JP4420947B2 - 直線変位検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シャフトの直線変位(直線運動)を、回転変位センサのセンサロータの回転変位(回転運動)に変換して検出する直線変位検出装置に関するものである。
[従来の技術]
従来より、図12に示したように、シャフト101の1次元変位(直線変位、直線運動)を、回転角度センサ102のセンサロータに固定されたセンサレバー104の回転変位(回転運動)に変換して検出する直線変位検出装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
センサレバー104のセンサロータ側端部は、回転角度センサ102の回転軸103に回転可能に軸支されている。また、センサレバー104のシャフト側端部には、長穴105が設けられており、この長穴105にシャフト101の接触部111がネジ止めされている。
回転角度センサ102の内部には、センサレバー104と共に回転軸103に設けられたセンサロータと、このセンサロータに対面する印刷基板とが設けられている。この印刷基板上には、円弧状の抵抗体パターンおよびこの抵抗体パターンと同心円弧状の導電体パターンが形成されている。また、センサロータには、抵抗体パターンと導電体パターンとを橋渡しするブラシが取り付けられている。
この回転角度センサ102は、センサロータの回転角度を電気信号に変換して出力することで、シャフト101の直線変位(シャフト変位またはシャフト現在位置)を検出する変位センサである。
[従来の技術の不具合]
ところが、従来の直線変位検出装置においては、直線変位以外にシャフト101の半径方向への揺動が加わる場合、シャフト101の揺動が、センサレバー104への捩じれ力となり、見かけ上シャフト101の直線変位となるので、シャフト101の直線変位測定誤差となるという問題があった。また、上記の場合には、シャフト101の揺動が、センサレバー104への捩じれ力となり、センサレバー104への負荷となるので、繰り返し応力に対する強度確保が必要となるという問題があった。
さらに、回転角度センサ102の回転軸103およびセンサロータとシャフト101とがオフセット配置となる場合には、センサレバー104が片持ちとなるため、シャフト変位を伝達する間に捩じれが生じ、シャフト101の直線変位測定誤差となるという問題があった。
また、従来の直線変位検出装置においては、シャフト101の直線変位をセンサレバー104の回転変位に変換する際に、シャフト101の接触部111とセンサレバー104の長穴105との接触する位置が変わるという問題、および歪みが発生するという問題があった。
なお、従来の直線変位検出装置においては、シャフト101の直線変位をセンサレバー104の回転変位に変換する際に生じる歪みを、シャフト101の接触部111とセンサレバー104の長穴105との接触する位置関係を変えて、つまり長穴105にてセンサレバー104の回転半径(R)を変えて回避することが提示されている。
しかし、センサレバー104の回転半径(R)が大きくなると、シャフト101の直線変位量に対してセンサレバー104の回転角度の変位量が小さくなる。また、センサレバー104の回転半径(R)が小さくなると、シャフト101の直線変位量に対してセンサレバー104の回転角度の変位量が大きくなる。したがって、センサレバー104の回転半径(R)が変わると、シャフト101の直線変位とセンサレバー104の回転角度との関係が崩れ、非線形となり、シャフト101の直線変位検出精度が低下するという問題があった。
特開平10−002706号公報
本発明の目的は、シャフトの直線変位測定誤差を低減することのできる直線変位検出装置を提供することにある。また、シャフトの直線変位検出精度を向上することのできる直線変位検出装置を提供することにある。
請求項1及び6に記載の発明によれば、シャフトとセンサロッドとの間に、シャフトの揺動(回転力)を逃がす軸受け部材を設置している。これにより、シャフトが揺動した場合でも、軸受け部材によってシャフトの揺動を逃がすことが可能となるので、シャフトの揺動がセンサロッドに伝わり難くなる。
これによって、センサロッドからセンサレバーにシャフトの直線変位が伝達される際に、センサレバーの捩じりが無くなるので、シャフトの直線変位測定誤差を低減することができる。
また、シャフトの揺動がセンサロッドおよびセンサレバーに伝わり難くなるので、シャフトの揺動がセンサレバーへの負荷とならない。これによって、繰り返し応力に対するセンサレバーの捩じれ強度の確保が不要となる。
請求項2及び7に記載の発明によれば、シャフトの直線変位を回転変位(回転変位センサのセンサロータの回転変位)に変換する直線回転変位変換機構を、センサロッドとセンサレバーとに分割している。これにより、シャフトの直線変位をセンサロータおよびセンサレバーの回転変位に変換する際に生じる歪みを吸収することが可能となる。これによって、従来の技術に示されたシャフトとセンサレバーとの連結構造である、センサレバーの回転半径を変えて歪みを吸収する長穴構造を用いる必要がないので、シャフトの直線変位検出精度を向上することができる。
請求項3及び8に記載の発明によれば、シャフトの嵌合部とセンサロッドとの間に軸受け部材が設置されている。そして、軸受け部材は、シャフトの嵌合部の外周に嵌め合わされている。
請求項4及び9に記載の発明によれば、シャフトとセンサロッドの保持部との間にベアリングが設置されている。そして、軸受け部材は、環状のベアリングである。
なお、シャフトの嵌合部とセンサロッドの保持部との間に軸受け部材(ベアリング)を設置しても良い。
請求項5及び6に記載の発明によれば、センサロッドの当接部とセンサレバーの接触部との接触により、シャフトの直線変位がセンサロッドを経てセンサレバーに伝わる。
請求項10に記載の発明によれば、センサレバーの接触部は、センサレバーに一体的に形成された筒部である。そして、この筒部の内壁面が、センサロッドの当接部の当接面が当接する当たり面とされている。
請求項11に記載の発明によれば、センサロッドの当接部として、センサロッドに一体的に形成された球形状の嵌合頭部を用いている。
請求項12に記載の発明によれば、センサロッドの当接部として、センサロッドの外周に回転自在に嵌め合わされた太鼓腹形状の円筒ローラを用いている。この場合には、シャフトの直線変位をセンサレバーの回転変位に変換する際にセンサロッドの当接部が傾いても、センサロッドの当接部の当接面が当接する、センサレバーの接触部の当たり面が変わらず、センサロッドの当接部とセンサレバーの接触部との当接部分にズレが発生しない。これにより、シャフトの直線変位検出精度を確保することができる。また、円筒ローラが回転することで、センサロッドの当接部とセンサレバーの接触部との当接部分の摩耗を抑えることができるので、センサロッドの当接部またはセンサレバーの接触部の耐摩耗性を向上することができる。
請求項13に記載の発明によれば、回転変位センサとして、センサロータに固定された磁石、およびこの磁石より出た磁束を検出する非接触式の磁気検出素子を有し、磁石の回転角度に対する磁気検出素子の出力変化特性を利用して前記センサロータまたは前記センサレバーの回転角度を検出するセンサロータ角度センサまたはセンサレバー角度センサを用いても良い。
請求項14に記載の発明によれば、回転変位センサは、シャフトの直線変位方向に平行な、センサレバーの接触部の回転軌跡の接線とセンサレバーの接触部の回転軌跡との交点を、シャフトの最大直線変位量の中間点としている。
これによって、シャフトの直線変位をセンサレバーの回転変位に変換する際にセンサロッドの傾きが小さくなり、また、センサロッドとセンサレバーとの当接部分に生じる横ズレが小さくなるので、シャフトの直線変位検出精度を向上することができる。
請求項15に記載の発明によれば、シャフトの最大直線変位量の中間点は、回転変位センサにおける測定の開始点から終了点までの真ん中に位置している。
これによって、シャフトの直線変位をセンサレバーの回転変位に変換する際にセンサロッドの傾きが小さくなり、また、センサロッドとセンサレバーとの当接部分に生じる横ズレが小さくなるので、シャフトの直線変位検出精度を向上することができる。
本発明を実施するための最良の形態は、シャフトの直線変位測定誤差を低減するという目的を、シャフトとセンサロッドとの間に、シャフトの揺動(回転力)を逃がす軸受け部材を配置することで実現した。また、シャフトの直線変位検出精度を向上するという目的を、直線回転変位変換機構をセンサロッドとセンサレバーとに分割して、シャフトの直線変位をセンサロータおよびセンサレバーの回転変位に変換する際に生じる歪みを吸収することで実現した。
[実施例1の構成]
図1ないし図11は本発明の実施例1を示したもので、図1および図2は直線変位検出装置を備えた内燃機関(直列4気筒エンジン)の概略構成を示した図で、図3は直列4気筒エンジンの概略構成を示した図で、図4は直列4気筒エンジンの可変動弁機構を示した図である。
本実施例の内燃機関は、例えば自動車等の車両のエンジンルームに搭載されており、吸入空気と燃料との混合気を燃焼室内で燃焼させて得られる熱エネルギーにより出力を発生する直列4気筒エンジン(以下エンジンと略す)が採用されている。このエンジンは、吸気管の下流端に気密的に結合されるシリンダヘッド1と、内部にシリンダボアが形成されたシリンダブロック(図示せず)とを備えている。そして、シリンダヘッド1の上部(および側方部)には、ヘッドカバー2が取り付けられている。
ここで、本実施例の動弁装置(内燃機関の動弁装置)は、図1ないし図6に示したように、シリンダヘッド1に形成される吸気ポートを開閉する吸気バルブ3と、シリンダヘッド1に揺動可能に軸支されたロッカアーム4と、エンジンのクランクシャフトの回転に伴って回転するカムシャフト5と、ロッカアーム4とカムシャフト5との間に設置された可変動弁機構(内燃機関の可変動弁機構)6と、この可変動弁機構6を、スロットル制御装置等の各システムと関連して制御するエンジン制御ユニット(エンジン制御装置:以下ECUと言う)とを備えている。
そして、本実施例のエンジンには、図1および図2に示したように、可変動弁機構6のコントロールシャフト11の軸線方向の直線変位(直線運動)を、ベアリング軸受け12、センサロッド13およびセンサレバー14を経て、回転変位センサとしての回転角度センサ7のセンサロータ(回転軸)15の回転変位(回転運動)に変換して検出する直線変位検出装置が取り付けられている。また、エンジンには、コントロールシャフト11をその軸線方向に直線移動させるアクチュエータ(シャフト駆動装置)9が取り付けられている。
シリンダヘッド1の一方側に形成される複数の吸気ポートは、ポペット型の吸気バルブ3によって開閉され、また、シリンダヘッド1の他方側に形成される複数の排気ポートは、ポペット型の排気バルブ(図示せず)によって開閉される。ここで、吸気バルブ3には、バルブスプリング21が設けられており、また、排気バルブには、バルブスプリング(図示せず)が設けられている。
そして、シリンダヘッド1には、先端部がエンジンの各気筒毎の燃焼室内に露出するようにスパークプラグ(図示せず)が取り付けられている。また、シリンダヘッド1には、吸気ポート内に最適なタイミングで燃料を噴射するインジェクタ(図示せず)が取り付けられている。また、ヘッドカバー2には、内部に円形状の開口部が形成された円筒状のセンサ嵌合部22が設けられている。このセンサ嵌合部22には、Oリング16を介して、回転角度センサ7のハウジング17が気密的に嵌合保持されている。
また、ロッカアーム4は、シリンダヘッド1に取り付けられた油圧式ラッシュアジャスタ23の先端部に基端部が回転自在に支持されている。カムシャフト5の外周には、カム24が一体的に形成されている。
また、本実施例のエンジンは、吸気バルブ3のバルブリフト量を連続的に変化させることで、エンジンの各気筒毎の燃焼室内に吸入される吸入空気の流量(吸入空気量)を調節している。なお、実際にはバルブ作用角も同時に変化しているので、以下に、説明するバルブリフト量の変化はバルブ作用角の変化にも対応している。
また、エンジンの吸気管、特にインテークマニホールドまたはサージタンクの上流側に結合されるスロットルボディ内には、スロットルバルブが配置されている。吸気バルブ3のバルブリフト量の変化によって吸入空気量が調節されている場合には、通常、スロットルバルブの開度が全開状態となっている。スロットルバルブの開度制御としては、例えばエンジン始動時にはスロットルバルブを全開にし、エンジン停止時にはスロットルバルブを全閉にする制御を行う。なお、後述するような可変動弁機構6の故障により吸気バルブ3のバルブリフト量の調節が困難となった場合には、スロットルバルブの開度制御により吸入空気量を制御している。
可変動弁機構6は、図3ないし図6に示したように、カムシャフト5に対して並列配置されたコントロールシャフト11と、このコントロールシャフト11の外周に嵌め合わされた中空円筒状のロッカシャフト25と、コントロールシャフト11に連動して直線変位(直線運動)が可能なスライダギヤ26と、このスライダギヤ26と噛み合う入力ギヤ(入力アーム)27および出力ギヤ(揺動カム)28とを備えている。
なお、本実施例のエンジンでは、各気筒にそれぞれ一対の吸気バルブ3およびロッカアーム4が設けられており、一対の吸気バルブ3が、1つのカム24によって開閉駆動される。
また、可変動弁機構6には、エンジンの各気筒毎に設けられた1つのカム24に対応して、1つの入力ギヤ27が設置されている。この入力ギヤ27の両側には、エンジンの各気筒毎に設けられた一対の吸気バルブ3のそれぞれに対応して、2つの出力ギヤ28が設置されている。すなわち、本実施例では、複数の可変動弁機構6を備えている。
コントロールシャフト11は、可変動弁機構側に対して逆側にコネクタ31を介してアクチュエータ9のボールネジシャフト(図示せず)に結合されている。また、コントロールシャフト11は、複数の可変動弁機構6毎の各ロッカシャフト25を軸線方向に貫通している。
そして、コントロールシャフト11には、このコントロールシャフト11とスライダギヤ26とを連結するためのコネクトピン32が半径方向に挿入されている。このコネクトピン32は、コントロールシャフト11の外周面から突出した状態となっている。また、コントロールシャフト11は、その軸線方向のコネクタ側(アクチュエータ側)に、ベアリング軸受け12を嵌合するベアリング嵌合部33を有している。なお、ベアリング嵌合部33は、ベアリング軸受け12に対する相対的な回転変位(揺動)は許容されているが、ベアリング軸受け12に対する軸線方向への相対的な移動は成されないように構成されている。
複数のロッカシャフト25は、カムシャフト5に対して並列配置されている。このロッカシャフト25は、軸線方向に移動したり、回転したりしないようにシリンダヘッド1(またはカムキャリア)に固定されている。ロッカシャフト25の内部には、その軸線方向に摺動可能なようにコントロールシャフト11が挿入されている。各ロッカシャフト25の外周には、コントロールシャフト11の軸芯を中心として揺動可能(回転可能)で、且つその軸線方向には移動しないように1つの入力ギヤ27および2つの出力ギヤ28が嵌合している。
また、ロッカシャフト25におけるコネクトピン32に対応する位置には、コネクトピン32が貫通する長穴34が形成されている。
1つの入力ギヤ27は、ロッカシャフト25の外周面から離れる方向に突出するアーム部36と、このアーム部36の先端に回転可能に接続されたローラ部37とを有している。入力ギヤ27は、ローラ部37がカム24に当接可能な位置に設けられている。
2つの出力ギヤ28は、ロッカシャフト25の外周面から離れる方向に突出する略三角形状のノーズ部39をそれぞれ有している。ノーズ部39の一辺(図5および図6中の図示下方側の辺)には、凹状に湾曲したカム面40が形成されている。このカム面40には、吸気バルブ3のバルブスプリング21の付勢力によって、ロッカアーム4に回転自在に取り付けられたローラ29が押し付けられている。
本実施例の可変動弁機構6は、ロッカシャフト25の軸芯周りにおいて、1つの入力ギヤ27と2つの出力ギヤ28との相対位相差(α)を変更する機構を備えており、この機構によって、吸気バルブ3のバルブリフト量を適宜変更する。つまり、両者の相対移動差を拡大すれば、1つの入力ギヤ27および2つの出力ギヤ28の揺動角に対するロッカアーム4の揺動角が拡大され、吸気バルブ3のバルブリフト量が増大される。また、両者の相対移動差を縮小すれば、1つの入力ギヤ27および2つの出力ギヤ28の揺動角に対するロッカアーム4の揺動角が縮小され、吸気バルブ3のバルブリフト量が低減される。
続いて、上記の相対位相差(α)を変更する機構について、より詳細な説明を行う。ロッカシャフト25の外周面と1つの入力ギヤ27および2つの出力ギヤ28との間に規定された空間には、ロッカシャフト25に対して、回転可能で、且つ軸線方向に摺動可能に支持されたスライダギヤ26が収容されている。
スライダギヤ26は、円筒状に形成されている。このスライダギヤ26の軸線方向の中央外周には、右ねじ螺旋状に形成された入力用ヘリカルスプライン(入力用ヘリカルギヤ)41が設けられている。
また、スライダギヤ26における入力用ヘリカルスプライン41の両側には、左ねじ螺旋状に形成された出力用ヘリカルスプライン(出力用ヘリカルギヤ)42がそれぞれ設けられている。
一方、スライダギヤ26を収容する空間を規定する1つの入力ギヤ27および2つの出力ギヤ28の表面(内周面)には、入力用ヘリカルスプライン41および出力用ヘリカルスプライン42に対応したヘリカルスプライン43、44がそれぞれ形成されている。つまり、入力ギヤ27には、右ねじ螺旋状のヘリカルスプライン43が形成されており、そのヘリカルスプライン43が入力用ヘリカルスプライン41に噛み合っている。また、出力ギヤ28には、左ねじ螺旋状のヘリカルスプライン44が形成されており、それらのヘリカルスプライン44が出力用ヘリカルスプライン42にそれぞれ噛み合っている。
また、スライダギヤ26の内周面における上記のコネクトピン32に対応する位置には、コネクトピン32の先端が挿入される周方向溝45が形成されている。この周方向溝45内には、ブッシュ46が設けられている。このブッシュ46には、コネクトピン32の先端部分が挿入される挿入孔が形成されている。
アクチュエータ9は、電動モータの回転運動を回転直動運動変換機構により直線運動に変換して出力する回転直動式アクチュエータであって、コネクタ31を介してコントロールシャフト11にその軸線方向への直線変位(直線運動)を与える。
回転直動運動変換機構は、ボールネジシャフトを含んで構成されて、電動モータより入力された回転運動を直線運動に変換してコントロールシャフト11を直線運動させる機構である。
なお、本実施例では、コントロールシャフト11の移動方向について、コントロールシャフト11がアクチュエータ9から押し出される方向を正方向とし、コントロールシャフト11がアクチュエータ9へ引き込まれる方向を逆方向としている。
ここで、アクチュエータ9、特に電動モータは、ECUによって通電制御されるように構成されている。
そして、ECUには、制御処理や演算処理を行うCPU、制御プログラムや各種データを保存する記憶装置(RAMやROM等のメモリ)、入力回路、出力回路等の機能を含んで構成される周知の構造のマイクロコンピュータが設けられている。
ECUは、車速センサ、クランク角度センサ、アクセル開度センサ、エアフローメータ、冷却水温センサおよび回転角度センサ7等の各種センサからのセンサ信号が、A/D変換器によってA/D変換された後に、マイクロコンピュータに入力されるように構成されている。
また、ECUは、イグニッションスイッチがオン(IG・ON)されると、メモリ内に格納された制御プログラムに基づいて、アクチュエータ9の電動モータを通電制御すると共に、スロットル制御装置(スロットルバルブを駆動する電動モータ等)、点火装置(イグニッションコイル、スパークプラグ等)および燃料噴射装置(電動フューエルポンプ、インジェクタ等)を駆動するように構成されている。これにより、エンジンの運転中に、バルブリフト量、スロットル開度、吸入空気量、燃料噴射量等が各々制御指令値(制御目標値)となるように制御される。
なお、ECUは、イグニッションスイッチがオフ(IG・OFF)されると、制御プログラムに基づく上記の制御が強制的に終了するように構成されている。
ECUは、アクチュエータ9の電動モータの通電制御を通じてコントロールシャフト11を変位(直線運動)させることにより、バルブリフト量(バルブ作用角)の変更を行う。すなわち、実際のバルブリフト量(バルブ作用角)が目標のバルブリフト量(バルブ作用角)と異なるとき、実際のバルブリフト量(バルブ作用角)が目標のバルブリフト量(バルブ作用角)と一致するようにアクチュエータ9の電動モータを通電制御する。
具体的には、次のようにアクチュエータ9の制御を行う。
実際のバルブリフト量が目標のバルブリフト量よりも大きく、バルブ作用角を小さくする要求があるときには、コントロールシャフト11が正方向へ向けて変位するようにアクチュエータ9の電動モータを駆動する。
実際のバルブリフト量が目標のバルブリフト量よりも小さく、バルブ作用角を大きくする要求があるときには、コントロールシャフト11が逆方向へ向けて変位するようにアクチュエータ9の電動モータを駆動する。
ここで、本実施例の直線変位検出装置は、センサロータ15およびハウジング17を有する回転角度センサ7と、可変動弁機構6のコントロールシャフト11の直線変位を、回転角度センサ7のセンサロータ15の回転変位に変換する直線回転変位機構とを備えている。
回転角度センサ7は、センサロータ15の回転軸方向の一端部に固定された磁石(永久磁石:以下マグネットと呼ぶ)と、このマグネットより出た磁束を検出する非接触式の磁気検出素子を有するホールICと、マグネットより出た磁束をホールICに集中させるための分割型ヨーク(開放型ヨーク)とを備え、センサロータ15、つまりマグネットの回転角度に対するホールICの出力変化特性を利用してセンサレバー14およびセンサロータ15の回転角度を検出する。
ここで、ECUは、回転角度センサ7の検出値(センサ出力電圧)と目標のバルブリフト量に相当する目標値とを比較して、所定時間が経過しても、回転角度センサ7の検出値が目標値に到達しない時に可変動弁機構6が故障していると判断してメモリに記憶する。すなわち、本実施例の直線変位検出装置、特に回転角度センサ7は、可変動弁機構6の故障診断判定(OBD)用の直線変位センサ(ストロークセンサ)を構成している。
なお、OBDとは、車載診断装置による故障診断機能(オンボード・ダイアグノーシス)のことである。
本実施例における可変動弁機構6の故障とは、アクチュエータ9の構成部品(電動モータ、ベアリング等)の損傷、破損により、バルブリフト量の可変動作(コントロールシャフト11をその軸線方向に駆動すること)が円滑に実施できない場合や、バルブリフト量の可変動作が不能になる場合のことを言うものとする。
センサロータ15は、マグネットを伴って、ホールICおよびヨーク(磁性体)に対して相対回転するマグネットロータを構成する。このセンサロータ15は、その図示下端部が、ハウジング17の図示下端面から図示下方に突出した状態で、ハウジング17の内部に回転自在に軸支されている。また、ハウジング17は、ヘッドカバー2のセンサ嵌合部22に嵌合保持されており、内部にホールICおよび分割型ヨークを収容している。
マグネットは、センサレバー14およびセンサロータ15の回転に伴って回転するように、センサロータ15の回転軸方向の一端部(マグネット装着部)に保持固定されている。このマグネットは、センサロータ15の回転軸(回転中心軸線)に対して垂直な半径方向に着磁されている。
ホールICは、分割型ヨークの対向部間に形成される磁束検出ギャップに配置されている。このホールICは、磁束検出ギャップを通過する磁束密度(ホールICを鎖交する磁束密度)に応じた出力が変化する非接触式の磁気検出素子を構成するホール素子と、このホール素子の出力を増幅する増幅回路とを一体化したIC(集積回路)であって、磁束検出ギャップを通過する磁束密度に対応した電圧信号を出力する。これにより、ホールICからは、ECUに向けてセンサ出力電圧が出力される。
直線回転変位機構は、コントロールシャフト11のベアリング嵌合部33の外周に嵌め合わされて、コントロールシャフト11の揺動を逃がすベアリング軸受け12と、コントロールシャフト11の直線変位(直線運動)をセンサレバー14に伝達するセンサロッド13と、センサロータ15に固定されたセンサレバー14とによって構成されている。
ベアリング軸受け12は、コントロールシャフト11のベアリング嵌合部33の外周とセンサロッド13のベアリング保持部51の内周との間に配置されて、ベアリング嵌合部33の外周を周方向に取り囲むように配設されている。このベアリング軸受け12は、センサロッド13の軸線方向の一端部(ベアリング保持部51)に保持固定されている。そして、ベアリング軸受け12は、ベアリング保持部51の内周に圧入固定されている。なお、ベアリング軸受け12の代わりに、滑り軸受けやボールベアリング等の軸受け部材を用いても良い。
センサロッド13は、コントロールシャフト11とセンサレバー14との間に配置されて、その軸線方向の一端部(ベアリング側端部)に円環状のベアリング保持部51を有している。このベアリング保持部51は、ベアリング軸受け12の外周を周方向に取り囲むように配設されている。また、センサロッド13は、ベアリング保持部51からセンサレバー側に向かって真っ直ぐに(または途中で屈曲しながら)延びている。そして、ベアリング軸受け12の内周面とコントロールシャフト11のベアリング嵌合部33の外周面との間には、コントロールシャフト11をベアリング軸受け12の内部で円滑に回転させるための、すなわち、ベアリング軸受け12に対するベアリング嵌合部33の相対回転を許容するための隙間(摺動クリアランス)が形成されている。
また、センサロッド13は、その軸線方向の他端部(センサレバー側端部、センサロッド13の先端)に、センサレバー14との当接部を有している。このセンサロッド13の当接部は、センサロッド13の先端に一体的に形成されて、センサレバー14に接触する球形状の嵌合頭部52である。この嵌合頭部52は、センサロッド13のロッド本体53よりも外径の大きい最大外径部を有している。また、嵌合頭部52の表面には、センサレバー14の当たり面に当接する当接面が形成されている。
そして、センサロッド13は、ベアリング軸受け12と共に、コントロールシャフト11の直線変位(直線運動)をセンサレバー14に伝達する直線変位伝達機構を構成する。
センサレバー14は、ハウジング17より外部(図示下方側)に突出したセンサロータ15の先端部に固定された平板状のレバー本体54を有し、センサロータ15の軸芯を中心にしてセンサロータ15と共に回転する。このセンサレバー14は、センサロータ15の軸芯を中心にして回転方向に動くため、コントロールシャフト11の直線変位(直線運動)をセンサロータ15の回転変位(回転運動)に変換する。
そして、センサレバー14のレバー本体54の一端部には、センサロッド13の当接部(嵌合頭部52)との接触部が設けられている。センサレバー14の接触部は、センサレバー14に一体的に形成されて、内部にセンサロッド13の当接部を含む他端側(先端側)が挿入される円筒部(係合部)55である。この円筒部55は、センサレバー14のレバー本体54の板長さ方向(または板幅方向)に対して垂直な板厚方向の図示下方側に突出するように真っ直ぐに延びている。また、円筒部55の図示下端には、センサロッド13の当接部(嵌合頭部52)を挿入可能な開口部(ロッド挿入口)56が形成されている。そして、円筒部55の内壁面は、センサロッド13の嵌合頭部52の当接面が当接する当たり面とされている。
また、センサレバー14のレバー本体54の他端部には、センサロータ15の外周に嵌合保持されるロータ嵌合部57が設けられている。このロータ嵌合部57には、センサロータ15が貫通する嵌合孔59が設けられている。
[実施例1の作用]
次に、本実施例の内燃機関の動弁装置の作用を図1ないし図6に基づいて簡単に説明する。
カムシャフト5のカム24に可変動弁機構6の入力ギヤ27のローラ部37が乗り上げると、1つの入力ギヤ27および2つの出力ギヤ28が、一体となってコントロールシャフト11の軸芯を中心にして揺動する。このため、カムシャフト5が回転すると、カム24に当接された入力ギヤ27が先ずコントロールシャフト11の軸芯を中心にして揺動し、この入力ギヤ27の動きに連動して2つの出力ギヤ28もコントロールシャフト11の軸芯を中心にして揺動する。これらの出力ギヤ28の動きが、ロッカアーム4を介して吸気バルブ3に伝わる。これによって、吸気バルブ3が開閉駆動される。
なお、1つの入力ギヤ27および2つの出力ギヤ28が揺動する際には、これらの入力用ヘリカルスプライン41および出力用ヘリカルスプライン42にスライダギヤ26がスプライン結合しており、コントロールシャフト11がコネクトピン32を介してスライダギヤ26に連結されている。このため、カムシャフト5が回転すると、コントロールシャフト11もその軸芯を中心にして揺動する。
ここで、コントロールシャフト11がその軸線方向に移動すると、スライダギヤ26がコネクトピン32により押されるため、入力用ヘリカルスプライン41および出力用ヘリカルスプライン42が同時にコントロールシャフト11の軸線方向に移動する。このような入力用ヘリカルスプライン41および出力用ヘリカルスプライン42の移動に対して、これらにスプライン係合された1つの入力ギヤ27および2つの出力ギヤ28は、コントロールシャフト11の軸線方向に移動しないため、ヘリカルスプライン41〜44の噛み合いを通じてコントロールシャフト11の軸芯周りに回転する。このとき、入力ギヤ27と出力ギヤ28とでは、形成されたヘリカルスプラインの向きが逆であるため、回転方向が互いに逆方向となる。これにより、1つの入力ギヤ27と2つの出力ギヤ28との相対位相差が変化し、吸気バルブ3のバルブリフト量が変更される。
[実施例1の検出方法]
次に、本実施例の直線変位検出装置の検出方法を図1ないし図7に基づいて簡単に説明する。ここで、図7(a)〜図7(c)はコントロールシャフトの動き(直線運動、直動)とセンサレバーの動き(回転運動)との関係を示した図である。
コントロールシャフト11がその軸線方向に移動すると、ベアリング軸受け12およびセンサロッド13も、コントロールシャフト11の軸線方向に移動する。そして、センサロッド13の嵌合頭部52とセンサレバー14の円筒部55とが係合し、センサロッド13の嵌合頭部52の当接面とセンサレバー14の円筒部55の当たり面とが当接している。また、センサレバー14のロータ嵌合部57が回転角度センサ7のセンサロータ15に嵌合保持されている。これにより、コントロールシャフト11の直線変位が、センサレバー14の回転変位に変換されて、回転角度センサ7にてセンサレバー14およびセンサロータ15の回転角度が検出される。
そして、ECUは、図10(a)のグラフに示したように、回転角度センサ7より出力されるセンサ出力電圧(リニア出力電圧:0.4V/mm、センサ出力電圧=f(θ)+2.5V)に基づいて、コントロールシャフト11の直線変位量(ストローク量)を算出し、このストローク量に基づいてバルブリフト量(検出値)を算出する。
[実施例1の効果]
以上のように、本実施例の直線変位検出装置においては、内燃機関(直列4気筒エンジン)の可変動弁機構6のコントロールシャフト11のベアリング嵌合部33の外周とセンサロッド13のベアリング保持部51の内周との間に、コントロールシャフト11の揺動(回転力)を逃がすベアリング軸受け12を設置している。これにより、カムシャフト5の回転に伴ってコントロールシャフト11の軸芯を中心にしてコントロールシャフト11が揺動した場合であっても、センサロッド13のベアリング保持部51の内周に圧入固定されたベアリング軸受け12によってコントロールシャフト11の揺動を逃がすことが可能となる。
これによって、コントロールシャフト11の揺動がセンサロッド13に伝わり難くなるので、センサロッド13からセンサレバー14にコントロールシャフト11の直線変位が伝達される際に、センサレバー14の捩じりが無くなるので、コントロールシャフト11の直線変位測定誤差を低減することができる。また、コントロールシャフト11の揺動がセンサロッド13およびセンサレバー14に伝わり難くなるので、コントロールシャフト11の揺動がセンサレバー14への負荷とならない。これにより、繰り返し応力に対するセンサレバー14の捩じれ強度の確保が不要となる。
また、本実施例の直線変位検出装置においては、可変動弁機構6のコントロールシャフト11の直線変位を、回転角度センサ7のセンサロータ15の回転変位に変換する直線回転変位変換機構を、センサロッド13とセンサレバー14とに分割している。これにより、コントロールシャフト11の直線変位をセンサレバー14およびセンサロータ15の回転変位に変換する際に生じる歪みを吸収することが可能となる。これによって、従来の技術に示されたシャフト101とセンサレバー104との連結構造である、センサレバー104の回転半径(R)を変えて歪みを吸収する長穴構造を用いる必要がないので、コントロールシャフト11の直線変位検出精度を向上することができる。
[実施例1の特徴]
ここで、本実施例の直線変位検出装置においては、可変動弁機構6のコントロールシャフト11の直線変位(直線運動、直動)を、センサレバー14およびセンサロータ15の回転変位(回転運動)に変換する際に、センサロッド13の先端に一体的に形成された球形状の嵌合頭部(当接部)52と、センサレバー14のレバー本体54の一端部に一体的に形成された円筒部(接触部)55との当接部分(接触部分)の位置が変化するため、以下の3つの問題点がある。
第1の問題点は、コントロールシャフト11と直線回転変位変換機構(センサロッド13、センサレバー14)との組み合わせにより、コントロールシャフト11の直線変位検出精度が異なるという点である。
また、コントロールシャフト11の直線変位、つまり回転角度センサ7のセンサレバー14およびセンサロータ15の回転変位を測定(検出)する際に、コントロールシャフト11およびセンサロッド13の直線変位(ストローク)方向に平行な、センサレバー14の円筒部(接触部)55の回転軌跡の接線とセンサレバー14の接触部の回転軌跡との交点、測定開始点および測定終了点をどのように設定するかによっても、コントロールシャフト11の直線変位検出精度が異なる。
ここで、前提条件として、回転角度センサ7のリニア出力電圧(理論値)は、傾きが例えば0.4V/mm、Lo端の電圧値が例えば1.1Vで、Hi端の電圧値が例えば3.9Vとなっている。
そして、回転角度センサ7のセンサ特性として、回転角度センサ7のセンサ出力電圧(机上)は、センサレバー14の回転角度に対する回転角度センサ7の出力変化特性がリニア(直線的)な関係となっている。そして、Lo端=1.1V、Hi端=3.9Vにて出力書き込みする。
また、コントロールシャフト11およびセンサロッド13の直線変位と、回転角度センサ7のセンサレバー14およびセンサロータ15の回転変位との変換は、センサレバー角度(θ)=Sin-1{(シャフト位置−接線位置)/最大直線変位量}である。なお、最大直線変位量(最大ストローク量:Z)は、例えば7mmである。また、接線位置とは、コントロールシャフト11の直線変位方向に平行な、センサレバー14の接触部の回転軌跡の接線とセンサレバー14の接触部の回転軌跡との交点の位置である。
先ず、図8(b)に示したように、センサレバー14の接触部の測定開始点(Lo端)を、コントロールシャフト11の直線変位方向(移動方向)の軸線(U)に平行な、センサレバー14の接触部の回転軌跡(V)の接線(W)とセンサレバー14の接触部の回転軌跡(V)との交点(A)に設定し、その交点(A)であるセンサレバー14の接触部の測定開始点(Lo端)からセンサレバー14の接触部の回転軌跡(V)の接線方向にZ(例えば7mm)分だけプラス側に変位した位置を、センサレバー14の接触部の測定終了点(Hi端)とした場合には、センサレバー角度(θ)およびセンサ出力電圧(机上)が次のようになる。
センサレバー角度:θ=Sin-1{(L)/Z}
=Sin-1{(L)/7mm}
ここで、Lは、Lo端(A)に対するコントロールシャフト11の移動位置(シャフト位置)である。
センサ出力電圧=f(θ)+1.1V
また、図8(c)に示したように、センサレバー14の接触部の測定終了点(Hi端)を、コントロールシャフト11の直線変位方向(移動方向)の軸線(U)に平行な、センサレバー14の接触部の回転軌跡(V)の接線(W)とセンサレバー14の接触部の回転軌跡(V)との交点(B)に設定し、その交点(B)であるセンサレバー14の接触部の測定終了点(Hi端)からセンサレバー14の接触部の回転軌跡(V)の接線方向にZ(例えば7mm)分だけマイナス側に変位した位置を、センサレバー14の接触部の測定開始点(Lo端)とした場合には、センサレバー角度(θ)およびセンサ出力電圧(机上)が次のようになる。
センサレバー角度:θ=Sin-1{(L)/Z}
=Sin-1{(L)/7mm}
ここで、Lは、Hi端(B)またはLo端に対するコントロールシャフト11の移動位置(シャフト位置)である。
センサ出力電圧=3.9V−f(θ)
以上のように、センサレバー14の接触部の測定開始点(Lo端)をA点、あるいはセンサレバー14の接触部の測定終了点(Hi端)を交点(B)とした場合には、図9(a)および図9(b)のグラフに示したように、リニア出力電圧(理論値)とセンサ出力電圧(机上)とが中間点付近で一致せず、中央値に対して±0.5mm程度センサレバー14の半径方向にズレる。
ここで、図9(a)のグラフでは、センサレバー14の接触部の回転半径(R)を、9.5mm(中央値に対する、センサレバー14の半径方向の位置ズレ:+0.5mm)、10.0mm(中央値)、10.5mm(中央値に対する、センサレバー14の半径方向の位置ズレ:−0.5mm)のように変えて、ストローク量に対する直線変位検出誤差(FS)の変化を調査している。
なお、例えばセンサレバー14の接触部の回転半径(R)を10.0mmとした場合、コントロールシャフト11の軸線方向に対して垂直な垂線に対する、センサロッド13の嵌合頭部(当接部)52の傾き角度(ロッド傾き)が大きく、且つセンサレバー14の接触部の回転軌跡(V)の接線(W)に対して、センサレバー14の接触部の測定終了点(Hi端)またはセンサレバー14の接触部の測定開始点(Lo端)において、横ズレ量(X=2.86mm)の横ズレが発生する。
これにより、センサレバー14の接触部の測定開始点(Lo端)をA点とした場合には、コントロールシャフト11の直線変位検出誤差(直線変位−回転変位変換誤差)が、−13.2%FS(0−7mm間:MAXθ=44°26′)となる。また、センサレバー14の接触部の測定終了点(Hi端)を交点(B)とした場合には、コントロールシャフト11の直線変位検出誤差(直線変位−回転変位変換誤差)が、+13.2%FS(0−7mm間:MAXθ=44°26′)となる。
次に、図8(a)に示したように、コントロールシャフト11の最大直線変位量(Z:例えば7mm)の中間点(例えば3.5mm)を、コントロールシャフト11の直線変位方向に平行な、センサレバー14の接触部の回転軌跡(V)の接線(W)とセンサレバー14の接触部の回転軌跡(V)との交点(C)に設定した場合には、センサレバー角度(θ)およびセンサ出力電圧(机上)が次のようになる。
なお、コントロールシャフト11の最大直線変位量(Z)の中間点からセンサレバー14の接触部の回転軌跡(V)の接線方向にZ/2(例えば3.5mm)分だけマイナス側に変位した位置を、センサレバー14の接触部の測定開始点(Lo端)とし、また、コントロールシャフト11の最大直線変位量(Z)の中間点からセンサレバー14の接触部の回転軌跡(V)の接線方向にZ/2(例えば3.5mm)分だけプラス側に変位した位置を、センサレバー14の接触部の測定終了点(Hi端)としている。
したがって、コントロールシャフト11の最大直線変位量(Z)の中間点は、回転角度センサ7におけるセンサレバー14の接触部の測定開始点(Lo端)から測定終了点(Hi端)までの真ん中に位置している。
センサレバー角度:θ=Sin-1{(L−(Z/2))/Z}
=Sin-1{(L−3.5mm)/7mm}
ここで、Lは、Hi端とLo端との中間点(C)に対するコントロールシャフト11の移動位置(シャフト位置)である。
センサ出力電圧=f(θ)+2.5V
以上のように、センサレバー14の接触部の測定開始点(Lo端)および測定終了点(Hi端)を、コントロールシャフト11の最大直線変位量(Z)(例えば7mm)の中間点(例えば3.5mm)より均等に両振りした場合には、図10(a)および図10(b)のグラフに示したように、リニア出力電圧(理論値)とセンサ出力電圧(机上)とが略一致する。ここで、図10(b)のグラフでは、センサレバー14の接触部の回転半径(R)を、9.5mm、10.0mm、10.5mmのように変えて、ストローク量に対する直線変位検出誤差(FS)の変化を調査している。センサレバー14の接触部の回転半径(R)を変えても、いずれも直線変位検出誤差が±1.3%FS内に納まる。
なお、例えばセンサレバー14の接触部の回転半径をR=10.0mmとした場合、センサレバー14の接触部の回転軌跡(V)の接線(W)に対して、センサレバー14の接触部の測定開始点(Lo端)およびセンサレバー14の接触部の測定終了点(Hi端)の位置の横ズレ量(X)を、0.63mmに抑えることができる。これにより、センサロッド13の嵌合頭部(当接部)52の傾きが小さくなり、且つセンサロッド13の嵌合頭部(当接部)52とセンサレバー14の円筒部(接触部)55との当接部分に生じる横ズレが小さくなる。
これにより、センサレバー14の接触部の測定開始点(Lo端)および測定終了点(Hi端)を、コントロールシャフト11の最大直線変位量(Z:例えば7mm)の中間点(例えば3.5mm)より均等に両振りした場合、つまり接線位置を中間点とした場合には、コントロールシャフト11の直線変位検出誤差(直線変位−回転変位変換誤差)が、±1.3%FS(0−7mm間:MAXθ=20°29′)となる。すなわち、直線−回転変換誤差は、中間点が最小となる。
したがって、本実施例の回転角度センサ7は、コントロールシャフト11の直線変位方向(移動方向)の軸線(U)に平行な、センサレバー14の接触部の回転軌跡(V)の接線(W)とセンサレバー14の接触部の回転軌跡(V)との交点(C)を、コントロールシャフト11の最大直線変位量(Z:例えば7mm)の中間点としている。
これによって、コントロールシャフト11の直線変位を、回転角度センサ7のセンサレバー14およびセンサロータ15の回転変位に変換する際に、センサロッド13の嵌合頭部(当接部)52の傾きが小さくなり、更に、センサロッド13の嵌合頭部(当接部)52とセンサレバー14の円筒部(接触部)55との当接部分に生じる横ズレが小さくなるので、コントロールシャフト11の直線変位検出精度を向上することができる。
次に、第2の問題点は、コントロールシャフト11の動き量に応じて、センサロッド13の嵌合頭部(当接部)52とセンサレバー14の円筒部(接触部)55との間にズレが発生するという点である。ここで、図7(a)ないし図7(c)および図11(a)に示したように、コントロールシャフト11の動き(最大直線変位量、最大ストローク量)が7mm、センサロッド13の軸線方向の高さが例えば40mmの場合、センサロッド13の嵌合頭部(当接部)52が、コントロールシャフト11の軸線方向に対して垂直な垂線より0°54′傾く(ロッド傾き)。つまり、コントロールシャフト11の動きとセンサレバー14の接触部の回転軌跡(V)との乖離が発生し、センサロッド13の嵌合頭部(当接部)52とセンサレバー14の円筒部(接触部)55との間に横ズレ量(X=0.630mm)の横ズレ、上下ズレ量(Y=0.005mm)の上下ズレが発生する。
また、第3の問題点は、センサロッド13の嵌合頭部(当接部)52とセンサレバー14の円筒部(接触部)55との間の摩耗による経時変化やロック等が懸念されるため、センサロッド13の嵌合頭部(当接部)52とセンサレバー14の円筒部(接触部)55との間の摩耗対策が必要となるという点である。
第2、第3の問題点に対する対策を図11(b)に示す。ここで、図11(b)はセンサロッドの当接部形状を示した図である。
センサロッド13の当接部は、センサロッド13の先端側に配設されて、ロッド本体53よりも外径の小さいシャフト部61、このシャフト部61の外周に回転自在に嵌め合わされた円筒ローラ62、この円筒ローラ62を円環状の段差63との間に回転可能に挟み込む円環状のカラー64、およびこのカラー64の抜け止めをするEリング65等によって構成されている。
円筒ローラ62は、センサレバー14の円筒部55との当接部を構成する部分で、軸線方向の両端部分よりも中央部分の外径が大きい太鼓腹形状に形成されている。つまり、円筒ローラ62の形状が太鼓腹形状に形成されているので、仮にセンサロッド13の当接部が傾いても、センサロッド13の円筒ローラ62の当接面が当接する、センサレバー14の円筒部55の当たり面の位置が変わらない形状(または構造)となる。
したがって、コントロールシャフト11の直線変位を、回転角度センサ7のセンサレバー14およびセンサロータ15の回転変位に変換する際にセンサロッド13の当接部が傾いても、センサロッド13の円筒ローラ62の当接面が当接する、センサレバー14の円筒部55の当たり面の位置が変わらず、センサロッド13の円筒ローラ62とセンサレバー14の円筒部55との当接部分に横ズレおよび上下ズレが発生しない。これにより、コントロールシャフト11の直線変位検出精度を確保することができる。また、円筒ローラ62が回転することで、センサロッド13の円筒ローラ62とセンサレバー14の円筒部55との当接部分の摩耗を抑えることができるので、センサロッド13の円筒ローラ62またはセンサレバー14の円筒部55の耐摩耗性を向上することができる。
[変形例]
本実施例では、本発明の直線変位検出装置を、内燃機関の可変動弁機構6のコントロールシャフト11の直線変位(直線運動)を、回転角度センサ7のセンサレバー14およびセンサロータ15の回転変位(回転運動)に変換して検出(測定)する直線変位検出装置に適用しているが、本発明の直線変位検出装置を、他のシャフトの直線変位(直線運動)を、回転角度センサのセンサレバーおよびセンサロータの回転変位(回転運動)に変換して検出(測定)する直線変位検出装置に適用しても良い。例えば自動車等の車両に搭載される車高センサ等に適用しても良い。
本実施例では、本発明の直線変位検出装置を、可変動弁機構6の故障診断判定(OBD)用の直線変位センサ(ストロークセンサ)として使用しているが、本発明の直線変位検出装置を、可変動弁機構6のバルブリフト量のフィードバック制御用の直線変位センサ(ストロークセンサ)として使用しても良い。
本実施例では、回転角度センサとして、マグネットより出た磁束を検出する非接触式の磁気検出素子を有するホールICを備えた回転角度センサ7を採用しているが、回転角度センサとして、抵抗摺動式の回転角度センサを採用しても良い。
本実施例では、本発明の直線変位検出装置を、複数の気筒を有する直列4気筒エンジンに搭載しているが、本発明の直線変位検出装置を、気筒が群配置された複数のバンクを有する内燃機関に搭載しても良い。このような内燃機関としては、V型エンジン、水平型エンジン、水平対向型エンジン等の多気筒エンジンがある。
また、内燃機関は、ガソリンエンジンであっても、ディーゼルエンジンであっても構わない。また、内燃機関の気筒数は、任意である。
また、可変動弁機構によって排気バルブのバルブリフト量を変化させても良い。この場合には、直線変位検出装置によってコントールシャフトの直線変位を検出することで、排気バルブのバルブリフト量を測定することができる。
直線変位検出装置を備えた直列4気筒エンジンの概略構成を示した説明図である(実施例1)。 直線変位検出装置を備えた直列4気筒エンジンの概略構成を示した説明図である(実施例1)。 直列4気筒エンジンの概略構成を示した説明図である(実施例1)。 直列4気筒エンジンの可変動弁機構を示した斜視図である(実施例1)。 (a)は直列4気筒エンジンの可変動弁機構を示した断面図で、(b)は直列4気筒エンジンの動弁装置を示した説明図である(実施例1)。 (a)は直列4気筒エンジンの可変動弁機構を示した断面図で、(b)は直列4気筒エンジンの動弁装置を示した説明図である(実施例1)。 (a)〜(c)はコントロールシャフトの動きとセンサレバーの動きとの関係を示した説明図である(実施例1)。 (a)はセンサレバーの測定開始点、中間点および測定終了点を示した説明図で、(b)、(c)はセンサレバーの測定開始点および測定終了点を示した説明図である(実施例1)。 (a)は回転角度センサの出力電圧とコントロールシャフトのストロークとの関係を示したグラフで、(b)は直線変位検出誤差とコントロールシャフトのストロークとの関係を示したグラフである(実施例1)。 (a)は回転角度センサの出力電圧とコントロールシャフトのストロークとの関係を示したグラフで、(b)は直線変位検出誤差とコントロールシャフトのストロークとの関係を示したグラフである(実施例1)。 (a)はコントロールシャフトの動きとセンサレバーの動きとの関係を示した説明図で、(b)はセンサロッドの当接部形状を示した断面図である(実施例1)。 直線変位検出装置を示した平面図である(従来の技術)。
符号の説明
1 シリンダヘッド
3 吸気バルブ(内燃機関の吸気バルブ)
5 カムシャフト
6 可変動弁機構(内燃機関の可変動弁機構)
7 回転角度センサ(回転変位センサ)
9 アクチュエータ(シャフト駆動装置)
11 コントロールシャフト
12 ベアリング軸受け(軸受け部材、ベアリング)
13 センサロッド
14 センサレバー
15 センサロータ
33 コントロールシャフトのベアリング嵌合部
51 センサロッドのベアリング保持部
52 センサロッドの嵌合頭部(当接部)
55 センサレバーの円筒部(接触部)
57 センサレバーのロータ嵌合部
62 センサロッドの円筒ローラ(当接部)

Claims (15)

  1. シャフトの直線変位を、回転変位センサのセンサロータの回転変位に変換して検出する直線変位検出装置において、
    (a)前記センサロータに固定されて、前記センサロータの軸芯を中心にして回転するセンサレバーと、
    (b)前記シャフトと前記センサレバーとの間に配置されて、前記シャフトの直線変位を前記センサレバーに伝達するセンサロッドと、
    (c)前記シャフトと前記センサロッドとの間に配置されて、前記シャフトの揺動を逃がす軸受け部材と
    を備えたことを特徴とする直線変位検出装置。
  2. 請求項1に記載の直線変位検出装置において、
    前記シャフトの直線変位を回転変位に変換する直線回転変位変換機構を備え、
    前記直線回転変位変換機構は、前記センサロッドと前記センサレバーとに分割されていることを特徴とする直線変位検出装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の直線変位検出装置において、
    前記シャフトをその軸線方向に直線移動させるアクチュエータを備え、
    前記シャフトは、そのアクチュエータ側に嵌合部を有し、
    前記軸受け部材は、前記嵌合部の外周に嵌め合わされていることを特徴とする直線変位検出装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1つに記載の直線変位検出装置において、
    前記軸受け部材は、環状のベアリングであって、
    前記センサロッドは、前記ベアリングを保持する環状の保持部を有していることを特徴とする直線変位検出装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のうちのいずれか1つに記載の直線変位検出装置において、
    前記センサロッドは、前記センサレバーとの当接部を有し、
    前記センサレバーは、前記センサロッドの当接部との接触部を有していることを特徴とする直線変位検出装置。
  6. シャフトの直線変位を、回転変位センサのセンサロータの回転変位に変換して検出する直線変位検出装置において、
    (a)前記センサロータに固定されて、前記センサロータの軸芯を中心にして回転するセンサレバーと、
    (b)前記シャフトと前記センサレバーとの間に配置されて、前記シャフトの直線変位を前記センサレバーに伝達するセンサロッドと、
    (c)前記シャフトと前記センサロッドとの間に配置されて、前記シャフトの揺動を逃がす軸受け部材と
    を備え、
    前記センサロッドは、前記センサレバーとの当接部を有し、
    前記センサレバーは、前記センサロッドの当接部との接触部を有していることを特徴とする直線変位検出装置。
  7. 請求項6に記載の直線変位検出装置において、
    前記シャフトの直線変位を回転変位に変換する直線回転変位変換機構を備え、
    前記直線回転変位変換機構は、前記センサロッドと前記センサレバーとに分割されていることを特徴とする直線変位検出装置。
  8. 請求項6または請求項7に記載の直線変位検出装置において、
    前記シャフトをその軸線方向に直線移動させるアクチュエータを備え、
    前記シャフトは、そのアクチュエータ側に嵌合部を有し、
    前記軸受け部材は、前記嵌合部の外周に嵌め合わされていることを特徴とする直線変位検出装置。
  9. 請求項6ないし請求項8のうちのいずれか1つに記載の直線変位検出装置において、
    前記軸受け部材は、環状のベアリングであって、
    前記センサロッドは、前記ベアリングを保持する環状の保持部を有していることを特徴とする直線変位検出装置。
  10. 請求項5または請求項6に記載の直線変位検出装置において、
    前記センサレバーの接触部は、前記センサレバーに一体的に形成されて、内部に前記センサロッドが挿入される筒部であって、
    前記筒部の内壁面が、前記センサロッドの当接部の当接面が当接する当たり面とされていることを特徴とする直線変位検出装置。
  11. 請求項5、請求項6または請求項10のうちのいずれか1つに記載の直線変位検出装置において、
    前記センサロッドの当接部は、前記センサロッドに一体的に形成された嵌合頭部であって、
    前記嵌合頭部は、球形状に形成されていることを特徴とする直線変位検出装置。
  12. 請求項5、請求項6または請求項10のうちのいずれか1つに記載の直線変位検出装置において、
    前記センサロッドの当接部は、前記センサロッドの外周に回転自在に嵌め合わされた円筒ローラであって、
    前記円筒ローラは、太鼓腹形状に形成されていることを特徴とする直線変位検出装置。
  13. 請求項1ないし請求項12のうちのいずれか1つに記載の直線変位検出装置において、 前記回転変位センサは、前記センサロータに固定された磁石、およびこの磁石より出た磁束を検出する非接触式の磁気検出素子を有し、前記磁石の回転角度に対する前記磁気検出素子の出力変化特性を利用して前記センサロータまたは前記センサレバーの回転角度を検出することを特徴とする直線変位検出装置。
  14. 請求項1ないし請求項13のうちのいずれか1つに記載の直線変位検出装置において、 前記センサレバーは、前記センサロッドとの接触部を有し、
    前記回転変位センサは、
    前記シャフトの直線変位方向に平行な、前記センサレバーの接触部の回転軌跡の接線と前記センサレバーの接触部の回転軌跡との交点を、前記シャフトの最大直線変位量の中間点としていることを特徴とする直線変位検出装置。
  15. 請求項14に記載の直線変位検出装置において、
    前記シャフトの最大直線変位量の中間点は、前記回転変位センサにおける測定の開始点から終了点までの真ん中に位置していることを特徴とする直線変位検出装置。
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