JP4420659B2 - 投影型エンコーダ - Google Patents

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本発明は、透過格子および受光素子が形成された半導体基板などの基板を用いた3枚格子の理論に基づく投影型エンコーダに関し、特に、A、B、Z相信号の信号レベルを高め、精度良く位置検出などを行うことのできる投影型エンコーダに関するものである。
本発明者等は3枚格子の理論に基づく投影型エンコーダを提案している(特許文献1)。この投影型エンコーダは、光源としてのLEDと、一定のピッチで透過格子および受光素子(ホトダイオード)が作り込まれている半導体基板からなる移動板と、一定のピッチで反射格子が形成されている反射格子板とを備えており、LEDと反射格子板の間に移動板が配置された構成となっている。
この構成の投影型エンコーダでは、移動板を測定対象物と一体化させて、LEDからの射出光の光軸に直交する方向に沿って、透過格子およびホトダイオードの配列方向に移動させる。LEDからの射出光は、まず、移動板の背面を照射し、当該移動板に形成されている透過格子を通過して反射格子板の表面を格子縞状に照射する。反射格子板にも一定のピッチで反射格子が形成されているので、当該反射格子板を照射した光のうちの各反射格子に照射した成分のみが反射される。反射格子像は再び移動板を照射し、一定のピッチおよび一定幅で形成されている縦縞状のホトダイオードによって受光される。
移動格子板に形成された縦縞状の透過格子とホトダイオードとが2枚の格子板として機能する。従って、反射格子を用いた3枚格子の理論に基づき、ホトダイオードの受光量は、反射格子板と移動格子板の相対移動に対応して正弦波状に変化する。よって、ホトダイオードの光電流に基づき相対移動速度に対応したパルス信号を得ることができ、当該パルス信号のパルスレートに基づき相対移動速度を演算できる。
一般に、90度位相の異なるA相信号およびB相信号が得られるように、ホトダイオードが配列される。また、原点位置を検出するためのZ相信号が得られるように、Z相用のホトダイオード、透過窓および反射格子も配列される。これらのA、B、Z相の信号に基づき、移動格子板の移動速度、移動方向、絶対位置が検出される。
特開2000−321097号公報
ここで、投影型エンコーダにおける検出信号の信号レベルを高め、S/N比を改善するために、A、B相信号の側の光学系では、投影方式により受光素子によって光が検出されるので、拡散光を用いることが望ましい。これに対して、Z相信号検出側の光学系では収差の少ない光線を用いることが望ましく、LEDおよびコンデンサーレンズからなる平行光源を用いた場合には、Z相信号の信号レベルが不足し、精度良く原点位置を検出できない。双方の光学系に適した指向性を備えた光源は、例えば、小型で高精度なレンズを用いて実現する必要があるが、そのようなレンズは製作が困難であり、製造価格も高い。よって、このような特性の光源を得ることが実用上困難である。
次に、ホトダイオードは一般に半導体基板の表面から一定のピッチとなるように作り込まれる。すなわち、ホトリソグラフィ技術を用いて、レジストや薄膜をマスクとして選択的にイオンを半導体基板表面に拡散させることにより製作される。ここで、ホトダイオードのピッチを小さくした場合などにおいては隣接するホトダイオード間にクロストークが発生し、出力信号のコントラストが低下するおそれがある。また、波長の長い光源を用いる場合にも同様な弊害が発生することがある。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、A、B、Zの各相信号の信号レベルを高め、精度良く位置検出などを行うことのできる3枚格子の理論に基づく投影型エンコーダを提案することにある。
本発明の投影型エンコーダは、
光源と、
所定ピッチで配列されたAB相用反射格子と、
所定ピッチで配列されたZ相用反射格子と、
前記AB相用反射格子および前記Z相用反射格子を備えたスケール板と、
所定ピッチで配列されたAB相用透過格子と、
Z相用透過窓と、
前記光源から射出され、前記AB相用透過格子を通り、前記AB相用反射格子で反射された光を受光する所定ピッチで配列されたAB相用受光素子と、
前記光源から射出され前記Z相用透過窓を通り前記Z相用反射格子で反射された光を受光する所定ピッチで配列されたZ相用受光素子と、
前記AB相用透過格子、前記Z相用透過窓、前記AB相用受光素子および前記Z相用受光素子を備えた半導体基板とを有し、
前記AB相用受光素子および前記Z相用受光素子のうち、少なくとも前記AB相用受光素子の間には、所定深さのトレンチ溝が形成されており、
前記半導体基板は、前記AB相用透過格子および前記Z相用透過窓を形成した部分が、前記半導体基板を裏面からエッチングすることにより形成した薄膜部分であり、前記トレンチ溝を形成した部分が前記薄膜部分よりも厚く形成されており、
前記AB相用透過格子および前記Z相用透過窓は、前記薄膜部分を表面からエッチングすることにより形成したAB相用貫通格子およびZ相用貫通窓であり、
前記トレンチ溝は、前記薄膜部分に前記AB相用貫通格子および前記Z相用貫通窓を形成するエッチング工程において同時に形成されたものであり、
前記トレンチ溝は、前記受光素子における配線部以外の部分の間に形成されていることを特徴としている。
半導体基板における隣接する受光素子の間にトレンチ溝を形成することにより、これらの間のクロストークを防止でき、これらのピッチが狭い場合などにおいてもコントラストの高い検出信号を得ることができる。この結果、各相の信号レベルを高めることができ、精度良く位置検出を行うことができる。また、トレンチ溝は、半導体基板の薄膜部分にAB相用貫通格子(AB相用透過格子)およびZ相用貫通窓(Z相用透過窓)を形成する際に、半導体基板の薄膜部分よりも厚い部分に同一のエッチング工程により形成することができるので、製造工程を増やすことなく、トレンチ溝を形成できる。
また、本発明は、前記トレンチ溝、前記受光素子における配線部以外の部分の間に形成されている。これにより、受光素子間の完全な絶縁はできないが、製造上、受光素子間の配線を単層にすることができ、多層配線の必要がなくなるという利点がある。
このとき、前記AB相用受光素子が一定の間隔をあけて二列配列され、これらAB相用受光素子の列の間に、これらの配列方向の中心部分に前記Z相用透過窓が形成され、前記Z相用透過窓と各AB相用受光素子の間に、それぞれAB相用透過格子が配列され、前記AB相用受光素子の配列方向における前記Z相用透過窓および前記AB相用透過格子の両側に、それぞれ、Z相用受光素子が配列されているレイアウトを採用することができる。
また、前記光源は点光源であり、当該点光源からの射出光を拡散光として前記AB相用透過格子に導くための拡散板を有している構成を採用することができる。点光源からの発散光をそのままZ相信号生成用の光学系に用い、点光源から拡散板を介して得られる拡散光をAB相信号生成用の投影方式の光学系に用いることにより、単一の点光源を用いて双方の光学系に適した光を生成できるので、各相の信号レベル、特にZ相の信号レベルを高めることができ、精度の高い検出を行うことが可能になる。
以上説明したように、本発明は、3枚格子の理論に基づき、反射格子と透過格子(貫通格子)を用いてこれらの相対移動に関する情報を検出可能な反射格子像を受光素子で受光させるようにした投影型エンコーダにおいて、半導体基板に作り込まれた受光素子の間にトレンチ溝を形成し、受光素子間のクロストークを防止しているので、コントラストの高い検出信号を得ることができる。よって、各相の信号を精度良く検出でき、精度の高い位置検出などが可能になる。また、トレンチ溝は、半導体基板の薄膜部分にAB相用貫通格子(AB相用透過格子)およびZ相用貫通窓(Z相用透過窓)を形成する際に、半導体基板の薄膜部分よりも厚い部分に同一のエッチング工程により形成することができるので、製造工程を増やすことなく、トレンチ溝を形成できる。更に、トレンチ溝を、前記受光素子における配線部以外の部分の間に形成したことにより、受光素子間の完全な絶縁はできないものの、製造上、受光素子間の配線を単層にすることができる。よって、多層配線の必要がなくなる。
以下に、図面を参照して、本発明を適用した3枚格子の理論に基づく投影型リニアエンコーダの実施例を説明する。
図1は本例の投影型リニアエンコーダを示す概略ブロック図であり、図2はその主要部分の概略構成図である。これらの図に示すように、投影型リニアエンコーダ1は、LED、ハロゲンランプなどの点光源2と、スケール板3と、これら点光源2およびスケール板3の間に配置した半導体基板4と、点光源2および半導体基板4の間に配置した拡散板5(図1においては省略してある。)と、制御回路部6を有している。半導体基板4は、所定ピッチで形成されたAB相用ホトダイオード7と、所定ピッチで形成されたZ相用ホトダイオード8と、所定ピッチで形成されたAB相用貫通格子9と、Z相用貫通窓10を備えている。また、スケール板3は、半導体基板4に対峙している面に、所定ピッチで形成されたAB相用反射格子11と、所定ピッチで形成されたZ相用反射格子12を備えている。本例では、半導体基板4が移動側とされ、スケール板3が固定側とされる。この逆であってもよい。
制御回路部6は、AB相用ホトダイオード7およびZ相用ホトダイオード8の検出信号に基づき、1/4λだけ位相のずれたA相信号およびB相信号、並びに移動側の半導体基板4の原点位置を示すZ相信号を形成する信号処理部13と、これらA相、B相信号およびZ相信号に基づき半導体基板4の移動速度、移動方向、移動位置等の移動情報を演算するための演算部14と、演算結果を表示する表示部15と、点光源2の駆動をフィードバック制御するランプ駆動部16とを備えている。
図3(a)は半導体基板4の平面図である。この図に示すように、半導体基板4は横長の長方形をしており、スケール板3に対峙している表面4aにおいて、上側部分には横方向に一定のピッチでAB相用ホトダイオード7が配列され、下側部分には横方向に一定のピッチでZ相用ホトダイオード8が配列されている。また、これらの間においては、上側に、AB相用貫通格子9が一定のピッチで横方向に配列され、下側に、Z相用貫通窓10が形成されている。
ここで、拡散板5は、点光源2から射出されてAB相用貫通格子9に到る発散光の光路上にのみ位置し、点光源2からZ相用貫通窓10に到る発散光の光路上には位置していない。したがって、点光源2から射出され半導体基板4のAB相用貫通格子9を照射する光は、拡散板5を通って拡散光となって当該AB相用貫通格子9を照射する。AB相用貫通格子9を透過した拡散光はスケール板3のAB相用反射格子11を照射し、AB相用反射格子11で反射された反射光像が半導体基板4のAB相用ホトダイオード7で受光される。AB相用ホトダイオード7から出力される検出信号が制御回路部6に供給される。
これに対して、図4に示すように、点光源2から射出され半導体基板4のZ相用貫通窓10を照射する光成分は、拡散板5を透過することなく、直接に当該Z相用貫通窓10を照射し、ここを通過した光成分がスケール板3のZ相用反射格子12を照射する。Z相用反射格子12で反射された反射光像が半導体基板4のZ相用ホトダイオード8で受光される。Z相用ホトダイオード8から出力される検出信号が制御回路部6に供給される。このように、発散光がZ相用貫通窓10を通って上下左右に広がってZ相用反射格子12を照射し、ここからの反射光像も同様に上下左右に広がってZ相用ホトダイオード8を照射する。
したがって、本例では、光の広がりに対応させて、Z相用反射格子12の大きさおよび配列ピッチに対して、Z相用ホトダイオード8の受光面の大きさおよび配列ピッチを大きくしてある。点光源2からZ相用反射格子12までの距離をa、Z相用反射格子12からZ相用ホトダイオード8までの距離をb、Z相用反射格子12の配列幅をc、Z相用ホトダイオード8の配列幅をdとすると、a:(a+b)=c:dとなるように、Z相用反射格子12とZ相用ホトダイオード8の大きさおよび配列ピッチを決めればよい。
このように、本例の投影型リニアエンコーダ1では、一般的に用いられているLEDと集光レンズの組み合わせなどからなる平行光源を用いる代わりに、点光源2を用いている。点光源2からの発散光を用いることにより、平行光の場合に比べて、Z相用ホトダイオード8の受光量を高めることができ、Z相信号の信号レベルを高めることができる。同時に、拡散板5を介してAB相側の光学系には拡散光を照射できるので、A相信号、B相信号も精度良く生成できる。
なお、図3(b)には半導体基板4の別の構成例を示してある。この図に示す半導体基板4Aも横長の長方形をしており、スケール板3に対峙している表面4aにおいて、上側部分に横方向に一定のピッチでAB相用ホトダイオード71が配列され、下側部分にも横方向に一定のピッチでAB相用ホトダイオード72が配列されている。また、これらの間においては、その中央部分の上下に、AB相用貫通格子91、92が一定のピッチで横方向に配列され、これらの間に、Z相用貫通窓10が形成されている。さらに、AB相用貫通格子91、92およびZ相用貫通窓10の両側には、Z相用ホトダイオード81、82が一定のピッチで横方向に配列されている。この構成によれば、AB各相の受光量を確保できるという利点がある。
(ホトダイオードの構造)
次に、AB相用ホトダイオード7、Z相用ホトダオード8を狭いピッチで半導体基板に作り込む場合や、波長の長い光源を用いる場合には、ホトダイオードの出力のコントラストが低下するという弊害が発生する。この弊害を回避するためには、ホトダイオード間にトレンチ溝を形成すればよい。
例えば、半導体基板4A(図3(b)参照)に形成したホトダイオードについて説明する。図5は半導体基板4Aの横断面をスケール板3と共に示す説明図である。この図に示すように、半導体基板4Aの中央部分にはその裏面4bの側からウエットエッチングを施すことにより薄膜部分41が形成され、この薄膜部分41にAB相用貫通格子91、92が形成され、これらの両側における表面4aの側にZ相用ホトダイオード81、82が一定のピッチで作り込まれている。隣接するZ相用ホトダイオード81の間、および隣接するZ相用ホトダイオード82の間には、それぞれ一定幅および深さのトレンチ溝83が形成されている。
図6(a)は、半導体基板4AのAB相用貫通格子91およびAB相用ホトダイオード71が形成されている表面部分を拡大して示す部分拡大平面図であり、図6(b)はA−A’で切断した部分の部分拡大断面図であり、図6(c)はB−B’線で切断した部分の部分拡大断面図であり、図6(d)はC−C’線で切断した部分の部分拡大断面図である。AB相用ホトダイオード71においてもその間にトレンチ溝73が形成されている。ここで、AB相用ホトダイオード71には、A相信号用のホトダイオードと、その反転信号を得るためのホトダイオードと、B相信号用のホトダイオードと、その反転信号を得るためのホトダイオードが含まれ、それぞれが、表面4aに絶縁膜20を介して積層されたアルミニウムなどの金属蒸着膜からなる電極配線21〜24によって接続されている。本例では、電極配線21〜24が形成されているホトダイオード71の隣接部分にはトレンチ溝73を形成せず、それ以外の部分にのみ形成してある。したがって、ホトダイオード71相互を完全に絶縁できないが、製造上、ホトダイオード間の電極配線を単層にでき、多層配線の必要性が無くなるという利点がある。
また、トレンチ溝は、半導体基板4Aに形成した薄膜部分41にAB相用貫通格子、Z相用貫通窓を形成する工程において、同時に形成することができる。例えば、ICP等のドライエッチングにより、これら貫通格子、貫通窓およびトレンチ溝を同時に製造することができる。この場合、貫通格子および貫通溝が形成される薄膜部分41に比べて、トレンチ溝が形成される部分の方が厚いので、トレンチ溝が半導体基板4Aを貫通することがない。よって、工程を増やすことなく、ホトダイオードのコントラストを高めることができる。
本発明を適用した3枚格子の理論に基づく投影型リニアエンコーダを示す概略ブロック図である。 図1の点光源、拡散板、半導体基板およびスケール板の配置関係を示す概略構成図である。 図1の半導体基板の構成を示す平面図、および異なる構成の半導体基板の平面図である。 図1の投影型リニアエンコーダにおけるZ相検出用の光学系を示す説明図である。 図3(b)の半導体基板の横断面をスケール板と共に示す説明図である。 (a)は半導体基板のAB相用貫通格子およびAB相用ホトダイオードが形成されている表面部分を拡大して示す部分拡大平面図であり、(b)はA−A’で切断した部分の部分拡大断面図であり、(c)はB−B’線で切断した部分の部分拡大断面図であり、(d)はC−C’線で切断した部分の部分拡大断面図である。
1 投影型リニアエンコーダ
2 点光源
3 スケール板
4、4A 半導体基板
5 拡散板
6 制御回路部
7、71、72 AB相用ホトダイオード
8、81、82 Z相用ホトダイオード
9、91、92 AB相用貫通格子
10 Z相用貫通窓
11 AB相用反射格子
12 Z相用反射格子
21〜24 電極配線
41 薄膜部分
73、83 トレンチ溝
13 信号処理部
14 演算部
15 表示部
16 ランプ駆動部

Claims (3)

  1. 光源と、
    所定ピッチで配列されたAB相用反射格子と、
    所定ピッチで配列されたZ相用反射格子と、
    前記AB相用反射格子および前記Z相用反射格子を備えたスケール板と、
    所定ピッチで配列されたAB相用透過格子と、
    Z相用透過窓と、
    前記光源から射出され、前記AB相用透過格子を通り、前記AB相用反射格子で反射された光を受光する所定ピッチで配列されたAB相用受光素子と、
    前記光源から射出され前記Z相用透過窓を通り前記Z相用反射格子で反射された光を受光する所定ピッチで配列されたZ相用受光素子と、
    前記AB相用透過格子、前記Z相用透過窓、前記AB相用受光素子および前記Z相用受光素子を備えた半導体基板とを有し、
    前記AB相用受光素子および前記Z相用受光素子のうち、少なくとも前記AB相用受光素子の間には、所定深さのトレンチ溝が形成されており、
    前記半導体基板は、前記AB相用透過格子および前記Z相用透過窓を形成した部分が、前記半導体基板を裏面からエッチングすることにより形成した薄膜部分であり、前記トレンチ溝を形成した部分が前記薄膜部分よりも厚く形成されており、
    前記AB相用透過格子および前記Z相用透過窓は、前記薄膜部分を表面からエッチングすることにより形成したAB相用貫通格子およびZ相用貫通窓であり、
    前記トレンチ溝は、前記薄膜部分に前記AB相用貫通格子および前記Z相用貫通窓を形成するエッチング工程において同時に形成されたものであり、
    前記トレンチ溝は、前記受光素子における配線部以外の部分の間に形成されている投影型エンコーダ。
  2. 請求項1において、
    前記AB相用受光素子が一定の間隔をあけて二列配列されており、
    これらAB相用受光素子の列の間に、これらの配列方向の中央部分に前記Z相用透過窓が形成されており、
    前記Z相用透過窓と各AB相用受光素子の間に、それぞれAB相用透過格子が配列されており、
    前記AB相用受光素子の配列方向における前記Z相用透過窓および前記AB相用透過格子の両側には、それぞれ、Z相用受光素子が配列されている投影型エンコーダ。
  3. 請求項1または2において、
    前記光源は点光源であり、
    当該点光源からの射出光を拡散光として前記AB相用透過格子に導くための拡散板を有している投影型エンコーダ。
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