、内部にセンサロッド13の当接部を含む他端側(先端側)が挿入される円筒部(係合部)55である。この円筒部55は、センサレバー14のレバー本体54の板長さ方向(または板幅方向)に対して垂直な板厚方向の図示下方側に突出するように真っ直ぐに延びている。また、円筒部55の図示下端には、センサロッド13の当接部(嵌合頭部52)を挿入可能な開口部(ロッド挿入口)56が形成されている。そして、円筒部55の内壁面は、センサロッド13の嵌合頭部52の当接面が当接する当たり面とされている。
また、センサレバー14のレバー本体54の他端部には、センサロータ15の外周に嵌合保持されるロータ嵌合部57が設けられている。このロータ嵌合部57には、センサロータ15が貫通する嵌合孔59が設けられている。
次に、本実施例の内燃機関の動弁装置の作用を図1ないし図6に基づいて簡単に説明する。
なお、1つの入力ギヤ27および2つの出力ギヤ28が揺動する際には、これらの入力用ヘリカルスプライン41および出力用ヘリカルスプライン42にスライダギヤ26がスプライン結合しており、コントロールシャフト11がコネクトピン32を介してスライダギヤ26に連結されている。このため、カムシャフト5が回転すると、コントロールシャフト11もその軸芯を中心にして揺動する。
次に、本実施例の直線変位検出装置の検出方法を図1ないし図7に基づいて簡単に説明する。ここで、図7(a)〜図7(c)はコントロールシャフトの動き(直線運動、直動)とセンサレバーの動き(回転運動)との関係を示した図である。
そして、ECUは、図10(a)のグラフに示したように、回転角度センサ7より出力されるセンサ出力電圧(リニア出力電圧:0.4V/mm、センサ出力電圧=f(θ)+2.5V)に基づいて、コントロールシャフト11の直線変位量(ストローク量)を算出し、このストローク量に基づいてバルブリフト量(検出値)を算出する。
以上のように、本実施例の直線変位検出装置においては、内燃機関(直列4気筒エンジン)の可変動弁機構6のコントロールシャフト11のベアリング嵌合部33の外周とセンサロッド13のベアリング保持部51の内周との間に、コントロールシャフト11の揺動(回転力)を逃がすベアリング軸受け12を設置している。これにより、カムシャフト5の回転に伴ってコントロールシャフト11の軸芯を中心にしてコントロールシャフト11が揺動した場合であっても、センサロッド13のベアリング保持部51の内周に圧入固定されたベアリング軸受け12によってコントロールシャフト11の揺動を逃がすことが可能となる。
ここで、本実施例の直線変位検出装置においては、可変動弁機構6のコントロールシャフト11の直線変位(直線運動、直動)を、センサレバー14およびセンサロータ15の回転変位(回転運動)に変換する際に、センサロッド13の先端に一体的に形成された球形状の嵌合頭部(当接部)52と、センサレバー14のレバー本体54の一端部に一体的に形成された円筒部(接触部)55との当接部分(接触部分)の位置が変化するため、以下の3つの問題点がある。
また、コントロールシャフト11の直線変位、つまり回転角度センサ7のセンサレバー14およびセンサロータ15の回転変位を測定(検出)する際に、コントロールシャフト11およびセンサロッド13の直線変位(ストローク)方向に平行な、センサレバー14の円筒部(接触部)55の回転軌跡の接線とセンサレバー14の接触部の回転軌跡との交点、測定開始点および測定終了点をどのように設定するかによっても、コントロールシャフト11の直線変位検出精度が異なる。
そして、回転角度センサ7のセンサ特性として、回転角度センサ7のセンサ出力電圧(机上)は、センサレバー14の回転角度に対する回転角度センサ7の出力変化特性がリニア(直線的)な関係となっている。そして、Lo端=1.1V、Hi端=3.9Vにて出力書き込みする。
また、コントロールシャフト11およびセンサロッド13の直線変位と、回転角度センサ7のセンサレバー14およびセンサロータ15の回転変位との変換は、センサレバー角度(θ)=Sin-1{(シャフト位置−接線位置)/最大直線変位量}である。なお、最大直線変位量(最大ストローク量:Z)は、例えば7mmである。また、接線位置とは、コントロールシャフト11の直線変位方向に平行な、センサレバー14の接触部の回転軌跡の接線とセンサレバー14の接触部の回転軌跡との交点の位置である。
センサレバー角度:θ=Sin-1{(L)/Z}
=Sin-1{(L)/7mm}
ここで、Lは、Lo端(A)に対するコントロールシャフト11の移動位置(シャフト位置)である。
センサ出力電圧=f(θ)+1.1V
センサレバー角度:θ=Sin-1{(L)/Z}
=Sin-1{(L)/7mm}
ここで、Lは、Hi端(B)またはLo端に対するコントロールシャフト11の移動位置(シャフト位置)である。
センサ出力電圧=3.9V−f(θ)
したがって、コントロールシャフト11の最大直線変位量(Z)の中間点は、回転角度センサ7におけるセンサレバー14の接触部の測定開始点(Lo端)から測定終了点(Hi端)までの真ん中に位置している。
センサレバー角度:θ=Sin-1{(L−(Z/2))/Z}
=Sin-1{(L−3.5mm)/7mm}
ここで、Lは、Hi端とLo端との中間点(C)に対するコントロールシャフト11の移動位置(シャフト位置)である。
センサ出力電圧=f(θ)+2.5V
これによって、コントロールシャフト11の直線変位を、回転角度センサ7のセンサレバー14およびセンサロータ15の回転変位に変換する際に、センサロッド13の嵌合頭部(当接部)52の傾きが小さくなり、更に、センサロッド13の嵌合頭部(当接部)52とセンサレバー14の円筒部(接触部)55との当接部分に生じる横ズレが小さくなるので、コントロールシャフト11の直線変位検出精度を向上することができる。
センサロッド13の当接部は、センサロッド13の先端側に配設されて、ロッド本体53よりも外径の小さいシャフト部61、このシャフト部61の外周に回転自在に嵌め合わされた円筒ローラ62、この円筒ローラ62を円環状の段差63との間に回転可能に挟み込む円環状のカラー64、およびこのカラー64の抜け止めをするEリング65等によって構成されている。
本実施例では、本発明の直線変位検出装置を、内燃機関の可変動弁機構6のコントロールシャフト11の直線変位(直線運動)を、回転角度センサ7のセンサレバー14およびセンサロータ15の回転変位(回転運動)に変換して検出(測定)する直線変位検出装置に適用しているが、本発明の直線変位検出装置を、他のシャフトの直線変位(直線運動)を、回転角度センサのセンサレバーおよびセンサロータの回転変位(回転運動)に変換して検出(測定)する直線変位検出装置に適用しても良い。例えば自動車等の車両に搭載される車高センサ等に適用しても良い。
本実施例では、回転角度センサとして、マグネットより出た磁束を検出する非接触式の磁気検出素子を有するホールICを備えた回転角度センサ7を採用しているが、回転角度センサとして、抵抗摺動式の回転角度センサを採用しても良い。
また、内燃機関は、ガソリンエンジンであっても、ディーゼルエンジンであっても構わない。また、内燃機関の気筒数は、任意である。
また、可変動弁機構によって排気バルブのバルブリフト量を変化させても良い。この場合には、直線変位検出装置によってコントールシャフトの直線変位を検出することで、排気バルブのバルブリフト量を測定することができる。
3 吸気バルブ(内燃機関の吸気バルブ)
5 カムシャフト
6 可変動弁機構(内燃機関の可変動弁機構)
7 回転角度センサ(回転変位センサ)
9 アクチュエータ(シャフト駆動装置)
11 コントロールシャフト
12 ベアリング軸受け(軸受け部材、ベアリング)
13 センサロッド
14 センサレバー
15 センサロータ
33 コントロールシャフトのベアリング嵌合部
51 センサロッドのベアリング保持部
52 センサロッドの嵌合頭部(当接部)
55 センサレバーの円筒部(接触部)
57 センサレバーのロータ嵌合部
62 センサロッドの円筒ローラ(当接部)
Claims (15)
- シャフトの直線変位を、回転変位センサのセンサロータの回転変位に変換して検出する直線変位検出装置において、
(a)前記センサロータに固定されて、前記センサロータの軸芯を中心にして回転するセンサレバーと、
(b)前記シャフトと前記センサレバーとの間に配置されて、前記シャフトの直線変位を前記センサレバーに伝達するセンサロッドと、
(c)前記シャフトと前記センサロッドとの間に配置されて、前記シャフトの揺動を逃がす軸受け部材と
を備えたことを特徴とする直線変位検出装置。 - 請求項1に記載の直線変位検出装置において、
前記シャフトの直線変位を回転変位に変換する直線回転変位変換機構を備え、
前記直線回転変位変換機構は、前記センサロッドと前記センサレバーとに分割されていることを特徴とする直線変位検出装置。 - 請求項1または請求項2に記載の直線変位検出装置において、
前記シャフトをその軸線方向に直線移動させるアクチュエータを備え、
前記シャフトは、そのアクチュエータ側に嵌合部を有し、
前記軸受け部材は、前記嵌合部の外周に嵌め合わされていることを特徴とする直線変位検出装置。 - 請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1つに記載の直線変位検出装置において、
前記軸受け部材は、環状のベアリングであって、
前記センサロッドは、前記ベアリングを保持する環状の保持部を有していることを特徴とする直線変位検出装置。 - 請求項1ないし請求項4のうちのいずれか1つに記載の直線変位検出装置において、
前記センサロッドは、前記センサレバーとの当接部を有し、
前記センサレバーは、前記センサロッドの当接部との接触部を有していることを特徴とする直線変位検出装置。 - シャフトの直線変位を、回転変位センサのセンサロータの回転変位に変換して検出する直線変位検出装置において、
(a)前記センサロータに固定されて、前記センサロータの軸芯を中心にして回転するセンサレバーと、
(b)前記シャフトと前記センサレバーとの間に配置されて、前記シャフトの直線変位を前記センサレバーに伝達するセンサロッドと、
(c)前記シャフトと前記センサロッドとの間に配置されて、前記シャフトの揺動を逃がす軸受け部材と
を備え、
前記センサロッドは、前記センサレバーとの当接部を有し、
前記センサレバーは、前記センサロッドの当接部との接触部を有していることを特徴とする直線変位検出装置。 - 請求項6に記載の直線変位検出装置において、
前記シャフトの直線変位を回転変位に変換する直線回転変位変換機構を備え、
前記直線回転変位変換機構は、前記センサロッドと前記センサレバーとに分割されていることを特徴とする直線変位検出装置。 - 請求項6または請求項7に記載の直線変位検出装置において、
前記シャフトをその軸線方向に直線移動させるアクチュエータを備え、
前記シャフトは、そのアクチュエータ側に嵌合部を有し、
前記軸受け部材は、前記嵌合部の外周に嵌め合わされていることを特徴とする直線変位検出装置。 - 請求項6ないし請求項8のうちのいずれか1つに記載の直線変位検出装置において、
前記軸受け部材は、環状のベアリングであって、
前記センサロッドは、前記ベアリングを保持する環状の保持部を有していることを特徴とする直線変位検出装置。 - 請求項5または請求項6に記載の直線変位検出装置において、
前記センサレバーの接触部は、前記センサレバーに一体的に形成されて、内部に前記センサロッドが挿入される筒部であって、
前記筒部の内壁面が、前記センサロッドの当接部の当接面が当接する当たり面とされていることを特徴とする直線変位検出装置。 - 請求項5、請求項6または請求項10のうちのいずれか1つに記載の直線変位検出装置において、
前記センサロッドの当接部は、前記センサロッドに一体的に形成された嵌合頭部であって、
前記嵌合頭部は、球形状に形成されていることを特徴とする直線変位検出装置。 - 請求項5、請求項6または請求項10のうちのいずれか1つに記載の直線変位検出装置において、
前記センサロッドの当接部は、前記センサロッドの外周に回転自在に嵌め合わされた円筒ローラであって、
前記円筒ローラは、太鼓腹形状に形成されていることを特徴とする直線変位検出装置。 - 請求項1ないし請求項12のうちのいずれか1つに記載の直線変位検出装置において、 前記回転変位センサは、前記センサロータに固定された磁石、およびこの磁石より出た磁束を検出する非接触式の磁気検出素子を有し、前記磁石の回転角度に対する前記磁気検出素子の出力変化特性を利用して前記センサロータまたは前記センサレバーの回転角度を検出することを特徴とする直線変位検出装置。
- 請求項1ないし請求項13のうちのいずれか1つに記載の直線変位検出装置において、 前記センサレバーは、前記センサロッドとの接触部を有し、
前記回転変位センサは、
前記シャフトの直線変位方向に平行な、前記センサレバーの接触部の回転軌跡の接線と前記センサレバーの接触部の回転軌跡との交点を、前記シャフトの最大直線変位量の中間点としていることを特徴とする直線変位検出装置。 - 請求項14に記載の直線変位検出装置において、
前記シャフトの最大直線変位量の中間点は、前記回転変位センサにおける測定の開始点から終了点までの真ん中に位置していることを特徴とする直線変位検出装置。
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